JP2001501295A - 照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ２つの反対する面を有する実質的透明の材料から成り、その少なくとも１面が冷蔵庫内にあり、かつ冷蔵庫の内部に光伝送効果を生じるようにその面上にドットマトリックスが付与された端面照明パネル（３２；３３；３４）により照明が行われる、内部が照明されうる冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】 照明装置 本発明は照明装置、特に家庭用冷蔵庫に使用するかかる装置に関する。 従来の家庭用冷蔵庫は透明または半透明ハウジング内に収容されかつ冷蔵庫の 内側の１つの上に設置される単一照明源、通常は従来白熱電球、により内部が照 明される。この光源は冷蔵庫のドアの開放時に適宜電子機械スイッチ装置により 作動する。かかる光源は冷蔵庫内の設置位置または電球のワット数が小さいこと により弱い照明を提供しやすい。光源の数量を増すことにより改良された照明は 冷蔵庫の能力を下げ、かつそのコストを上げる。更に、冷蔵庫内のかかる光源の 数の増加は、また総合的熱エネルギの散逸を増大させる。この熱放散の増大は冷 蔵庫内の望ましくない温度上昇を生じ、冷蔵効果の増強によって補填されなけれ ばならない。より高いワット数のより強い単一光源が光源の数量増加に代えて使 用される場合に同様なことが発生する。更に、家庭用冷蔵庫の連続的照明は、例 えば冷蔵庫が内容物を観察できる透明ドアを有する場合、複数の光源またはより 強力な１つの光源から放散される熱量のために同様に望ましくない。 垂直に取り付けた看板に使用される端面照明ディスプレイ装置に関する従来技 術はＥＰ−Ａ−０５４９６７９号に代表される。ＥＰ−Ａ−０５４９６７９号は 端面照明される透明シートの２つの対向面にドットマトリックスを付与すること により端面照明装置の不均一照明の問題を志向する。作用として、そのドットは 透明シートから光を『伝送（pipe）』し、かつそのマトリックスはドット密度が 透明シートを横切って変化して照明を均一にするように調整される。 驚くべきことに、今、家庭用冷蔵庫の内部照明は光伝送効果を生じるようにド ットマトリックスを設置する透明または半透明材料の端面照明（edge-lit）パネ ルの使用によって大きく改良できることが発見された。端面照明パネルによる照 明は冷蔵庫全体に更に均一に分布する。その結果、冷蔵庫は冷蔵庫照明に使用さ れた従来の複数光源と比較して小ワット数の１つの光源により照明できる。従っ て、本発明の他の利点は、熱放散量を大きく増大させることなく連続的照明を可 能にする能力にある。 従って、本発明の第１特徴において、少なくとも１面が冷蔵庫の内部にありか つ冷蔵庫の内部に光伝送効果を生じるようにその面上にドットマトリックスが付 与された表裏２面を有する実質的透明の材料から成る端面照明パネルによって照 明が提供される内部を照明できる冷蔵庫が提供される。 １以上の端面照明パネルが使用されてよい。 前記端面照明パネルは背面および屋根を含む冷蔵庫の側パネルであってよいが 、前記端面照明パネルはドットマトリックスが１つの面、もしくは好適には２つ の対向面へ設置された棚として存在することが好適である。 好適には、端面照明パネルはImperial Chemical Industries plcから入手でき るPerspexの商品名で市販されているようなアクリルシートから形成される。か かるシートは、シートの透光性を改善するために、好適にはCiba Specialty Che micals（UK）Limitedから入手できるOvitex OBの商品名で市販されているような 光沢剤を含む。 代表的には、端面照明パネルの厚みは１５ｍｍ未満であり、かつ 好適には６ｍｍから８ｍｍの範囲である。 好適には、透明または半透明の保護層がドットマトリックスを担持する端面照 明パネルの表面へ付与されている。この透明または半透明保護層はドットマトリ ックスを担持する面へ直接設置されることが特に好ましい。 好適には、光拡散体がドットマトリックスを担持する面へ付与される。かかる 光拡散体は、また、後述するように保護層として作用することが特に好ましい。 代表的には、光拡散体は例えばアクリルシート等の端面照明パネルに使用される ような適宜材料によるシートから形成され、かつ好適にはこのシートは３ｍｍま での厚みを有する。 好適には、端面照明パネルは冷蔵庫の側パネルであり、反射層がドットマトリ ックスを担持する面の反対面へ設けられる。代表的には、かかる層は白または着 色アクリルシート等の適宜材料によるシートから形成され、かつそのシート厚は ３ｍｍ以下である。 前記端面照明パネルが側パネルとして位置する場合の特に好適形態において、 端面照明パネルは光拡散体および反射層の両方を含む光組立体の一部である。 本発明において、前記ドットマトリックスは従来技術に記載のごとく従来光拡 散効果を伴う作用をする。 前記端面照明パネルからの光の均一分布を可能にするために、ドットで覆われ る面の面積率は光源からの距離を増すと共に増大する。代表例として、ドット被 覆面の面積率は、光源に近接の０．０５から、光源から最も離れた距離で０．１ ５乃至０．５５、例えば０．１６の範囲である。この増大は単位面積当たりのド ットの数を増加することにより得られるが、ドットの直径を増大することにより 達成することが更に好ましく、従って、ドットマトリックスは光源 の近くで相対的に小さい直径のドットを有しかつ光源から離れるにつれて相対的 に大きい直径のドットを有する。典型的には、光源に近い１つのドットの直径は 約０．３ｍｍであり、かつ光源から最も離隔したドットの直径は０．７ｍｍであ る。隣接するドットの中心間の間隔が一定しているドットマトリックスが特に好 適である。 典型的には、ドットは白である。ただし、白以外のドットが所望の美的効果を 得るために使用できる。 本発明において単一光源が使用されてよい。ただし、特に、その距離は前記パ ネル内の光が透過する範囲である場合に、透過距離として後に説明するように、 ２つまたはそれ以上の光源が使用できる。好適には、透過距離が大きい場合、２ 以上の光源が端面照明パネルの対向端面に位置決めされる。代表例として、単一 光源は透過距離が４５０から６００ｍｍの範囲にある場合に使用できる。代表例 として、２つの対向する光源は透過距離が９００から１２００ｍｍの範囲にある 場合に使用される。 本発明を次の図面を参照して更に解説する。 図１は端面照明パネル上のドットマトリックスの一部を示す。 図２は端面照明パネルを含む照明組立体の部分図を示す。 図３は端面照明パネルの選択的位置を示す従来冷蔵庫を示す。 図４は端面照明パネルの他の選択的位置を示す従来冷蔵庫を示す。 図５は端面照明パネルに沿った光源の位置を示す。 図６は図５のＡ−Ａ断面に沿った斜視図を示す。 図７は端面照明パネルおよび光源の可能位置を示す従来冷蔵庫の断面を示す。 図８は従来照明装置を使用して照明された従来冷蔵庫の比較写真である。 図９は棚として位置決めされた端面照明パネルを使用して照明した従来冷蔵庫 の写真である。 図１０は背面パネルとして位置決めされた端面照明パネルを使用して照明した 従来冷蔵庫の写真である。 図１において、ドットマトリックス（１２）が１面上に印刷された端面照明パ ネル（１１）が示されている。 図２において、図１の端面照明パネルと同様でありかつ側パネルとしての使用 に適した端面照明パネル（２１）が、光拡散体（２２）および反射層（２３）か ら成る光組立体として示されている。 図３において、端面照明パネルの設置のために３つの可能位置を有する従来冷 蔵庫（３１）が示されている。この端面照明パネルは屋根パネル（３２）かつ／ または床パネル（３３）として位置決めされてよく、その位置において図２のも のに類似の光組立体が使用されることが好ましい。この端面照明パネルは、また 、棚パネル（３４）として位置決めされてよく、その位置において端面照明パネ ルは両面上に印刷されたドットマトリックスを有することが好ましい。 図４において、端面照明パネルの設置場所として２つの可能位置を有する従来 冷蔵庫（４１）が示されている。この端面照明パネルは背面パネル（４２）かつ ／または側パネル（４３）として位置決めできる。 図５において、端面に沿って位置決めされた光源（５２）のハウジングを有す る端面照明パネル（５１）が示されており、そのハウジングはケーブル（５３） を介して電源および制御機構（５４）へ電気的に接続されている。 図６において、断面Ａ−Ａに沿った図が示され、この図は光源（６１）が端面 照明パネル（６２）の端面に密接に当接していること を示す。 図７において、従来冷蔵庫（７１）は端面照明パネル（７２）および光源（７ ３）の可能位置を示すために切断されている。光源（７３）は冷蔵庫（７１）の 外面（７４）上に位置決めされてよく、かつその端面照明パネルは冷蔵庫の絶縁 フォーム（７５）を介して外面（７４）から冷蔵庫の内部へ侵入してよい。 図８において、従来冷蔵庫は従来白熱電球を使用して照明されている。理解さ れるように、照明効果はその電球の領域のすぐ近くのまわりに局所的であり、か つ冷蔵庫の内部の残部は比較的暗い。 図９において、従来冷蔵庫は棚として位置決めされた端面照明パネルを使用し て照明されている。照明源は図８の冷蔵庫に使用した白熱電球と同様の強度であ った。理解されるように、照明効果は冷蔵庫全体により一層均一に分布される。 図１０において、従来冷蔵庫は背面パネルとして位置決めされた端面照明パネ ルを使用して照明されている。照明源は図８の冷蔵庫に使用した白熱電球と同様 の強度であった。理解されるように、照明効果は図９で使用された端面照明パネ ルと比較しても、冷蔵庫全体により一層均一に分布されている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．２つの反対になる面を有する実質的透明の材料から成り、その少なくとも １面は冷蔵庫内にあり、かつ冷蔵庫の内部に光伝送効果を生じるようにその面上 にドットマトリックスが付与された端面照明パネルにより照明が行われる、内部 が照明される冷蔵庫。 ２．前記端面照明パネルは前記冷蔵庫の側パネルである、請求項１の冷蔵庫。 ３．前記端面照明パネルはドットマトリックスを担持する面へ付与された光拡 散体、および前記ドットマトリックスを担持する面と反対の面へ付与された反射 層を含む光組立体の一部である、請求項２の冷蔵庫。 ４．前記端面照明パネルは棚である、請求項１の冷蔵庫。 ５．前記端面照明パネルは反対面の両面へ付与されたドットマトリックスを有 する、請求項４の冷蔵庫。 ６．前記端面照明パネルはアクリルシートから形成されている、請求項１から ５のいずれか１の冷蔵庫。 ７．前記アクリルシートは光沢剤を含む、請求項６の冷蔵庫。 ８．前記ドットマトリックスを担持する端面照明パネル面上のドットにより被 覆される面の面積率はその光源からの距離が離れるにつれて増大する、請求項１ から７のいずれか１の冷蔵庫。 ９．前記ドットによる被覆面の面積率は光源の近くの０．０５から、０．１５ 乃至０．５５の範囲である、請求項８の冷蔵庫。 １０．前記ドットによる被覆面の面積率の増大はそのドットの直径の増加によ り得られる、請求項９の冷蔵庫。