JP2001501208A - ベンゾチオフェンの合成方法 - Google Patents

ベンゾチオフェンの合成方法

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JP2001501208A JP10515741A JP51574198A JP2001501208A JP 2001501208 A JP2001501208 A JP 2001501208A JP 10515741 A JP10515741 A JP 10515741A JP 51574198 A JP51574198 A JP 51574198A JP 2001501208 A JP2001501208 A JP 2001501208A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は陽イオン交換樹脂を用いるベンゾチオフェンの改良製造法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 ベンゾチオフェンの合成方法 本発明は薬化学の分野に関し、ジアルコキシアセトフェノンからベンゾチオフ ェンを製造する好都合な方法を提供する。該方法により所望の化合物が大規模に 高収率(収量)で得られる。 ジアルコキシベンゾチオフェン中間体を介するベンゾチオフェンの製造法は、 ポリリン酸(PPA)の存在下におけるα−(3−メトキシフェニルチオ)−4− メトキシアセトフェノンの分子内環化を開示した米国特許第4380635号に すでに記載された(この内容は本明細書の一部を構成する)。PPA中のアセト フェノン出発物質を約85℃で約1時間加熱することにより、2つの異性体、6 −メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェンと4−メトキシ −2−(4−メトキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェンの約3:1の混合物が得ら れる。しかしながら、この反応を製造規模で行なう場合には、ベンゾチオフェン 異性体が沈殿し、通常の製造装置では十分に攪拌することができない濃厚なペー ストが生じる。 溶媒を用いて、ペーストを生じる問題を軽減する試みがGuyら(Synthesis,22 2(1980))によって別の反応工程でなされた。しかしながら、この方法を本発明 の反応工程に応用ずると、溶媒の添加により出発アセトフェノンの不完全な環化 と6−メトキシ−3−(4−メトキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェンの不完全な 転位が生じ、反応時間が著しく増加する。 そのため、適切な収率と許容される反応時間でジアルコキシアセトフェノン誘 導体をベンゾチオフェンに変換する別の触媒を用いる改良法が必要である。 本発明は陽イオン交換樹脂を用いるベンゾチオフェンの製造方法を提供する。 本製造方法ではジアルコキシアセトフェノン誘導体の分子内環化によりベンゾチ オフェンが得られる。 本製造方法は、式II:[式中、R基は同じかまたは異なるC1−C6アルキルを表す] で示される化合物を陽イオン交換樹脂の存在下で環化することを含む、 式I: [式中、R基は前記と同意義] で示される化合物の製造方法を提供する。 ベンゾチオフェンはエストロゲンレセプターの選択的モジュレーター(SER M)であるラロキシフェンの合成に非常に重要な中間体である。本発明は、この 中間体の改良製造法を提供すると共に、式II: [式中、R基は同じかまたは異なるC1−C6アルキルを表す] で示される化合物を陽イオン交換樹脂の存在下で環化することを含む、式III: [式中、R1とR2は独立してC1−C6アルキルであるか、またはそれらと結合す る窒素と一緒になってピペリジニル、ピロリジニル、メチルピロリジニル、ジメ チルピロリジニルまたはヘキサメチレンイミノを形成する] で示される化合物またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物の改良製造 法も提供する。 さらに、本発明の方法により製造される化合物と出発物質の多くは米国特許第 4133814号と米国特許第4380635号に従って得られる(この内容は 本明細書の一部を構成する)。 本明細書では温度はすべて摂氏温度で示す。溶媒比を容量単位で示す以外は、 量、比、濃度や割合などはすべて特記しない限り重量単位で示す。 本明細書では用語「酸触媒」は、ルイス酸またはブレーンステッド酸を表す。 代表的なルイス酸は塩化亜鉛、ヨウ化亜鉛、塩化アルミニウム、および臭化アル ミニウムである。代表的なブレーンステッド酸には、硫酸やリン酸のような無機 酸、酢酸やトリフルオロ酢酸のようなカルボン酸、メタンスルホン酸、ベンゼン スルホン酸、1−ナフタレンスルホン酸、1−ブタンスルホン酸、エタンスルホ ン酸、4−エチルベンゼンスルホン酸、1−ヘキサンスルホン酸、1,5−ナフ タレンジスルホン酸、1−オクタンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフ ルオロメタンスルホン酸、ならびにp−トルエンスルホン酸といったスルホン酸 が含まれる。さらに、用語「酸触媒」には樹脂ベースの酸触媒とも呼ばれる陽イ オン交換樹脂が含まれる。この陽イオン交換樹脂は定義によれば不溶性の酸性樹 脂である。該陽イオン交換樹脂には限定されるものではないが、例えば、CMセフ ァデックス(カルボキシメチルセファデックス)、SPセファデックス(スルホプ ロピルセファデックス)などのようなデキストラン陽イオン交換体、例えばCMセ ファロース、Sセファロースなどのようなアガロース陽イオン交換体、例えばCM セルロース、セルロースホスフェート、スルホキシエチルセルロースなどのよう なセルロース陽イオン交換体、例えば、Amberlyst(登録商標)XN-1010、Amberl yst(登録商標)15、Amberlite(登録商標)、XE586(登録商標)などを含むス ルホン化ポリスチレン樹脂(典型的には樹脂の総スルホン酸基数が異なる)のよ うなポリスチレン陽イオン交換体、Nafion-H(登録商標)樹脂を含むスルホン化 ポリフルオロカーボン樹脂、オキシセルロース、例えばSP TrisacrilPlus M(登 録商標)やSP Trisacryl Plus LS(登録商標)のようなSP Trisacryl(登録商標 )樹脂、ポリ(N−トリス[ヒドロキシメチル]メチルメタクリルアミド樹脂など が含まれる。 用語「ハロ」はフルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨード基を表す。 用語「C1−C6アルキル」は炭素数1〜6の直鎖または分岐アルキル鎖を表す 。典型的なC1−C6アルキル基にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イ ソペンチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチルなどが含まれる。用語「C1− C4アルキル」は炭素数1〜4の直鎖または分岐アルキル鎖を表し、これにはメ チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、i −ブチル、およびt−ブチルが含まれる。 適切な活性エステル基は当該分野で知られている。保護基を形成し、除去する ための多くの方法は、例えば、 Protective Groups in Organic Chemistry,Ple num Press(London and New York,1973)、Green,T.W.,Protective Groupsin Org anic Synthesis,Wiley(New York,1981)、およびThe Peptides,Vol.I,Schroode r and Lubke,Academic Press(London and New York,1965)を含む多くの標準的 研究に記載されている。ヒドロキシ保護基、特にメチルの非位置選択的除去法は 当該分野で知られている。6位と4’位があらかじめメトキシで保護されている 式IIIの化合物を選択的に開裂させ、4’−メトキシ基を有する式IIIの 化合物を生成する。一般に、4’位のメトキシ基を開裂させる方法には、三臭化 ホウ素、三塩化ホウ素、または三ヨウ化ホウ素の群から選ばれる脱メチル化試薬 や、EtSHのような種々のチオール試薬およびAlCl3と6,4’−ジメト キシ基質を混合することが含まれる。窒素のような不活性ガス雰囲気下で、開裂 するメトキシ基1molあたり1molまたはそれ以上の試薬を用いて反応を行 なう。 脱保護反応に適した溶媒は、脱メチル化反応を通して不活性である溶媒または 溶媒混合物である。ジクロロメタンや1,2−ジクロロエタン、クロロホルムの ようなハロゲン化溶媒、またはベンゼンやトルエンのような芳香族溶媒が好まし い。本反応に用いる温度は脱メチル化反応を完結させるのに十分でなければなら ない。しかしながら、4’−メトキシ基の選択的開裂を最大にし、望ましくない 副産物、特に過剰な脱メチル化から生じる6,4’−ジヒドロキシ同族体生成物 の形成を避けるには温度を0℃以下に保つのが好都合である。好ましい反応条件 下では反応物を約1〜24時間攪拌すると選択的に脱アルキル化された生成物が 形成されよう。好ましい変法にはジクロロメタン中の6,4’−ジメトキシ基質 1molと約1.5molの三臭化ホウ素を窒素ガス雰囲気下、−20℃で1〜 4時間用いることが含まれる。 本発明の方法に用いる出発物質は、米国特許第4133814号と米国特許第 4380635号に記載のものを含む多くの経路により得ることができよう。本 発明によって得られる式Iの化合物の製造方法を下記反応式Iに示す。反応式I 全反応工程には最初の環化段階とそれに続く転位段階が含まれる。式Iの化合 物が所望の生成物である。第一段階の環化反応は種々の酸触媒を用いて生じ、一 般に、次の転位反応より約50〜100倍速い。本発明は酸触媒に陽イオン交換 樹脂を用いる。 環化反応速度は用いる反応混合物中の樹脂の濃度の増加に応じて増加するであ ろう。陽イオン交換樹脂にA15樹脂を用いる場合の触媒使用が反応物の収率に 及ぼす影響を試験した。反応体1gあたり触媒5〜33mLの範囲では収率やデ スメチルの形成レベルに影響はなかった。しかし、反応速度は触媒使用に正比例 環化段階には、あらゆる陽イオン交換樹脂または陽イオン交換樹脂の組み合わ せを用いることができよう。本発明を実施するにはポリスチレンベースの陽イオ ン交換樹脂が好ましい。ポリスチレンベースのスルホン酸触媒が特に好ましい。 陽イオン交換樹脂は、限定されるものではないが濾過を含むあらゆる方法で全 反応混合物から容易に分離され、回収されたあらゆる樹脂は再使用することがで きよう。濾過は、Whatman紙、100メッシュスクリーン、5−20ミクロンろ 紙カートリッジなどの使用を含むあらゆる方法で達成することができよう。 典型的には、共沸により水を除去しながら還流下で反応を行なう。水がスルホ ン酸樹脂の活性に及ぼす影響については、いくつかの反応系でA.R.Pitochelli( Ion Exchange Catalysis and Matrix Effects、Rohm and Haas,Inc.発行の小冊 子(1975))がすでに考察している(G.Zundel,Hydration and Intermolecular Interaction Infrared Investigations with PolyelectroyteMembranes,Acade mic Press,New York,1969、およびG.Zundelら,Physik.Chem.,59,225,1968も 参照)。 反応中に種々のデスメチル副産物が形成されよう。下記反応式IIに4つの異なる デスメチル副産物の構造を示す。 反応式II 異性体AおよびBは式Ia’の化合物から誘導されるが、異性体CおよびDは式 Iの化合物から誘導される。典型的な反応混合物中の異性体A:B:C:D比は およそ1:1:9:9であった。異性体の同一性は一般にHPLCで確認した。 異性体比と最終収率は動力学的に制御された環化反応により決定される。環化段 階でポリリン酸を用いると異性体比が75:25であったのに対し、環化段階で トルエン中の陽イオン交換樹脂を用いると好ましい異性体比88:12(I/I a’)が得られた。この工程ではさらにオルト異性体とパラ異性体の平衡はみら れなかった。 転位反応は熱力学的に制御された反応である。該反応の平衡定数は以下の通り である:K1は>100であり、K2は約7−9である。陽イオン交換樹脂と溶媒 系にトルエン/ヘプタンを用いて反応混合物中に式Iaの化合物が形成されると すぐに沈殿し、反応が完結する。望ましくない異性体である式Ib’の化合物転 位は所望の異性体である式Ibの化合物の転位より3〜5倍速かった。 本発明を実施するのに用いる溶媒混合物と補助溶媒を含む溶媒は反応生成物と 全収率を含む全反応に影響するであろう。典型的には溶媒には非常に弱い塩基を 選ぶ。さらに、溶媒は樹脂のスルホン酸のプロトンと溶媒和してはならない。本 発明を実施するのに好ましい溶媒は芳香族溶媒であるが、脂肪族および塩素化両 溶媒でも妥当な結果が得られる。溶媒の例にはトルエン、ヘプタン、キシレン、 クロロベンゼン、ジメトキシエタン、およびテトラクロロエチレンが含まれる。 本発明を実施するにはトルエンが好ましい。メタンスルホン酸を加えたトルエン が特に好ましい。エタンスルホン酸を添加すると次の転位反応が促進される。別 のMSA相を形成するにはトルエンにメチルスルホン酸を十分加えなければなら ない。 ヘプタンはベンゾチオフェン生成物の結晶に影響する、さらに好ましい溶媒で ある。この結晶により結晶の溶解性は劇的に減少し、反応は平衡化する。平衡化 する前にヘプタンを反応混合物に加えるのが最もよい。 本発明では、約50℃〜約110℃、好ましくは約75℃〜110℃、最も好 ましくは約80〜110℃の温度で結晶反応を行なう。環化反応による収率は反 応を還流温度で行なっても、70℃で行なっても同じである。しかしながら、反 応速度が10〜20倍速いことから還流温度がはるかに好ましい。より高温度で は反応時にデスメチル副産物のレベルが増加することがあるのでそのような温度 を用いるのは望ましくない。 陽イオン交換樹脂とトルエンの存在下で出発物質のアセトフェノンを少なくと も30分間、好ましくは約60〜180分間加熱する。本発明を実施するには、 アセトフェノンを約110℃で約3〜5時間環化する。この加熱期間の後、反応 物を約50〜90℃の温度に冷却し、陽イオン交換樹脂を濾過して除去する。反 応物を50℃以下に冷却すると、環化段階で生じる転位の量によりベンゾチオフ ェンのわずかな沈殿が生じるかもしれない。典型的には、環化反応時に1〜7% 転位が生じる。 典型的には、転位反応はメタンスルホン酸とトルエンの反応混合物の存在下で 生じる。この時点で所望によりさらにヘプタンを加えると反応物の収率を増加さ せることができよう。反応時にヘプタンを添加した後に温度を90〜106℃に 上げることは収率にとって逆効果となるので望ましくない。 反応を止めるため、転位反応の終了時に反応混合物に適切な溶媒または溶媒混 合物をさらに加えてもよい。適切な溶媒の例には、限定されるものではないが、 イソプロパノール(IPA)などが含まれよう。この溶媒の添加により生成物の 溶解性が低下し、その純度が改善される。 全工程は「ワンポット」合成で、バッチとして、半連続的に、そして連続的に 操作することができよう。当業者は、示した目的にどの反応を用いるかを含めて これら操作法の違いを認識するであろう。例えば、半連続または連続操作では出 発物質および溶媒を固体酸樹脂を充填したカラムに流す。過剰の溶媒および生成 物の回収と単離は蒸留により達成することができよう。さらに、本反応は、所望 により、反応工程時に水と共沸混合物を形成し、共沸蒸留により副産物の除去を 促す有機溶媒の存在下で行なわれる。使用できるそのような溶媒の例にはベンゼ ン、トルエン、キシレンなどのような芳香族炭化水素が含まれる。 ベンゾチオフェン生成物は、水を加え、層を分離し、所望により再度水性層を 有機溶媒で抽出し、有機層を混合し、次いで混合有機層を濃縮する標準的な抽出 のための後処理により単離することができよう。出発物質がメトキシ誘導体であ る場合は、濃縮溶媒中で所望の6−アルコキシ化合物を結晶するが、4−アルコ キシ異性体は溶液中に残っている。所望の6−アルコキシ化合物を濾過により回 収することができよう。 本発明の好ましい環化方法では出発物質はα−(3−メトキシフェニルチオ)− 4−メトキシアセトフェノンであり、環化後、後処理により6−メトキシ−2− (4−メトキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェンを得る。次いで、この物質を、 例えば6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2−アミノ エトキシ)ベンゾイル]ベンゾ[b]チオフェンのような式IIIの化合物に変換する ことができよう。6−アルコキシ−2−(4−アルコキシフェニル)ベンゾ[b]チ オフェンの、式IIIの化合物への変換は米国特許第4380635号の記載の反 応により達成することができよう。 式IIIの化合物は酸付加塩の形で投与されることが非常に多い。この塩は、本 発明に従って製造した化合物と適切な酸を反応させる通常の有機化学により好都 合に形成される。塩は適度の温度で高収率で速やかに形成され、合成の最終段階 として、適切な酸性洗浄物から化合物をただ単離するだけで製造されることが多 い。例えば、塩は無機酸または有機酸を用いて形成することができよう。 そのような塩を形成するのに用いる典型的な無機塩には、塩酸、臭化水素酸、 ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、次リン酸などが含まれる。脂肪族モノおよ びジカルボン酸、フェニル置換アルカン酸、ヒドロキシアルカン酸、およびヒド ロキシアルカン2酸、芳香族酸、脂肪族ならびに芳香族スルホン酸のような有機 酸から誘導される塩も用いてよい。すなわち、そのような医薬的に許容される塩 には、酢酸塩、フェニル酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、アクリル酸塩、アスコル ビン酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安 息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、o−アセトキシ安息香酸塩 、ナフタレン−2−安息香酸塩、ブロミド、イソブチル酸塩、フェニルブチル酸 塩、β−ヒドロキシブチル酸塩、ブチン−1,4−ジオエート、ヘキシン−1, 4−ジオエート、カプリン酸塩、カプリル酸塩、クロリド、桂皮酸塩、クエン酸 塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グリコール酸塩、ヘプタン酸塩、馬尿酸塩、乳酸塩、 リン ゴ酸塩、マレイン酸塩、ヒドロキシマレイン酸塩,、マンデル酸塩、メシレート 、ニコチン酸塩、イソニコチン酸塩、硝酸塩、蓚酸塩、フタル酸塩、テレフタル 酸塩、リン酸塩、リン酸1水素塩、リン酸2水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸 塩、プロピオール酸塩、プロピオン酸塩、フェニルプロピオン酸塩、サリチル酸 塩、セバケート、コハク酸塩、スベレート、硫酸塩、重硫酸塩、ピロ硫酸塩、亜 硫酸塩、スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−ブロモフェニルスルホン酸 塩、クロロベンゼンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、2−ヒドロキシエタン スルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレ ン−2−スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酒 石酸塩などが含まれる。好ましい塩は塩酸塩である。 以下の化合物群は本明細書に開示した全方法をさらに例示するために示す。 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2−ジメチルアミ ノエトキシ)−ベンゾイル]ベンゾ[b]チオフェン、 3−[4−(2−エトキシメチルアミノエトキシ)ベンゾイル]−6−ヒドロキシ− 2−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェン、 3−[4−(2−エトキシイソプロピルアミノエトキシ)ベンゾイル]−6−ヒドロ キシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェン、 3−[4−(2−ジブチルアミノエトキシ)ベンゾイル]−5−ヒドロキシ−2−( 4−ヒドロキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェン、 3−[4−(2−(1−メチルプロピル)メチルアミノエトキシ]−ベンゾイル]−6 −ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェン、 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−[2−ジ(2−メチ ルプロピル)アミノエトキシ]ベンゾイル]ベンゾ[b]チオフェン、 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2−ピロリジノエ トキシ)ベンゾイル]ベンゾ[b]チオフェン、 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2−ピペリジノエ トキシ)ベンゾイル]ベンゾ[b]チオフェン、 6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−[4−(2−モルホリノエ トキシ)ベンゾイル]ベンゾ[b]チオフェン、 3−[4−(2−ヘキサメチレンイミノエトキシ)ベンゾイル]−6−ヒドロキシ− 2−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェン。 以下の実施例でさらに本発明の実施について説明するが、これにより本発明の 範囲が何ら限定されるものではない。本発明の精神と範囲から離れることなく種 々の改変を行なってよいことを当業者は認識するであろう。本明細書に示したす べての刊行物と特許出願は本発明の属する分野の熟練者の水準を示す。実施例 すべての試験は乾燥窒素の陽圧下で行なった。すべての溶媒と試薬は得られる ものを用いた。パーセンテージは、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC) の溶媒を容量(v/v)単位で計算した他は、一般に、重量(w/w)単位で計 算した。プロトン核磁気共鳴(1H NMR)スペクトルと13C核磁気共鳴スペク トル(13C NMR)はBruker AC-300 FTNMR分光計(300.135MHz)ま たはGE QE−300分光計(300.15MHz)を用いて得た。シリカゲ ルフラッシュクロマトグラフィーは、Stillらの記載に従ってシリカゲル60( 230−400メッシュ、E.Merck)を用いて行なうことができよう(Stillら、J .Org.Chem.,43,2923(1978))。炭素、水素、および窒素の元素分析はControl Equ ipment Corporation 440 Elemental Analyzerを用いて行なった。硫黄の元素分 析はBrinkman Colorimetric Elemental Analyzerで行なった。融点は、Gallenka mp熱風浴融点装置またはMetller FP62自動機器を用い解放ガラスキャピラリー中 で測定した。フィールドディソープションマススペクトル(FDMS)はVarian Instruments VG 70-SEまたはVG ZAB-3F質量分析計を用いて得た。高解像度遊離 原子衝撃マススペクトル(FABMS)はVarian Instruments VG ZAB-2SE質量 分析計を用いて得た。 6−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾ[b]チオフェンの収率は高 性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用い、刊行物記載の合成経路により 製造した本化合物の確実な試料と比較することにより測定することができよう( 例えば、米国特許第4133814号参照)。実施例1 環化: 還流濃縮装置とDean Starkトラップを取り付けた1L三首丸底フラスコにα− (3−メトキシフェニルチオ)−4−メトキシアセトフェノン40g、乾燥Ambe rlyst(登録商標)15(A15)樹脂4g(Rohm & Haasから入手できる)、お よびToluol(Drum Stock)120mLを加えた。トラップにあらかじめトルエン を満たすか、または反応器に余分な溶媒を加えた。混合物を還流温度に加熱し、 水を共沸により除去しながら3〜5時間攪拌した。次に、この混合物を50〜7 0℃に冷却した。4.25cm Buchner漏斗で樹脂を濾しとり、トルエン20m Lで洗浄した。濾液の総重量を記録し、500mL転位フラスコに濾液を移すの に用いるすすぎ液として必要なトルエンの容量を計算した。(すすぎ液容量=( WT.−161.5)/0.866。)(注:このすすぎ液の容量は熱したトル エンの濾過時に起こる蒸発による損失に相当する)。 転位: 還流濃縮装置を取り付けた500mL丸底フラスコに濾液を移した。メタンス ルホン酸(MSA)14gを滴下漏斗で2〜5分間かけて加えた。混合物をトル エン3mLですすぎ、90℃で3〜5時間攪拌した。ヘプタン(Drum Stock)5 6mLを5〜20分間かけて加えた。次に、混合物を90℃で1時間、次いで8 0℃で3〜4時間攪拌した。イソプロパノール(IPA)(Drum Stock)98mL を5〜20分間かけて加え、次いで、約83℃で30分間還流した。次に、混合 物を50℃/hより速くない速度で0℃に冷却した。次に、これを0℃で少なく とも1時間攪拌し、濾過し、70/30(Toluol/IPA)75mLで2回洗浄し 、完全真空下、60℃で乾燥した。収率=77〜80.4%、力価100%、デ スメチル0.1%、化合物D0.1%、TRS0.3%。実施例2 以下の反応をパイロットプラントで行なった。環化と転位はいずれも50ガロ ンHastelloy C反応器中で行なった。特記しない限り、反応条件は実施例1と同 じである。 環化: α−(3−メトキシフェニルチオ)−4−メトキシアセトフェノン:14kg A15樹脂:1.4kg トルエン:42L 環化還流時間:2.5時間 A15トルエンすすぎ液:6L A15樹脂濾過温度:60℃ 転位: MSA:4.9kg MSA/トルエンすすぎ液:1L ヘプタン前90℃攪拌時間:3時間 ヘプタン後90℃攪拌時間:1時間 ヘプタン後80℃攪拌時間:3時間 ヘプタン:20L ヘプタン添加時間:20分間 IPA減衰量:34L IPA添加時間:17分間 IPA添加後の還流時間:30分間 冷却速度:50℃/h 生成物濾過前の最終温度:0℃ ケーキ洗浄:70/30トルエン/IPA 26Lx2 得られた結果: 収率77.5% 力価100.1% rel subs 0.21% デスメチル0.08%実施例3 ここで用いる反応条件は、以下の相違を除いて実施例2に記載のものと同じで あった: 50ガロンHastelloy反応器の代わりに50ガロンガラスライニング反応器を用 いた。ヘプタン添加前の90℃での攪拌時間を4時間に増やし、ヘプタン添加後 の80℃での攪拌時間を4時間に増やした。得られた結果は以下の通りである: 収率55% 力価99.5% rel subs 0.30% デスメチル0.09%実施例4 以下の反応をパイロットプラントで行なった: 環化と転位はいずれも50ガロンガラスライニング反応器中で行なった。特記し ない限り、反応条件は実施例1と同じである。α−(3−メトキシフェニルチオ) −4−メトキシアセトフェノンの量を16.5kgに増量し、それに応じて他の すべての仕込み量を比例させた。 収率79.6% 力価100.6% rel subs 0.25% デスメチル0.08%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AP(GH,KE,LS,MW,SD,SZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU,C Z,EE,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI ,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式II: で示されるジアルコキシ化合物を陽イオン交換樹脂の存在下で環化することを含 む、 式Ib: [式中、R基は同じかまたは異なるC1−C6アルキルを表す] で示される化合物の製造方法。 2.さらに式I: [式中、R基は同じかまたは異なるC1−C6アルキルを表す] で示される化合物を製造することを含む請求項1記載の方法。 3.Rがメチルである請求項1記載の方法。 4.陽イオン交換樹脂がポリスチレンベースのスルホン酸樹脂である請求項1 記載の方法。 5.さらに反応混合物をトルエン中のメタンスルホン酸と接触させることを含 む請求項1記載の方法。 6.反応混合物とヘプタンを接触させることを含む請求項5記載の方法。 7.反応混合物とイソプロパノールを接触させることを含む請求項6記載の方 法。 8.約70℃〜90℃の温度で環化を行なう請求項1記載の方法。 9.バッチ操作で実施する請求項1記載の方法。 10.連続操作で実施する請求項1記載の方法。 11.式II: [式中、R基は同じかまたは異なるC1−C6アルキルを表す] で示される化合物を陽イオン交換樹脂の存在下で環化することを含む改良がなさ れている、式III: [式中、R1とR2は独立してC1−C6アルキルであるか、またはそれらと結合す る窒素と一緒になってピペリジニル、ピロリジニル、メチルピロリジニル、ジメ チルピロリジニルまたはヘキサメチレンイミノを形成する] で示される化合物またはその医薬的に許容される塩もしくは溶媒和物。 12.Rがメチルである請求項11記載の方法。
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