JP2001501122A - ビデオ内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 マイクロサイズのビデオ・カメラ(２０)、カメラにより視られる場所を照明するため光を送る光ファイバ手段（３４）を備えるカメラに装着された可撓性ケーブル(４０)、及びカメラ及びシャフトに取り外し可能に接続され且つそれらを支持する可鍛性又は剛性のシャフト（６４）を備える内視鏡が提供される。剛性のシャフトは、真っすぐでもよく、また選択した湾曲形態に予め形成されていてもよい。本発明の代替実施形態では、可鍛性シャフトはカメラに恒久的に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ビデオ内視鏡発明の背景 １．発明の分野 本発明は、外科用器具に関し、詳細にはそれにより手術医師が手術場所を視る ことができる内視鏡を指向している。 ２．従来技術の説明 腔又は開口あるいは選択した場所を検査するのに用いられる器具である内視鏡 は、医学及び他の技術において多数の用途があることが分かった。医学の分野で は、内視鏡の使用は、生物学的標本を得るのを容易にするため器官又は組織の検 査を可能にし、また他の外科用器具の操作を容易にするため手術場所を視るのを 可能にし、それにより侵襲性で外傷性の外科処置を避ける。 内視鏡は、一般に患者に挿入するよう設計されている挿入部分を備える。医療 で用いられる古い通常の内視鏡は挿入部分の遠端（前方端部）に対物レンズ・ユ ニットを含み、該対物レンズ・ユニットは外科医が視るための遠隔の視認部にそ の対物レンズ・ユニットの前方の範囲の像を送り、該像は視認部に中継レンズ・ セットの形式である像送出手段又は光ファイバ束ユニットを介して送られる。近 年、視認部及び少なくとも像送出手段の一部の代わりに、ＣＣＤチップを構成し た撮像デバイスのような小さいサイズの固体ビデオ撮像デバイスであってそのビ デオ撮像デバイスの出力を適切な電子的送信システムを介してユーザが視るため のビデオ・モニタに供給する当該ビデオ撮像デバイスを対物レンズの像形成面に 設けることが好ましくなってきている。対物レンズ及び固体ビデオ撮像デバイス の組合わせはビデオ・カメラを構成する。像送信及び視認の構成の双方のタイプ により、外科医は、表示された像を視て且つその像により運ばれた情報を用いて 、内視鏡、そしてまた患者の体の別の切開又は開口を通して患者に挿入されてい る他の外科用器具を操作することができる。 ビデオ内視鏡はまた立体型の種類であってもよく、それは第１及び第２の光学 的像を発生する光学的手段と、その第１及び第２の光学的像のそれぞれに応答し て第１及び第２の電気的信号を発生するビデオ撮像手段とを備える。本発明に先 立つ内視鏡の現状水準は、種々の米国及び他国の特許及び係属中の特許出願によ り示される。例として、その現状水準は、以下の米国特許出願、（１）Ｋ．Ｈｏ ｒｉ他により１９９４年８月５日付けで出願されたＮｏ．０８／２８６，５４３ 、（２）Ｋ．Ｈｏｒｉ他により１９９４年１０月７日付けで出願されたＮｏ．０ ８／３１９，８８６、（３）Ｋ．Ｈｏｒｉ他により１９９５年６月７日付けで出 願されたＮｏ．０８／４７５，３６４、及び（４）Ｋ．Ｈｏｒｉ他により１９９ ５年１０月２０日付けで出願されたＮｏ．０８／５４５，２９７により示される 。これらの特許出願の教示は当今の内視鏡の光学的、電子的及び機械的構成要素 を示し説明している。これらの特許出願の教示は本明細書に援用されている。 従来の内視鏡の挿入部分は、通常、一般に剛性の管状構造を有するが、一部の 内視鏡では本発明の部分が可撓性の管状構造を有する。多くに事例において、そ のような構造は内視鏡の所望の使用と一致する。しかしながら、一部のバイパス 心臓外科処置におけるような一部の事例では、参加している医者が、患者の中で 又は外科切開に関してカメラを適正な位置に置くことを容易にし且つ医者が変え るまでその挿入形状を維持させるよう選択した形状に内視鏡の挿入部分を形作る ことができることが有効である。例えば、或る心臓外科処置において、切開は第 ４と第５の肋骨の間で通常行われる。第４と第５の肋骨は垂直方向に分離されて おり、その肋骨の一方は前方に変位され、内視鏡及び関連の外科用器具を胸郭と 心臓との間に挿入するための垂直開口を与える。内視鏡は、通常下から挿入され 、上方に移動される。胸郭と心臓との間には僅かしか隙間がないので、内視鏡を 手術場所に適正に位置決めするのはかなり難しい。医者が、手術場所に対して都 合良く入れ且つ位置決めするように内視鏡の挿入部分を形作り且つ医者が変える まで内視鏡がその形態を保つようにできるようにするのは有用であろう。また、 外科医が、挿入部分の物理的構成に制限されることなく、種々の状況においてビ デオ・カメラを位置決めして用いることができるようにすることは価値があるこ とであろう。本発明は更に、従来の内視鏡が特定の処置用に設計され他の処置に 使用するのに適切でなかったことを考慮しているものである。発明の概要 従って、本発明の１つの主要目的は、手術場所への接近を容易にするように手 で形成可能であり且つ別の形態に手で形成するまで選択した形態を保持するよう にされている可鍛性（ｍａｌｌｅａｂｌｅ）シャフトに取り付けられたビデオ・ カメラを有する内視鏡を提供することにある。 別の主要目的は、挿入部分がビデオ・カメラと、前記カメラを支持する取り外 し可能で且つ交換可能なシャフトとを備える内視鏡を提供することにある。 更なる目的は、単眼又は立体のビデオ・カメラにより特徴付けられた新規な挿 入部分を有する内視鏡を提供することにある。 上記及び他の目的を考慮して、以下で明らかになるように、本発明の特徴は、 マイクロサイズ（超小型）のビデオ・カメラ、該カメラを支持するシャフト、及 び前記カメラに接続され且つ前記シャフトにより担持された可撓性ケーブルであ って、像伝送のための電線及びカメラが視る手術場所の照明のための光ファイバ 要素とを備える当該可撓性ケーブルを備える内視鏡を提供することにある。像伝 送用電線は、ビデオ・カメラの電気的出力を処理し且つカメラにより見られた像 のビデオ再生をモニタに表示させるため用いられるビデオ制御器と接続され、一 方照明用光ファイバ要素は光源に接続されている。本発明の好適な実施形態にお いては、シャフトは、ケーブルから取り外し可能であり、またシャフトは、選択 した手術場所への接近を容易にする選択された形状に手で再形成することができ 且つ別の形状に手で再形成するまで前記選択された形状のままである意味におい て可鍛性である。別の実施形態においては、シャフトは、ケーブルから取り外し 可能であるが、外科医が手で変えられない所定の形態を有する。更に別の実施形 態においては、シャフトは、カメラと一体ユニットに形成し(即ち、取り外し可 能でなく)、外科医が特定の外科処置に関して必要又は都合良いと考える選択し た形状にシャフトを形成するのを可能にするよう可鍛性である。 種々の新規な詳細構成及び部品の組合わせを含む、本発明の上記及び他の特徴 は、添付図面を参照してより詳細にここに説明される。本明細書に記載される本 発明を具体化する若干のデバイスは例示のみを意図し、本発明の制限を意図して いないことを理解すべきである。本発明の原理及び特徴は、本発明の範囲から離 れることなく種々多数の実施形態において用いることができる。図面の簡単な説明 新規な特徴及び利点が明らかとなる本発明の例示的実施形態を示す添付図面を 参照する。 図面において、 図１は、本発明の好適な一実施形態を示す内視鏡の一部分解した斜視図である 。 図２は、図１に示すカメラ・ユニットの一部の側断面図である。 図３は、同じカメラ・ユニットの拡大正面図である。 図４は、光ファイバ束が拡散してカメラ・ハウジングに入る仕方及び光ファイ バがカメラ・ユニットの遠端で終了する仕方を示す部分断面の破断概略側面図で ある。 図５は、支持シャフトの端面図で、支持シャフトの一部が断面で示されている 図である。 図６は、図１及び図５に示される支持シャフトに装着されているケーブルの断 面図である。 図７は、図１の単眼カメラの代わりに用いることができる立体カメラの斜視図 である。 図８は、本発明の別の代替実施形態の斜視図である。 図９は、図８の実施形態の一部を形成するグーズネック型（ｇｏｏｓｅｎｅｃ ｋ）シャフトの立面の中心線断面図である。 同一の構成要素は、一部の図面で同じ参照番号により識別されている。好適な実施形態の説明 図１は、単眼カメラ又は立体カメラであってよい小さいビデオ・カメラ２０を 備える内視鏡システムを示す。この特定の実施形態においては、カメラ・ユニッ トは単眼カメラであり、該単眼カメラは、図２及び図３に示されるように、金属 で作られているのが好ましい１対の同心管２２及び２４、管２２内でその前方端 即ち遠端に取り付けられている窓２６、対物レンズ２８、及び、ＣＣＤチップを 備えるのが好ましい電子的撮像デバイス３０を備える。なお、該ＣＣＤチップは 、対物レンズ組立体から受け取られた光学的像を、ビデオ像をディスプレイ・モ ニ タ上に形成するのに用いるための電子的信号に変換するようにされている。ＣＣ Ｄチップは、電気的導体に接続するための端子ピン３１を有する。対物レンズ・ システムは、窓２６の前の検査中の範囲の像を収集又は形成し、且つその像をＣ ＣＤの受光表面上に集束させるよう設計されている。対物レンズ・システムは１ つ又はそれより多くのレンズを備えてよく、そのレンズは、必ずしもではないが 、内側の管２２の内部に嵌合し且つそれに固定されている保護用管状ケース（図 示せず）に含まれている。光学的像中継手段（図示せず）が、像を対物レンズか らＣＣＤチップ上へ中継するのに利用されてもよいが、カメラの軸の長さを最小 にし、且つ本発明の利点を一層良く実現するため、光学的中継手段を利用せず、 そのため像が直接に対物レンズからＣＣＤチップ上に送られるのが好ましい。 ２つの管２２と２４との間の環状空間は、光を窓２６の前の領域に送る働きを する複数の光ファイバ３４により占められている。光ファイバの前端は窓２６の 面に平行な共通面で終了し、一方光ファイバの後端は管２２の後端又は近端から 突出し、後述するようにケーブル組立体４０（図１）の一部を形成するのが好ま しい。２つの同心管２２及び２４及び光ファイバ３４の前方部分（遠方部分）は 、窓２６、対物レンズ２８及び撮像デバイス３０を収容する働きをする個別のハ ウジング組立体を形成する。 対物レンズ及び電子的撮像デバイスを有するカメラ・ユニットは新規ではなく 、例えば、米国特許Ｎｏ．４８７３５７２、Ｎｏ．４８６２８７３、Ｎｏ．４８ ７３５７２及びＮｏ．５８３２００３、及びＫｏｉｃｈｉｒｏ Ｈｏｒｉ他によ り１９９４年１０月７日付けで出願された米国特許出願Ｎｏ．０８／３１９，８ ８６に記載され及び／又は図示されている。 図１及び図６を参照すると、カメラ・ユニットの後端又は近端に、外側絶縁鞘 体４２を備える可撓性ケーブル４０、光ファイバ３４及び電気的ケーブル４３が 装着されている。なお、該電気的ケーブル４３は可撓性鞘体又はケース４６に覆 われた複数の電気的導体４４を備え、該可撓性鞘体又はケース４６は電気的絶縁 材料、例えばポリエチレンのようなプラスチックから作られている。図６は例示 であり、電気的導体及び光ファイバの数は該図面に示されるものより多くあるい は少なくてもよいことに留意すべきである。 ケーブル４０の近端はコネクタ・ボックス５０（図１）に装着され、そこで光 ファイバ３４及び電気的ケーブル４３は可撓性光ガイド・ケーブル５２及びカメ ラ・ケーブル５４に接続されている。光ガイド・ケーブル５２は、保護用の可撓 性鞘体に入れられた比較的大きな直径の単一の光ファイバを備えるのが好ましく 、またカメラ・ケーブル５４は、保護用の可撓性鞘体に入れられた多数の電気的 導体を備える。カメラ・ケーブル５４の各電気的導体は、電気的ケーブル４３を 構成する複数の電気的導体のそれぞれ異なる導体に接続されている。カメラ・ケ ーブル５４の近端はマルチピン・プラグイン・タイプの電気的コネク５６に接続 されており、一方光ガイド・ケーブル５２の近端はプラグイン・タイプの光ガイ ド・コネクタ５８に接続されている。コネクタ５６はカメラ・ケーブルをビデオ 制御器６０に接続するため用いられており、該ビデオ制御器６０はＣＣＤにより 発生されたビデオ信号を受け取り、そのビデオ信号を利用してビデオ像をビデオ ・モニタ（図示せず）上に発生する。コネクタ５８は、光ガイド・ケーブル５２ を適切な光源６２に接続するため用いられている。 本発明によれば、ケーブル４０は、別個の細長い支持部材６４に着脱可能に装 着されている。なお、該別個の細長い支持部材６４は以降「支持シャフト」と記 す。図１及び図５を参照すると、支持シャフト６４は細長いロッド６６を備え、 該細長いロッド６６は必ずしもではないが、ケーブル４０を収容するための軸方 向に延在する表面の溝６８が設けられていることを除いて断面が通常の円筒形状 を有するのが好ましい。この好適な実施形態において、支持シャフト６４は、選 択した形状に手で曲げられ且つその元の形状又は異なる形状に手で再び形成され るまでその形状のままであるという意味において可鍛性である。それに合うよう に、ロッド６６は、その軸方向の孔６９に軸方向に延在する細長い金属ワイヤ又 はロッド７０が埋め込まれた弾性材料から作られている。なお、該軸方向に延在 する金属ワイヤ又はロッド７０は、１つの形状から別の形状に再形成し且つ更に 別の形状に再形成するまで選択した形状のままにすることができるという意味に おいて可鍛性である。ロッド７０を「極軟(ｄｅａｄ ｓｏｆｔ)」金属から作る ことによりこれらの要件に適合させるのが好ましい。本明細書において用いられ るように、用語「極軟」は、金属が特定の形状に曲げられ且つ新しい形状に再 形成又はその元の形状に戻すよう形成するまでその形状を保持することができる ことを意味する。ロッド７０は鉛又は極軟アルミニウムから構成されることが好 ましい。図５において、ロッド７０と孔６９との間のギャップは、図解のため誇 張されており、そして実際にはロッド７０は、孔６９にぴったり嵌合し、ロッド ６６に接着されていてもよいことに注目すべきである。 溝６８はその断面が通常の円形状の湾曲をしていて、狭く細長い開口７２の端 はロッド６６の表面で終わっている。溝６８の直径はケーブル４０の直径よりほ んの僅か大きく、一方狭い開口７２はケーブル４０の直径より小さい幅を有する 。従って、ケーブル４０は、溝６８にスナップ嵌合でき、溝６８のより小さい直 径とケーブル４０の外側のより大きい直径との間の寸法の違いは、ケーブル４０ を支持シャフトにより確実に堅く把持するのに十分な程小さい。 シャフト６４は、通常の円筒形のスリーブが参照番号７６で示されるように割 れ目を付けられそれによりカメラ及びシャフト６４上に押し込められことができ る形態のばねクリップ７４によりカメラ２０に着脱可能に結合されている。該ク リップはそれがカメラ及びシャフト６４を受け入れ且つ堅い把持接続をする寸法 に作られ、クリップの前半分はカメラ２０を着脱可能に把持し、クリップの後半 分は支持シャフト６４の前方端部を着脱可能に把持する。類似のクリップ（図示 せず）を用いて、シャフト６４をコネクタ・ボックス５０の管状延長部（図示せ ず）に装着されてよい。 図１の実施形態において、可鍛性シャフト６４は、カメラの支持として働くば かりでなく、該シャフト６４が特定の処置のため外科医が要求し得る選択した形 状に曲げられ、新しい形状又はその元の形状に手で再形成されるまでその形状を 保持することができるという利点を提供する。 勿論、支持シャフト６４は、非可鍛性であってよく、即ち、特定の形状に予め 形成することができ且つ保持することができる別の形状に再形成することができ ない材料から作り得ることもまた企図されている。例えば、支持シャフト６４は 、特定の形状、例えば、真っすぐ又は湾曲したシャフトに予め形成され且つ追加 の加熱又は他の処理なしでは新しい形状に手で曲げることができずまたその形状 を保持することができない金属又はプラスチック材料から作ってもよい。そのよ う な場合、支持シャフトはまさにロッド６６のみから構成されてもよい。代替とし て、支持シャフト６４は、ワイヤ又はロッド７０が新しい形状に曲げ且つその新 しい形状を保持することができない材料から作られることを除いて、図１の実施 形態のような同じ構成を有してよい。その要件は、剛性で且つステンレス鋼又は 他の適切な材料から作られたロッド７０を用いることにより、又はばね性金属、 例えばばね鋼から作られたロッド７０を用いることにより適合される。ロッド７ ０が剛性であるか又はばね鋼から作られるかに拘わらず、それは、最初に、真っ すぐな部材として、又は選択された湾曲形状を有する部材として形成し得る。 支持シャフトが可鍛性であろうと非可鍛性であろうと、本発明の好適な実施形 態は、支持シャフトが着脱可能である利点を提供する。更に、支持シャフトが可 鍛性である場合、それは形状を１度以上再形成でき、従って、それは再使用可能 である利点を提供する。支持シャフトが可鍛性でない場合は、依然着脱可能であ ることにより、それは同じ又は異なる形状を有する別のシャフトと置換できる利 点を提供する。 本発明はまた立体ビデオ・カメラにも使用可能である。図７は、本発明と用い られる立体ビデオ・カメラの一形式を示す。このケースでは、ビデオ・カメラは 、管状の後部即ち近端延長部８２及び管状の前部即ち遠端延長部８４を有するハ ウジング８０を備える。ハウジング８０は、横に並べて配設された２つの固体撮 像デバイス（図示せず）を含む。管状延長部８２は、組み合わされた光ファイバ ／電線ケーブル４０に対するハウジングへの入口ポートを与え、一方管状延長部 ８４は、窓２６のような前窓の有無によらず、カメラの光学的部分を収容するケ ースとして働く。管状延長部８４は、管２２及び２４（図１ないし図３）により 与えられる構造と類似の二重管構造を有し、ケーブル４０のグラス・ファイバ３ ４がその２つの同心管の間の環状空間を占めている。 図示されていないが、遠端延長部８４に含まれる立体ビデオ・カメラの光学機 器部は、各々がカメラの前で視認される範囲の別個の像を提供するように横に並 んで取り付けられている２つの対物レンズ・ユニットから成ることを理解すべき である。代替として、カメラは、２つの別個の立体像を与えることができるよう に設計されていて管状延長部８４に取り付けられた単一の対物レンズを備えるよ うにしてもよい。２つの対物レンズを用いる立体構成は、Ｗｏｏｄ他の“Ｓｔｅ ｒｅｏｅｎｄｓｃｏｐｙ Ｇｉｖｅｓ Ｓｕｒｇｅｏｎｓ Ｎｏｍａｌ Ｖｉｓ ｉｏｎ”，Ｐｈｏｔｏｎｉｃｓ Ｓｐｅｃｔｒａ、４０−４３頁、１９９３年９ 月、及び米国特許Ｎｏ．４８７３５７２及びＮｏ．４８６２８７３に示されてい る。単一対物レンズの立体構成も周知であり、例えば、共にＨａｒｒｙ Ｒ．Ｍ ｃＫｉｎｌｅｙに対して出された米国特許Ｎｏ．５１２２６５０及びＮｏ．５１ ９１２０３に示されている。既に留意したように、ハウジング８０は、２つのビ デオ撮像デバイス、例えば２つのＣＣＤユニット（図示せず）を含むよう働く。 これらの２つの撮像デバイスは、一方が２つの光学的立体像の第１のものを受け 取り、他方がその光学的立体像の第２のものを受け取るよう構成されている。２ つの撮像デバイスは、それらがそれぞれ受け取る第１の及び第２の像を表し且つ それらに応答して第１及び第２の電気的信号を生成する。それらの第１及び第２ の電気的信号は、電気的ケーブル４４によりビデオ制御器６０へ戻るよう送られ 、そこで、それらは処理され、そしてビデオ・モニタ（図示せず）上に表示を与 えるため用いられる。 図８及び図９は可鍛性シャフトを有する別の内視鏡を示す。しかしながら、こ のケースでは、シャフトは、恒久的であり、ケーブル４０のための可撓性保護導 管として機能する。図８及び図９に示されるように、この実施形態は、図７と関 連して前述した立体カメラを利用する。しかしながら、立体カメラは、図１ない し図３に示されるような単眼ビデオ・カメラと置換できることを理解すべきであ る。このケースでは、光ファイバ３６及び電気的ケーブル４４を含むケーブル４ ４は可撓性のグーズネック導管に収容され、その導管の一端は第１のフェルール ・コネクタ９２によりカメラの管状延長部８２に装着され、導管の他端は第２の フェルール・コネクタ９４によりコネクタ・ボックス５０に装着されている。グ ーズネック導管は、当業者に既知の種々の形態を取り得る。例えば、米国特許Ｎ ｏ．５００８７９３、Ｎｏ．５０３３５２８、Ｎｏ．５２０９５６２及びＮｏ． ５５１３８２７に示されるグーズネック構成を参照されたい。 しかしながら、グーズネック導管は、断面が円形の金属ワイヤから作られた螺 旋状（コイル状）のばね９８(図９)、及びそのばね９８の巻きを囲み且つ相互 に嵌合している別の螺旋状部材１００を備えることが好ましい。外側の螺旋状部 材は、断面が一般に三角形の金属ワイヤから作られ、その断面の１つの側表面１ ０２は平坦であり、他の２つの側表面１０３はばね９８の隣接した巻きの表面の 部分に密着するように凹状で円形湾曲した寸法にされている。ばね９８の巻きは それらの正常な間隔から螺旋状部材１００の巻きにより分離され、後者はコイル ばね９８の巻きと堅く摩擦係合し、その結果２つの螺旋状部材は一致して可鍛性 を導管に与えるよう動作する。その形成された状態においては、導管は真っすぐ である。しかしながら、前述の構成により、導管は長手方向に曲げること（用語 「グーズネック」が意味するように）が可能となり、そして導管が所望の形状に 曲げられると、２つの螺旋状部材間の摩擦によりそれらがその曲がった形状のま まであるようにする。導管は、可撓性で電気的絶縁性且つ管状のカバー又は鞘体 １０８（その一部のみが図８に示されている。）を設けることにより完成される 。なお、該カバー又は鞘体１０８は、ポリエチレンのような適切なプラスチック から作られ、螺旋状部材９８及び１００の長さに沿って延在するのが好ましい。 こうして、患者への挿入を容易にするため選択した形態に曲げることができ且 つ手術医が変えるまでその選択した形態のままである内視鏡が提供される。 例示であり、限定ではないが、図１に図示されるような内視鏡は次の仕様によ り特徴付けられる。即ち、（１）視野＝５０°、（２）レンズと対象との距離＝ ６ｃｍ最小、視角＝０°ストレート、カメラの最大外側直径（「ｏ．ｄ」）＝８． ５ｃｍ、コネクタ・ボックスへの光源は７８０ミクロンの単一ファイバ、支持シ ャフトの長さ＝カメラとコネクタ・ボックスとの間の測定された値でほぼ３０． ４８ｃｍ（１２インチ）である。 本発明が明細書に開示され及び／又は図面に図示された特定の構成に限定され ず、また以下の請求の範囲の範囲内で任意の変更及び均等物を構成することを理 解すべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１１月４日（１９９８．１１．４） 【補正内容】 請求の範囲 １． 遠端及び近端を備えるハウジングを有するビデオ・カメラであって、前記 ハウジング内に対象物の像を獲得する光学的手段及び前記像を表す電気的信号を 生成する電子的撮像手段をも含む前記ビデオ・カメラと、 遠端及び近端を有し、当該遠端が前記カメラのハウジングに装着されている可 鍛性シャフトと、 前記ビデオ・カメラに接続された可撓性ケーブルとを備え、 前記ケーブルは、前記シャフトにより担持され且つ当該シャフトの長手方向に 延在し、 前記ケーブルは、前記カメラの遠端の前の範囲に光を送る光ファイバ手段と、 前記撮像手段に接続され、前記電気的信号を前記カメラから、前記信号を処理し 且つ当該信号から前記カメラにより見られた像のビデオ表示を発生する装置へ送 る電気的導体とを含む 装置。 ２． 前記シャフトはその外側表面に溝を有し、 前記ケーブルは、前記シャフトと固定された関係で前記溝に配設され、 前記ケーブルは、前記シャフトの近端を越えて延長する近端を有する 請求項１記載の装置。 ３． 前記ケーブルは、前記溝における締まりばめにより前記シャフトに着脱可 能に固定されている請求項２記載の装置。 ４． 前記シャフトは、弾性材料のロッドと、前記ロッドに埋め込まれ且つ当該 ロッドに沿って長手方向に延長する可鍛性金属ワイヤとを備える請求項１ないし ３のいずれか一項に記載の装置。 ５． 前記ワイヤはアルミニウム又は鉛から作られている請求項５記載の装置。 ６． 前記シャフトの遠端に取り付けられ且つ前記ハウジングを摩擦状態を呈し て取り囲むばねクリップにより、前記シャフトの遠端が前記カメラのハウジング に着脱可能に装着される請求項１ないし５のいずれか一項に記載の装置。 ７． 前記シャフトは、前記ケーブルのための通路を形成する第１の螺旋状コイ ル部材と、前記第１の螺旋状コイル部材を囲む第２の螺旋状コイル部材とを備え る請求項１記載の装置。 ８． 前記ケーブルは更に、前記電気的導体及び前記光ファイバを覆う電気的絶 縁性鞘体を含む請求項１ないし７のいずれか一項に記載の装置。 ９． 前記光学的手段は対物レンズを備え、 前記ハウジングは、第１の管状部材が第２の管状部材を囲み且つ当該第２の管 状部材が前記対物レンズを囲んでいる当該第１及び第２の管状部材により特徴付 けられ、 光を送るための前記光ファイバ手段は、第１及び第２の対向端を有する複数の 光ファイバを備え、 前記第１の端は、前記第１の管状部材と前記第２の管状部材との間に配設され ている 請求項１ないし８のいずれか一項に記載の装置。 １０． ビデオ・カメラであって、第１の管状部材が第２の管状部材を囲んでい る当該第１及び第２の管状部材により特徴付けられる管状延長部、前記第２の管 状部材内に取り付けられ前記カメラの視野内の対象物の光学的像を獲得する対物 レンズを含む手段、及び前記ハウジング内に設けられて前記の光学的手段により 獲得された光学的像を受け取り且つ前記光学的像を表す電気的信号を生成する固 体撮像手段を有する自立型のハウジングを備える前記ビデオ・カメラと、 近端及び遠端を有し、当該遠端が前記カメラのハウジングに固定されている可 鍛性で中空のシャフトと、 前記シャフト内に配設された可撓性ケーブルであって、像伝送のため前記固体 撮像手段に接続された電気的導体と、手術場所の照明のため前記第１の管状部材 と前記第２の管状部材との間に延在する光ファイバとを備える前記可撓性ケーブ ルとを備え、 像伝送のための前記電気的導体はまた、前記電気的信号を前記電気的導体を介 して受け取り且つ前記信号からビデオ表示手段を動作させるためのビデオ像信号 を発生するカメラ制御手段と接続しており、 前記シャフトの形状は、手で再形成可能であり、そのため、前記シャフトは( ａ)手術場所への接近を容易にするよう選択した形状に構成することができ、且 つ（ｂ）別の形状に手で再形成するまで前記選択した形状のままである 装置。 １１． 照明用の前記光ファイバの各々は遠端及び近端を有し、 前記光ファイバの遠端は、前記第１の管状部材と前記第２の管状部材との間に 配設され、 前記近端は、前記光ファイバを光源に接続するのに使用のコネクタ手段に装着 されている 請求項１０記載の装置。 １２． ビデオ・カメラであって、当該カメラの視野内に対象物の光学的像を獲 得する光学的手段、及び前記光学的像を受け取り且つ前記像を表す電気的信号を 生成する電子的撮像手段を含むハウジングを備える前記ビデオ・カメラと、 近端及び遠端を有し、当該遠端は前記カメラのハウジングに着脱可能に接続さ れる可鍛性シャフトであって、当該シャフトの外側表面に長手方向に延長する溝 を有する前記可鍛性シャフトと、 前記溝に配置され且つ当該溝の長手方向に延長する可撓性ケーブルとを備え、 前記ケーブルは、前記溝の中に摩擦嵌合により前記シャフトに着脱可能に固定 され、 前記ケーブルは、遠端及び近端を有し、且つ像伝送用の電気的導体と手術場所 の照明用の光ファイバとを備え、 前記ケーブルは、その遠端で前記カメラに固定され、そのため前記電気的導体 が前記電子的撮像手段に接続され、 前記光ファイバが、前記カメラの視野を照明するため光を送るよう構成されて おり、 前記ケーブルは、前記シャフトの長手方向に延長し、前記シャフトの反対端を 越えて終わり、 前記ケーブルの近端に装着され、前記電子的撮像手段により生成された電気的 信号を処理する外部回路に前記導体を接続し且つ前記光ファイバを光源に接続す るコネクタ手段であって、前記シャフトとは独立である当該コネクタ手段を更に 備え、 前記シャフトは、手術場所に接近するため選択した形態に手で曲げることがで き且つ別の形態に曲げるまでそのような選択した形態のままである意味において 可鍛性である 装置。 １３． 前記ケーブルは、前記電気的導体及び前記光ファイバを囲む可撓性の電 気的絶縁性鞘体を含む請求項１２記載の装置。 １４． 前記シャフトは、弾性材料のロッドと、前記ロッドに埋め込まれ且つ当 該ロッドに沿って長手方向に延長している金属ワイヤとを備える請求項１２又は １３記載の装置。 １５． 前記金属ワイヤは鉛又はアルミニウムから作られている請求項１４記載 の装置。 １６． 前記シャフトを前記カメラのハウジングに着脱可能に接続するため前記 シャフトの遠端に設けられたばねクリップを備える請求項１２ないし１５のいず れか一項に記載の装置。 １７． ビデオ・カメラであって、対物レンズ、及び当該対物レンズにより獲得 された光学的像を表す電気的信号を生成する電子的撮像手段を含む自立型ハウジ ングを備える前記ビデオ・カメラと、 前記撮像手段に接続され、前記カメラにより生成され且つ前記カメラにより感 知された光学的像を表す電気的信号を伝送する複数の電気的導体と、 前記ハウジングの中に延長し、前記対物レンズにより視られる光学的場所に光 を送る複数の光ファイバと、 前記電気的導体を、前記電子的撮像手段により発生された電気的信号を処理手 段に接続するためのコネクタ手段と、 前記光ファイバを光源に接続するためのコネクタ手段と、 前記ハウジングに装着され、前記電気的導体及び前記光ファイバを囲み且つ支 持する中空のシャフトとを備え、 当該シャフトは、同心で可撓性且つ弾性を有する１対のコイルを備え、 前記シャフトは、選択した形状に手で曲げることができ且つ別の選択した形状 に手で曲げるまでその形状を保持する意味において可撓性且つ可鍛性であり、そ して前記シャフトを囲み且つ覆う可撓性で電気的絶縁性鞘体を備える 装置。 １８． 前記カメラが立体カメラである請求項１７記載の装置。 １９． 遠端及び近端を備える自立型のハウジングを有するビデオ・カメラであ って、前記ハウジング内に、対象物の像を獲得するための対物レンズ及び前記像 を表す電気的信号を生成する電子的撮像手段を含む光学的手段をも含む前記ビデ オ・カメラと、 前記ハウジングの中に延長する遠端を有する可撓性ケーブルであって、前記カ メラのハウジングの遠端の前の範囲に光を送るための光ファイバ手段と、前記電 子的撮像手段に接続され、前記電気的信号を前記カメラから、前記信号を処理し て当該信号から前記カメラにより見られた像のビデオ表示を発生する装置に送る ための電気的導体とを含む前記可撓性ケーブルと、 遠端及び近端を有し、当該遠端は前記カメラのハウジングに着脱可能に装着さ れている可撓性シャフトであって、当該シャフトの外側表面に長手方向に延長す る溝をも有する前記可撓性シャフトとを備え、 前記ケーブルが前記溝に前記シャフトと着脱可能な接続状態で配設されること により、前記シャフトは前記ケーブルを担持し且つ支持するよう働き、 前記ケーブルの近端に前記シャフトとは独立して装着され、(ａ)前記導体を、 前記信号を処理し且つ当該信号から前記カメラにより見られた像のビデオ表示を 発生する装置に接続し、且つ（ｂ）前記光ファイバ手段を光源に接続するコネク タ手段を更に備える 装置。 ２０． 前記カメラが立体カメラである請求項１９記載の装置。 ２１． 遠端及び近端を有し、当該遠端はそれを通して対象物が視られる窓を有 する自立型のハウジングと、 前記ハウジング内に取り付けられ、前記窓を通して視られた対象物の像を獲得 する光学的手段と、 前記ハウジング内に取り付けられ、前記光学的手段により獲得された光学的像 を受け取り且つ前記の獲得された光学的像を表す電気的信号を生成する電子的撮 像手段と、 前記ハウジングに接続された遠端を有する可撓性ケーブルであって、前記カメ ラのハウジングの前記遠端の前の範囲に光を送るための光ファイバ手段と、前記 電子的撮像手段に接続され、前記電気的信号を前記カメラから、前記信号を処理 し且つ当該信号から前記カメラにより見られた像のビデオ表示を発生する装置に 送るための電気的導体とを含む前記可撓性ケーブルと、 遠端及び近端を有し、当該遠端が前記カメラのハウジングに着脱可能に装着さ れている可鍛性シャフトであって、当該シャフトの外側表面に溝をも含む前記可 鍛性シャフトとを備え、 前記ケーブルは前記シャフトと固定した関係で前記溝に配設されることにより 、前記シャフトは前記ケーブルを担持し且つ支持するよう働き、 前記ケーブルの近端に前記シャフトとは独立して装着され、(ａ)前記導体を、 前記信号を処理し且つ当該信号から前記カメラにより見られた像のビデオ表示を 発生する装置に接続し、且つ（ｂ）前記光ファイバ手段を光源に接続するコネク タ手段を更に備える カメラ装置。 ２２． 遠端及び近端を有し、当該遠端はそれを通して対象物が視られる窓を有 する自立型のハウジングと、 前記ハウジング内に取り付けられ、前記窓を通して視られた対象物の光学的像 を獲得する対物レンズを含む光学的手段と、 前記ハウジング内に取り付けられ、前記光学的手段により獲得された光学的像 を受け取り且つ前記の獲得された光学的像を表す電気的信号を生成する電子的撮 像手段と、 遠端及び近端を有する可撓性ケーブルであって、当該ケーブルの遠端で前記電 子的撮像手段に接続され、前記電気的信号を処理し且つ当該信号から前記の獲得 された像のビデオ表示を発生する装置に前記電気的信号を送る電気的導体を備え る前記可撓性ケーブルと、 前記ケーブルを囲み且つ支持する中空で可撓性のシャフトとを備え、 当該シャフトは電気的絶縁性の外側表面を含み且つ近端及び遠端を有し、当該 遠端が絶縁性ハウジングに固定されることにより、前記ハウジングは前記シャフ トにより支持され、 前記ケーブルの近端に装着され、前記電気的導体を、前記電気的信号を処理す るための外部回路に着脱可能に接続するためのコネクタ手段を更に備える カメラ装置。 ２３． 前記ケーブルはまた、前記対物レンズにより視られる対象物を照明する ように光を導くため前記ハウジングの適所に装着される遠端を有する光ファイバ を備え、 当該光ファイバはまた、前記対象物を照明するため光を与えるため前記光ファ イバを光源に着脱可能に接続するのに使用するためのコネクタ手段に装着された 近端を有する 請求項２２記載のカメラ装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 遠端及び近端を有するビデオ・カメラと、 前記ビデオ・カメラに接続されたケーブルであって、前記カメラの遠端の前の 範囲に光を送る手段と、ビデオ信号を前記カメラから前記信号を処理し且つ前記 カメラにより見られた像のビデオ表示を発生する装置へ送る電気的導体とを含む 前記ケーブルと、 近端及び遠端を有する可鍛性シャフトを備える可鍛性シャフトであって、当該 遠端は前記シャフトが前記カメラの支持部として機能するように前記カメラの近 端に装着され、前記シャフトはまた前記ケーブルを担持し且つ支持するよう働く 前記可鍛性シャフトと を備える内視鏡。 ２． 前記ケーブルが前記シャフトに着脱可能に装着されている請求項１記載の 内視鏡。 ３． 前記ケーブルが、前記シャフトの表面に形成された溝内に配置されている 請求項１記載の内視鏡。 ４． 前記ケーブルが、前記溝内に摩擦により固定されている請求項３記載の内 視鏡。 ５． 前記シャフトは、弾性材料のロッドと、前記ロッドの長手方向に延長する 金属ワイヤとを備える請求項１記載の内視鏡。 ６．前記ワイヤはアルミニウム又は鉛から作られている請求項３記載の内視鏡。 ７． 前記シャフトの遠端を前記カメラに固定するバネ性クリップを更に備える 請求項３記載の内視鏡。 ８． 前記シャフトは、中空で且つ可鍛性があり、前記ケーブルは前記シャフト 内に延在する請求項１記載の内視鏡。 ９． 前記シャフトは、前記ケーブルのための通路を形成する第１の螺旋状コイ ル部材と、前記第１の螺旋状コイル部材を囲む第２の螺旋状コイル部材とを備え る請求項１記載の内視鏡。 １０． 前記シャフトは更に、前記第１及び第２の螺旋状コイル部材を囲む電気 的絶縁性鞘体を備える請求項９記載の内視鏡。 １１． 前記カメラは、第１の管状部材が第２の管状部材を囲んでいる当該第１ 及び第２の管状部材により特徴付けられ、 前記ケーブルは、第１及び第２の対向端を有する複数の光ファイバを備え、 前記第１の端は、前記第１の管状部材と前記第２の管状部材との間に配設され ている 請求項１記載の内視鏡。 １２． ビデオ・カメラと、 近端及び遠端を有する可鍛性シャフトであって、前記遠端が前記カメラに接続 されている可鍛性シャフトと、 前記シャフトに配設された可撓性ケーブルであって、像伝送のための電線と、 手術場所の照明のための光ファイバとを有し、前記ケーブルの遠端が前記カメラ に固定されている前記可撓性ケーブルとを備え、 像伝送のための前記電線はカメラ制御手段と接続し、 照明用前記光ファイバは光源と接続し、 前記シャフトの形状は、手で再形成可能であり、そのため、前記シャフトは( ａ)手術場所に容易に接近するよう選択した形状を構成することができ、且つ（ ｂ）別の形状に手で再形成するまで前記選択した形状のままであるよう適合され ている 内視鏡。 １３． ビデオ・カメラと、 近端及び遠端を有する可鍛性シャフトであって、前記遠端が前記カメラに接続 されている可鍛性シャフトと、 像伝送のための電線と、手術場所を照明するための光ファイバとを備える可撓 性ケーブルであって、当該ケーブルの遠端が前記カメラに固定されている可撓性 ケーブルとを備え、 前記ケーブルは前記シャフトにより支持されるよう前記シャフトに着脱可能に 接続され、 前記シャフトが手で再び位置決めされるまで位置を保持している手で位置決め 可能な管状構造を備えることにより、前記シャフトは手術場所に接近するための 選択された形熊に手で位置決めすることができ、且つ別の形熊に手で移行される までそのような選択された形態のままであるよう適合されている 内視鏡。 １４． 前記ケーブルは、前記シャフトの長手方向の溝に配設されている請求項 １３記載の内視鏡。 １５． 前記シャフトは、弾性材料のロッドと、前記ロッドの長手方向に延長し ている金属ワイヤとを備える請求項１３記載の内視鏡。 １６． 前記シャフトを前記カメラに着脱可能に接続するため前記シャフトの遠 端に設けられた手段を備える請求項１３記載の内視鏡。 １７． 前記シャフトの近端を前記支持本体に着脱可能に接続する手段を更に備 える請求項１６記載の内視鏡。 １８． 前記金属ワイヤは鉛又はアルミニウムから作られている請求項１５記載 の内視鏡。 １９． 前記ケーブルは、前記電線及び前記光ファイバを囲む可撓性の電気的絶 縁性鞘体を含む請求項１３記載の内視鏡。 ２０． ビデオ・カメラと、 前記カメラに装着された可撓性ケーブル手段であって、前記カメラにより感知 された光学的像を表す前記カメラにより生成された電気的信号の伝送のための複 数の電気的導体と、前記ビデオ・カメラにより視られた光学的場所に光を送る複 数の光ファイバとを含む前記可撓性ケーブル手段と、 前記可撓性ケーブル手段に取り外し可能に接続され且つ当該可撓性ケーブル手 段を支持するシャフトと を備える内視鏡。 ２１． 前記シャフトは、選択した形状に手で曲げることができ且つ別の選択し た形状に手で曲げるまでその形状を保持する意味において可鍛性である請求項２ ０記載の内視鏡。 ２２． 前記シャフトは、可鍛性材料の細長い本体を備え、当該本体に埋め込ま れ且つその長手方向に延長している可鍛性金属のロッドを含む請求項２０記載の 内視鏡。 ２３． 前記シャフトは長手方向に延在する溝を有し、 前記ケーブル手段は、前記可撓性材料の前記本体と摩擦係合して前記溝に移動 可能に配設されているケーブルを備える 請求項２２記載の内視鏡。 ２４． ビデオ・カメラと、 前記カメラに装着された可撓性ケーブル手段であって、前記カメラにより感知 された光学的像を表す前記カメラにより生成された電気的信号の伝送のための複 数の電気的導体と、前記ビデオ・カメラにより視られた光学的場所に光を送る複 数の光ファイバとを含む前記可撓性ケーブル手段とを備え、 前記可撓性ケーブル手段は、前記カメラにより発生された電気的信号を処理す る手段に前記電気的導体を接続するコネクタ手段と、前記光ファイバを光源に接 続するコネクタ手段とを備え、 前記可撓性ケーブル手段を囲み且つ支持するシャフトを更に備え、 前記シャフトは、選択した形状に手で曲げることができ且つ別の選択した形状 に手で曲げるまでその形状を保持する意味において可撓性で且つ可鍛性である内 視鏡。 ２５． 前記シャフトは、当該シャフトの長手方向に延長している可撓性で且つ 弾力性を有する金属の少なくとも１つの細長いコイルを備える請求項２４記載の 内視鏡。 ２６． マイクロ・ビデオ・カメラと、 遠端及び近端を有する可撓性ケーブルとを備え、 前記遠端は前記カメラに接続され、 前記ケーブルは、前記カメラにより視られた像を表す前記カメラからの電気的 信号を伝送する電気的導体と、前記ビデオ・カメラにより視られた光学的場所を 照明するよう光を前記カメラに導く光ファイバとを備え、 近端及び遠端と前記可撓性ケーブルを取り外し可能に収容するための長手方向 に延在する通路とを有することにより前記ケーブルを支持する可鍛性シャフトと 、 前記カメラを前記シャフトの遠端に接続する手段とを更に備え、 それにより、前記カメラと前記ケーブルとの双方は、前記シャフトが手術場所 に関して操作されるとき前記シャフトと共に移動するように前記シャフトにより 支持されている 内視鏡。 ２７． 前記電気的導体は、カメラ信号処理手段と接続している請求項２６記載 の内視鏡。 ２８． 照明用前記光ファイバは、手術場所を照明するよう光を与えるため光源 に前記ケーブルの近端で接続されている請求項２６記載の内視鏡。