JP2001357982A - バッテリ式光源装置 - Google Patents

バッテリ式光源装置

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JP2001357982A
JP2001357982A JP2000181383A JP2000181383A JP2001357982A JP 2001357982 A JP2001357982 A JP 2001357982A JP 2000181383 A JP2000181383 A JP 2000181383A JP 2000181383 A JP2000181383 A JP 2000181383A JP 2001357982 A JP2001357982 A JP 2001357982A
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Masahide Yamaki
正英 八巻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプのフィラメントのショートやバッテリの
電圧低下等によりバッテリに過電流が流れることを防止
できるバッテリ式光源装置を提供する。 【解決手段】バッテリ式光源装置は、ランプ33と、ラ
ンプ33に電気エネルギーを供給するためのバッテリ2
4と、バッテリ24の出力に接続され、所定の電流が流
れることにより抵抗値が急激に増加する過電流保護素子
31と、過電流保護素子31を介して供給されるバッテ
リ24からの電気エネルギーの供給電圧を変換してラン
プ33に供給するDC/DCコンバーター32とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ式光源装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バッテリ式光源装置は種々の機器に用い
られており、例えば内視鏡に照明光を供給する光源ラン
プと、該光源ランプに電力を供給するバッテリを備えた
内視鏡用バッテリ式光源装置が知られている。
【0003】特開平10−224926号は、電源とし
て乾電池等のバッテリを使用したバッテリ式光源装置を
内視鏡の操作部に着脱自在に取り付けられるようにした
構成を開示している。このようなバッテリ式光源装置は
持ち運びが容易であるとともに、電源のないところでの
使用が可能になるので、緊急あるいは屋外での使用など
に適したものである。
【0004】このような構成のバッテリ式光源装置で
は、ランプに電力を供給する際にバッテリ電圧を昇圧回
路により昇圧してランプに電圧供給し、ランプをより明
るく点灯できるようにしていた。前記昇圧回路は、出力
電圧を一定にする定電圧動作するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バッテリ式光源装置に
おいて用いられているハロゲンランプのフィラメント
は、輝度を上げるためにコイルの部分を密にしたり、二
重コイルにしたりしているが、ランプの寿命時にフィラ
メントの断線部分が癒着してフィラメントがショートし
たり、あるいはバッテリの電圧低下によりDC/DCコ
ンバータの入力電流が大きくなってバッテリから過電流
が流れることがあるため、バッテリの過電流に対する何
らかの保護が必要であった。
【0006】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、ランプのフィ
ラメントのショートやバッテリの電圧低下等によりバッ
テリに過電流が流れることを防止できるバッテリ式光源
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るバッテリ式光源装置は、照明ラ
ンプと、前記照明ランプに電気エネルギーを供給するた
めのバッテリと、前記バッテリの出力に接続され、所定
の電流が流れることにより抵抗値が急激に増加する過電
流保護素子と、前記過電流保護素子を介して供給される
前記バッテリからの電気エネルギーの供給電圧を変換し
て前記照明ランプに供給する変換手段とを備える。
【0008】また、第2の発明に係るバッテリ式光源装
置は、照明ランプと、前記照明ランプに電気エネルギー
を供給するためのバッテリと、前記バッテリの供給する
電気エネルギーの供給電圧を変換して前記照明ランプに
供給する変換手段と、前記バッテリの供給する電気エネ
ルギーの供給状態を検出する検出手段と、前記検出手段
の検出結果に基づいて、前記変換手段の動作を制御する
制御手段とを備えている。
【0009】また、第3の発明に係るバッテリ式光源装
置は、第2の発明において、前記バッテリの出力に接続
され、所定の電流が流れることにより抵抗値が急激に増
加する過電流保護素子を更に有し、前記変換手段は、前
記過電流保護素子を介して前記バッテリの供給する電気
エネルギーの供給電圧を変換して前記照明ランプに供給
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0011】(第1実施形態)図1乃至図5を参照して
本発明の第1実施形態を詳細に説明する。
【0012】(構成)図1において、内視鏡装置1は、
管腔内の対象部位を観察する内視鏡2と、この内視鏡2
に着脱自在に接続されるバッテリ式光源装置5から構成
される。内視鏡2は、細長の挿入部11と、この挿入部
11の後端に設けられた把持部を兼ねる操作部12と、
操作部12の後端に形成された接眼部13とを備えてい
る。そして、操作部12の側部に突設したライトガイド
口金14の端部にバッテリ式光源装置5の接続口金15
を着脱自在に接続できるようになっている。ライトガイ
ド口金14には、バッテリ式光源装置5の代わりにライ
トガイドケーブル(図示せず)を選択的に接続して一般
的内視鏡用光源装置に接続して使用することも可能であ
る。
【0013】図2に示すように、バッテリ式光源装置5
はランプユニット20とバッテリユニット21からな
り、ランプユニット20にはランプホルダ22に保持さ
れた照明光を発光するランプ33が装填可能であり、バ
ッテリユニット21には電源を供給するバッテリ(1次
または2次)24が装填可能となっている。前記ランプ
ユニット20の外装部分には、複数の凹部20a,凸部
20bが形成され、外気との接触面積を広く取るように
している。また、術者の手に当る凸部20bは他の部分
よりも厚肉に形成している。
【0014】図3はバッテリ式光源装置5の電源回路の
構成を示す図である。図3においてバッテリ24は2個
直列に接続されている。バッテリ24からはセル電圧
1.2V×2=2.4Vが供給される。電源回路をON
/OFFする電源スイッチ30と、コイルL1に昇圧エ
ネルギーを発生させるスイッチング部(後述)を有する
変換手段としてのDC/DCコンバーター32が設けら
れ、DC/DCコンバーター32とバッテリ24との間
には所定の電流が流れることにより抵抗値が急激に増加
する過電流保護素子31が電源スイッチ30と直列に設
けられている。この過電流保護素子31は導電性ポリマ
を応用した過電流保護素子で、PTC(Positive Temper
ature Coefficient)特性を持ち、通常は0.05から
0.1Ω程度の抵抗値を示すものであるが、過電流が流
れるとトリップ現象を起こし急激に抵抗値が増大する特
性を持っている。
【0015】図5は電流とトリップ時間の関係を示す図
である。過電流保護素子31は、一旦過電流がなくなる
とまた元の抵抗値に戻る特性を持っており、何回も過電
流保護を行うことができる。
【0016】過電流保護素子31の具体例としては、P
TC(Positive Temperature Coefficient)特性をもった
サーミスタ、またはポジスタ(商品名)とよばれる素子
が適している。また、一般的なセラミックタイプのサー
ミスタまたはポジスタのほか、ポリマー製のポリスイッ
チ(商品名)、またはローム社の過電流保護素子ICP
シリーズなどさまざまな素子が使用可能である。これら
の特徴としては、自己復帰性があることで、内視鏡に使
用した場合はランプ断線時に作動したとしても、ランプ
交換により復帰することで、すぐに内視鏡が使用できる
ようになる利点がある。
【0017】図3に戻って、コイルL1の後には整流用
ダイオードD1の整流後のエネルギーを蓄えるためのコ
ンデンサC2、電圧フィードバック用の抵抗R1,R2
がDC/DCコンバーター32の周辺部品として設けら
れている。DC/DCコンバーター32で昇圧された出
力にはランプ33が接続されている。ランプ33として
は3.3V〜5Vの範囲で明るい照明ランプが使用可能
である。
【0018】図4は、上記したDC/DCコンバーター
32の内部回路の構成を示す図であり、フリップフロッ
プ回路FFとAND回路G1と発振器OSCからなるP
WM(pulse width modulation)制御部35と、電圧フ
ィードバック(FB)と内部の基準電圧Vrefとを比
較して前記PWM制御部35に制御信号を送る電圧制御
部34と、FETで構成されるスイッチング部36とか
らなる。
【0019】PWM制御部35は、電圧が一定になるよ
うにパルス幅制御を行い、スイッチング部36のFET
をON/OFFスイッチングさせて、コイルL1(図
3)に蓄積されるエネルギーが一定になるようにしてい
る。
【0020】(作用・効果)内視鏡2にバッテリ式光源
装置5を接続して、内視鏡観察を行う。観察の前に始業
点検により状態がチェックされる。チェックのための観
察を行う際には、操作スイッチ(図示せず)を操作する
と、電源スイッチ30がONしてバッテリ24から電源
が供給され、DC/DCコンバーター32が作動をはじ
める。ところが、ランプ33のフィラメントがショート
するようなことがあると、ランプ33は点灯せず、内視
鏡の観察ができなくなってしまう。また、この場合には
バッテリ24にショート電流が流れるが、本実施形態で
は過電流保護素子31を設けているために、例えばラン
プ33の定格電流が0.5Aであったとしてショートし
た場合にその10倍の5Aの電流が流れても、図5に示
すように約0.5秒でトリップするのでバッテリ24か
ら過電流が流れるのを防止することができる。
【0021】また、バッテリ24自身もその使用時間と
ともに端子電圧が下がってくるが、DC/DCコンバー
ター32の作用により、出力電圧を一定にするために電
流が増大し、過電流ほどではなくとも、バッテリ24へ
の保護を必要とする電流が流れてしまう。しかし、この
ような状態が発生しても過電流保護素子31により保護
される。図5に示したカーブでは、電流が2A流れたと
すると、約10秒で過電流保護素子31の抵抗が増大し
電流を遮断する。
【0022】ここで、すぐさまランプ33を新品に交換
すれば、電流は正常となり、過電流保護素子31も復帰
するので、チェックの時点でランプ33に異常があって
も、すぐさま内視鏡を使用することが可能となる。
【0023】なお、DC/DCコンバーター32の故障
により過電流が流れる場合も考えられるが、このような
場合でも過電流保護素子31によりバッテリ24を保護
することができる。
【0024】以上、上記したように、第1実施形態によ
れば、ランプ33のフィラメントのショート、バッテリ
24の電圧の低下、さらにはDC/DCコンバータ32
の故障によって電流が増大したとしても、過電流保護素
子31を設けたことによりバッテリ24から過電流が流
れるのを防止することができる。
【0025】また、本実施形態の図2から期待できる別
の効果として、図2のランプユニット20の外装部分に
は複数の凹部20a,凸部20bを設けたので、ランプ
33の熱を効率良く放熱することができ、電子部品の熱
による劣化を抑えることができる。
【0026】(第2実施形態)バッテリ24が低電圧状
態になったときには、DC/DCコンバーター32の定
電圧動作のため入力電流が非常に大きくなってしまう。
過電流保護素子31の電流設定を低くしておくと、この
大きくなった入力電流によって、過電流保護素子31が
作動してしまい、これによって光源本体の使用時間が短
くなってしまう。そこで第2実施形態ではこのような欠
点を克服するために、バッテリ24の低電圧を検出して
DC/DCコンバーター32の作動を停止することを特
徴とする。
【0027】以下に本発明の第2実施形態を図6を参照
して説明する。第1実施形態と同様の部分については同
一符号を付して説明を省略する。
【0028】(構成)第2実施形態では、バッテリ24
の供給電圧を監視するコンパレータ40を設ける。コン
パレータ40は、Vrefを設定した電圧とバッテリ2
4からの入力電圧とを比較して、入力電圧が高かった場
合にはローレベルの信号を出力する。この出力信号はD
C/DCコンバーター32のON信号入力端子に入力さ
れる。ここでVrefは、過電流保護素子31の電流値
に対して余裕があればよく、適当な値を設定すればよ
い。本実施形態では、1.25Vに設定する。
【0029】また、DC/DCコンバーター32を構成
するICによっては、内部の回路にVrefの基準電圧
を設けたものもあり、それを利用することも可能であ
る。また、同様にDC/DCコンバーター32を構成す
るICによっては、コンパレータ40をもIC内部に備
えたものがあり、それを利用すればコンパレータ40の
部品を用いなくとも回路を構成することができる。
【0030】(作用・効果)電源スイッチ30をONし
て、バッテリ24の電圧が低電圧、ここでは1.25V
以下だった場合には、ハイレベルの信号がコンパレータ
40から出力されてDC/DCコンバーター32に入力
される。ハイレベルの信号が入力された場合には内部の
発振器OSCが作動しないので、スイッチングが機能せ
ずDC/DCコンバーター32が停止する。これによっ
て過電流が流れるのを防止することができる。
【0031】一方、DC/DCコンバーター32が作動
しなくなっても、入力電圧はコイルL1,ダイオードD
1を経由してランプ33に供給されるのでランプ33を
点灯することができ、内視鏡の観察を継続することがで
きる。
【0032】また、ランプ33のフィラメントがショー
トする等により電流が増大しても、過電流保護素子31
が作動するので、第2実施形態においても第1実施形態
と同様に、バッテリ24から過電流が流れるのを防止す
ることができる。
【0033】また、過電流保護素子31の電流設定を低
くしておいても、大きくなった入力電流によって過電流
保護素子31が作動してしまうことがなくなる。過電流
保護素子31の設定を低くした場合にはその分より感度
良くショートの検出ができるようになる。
【0034】なお、上記したバッテリ電圧の低下に対し
て、特願平11−253330号公報に記載されている
ような残量表示方法を組み合わせると、より術者に使い
勝手のよいバッテリ式光源装置を提供することができ
る。
【0035】(第3実施形態)上記した第2実施形態で
は、バッテリ24の低電圧を検出してDC/DCコンバ
ーター32の作動を停止するようにしたが、第3実施形
態ではバッテリ24の低電圧を検出してDC/DCコン
バーター32のモードを変更することを特徴とする。
【0036】以下に本発明の第3実施形態を図7及び図
8を参照して説明する。第2実施形態と同様の部分につ
いては同一符号を付して説明を省略する。
【0037】(構成)第3実施形態においてもバッテリ
24の供給電圧を監視するコンパレータ40を設ける
が、ここではコンパレータ40の出力を、DC/DCコ
ンバーター32のモードを切り替えるSEL端子に接続
する。DC/DCコンバーター32は、図8に示すよう
に、PWM(pulse width modulation)モードでは周波数
一定でパルス幅が変化し、PFM(pulse frequency mo
dulation)モードではパルス幅が一定で、周波数が変化
するように働く。PWMモードはハイパワーモードであ
り重負荷で高効率であるのに対して、PFMモードはロ
ーパワーモードであり軽負荷で高効率であるという特徴
をもつ。PFMモード時にはフルパワーの出力がされな
いようにパルス幅制御がなされる。
【0038】(作用・効果)第1、第2実施形態と同様
に、電源スイッチ30をONしてランプ33を点灯させ
る。バッテリ24の供給電圧を監視するコンパレータ4
0は、Vrefに設定した電圧とバッテリ24からの入
力電圧とを比較する。そして使用中にバッテリ24の電
圧が下がってくると、コンパレータ40は、入力電圧が
低くなったことを示すローレベルの信号を出力するの
で、DC/DCコンバーター32はSEL端子を介して
この信号を受けて、PWMモードをPFMモードに切換
える動作を行う。これによって入力電流が少なくなるの
で過電流保護素子31が作動してしまうことはない。ラ
ンプ33は出力が低下したことによって暗くはなるが、
観察を継続することができる。このようにして術者はバ
ッテリ24がなくなったことを認識することができる。
【0039】(第4実施形態)上記した第2、第3実施
形態では、バッテリ24の電圧を検出することによって
DC/DCコンバーター32の作動を制御する例を示し
たが、第4実施形態では電流検出により制御を行うこと
を特徴とする。
【0040】以下に本発明の第4実施形態を図9を参照
して説明する。第2実施形態と同様の部分については同
一符号を付して説明を省略する。
【0041】(構成)ここではコンパレータ40の反転
入力にオペアンプ41をさらに接続し、このオペアンプ
41の2つの入力を過電流保護端子31の両端に接続す
る。
【0042】(作用・効果)過電流保護素子31の電圧
降下がオペアンプ41で増幅されてコンパレータ40に
入力される。オペアンプ41の出力は大きい電流が流れ
るほど、電圧レベルが下がるようになっており、コンパ
レータ40のVref以下になるとコンパレータ40の
出力はハイレベルとなるので、ハイレベルの信号がDC
/DCコンバーター32に入力される。ハイレベルの信
号が入力された場合には内部の発振器OSCが作動しな
いので、スイッチングが機能せずDC/DCコンバータ
ー32が停止する。
【0043】上記のようにしてDC/DCコンバーター
32のON、OFFを制御することで、ランプショート
等の過電流が流れたときに瞬時にDC/DCコンバータ
ー32をシャットダウンさせることができるので過電流
保護素子31がバッテリ24を保護することになる。
【0044】第4実施形態では電圧だけの検出ではなく
電流で検出するようにしたので、より正確に過電流保護
素子31を感度良く設定しても、過電流により過電流保
護素子31が作動しないようにすることができる。
【0045】(第5実施形態)第4実施形態では電流検
出によりDC/DCコンバーター32の作動を停止する
ようにしたが、第5実施形態では電流検出によりDC/
DCコンバーター32のモードを切り替えるようにす
る。
【0046】(構成)第5実施形態ではコンパレータ4
0の出力をDC/DCコンバーター32のSEL端子に
接続している点が第4実施形態の構成と異なる。
【0047】(作用・効果)過電流保護素子31の電圧
降下がオペアンプ41で増幅されてコンパレータ40に
入力される。コンパレータ40によりDC/DCコンバ
ーター32を制御する。すなわち、ランプ負荷接続時
と、無負荷時とにおいて、過電流保護素子31を流れる
電流の変化を検出し、DC/DCコンバーター32のモ
ードをPWMモードあるいはPFMモードに切替えるよ
うにしたので、負荷状態に応じて効率よく昇圧してバッ
テリ24のエネルギーを使用することが可能になる。
【0048】なお、上記した実施形態では過電流保護素
子31の保護を目的としたが、DC/DCコンバーター
32に電流制限機能をもたない場合の過電流保護として
も使用することができる。さらに、同様の回路を用いて
R3/R4の設定またはVrefの設定を変更すること
によってランプ33がフィラメント切れによって無負荷
となっていることを検出することができる。無負荷の場
合にDC/DCコンバーター32を作動させてバッテリ
24からの余計な電力を消費させてしまうことを防止し
たり、DC/DCコンバーター32をPFMモードで低
電力に使用することでバッテリ24からの電力を無駄に
消費してしまうことを防止することができる。
【0049】(付記)なお、上記した具体的実施形態か
ら以下のような構成の発明が抽出可能である。
【0050】1. 内視鏡と、照明ランプと、この照明
ランプに点灯エネルギーを供給するバッテリと、バッテ
リ式光源装置とを備えた内視鏡装置において、前記照明
ランプと、前記バッテリとの間に過電流を保護する過電
流保護素子を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
【0051】2. 内視鏡と、照明ランプと、この照明
ランプに点灯エネルギーを供給するバッテリと、バッテ
リ式光源装置とを備えた内視鏡装置において、前記バッ
テリの電圧を昇圧または降圧して前記ランプに電力を供
給する電源回路と、この電源回路と前記バッテリとの間
に過電流を保護する過電流保護素子を設けたことを特徴
とする内視鏡装置。
【0052】3.上記1.または2.において、前記過
電流保護素子はPTC特性素子である。
【0053】4.上記1.または2.において、前記過
電流保護素子は過電流に応じて内部抵抗が増大する。
【0054】5.上記1.または2.において、前記過
電流保護素子は自己復帰性を有する。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ランプのフィラメント
のショートやバッテリの電圧低下等によりバッテリに過
電流が流れることを防止できるバッテリ式光源装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される内視鏡装置の構成を示す外
観斜視図である。
【図2】バッテリ式光源装置5の構成を示す外観斜視図
である。
【図3】バッテリ式光源装置5の電源回路の構成を示す
図である。
【図4】DC/DCコンバーター32の内部回路の構成
を示す図である。
【図5】電流とトリップ時間の関係を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る電源回路の構成を
示す図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る電源回路の構成を
示す図である。
【図8】DC/DCコンバーター32のモード切り替え
について説明するための図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る電源回路の構成を
示す図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る電源回路の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 内視鏡装置 2 内視鏡 5 バッテリ式光源装置 11 挿入部 12 操作部 13 接眼部 14 ライドガイド口金 15 接続口金 20 ランプユニット 20a 凹部 20b 凸部 21 バッテリユニット 22 ランプホルダ 24 バッテリ 30 電源スイッチ 31 過電流保護素子 32 DC/DCコンバーター 33 ランプ 34 電圧制御部 35 PWM制御部 36 スイッチング部 40 コンパレータ 41 オペアンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明ランプと、 前記照明ランプに電気エネルギーを供給するためのバッ
    テリと、 前記バッテリの出力に接続され、所定の電流が流れるこ
    とにより抵抗値が急激に増加する過電流保護素子と、 前記過電流保護素子を介して供給される前記バッテリか
    らの電気エネルギーの供給電圧を変換して前記照明ラン
    プに供給する変換手段と、 を備えたことを特徴とするバッテリ式光源装置。
  2. 【請求項2】 照明ランプと、前記照明ランプに電気エ
    ネルギーを供給するためのバッテリと、 前記バッテリの供給する電気エネルギーの供給電圧を変
    換して前記照明ランプに供給する変換手段と、 前記バッテリの供給する電気エネルギーの供給状態を検
    出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記変換手段の動
    作を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするバッテリ式光源装置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリの出力に接続され、所定の
    電流が流れることにより抵抗値が急激に増加する過電流
    保護素子を更に有し、 前記変換手段は、前記過電流保護素子を介して前記バッ
    テリの供給する電気エネルギーの供給電圧を変換して前
    記照明ランプに供給することを特徴とする請求項2記載
    のバッテリ式光源装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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