JP2001500424A - 乳化剤混合物およびその転相温度エマルジョン製造のための使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、転相温度（PIT）法による安定なエマルジョン製造のための、エトキシル化脂肪酸および部分グリセリドを含む乳化剤混合物に関する。乳化剤混合物によって、PITエマルジョンは、所定の極性を有する油状物質を用い、所定の転相温度で製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 乳化剤混合物およびその転相温度エマルジョン製造のための使用 発明の属する技術分野 本発明は、選択した非イオン性界面活性剤をベースとする新規乳化剤混合物お よびその転相温度（PIT）エマルジョン製造のための使用に関する。 従来の技術 親水性乳化剤と疎水性共乳化剤との混合物は、転相温度法による微小滴エマル ジョンの製造に通常使用されている(DE-A1 38 19 193、DE-A1 40 10 383、DE-A1 4 140 562、DE-A1 43 18171、DE-A1 43 37 041、DE-A1 44 11 557：Henkel)。 これらの先行技術によれば、（乳化剤）対（共乳化剤）の比率は、転相温度エマ ルジョン技術の油特性（いわゆるACN数として表示）に適合させる必要がある。 したがって、転相温度法によって同じ温度条件下に種々の油を乳化させることが できるような、乳化剤/共乳化剤混合物は、全く知られていない。このような混 合物であれば、安定なエマルジョンをより容易に製造できることは、明白である 。したがって、本発明が解決しようとする課題は、前記したような転相温度エマ ルジョンの製造に関する欠点を有しない乳化剤混合物を提供することである。 発明の詳細な説明 本発明は、（a）脂肪酸エトキシレートおよび（b）部分グリセリドを含む乳化 剤混合物を提供する。 驚くべきことに、本発明の乳化剤混合物は、ACN数、すなわち油の極性に関係 なく、所定の転相温度での転相温度エマルジョンの製造を可能にすることが、判 明した。したがって、本発明の乳化剤混合物は、広範な油を、その特性に関係な く同じ条件下に乳化させるのに適している。脂肪酸エトキシレート 乳化剤成分（a）として適した脂肪酸エトキシレートは、好適には式： R¹CO(CH₂CH₂O)_nH (I) 〔式中、R¹COは、炭素数12〜22の直鎖または分岐鎖アシル基、ｎは、5〜50、好 適には15〜35の数である。〕 で示される。その代表例は、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パ ルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸 、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン 酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸並びにそれらの工業的 混合物（例えば、天然油脂の加圧加水分解またはローレンスオキソ合成からのア ルデヒドの還元によって得られる工業的混合物）の酸化エチレン（20〜30モル） 付加物である。炭素数16〜18の脂肪酸の酸化エチレン（20〜30モル）付加物が好 適に使用される。部分グリセリド 乳化剤成分（b）として適した部分グリセリドは、好適には式： 〔式中、R²COは、炭素数12〜22の直鎖または分岐鎖アシル基、ｘ、ｙおよびｚは 、０または合計1〜50、好適には15〜35の数である。〕 で示される。本発明の使用に適した部分グリセリドの代表例は、ラウリン酸モノ グリセリド、ヤシ油脂肪酸モノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド、ステ アリン酸モノグリセリド、イソステアリン酸モノグリセリド、オレイン酸モノグ リセリドおよび獣脂脂肪酸モノグリセリド並びにそれらの酸化エチレン（5〜50 モル、好適には20〜30モル）付加物である。R²COが炭素数16〜18の直鎖アシル基 である式（II）で示されるモノグリセリドまたはこのモノグリセリドを主成分と するモノグリセリド/ジグリセリド工業的混合物が、好適である。 前記成分（a）および前記成分（b）を、10：90〜90：10、好適には25：75〜75 ：25、より好適には40：60〜60：40の重量比で含む乳化剤混合物が、通常使用さ れる。産業上の利用性 本発明の乳化剤混合物を用いて、種々の極性の油を含む安定な転相温度エマル ジョンを製造することができる。したがって、本発明はまた、転相温度エマルジ ョンの乳化剤混合物の使用を提供し、この乳化剤混合物は、一般にエマルジョン を基準に1〜10重量％、好適には3〜8重量％の量で使用する。油 好適な油、例えば、炭素数6〜18、好適には炭素数8〜10の脂肪アルコールをベ ースとするゲルベアルコール、炭素数6〜20の直鎖脂肪酸と炭素数6〜20の脂肪ア ルコールとのエステル、炭素数6〜13の分岐鎖カルボン酸と炭素数6〜20の直鎖脂 肪アルコールとのエステル、炭素数6〜18の直鎖脂肪酸と分岐鎖アルコールとの エステル、特に2-エチルヘキサノール、直鎖および／または分岐鎖脂肪酸と多価 アルコール（例えば二量体ジオールまたは三量体トリオール）および／またはゲ ルベアルコールとのエステル、炭素数6〜10の脂肪酸をベースとするトリグリセ リド、植物油、分岐鎖一級アルコール、置換シクロヘキサン、ゲルベカーボネー ト、ジアルキルエーテルおよび／または脂肪族炭化水素またはナフテン系炭化水 素であり、これらは、通常10〜50重量％、好適には15〜35重量％の量で使用され る。 転相温度エマルジョンは、種々の用途に使用することができるが、好適にはス キンケアおよびヘアーケア製品、例えばヘアーシャンプー、ヘアーローション、 バブルバス、クリーム、ローションまたはエモリエントの製造に使用される。転 相温度エマルジョンは、また界面活性剤、共乳化剤、脂肪被覆剤(Ueber-fettung smittel)、安定化剤、ロウ、コンシステンシー調整剤、増粘剤、カチオンポリマ ー、シリコーン化合物、成長促進剤、フケ防止剤、膜形成剤、防腐剤、ヒドロト ロープ、可溶化剤、紫外線吸収剤、染料および芳香剤などを、付加的な助剤およ び添加剤として含むことができる。 好適な界面活性剤の代表例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフ ェート、モノグリセリドスルフェート、スルホコハク酸モノおよび／またはジア ルキルエステル、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリ ド、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アル キルアミドベタインおよび／または好適には植物タンパク脂肪酸縮合物である。 好適な共乳化剤は、例えば、少なくとも１つの以下の群から選ばれる非イオン 性界面活性剤である。 （b1）炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコールおよび炭素数8〜15のアルキル基を有す るアルキルフェノールの、酸化エチレン2〜30モル付加物および／または酸化プ ロピレン0〜5モル付加物 （b2）炭素数6〜22の飽和および不飽和脂肪酸のグリセロールモノエステル/ジエ ステルおよびソルビタンモノエステル／ジエステル並びにそれらの酸化エチレン 付加物 （b3）炭素数8〜22のアルキル基を含むアルキルモノグリコシドおよびアルキル オリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化同族体 （b4）ヒマシ油および／または水添ヒマシ油の酸化エチレン15〜60付加物 （b5）ポリオールエステル、特にポリグリセロールエステル、例えばポリグリセ ロールポリリシノレエートまたはポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレ ート。また、この部類の数種から選択された化合物の混合物が好適である。 （b6）ヒマシ油および／または水添ヒマシ油の酸化エチレン2〜15モル付加物 （b7）直鎖、分岐鎖、不飽和または飽和C_{12 〜22}脂肪酸、リシノール酸および12- ヒドロステアリン酸並びにグリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリトリト ール、ジペンタエリトリトール、糖類アルコール（例えばソルビトール）および ポリグリコシド（例えばセルロース）をベースとする部分エステル （b8）リン酸トリアルキルエステル （b9）羊毛ロウアルコール （b10）ポリシロキサン/ポリアルキルポリエーテルコポリマーおよび対応する誘 導体 （b11)DE-PS 11 65 574記載のペンタエリトリトール、脂肪酸、クエン酸および 脂肪アルコールの混合エステル、および （b12）ポリアルキレングリコール 市販の製品として、脂肪アルコール、アルキルフェノール、グリセロールモノ エステル／ジエステル、ソルビタンモノエステル、脂肪酸ジエステルおよびヒマ シ油の酸化エチレンおよび／または酸化プロピレン付加物が知られている。これ ら市販の製品は、平均アルコキシル化度が（酸化エチレンおよび／または酸化プ ロピレン）対（付加反応に付される基質）の比率に相当するような同族体混合物 である。 C_{8 〜18}アルキルモノおよびオリゴグリコシド、それらの製造および界面活性剤 としての使用は、例えば、US-3,839,318、US-3,707,535、US-3,547,828、DE-OS 20 36 472、DE-A1 30 01 064およびEP-A-0 077 167に開示されている。これらの 化合物は、特に、グルコースまたは少糖類を一級C_{8 〜18}アルコールと反応させる ことによって製造される。グリコシド単位に関する限り、グリコシド結合によっ て脂肪アルコールに環状糖単位を結合させたモノグリコシド並びに好適には約８ までのオリゴマー化度を有するオリゴマーグリコシドの両者が、好適である。オ リゴマー化度は、このような工業製品の代表的な同族体分布を基準とする統計学 的平均値である。 乳化剤として、双性界面活性剤も使用することができる。双性界面活性剤は、 少なくとも１つの四級アンモニウム基および少なくとも１つのカルボキシレート 並びに１つのスルホネート基を分子中に有する表面活性化合物である。特に好適 な双性界面活性剤は、いわゆるベタインであり、例えば、N-アルキル-N,N-ジメ チルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリ シネート、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート、 例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、および2- アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリンおよびココアシ ルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネート（アルキル基ま たはアシル基中に8〜18の炭素原子を含む）である。ココアミドプロピルベタイ ン（Cocamidopropyl Betaine、CTFA名称として知られた脂肪酸アミド誘導体）が 特に好適である。両性界面活性剤も、好適な乳化剤である。両性界面活性剤は、 C_{8 〜18}アルキルまたはアシル基に加え、少なくとも１つの遊離アミノ基 および少なくとも１つの-COOHまたは-SO₃H基を分子中に含む分子内塩を形成可能 な表面活性化合物である。好適な両性界面活性剤の例は、N-アルキルグリシン、 N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオ ン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタ ウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキル アミノ酢酸（アルキル基中に約8〜18の炭素原子を含む）である。特に好適な両 性界面活性剤は、N-ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチ ルアミノプロピオネートおよびC_{12 〜18}アシルサルコシンである。両性乳化剤に 加え、四級乳化剤も使用することができ、エステルクォート型の乳化剤、好適に はメチル四級化二脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が、特に好適である。 用いられる脂肪被覆剤は、例えばラノリンおよびレシチン、およびポリエトキ シル化またはアシル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステ ルおよび脂肪酸アルカノールアミドであり、後者は、泡沫安定化剤としても使用 される。好適なコンシステンシー調節剤は、とりわけ炭素数12〜22、好適には16 〜18の脂肪アルコールである。このような物質は、好適には、同じ鎖長のアルキ ルオリゴグルコシドおよび／または脂肪酸N-メチルグルカミドおよび／またはポ リグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレートと組み合わせて使用する。好適 な増粘剤は、例えば多糖類、特にキサンタンガム、グアーガム、寒天、アルギン 酸塩およびチローセ(tylose)、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエ チルセルロース、比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリコールモノエステル およびジエステル、ポリアクリレート、ポリビニルアルコールおよびポリビニル ピロリジン、界面活性剤、例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド、脂肪酸と、ポ リオール、例えばペンタエリトリトールまたはトリメチロールプロパン、狭範囲 脂肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシドとのエステル、 および電解質、塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである。 好適なカチオン性ポリマーは、例えばカチオン性セルロース誘導体、カチオン 性デンプン、ジアリルアンモニウム塩とアクリルアミドとのコポリマー、四級化 ビニルピロリドン／ビニルイミダゾールポリマー、例えばLuviquat（登録商標） (BASF AG、Ludwigshafen、FRG)、ポリグリコールとアミンの縮合生成物、四級化 コラーゲンポリペプチド、ラウリルジモニウム（dimonium）ヒドロキシプロピル 水解コラーゲン(Lamequat（登録商標）L、Gruenau GmbH)、四級化小麦ポリペプ チド、ポリエチレンイミン、カチオン性シリコーンポリマー、例えばアミドメチ コーン（Amidomethicone）またはDow Corning(Dow Corning Company、米国)、ア ジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマ ー(Cartareitine(登録商標)、Sandoz/CH)、ポリアミノポリアミド（例えばFR-A 2252840に記載）およびそれらの架橋水溶性ポリマー、カチオン性キチン誘導体 、例えば、所望により微晶質分布状態の四級化キトサン、ジハロアルキルの縮合 生成物、例えばビス-ジアルキルアミンを有するジブロモブタン、例えばビス-ジ メチルアミノ-1,3-プロパン、カチオン性グアーガム、例えばJaguar（登録商標 ）CBS、Jaguar（登録商標）C-17、Jaguar（登録商標）C-16(Celanese、米国)、 四級化アンモニウム塩ポリマー、例えばMirapol（登録商標）A-15、Mirapol（登 録商標）AD-1、Mirapol（登録商標）AZ-1（Miranol、米国）である。 好適なシリコーン化合物は、例えば、室温で液体形態および樹脂状形態の両形 態をとることができるジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン 、環状シリコーンおよびアミノ変性、脂肪酸変性、アルコール変性、ポリエーテ ル変性、エポキシ変性、フッ素変性および／またはアルキル変性シリコーン化合 物である。脂肪の代表例は、グリセリドである一方、好適なロウは、とりわけ蜜 ロウ、パラフィンロウまたはマイクロワックスであり、これらは、所望により親 水性のロウ、例えばセトステアリルアルコールと組み合わせてもよい。用いられ る真珠箔ロウは、特にポリアルキレングリコールのモノ／ジ脂肪酸エステル、部 分グリセリドまたは脂肪アルコールと多塩基性カルボン酸もしくはヒドロキシカ ルボン酸とのエステルである。好適な安定化剤は、脂肪酸の金属塩、例えばステ アリン酸マグネシウム、アルミニウムおよび／または亜鉛である。本明細書に用 いられる「成長促進剤」なる用語は、例えばビサボロール、アラントイン、フィタ ン トリオール、パンテノール、AHA酸、植物抽出物、ビタミン複合体などを意味す る。好適なフケ防止剤は、クリムバゾール(Climbazol)、オクトピロックス（Oct opirox）および亜鉛ピレチオン（pyrethion）である。代表的な膜形成剤は、例 えばキトサン、微晶質キトサン、四級化キトサン、ポリビニルピロリドン、ビニ ルピロリドン／酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸系ポリマー、四級化セルロー ス誘導体、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、および類似化合物である。 加えて、流動挙動を改善するため、ヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプ ロピルアルコール、プロピレングリコールまたはグルコースを使用することがで きる。好適な防腐剤は、例えばフェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、 パラベン、ペンタンジオールまたはソルビ酸である。好適な染料は、化粧品の用 途に適していることがわかっているいずれの物質であってもよく、例えば刊行物 "Kosmetische Faerbemittel"〔Farbstoffkommission der Deutschen Forschungs gemeinschaft,Verlag Chemie,Weinheim,1984,81-106頁〕に掲載されている物質 である。これらの染料は、通常、混合物全量に基づき濃度0.001〜0.1重量％で使 用される。 助剤および添加剤の総割合含量は、特定の組成物を基準に1〜50重量％、好適 には5〜40重量％であってよい。 実施例 本発明の乳化剤混合物（F1〜F3）および比較例混合物（F4）を用い、転相温度 法によって極性が異なる油をベースとするエマルジョンを製造した。エマルジョ ンを、40℃で４週間保存し、次いで安定性について視覚によって調べた。その結 果を以下の表１に示す。表１：エマルジョンの安定性（用量は重量％） 脂肪酸エトキシレートを脂肪アルコールエトキシレートによって置き換えると 、得られた転相温度エマルジョンは、安定性を示さないことが判明した。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テスマン，ホルガー ドイツ連邦共和国デー―41363ユーヘン、 ウンター・デン・リンデン23番 (72)発明者 ガントケ，カール―ハインツ ドイツ連邦共和国デー―41065メンヒェン グラートバッハ、ノイサー・シュトラーセ 442番 (72)発明者 ベーラー，アンスガー ドイツ連邦共和国デー―46240ボットロプ、 ジークフリートシュトラーセ80番 (72)発明者 グッケンビール，ベルンハルト ドイツ連邦共和国デー―40591デュッセル ドルフ、ホーエンザントヴェーク25番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1．（a）脂肪酸エトキシレートおよび （b）部分グリセリド を含む乳化剤混合物。 2．式： R¹CO(CH₂CH₂O)_nH (I) 〔式中、R¹COは、炭素数12〜22の直鎖または分岐鎖アシル基、ｎは、5〜50の数 である。〕 で示される脂肪酸エトキシレートを含む請求項１記載の混合物。 3．式： 〔式中、R²COは、炭素数12〜22の直鎖または分岐鎖アシル基、ｘ、ｙおよびｚは 、０または合計5〜50、好適には15〜35の数である。〕 で示される部分グリセリドを含む請求項１記載の混合物。 4．前記成分（a）および前記成分（b）を、10：90〜90：10の重量比で含む請 求項1〜3のいずれかに記載の混合物。 5．請求項１記載の乳化剤混合物の、転相温度エマルジョンの製造のための使 用。 6．乳化剤混合物は、エマルジョンを基準に1〜10重量％の量で使用する請求項 ５記載の使用。 7．炭素数6〜18の脂肪アルコールをベースとするゲルベアルコール、炭素数6 〜20の直鎖脂肪酸と炭素数6〜20の脂肪アルコールとのエステル、炭素数6〜13の 分岐鎖カルボン酸と炭素数6〜20の直鎖脂肪アルコールとのエステル、炭素数6〜 18の直鎖脂肪酸と分岐鎖アルコールとのエステル、直鎖および／または分岐鎖脂 肪酸と多価アルコールおよび／またはゲルベアルコールとのエステル、 炭素数6〜10の脂肪酸をベースとするトリグリセリド、植物油、分岐鎖一級アル コール、置換シクロヘキサン、ゲルベカーボネート、ジアルキルエーテルおよび ／または脂肪族炭化水素またはナフテン系炭化水素からなる群から選ばれる油を 、転相温度エマルジョンの製造に使用する請求項５または６記載の使用。 8．油は、エマルジョンを基準に10〜50重量％の量で用いる請求項７記載の使 用。