JP2001357472A - 警報システム - Google Patents

警報システム

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JP2001357472A
JP2001357472A JP2000178431A JP2000178431A JP2001357472A JP 2001357472 A JP2001357472 A JP 2001357472A JP 2000178431 A JP2000178431 A JP 2000178431A JP 2000178431 A JP2000178431 A JP 2000178431A JP 2001357472 A JP2001357472 A JP 2001357472A
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circuit
reception
channel
signal
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JP2000178431A
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Takeo Fuki
建男 冨貴
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FUKI SOKURYO KK
Original Assignee
FUKI SOKURYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の送信機の設置距離が短いために受信可
能エリアに重複が生じても、誤作動を防止し、確実に警
報を行うことが可能な警報システムを提供する。 【解決手段】 設置地盤の異常状態を検出するセンサ部
100には親機1が接続され、この親機1は、複数のチ
ャンネル及び送信モード/受信モードを備えた送受信回
路15を備え、設置の際、送受信回路15を受信モード
にして空きチャンネルを探し、これを送信チャンネルに
設定すると共に、同一周波数のチャンネルを子機2の受
信チャンネルに設定する。センサ部100が作動したと
き、親機1は送信波に変調信号を乗せるのを停止する。
子機2は、親機1からの電波を常時受信しており、親機
1からの受信信号内の変調信号の途絶を検出したとき、
警報器27を駆動して警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警報システムに関
し、詳しくは、地すべり、崩壊等が発生するおそれのあ
る危険地域で作業する作業者に緊急危険情報を報知する
ために用いる警報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】地すべり、崩落等の危険が懸念される地
域の下方での作業がやむを得ない場合、地すべり、崩落
等の危険を素早く検知し、作業者にサイレンを鳴らす等
の警報を行って緊急避難を促し、人身事故の発生を防止
する対策が必要になる。
【0003】図4は従来の警報システムの構成図であ
る。この警報システムは、センサ部100、送信機20
0及び受信機300から成る。センサ部100はワイヤ
センサ方式を用いて構成されており、ワイヤ(又はロー
プ)101、スプリング102、接点保持板103、固
定具104、接点105,106、支柱107,10
8、及びケーブル109,110を備えている。
【0004】支柱107,108は木材等を用いて作ら
れ、地すべり等が予想される地域に所定の間隔によって
立設されている。支柱107と108にはスプリング1
02が直結されたワイヤ101が張架されており、支柱
107の上端には固定具104を介して接点保持板10
3が水平に固定されている。接点保持板103の先端に
は金属製の接点105が下向きに取り付けられており、
この接点105に対向させてワイヤ101には金属製の
接点106が取り付けられている。接点105と接点1
06の位置関係が保たれないと、センサとして機能しな
くなるので、図には示していないが、ガイド部材を設け
る等の構造にするのが望ましい。接点105と106に
は、そのオン/オフ信号を取り出すための、ケーブル1
09と110が接続されている。このケーブル109,
110は、送信機200の入力端子に接続される。
【0005】送信機200は、発信回路201、送信回
路202及び空中線(アンテナ)203を備えている。
発信回路201は、接点105と106が接触してオン
信号が入力されたときに、送信用の変調信号204(例
えば、1KHzの連続パルス信号)を生成する。送信回
路202は、変調信号204に基づいて高周波信号を生
成する。この高周波信号は、電波として空中線203か
ら放射される。ここでは、図示を省略しているが、各回
路の電源は、バッテリーにより行われる。
【0006】一方、子機(受信機)300は、送信機1
からの電波を受信する空中線301、受信回路302、
処理回路303、駆動回路304、スピーカ(又はブザ
ー)305、回転灯306及び各回路に電源を供給する
電池307を備えている。
【0007】受信回路302は、空中線301による受
信信号の増幅及び検波を行う。処理回路303は、受信
回路302により検波して得られた電圧Vrと基準電圧
Vs(ノイズ等による誤動作を防止するために設けられ
る閾値)とを比較し、Vr≧Vsのときに駆動信号Vd
を出力する。駆動回路304はスピーカ305を鳴らす
ための低周波発振回路を備え、処理回路303からの駆
動信号Vdが入力された時に動作してスピーカ305を
駆動する。同時に、回転灯306を駆動する。
【0008】図5は図4の警報システムの現場での設置
例を示す説明図である。丘陵400の頂上には送信機2
00を設置し、斜面401の崩落が予想される地盤40
3の地表にセンサ部100を設置する。送信機200の
設置点を中心にして送信電力に応じた所定範囲が受信機
300の受信可能エリア405となる。現場には、受信
機300を設置する。
【0009】次に、図4の警報システムの動作について
説明する。図5の地盤403で地すべり等が発生した場
合、支柱107と支柱108との間隔が拡がり、若しく
は土砂がワイヤ101に押し寄せるなどにより、ワイヤ
101に張力が発生し、図4の矢印A方向に伸びが生じ
る。この伸びに応じて接点106は接点105の方向に
移動し、終には接点105に接触する。これによりケー
ブル109と110の間には閉回路が形成され、発信回
路201に入力信号が発生する。発信回路201は入力
端子間が短絡状態になったことにより、所定周波数のパ
ルス信号を発生し、このパルス信号を変調信号にして、
送信回路202は周波数変換及び高周波増幅を行う。送
信回路202により得られた高周波電力は、空中線20
3に供給され、電波として放射される。
【0010】送信機200からの電波は、受信可能エリ
ア405内に設置されている受信機300で受信され
る。受信された電波は受信回路302で増幅及び検波さ
れ、所定のレベルの受信出力(電圧Vr)が得られる。
この電圧Vrと基準電圧Vsとの比較が処理回路303
で行われ、Vr≧VsからVs>Vrに変化したとき、
処理回路303から駆動信号Vdが出力される。駆動信
号Vdを基に駆動回路304はスピーカ305及び回転
灯306を同時に駆動し、作業者406、407,40
8に緊急事態の発生を警報する。この警報により、作業
者406〜408は事故の発生を瞬時に知ることができ
るため、危険地域から早い段階において退避することが
できる。これにより、作業者が事故にまき込まれる危険
性を低減することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の警報システムでは、センサ部の変化を送信機で検知
し、事故発生を無線により受信機に通信しているため、
距離の近い場所で複数の送信機を稼働させていた場合、
部分的に受信可能エリアが重複する場所が生じ、他の作
業エリアに設置されている送信機の電波が受信されてし
まい、受信機が誤動作するおそれがある。このような事
態が頻繁に発生すると、作業者は実際に事故が発生し、
警報が出されても誤作動と判断し、警報を無視すること
が考えられる。この結果、逃げ後れて事故に巻き込まれ
ることが懸念される。また、警報システムを設置した意
味がなくなることになる。
【0012】本発明の目的は、前記のような従来の問題
を解決しようとするものであり、複数の送信機の設置距
離が短いために受信可能エリアに重複が生じても、誤作
動を防止し、確実に警報を行うことが可能な警報システ
ムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の警報システムは、地形の変動、崩壊等の
異常状態を検出する1又は複数のセンサと、周波数の異
なる複数のチャンネルの内の1つを選択することにより
送信モード又は受信モードによる動作が可能な送受信回
路を有し、前記受信モードで確認した空きチャンネルを
前記送信モードの送信チャンネルに設定して電波を送信
し、前記センサのいずれかの作動に応じて送信信号を変
化させる送信機と、前記送信機の前記複数のチャンネル
のそれぞれと同一周波数の複数のチャンネルを有し、そ
の中の前記送信機の送信チャンネルと同一のチャンネル
を選択して受信した受信信号の変化に応じて警報器を駆
動する少なくとも1台の受信機とを備えることを特徴と
するものである。
【0014】前記複数のセンサは、作動時に電気的な閉
回路を形成することができ、前記送受信回路は、法定規
格の特定小電力無線用の送受信モジュールを用いること
ができる。
【0015】前記送信機は、受信モードにおいて前記複
数のチャンネルの中から選択されたチャンネルが空き状
態にあるときに点灯する空きチャンネル表示灯を備える
ことができ、又、前記送信機は、前記センサが異常状態
を検出したときのセンサ出力を増幅する増幅器と、前記
増幅器に出力が生じたときに点灯駆動される異常発生表
示灯と、前記送受信回路に印加する変調用信号を生成す
るとともに、前記増幅器に出力が生じたときに前記変調
用信号の発生を停止する信号発生回路と、前記送受信回
路の送受信周波数を前記複数のチャンネルの中から選択
するチャンネル設定手段とを備えることができる。
【0016】前記受信機は、増幅及び検波を行う受信回
路と、前記受信回路の出力信号の変化を検出する信号検
出回路と、警報を発する警報器と、前記信号検出回路に
発生した出力信号に応じて前記警報器を駆動する駆動手
段と、前記受信回路の受信周波数を前記複数のチャンネ
ルの中から選択するチャンネル設定手段とを備えること
ができ、前記受信回路は、特定小電力無線用の受信モジ
ュールを用いることができる。
【0017】前記受信機は、前記送信機の電波到達エリ
アの圏外にあるときに圏外表示灯を点灯させる表示手段
を備えることができ、又、前記送信機の前記送信信号の
変化及び前記受信機の前記受信信号の変化は、変調信号
が零になったときとすることができる。
【0018】前記のような本発明の構成によれば、設置
に際して、送信機の送受信回路を受信モードにすること
によって空きチャンネルを探し出すことができ、この空
きチャンネルを送信チャンネルに設定することにより、
複数の送信機による受信可能エリアが重複した場合で
も、ペアを組んでいる送信機の送信波のみを受信するこ
とができる。この結果、受信機は誤作動等を生じること
なく、確実に警報を行うことができるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係
る警報システムを示すブロック図である。警報システム
は、センサ部100、送信機としての親機1及び受信機
としての子機2から成る。センサ部100には、地すべ
り、崩壊等を検出することができればいかなる方式のも
のを用いてもよく、例えば、図4で説明した構成と同じ
ワイヤ式を用いることができるが、他の方式、例えば、
光センサ、振動センサ、音響センサ、更には〔カ=質量
×加速度〕で示されるニュートンの原理を用い、地盤の
傾斜角度、水平方向の地すべり等を検出することができ
る加速度センサ等を用いることもでき、その設置数も任
意である(複数にした場合、ケーブルはパラレル接続に
なる)。また、子機2は1つのみを示しているが、現場
の状況や人数に応じて複数台を用いることができる。
【0020】親機1は、増幅部11、リレー12、異常
発生表示灯としての回転灯(又は点滅灯)13、パルス
信号発生回路14、送受信回路15、空中線16、チャ
ンネル設定ダイヤル17、送/受信切換部18及び空き
チャンネル表示灯19を備えている。子機2は、空中線
21、受信回路22、チャンネル設定ダイヤル23、パ
ルス信号検出回路24、リレードライブ回路25、リレ
ー26、警報器(サイレン)27、圏外表示灯回路28
及び表示灯29(LED)を備えている。警報器27の
ほか、回転灯(又は点滅灯)30を設けることもでき
る。
【0021】親機1の各部について説明する。増幅部1
1は、センサ部100に所定の電圧を印加し、センサ動
作時に入力端子に印加される電圧を増幅する直流アンプ
のほか、ノイズ等を除去するための回路等を備えている
が、その詳細については図2で説明する。リレー12は
増幅部11の出力電圧により励磁され、そのリレー接点
のオンにより回転灯13に電源を供給する。パルス信号
発生回路14は、所定の周波数(例えば、1000H
z)の連続パルス信号を発生しており、リレー12が励
磁されてリレー接点がオフになると、連続パルス信号の
発生を停止する。この連続パルス信号は、送受信回路1
5に変調信号として印加される。
【0022】送受信回路15には、法定規格に基づく特
定小電力無線局テレメータ及びテレコントロール用とし
て開発された市販の無線モジュールを用いることができ
る。無線モジュールの仕様は、送信出力が1〜10m
W、周波数が429MHz帯、動作電圧2.8〜12
V、最大40チャンネル、最高データ速度が4800b
psとなっている。モジュール化されているために装置
を小型化することができるほか、量産品であるために性
能が安定しているという特長がある。また、市販品で法
定規格に合致していることから、容易にしかも安い価格
で入手でき、法手続きも不要という利点がある。この無
線モジュールは、1つのPLL(PhaseLocke
d Loop)回路を送受信に共用したトランシーバ機
能を備えたものであり、例えば、53×35×12(m
m)のサイズで1つの電子部品としてまとめられてい
る。更に、PLLを用いているため、例えば、40チャ
ンネルの周波数設定が可能である。この周波数設定はチ
ャンネル設定ダイヤル17により行うことができる。
【0023】送受信回路15は、送/受信切換部18の
切り換え操作により、送信モード又は受信モードにする
ことができる。そして、両モードにおいて複数のチャン
ネルを有し、いずれかのチャンネルを選択して送信又は
受信を行うことができる。変調信号を周波数変換して送
信周波数を得、その電力増幅を行って空中線16に供給
する。また、受信モードにおいては、空中線16からの
受信信号を増幅ならびに検波する。チャンネル設定ダイ
ヤル17は、前記した複数のチャンネルの内の1つを選
択するために用いられる。受信モードにおいて、どのチ
ャンネルが空きになっているかを示すため、空きチャン
ネルがスキャンされたときには空きチャンネル表示灯1
9が点灯する。更に、送信モードにおいては、センサ部
100が動作すると、パルス信号発生回路14からの変
調信号の出力が停止し、送受信回路15からは無変調の
キャリア(搬送波)のみが送信される。
【0024】次に、子機2の各部材について説明する。
空中線21により受信された電波は受信回路22によっ
て周波数変換、増幅及び検波が行われる。受信回路22
は、送受信回路15と同様に市販の無線モジュールを用
いることができる。この無線モジュールも1つのPLL
(Phase Locked Loop)回路により周
波数設定を行っている。このため、チャンネル設定ダイ
ヤル23により周波数設定を行うことができる。子機2
のチャンネル設定は、送受信回路15の送信チャンネル
に合致させる必要がある。
【0025】受信可能エリア(図5の符号405参照)
内に子機2が存在するとき、親機1からは変調信号が送
信されているため、検波信号が発生しており、この整流
出力を用いて圏外表示灯回路28は表示灯29を消灯さ
せ、整流出力が所定レベル以下であれば表示灯29を点
灯する制御を行う。この点灯によって、子機2が受信不
能な圏外にあることを警告する。センサ動作に伴って変
調信号(パルス信号)が消滅すると、それがパルス信号
検出回路24によって検出され、検出信号がリレードラ
イブ回路25へ出力される。リレードライブ回路25
は、検出信号を受けるとリレー26を駆動する。リレー
26は、リレードライブ回路25により励磁されたと
き、その接点のオンにより電源を警報器27(更には、
回転灯30)に接続する。
【0026】図2は、親機1の詳細構成を示すブロック
図である。図2において、増幅部11以外の構成は図1
に示した通りである。したがって、重複する説明は省略
する。
【0027】センサ部100は、ケーブル109,11
0により親機1の入力端子501a,501bに接続さ
れる。増幅部11は、テスト用押しボタン503、ライ
ン電流供給部504、ラインフィルタ505、DCアン
プ506、フォトカプラ507、及びDCアンプ508
を備えている。
【0028】テスト用押しボタン503は、ライン50
2間に接続され、親機1が正常に動作するか否かをテス
トするために用いられる。ライン電流供給部504は、
ライン502にライン電流供給部504が接続され、ラ
イン502に直流電流を供給する。ラインフィルタ50
5はライン502に接続され、ケーブル109,110
に乗ってくる外部ノイズを除去する。DCアンプ506
は差動増幅器で構成され、ラインフィルタ505の出力
信号を増幅する。フォトカプラ507は前段のDCアン
プ506と後段のDCアンプ508とを電気的に分離
し、信号成分のみをDCアンプ508に送る。DCアン
プ508は、フォトカプラ507の出力信号を増幅し、
リレー12へ出力する。
【0029】図3は、本発明の警報システムの設置例を
示す説明図である。センサ部100は、前記のように各
種の方式のものを用いることができるが、ここでは、説
明を簡単にするため、ボックスにより図示している。作
業現場600には、作業者601が重機602を用いて
作業を行っている。4台のセンサ部100a,100
b,100c,100dは、作業現場600において、
地すべり、崩落等が予想される地盤601に分散配置さ
れている。親機1は地盤601から離れた安全な場所に
設置され、この親機1にはケーブル109、110を介
してセンサ部100a〜100dが接続されている。更
に、作業者601の作業現場近くで、かつ事故発生時に
土砂流が到達しないと予想される場所には、子機2が設
置されている。
【0030】次に、本発明による警報システムの全体の
動作について、図1〜図3を参照して説明する。まず、
前述の要領で、センサ部100a〜100d、親機1及
び子機2を現場に設置し、ケーブル109、110の接
続を行う。ついで、親機1及び子機2の電源をオンに
し、送/受信切換部18で受信モードに設定し、チャン
ネル設定ダイヤル17を操作してチャンネルをスキャン
し、空きチャンネル表示灯19が点灯するチャンネル
(空きチャンネル)を見つけ、それを送受信のチャンネ
ルとして使用する。このように、チャンネル設定ダイヤ
ル17を操作して空きチャンネル表示灯19が点灯する
チャンネルを探すのみでよいため、現場での設定に専門
家や熟練者は必要がなく、誰にでも行える。空きチャン
ネルを選択できるため、親機(送信機)の複数が受信可
能エリア405の一部が重複する状態で設置されたとし
ても、使用周波数を変更できるため、誤作動を防止する
ことができる。
【0031】この後、送/受信切換部18により送信モ
ードに切り換える。この親機1のチャンネルに各子機2
のチャンネルをチャンネル設定ダイヤル23により一致
させる。必要に応じてテスト用押しボタン503を押
し、テストを実施する。これで、警報システムの設置の
作業は終了する。なお、子機2が受信可能エリア(図5
の符号405参照)の外に設置された場合、受信強度が
弱いために圏外表示灯回路28が動作し、表示灯29が
点灯する。そこで、設置者は親機1に近い方向へ移動さ
せる。このように、子機2が動作可能なエリアにあるか
否かを表示灯29の点/消灯により見分けることができ
るため、子機2の設置は誰にでも行え、かつ確実に警報
を発することができる。
【0032】センサ部100a〜100dの設置場所に
異常が発生しない状態では、ライン502に閉回路が生
じていないため、DCアンプ508に出力電圧は生じて
おらず、リレー12は非励磁である。したがって、回転
灯13は駆動されず、また、空中線16からは変調され
た電波が送信されている。この電波を受信している子機
2は、リレードライブ回路25に出力電圧が生じていな
いため、リレー26は非励磁であり、警報器27(さら
には、回転灯30)は動作せず、警報は行われない。
【0033】図3の地盤603で地すべりが発生した場
合、センサ部100a〜100dの1乃至複数が作動す
る。これは親機1に伝達され、増幅部11は入力側に形
成された閉回路を流れる微小電流の有効分がラインフィ
ルタ505で抽出される。ラインフィルタ505の出力
電流はDCアンプ506,508で増幅された後、リレ
ー12に印加される。これによってリレー12が励磁さ
れ、リレー接点が閉じることにより回転灯13に電源が
印加され、回転灯13が点灯及び回転し、異常発生を警
報する。更に、リレー接点が閉じることにより、パルス
信号発生回路14が動作を停止する。これにより、送受
信回路15からは無変調のキャリアのみが送信される。
【0034】子機2においては、パルス信号検出回路2
4が変調状態から無変調状態に変わったことを検出し、
リレードライブ回路25に出力信号を送る。この出力信
号により、リレードライブ回路25はリレー26を励磁
する。これにより、警報器27に電源が供給され、警報
器27が作動して警報が開始される。図3のように、作
業現場600で作業を行っている作業者601は、子機
2による警報を聞いた後、直ちに安全な場所へ移動す
る。これにより、作業者が事故にまき込まれる危険性を
低減することができる。
【0035】前記実施の形態においては、送受信回路1
5から送信する電波は、親機1の電源断による親機1の
不動作、パルス信号発生回路14の回路故障等があって
も警報システムが安全側で動作するように、センサ部1
00の作動前は変調波で、作動後は無変調キャリアであ
るとしたが、逆に、センサ部100の作動前は無変調キ
ャリアで、作動後は変調波となる構成にしてもよい。ま
た、パルス信号発生回路14によりパルス信号を発生さ
せるものとしたが、本発明はパルス信号の発生に限定さ
れるものではなく、例えば、サイン波であってもよい。
このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱しない
範囲で種々設計変更することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の警報シス
テムによれば、周波数の異なる複数のチャンネルと送信
モード又は受信モードによる動作が可能な送受信回路を
有し、前記受信モードで確認した空きチャンネルを前記
送信モードの送信チャンネルに設定して電波を送信し、
前記センサのいずれかが作動したとき、送信信号を変化
させる送信機と、前記送信機の前記複数のチャンネルの
それぞれと同一周波数の複数のチャンネルを有し、その
中の前記送信機の使用チャンネルと同一のチャンネルを
選択して受信した受信信号の変化に応じて警報器を駆動
する受信機とを備える構成にしたので、設置の際、送受
信回路を受信モードにして探した空きチャンネルを送信
チャンネルに設定すれば、複数の送信機による受信可能
エリアが重複した場合でも、受信機はペアを組んでいる
送信機の送信波のみを受信できるようになる。したがっ
て、受信機は誤作動等を生じることなく、確実に警報を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る警報システムを示す
ブロック図である。
【図2】同警報システムに用いる親機(送信機)の詳細
構成を示すブロック図である。
【図3】同警報システムの設置例を示す説明図である。
【図4】従来の警報システムを示す構成図である。
【図5】図4の警報システムの現場での設置例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 親機 2 子機 11 増幅部 12,26 リレー 13 回転灯 14 パルス信号発生回路 15 送受信回路 16,21 空中線 17,23 チャンネル設定ダイヤル 18 送/受信切換部 22 受信回路 24 パルス信号検出回路 25 リレードライブ回路 27 警報器 100,100a,100b,100c,100d セ
ンサ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C086 AA14 BA30 DA01 DA08 EA25 EA36 5C087 AA02 AA11 BB20 BB39 BB74 DD02 DD49 EE08 FF01 FF04 FF16 GG66 GG70 GG83 5K067 BB21 EE02 EE10 FF20 FF23 GG01 GG11 JJ01 LL13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地形の変動、崩壊等の異常状態を検出す
    る1又は複数のセンサと、周波数の異なる複数のチャン
    ネルの内の1つを選択することにより送信モード又は受
    信モードによる動作が可能な送受信回路を有し、前記受
    信モードで確認した空きチャンネルを前記送信モードの
    送信チャンネルに設定して電波を送信し、前記センサの
    いずれかの作動に応じて送信信号を変化させる送信機
    と、前記送信機の前記複数のチャンネルのそれぞれと同
    一周波数の複数のチャンネルを有し、その中の前記送信
    機の送信チャンネルと同一のチャンネルを選択して受信
    した受信信号の変化に応じて警報器を駆動する少なくと
    も1台の受信機とを備えることを特徴とする警報システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記複数のセンサは、作動時に電気的な
    閉回路を形成することを特徴とする請求項1記載の警報
    システム。
  3. 【請求項3】 前記送受信回路は、法定規格の特定小電
    力無線用の送受信モジュールを用いることを特徴とする
    請求項1又は2記載の警報システム。
  4. 【請求項4】 前記送信機は、受信モードにおいて前記
    複数のチャンネルの中から選択されたチャンネルが空き
    状態にあるときに点灯する空きチャンネル表示灯を備え
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の警報システム。
  5. 【請求項5】 前記送信機は、前記センサが異常状態を
    検出したときのセンサ出力を増幅する増幅器と、前記増
    幅器に出力が生じたときに点灯駆動される異常発生表示
    灯と、前記送受信回路に印加する変調用信号を生成する
    とともに、前記増幅器に出力が生じたときに前記変調用
    信号の発生を停止する信号発生回路と、前記送受信回路
    の送受信周波数を前記複数のチャンネルの中から選択す
    るチャンネル設定手段とを備えることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の警報システム。
  6. 【請求項6】 前記受信機は、増幅及び検波を行う受信
    回路と、前記受信回路の出力信号の変化を検出する信号
    検出回路と、警報を発する警報器と、前記信号検出回路
    に発生した出力信号に応じて前記警報器を駆動する駆動
    手段と、前記受信回路の受信周波数を前記複数のチャン
    ネルの中から選択するチャンネル設定手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の警
    報システム。
  7. 【請求項7】 前記受信回路は、特定小電力無線用の受
    信モジュールを用いることを特徴とする請求項6記載の
    警報システム。
  8. 【請求項8】 前記受信機は、前記送信機の電波到達エ
    リアの圏外にあるときに圏外表示灯を点灯させる表示手
    段を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の警報システム。
  9. 【請求項9】 前記送信機の前記送信信号の変化及び前
    記受信機の前記受信信号の変化は、変調信号が零になっ
    たときであることを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れかに記載の警報システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005101705A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報システム、情報端末装置、制御方法、およびそのプログラム

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