JP2001500498A - 触媒選択的スルホニル化法 - Google Patents

触媒選択的スルホニル化法

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JP2001500498A JP10512954A JP51295498A JP2001500498A JP 2001500498 A JP2001500498 A JP 2001500498A JP 10512954 A JP10512954 A JP 10512954A JP 51295498 A JP51295498 A JP 51295498A JP 2001500498 A JP2001500498 A JP 2001500498A
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マルティネリ,マイケル・ジェイ
モーアー,エリック・ディ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は第二級アルコールの存在下第一級アルコールを選択的にスルホニル化するための改良方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 触媒選択的スルホニル化法 本発明は製薬および有機化学の分野に属し、第二級または非活性化アルコール の存在下に第一級アルコールを選択的にスルホニル化するための新規な触媒方法 を提供する。 重要な医薬活性物質について重要な中間体を合成するには、第二級アルコール をも含んでいる基質中の第一級アルコールを選択的にスルホニル化するための有 効な方法が望まれる。このようなジオール体をスルホニル化するための通常の方 法ではトルエンスルホニルクロライドとともに塩基を使用する。以下の反応式1 に示されるように、この通常の方法は、所望の第一級トシレート体(2)、第2 級トシレート体(3)およびビスートシレート体(4)ばかりでなく出発物質で あるジオール体(1)をも含む混合物を与える(反応式1)。 本発明は、式I: [式中、R1はHまたはR2であり、 R2はC1−C12アルキル;C2−C12アルケニル、C3−C8シクロアルキル、 アリール、アリール−(C1−C6アルキル)、アリール−Z−(C1−C6アルキ ル)、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(C1−C6アルキル)、またはヘ テロアリール−Z−(C1−C6アルキル)であり、それぞれは1−3個の置換分 RSによって置換されていてもよく、または R1およびR2は一緒になって、1−3個の置換分RSによって置換されていて もよい5−6員環を形成し、 RSはC1−C12アルキル、ハロ、ヒドロキシまたはC1−C3アルコキシであり 、 nは0、1または2であり、 ZはOまたはSであり、 RPはC1−C6アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルである] で示される化合物を製造するための改良方法であって、 (a) 式II: で示される化合物を、 (b) 式:RPSO2Xまたは(RPSO2)2O(ここに、Xはハロまたはイミダゾ リル)で示される化合物、 (c) 第三級アミン、および (d) 触媒量の式:(Ra2Sn(Xa)mで示される化合物: (ここに、RaはC1−C12アルキル、 XaはO、Cl、Br、OAcまたはORb、 mは1または2、そして RbはC1−C6アルキルまたはアリール) と接触させることを特徴とする方法に関する。 本発明の好ましい態様は、第二級アルコールの存在下に第一級アルコールを選 択的にトシル化するための方法であって、第一級アルコールを触媒量のSn(IV )存在下、トシルクロライドと反応させる方法である。 化学量論量ではなく、触媒量のスズ(IV)を用いると重要な利点が得られる。 化学量論量のスズを使用する反応では、望ましくない親油性の酸化スズを除去す るためにかなり大変なクロマトグラフィーが必要となる。このような精製工程を 経た後でさえ、およそ1から10モルパーセント(1−10%)のスズ混入物が 残ってしまう。このように生成物の品質は信用が損なわれるので、医薬品の製造 にスタンニレン方法を使用することは有意に制限される。 本発明の方法によって製造される生成物は簡単なすすぎと溶媒除去によって精 製することができる。さらに、本生成物は劇的に低減されたスズ混入物しか含ま ない(0.1モルパーセント以下である)。 従って、本発明方法は要求される選択性を達成するとともに、スズ混入物が0 .1モルパーセント以下である製薬的に許容される中間体を与えるものである。 好ましいジオール中間体はクリプトフィシン(cryptophycin)化合物を製造する ために有用なものである。 好ましいスズ触媒は酸化スズである。特に有用な酸化スズはジブチルスズ・オ キシドおよびジブチルスズ・ジメトキシドである。 本発明はさらに、メソ−ジオール体をキラルスズ(IV)試薬と反応させること を特徴とする、メソ−ジオール体をデラセミ化する(deracemizing、ラセミ化さ せない)方法に関する。 「触媒量」なる用語は当業者に理解されている。これは、化学量論量よりも少 ないが、所望の成果を上げるに充分な量を意味する。 「アルキル」なる用語は指示した数の炭素原子を有するアルキル基を意味する 。これは飽和または不飽和の分枝鎖または直鎖状であってよい。アルキル基の例 としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、プロペ ニル、エテニル、sec−ブチル、n−ペンチル、イソブチル、tert−ブチ ル、sec−ブチル、メチル化ブチル基、ペンチル、tert−ペンチル、se c−ペンチル、メチル化ペンチル基などが挙げられる。 「アルケニル」なる用語は1−3個の二重結合を有するアルキル基を意味する 。「シクロアルキル」は飽和C3−C12シクロアルキル基を意味する。 「アルコキシ」なる用語は直鎖または分枝鎖状アルキル基が結合している酸素 原子を意味する。 「芳香族基」および「ヘテロ芳香族基」なる用語は単環共役系または二環共役 系に4n+2π電子を有する通常の芳香環を意味する。「アリール」なる用語は 芳香族基を意味する。芳香族基の例にはフェニル、ベンジルおよびナフチルがあ る。ヘテロ芳香族基は1つまたはそれ以上の酸素、窒素および/またはイオウ原 子を環内に含んでいる。ヘテロ芳香族基の例にはフリル、ピロリル、チエニル、 ピリジルなどがある。芳香族またはヘテロ芳香族基が置換される場合、置換分は 可能な炭素原子のいずれにも結合することができる。 「ハロ」なる用語はCl、Br、FまたはIを意味する。 本発明方法の一例を以下の反応式2に示す: 生成物6はスズ触媒条件下、選択的かつきれいにトシル化された(ビス−トシ レート体1%以下)が、スズ不存在ではこの反応は選択的でもきれいでもなかっ た(ビス−トシレート体10%以上)。 このように、触媒量のスズは第一級アルコール類の部位選択的な保護を効果的 に促進する。この方法では、大変なクロマトグラフィー精製が必要とされず、ス ズ混入も最小限で生成物が得られる。 本発明の方法は種々のアルコール基質に適用でき、クリプトフィシン化合物の 製造に重要な中間体の合成に特に有用である。 式IIで示される基質としては次ぎのものが例示される: これらの例示化合物中、Arは本明細書に記載のとおりの意味を有する。 本発明の方法は第三級アミンの存在下に行う。第三級アミンは式:R3N(こ こに、Rはアルキルまたはアリールであるか、またはNと一緒になったR3単位 として環、例えばピリジンまたはピペリジンであることができる)によって表す ことができる。トリアルキルアミンが好ましく、トリエチルアミンが特に好まし い。ジイソプロピルエチルアミンおよびピリジンも使用することができる。 本発明の方法は好ましくは、溶媒、例えば不活性有機溶媒の存在下に行う。ジ クロロメタンは特に好ましい溶媒である。他の使用可能な溶媒にはアセトニトリ ルがあり、これはテトラヒドロフランよりも良好であり、テトラヒドロフランは トルエンよりも良好であり、トルエンはメタノールよりもずっと良好である。 本発明方法の特異性を以下の表1に示す。ここでは、触媒としてスズを用いる または用いない上記ジオール体5のトシル化を比較している。 表1スズ触媒によるビスートシレート形成の比較 試薬 スズ触媒なし スズ触媒あり ジオール5 1.0モル 1.0モル TsCl 1.0モル 1.0モル Et3N 1.0モル 1.0モル Bu2Sn=O 0 0.001モル ビスートシレート% >10% <1% 本発明の改良方法の特に好ましい特徴は、本発明方法がこれまで既知の方法と 比べてより短時間かつより効果的なクリプトフィシン化合物の合成を可能ならし めることである。BarrowらのJ.Am.Chem.Soc.1995,117,2479-2490を参照のこ と。本発明方法はさらに、以下の式(I)で示される修飾クリプトフィシン化合 物の製造に有用である: 式中、GはC1−C12アルキル、C2−C12アルケニル、C2−C12アルキニル またはArであり、 Arは芳香族もしくはヘテロ芳香族基または置換された芳香族もしくはヘテロ 芳香族基であり、 R1はハロ、SR、OR、アミノ、モノーもしくはジ−(C1−C6アルキル) アミノ、トリ(C1−C6アルキル)アンモニウム、C1−C6アルキルチオ、ジ( C1−C6アルキル)スルホニウム、C1−C6アルキルスルホニル、またはC1 −C6アルキルホスホニルであり、 R2はOHまたはSHであるか、または R1およびR2は一緒になってC−18とC−19間の第2の結合を形成するか 、または一緒になってエポキシド、アジリジン、エピスルフィドまたはシクロプ ロピル環を形成し、 RはH、C1−C6アルキル、C1−C6アルカノイルまたはArであり、 R3はC1−C6アルキルであり、 R4およびR5はそれぞれHであるか、または R4およびR5は一緒になってC−13とC−14間の第2の結合を形成し、 R7はH、C1−C6アルキルNR5152、−(C1−C3アルキル)NR5152 、またはOR51であり、 R8はHまたはC1−C6アルキルであるか、または R7およびR8は一緒になってシクロプロピル環を形成し、 R51およびR52は独立してC1−C3アルキルであり、 R9はH、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニルまた は(C1−C6アルキル)C3−C5シクロアルキルであり、 R10はHまたはC1−C6アルキルであり、 R14はHまたは低級アルキル基であり、 XはO、NHまたは(C1−C3アルキル)N−であり、 YはC、O、NH、S、SO、SO2または(C1−C3アルキル)N−であり 、 R6はC1−C6アルキル、置換(C1−C6)アルキル、(C3−C8)シクロア ルキル、置換C3−C8シクロアルキル、ヘテロ芳香族基または置換ヘテロ芳香族 基であるか、または式IIIa、III’、III”: で示される基であり、 R6a、R6bおよびR6cは独立してH、ハロまたはOR18であり、 R15、R16およびR17は独立して水素、ハロ、C1−C6アルキル、OR18、O −アリール、NH2、NR1819、NO2、OPO42、(C1−C6アルコキシ) フェニル、Sベンジル、CONH2、CO2H、PO32、SO223またはZ’ であり、 R18およびR19は独立して水素またはC1−C6アルキルであり、 R23は水素またはC1−C3アルキルであり、 Zは−(CH2)n−またはC3−C5シクロアルキルであり、 nは0、1または2であり、そして Z’は芳香族基または置換芳香族基である。 さらに、本発明方法に酸化スズを使用する場合、本方法はキラルSn=O試薬 を用いることでメソ−ジオール類をデラセミ化するのに利用できる。キラルSn =O試薬は、Sn中心に共有結合によって結合している、または反応混合物に加 えられるキラルアミン類を介してSn中心に結合するキラルリガンドを用いて、 調製することができる。 本発明の好ましい方法のいくつかを以下に例示する: A)ジオール体が式: で示される; B)スズ触媒が酸化スズである; C)スズ触媒がジブチルスズ・オキシドまたはジブチルスズ・ジメトキシドで ある; D)本方法を溶媒存在下に行う; E)本方法がキラルSn(IV)試薬を利用し、メソ−ジオール類をデラセミ化 する; F)本方法を使用し、クリプトフィシン化合物の製造に有用である中間体を製 造する;そして G)本方法を使用し、式(I)で示されるクリプトフィシン化合物の製造に有 用である中間体を製造する。 所望の基質を製造するうえで適当な出発物質および試薬ならびに本方法に使用 する試薬は上記の反応式および以下の実施例を参照することで選択することがで きる。殆どの試薬は市販されており、また市販されていなくても、そのような試 薬は是認された化学手法によって製造することができる。 必要な反応時間は使用する出発物質および温度に左右される。特定の反応につ いての最適な反応時間は化学反応の常であるが、相対する目的処理量、即ち短時 間の反応により達成されるもの、および長時間の反応により達成される最大収量 を考慮して決定される妥協点である。 本発明をさらに詳細に説明するため、以下に実施例を挙げるが、これらは限定 を意図するものでない。実施例1 第一級トシレート6の製造(反応式2参照) 機械的攪拌子および窒素引入口を備えた2リットル容量3頸丸底フラスコにジ オール体5(58g、0.30mol)、Bu2Sn=O(1.5g、0.00 60mol)、CH2Cl2(580ml)、Et3N(30.5g、0.30m ol)およびTsCl(57.5g、0.30mol)を加えた。この反応混合 物をクロマトグラフィー分析が反応の完了を示すまで、室温にて攪拌した(30 −40分以内)。反応混合物をHy−floパッドにより濾過し、得られた濾液 を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し、清澄な淡琥珀色油状物質として 化合物6を得た(99%)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 493/04 101 C07D 493/04 101C // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 マルティネリ,マイケル・ジェイ アメリカ合衆国46007インディアナ州ザイ オンズビル、マルサン・ドライブ1935番 (72)発明者 モーアー,エリック・ディ アメリカ合衆国46237インディアナ州イン ディアナポリス、ペッパー・コート4524番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a) 式II: で示される化合物を、 (b) 式:RPSO2Xまたは(RPSO3)2O(ここに、Xはハロまたはイミダゾ リル)で示される化合物、および (c) 第三級アミンと接触させることによって、式I: [ここに、R1はHであり、 R2はC1−C12アルキル;C2−C12アルケニル、C3−C8シクロアルキル、 C1−C10アルコキシ、アリール、アリール−(C1−C6アルキル)、アリール −Z−(C1−C6アルキル)、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(C1−C6ア ルキル)、またはヘテロアリール−Z−(C1−C6アルキル)であり、それぞれ は1−3個のRS置換分によって置換されていてもよく、または R1およびR2は一緒になって、1−3個のRS置換分によって置換されていて もよい5−6員環を形成し、 RSはC1−C12アルキル、ハロ、ヒドロキシまたはC1−C3アルコキシであり 、 nは0、1または2であり、 ZはOまたはSであり、そして RPはC1−C?アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルである] で示される化合物を製造する方法において、 (d) 触媒量の式:(Ra)2Sn(Xa)mで示される化合物: (ここに、RaはC1−C12アルキル、 XaはO、Cl、Br、OAcまたはORb、 mは1または2、そして RbはC1−C6アルキルまたはアリール) を加える、という改良。 2.nが0である請求項1記載の改良。 3.R2がアリール(C1−C6)アルキル−である請求項1記載の改良。 4.RPSO2基がトシルである請求項1記載の改良。 5.Xがクロロである請求項1記載の改良。 6.XaがOである請求項1記載の改良。 7.RaがC1−C6アルキルである請求項1記載の改良。 8.第二級アルコールの存在下、第一級アルコールを選択的にトシル化するた めの方法であって、触媒量の酸化スズSn(IV)の存在下にジオール体をトシル ・クロライドと反応させることを特徴とする方法。 9.Sn(IV)が酸化スズである請求項8記載の方法。 10.酸化スズがジブチルスズ・オキシドまたはジブチルスズ・メトキシドで ある請求項9記載の方法。 11.ジオール体が以下の化合物からなる群から選ばれる請求項8記載の方法 : 12.メソ−ジオール体をキラルSn(IV)試薬と反応させることを特徴とす る、メソージオール体のデラセミ化方法。
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