JP2001500082A - プラスチック製手押車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 買物手押車または手荷物手押車のようなプラスチック製手押車は、バスケットまたは積荷プラットフォームのような積荷要素からなり、積荷要素はハンドルが設けられまた車によって支持される。積荷要素およびハンドルは、回転鋳造手段によって二重壁を設けて一体に製造される。さらに、バスケットはその二重壁構造の隣接壁の相互接続部によって成形された穴をもつことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 プラスチック製手押車 ［技術分野］ 本発明は、バスケットまたは積荷プラットフォームのような積荷要素からなり 、この積荷要素はハンドルが設けられかつ車によって支持された買物手押車また は手荷物手押車のようなプラスチック製手押車に関するものである。 ［背景技術］ このようなプラスチック製買物手押車は、ＷＯ−Ａ−９３１１０１８から公知 である。この公知のプラスチック製買物手押車は、かなり多数のプラスチック製 部品から組み立てられる。その部品のうちの主なものは、バスケットおよびフレ ームからなる２つの縦割り半体から成形されている。２つの縦割り半体は、バス ケットの底部、前壁、後壁のような他の部分と一体に互いに取り付けられねばな らない。 公知の買物手押車のこの構造は、製造工程が労働強化になるという欠点を有し ている。 ［発明の開示］ したがって、本発明の目的は、より安価に製造されうるように設計されたプラ スチック製手押車を提供することにある。その目的は、積荷要素およびハンドル が回転鋳造によって二重壁を設けて一体に製造されたことによって達成される。 回転鋳造は、全体のプラスチック製手押車を一体に実質的に成形することを可 能にする。回転鋳造過程中に得られる二重壁構造のために、手押車は比較的軽量 であるばかりではなく、より硬くかつ強い。それに関連して、バスケットは、こ のバスケットの二重壁構造の隣接壁の相互接続部によって成形された穴を有して いる。 手押車を製造するに要する作業の数は、バスケットが一体につくられた車付き フレームによって支持されている場合は、さらに減少されえる。バスケットおよ びフレームは回転鋳造によって１つの製造工程で製造される。車の取付けのみが 別の作業となる。二重壁構造の壁のうちの少なくとも１つにおいて、フレームが 隣接壁に互いに接続された凹部を有している。フレームの二重構造の隣接壁を接 続する凹部は、その剛性および強度の点で有益な効果を有している。 ハンドルに対面しているバスケットの側面が閉鎖パネルを回転自在に吊り下げ る手段を受ける。閉鎖パネルはその頂部側で回転自在に吊り下げられかつバスケ ットに設けられた停止手段と相互に作用する停止手段を底部側で受け、バスケッ トの裏側に向かう回動を制限する。 ［図面の簡単な説明］ 図１は、本発明にもとづく買物手押車の一部破断斜視図である。 図２は、図１の一部の詳細断面図である。 図３は、本発明にもとづく手荷物手押車の斜視図である。 ［発明を実施するための最良の形態］ 図１に示す買物手押車は、脚２、３によって支持されたバスケット１からなる 。キャスタ４は、脚２、３の下側に嵌められている。 図１の断面からわかるように、バスケット１は二重壁構造になっていて、外壁 ５と内壁６とからできている。穴８を画定するパイプ状部分７は、外壁５と内壁 ６との間で延びている。 バスケット１の二重壁５、６は、回転鋳造によって成形される。脚２およびハ ンドル９は、同一作業で一体に成形される。 バスケット１の底部１０は凹部１１を有している。凹部１１の内に全体を１３ で示す後壁の脚１２が受けられる。後壁１３は、バスケット１の対応する穴１５ 内に回転自在に受けられる丁番点１４を有している。このことは、買物手押車の バスケット１の後方に置かれたときにバスケット１の前方に収容できるように後 壁１３が回動できることを意味する。 後壁１３は、２つの開口１６’、押潰し自在の子供用座席１６を有していて、 幼児が手押車内で運ばれうるようにする。この座席１６は、丁番１８のまわりで 回転できる回動背もたれ１７と、丁番２０によって回動される座席面１９と、背 もたれ１７に関して滑動できる側面２１とを有している。 脚３は同様にバスケット１に一体になっている。 図２に示すように、脚２は２つの壁２２、２３を有し、壁２３には壁２２まで 延びかつそれに固定される凹部２４が設けられている。 脚２、３もまた挿入部２５を有し、その内にキャスタ４のねじ端２６が固定さ れる。 図３に示す手荷物手押車は、積荷プラットフォーム２６を有し、その下側に車 （図示せず）が固定される。この積荷プラットフォーム２６もまた二重壁構造に なっている。さらに、ハンドル２７は積荷プラットフォーム２６と一体になって いる。 後壁２８は、二重壁構造にもなっている手荷物バスケット２９を支持する。手 荷物バスケット２９は、グリル３０によって閉じられた開口を有している。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． バスケットまたは積荷プラットフォームのような積荷要素からなり、該 積荷要素はハンドルが設けられかつ車によって支持された買物手押車または手荷 物手押車のようなプラスチック製手押車であって、前記積荷要素およびハンドル が回転鋳造によって二重壁を設けて一体に製造されたことを特徴とするプラスチ ック製手押車。 ２． 前記バスケットは、該バスケットの二重壁構造の隣接壁の相互接続部に よって成形された穴を有することを特徴とした請求項１記載の買物手押車。 ３． 前記バスケットは一体につくられた車付きフレームによって支持されて いることを特徴とした請求項１または２記載の買物手押車。 ４． 前記二重壁構造の壁のうちの少なくとも１つにおいて、前記フレームが 隣接壁に互いに接続された凹部を有していることを特徴とした請求項３記載の買 物手押車。 ５． 前記ハンドルに対面しているバスケットの側面が閉鎖パネルを回転自在 に吊り下げる手段を受けることを特徴とした請求項２、３または４記載の買物手 押車。 ６． 前記閉鎖パネルはその頂部側で回転自在に吊り下げられかつ前記バスケ ットに設けられた停止手段と相互に作用する停止手段を底部側で受け、バスケッ トの裏側に向かう回動を制限することを特徴とした請求項５記載の買物手押車。 ７． 赤外線加熱または抵抗加熱によって少なくとも局部加熱可能な鋳型を使 用することからなる前記請求項のうちの任意の一項に記載のプラスチック製手押 車を製造する方法。