JP2001356878A - アイコン制御方法 - Google Patents

アイコン制御方法

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JP2001356878A
JP2001356878A JP2000177741A JP2000177741A JP2001356878A JP 2001356878 A JP2001356878 A JP 2001356878A JP 2000177741 A JP2000177741 A JP 2000177741A JP 2000177741 A JP2000177741 A JP 2000177741A JP 2001356878 A JP2001356878 A JP 2001356878A
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Tadaichi Urano
唯一 浦野
Yasuhiro Yamamoto
泰裕 山本
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Hitachi Ltd
Hitachi KE Systems Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi KE Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＧＵＩでアイコンからアイコンへファイルの
移動等を行う場合、アイコンに指等を触れた状態でドラ
ッグさせることを不要として、アイコンの操作性上の向
上を図る。 【解決手段】 移動すべき対象アイコンの周囲２点等
を、同時にタッチすることにより、対象アイコンが移動
対象であると認識し、該タッチを解除したことをもっ
て、対象アイコンがドラッグ状態であると認識し、移動
先のフォルダを示すアイコンの周囲２点等を同時にタッ
チすることにより、ドラッグを解除し、そのアイコンの
示すフォルダへ対象アイコンのファイルを移動する処理
等を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンやワーク
ステーション、ゲーム機、ＰＤＡ、小型端末、携帯電話
等の情報処理装置の入力装置に関し、特にアイコン表示
を用いた入力装置におけるアイコンの操作性向上を実現
する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、タッチパネル式入力装置や、マウ
ス式入力装置といったアイコン表示を用いた入力装置に
おいて、ＧＵＩ（Ｇraphical Ｕser Ｉnterface）であ
るアイコン（Ａ）から別のアイコン（Ｂ）へファイルの
移動といった処理を行おうとした場合、指等でアイコン
（Ａ）に触れた状態で、アイコン（Ｂ）まで画面上をス
ライド（ドラック）させた後、指等を離す、といった操
作が必要であった。そして、ドラッグの最中、画面から
指等が離れた場合は、その時点でドラッグが解除され、
その場所にアイコンが移動する結果となっていた。
【０００３】また、同一画面上に目的のアイコン（Ｂ）
がない場合、あらかじめ同一画面上にアイコン（Ａ）と
アイコン（Ｂ）を表示させておいたり、画面の外にアイ
コン（Ｂ）がある場合には、画面の端に指を一定時間保
持しておくことにより、その方向に画面をスクロールさ
せてアイコン（Ｂ）を表示させる必要があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、タッチ
パネル等、アイコン表示を用いた入力装置において、あ
るアイコン（Ａ）から別のアイコン（Ｂ）へファイルの
移動といった処理を行おうとした場合、指等でアイコン
（Ａ）に触れた状態で、アイコン（Ｂ）まで画面上をス
ライド（ドラッグ）させる必要があり、ドラッグの最
中、画面から指が離れた場合は、その場所にアイコンが
移動してしまう問題があった。特にドラッグ中、目的の
フォルダアイコン以外のフォルダアイコン上で指が離れ
てしまった場合など、目的外のフォルダにファイルが移
動してしましまい、やし直しといった、操作性上、煩わ
しい問題があった。
【０００５】本発明の目的は、アイコン表示を用いた入
力装置において、画面上でアイコンの移動を行う場合、
アイコンを指等で触れた状態で、画面上をスライドさせ
る操作を不要として、アイコン操作の操作性を向上させ
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、アイコン表
示を利用する入力装置において、１つまたは複数のアイ
コンの周囲２点またはそれ以上の複数点の第１の座標が
入力されたことを以って、当該１つまたは複数のアイコ
ンを選択状態とし、次いで当該座標の入力が解除された
ことを以って当該１つまたは複数のアイコンをドラッグ
状態とし、該ドラッグ状態となっているときに、再び２
点またはそれ以上の複数点の第２の座標が入力されたこ
とを以ってドラッグ状態を解除する手段を備えたことを
特徴とする。
【０００７】あるいは、１つまたは複数のアイコンの周
囲２点またはそれ以上の複数点の第１の座標が入力され
たことを以って、当該１つまたは複数のアイコンを選
択、ドラッグ状態とし、該ドラッグ状態となっていると
きに、再び２点またはそれ以上の複数点の第２の座標が
入力されたことを以ってドラッグ状態を解除する手段を
備えたことを特徴とする。
【０００８】さらに、前記第２の座標によって選択され
る領域内に他のアイコンが存在しない場合には、前記ド
ラッグ状態にある１つまたは複数のアイコンを当該領域
に移動させ、当該領域内に他のアイコンが存在している
場合には、当該他のアイコンに対するアイコンの重ね合
せ処理を実行する手段を備えたことを特徴とする。さら
に、ドラッグ状態にある１つまたは複数のアイコンに対
して、キーやボタンアイコン等の入力により、ドラッグ
中のアイコンに対して所望の処理を実行する手段を備え
たことを特徴とする。
【０００９】例えば、複数点の座標を同時に入力するこ
とが可能なタッチパネルを用いて、ＧＵＩでアイコンか
ら別のアイコンへファイルの移動といった操作を行う場
合、移動すべき対象アイコンの周囲２点を、人指し指と
親指といった２本の指等で同時にタッチすることによ
り、対象アイコンが移動対象であることを認識させる。
しかる後、パネルから指を離したことをもって、対象ア
イコンがドラッグ状態であると認識させる。つぎに、移
動先のフォルダを示すアイコンの周囲２点を２本の指等
で同時にタッチすることにより、ドラッグを解除し、そ
のアイコンの示すフォルダへ対象アイコンを移動する処
理を行うようにする。
【００１０】これにより、タッチパネル上で、指をスラ
イドさせることなくアイコンからアイコンへのファイル
の移動が可能になり、かつ、指でアイコンをつまんで、
別のフォルダに入れるといった直観的な操作でファイル
の移動が可能になる。また、パネルから指を離したこと
をもってドラッグと認識するため、パネル上を指でスラ
イドさせる必要がなく、指を離してしまったためのやり
直しといった操作が発生することはない。これによりタ
ッチパネル上の操作性が飛躍的に向上する。
【００１１】また、ファイルの移動だけでなく、ファイ
ルのコピーといった場合も、同様にして処理を行うこと
ができる。ファイルが移動であるかコピーであるかなど
は、どちらの処理であるかを事前に指示しておくことで
可能であり、また、キーボード上のキーを押しながら操
作を行った場合はコピーであると認識させることもでき
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１は本発明の一実施形態
の装置構成例を示すブロック図であ。図１において、１
０は処理の指示、その他、種々の入力に用いられるキー
ボード、２０は座標入力手段と表示手段を兼ねたタッチ
パネル、３０はキーボード１０やタッチパネル２０から
の入力に応じて所望の処理制御を行う制御装置（ＣＰ
Ｕ）、４０は種々のファイル４１やプログラム４２を保
持している記憶装置である。
【００１３】制御装置３０はタッチ検出部３１、アイコ
ン状態認識部３２、処理部３３および表示制御部３４か
らなる。タッチ検出部３１は、タッチパネル２０上に表
示されているアイコンや該タッチパネル２０上のその他
の部分に対するユーザのタッチ状態を検出し、その情報
（タッチのオン・オフ、座標等）をアイコン状態認識部
３２に送る。アイコン状態認識部３２は、タッチ検出部
３１から送られたタッチ情報を解析して、アイコンの選
択、ドラッグ、ドラッグ解除等の状態を認識し、その認
識結果を保持するとともに処理部３３および表示制御部
３３に送る。処理部３３は、アイコン状態認識部３２か
ら送られた認識結果に基づき、当該アイコンに対応する
ファイルやプログラムに対して、キーボード１０のキー
入力等で指示された処理を実行するとともに、処理状態
等を表示制御部３４に送る。表示制御部３４は、アイコ
ン状態認識部３２から送られたアイコン状態及び処理部
３３から送られた処理状態等に基づき、タッチパネル２
０上に表示されているアイコンの表示状態や位置等を制
御したり、ガイダンス表示を更新したりする。
【００１４】なお、図１の構成において、タッチパネル
２０とは別に表示装置（ディスプレィ）を備えることで
もよい。また、タッチパネル２０上にボタンアイコンを
配置し、該アイコンボタンをユーザがタッチすること
で、所望の処理を指示するようにしてもよい。
【００１５】図２はタッチパネル２０の画面レイアウト
の一例である。図２において、２１、２２、２３はボタ
ンアイコン、２４はファイルアイコン、２５はフォルダ
アイコン、２６はガイダンス表示である。本例では、フ
ァイルアイコン２４が持ち上げ中（ドラッグ中）である
ことを示している。また、ボタンアイコンはファイル移
動ボタン２１がタッチされて、移動モードであることを
示している。この状態で、例えばフォルダアイコン２５
の周辺を複数点タッチすることにより、ファイルアイコ
ン２４に対応するファイルがフォルダアイコン２５に対
応するフォルダに移動して格納される。また、タッチパ
ネル２０の画面上のフォルダアイコン２５以外の位置を
タッチすることにより、ファイルアイコン２４が当該位
置に移動する。 以下、図３乃至図６により、ファイル
をフォルダに移動する処理を行う場合を例にとり、本発
明の一実施形態の動作を説明する。
【００１６】図３は移動対象ファイルの選択動作を示す
画面、図４はファイルのドラッグ状態を示す画面、図５
は移動先フォルダの選択動作を示す画面である。図３乃
至図５において、１０１はこれから移動処理を行うファ
イルを表すファイルアイコン、１０２はファイルアイコ
ンの周囲の一点、１０３は１０２とは別のファイルアイ
コンの周囲の一点、１０４は手、１０５は移動先フォル
ダを表すフォルダアイコン、１０６はフォルダアイコン
の周囲の一点、１０７は１０６とは別のフォルダアイコ
ンの周囲の一点、１０８はファイルアイコン１０１がド
ラッグ状態であることを示すガイダンス表示、１０９は
タッチパネル２０上の画面である。なお、図３乃至図５
ではボタンアイコンは省略してある。
【００１７】図６は全体の処理フローチャートであり、
以下、これにしたがって説明する。まず、図３に示すよ
うに、移動すべき対象ファイルを表すファイルアイコン
１０１を手１０４の人指し指と親指でつまむように、タ
ッチパネルの画面１０９にタッチすることにより、ファ
イルアイコン１０１の周囲２点（ポイント１０２、ポイ
ント１０３）の座標情報がタッチ検出部３１にて検出さ
れる（ステップ２０１）。アイコン状態認識部３２で
は、この２点（ポイント１０２、ポイント１０３）がフ
ァイルアイコンの周囲であるかどうかを判別し（ステッ
プ２０２）、ファイルアイコンの周囲である場合は、当
該ファイルアイコン１０１が選択されたと認識する（ス
テップ２０３）。表示制御部３４では、この認識結果を
受け取り、選択されたファイルアイコン１０１の表示を
変更するといった処理を行う。処理部３３は、この時点
では何も処理を行わない。
【００１８】次に、タッチしている画面１０９上の２点
から指を離すことにより、ファイルアイコン１０１の周
囲２点（ポイント１０２、ポイント１０３）の座標情報
が消えたことがタッチ検出部３１で検出される（ステッ
プ２０４）。これにより、アイコン状態認識部３２で
は、ファイルアイコン１０１が持ち上げられた、すなわ
ちドラッグされたと認識する（ステップ２０５、２０
６）。表示制御部３４では、この認識結果を受け取り、
図４に示すように、ファイルアイコン１０１がドラッグ
されたことにより、１０８のようなファイルアイコン１
０１がドラッグ状態であることを画面１０９にガイダン
ス表示するといった処理を行う。処理部３３は、この時
点でも何も処理を行わない。
【００１９】次に、図５に示すように、移動先フォルダ
を表すフォルダアイコン１０５に、つまんだファイルア
イコン１０１を置くように、手１０４の人指し指と親指
で画面１０９にタッチすることにより、フォルダアイコ
ン１０５の周囲２点（ポイント１０６、ポイント１０
７）の座標情報がタッチ検出部３１にて検出される（ス
テップ２０７）。アイコン状態認識部３２では、この２
点（ポイント１０６、ポイント１０７）がフォルダアイ
コンの周囲であるかどうかを判別し（ステップ２０
８）、フォルダアイコンの周囲である場合は、当該フォ
ルダアイコン１０５に対して、ファイルアイコン１０１
が移動されたと認識する（ステップ２０９）。処理部３
３は、この認識結果を受け取ることにより、キーボード
１０やタッチパネル２０上のボタンアイコンの指示にも
とづき、ファイルアイコン１０１で示されるファイルを
フォルダアイコン１０５で示されるフォルダに移動する
処理を実行する（ステップ２１０）。表示制御部３４で
は、画面１０９上のファイルアイコン３０１の表示を消
去する処理や、ドラッグ状態であることを示すガイダン
ス画面表示１０８を消去するといった処理を実行する。
【００２０】このように、本実施形態によれば、従来、
タッチパネル上で指をスライドさせることによるアイコ
ンからアイコンへのファイルの移動が、指をスライドさ
せずに可能となり、しかも、画面上のファイルアイコン
１０１をつまみ、持ち上げ、フォルダアイコン１０５の
示すフォルダに入れる、といった直観的な操作でファイ
ルの移動が可能となる。
【００２１】また、パネルから指を離したことをもって
ドラッグと認識するため、タッチパネル上を指でスライ
ドさせる必要がなく、指を離してしまったためのやり直
しといった操作が発生することはない。これによりタッ
チパネル上の操作性が飛躍的に向上する。
【００２２】また、ファイルの移動だけでなく、ファイ
ルのコピーといった場合も同様の操作で行うことができ
る。ファイルが移動であるかコピーであるかは、どちら
の処理であるかを事前にタッチパネル上の所望ボタンア
イコンで指示しておくことで可能であり、また、キーボ
ード上の特定キーを押しながら操作を行った場合はコピ
ーであると認識させることもできる。
【００２３】また、ファイルの移動やコピー以外のファ
イル操作の例としては、例えば、タッチパネル上の２点
のタッチにより、ファイルアイコン（Ａ）（例えばテキ
ストファイルとする）を選択し、該タッチを離し、ドラ
ッグされた状態とし、操作すべき対象アイコン（Ｂ）
（例えばテキストエディタプログラムとする）周囲の２
点をタッチすることにより、テキストファイル（Ａ）を
テキストエディタプログラム（Ｂ）で開く、といった操
作も可能である。このように、ファイルの移動やコピー
に限らず、ファイル操作を対象とすることもできる。
【００２４】また、ドラッグされた状態で、キー入力等
を行うことにより、ドラッグされたアイコンに対して、
多種の操作が可能である。例えば、ドラッグするつもり
のなかったアイコンを誤ってドラッグしてしまった場
合、エスケープキーの入力等により、処理を中断し、キ
ャンセルできるような処理とすることで、更に操作性を
向上させることも可能である。
【００２５】また、ドラッグされた状態で、タッチパネ
ル上のアイコン以外の２点にタッチした場合は、画面上
のアイコンの移動として処理することも可能である。
【００２６】さらには、指でタッチパネルをタッチする
以外に、図７に示すように、箸型スタイラスペン３０１
や二又スタイラスペン３０２を用いることで、タッチパ
ネル画面１０９上の２点を同時に入力することが可能で
ある。ここで、二又スタイラスペン３０２を使用する場
合は、該二又スタイラスペン３０２の大きさによっては
タッチした２点が必ずしもアイコンの周囲の２点となら
ない可能性があるので、タッチした１点がアイコンまた
はアイコンの周囲であり、もう１点が二又スタイラスペ
ン３０２のペン先間３０２ａと同距離であることを判定
して、そのアイコンが選択されたと認識する処理を加え
ることで可能となる。
【００２７】次に、図８は複数のアイコンの周囲の２点
をタッチすることにより、複数のアイコンを選択、ドラ
ッグする実施形態を示したものである。４０１ａ、４０
１ｂ、４０１ｃ、４０１ｄはファイルアイコンで、周囲
２点のタッチにより選択された状態を示す。４０１ｅ、
４０１ｆ、４０１ｇ、４０１ｈ、４０１ｉもファイルア
イコンであるが、これらは選択されていない状態を示
す。４０２、４０３は手１０４の人指し指と親指で複数
のアイコンの周囲２点をタッチしたときのポイントであ
る。４０４はポイント４０２とポイント４０３を結んだ
線分を対角線とする長方形である。
【００２８】図８において、手１０４の人指し指と親指
で画面１０９上の複数のアイコンの周囲２点（ポイント
４０２、ポイント４０３）をタッチした場合、ポイント
４０２とポイント４０３を結んだ線分を対角線とする長
方形４０４にアイコンの一部が含まれている場合（ここ
では、ファイルアイコン４０１ａ、４０１ｂ、４０１
ｃ、４０１ｄ）、それらのアイコンを選択、ドラッグさ
れたと認識する。これにより、１つのアイコンだけでな
く、複数のアイコンに対しても処理が可能となる。
【００２９】なお、タッチパネル上の同時入力するポイ
ントは２点のみに限らず、３点もしくはそれ以上のポイ
ントでも可とする。指でポイントを指示する場合、親
指、人指し指、中指の３本の指を使用することにより、
３点の同時入力が可能である。
【００３０】図９は、ファイルをフォルダに移動する処
理を行う場合の、図６とは別の実施形態の処理フローチ
ャートを示した図である。ここで、図６との違いはステ
ップ２０３′とステップ２０６′の部分である。すなわ
ち、図６では、タッチパネルの画面上のアイコンの周囲
２点にタッチされていることを検出し、そのアイコン
（Ａ）が選択されたと認識するのに対し（ステップ２０
３）、図９では、画面上のアイコンの周囲２点にタッチ
されていることを検出すると、そのアイコン（Ａ）が選
択、ドラッグされたと認識する（ステップ２０３′）。
また、図６では、画面上のアイコンのタッチされた周囲
２点からタッチが離れたことを検出して、そのアイコン
（Ａ）がドラッグされたと認識するのに対して（ステッ
プ２０６）、図９では、アイコンのタッチされた周囲２
点からタッチが離れたことを検出すると、そのアイコン
（Ａ）がドラッグ中であると認識する（ステップ２０
６′）。これ以外の処理は、図６と同じである。
【００３１】つまり、ドラッグと認識するポイントを、
先の図６の実施形態ではパネル上のアイコンのタッチさ
れた周囲２点からタッチが離れたとき、としているのに
対し、図９の実施形態では、パネル上のアイコンの周囲
２点にタッチされたときとしたことである。どちらのや
りかたでも図３、図４、図５のような操作が可能であ
り、同様の操作性が得られる。ただし、図３の選択動作
を示す画面は、図１０に示すように、ファイルアイコン
１０１の周囲２点１０２、１０３にタッチした時点で、
当該アイコン１０１がドックされていることを示す画面
となる。図４、図５の画面は図９の実施形態でも同じで
ある。
【００３２】図１１は、既に選択状態にある複数のアイ
コンに対し、選択状態にあるアイコンの周囲の２点をタ
ッチすることにより、既に選択されている複数のアイコ
ンがドラッグされたと認識する実施形態を示した図であ
る。５０１ａ、５０１ｂ、５０１ｃ、５０１ｄはファイ
ルアイコンで、既に選択ことる状態を示す。９０１ｅ、
９０１ｆ、９０１ｇ、９０１ｈ、９０１ｉもファイルア
イコンであるが、選択されていない状態を示す。５０
２、５０３は手１０４の人指し指と親指でアイコンの周
囲２点をタッチしたときのポイントである。
【００３３】図１１において、ファイルアイコン５１
ａ、５０１ｂ、５０１ｃ、５０１ｄは既に選択状態であ
り、このうちファイルアイコン５０１ｄはファイルアイ
コン５０１ａ、５０１ｂ、５０１ｃとは隣接していない
個所にある。本実施形態は、既に選択されているファイ
ルアイコンの周囲２点（ポイント５０２、ポイント５０
３）にタッチし、タッチを離すことにより、選択状態に
あるファイルアイコンがドラッグされたと認識すること
により、隣接している複数のファイルアイコンのドラッ
グだけでなく、離れたところのファイルアイコンに対し
ても、処理を可能とするものである。
【００３４】図１２は、タッチパネル上で、複数のアイ
コンを選択する他の実施形態を示した図である。６０１
ａ、６０１ｂ、６０１ｃ、６０１ｄはファイルアイコン
で、選択された状態を示す。６０１ｅ、６０１ｆ、６０
１ｇ、６０１ｈ、６０１ｉもファイルアイコンである
が、選択されていない状態を示す。６０２は手１０４の
指でパネル上をタッチし、スライドした軌道である。
【００３５】本実施形態は、選択したい複数のファイル
アイコンが隣接する場合、手１０４の指で、軌道６０２
のように選択対象のファイルアイコンを囲む操作を行う
ことによって、ファイルアイコン６０１ａ、６０１ｂ、
６０１ｃ、１００１ｄを選択したと認識させることを可
能とするものである。この場合、最初にタッチしたポイ
ントから軌道６０２を経て、元のポイントに戻ったこと
を判定することにより、軌道６０２に囲まれたファイル
アイコンを判定することができ、このような操作がされ
た場合は、それらのファイルアイコンが選択されたと認
識させることで、処理が可能となる。
【００３６】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこれに限られるものではなく、これ以外の
種々の変更、拡張が可能であることは云うまでもない。
【００３７】
【発明の効果】本発明によって得られる効果の代表的な
ものを簡単に説明すれば、下記の通りである。指でアイ
コンをつまんで、別のフォルダに入れるといった直観的
な操作で、ファイルの移動やコピーが可能になる。ま
た、画面から指を離したことをもってドラッグと認識す
るため、画面上を指でスライドさせる必要がなく、指を
離してしまったためのやり直しといった操作が発生する
ことはない。これにより、アイコン表示を利用した入力
装置におけるアイコンの操作性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の装置構成例を示すブロッ
ク図である。
【図２】タッチパネル画面のレイアウト例を示す図であ
る。
【図３】ファイル選択動作の画面を示す図である。
【図４】ファイルがドラッグ状態の画面を示す図であ
る。
【図５】移動先フォルダ選択動作の画面を示す図であ
る。
【図６】本発明の一実施形態の処理フローチャートを示
した図である。
【図７】パネル上の２点を同時にタッチできるスタイラ
スペンの一例を示す図である。
【図８】複数のアイコンを同時に選択、ドラッグする実
施形態を示す図である。
【図９】本発明の他の実施形態の処理フローチャートを
示した図である。
【図１０】図９の実施形態のファイル選択動作時の画面
を示す図である。
【図１１】既に選択されている複数のアイコンに対し、
ドラッグする実施形態を示す図である。
【図１２】複数のアイコンを選択する他の実施形態を示
す図である。
【符号の説明】 １０ キーボード ２０ タッチパネル ２１、２２、２３ ボタンアイコン ２４ ファイルアイコン ２５ フォルダアイコン ２６ ガイダンス表示 ３０ 制御装置 ３１ タッチ検出部 ３２ アイコン状態認識部 ３３ 処理部 ３４ 表示制御部 ４０ 記憶装置 ４１ ファイル群 ４２ プログラム群 １０１ ファイルアイコン １０２、１０３ ファイルアイコンの周囲の一点 １０５ フォルダアイコン １０６、１０７ フォルダアイコンの周囲の一点 １０８ ドラッグ状態であることを示すガイダンス表示 １０９ タッチパネル上の画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 泰裕 神奈川県海老原市下今泉810番地 株式会 社日立製作所ＰＣ事業部内 Ｆターム(参考） 5B087 AA09 AE09 CC01 CC05 CC26 CC43 DD02 DD13 DE03 5E501 AA02 AA04 AA13 AB03 AC37 BA03 BA05 CA02 CC14 EA02 EA11 EB05 FB43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 アイコン表示を利用する入力装置におい
    て、１つまたは複数のアイコンの周囲の複数点の第１の
    座標が入力されたことを以って当該１つまたは複数のア
    イコンを選択状態とし、次いで当該座標の入力が解除さ
    れたことを以って当該１つまたは複数のアイコンをドラ
    ッグ状態とし、該ドラッグ状態となっているときに、再
    び複数点の第２の座標が入力されたことを以って当該１
    つまたは複数のアイコンのドラッグ状態を解除すること
    を特徴とするアイコン制御方法。
  2. 【請求項２】 アイコン表示を利用する入力装置におい
    て、１つまたは複数のアイコンの周囲の複数点の第１の
    座標が入力されたことを以って当該１つまたは複数のア
    イコンを選択状態とし、該ドラッグ状態となっていると
    きに、再び複数点の第２の座標が入力されたことを以っ
    て当該１つまたは複数のアイコンのドラッグ状態を解除
    することを特徴とするアイコン制御方法。
  3. 【請求項３】 請求項１、２記載のアイコン制御方法に
    おいて、第２の座標によって選択される領域内に他のア
    イコンが存在しない場合には、当該ドラッグ状態にある
    １つまたは複数のアイコンを当該領域に移動し、当該領
    域内に他のアイコンが存在している場合には当該他のア
    イコンに重ね合せ処理を実行することを特徴とするアイ
    コン制御方法。
  4. 【請求項４】 請求項１、２、３記載のアイコン制御方
    法において、当該ドラッグ状態にある１つまたは複数の
    アイコンに対して、キーあるいはボタンアイコンの入力
    により、所望の処理を実行することを特徴とするアイコ
    ン制御方法。
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Cited By (54)

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