JP2001356401A - カメラ - Google Patents
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- JP2001356401A JP2001356401A JP2000178154A JP2000178154A JP2001356401A JP 2001356401 A JP2001356401 A JP 2001356401A JP 2000178154 A JP2000178154 A JP 2000178154A JP 2000178154 A JP2000178154 A JP 2000178154A JP 2001356401 A JP2001356401 A JP 2001356401A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- gear
- camera
- rewinding
- planetary gear
- Prior art date
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- Pending
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】より操作性を向上させることが出来るカメラを
提供する。 【解決手段】カメラ内にフィルムのカートリッジが装填
されている場合、巻き戻しボタン7の操作に応動して、
モータMがフィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了
後にカートリッジ蓋45を開放するので、従来技術のカ
メラの如く、操作者がカートリッジ蓋の開放ボタンなど
を操作することなく、フィルムの巻き取り後にカートリ
ッジ蓋が自動的に開放するため、操作性に優れる。
提供する。 【解決手段】カメラ内にフィルムのカートリッジが装填
されている場合、巻き戻しボタン7の操作に応動して、
モータMがフィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了
後にカートリッジ蓋45を開放するので、従来技術のカ
メラの如く、操作者がカートリッジ蓋の開放ボタンなど
を操作することなく、フィルムの巻き取り後にカートリ
ッジ蓋が自動的に開放するため、操作性に優れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関し、特
にIX240カートリッジを装填可能なカメラ(いわゆ
るAPS対応カメラ)に関する。
にIX240カートリッジを装填可能なカメラ(いわゆ
るAPS対応カメラ)に関する。
【0002】
【従来の技術】IX240カートリッジを装填可能なカ
メラ(以下、APSカメラと称する)は、いわゆる13
5タイプのフィルムを装填可能なカメラと異なり、一般
的には裏蓋を開放することなく、カメラ底面の小さなカ
ートリッジ蓋を開放することで、カートリッジの出し入
れを容易に行うことが出来るようになっている。
メラ(以下、APSカメラと称する)は、いわゆる13
5タイプのフィルムを装填可能なカメラと異なり、一般
的には裏蓋を開放することなく、カメラ底面の小さなカ
ートリッジ蓋を開放することで、カートリッジの出し入
れを容易に行うことが出来るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、APSカメラに
おいては、フィルムに露光駒数などの磁気情報を書き込
み可能であることから、フィルムに途中まで露光した後
巻き戻した後も、かかる磁気情報を読み取ることによっ
て、再度同じフィルムを装填して露光駒に続けて撮影を
行うことが出来るようになっている。
おいては、フィルムに露光駒数などの磁気情報を書き込
み可能であることから、フィルムに途中まで露光した後
巻き戻した後も、かかる磁気情報を読み取ることによっ
て、再度同じフィルムを装填して露光駒に続けて撮影を
行うことが出来るようになっている。
【0004】ところで、従来技術のカメラによれば、フ
ィルムの途中まで露光した後、それを取り出す場合に
は、操作者側で巻き戻しボタンなどを介して、駆動モー
タを回転させる操作が必要となる。しかるに、フィルム
が巻き戻された後には、カートリッジ蓋開閉ボタンを操
作して、カートリッジ蓋を開閉させるという操作も必要
である。このように、フィルムのカートリッジを取り出
すまでに2つの操作が必要となり、操作が面倒であると
いう問題がある。
ィルムの途中まで露光した後、それを取り出す場合に
は、操作者側で巻き戻しボタンなどを介して、駆動モー
タを回転させる操作が必要となる。しかるに、フィルム
が巻き戻された後には、カートリッジ蓋開閉ボタンを操
作して、カートリッジ蓋を開閉させるという操作も必要
である。このように、フィルムのカートリッジを取り出
すまでに2つの操作が必要となり、操作が面倒であると
いう問題がある。
【0005】同様なことは、最終駒まで撮影が行われた
場合にも言える。すなわち、最終駒まで撮影が成されれ
ば、これをカメラ側で検知して、自動的にフィルム巻き
戻しの動作が行われるが、フィルムが巻き戻された後に
は、操作者自らカートリッジ蓋開閉ボタンを操作して、
カートリッジ蓋を開閉させるという操作が必要である。
特に、APSカメラに不慣れな者は、いかなる操作でカ
ートリッジを取り出せるか判らない場合もあり、よりユ
ーザーフレンドリーなカメラが望まれている。
場合にも言える。すなわち、最終駒まで撮影が成されれ
ば、これをカメラ側で検知して、自動的にフィルム巻き
戻しの動作が行われるが、フィルムが巻き戻された後に
は、操作者自らカートリッジ蓋開閉ボタンを操作して、
カートリッジ蓋を開閉させるという操作が必要である。
特に、APSカメラに不慣れな者は、いかなる操作でカ
ートリッジを取り出せるか判らない場合もあり、よりユ
ーザーフレンドリーなカメラが望まれている。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑み、より操作
性を向上させることが出来るカメラを提供することを目
的とする。
性を向上させることが出来るカメラを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のカメラ
は、カートリッジ蓋と、前記カートリッジ蓋を開放させ
るための操作部材と、フィルムの巻き戻しを行う給送手
段と、を有するカメラにおいて、前記カメラ内にフィル
ムのカートリッジが装填されている場合、前記操作部材
の操作に応動して、前記給送手段が前記フィルムの巻き
戻しを開始し、巻き戻し完了後に前記カートリッジ蓋を
開放することを特徴とする。
は、カートリッジ蓋と、前記カートリッジ蓋を開放させ
るための操作部材と、フィルムの巻き戻しを行う給送手
段と、を有するカメラにおいて、前記カメラ内にフィル
ムのカートリッジが装填されている場合、前記操作部材
の操作に応動して、前記給送手段が前記フィルムの巻き
戻しを開始し、巻き戻し完了後に前記カートリッジ蓋を
開放することを特徴とする。
【0008】第2の本発明のカメラは、カートリッジ蓋
と、フィルムを巻き戻すための操作部材と、フィルムの
巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラにおいて、
前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填されてい
る場合、前記操作部材の操作に応動して、前記給送手段
が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に
前記カートリッジ蓋を開放することを特徴とする。
と、フィルムを巻き戻すための操作部材と、フィルムの
巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラにおいて、
前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填されてい
る場合、前記操作部材の操作に応動して、前記給送手段
が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に
前記カートリッジ蓋を開放することを特徴とする。
【0009】第3の本発明のカメラは、カートリッジ蓋
と、フィルムの巻き戻しを行う給送手段と、フィルムが
最終駒まで撮影されたことを検知する検知手段と、を有
するカメラにおいて、前記検知手段が、フィルムが最終
駒まで撮影されたことを検知した場合、前記給送手段が
前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に前
記カートリッジ蓋を開放することを特徴とする。
と、フィルムの巻き戻しを行う給送手段と、フィルムが
最終駒まで撮影されたことを検知する検知手段と、を有
するカメラにおいて、前記検知手段が、フィルムが最終
駒まで撮影されたことを検知した場合、前記給送手段が
前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に前
記カートリッジ蓋を開放することを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の本発明のカメラは、カートリッジ蓋と、
前記カートリッジ蓋を開放させるための操作部材と、フ
ィルムの巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラに
おいて、前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填
されている場合、前記操作部材の操作に応動して、前記
給送手段が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し
完了後に前記カートリッジ蓋を開放するので、従来技術
のカメラの如く、操作者がカートリッジ蓋の開放ボタン
などを操作することなく、フィルムの巻き取り後にカー
トリッジ蓋が自動的に開放するため、操作性に優れる。
前記カートリッジ蓋を開放させるための操作部材と、フ
ィルムの巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラに
おいて、前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填
されている場合、前記操作部材の操作に応動して、前記
給送手段が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し
完了後に前記カートリッジ蓋を開放するので、従来技術
のカメラの如く、操作者がカートリッジ蓋の開放ボタン
などを操作することなく、フィルムの巻き取り後にカー
トリッジ蓋が自動的に開放するため、操作性に優れる。
【0011】第2の本発明のカメラは、カートリッジ蓋
と、フィルムを巻き戻すための操作部材と、フィルムの
巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラにおいて、
前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填されてい
る場合、前記操作部材の操作に応動して、前記給送手段
が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に
前記カートリッジ蓋を開放するので、従来技術のカメラ
の如く、操作者がカートリッジ蓋の開放ボタンなどを操
作することなく、フィルム取り出しボタンなどの操作部
材に応じて、フィルムの巻き取り後にカートリッジ蓋が
自動的に開放するため、操作性に優れる。
と、フィルムを巻き戻すための操作部材と、フィルムの
巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラにおいて、
前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填されてい
る場合、前記操作部材の操作に応動して、前記給送手段
が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に
前記カートリッジ蓋を開放するので、従来技術のカメラ
の如く、操作者がカートリッジ蓋の開放ボタンなどを操
作することなく、フィルム取り出しボタンなどの操作部
材に応じて、フィルムの巻き取り後にカートリッジ蓋が
自動的に開放するため、操作性に優れる。
【0012】更に、前記カメラは、最終駒まで露光がさ
れる前に取り出されたフィルムが再度装填された場合
に、前記フィルムの露光された駒数を検出し、かつ露光
された駒の次の駒が撮影位置に来るようにフィルムを給
送する機能を有すれば、途中まで露光したフィルムを用
いて、露光駒に続けて撮影が行われるので好ましい。
れる前に取り出されたフィルムが再度装填された場合
に、前記フィルムの露光された駒数を検出し、かつ露光
された駒の次の駒が撮影位置に来るようにフィルムを給
送する機能を有すれば、途中まで露光したフィルムを用
いて、露光駒に続けて撮影が行われるので好ましい。
【0013】第3の本発明のカメラは、カートリッジ蓋
と、フィルムの巻き戻しを行う給送手段と、フィルムが
最終駒まで撮影されたことを検知する検知手段と、を有
するカメラにおいて、前記検知手段が、フィルムが最終
駒まで撮影されたことを検知した場合、前記給送手段が
前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に前
記カートリッジ蓋を開放するので、フィルムの最終駒ま
で露光が行われれば、操作者の操作を全く必要とせず、
フィルムの巻き取り後にカートリッジ蓋が自動的に開放
するため、操作性に優れる。
と、フィルムの巻き戻しを行う給送手段と、フィルムが
最終駒まで撮影されたことを検知する検知手段と、を有
するカメラにおいて、前記検知手段が、フィルムが最終
駒まで撮影されたことを検知した場合、前記給送手段が
前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に前
記カートリッジ蓋を開放するので、フィルムの最終駒ま
で露光が行われれば、操作者の操作を全く必要とせず、
フィルムの巻き取り後にカートリッジ蓋が自動的に開放
するため、操作性に優れる。
【0014】更に、前記給送手段は、両方向に回転可能
なモータと、モータの動力を伝達する伝達手段とを有
し、前記伝達手段は、前記モータが一方向に回転したと
きは、前記フィルムを送り出すよう動力を伝達し、前記
モータが他方向に回転したときは、前記フィルムを巻き
戻すよう動力を伝達し、かつ前記フィルムが巻き戻され
た後に、前記カートリッジ蓋を開放するよう動力を伝達
すれば、単一のモータを用いて3つの動作を行うことが
出来るため、カメラの低コスト化及びコンパクト化に貢
献する。
なモータと、モータの動力を伝達する伝達手段とを有
し、前記伝達手段は、前記モータが一方向に回転したと
きは、前記フィルムを送り出すよう動力を伝達し、前記
モータが他方向に回転したときは、前記フィルムを巻き
戻すよう動力を伝達し、かつ前記フィルムが巻き戻され
た後に、前記カートリッジ蓋を開放するよう動力を伝達
すれば、単一のモータを用いて3つの動作を行うことが
出来るため、カメラの低コスト化及びコンパクト化に貢
献する。
【0015】尚、前記伝達手段は、前記モータにより回
転する太陽歯車と、前記太陽歯車に噛合し、その回転方
向に応じて前記太陽歯車の周囲を移動する遊星歯車と、
前記遊星歯車の移動を制限する制限手段とを備え、前記
制限手段は、前記モータが前記一方向に回転したとき
は、前記遊星歯車の移動を第1の位置に制限し、前記第
1の位置まで移動した前記遊星歯車は、フィルムの送り
出し機構に連結された第1の歯車に噛合するようになっ
ており、かつ前記モータが前記他方向に回転したとき
は、前記遊星歯車の移動を第2の位置に制限し、前記第
2の位置まで移動した前記遊星歯車は、フィルムの巻き
戻し機構に連結された第2の歯車に噛合するようになっ
ており、更に前記フィルムの巻き戻しが完了した後は、
前記制限手段は、前記遊星歯車の移動を第3の位置まで
許容し、前記第3の位置まで移動した前記遊星歯車は、
前記カートリッジ蓋を開放する機構に連結された第3の
歯車に噛合するようになっていれば好ましい。
転する太陽歯車と、前記太陽歯車に噛合し、その回転方
向に応じて前記太陽歯車の周囲を移動する遊星歯車と、
前記遊星歯車の移動を制限する制限手段とを備え、前記
制限手段は、前記モータが前記一方向に回転したとき
は、前記遊星歯車の移動を第1の位置に制限し、前記第
1の位置まで移動した前記遊星歯車は、フィルムの送り
出し機構に連結された第1の歯車に噛合するようになっ
ており、かつ前記モータが前記他方向に回転したとき
は、前記遊星歯車の移動を第2の位置に制限し、前記第
2の位置まで移動した前記遊星歯車は、フィルムの巻き
戻し機構に連結された第2の歯車に噛合するようになっ
ており、更に前記フィルムの巻き戻しが完了した後は、
前記制限手段は、前記遊星歯車の移動を第3の位置まで
許容し、前記第3の位置まで移動した前記遊星歯車は、
前記カートリッジ蓋を開放する機構に連結された第3の
歯車に噛合するようになっていれば好ましい。
【0016】一方、前記カメラは、撮影レンズの繰り出
し又は沈胴動作を行うために両方向に回転可能なモータ
と、モータの動力を伝達する伝達手段とを有し、前記伝
達手段は、前記モータにより回転する太陽歯車と、前記
太陽歯車に噛合し、その回転方向に応じて前記太陽歯車
の周囲を移動する遊星歯車と、前記遊星歯車の移動を制
限する制限手段とを備え、前記制限手段は、前記撮影レ
ンズの繰り出し又は沈胴動作を行う際には、前記遊星歯
車を第1の位置に制限し、前記第1の位置において前記
遊星歯車は第1の歯車と噛合し、前記モータの回転方向
に応じて前記撮影レンズの繰り出しもしくは沈胴動作を
行うための動力を伝達するようになっており、更に前記
撮影レンズの沈胴動作が完了したときは、前記制限手段
は、前記遊星歯車の移動を第2の位置まで許容し、前記
第2の位置まで移動した前記遊星歯車は、前記カートリ
ッジ蓋を開放する機構に連結された第3の歯車に噛合す
るようになっていれば、撮影レンズの駆動用モータと、
カートリッジ蓋の開閉駆動用モータとを兼用できるの
で、カメラの低コスト化、コンパクト化に貢献する。
し又は沈胴動作を行うために両方向に回転可能なモータ
と、モータの動力を伝達する伝達手段とを有し、前記伝
達手段は、前記モータにより回転する太陽歯車と、前記
太陽歯車に噛合し、その回転方向に応じて前記太陽歯車
の周囲を移動する遊星歯車と、前記遊星歯車の移動を制
限する制限手段とを備え、前記制限手段は、前記撮影レ
ンズの繰り出し又は沈胴動作を行う際には、前記遊星歯
車を第1の位置に制限し、前記第1の位置において前記
遊星歯車は第1の歯車と噛合し、前記モータの回転方向
に応じて前記撮影レンズの繰り出しもしくは沈胴動作を
行うための動力を伝達するようになっており、更に前記
撮影レンズの沈胴動作が完了したときは、前記制限手段
は、前記遊星歯車の移動を第2の位置まで許容し、前記
第2の位置まで移動した前記遊星歯車は、前記カートリ
ッジ蓋を開放する機構に連結された第3の歯車に噛合す
るようになっていれば、撮影レンズの駆動用モータと、
カートリッジ蓋の開閉駆動用モータとを兼用できるの
で、カメラの低コスト化、コンパクト化に貢献する。
【0017】更に、前記第1の歯車により動力を伝達さ
れ前記撮影レンズの繰り出し又は沈胴を行う機構は、前
記第1の歯車に連結された被駆動歯車と一体で回転する
パルサーと、前記パルサーの回転位置を検出するセンサ
とを有するので、たとえカットリッジ蓋を開放するため
に前記モータを回転させても、前記パルサーは回転する
ことなく、誤って前記撮影レンズの繰り出し位置を検出
する恐れがない。
れ前記撮影レンズの繰り出し又は沈胴を行う機構は、前
記第1の歯車に連結された被駆動歯車と一体で回転する
パルサーと、前記パルサーの回転位置を検出するセンサ
とを有するので、たとえカットリッジ蓋を開放するため
に前記モータを回転させても、前記パルサーは回転する
ことなく、誤って前記撮影レンズの繰り出し位置を検出
する恐れがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかるカメラのブロック図である。図1において、電源
回路1から電力供給を受けて動作するCPU2は、給送
手段としてのフィルム給送回路3と、カートリッジ蓋開
放回路4とを制御するようになっている。フィルム給送
回路3と、カートリッジ蓋開放回路4とは、共通のモー
タMを駆動するようになっている。また、カートリッジ
蓋開放回路4は、後述するプランジャ53の可動部53
aを突き出し、または引き込み可能となっている。尚、
CPU2は、メインスイッチ6から信号を受けて動作を
開始し、レリーズスイッチ5から半押し時(S1信号)
と,全押し時(S2信号)に信号を受け、また操作部材
としての巻き戻しボタン7から信号を受けるようになっ
ている。
を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に
かかるカメラのブロック図である。図1において、電源
回路1から電力供給を受けて動作するCPU2は、給送
手段としてのフィルム給送回路3と、カートリッジ蓋開
放回路4とを制御するようになっている。フィルム給送
回路3と、カートリッジ蓋開放回路4とは、共通のモー
タMを駆動するようになっている。また、カートリッジ
蓋開放回路4は、後述するプランジャ53の可動部53
aを突き出し、または引き込み可能となっている。尚、
CPU2は、メインスイッチ6から信号を受けて動作を
開始し、レリーズスイッチ5から半押し時(S1信号)
と,全押し時(S2信号)に信号を受け、また操作部材
としての巻き戻しボタン7から信号を受けるようになっ
ている。
【0019】図2は、第1の実施の形態にかかるフィル
ム給送機構及びカートリッジ蓋を開放する機構を示す斜
視図である。図2において、モータMは、その回転軸に
ピニオン歯車10を取り付けており、ピニオン歯車10
は、太陽歯車11に噛合している、アーム12の一端に
支持された遊星歯車13は、太陽歯車11に噛合してお
り、太陽歯車11の周囲を回転移動自在となっている。
アーム12の他端には、係止部12aが形成されてい
る。尚、図2(a)、図2(b)に示す状態では、可動
アーム44の爪部44bが、カートリッジ蓋45の係合
部に係合しているため、カートリッジ蓋45は不用意に
開かないようになっている。
ム給送機構及びカートリッジ蓋を開放する機構を示す斜
視図である。図2において、モータMは、その回転軸に
ピニオン歯車10を取り付けており、ピニオン歯車10
は、太陽歯車11に噛合している、アーム12の一端に
支持された遊星歯車13は、太陽歯車11に噛合してお
り、太陽歯車11の周囲を回転移動自在となっている。
アーム12の他端には、係止部12aが形成されてい
る。尚、図2(a)、図2(b)に示す状態では、可動
アーム44の爪部44bが、カートリッジ蓋45の係合
部に係合しているため、カートリッジ蓋45は不用意に
開かないようになっている。
【0020】図2(a)に示すように、モータMが右回
転すると、太陽歯車11は左回転し、それに応じて遊星
歯車13は、太陽歯車11の周囲を左方向に移動し、第
1の位置でフィルム巻き取り歯車対30の歯車31(第
1の歯車)に噛合する。その後、モータMの右回転は、
歯車31と歯車32を介して、カメラの巻き取り軸(不
図示)に伝達され、適宜フィルムを巻き取ることが出来
るようになっている。尚、遊星歯車13が歯車31に噛
合した時点で、アーム12の係止部12aが、ストッパ
51に当接し、それ以上の遊星歯車13の移動を阻止す
るようになっている。
転すると、太陽歯車11は左回転し、それに応じて遊星
歯車13は、太陽歯車11の周囲を左方向に移動し、第
1の位置でフィルム巻き取り歯車対30の歯車31(第
1の歯車)に噛合する。その後、モータMの右回転は、
歯車31と歯車32を介して、カメラの巻き取り軸(不
図示)に伝達され、適宜フィルムを巻き取ることが出来
るようになっている。尚、遊星歯車13が歯車31に噛
合した時点で、アーム12の係止部12aが、ストッパ
51に当接し、それ以上の遊星歯車13の移動を阻止す
るようになっている。
【0021】一方、図2(b)に示すように、モータM
が左回転すると、太陽歯車11は右回転し、それに応じ
て遊星歯車13は、太陽歯車11の周囲を右方向に移動
し、第2の位置でフィルム巻き戻し歯車対20の歯車2
1(第2の歯車)に噛合する。その後、モータMの左回
転は、歯車21,22,23,24,25を介して、フ
ィルムのスプール軸(不図示)に伝達され、適宜フィル
ムを巻き戻すことが出来るようになっている。尚、遊星
歯車13が歯車21に噛合した時点で、アーム12の係
止部12aが、プランジャ53の可動部53aに当接
し、それ以上の遊星歯車13の移動を阻止するようにな
っている。尚、プランジャは、電磁力で可動部53aを
突き出したり、引き込めたり出来るものであり、良く知
られているため以下に詳細は記載しない。
が左回転すると、太陽歯車11は右回転し、それに応じ
て遊星歯車13は、太陽歯車11の周囲を右方向に移動
し、第2の位置でフィルム巻き戻し歯車対20の歯車2
1(第2の歯車)に噛合する。その後、モータMの左回
転は、歯車21,22,23,24,25を介して、フ
ィルムのスプール軸(不図示)に伝達され、適宜フィル
ムを巻き戻すことが出来るようになっている。尚、遊星
歯車13が歯車21に噛合した時点で、アーム12の係
止部12aが、プランジャ53の可動部53aに当接
し、それ以上の遊星歯車13の移動を阻止するようにな
っている。尚、プランジャは、電磁力で可動部53aを
突き出したり、引き込めたり出来るものであり、良く知
られているため以下に詳細は記載しない。
【0022】更に、フィルムが巻き戻された後は、CP
U2が、プランジャ53の可動部53aを下方に移動さ
せるので、図2(c)に示すように、モータMが左回転
しつづけることにより、太陽歯車11は右回転し、遊星
歯車13は、太陽歯車11の周囲を更に右方向に移動
し、第3の位置でカートリッジ開放歯車対40の歯車4
1(第3の歯車)に噛合する。このとき、アーム12の
不用意な挙動を阻止するために、係止部12aが上方を
通過した後に、プランジャ53の可動部53aを突き出
すようにして、ストッパ52と可動部53aで、係止部
12aを両側から保持することが好ましい。その後、モ
ータMの左回転は、歯車41,42、43を介して、可
動アーム44のセクタギヤ44aに伝達され、可動アー
ム44は、枢動点44cを中心として左旋する。
U2が、プランジャ53の可動部53aを下方に移動さ
せるので、図2(c)に示すように、モータMが左回転
しつづけることにより、太陽歯車11は右回転し、遊星
歯車13は、太陽歯車11の周囲を更に右方向に移動
し、第3の位置でカートリッジ開放歯車対40の歯車4
1(第3の歯車)に噛合する。このとき、アーム12の
不用意な挙動を阻止するために、係止部12aが上方を
通過した後に、プランジャ53の可動部53aを突き出
すようにして、ストッパ52と可動部53aで、係止部
12aを両側から保持することが好ましい。その後、モ
ータMの左回転は、歯車41,42、43を介して、可
動アーム44のセクタギヤ44aに伝達され、可動アー
ム44は、枢動点44cを中心として左旋する。
【0023】可動アーム44が左旋すると、その爪部4
4bが、カートリッジ蓋45の係合部45aから離隔す
るので、カートリッジ蓋45は、不図示の巻バネの付勢
力により開放するようになっている。尚、カートリッジ
(不図示)の落下を防止すべく、カートリッジ蓋45の
完全な開放を阻止する阻止手段を設けることが好まし
い。尚、本明細書中、ストッパ51,52,プランジャ
53が制限手段を構成する。
4bが、カートリッジ蓋45の係合部45aから離隔す
るので、カートリッジ蓋45は、不図示の巻バネの付勢
力により開放するようになっている。尚、カートリッジ
(不図示)の落下を防止すべく、カートリッジ蓋45の
完全な開放を阻止する阻止手段を設けることが好まし
い。尚、本明細書中、ストッパ51,52,プランジャ
53が制限手段を構成する。
【0024】図3は、本実施の形態のカメラの動作シー
ケンスを示すフローチャートである。図3において、ス
テップS101で、メインスイッチ6がオン操作される
と、ステップS102で、CPU2は初期化を行う。更
に、ステップS103で、CPU2は、モードスイッチ
(不図示)がオン操作されたこと応動して、ステップS
104のモード循環シーケンスを実行する。
ケンスを示すフローチャートである。図3において、ス
テップS101で、メインスイッチ6がオン操作される
と、ステップS102で、CPU2は初期化を行う。更
に、ステップS103で、CPU2は、モードスイッチ
(不図示)がオン操作されたこと応動して、ステップS
104のモード循環シーケンスを実行する。
【0025】モードスイッチがオン操作されなければ、
CPU2は、ステップS105で、不図示のズームアッ
プスイッチがオン操作されているか否か判断し、ズーム
アップ信号に応じて、ズームアップシーケンス(ステッ
プS106)を実行し、あるいはステップS107で、
不図示のズームダウンスイッチがオン操作されているか
否か判断し、そのズームダウン信号に応じて、ズームダ
ウンシーケンス(ステップS108)を実行するように
なっている。
CPU2は、ステップS105で、不図示のズームアッ
プスイッチがオン操作されているか否か判断し、ズーム
アップ信号に応じて、ズームアップシーケンス(ステッ
プS106)を実行し、あるいはステップS107で、
不図示のズームダウンスイッチがオン操作されているか
否か判断し、そのズームダウン信号に応じて、ズームダ
ウンシーケンス(ステップS108)を実行するように
なっている。
【0026】更に、ステップS109で、CPU2は、
レリーズスイッチ5がオン操作され、レリーズ信号が出
力されたことに応動して、ステップS110のレリーズ
シーケンス(後述)を実行する。ここで、途中の駒まで
露光を行った後、カートリッジの取り出しを所望する操
作者が巻き戻しスイッチ7を操作すると、CPU2は、
かかる信号を検知して(ステップS111)、ステップ
S112で、詳細を後述するカートリッジ蓋開放シーケ
ンスを実行して、その後メインスイッチ6を自動的にオ
フとして動作を終了する。尚、ステップS113で、メ
インスイッチ6がオフ操作されたと判断した場合も、動
作を終了する。
レリーズスイッチ5がオン操作され、レリーズ信号が出
力されたことに応動して、ステップS110のレリーズ
シーケンス(後述)を実行する。ここで、途中の駒まで
露光を行った後、カートリッジの取り出しを所望する操
作者が巻き戻しスイッチ7を操作すると、CPU2は、
かかる信号を検知して(ステップS111)、ステップ
S112で、詳細を後述するカートリッジ蓋開放シーケ
ンスを実行して、その後メインスイッチ6を自動的にオ
フとして動作を終了する。尚、ステップS113で、メ
インスイッチ6がオフ操作されたと判断した場合も、動
作を終了する。
【0027】図4は、レリーズシーケンスを示すフロー
チャートである。図4のステップS201で、不図示の
測光回路により測光がなされ、ステップS202で、不
図示の測距回路により測距がなされる。続くステップS
203でS1信号を待ち、ステップS204でS2信号
を待った後、CPU2は、ステップS205で合焦位置
への撮影レンズ(不図示)のレンズ駆動を行い、ステッ
プS206でシャッタ駆動を行う。
チャートである。図4のステップS201で、不図示の
測光回路により測光がなされ、ステップS202で、不
図示の測距回路により測距がなされる。続くステップS
203でS1信号を待ち、ステップS204でS2信号
を待った後、CPU2は、ステップS205で合焦位置
への撮影レンズ(不図示)のレンズ駆動を行い、ステッ
プS206でシャッタ駆動を行う。
【0028】その後、CPU2は、ステップS207
で、初期位置へのレンズ戻しを行い、ステップS208
で、モータMを駆動して、次の駒までフィルム(不図
示)の給送を行う。ステップS209で、CPU2は、
先の撮影が最終駒に対して行われたか否か判断する。先
の撮影が最終駒でなければ、次の駒へとフィルムの給送
が可能であるので(ステップS210)、制御フローは
レリーズシーケンスを抜けることとなる。
で、初期位置へのレンズ戻しを行い、ステップS208
で、モータMを駆動して、次の駒までフィルム(不図
示)の給送を行う。ステップS209で、CPU2は、
先の撮影が最終駒に対して行われたか否か判断する。先
の撮影が最終駒でなければ、次の駒へとフィルムの給送
が可能であるので(ステップS210)、制御フローは
レリーズシーケンスを抜けることとなる。
【0029】一方、ステップS209で、先の撮影が最
終駒に対して行われた場合、例えば1駒分給送できない
ことを、給送されるフィルムのパーフォレーション数を
光センサ(不図示)などでカウントすることにより検知
できるので、CPU2は、フィルムの給送を止め、モー
タMを逆回転させて、フィルムの巻き戻しを実行する
(ステップS211)。
終駒に対して行われた場合、例えば1駒分給送できない
ことを、給送されるフィルムのパーフォレーション数を
光センサ(不図示)などでカウントすることにより検知
できるので、CPU2は、フィルムの給送を止め、モー
タMを逆回転させて、フィルムの巻き戻しを実行する
(ステップS211)。
【0030】フィルムが完全に巻き戻されたことは、光
センサがパーフォレーションを検知しなくなることによ
って検出できるので、それによりCPU2は巻き戻しが
終了したことを検出し、カートリッジ蓋開放回路4を介
してプランジャ53の可動部53aを引き込め(図2
(c))、遊星歯車13を更に移動させて、ステップS
214で、カートリッジ蓋45の開放を許容している。
尚、カートリッジ蓋45が開放した後に、モータMを停
止させ、図4の制御フローを抜けることとなる。本実施
の形態によれば、フィルム巻き戻しの方向に回転させた
モータMの回転力を、回転方向を変更することなく、そ
のままカートリッジ蓋45を開放する動力として用いる
ことが出来るため、動作に無駄がなく省エネや動作時間
短縮を図ることが出来る。
センサがパーフォレーションを検知しなくなることによ
って検出できるので、それによりCPU2は巻き戻しが
終了したことを検出し、カートリッジ蓋開放回路4を介
してプランジャ53の可動部53aを引き込め(図2
(c))、遊星歯車13を更に移動させて、ステップS
214で、カートリッジ蓋45の開放を許容している。
尚、カートリッジ蓋45が開放した後に、モータMを停
止させ、図4の制御フローを抜けることとなる。本実施
の形態によれば、フィルム巻き戻しの方向に回転させた
モータMの回転力を、回転方向を変更することなく、そ
のままカートリッジ蓋45を開放する動力として用いる
ことが出来るため、動作に無駄がなく省エネや動作時間
短縮を図ることが出来る。
【0031】図5は、カートリッジ蓋開放シーケンスを
示すフローチャートである。図5のステップS301
で、CPU2は、フィルムが装填されているか否か判断
し、装填されていなければ、ステップS305で、直ち
にカートリッジ蓋を開放する。
示すフローチャートである。図5のステップS301
で、CPU2は、フィルムが装填されているか否か判断
し、装填されていなければ、ステップS305で、直ち
にカートリッジ蓋を開放する。
【0032】一方、ステップS301で、フィルムが装
填されていると判断した場合、CPU2は、フィルムの
巻き戻しを開始する(ステップS302)。上述したよ
うに、フィルムが完全に巻き戻されたことは、光センサ
がパーフォレーションを検知しなくなることによって検
出できるので、それによりCPU2は巻き戻しが終了し
たことを検出し(ステップS303)、カートリッジ蓋
開放回路4を介してプランジャ53の可動部53aを引
き込め(ステップS304)、遊星歯車13を更に移動
させて、ステップS305で、カートリッジ蓋45の開
放を許容している。尚、カートリッジ蓋45が開放した
後に、モータMを停止させ、図5の制御フローを抜ける
こととなる。
填されていると判断した場合、CPU2は、フィルムの
巻き戻しを開始する(ステップS302)。上述したよ
うに、フィルムが完全に巻き戻されたことは、光センサ
がパーフォレーションを検知しなくなることによって検
出できるので、それによりCPU2は巻き戻しが終了し
たことを検出し(ステップS303)、カートリッジ蓋
開放回路4を介してプランジャ53の可動部53aを引
き込め(ステップS304)、遊星歯車13を更に移動
させて、ステップS305で、カートリッジ蓋45の開
放を許容している。尚、カートリッジ蓋45が開放した
後に、モータMを停止させ、図5の制御フローを抜ける
こととなる。
【0033】図6は、第2の実施の形態にかかる撮影レ
ンズの駆動機構及びカートリッジ蓋を開放する機構を示
す図である。図6の実施の形態においては、カートリッ
ジ蓋開放用のモータは、撮影レンズの鏡胴を駆動するモ
ータと兼用されている。
ンズの駆動機構及びカートリッジ蓋を開放する機構を示
す図である。図6の実施の形態においては、カートリッ
ジ蓋開放用のモータは、撮影レンズの鏡胴を駆動するモ
ータと兼用されている。
【0034】図6において、モータMは、その回転軸に
ピニオン歯車10を取り付けており、また十字形のブレ
ード111を取り付けている。ブレード111は、モー
タMの回転に応じて、公知の光センサ112の発光部の
発光を遮るようになっているので、光センサ112の出
力信号に基づいてモータMの回転数を検出できる。
ピニオン歯車10を取り付けており、また十字形のブレ
ード111を取り付けている。ブレード111は、モー
タMの回転に応じて、公知の光センサ112の発光部の
発光を遮るようになっているので、光センサ112の出
力信号に基づいてモータMの回転数を検出できる。
【0035】更に、ピニオン歯車10は、歯車113,
114を介して、太陽歯車11に動力伝達可能に連結さ
れている。図2に示す機構と同様に、アーム12の一端
に支持された遊星歯車13は、太陽歯車11に噛合して
おり、太陽歯車11の周囲を回転移動自在となってい
る。アーム12の他端には、係止部12aが形成されて
いる。尚、図6(a)に示す状態では、可動アーム44
の爪部44bが、カートリッジ蓋45の係合部に係合し
ているため、カートリッジ蓋45は不用意に開かないよ
うになっている。
114を介して、太陽歯車11に動力伝達可能に連結さ
れている。図2に示す機構と同様に、アーム12の一端
に支持された遊星歯車13は、太陽歯車11に噛合して
おり、太陽歯車11の周囲を回転移動自在となってい
る。アーム12の他端には、係止部12aが形成されて
いる。尚、図6(a)に示す状態では、可動アーム44
の爪部44bが、カートリッジ蓋45の係合部に係合し
ているため、カートリッジ蓋45は不用意に開かないよ
うになっている。
【0036】図6(a)に示すように、ズームアップ信
号に応じてモータMが右回転すると、太陽歯車11は左
回転し、それに応じて遊星歯車13は、太陽歯車11の
周囲を左方向に移動し、第1の位置でズーム駆動歯車対
60の歯車61(第1の歯車)に噛合する。その後、モ
ータMの右回転は、歯車61,62,63,64,65
を介して、撮影レンズの鏡胴LBの周囲に形成されたギ
ヤ部LBgに伝達され、それにより鏡胴LBを光軸方向
に繰り出すことができるようになっている。尚、遊星歯
車13が歯車61に噛合した時点で、アーム12の係止
部12aが、ストッパ51に当接し、それ以上の遊星歯
車13の移動を阻止するようになっている。
号に応じてモータMが右回転すると、太陽歯車11は左
回転し、それに応じて遊星歯車13は、太陽歯車11の
周囲を左方向に移動し、第1の位置でズーム駆動歯車対
60の歯車61(第1の歯車)に噛合する。その後、モ
ータMの右回転は、歯車61,62,63,64,65
を介して、撮影レンズの鏡胴LBの周囲に形成されたギ
ヤ部LBgに伝達され、それにより鏡胴LBを光軸方向
に繰り出すことができるようになっている。尚、遊星歯
車13が歯車61に噛合した時点で、アーム12の係止
部12aが、ストッパ51に当接し、それ以上の遊星歯
車13の移動を阻止するようになっている。
【0037】このとき、鏡胴LBの駆動量は、光センサ
112の出力信号と、遊星歯車13より下流側に配置さ
れた歯車64と一体で回転するパルサーとしてのセクタ
ブレード67の回転位置を検出する光センサ68の出力
信号とを検出することにより、適宜制御できる。
112の出力信号と、遊星歯車13より下流側に配置さ
れた歯車64と一体で回転するパルサーとしてのセクタ
ブレード67の回転位置を検出する光センサ68の出力
信号とを検出することにより、適宜制御できる。
【0038】一方、ズームダウン信号に応じて、モータ
Mが左回転すると、太陽歯車11は左回転するが、プラ
ンジャ53の可動部53aが突き出した状態であるの
で、遊星歯車13は移動できず、従って、モータMの右
回転は、歯車61,62,63,64,65を介して、
撮影レンズの鏡胴LBの周囲に形成されたギヤ部LBg
に伝達され、それにより鏡胴LBを沈胴させることがで
きるようになっている。
Mが左回転すると、太陽歯車11は左回転するが、プラ
ンジャ53の可動部53aが突き出した状態であるの
で、遊星歯車13は移動できず、従って、モータMの右
回転は、歯車61,62,63,64,65を介して、
撮影レンズの鏡胴LBの周囲に形成されたギヤ部LBg
に伝達され、それにより鏡胴LBを沈胴させることがで
きるようになっている。
【0039】更に、鏡胴LBの沈胴が終了した後は、C
PU2は、プランジャ53の可動部53aを下方に移動
させるので、図6(b)に示すように、モータMが左回
転しつづけることにより、遊星歯車13は、太陽歯車1
1の周囲を更に右方向に移動し、第2の位置でカートリ
ッジ開放歯車対40の歯車41(第3の歯車)に噛合す
る。このとき、アーム12の不用意な挙動を阻止するた
めに、係止部12aが上方を通過した後に、プランジャ
53の可動部53aを突き出すようにして、ストッパ5
2と可動部53aで、係止部12aを両側から保持する
ことが好ましい。その後、モータMの左回転は、歯車4
1,42、43を介して、可動アーム44のセクタギヤ
44aに伝達され、可動アーム44は、枢動点44cを
中心として左旋する。
PU2は、プランジャ53の可動部53aを下方に移動
させるので、図6(b)に示すように、モータMが左回
転しつづけることにより、遊星歯車13は、太陽歯車1
1の周囲を更に右方向に移動し、第2の位置でカートリ
ッジ開放歯車対40の歯車41(第3の歯車)に噛合す
る。このとき、アーム12の不用意な挙動を阻止するた
めに、係止部12aが上方を通過した後に、プランジャ
53の可動部53aを突き出すようにして、ストッパ5
2と可動部53aで、係止部12aを両側から保持する
ことが好ましい。その後、モータMの左回転は、歯車4
1,42、43を介して、可動アーム44のセクタギヤ
44aに伝達され、可動アーム44は、枢動点44cを
中心として左旋する。
【0040】可動アーム44が左旋すると、その爪部4
4bが、カートリッジ蓋45の係合部45aから離隔す
るので、カートリッジ蓋45は、不図示の巻バネの付勢
力により開放するようになっている。本実施の形態によ
れば、撮影レンズの沈胴方向に回転させたモータMの回
転力を、回転方向を変更することなく、そのままカート
リッジ蓋45を開放する動力として用いることが出来る
ため、動作に無駄がなく省エネや動作時間短縮を図るこ
とが出来る。
4bが、カートリッジ蓋45の係合部45aから離隔す
るので、カートリッジ蓋45は、不図示の巻バネの付勢
力により開放するようになっている。本実施の形態によ
れば、撮影レンズの沈胴方向に回転させたモータMの回
転力を、回転方向を変更することなく、そのままカート
リッジ蓋45を開放する動力として用いることが出来る
ため、動作に無駄がなく省エネや動作時間短縮を図るこ
とが出来る。
【0041】本実施の形態においては、鏡胴LBの繰り
出し位置を検出するセクタブレード67を設けた歯車6
4を、遊星歯車13の下流側に設けているので、カート
リッジ蓋45を開放するために、モータMを駆動しても
セクタブレード67は回転せず、従ってカートリッジ蓋
45の開放駆動に関わらず、常に鏡胴LBと対応する位
置に保持されるので、ズームレンズの繰り出し位置の制
御に支障を来すことがなく好ましい。
出し位置を検出するセクタブレード67を設けた歯車6
4を、遊星歯車13の下流側に設けているので、カート
リッジ蓋45を開放するために、モータMを駆動しても
セクタブレード67は回転せず、従ってカートリッジ蓋
45の開放駆動に関わらず、常に鏡胴LBと対応する位
置に保持されるので、ズームレンズの繰り出し位置の制
御に支障を来すことがなく好ましい。
【0042】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、より操作性を向上させ
ることが出来るカメラを提供することが出来る。
ることが出来るカメラを提供することが出来る。
【図1】本実施の形態にかかるカメラのブロック図であ
る。
る。
【図2】第1の実施の形態にかかるフィルム給送機構及
びカートリッジ蓋を開放する機構を示す斜視図である。
びカートリッジ蓋を開放する機構を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態のカメラの動作シーケンスを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】レリーズシーケンスを示すフローチャートであ
る。
る。
【図5】カートリッジ蓋開放シーケンスを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】第2の実施の形態にかかる撮影レンズの駆動機
構及びカートリッジ蓋を開放する機構を示す図である。
構及びカートリッジ蓋を開放する機構を示す図である。
1 電源回路 2 CPU 3 フィルム給送回路 4 カートリッジ蓋開放回路 5 レリーズスイッチ 6 メインスイッチ 7 巻き戻しボタン 11 太陽歯車 12 アーム 13 遊星歯車 53 プランジャ M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/02 GAP G03B 17/02 GAP 17/04 GAP 17/04 GAP
Claims (8)
- 【請求項1】 カートリッジ蓋と、 前記カートリッジ蓋を開放させるための操作部材と、 フィルムの巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラ
において、 前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填されてい
る場合、前記操作部材の操作に応動して、前記給送手段
が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に
前記カートリッジ蓋を開放することを特徴とするカメ
ラ。 - 【請求項2】 カートリッジ蓋と、 フィルムを巻き戻すための操作部材と、 フィルムの巻き戻しを行う給送手段と、を有するカメラ
において、 前記カメラ内にフィルムのカートリッジが装填されてい
る場合、前記操作部材の操作に応動して、前記給送手段
が前記フィルムの巻き戻しを開始し、巻き戻し完了後に
前記カートリッジ蓋を開放することを特徴とするカメ
ラ。 - 【請求項3】 前記カメラは、最終駒まで露光がされる
前に取り出されたフィルムが再度装填された場合に、前
記フィルムの露光された駒数を検出し、かつ露光された
駒の次の駒が撮影位置に来るようにフィルムを給送する
機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の
カメラ。 - 【請求項4】 カートリッジ蓋と、 フィルムの巻き戻しを行う給送手段と、 フィルムが最終駒まで撮影されたことを検知する検知手
段と、を有するカメラにおいて、 前記検知手段が、フィルムが最終駒まで撮影されたこと
を検知した場合、前記給送手段が前記フィルムの巻き戻
しを開始し、巻き戻し完了後に前記カートリッジ蓋を開
放することを特徴とするカメラ。 - 【請求項5】 前記給送手段は、両方向に回転可能なモ
ータと、モータの動力を伝達する伝達手段とを有し、 前記伝達手段は、前記モータが一方向に回転したとき
は、前記フィルムを送り出すよう動力を伝達し、前記モ
ータが他方向に回転したときは、前記フィルムを巻き戻
すよう動力を伝達し、かつ前記フィルムが巻き戻された
後に、前記カートリッジ蓋を開放するよう動力を伝達す
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
カメラ。 - 【請求項6】 前記伝達手段は、前記モータにより回転
する太陽歯車と、前記太陽歯車に噛合し、その回転方向
に応じて前記太陽歯車の周囲を移動する遊星歯車と、前
記遊星歯車の移動を制限する制限手段とを備え、 前記制限手段は、前記モータが前記一方向に回転したと
きは、前記遊星歯車の移動を第1の位置に制限し、前記
第1の位置まで移動した前記遊星歯車は、フィルムの送
り出し機構に連結された第1の歯車に噛合するようにな
っており、かつ前記モータが前記他方向に回転したとき
は、前記遊星歯車の移動を第2の位置に制限し、前記第
2の位置まで移動した前記遊星歯車は、フィルムの巻き
戻し機構に連結された第2の歯車に噛合するようになっ
ており、 更に前記フィルムの巻き戻しが完了した後は、前記制限
手段は、前記遊星歯車の移動を第3の位置まで許容し、
前記第3の位置まで移動した前記遊星歯車は、前記カー
トリッジ蓋を開放する機構に連結された第3の歯車に噛
合するようになっていることを特徴とする請求項5に記
載のカメラ。 - 【請求項7】 前記カメラは、撮影レンズの繰り出し又
は沈胴動作を行うために両方向に回転可能なモータと、
モータの動力を伝達する伝達手段とを有し、 前記伝達手段は、前記モータにより回転する太陽歯車
と、前記太陽歯車に噛合し、その回転方向に応じて前記
太陽歯車の周囲を移動する遊星歯車と、前記遊星歯車の
移動を制限する制限手段とを備え、 前記制限手段は、前記撮影レンズの繰り出し又は沈胴動
作を行う際には、前記遊星歯車を第1の位置に制限し、
前記第1の位置において前記遊星歯車は第1の歯車と噛
合し、前記モータの回転方向に応じて前記撮影レンズの
繰り出しもしくは沈胴動作を行うための動力を伝達する
ようになっており、 更に前記撮影レンズの沈胴動作が完了したときは、前記
制限手段は、前記遊星歯車の移動を第2の位置まで許容
し、前記第2の位置まで移動した前記遊星歯車は、前記
カートリッジ蓋を開放する機構に連結された第3の歯車
に噛合するようになっていることを特徴とする請求項1
乃至4のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項8】 前記第1の歯車により動力を伝達され前
記撮影レンズの繰り出し又は沈胴を行う機構は、前記第
1の歯車に連結された被駆動歯車と一体で回転するパル
サーと、前記パルサーの回転位置を検出するセンサとを
有することを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000178154A JP2001356401A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000178154A JP2001356401A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001356401A true JP2001356401A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18679624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000178154A Pending JP2001356401A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001356401A (ja) |
-
2000
- 2000-06-14 JP JP2000178154A patent/JP2001356401A/ja active Pending
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