JP2001501015A - シールドされた電気コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電気リセプタクルコネクタ（１０）は、ハウジング（１４）に取付けられ装置の入出力ポート及びパネル内の回路基板に取付けられる一体部品のシェル（１２）を具備する。シェル（１２）は、パネル開口に隣接する嵌合インタフェースを遮蔽する前壁（６６）と、前壁（６６）から後方に延びる上壁（６２）及び下壁（６４）とを具備する。保持ばねアーム（７０、９４）は、上壁及び下壁からプラグ受容キャビティ（３２）内の凹部（３４、５６）を貫通して延び、嵌合状態の嵌合相手コネクタと係合し保持する。接地脚（９６）は、コネクタを回路基板に固定する。コネクタは、ハウジング垂直壁（１１２）により分割される１対のプラグ受容キャビティ（３２）を有してもよい。シェルの下壁（６４）は、それぞれハウジング底壁（５４）上のスロット（６０）に沿って受容可能であり、コネクタの下の回路基板から絶縁される２つの部分（８４）を具備してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 シールドされた電気コネクタ 本発明は、電気コネクタの分野に関し、さらに詳細には、シールド(shield)さ れたコネクタに関する。 絶縁ハウジングの周囲に固定された導電性シェルと、ハウジング内に配列され 嵌合面から基板取付け面に延びるコンタクトとを有し、コネクタ及びそのコンタ クトが回路基板上に直角取付けされた、シールドされたコネクタが公知である。 導電性シェルは、電磁障害（ＥＭＩ）から遮蔽するためにハウジングを取囲むよ うに配置され、コネクタを回路基板に取付ける際に回路基板の接地回路に接続可 能な接地コンタクトを形成する脚を具備する。 アンプ社が「ユニバーサル・シリアル・バス」として販売する嵌合相手コネク タ組立体において、リセプタクルコネクタ（型番９５−８０９９−２３−１）は 、単一のキャビティを形成すると共に、両側壁に結合された上壁及び下壁を有し てこれら壁によりハウジングを取囲む一体のシェル部材を具備する。このシェル 部材は、嵌合状態を保持するために、プラグコネクタ（型番９５−８０８３−１ ９−１）の外表面の凹部内に着座するよう形成された自由端までプラグ受容キャ ビティ内を前方且つ内方に延びるばねアームを有する。接地コンタクトばねアー ムは、両側壁から内方且つ後方に延びて嵌合の際、プラグのシェルと係合する。 垂れ下がる脚は、リセプタクルコネクタが取付けられる回路基板の回路接地接続 として作用すると共に、基板保持部を形成する。共平面のフランジは、その前方 端で上壁、下壁及び側壁から横方向外側へ延び、プラグ受容キャビティと整合す るパネル切欠きを取囲む。 積み重ねられた（stacked）リセプタクルコネクタ（型番９５−３９４２−１ −１）においては、ハウジング内に１対のプラグ受容キャビティが垂直方向に積 み重ねられて配置される。シェル部材は、ハウジングの上壁、下壁及び側壁を取 囲む。保持アームは、上壁及び下壁から内方且 つ前方へ延びて、各プラグコネクタと保持係合する。接地コンタクトは両側壁に 沿い、基板保持接地コンタクト脚は底壁に沿う。別体のクリップ部材は、ハウジ ング内に挿入され、シェル部材の保持アームとは反対側に付加的な保持アームを 形成する。 装置の入出力ポートに取付けられるリセプタクルコネクタの嵌合面に沿ってシ ールドを強化することが望ましい。 さらに、２つのキャビティを有するリセプタクルコネクタに対して一体部材で 、嵌合したコネクタの保持、シールド対シールド係合の接地の保証、基板保持及 びシャーシ接地が得られることが望ましい。 本発明は、横並びに配置された１対の嵌合配置を含み、電子装置の入出力ポー トで回路基板に取付られるようになっており、シェル部材がその位置で確実にシ ールドする、シールドされたコネクタを提供することを目的とする。 リセプタクルコネクタは、それに固定される本発明のシェル部材を具備し、装 置内の入出力ポートで回路基板に取付けられるようになっている。シェルは、装 置の導電性パネルの入出力ポートでコネクタの嵌合面に沿って２以上のプラグ受 容キャビティ内のコネクタの信号コンタクトをＥＭＩ遮蔽（シールド）する。シ ェル部材は、単一部品を打抜き及び曲げ加工して形成され、共通の前壁から後方 に延びる上壁及び下壁を有する。共通の前壁は、各パネル切欠きと整合した貫通 開口を有し、プラグ受容キャビティ内への入口を形成する。 シェル部材は、元来、ばねアームを設けることにより、コネクタが嵌合するキ ャビティ内に挿入されるプラグを保持する作用をなす。このばねアームは、キャ ビティ内で上壁及び下壁から内方且つ前方に延び、適切な形状の自由端がプラグ の外表面の凹部内に着座する。また、シェル部材は、キャビティの両側に沿って 前壁からプラグの導電性シェルと係合可能な自由端まで後方に延びるシェル係合 可能接地指と、底壁から垂れ下がって回路基板の孔内に挿入可能となる、脚の形 状の接地コンタクトとを具備する。接地コンタクトは装置のシャーシ接地に接続 される基 板の接地回路を終端する作用をなすので、接地脚は、基板保持部材として作用す ることができる。シェル部材の全特徴は、上壁、下壁及び前壁にあり、この結果 、側壁と、かかる特徴のためハウジングの側壁を貫通する開口とが不要になる。 このため、コネクタの幅を最小にすることができる。 本発明の別の側面では、シェル部材は、その底壁によりコネクタが取付けられ ている回路基板の信号回路から絶縁されるような方法で、絶縁ハウジングに添え られている。シェル部材の底壁は、２つの離間した部分を有する。各部分は、プ ラグ受容キャビティに隣接するスロット内で嵌合面から後方に延びている。この ため、部分がハウジングの底壁上に配置されると共に、コネクタの基板取付面及 び基板間の最小限の間隔が得られる。任意事項であるが、シェル部材が、パネル 切欠きに隣接する導電性パネルと接地係合するために、後方に延びる底壁部分と 位置ずれした前壁から垂れ下がる、前方へ傾斜したタブをさらに有してもよい。 本発明の実施の形態は、添付図面を参照して実施例により詳細に説明される。 図１は、本発明のコネクタの嵌合面に沿った斜視図である。 図２は、本発明のコネクタの縦断面図である。 図３は、シェル及びコンタクトをハウジングから分解した状態の図１及び図２ のコネクタの分解斜視図である。 図４は、下方からみた本発明のコネクタの斜視図である。 図５は、後方からみた本発明のコネクタの斜視図である。 図６は、図３のシェルの斜視図である。 図７は、図３のシェルの斜視図である。 図８は、図３のシェルの正面図である。 図９は、図３のシェルの平面図である。 図１ないし図５の電気コネクタ１０は、ハウジング１４上に取付けられたシェ ル１２を具備し、嵌合面１６及び基板取付面１８を有する。２列の個別のコンタ クト部材２０は、コネクタの２つの嵌合部３０に関連 して設けられ、嵌合面に沿って横並びに配置される。ここで、各嵌合部３０は、 電子装置の入出力ポートで各嵌合相手コネクタのプラグ部と嵌合するためのもの である。各コンタクト列は、例えば信号コンタクト、電力（パワー）コンタクト 及び接地コンタクトを含んでもよい。コネクタ１０は、回路基板上に取付けられ るようになっていると共に、それぞれ嵌合するコネクタが挿入するために装置の パネルを貫通する１対の切欠きを有する入出力ポートで使用されるようになって いる。シェル１２は、切欠きに位置するコネクタを遮蔽する。 図２及び図３に示される個別のコンタクト２０は、本体部２４から前方に延び るばねアームコンタクト部２２と、本体部２４からポスト部２８まで後方へ延び る過渡部２６とを各々有する。ポスト部２８は、直角曲げ部から垂れ下がって基 板取付面１８を超えて延び、回路基板（図示せず）のスルーホール内に挿入可能 である。過渡部２６は、ポスト部２８が位置決め溝（図５参照）を貫通して正規 の間隔で１列に離間する位置まで傾斜する。図示の本体部２４は、コンタクトの 挿入の際、ハウジングを貫通する通路の両側壁と保持するように係合する保持突 起を有すのが好ましい。 図２及び図３に示されるハウジング１４は、各嵌合部３０において嵌合面１６ から後方へ延びる１対のプラグ受容キャビティ３２を具備する。ハウジング１４ の上面は、各キャビティ３２と連通する凹部３４を有する。分割壁３６は、各キ ャビティ３２を横切る中間であって凹部３４と対向して配置され、キャビティを 上部４０及び下部４２に分割する。個別のコンタクト２０の接触アーム２２は、 キャビティ下部４２内であって分割壁３６の底面４６に沿った溝４４内に配置さ れる。ここで、自由端４８は、分割壁３６の前端でリップ５０の下に捕捉される のに対し、円弧状接触部５２は、キャビティ下部４２内に延びて嵌合相手コネク タ（図示せず）の相補的コンタクトと係合し分割壁３６に向かって上方へ撓むこ とができる。ハウジング１４は、各キャビティ内に挿入される嵌合相手のプラグ コネクタと係合する表面を具備し、嵌合完了までの嵌合 相手プラグコネクタの位置決め及び案内を容易にすることが理解されよう。 ハウジング１４は、キャビティの両下部４２の下に延びる基板取付面に沿った 底壁５４を具備する。凹部５６は、キャビティ下部４２から底壁５４の内面５８ に延びて形成されている。複数対の案内溝６０は、凹部５６から内面５８に沿っ て横方向外側に延びる。 シェル１２は、金属板を打抜き及び曲げ加工した一体部品であり、上壁６２と 前壁６６から後方に延びる下壁６４とを有する。開口６８は、２個の嵌合部３０ に関連して前壁６６を貫通して設けられている。１対の第１ばねアーム７０は、 上壁６２の後部から前方に延び、下方に傾斜して分割壁３６の上面に向かうと共 に、好適にはその上面に当接して偏倚されて１個の凹部３４内に延びる。ここで 、上方に傾斜する自由端７２は、コネクタの嵌合の際に上方に撓むために嵌合相 手コネクタのプラグ前端と係合するようになっており、その後、嵌合時において 嵌合相手のプラグコネクタ（図示せず）の導電性シェルの頂面に当接して偏倚さ れる。そして、最終的に凹部内に着座して、コネクタの嵌合状態を保持する。好 適には、自由端７２は、曲げられることによりラッチするために適当な形状に形 成される。この結果、嵌合完了の際に、プラグコネクタの頂面内に各凹部の隣接 した反対側の側壁をラッチ係合するようになっている、後方を向く保持面を効果 的に形成する。 シェル上壁６２の後縁７４でその上壁６２から後方に延びているのは、（図７ に最もよく示されている）保持タブ７６である。保持タブ７６は、シェル上壁６ ２の平面から下方に位置ずれしており、ハウジング１４内のキャビティ上部４０ から後方に延びるスロット７８（図３参照）内に挿入可能である。シェル対ハウ ジングの主保持機構は、凹部３４間のハウジング１４の頂面から上方に延びるラ ッチ突起８０の形態で設けられる。このラッチ突起８０は、シェル上壁６２の開 口８２内にラッチ係合して受容される。 シェル下壁６４はハウジング底壁上のハウジング１４内に受容される ようになっているので、コネクタ１０が取付けられる回路基板のどの回路からも 絶縁される。かかる絶縁により、コネクタ取付面及び回路基板間の隙間を最小に することができる。シェル下壁６４は、キャビティ下部４２のそれぞれと関連し た１対の壁部８４を具備する。壁部８４の側部８６は案内溝６０に沿って受容さ れる。シェル下壁部８４の後端部８８は、キャビティ下部４２（図２参照）から 後方に延びるスロット９０内に受容される。また、シェル下壁部８４は、その側 縁から外方に延びる保持突起９２を有する。保持突起９２は、コネクタ１０がプ ラグコネクタと嵌合していないときの実使用の際に、ハウジング１４に対してシ ェル１２の前方への移動の阻止を補助するために、案内溝６０の横壁に食い込む と共に保持係合する。 １対の第２ばねアーム９４は、各シェル下壁部８４の後部から前方に延びると 共に、信号コンタクト２０の接触部５２と離間して対向して両キャビティ下部４ ２内を上方へ延びる。このため、第２ばねアーム９４は、プラグコネクタの底面 内の凹部に進入する適当な形状の自由端により、嵌合の際、プラグ受容キャビテ ィ内のプラグコネクタを保持して第１ばねアーム７０を補助するようになってい る。基板取付接地コンタクト即ち脚９６は、その外側縁に沿ってシェル下壁部８ ４から垂れ下がり、コネクタの嵌合の際、回路基板（図示せず）のスルーホール 内に挿入される。ハウジング底壁５４のスロット９８は、図４に最もよく示され るように、シェル１２がハウジング１４に組込まれる際に基板取付脚９６を受容 するために、嵌合面１６から後方に延びる。 図６ないし図９に示されるように、シェル下壁部８４の後部に基板取付部９６ を形成することは、外側の第２ばねアーム９４が前方且つ上方のみならず、シェ ル下壁部８４の後部に沿って第２ばねアーム９４の基部から所定の角度で横方向 外側へ延びることを必要とする。これにより、第２アーム９４の接触部１００を 、各対の他の第２接地コンタクトの接触部から適切に離間して配置すると共に信 号コンタクト２０の接触部５２と対向して配置する。 前壁６６は、各キャビティと関連する、対応した寸法のパネル切欠きの周辺を 超えた各プラグ受容キャビティ入口の隣接する周辺からの遮蔽を提供する。この ため、切欠きにおける嵌合インタフェースの遮蔽を強化する。シェル１２の前壁 ６６は、前方へ若干傾斜して下縁１０６から垂れ下がる複数のランス１０２、１ ０４を有するのが好ましい。これらランス１０２、１０４は、電子装置の入出力 ポートで電子装置のパネルの壁面と係合可能であり、パネル壁と当接する際に電 子装置と接地接続を形成する。中央のランス１０２は、中央且つ下壁部８４の間 に位置する。また、外側のランス１０４は、下壁部８４の外縁の外側に形成され る。これらのため、シェル１２は、単一の金属板から形成することができ、全て の必要且つ有利な特徴を決定する。各キャビティ下部４２内には、キャビティ下 部４２間のハウジングの中間壁１１２に沿ったシェル前壁６６から溝１１０に沿 って後方へシェル係合指１０８が延びている。ここで、シェル係合指１０８は、 中間壁１１２から若干外側に傾斜しており、嵌合相手コネクタ（図示せず）のプ ラグ部を取囲む導電性シェルの側面と確実に係合する。 任意事項であるが、シェルのどの保持又は接地部とも干渉することなく追加の コネクタ側壁遮蔽が必要なら、側壁は、本発明のシェル部材が形成された金属板 材料から容易に形成してもよい。また、付加的なパネル係合指が前壁の側縁に沿 って同様に形成されうることも理解されよう。このような他の変形及び変更は、 本発明の神髄の範囲内であり請求の範囲の範囲内ですることができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年４月２１日（１９９８．４．２１） 【補正内容】 つ前方へ延びて、各プラグコネクタと保持係合する。接地コンタクトは両側壁に 沿い、基板保持接地コンタクト脚は底壁に沿う。別体のクリップ部材は、ハウジ ング内に挿入され、シェル部材の保持アームとは反対側に付加的な保持アームを 形成する。 欧州特許出願公開第５６３９４２号公報は、シールドが、開口が各プラグ受容 キャビティと整合すると共に各プラグ受容キャビティを取囲む状態で嵌合面に沿 った前壁を有すると共に、シールド前壁から後方へ延びる上壁及び下壁を有し、 下壁がコネクタの基板取付面の近傍に延びるシールドされた基板取付型コネクタ を開示する。 装置の入出力ポートに取付けられるリセプタクルコネクタの嵌合面に沿ってシ ールドを強化することが望ましい。 さらに、２つのキャビティを有するリセプタクルコネクタに対して一体部材で 、嵌合したコネクタの保持、シールド対シールド係合の接地の保証、基板保持及 びシャーシ接地が得られることが望ましい。 本発明は、横並びに配置された１対の嵌合配置を含み、電子装置の入出力ポー トで回路基板に取付られるようになっており、シェル部材がその位置で確実にシ ールドする、シールドされたコネクタを提供することを目的とする。 リセプタクルコネクタは、それに固定される本発明のシェル部材を具備し、装 置内の入出力ポートで回路基板に取付けられるようになっている。シェルは、装 置の導電性パネルの入出力ポートでコネクタの嵌合面に沿って２以上のプラグ受 容キャビティ内のコネクタの信号コンタクトをＥＭＩ遮蔽（シールド）する。シ ェル部材は、単一部品を打抜き及び曲げ加工して形成され、共通の前壁から後方 に延びる上壁及び下壁を有する。共通の前壁は、各パネル切欠きと整合した貫通 開口を有し、プラグ受容キャビティ内への入口を形成する。 シェル部材は、元来、ばねアームを設けることにより、コネクタが嵌合するキ ャビティ内に挿入されるプラグを保持する作用をなす。このばねアームは、キャ ビティ内で上壁及び下壁から内方且つ前方に延び、適 切な形状の自由端がプラグの外表面の凹部内に着座する。また、シェル部材は、 キャビティの両側に沿って前壁からプラグの導電性シェルと係合可能な自由端ま で後方に延びるシェル係合可能接地指と、底壁から垂れ下がって回路基板の孔内 に挿入可能となる、脚の形状の接地コンタクトとを具備する。接地コンタクトは 装置のシャーシ接地に接続される基板の接地回路を終端する作用をなすので、接 地脚は、基板保持部材として作用することができる。（例えば、ばねアーム及び 接地コンタクト等の）シェル部材の全特徴は、上壁、下壁及び前壁にあり、この 結果、側壁と、かかる特徴のためハウジングの側壁を貫通する開口とが不要にな る。このため、コネクタの幅を最小にすることができる。 本発明の別の側面では、シェル部材は、その底壁によりコネクタが取付けられ ている回路基板の信号回路から絶縁されるような方法で、絶縁ハウジングに添え られている。シェル部材の底壁は、２つの離間した部分を有する。各部分は、プ ラグ受容キャビティに隣接するスロット内で嵌合面から後方に延びている。この ため、部分がハウジングの底壁上に配置されると共に、コネクタの基板取付面及 び基板間の最小限の間隔が得られる。任意事項であるが、シェル部材が、パネル 切欠きに隣接する導電性パネルと接地係合するために、後方に延びる底壁部分と 位置ずれした前壁から垂れ下がる、前方へ傾斜したタブをさらに有してもよい。 本発明の実施の形態は、添付図面を参照して実施例により詳細に説明される。 図１は、本発明のコネクタの嵌合面に沿った斜視図である。 図２は、本発明のコネクタの縦断面図である。 図３は、シェル及びコンタクトをハウジングから分解した状態の図１及び図２ のコネクタの分解斜視図である。 図４は、下方からみた本発明のコネクタの斜視図である。 図５は、後方からみた本発明のコネクタの斜視図である。 図６は、図３のシェルの斜視図である。 図７は、図３のシェルの斜視図である。 図８は、図３のシェルの正面図である。 図９は、図３のシェルの平面図である。 図１ないし図５の電気コネクタ１０は、ハウジング１４上に取付けられたシェ ル１２を具備し、嵌合面１６及び基板取付面１８を有する。２列の個別のコンタ クト部材２０は、コネクタの２つの嵌合部３０に関連 請求の範囲 １．嵌合面（１６）に延びる少なくとも１つのプラグ受容キャビティ（３２）を 有する絶縁ハウジング（１４）と、該絶縁ハウジング（１４）に添えられ、前記 キャビティ（３２）の各々を取囲む開口（６８）を有する前壁（６６）、該前壁 （６６）から後方へ延びる上壁（６２）及び前記前壁（６６）から後方へ延びる 下壁（６４）を有する一体のシェル（１２）とを具備するタイプのシールドされ たリセプタクルコネクタであって、前記前壁（６６）は、前記絶縁ハウジング（ １４）の前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と整合すると共に取囲む開口 （６８）を有し、前記シェル（１２）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の 各々と関連すると共に前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々の内部にコネク タ保持自由端（７２、１００）まで延びて嵌合相手コネクタの外表面と係合する １対の対向するばねアーム（７０、９４）を有し、前記シェル（１２）は、該シ ェル（１２）から外方へ延びて接地接続する少なくとも１個の接地コンタクトを さらに有する、シールドされたリセプタクルコネクタ（１０）において、 各々の前記１対の対向するばねアーム（７０、９４）のうちの一方のばねアー ムが前記上壁（６２）に沿って形成されると共に、各々の前記１対の対向するば ねアーム（７０、９４）のうちの他方のばねアームが前記下壁（６４）に沿って 形成され、前記ばねアーム（７０、９４）がその後部のそれぞれから前方へ且つ ハウジング上側凹部（３４）及び下側凹部（５６）の各々を通って内方へ延び、 全ての前記ばねアーム（７０、９４）及び前記接地コンタクトは、前記シェル （１２）に側壁を設けることを必要としないように、前記上壁及び前記下壁から 延びることを特徴とするシールドされたリセプタクルコネクタ（１０）。 ２．前記シェル（１２）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々内に配置 されると共に前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々への入口と整合する開口 （６８）の周辺で前記前壁（６６）から後方へ延びるシェル係合指（１０８）を さらに有することを特徴とする請求の範囲第１項記載のコネクタ（１０）。 ３．前記シェル上壁（６２）及び前記下壁（６４）のうちの一方は、前記ハウジ ング（１４）に対して前記シェル（１２）を保持するために、組立の際に、前記 ハウジング（１４）のラッチ突起（８０）と関連して前記上壁及び前記下壁を貫 通する開口（８２）を有し、 前記シェル上壁（６２）及び前記下壁（６４）のうちの前記一方は、前記ハウ ジング（１４）の隣接する外表面に前記上壁（６２）及び前記下壁（６４）のう ちの前記一方に固定するために前記ハウジング（１４）と係合可能な少なくとも １つの部分（７６）を有することを特徴とする請求の範囲第１項記載のコネクタ （１０）。 ４．前記シェル（１２）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と関連す る２本の前記上側ばねアーム（７０）と、前記プラグ受容キャビティ（３２）の 各々と関連する２本の前記下側ばねアーム（９４）とを有することを特徴とする 請求の範囲第１項記載のコネクタ（１０）。 ５．前記少なくとも１個の接地コンタクトは、回路基板のスルーホールに挿入す る際、前記回路基板に前記コネクタを保持するために、前記下壁（６４）から垂 れ下がって前記回路基板と機械的に接続するようになっている１対の脚（９６） であり、 該接地脚（９６）は、前記下壁（６４）の後縁に隣接する前記下壁（６４）の 側縁（６４）から垂れ下がっており、 前記下側ばねアーム（９４）のうちの外側のばねアームは、前記接地 脚（９６）の各々に隣接して前記後部から前方且つ傾斜して外方へ延び、前記外 側のばねアームの自由端（１００）が前記接地脚（９６）の前方の前記下壁（６ ４）の前記側縁に隣接して配置されることを特徴とする請求の範囲第４項記載の コネクタ（１０）。 ６．前記ハウジング（１４）は、前記嵌合面（１６）を横切って横方向に配列し た２個の前記プラグ受容キャビティ（３２）を有し、 前記シェル前壁（６６）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と整合 して前記シェル前壁（６６）を貫通する２個の前記開口を有し、 前記下壁（６４）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々の下で前記前 壁（６６）から後方へ延びる２つの前記部分（８４）を有し、これら２つの部分 の間に、前記プラグ受容キャビティ（３２）を分割する前記ハウジング（１４） の垂直壁（１１２）と整合する隙間を有することを特徴とする請求の範囲第１項 記載のコネクタ（１０）。 ７．前記下壁部（８４）の各々は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々の 下に関連した前記下側凹部（５６）の下の前記嵌合面（１６）から前記ハウジン グ（１４）内に延びる水平方向のスロット（６０）に沿って延びて、前記シェル （１２）の取付面（１８）に沿って前記ハウジング（１４）の底壁（５４）の上 に配置され、 前記接地脚（９６）の各々は、前記シェル（１２）をその前方から前記ハウジ ング（１４）に組み込む際に、前記嵌合面（１６）、前記基板取付面（１８）及 び前記下側凹部（５６）と連通して垂直スロット（９８）に沿うと共に該垂直ス ロット（９８）を通り過ぎ、 この結果、前記下壁部（８４）は、コネクタを前記回路基板に取付ける際に、 前記回路基板のいずれの回路からも絶縁され、前記回路基板及び前記基板取付面 （１８）間の空間を最小にすることができることを特徴とする請求の範囲第６項 記載のコネクタ（１０）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，Ａ Ｕ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ， ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，Ｋ Ｚ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，Ｔ Ｍ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 シウ、レウン マン アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17103 ハリスバーグ サウストゥエンテ ィエイスストリート 127 アパート ４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．嵌合面（１６）に延びる少なくとも１つのプラグ受容キャビティ（３２）を 有する絶縁ハウジング（１４）と、該絶縁ハウジング（１４）に添えられ、前壁 （６６）、該前壁（６６）から後方へ延びる上壁（６２）及び前記前壁（６６） から後方へ延びる下壁（６４）を有する一体のシェル（１２）とを具備するタイ プのシールドされたリセプタクルコネクタであって、前記前壁（６６）は、前記 絶縁ハウジング（１４）の前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と整合する と共に取囲む開口（６８）を有し、前記シェル（１２）は、前記プラグ受容キャ ビティ（３２）の各々と関連すると共に前記プラグ受容キャビティ（３２）の各 々の内部にコネクタ保持自由端（７２、１００）まで延びて嵌合相手コネクタの 外表面と係合する１対の対向するばねアーム（７０、９４）を有し、前記シェル （１２）は、該シェル（１２）から外方へ延びて接地接続する少なくとも１個の 接地コンタクトをさらに有する、シールドされたリセプタクルコネクタ（１０） において、 各々の前記１対の対向するばねアーム（７０、９４）のうちの少なくとも１本 は、前記上壁（６２）及び前記下壁（６４）の各々に沿って形成されると共に、 前記ばねアーム（７０、９４）の後部のそれぞれから前方へ且つハウジング上側 凹部（３４）及び下側凹部（５６）の各々を通って内方へ延び、 全ての前記ばねアーム（７０、９４）及び前記接地コンタクトは、前記シェル （１２）に側壁を設けることを必要としないように、前記上壁、前記下壁及び前 記前壁から延びることを特徴とするシールドされたリセプタクルコネクタ（１０ ）。 ２．前記シェル（１２）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々内に配置 されると共に前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々への入 口と整合する開口（６８）の周辺で前記前壁（６６）から後方へ延びるシェル係 合指（１０８）をさらに有することを特徴とする請求の範囲第１項記載のコネク タ（１０）。 ３．前記シェル上壁（６２）及び前記下壁（６４）のうちの一方は、前記ハウジ ング（１４）に対して前記シェル（１２）を保持するために、組立の際に、前記 ハウジング（１４）のラッチ突起（８０）と関連して前記上壁及び前記下壁を貫 通する開口（８２）を有し、 前記シェル上壁（６２）及び前記下壁（６４）のうちの前記一方は、前記ハウ ジング（１４）の隣接する外表面に前記上壁（６２）及び前記下壁（６４）のう ちの前記一方に固定するために前記ハウジング（１４）と係合可能な少なくとも １つの部分（７６）を有することを特徴とする請求の範囲第１項記載のコネクタ （１０）。 ４．前記シェル（１２）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と関連す る２本の前記上側ばねアーム（７０）と、前記プラグ受容キャビティ（３２）の 各々と関連する２本の前記下側ばねアーム（９４）とを有することを特徴とする 請求の範囲第１項記載のコネクタ（１０）。 ５．前記少なくとも１個の接地コンタクトは、回路基板のスルーホールに挿入す る際、前記回路基板に前記コネクタを保持するために、前記下壁（６４）から垂 れ下がって前記回路基板と機械的に接続するようになっている１対の脚（９６） であり、 該接地脚（９６）は、前記下壁（６４）の後縁に隣接する前記下壁（６４）の 側縁（６４）から垂れ下がっており、 前記下側ばねアーム（９４）のうちの外側のばねアームは、前記接地脚（９６ ）の各々に隣接して前記後部から前方且つ傾斜して外方へ延び、前記外側のばね アームの自由端（１００）が前記接地脚（９６）の前方 の前記下壁（６４）の前記側縁に隣接して配置されることを特徴とする請求の範 囲第４項記載のコネクタ（１０）。 ６．前記ハウジング（１４）は、前記嵌合面（１６）を横切って横方向に配列し た２個の前記プラグ受容キャビティ（３２）を有し、 前記シェル前壁（６６）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と整合 して前記シェル前壁（６６）を貫通する２個の前記開口を有し、 前記下壁（６４）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々の下で前記前 壁（６６）から後方へ延びる２つの前記部分（８４）を有し、これら２つの部分 の間に、前記プラグ受容キャビティ（３２）を分割する前記ハウジング（１４） の垂直壁（１１２）と整合する隙間を有することを特徴とする請求の範囲第１項 記載のコネクタ（１０）。 ７．前記下壁部（８４）の各々は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々の 下に関連した前記下側凹部（５６）の下の前記嵌合面（１６）から前記ハウジン グ（１４）内に延びる水平方向のスロット（６０）に沿って延びて、前記シェル （１２）の取付面（１８）に沿って前記ハウジング（１４）の底壁（５４）の上 に配置され、 前記接地脚（９６）の各々は、前記シェル（１２）をその前方から前記ハウジ ング（１４）に組み込む際に、前記嵌合面（１６）、前記基板取付面（１８）及 び前記下側凹部（５６）と連通して垂直スロット（９８）に沿うと共に該垂直ス ロット（９８）を通り過ぎ、 この結果、前記下壁部（８４）は、コネクタを前記回路基板に取付ける際に、 前記回路基板のいずれの回路からも絶縁され、前記回路基板及び前記基板取付面 （１８）間の空間を最小にすることができることを特徴とする請求の範囲第６項 記載のコネクタ（１０）。 ８．嵌合面（１６）から内方へ延びる少なくとも１つのプラグ受容キャ ビティ（３２）を有する絶縁ハウジング（１４）と、該絶縁ハウジング（１４） に添えられ、前壁（６６）、該前壁（６６）から後方へ延びる上壁（６２）及び 前記前壁（６６）から後方へ延びると共に前記シェル（１２）の基板取付面（１ ８）と平行に近接する下壁（６４）を有する一体のシェル（１２）とを具備する タイプのシールドされたリセプタクルコネクタであって、前記前壁（６６）は、 前記絶縁ハウジング（１４）の前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と整合 すると共に取囲む開口（６８）を有する、シールドされたリセプタクルコネクタ （１０）において、 前記下壁（６４）は、少なくとも１つの前記プラグ受容キャビティ（３２）の 下の前記嵌合面（１６）から前記ハウジング（１４）内に延びる水平方向のスロ ット（６０）に沿って延びて、前記シェル（１２）の基板取付面（１８）に沿っ て前記ハウジング（１４）の底壁（５４）の上に配置され、 この結果、前記下壁部（８４）は、コネクタを前記回路基板に取付ける際に、 前記回路基板のいずれの回路からも絶縁され、前記回路基板及び前記基板取付面 （１８）間の空間を最小にすることができることを特徴とするシールドされたリ セプタクルコネクタ（１０）。 ９．接地脚（９６）は、前記下壁（６４）の後縁に隣接する前記下壁（６４）の 側縁から垂れ下がっており、 前記ハウジング底壁（５４）は、前記接地脚（９６）の各々と関連すると共に 前記嵌合面（１６）、前記基板取付面（１８）及び前記水平方向を向いたスロッ ト（６０）と連通した垂直スロット（９８）を有し、前記ハウジング（１４）に 対する前記シェル（１２）の組立の際に、前記関連する接地脚の通過を許容する ことを特徴とする請求の範囲第８項記載のコネクタ（１０）。 １０．前記ハウジング（１４）は、前記嵌合面（１６）を横切って横方向に配列 した２個の前記プラグ受容キャビティ（３２）を有し、 前記シェル前壁（６６）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々と整合 して前記シェル前壁（６６）を貫通する２個の前記開口（６８）を有し、 前記下壁（６４）は、前記部分の各々の側縁（６４）が前記水平方向を向いた スロット（６０）の関連する端部の壁に隣接して配置された状態で前記水平方向 を向いたスロット（６０）内にそれぞれ受容可能な２個の前記部分（８４）を有 することを特徴とする請求の範囲第８項記載のコネクタ（１０）。 １１．前記シェル上壁（６２）は、組立の際に、前記ハウジング（１４）のラッ チ突起（８０）と関連して貫通する開口（８２）を有し、 各々の前記シェル下壁部（８４）の前記側縁（６４）は、前記水平方向を向い たスロット（６０）に沿って前記側縁が延びる前記水平方向を向いたスロット（ ６０）の各端部の前記隣接する壁内に食い込むようになっている外方へ延びる突 起を有し、 これらが共に組立後の前記ハウジング（１４）に対する前記シェル（１２）の 前方移動に対して抵抗することを特徴とする請求の範囲第８項記載のコネクタ（ １０）。 １２．前記ハウジング（１４）は、前記プラグ受容キャビティ（３２）から各々 の前記水平方向を向いたスロット（６０）と連通して延びる下側凹部（５６）を 有し、 前記シェル（１２）は、前記シェル下壁（６４）に沿って形成されると共にそ の後部から前記プラグ受容キャビティ（３２）の各々の内部に配置された自由端 （１００）まで前方へ且つ前記ハウジング下側凹部（５６）の各々を通って内方 に延びて、嵌合相手コネクタの下面と係合する 少なくとも１本のばねアーム（９４）を有することを特徴とする請求の範囲第８ 項記載のコネクタ（１０）。