JP3595288B2 - 手押し車 - Google Patents
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、女性や老人等が使用するのに最適な手押し車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、女性や老人は、手押し車を使用して例えばスーパーマーケット等の商品販売店に買い物に訪れる場合が多い。そして、店内で買い物をする場合には、その手押し車をスーパーマーケット等の入り口に置いて、店内に設置されている専用のショピングカートと交換して、そのショピングカートに、バスケット(買い物籠)を載置し、該ショピングカートを使用して買い物を行っているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記手押し車と専用のショピングカートとを交換する手間が必要となるため、老人等にとっては、買い物が煩雑となり不便であった。また、専用のショピングカートを使用せず、手押し車を店内に持ち込み、その上面にバスケットを載置することも考えられるが、かかる場合には、バスケットが不安定となり、危険である。
本発明は、自分の手押し車を店内に持ち込んで、その手押し車にバスケットを安定して載置でき、簡単に且つ安全に買い物ができるようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた技術的手段は、上面開口状の収容部を有する車本体と、該車本体を押すためのハンドルとを備えた手押し車において、収容部の上部で且つ後部に位置するように、支持部材が収容部に架設され、しかも、前記支持部材の接地面からの高さは、前記収容部に載置されるバスケットを支持する収容部の前面部の上面の高さよりも低く設定され、前記支持部材で前記バスケットの底面を支持し、且つ、収容部の後面部でバスケットの後面を支持できるようにしたことにある。
【0005】
しかも、前記収容部は、合成樹脂から成形されてなる前後壁部と左右一対の両側壁部とを備え、前記両側壁部は、前記前後壁部に形成された被嵌合部に嵌合される一対の取付部材と、両方の取付部材に枢支連結される複数のリンク部材とを備え、前壁部と後壁部を上下方向に相対移動させることにより、車本体が折り畳み自在に構成されているのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図10は、本発明の一実施の形態を示し、図1〜図6において、1は例えば合成樹脂製のバスケット部として機能する収容部で、該収容部1は、上面が開口するように、前後壁部2,3と左右の側壁部5,5と、底壁部13とからなる。
【0007】
前記前壁部2は前面部2aと該前面部2aから両側に湾曲形成された補助面部2bとからなる。前記補助面部2bの端縁部には、被嵌合部としての断面視コの字状の嵌合凹部7が、前壁部2の上下方向に形成されている。また、前面部2a及び補助面部2bには開口8が適宜形成されている共に、前壁部2の下部には、前方に突出するバンパー部9が一体成形されている。
【0008】
前記後壁部3は、前記前壁部2と同一形状とするのが好ましく、後面部3aと補助面部3bとからなり、嵌合部10、開口11及びバンパー部12が形成されている。前後壁部2,3は必ずしも同一形状とする必要はないが、同一形状とした場合には、単体の成形型で前後壁部2,3を成形できることとなる。
【0009】
前記側壁部5,5は、図9及び図10に示す如く、前後一対の板状の取付部材14,15と、取付部材14,15に架設される複数のリンク部材16a,16とからなる。各取付部材14,15には、係合孔18が複数所定間隔をおいて形成され、各係合孔18に、前記リンク部材16(最上段のリンク部材16aを除く)の両端部に突設された係止部20がそれぞれ嵌合されている。尚、最上段のリンク部材16aは、その他のリンク部材16と同様に合成樹脂から成形してもよいが、強度を考慮して金属製のリンク部材本体17aと、該リンク部材本体17aに取り付けられる合成樹脂製のプレート体17bから構成するのが好ましい。
【0010】
前記取付部材14,15は、各リンク部材16a,16と共に前後壁部2,3の補助面部2b,3bの嵌合凹部7,10にそれぞれ嵌合されている。そして、取付部材14,15の上下端部が前後壁部2,3にそれぞれ固定されている。具体的には、前壁部2の嵌合凹部7の上部と、前側の取付部材14の上部と、最上段のリンク部材16a(リンク部材本体17a)には、貫通孔7a,14a,40がそれぞれ形成され、かかる貫通孔にビス又はボルト等の枢支具22が貫通されている。
また、前壁部2の嵌合凹部7の下部と、前側の取付部材14の下部と、底壁部13は、枢支軸24aで枢支連結されている。
【0011】
前記後壁部3の嵌合凹部10の上部と、後側の取付部材15の上部と、最上段のリンク部材16aは、前側と同様に枢支具23で枢支連結されている。また、後壁部3の嵌合凹部10の下部と、後側の取付部材15の下部と、底壁部13は、枢支軸24bで枢支連結されている。
【0012】
前記後壁部3と側壁部5,5を連結する両側の枢支具23により、支持部材25が収容部1の上部で且つ後部に架設されている。即ち、図8に示す如く、支持部材25の両端は、上下方向に幅が広くなっており、後壁部3の嵌合凹部10の上面に上方から当接して係合する係止部26が凸設されていると共に、先端面25aが嵌合凹部10の内面に当接するようになっている。また、図3に示す如く、支持部材25の接地面からの高さH1は、前壁部2の前面部2aの上面の高さH2よりも低く設定されている。また、支持部材25は、後壁部3の後面部3aから所定の間隔を有している。尚、支持部材25は、合成樹脂や金属等から製造することができ、その材質は特に限定されるものではない。
【0013】
前記底壁部13の底面の後部には、図6に示す如く、車軸27に回転自在に軸支された後車輪28が設けられている。前記上部リンク部材16aには、図1,図2,図4及び図5に示す如く、門型のパイプ等からなるハンドル30の両側部30a,30bの中途部がボルト等の枢支具31で枢支されている。また、両両側部30a,30bの下部には、車軸33が連結されており、該車軸33の両端には、前車輪34が回転自在に設けられている。
【0014】
ここで、前記収容部1及び前後車輪28,34により車本体35が構成されている。しかも、各リンク部材16a,16は取付部材14,15に枢支連結されることとなり、平行リンク機構を構成しているため、車本体35は、前壁部2と後壁部3を上下方向に相対移動させることにより、バスケット部1に被収容物を入れることが可能な使用姿勢(図1参照)と、車本体35の前後方向の幅を狭くする折り畳み姿勢(図7参照)とに姿勢変更自在になっている。
【0015】
本実施形態の手押し車は以上のような構成からなり、次に、前記手押し車を使用してスーパーマーケット等で買い物をする場合について説明する。
特に老人等の使用者は、使用姿勢の状態の手押し車でハンドル30の把持部30bを押してスーパーマーケット等内に持ち込む。そして、店内に設置されているバスケット37を、図1及び図2に示す如く車本体35に載置させる。
【0016】
尚、収容部1の左右幅長は、該収容部1に載置されるバスケット37の幅長よりも大きく設定されていると共に、収容部1の前後方向の長さは、前記バスケット37の長さよりも小さく設定されている。従って、バスケット37の底面の後部を前記支持部材25に載置すると共に、バスケット37の底面の前部を前壁部2の前面部2aの上面に載置させる。
【0017】
このとき、バスケット37は後方側が低くなって傾斜すると共に、バスケット37の後面が後壁部3の後面部3a内面に当接して支持されるため、バスケット37が後方側に移動しないように位置決めされる。また、バスケット37の側面は、後壁部3の両補助面部3b、両側壁部5,5及びハンドル30の両側部30a,30bにより、脱落しないように支持されるため、バスケット37を車本体35に安全に載置させることができる。
【0018】
このように保持されたバスケット37に商品を自由に投入し、商品の購入後は、そのバスケット37内の商品を収容部に入れ換えればよいので、わざわざ専用のショピングカートを使用する必要がなく、買い物が容易且つ簡単になる。
【0019】
また、支持部材25の係止部26が嵌合凹部10に上方から係合するため、商品等の荷重が作用しても、支持部材25を強固に取り付けることができる。しかも、支持部材25の先端面25aが後壁部3の嵌合凹部10の内面に当接していることから、収容部1の左右方向の力に対して補強を図ることができ、十分な強度が得られる。
【0020】
しかも、手押し車を折り畳み姿勢にし、前記支持部材25を把持した際には、ハンドル30のグリッフ部30bを脇に挟んで安定させて持ち運びができる。尚、支持部材25の断面形状は任意に設定可能であるが、把持し易い形状に設定するのが好ましい。
【0021】
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、ハンドル30は、収容部1と別体のものでなくても、一体的に成形したものであっても良く、その形状は特に限定されるものではない。
また、前後壁部は、必ずしも補助面部を両側に設ける必要はない。かかる場合には、両側壁部に支持部材を架設することとなる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、収容部の上部で且つ後部に位置するように、支持部材が収容部に架設され、しかも、前記支持部材の接地面からの高さは、前記収容部に載置されるバスケットを支持する収容部の前面部の上面の高さよりも低く設定され、前記支持部材で前記バスケットの底面を支持し、且つ、収容部の後面部でバスケットの後面を支持できるようにしたので、使用者は、買い物時に手押し車と専用のショピングカートとを交換する手間が不要となり、特に老人等にとっては、買い物を容易に行え、非常に便利である。
【0023】
しかも、買い物時にバスケットを安定して車本体に載置でき、不用意にバスケットがずれて落下するおそれもなく、安全性も向上する利点がある。
【0024】
しかも、前記車本体は、合成樹脂から成形されてなる前後壁部と左右一対の両側壁部とを備え、前記両側壁部は、前記前後壁部に形成された被嵌合部に嵌合される一対の取付部材と、両方の取付部材に枢支連結される複数のリンク部材とを備え、前壁部と後壁部を上下方向に相対移動させることにより、車本体が折り畳み自在に構成されている場合には、コンパクトに折り畳んだ後に、支持部材を持って簡単に持ち運びが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体側面図である。
【図2】同全体平面図である。
【図3】同バスケットを載置した状態の断面図である。
【図4】同全体正面図である。
【図5】同全体背面図である。
【図6】同全体底面図である。
【図7】同手押し車の折り畳み姿勢を示す全体側面図である。
【図8】(a)は支持部材を収容部に取り付けた状態を示す断面図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
【図9】図1のA−A線矢視断面図である。
【図10】前壁部と側壁部とを分解した状態の一部破断を含む側面図である。
【符号の説明】
1…収容部、2…前壁部、3…後壁部、5…側壁部、7…嵌合凹部(被嵌合部)、10…嵌合凹部(被嵌合部)、13…底壁部、14,15…取付部材、16,16a…リンク部材、25…支持部材、30…ハンドル、35…車本体、37…バスケット
【発明の属する技術分野】
本発明は、女性や老人等が使用するのに最適な手押し車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、女性や老人は、手押し車を使用して例えばスーパーマーケット等の商品販売店に買い物に訪れる場合が多い。そして、店内で買い物をする場合には、その手押し車をスーパーマーケット等の入り口に置いて、店内に設置されている専用のショピングカートと交換して、そのショピングカートに、バスケット(買い物籠)を載置し、該ショピングカートを使用して買い物を行っているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記手押し車と専用のショピングカートとを交換する手間が必要となるため、老人等にとっては、買い物が煩雑となり不便であった。また、専用のショピングカートを使用せず、手押し車を店内に持ち込み、その上面にバスケットを載置することも考えられるが、かかる場合には、バスケットが不安定となり、危険である。
本発明は、自分の手押し車を店内に持ち込んで、その手押し車にバスケットを安定して載置でき、簡単に且つ安全に買い物ができるようにすることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた技術的手段は、上面開口状の収容部を有する車本体と、該車本体を押すためのハンドルとを備えた手押し車において、収容部の上部で且つ後部に位置するように、支持部材が収容部に架設され、しかも、前記支持部材の接地面からの高さは、前記収容部に載置されるバスケットを支持する収容部の前面部の上面の高さよりも低く設定され、前記支持部材で前記バスケットの底面を支持し、且つ、収容部の後面部でバスケットの後面を支持できるようにしたことにある。
【0005】
しかも、前記収容部は、合成樹脂から成形されてなる前後壁部と左右一対の両側壁部とを備え、前記両側壁部は、前記前後壁部に形成された被嵌合部に嵌合される一対の取付部材と、両方の取付部材に枢支連結される複数のリンク部材とを備え、前壁部と後壁部を上下方向に相対移動させることにより、車本体が折り畳み自在に構成されているのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図10は、本発明の一実施の形態を示し、図1〜図6において、1は例えば合成樹脂製のバスケット部として機能する収容部で、該収容部1は、上面が開口するように、前後壁部2,3と左右の側壁部5,5と、底壁部13とからなる。
【0007】
前記前壁部2は前面部2aと該前面部2aから両側に湾曲形成された補助面部2bとからなる。前記補助面部2bの端縁部には、被嵌合部としての断面視コの字状の嵌合凹部7が、前壁部2の上下方向に形成されている。また、前面部2a及び補助面部2bには開口8が適宜形成されている共に、前壁部2の下部には、前方に突出するバンパー部9が一体成形されている。
【0008】
前記後壁部3は、前記前壁部2と同一形状とするのが好ましく、後面部3aと補助面部3bとからなり、嵌合部10、開口11及びバンパー部12が形成されている。前後壁部2,3は必ずしも同一形状とする必要はないが、同一形状とした場合には、単体の成形型で前後壁部2,3を成形できることとなる。
【0009】
前記側壁部5,5は、図9及び図10に示す如く、前後一対の板状の取付部材14,15と、取付部材14,15に架設される複数のリンク部材16a,16とからなる。各取付部材14,15には、係合孔18が複数所定間隔をおいて形成され、各係合孔18に、前記リンク部材16(最上段のリンク部材16aを除く)の両端部に突設された係止部20がそれぞれ嵌合されている。尚、最上段のリンク部材16aは、その他のリンク部材16と同様に合成樹脂から成形してもよいが、強度を考慮して金属製のリンク部材本体17aと、該リンク部材本体17aに取り付けられる合成樹脂製のプレート体17bから構成するのが好ましい。
【0010】
前記取付部材14,15は、各リンク部材16a,16と共に前後壁部2,3の補助面部2b,3bの嵌合凹部7,10にそれぞれ嵌合されている。そして、取付部材14,15の上下端部が前後壁部2,3にそれぞれ固定されている。具体的には、前壁部2の嵌合凹部7の上部と、前側の取付部材14の上部と、最上段のリンク部材16a(リンク部材本体17a)には、貫通孔7a,14a,40がそれぞれ形成され、かかる貫通孔にビス又はボルト等の枢支具22が貫通されている。
また、前壁部2の嵌合凹部7の下部と、前側の取付部材14の下部と、底壁部13は、枢支軸24aで枢支連結されている。
【0011】
前記後壁部3の嵌合凹部10の上部と、後側の取付部材15の上部と、最上段のリンク部材16aは、前側と同様に枢支具23で枢支連結されている。また、後壁部3の嵌合凹部10の下部と、後側の取付部材15の下部と、底壁部13は、枢支軸24bで枢支連結されている。
【0012】
前記後壁部3と側壁部5,5を連結する両側の枢支具23により、支持部材25が収容部1の上部で且つ後部に架設されている。即ち、図8に示す如く、支持部材25の両端は、上下方向に幅が広くなっており、後壁部3の嵌合凹部10の上面に上方から当接して係合する係止部26が凸設されていると共に、先端面25aが嵌合凹部10の内面に当接するようになっている。また、図3に示す如く、支持部材25の接地面からの高さH1は、前壁部2の前面部2aの上面の高さH2よりも低く設定されている。また、支持部材25は、後壁部3の後面部3aから所定の間隔を有している。尚、支持部材25は、合成樹脂や金属等から製造することができ、その材質は特に限定されるものではない。
【0013】
前記底壁部13の底面の後部には、図6に示す如く、車軸27に回転自在に軸支された後車輪28が設けられている。前記上部リンク部材16aには、図1,図2,図4及び図5に示す如く、門型のパイプ等からなるハンドル30の両側部30a,30bの中途部がボルト等の枢支具31で枢支されている。また、両両側部30a,30bの下部には、車軸33が連結されており、該車軸33の両端には、前車輪34が回転自在に設けられている。
【0014】
ここで、前記収容部1及び前後車輪28,34により車本体35が構成されている。しかも、各リンク部材16a,16は取付部材14,15に枢支連結されることとなり、平行リンク機構を構成しているため、車本体35は、前壁部2と後壁部3を上下方向に相対移動させることにより、バスケット部1に被収容物を入れることが可能な使用姿勢(図1参照)と、車本体35の前後方向の幅を狭くする折り畳み姿勢(図7参照)とに姿勢変更自在になっている。
【0015】
本実施形態の手押し車は以上のような構成からなり、次に、前記手押し車を使用してスーパーマーケット等で買い物をする場合について説明する。
特に老人等の使用者は、使用姿勢の状態の手押し車でハンドル30の把持部30bを押してスーパーマーケット等内に持ち込む。そして、店内に設置されているバスケット37を、図1及び図2に示す如く車本体35に載置させる。
【0016】
尚、収容部1の左右幅長は、該収容部1に載置されるバスケット37の幅長よりも大きく設定されていると共に、収容部1の前後方向の長さは、前記バスケット37の長さよりも小さく設定されている。従って、バスケット37の底面の後部を前記支持部材25に載置すると共に、バスケット37の底面の前部を前壁部2の前面部2aの上面に載置させる。
【0017】
このとき、バスケット37は後方側が低くなって傾斜すると共に、バスケット37の後面が後壁部3の後面部3a内面に当接して支持されるため、バスケット37が後方側に移動しないように位置決めされる。また、バスケット37の側面は、後壁部3の両補助面部3b、両側壁部5,5及びハンドル30の両側部30a,30bにより、脱落しないように支持されるため、バスケット37を車本体35に安全に載置させることができる。
【0018】
このように保持されたバスケット37に商品を自由に投入し、商品の購入後は、そのバスケット37内の商品を収容部に入れ換えればよいので、わざわざ専用のショピングカートを使用する必要がなく、買い物が容易且つ簡単になる。
【0019】
また、支持部材25の係止部26が嵌合凹部10に上方から係合するため、商品等の荷重が作用しても、支持部材25を強固に取り付けることができる。しかも、支持部材25の先端面25aが後壁部3の嵌合凹部10の内面に当接していることから、収容部1の左右方向の力に対して補強を図ることができ、十分な強度が得られる。
【0020】
しかも、手押し車を折り畳み姿勢にし、前記支持部材25を把持した際には、ハンドル30のグリッフ部30bを脇に挟んで安定させて持ち運びができる。尚、支持部材25の断面形状は任意に設定可能であるが、把持し易い形状に設定するのが好ましい。
【0021】
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、ハンドル30は、収容部1と別体のものでなくても、一体的に成形したものであっても良く、その形状は特に限定されるものではない。
また、前後壁部は、必ずしも補助面部を両側に設ける必要はない。かかる場合には、両側壁部に支持部材を架設することとなる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、収容部の上部で且つ後部に位置するように、支持部材が収容部に架設され、しかも、前記支持部材の接地面からの高さは、前記収容部に載置されるバスケットを支持する収容部の前面部の上面の高さよりも低く設定され、前記支持部材で前記バスケットの底面を支持し、且つ、収容部の後面部でバスケットの後面を支持できるようにしたので、使用者は、買い物時に手押し車と専用のショピングカートとを交換する手間が不要となり、特に老人等にとっては、買い物を容易に行え、非常に便利である。
【0023】
しかも、買い物時にバスケットを安定して車本体に載置でき、不用意にバスケットがずれて落下するおそれもなく、安全性も向上する利点がある。
【0024】
しかも、前記車本体は、合成樹脂から成形されてなる前後壁部と左右一対の両側壁部とを備え、前記両側壁部は、前記前後壁部に形成された被嵌合部に嵌合される一対の取付部材と、両方の取付部材に枢支連結される複数のリンク部材とを備え、前壁部と後壁部を上下方向に相対移動させることにより、車本体が折り畳み自在に構成されている場合には、コンパクトに折り畳んだ後に、支持部材を持って簡単に持ち運びが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体側面図である。
【図2】同全体平面図である。
【図3】同バスケットを載置した状態の断面図である。
【図4】同全体正面図である。
【図5】同全体背面図である。
【図6】同全体底面図である。
【図7】同手押し車の折り畳み姿勢を示す全体側面図である。
【図8】(a)は支持部材を収容部に取り付けた状態を示す断面図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
【図9】図1のA−A線矢視断面図である。
【図10】前壁部と側壁部とを分解した状態の一部破断を含む側面図である。
【符号の説明】
1…収容部、2…前壁部、3…後壁部、5…側壁部、7…嵌合凹部(被嵌合部)、10…嵌合凹部(被嵌合部)、13…底壁部、14,15…取付部材、16,16a…リンク部材、25…支持部材、30…ハンドル、35…車本体、37…バスケット
Claims (2)
- 上面開口状の収容部を有する車本体と、該車本体を押すためのハンドルとを備えた手押し車において、収容部の上部で且つ後部に位置するように、支持部材が収容部に架設され、しかも、前記支持部材の接地面からの高さは、前記収容部に載置されるバスケットを支持する収容部の前面部の上面の高さよりも低く設定され、前記支持部材で前記バスケットの底面を支持し、且つ、収容部の後面部でバスケットの後面を支持できるようにしたことを特徴とする手押し車。
- 前記収容部は、合成樹脂から成形されてなる、前後壁部と左右一対の両側壁部と底壁部とを備え、前記両側壁部は、前記前後壁部に形成された被嵌合部に嵌合される一対の取付部材と、両方の取付部材に枢支連結される複数のリンク部材とを備え、前壁部と後壁部を上下方向に相対移動させることにより、車本体が折り畳み自在に構成されている請求項1に記載の手押し車。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234805A JP3595288B2 (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 手押し車 |
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