JP2870148B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2870148B2
JP2870148B2 JP2199688A JP19968890A JP2870148B2 JP 2870148 B2 JP2870148 B2 JP 2870148B2 JP 2199688 A JP2199688 A JP 2199688A JP 19968890 A JP19968890 A JP 19968890A JP 2870148 B2 JP2870148 B2 JP 2870148B2
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完房 辻
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、フィルムカートリッジを使用するカメラに
係り、特にそのフィルムカートリッジの出し入れを、ス
プールの軸方向沿いに挿抜して行うカメラに関する。
【従来の技術および発明の解決課題】
例えば、フィルムのイニシャルローディングを自動的
に行うカメラでは、フィルムの装填に際して、フィルム
パトローネやフィルムカートリッジ等のフィルム容器か
らフィルムの先端部を引き出さずに、そのままフィルム
容器をカメラ内に挿入するだけでよいものがある。これ
らのカメラで、特にフィルム容器、例えばフィルムカー
トリッジを、そのスプールの軸方向沿いに挿抜するタイ
プのものでは、カートリッジ室の蓋がカメラボディの底
面に形成されるのが殆どである。したがって、フィルム
を取り出す場合には、蓋を開けたときにフィルムが落ち
ないようにカメラの天地を逆にして蓋を開け、それから
再びカメラの天地を戻すようにカメラを傾け、フィルム
カートリッジをカートリッジ室から滑り落とすようにし
て取り出すことになる。或いは少し上級機種のカメラの
場合には、カートリッジ室にイジェクト機構を設けてお
き、カメラの天地を逆にして蓋を開けたとき、フィルム
カートリッジがその底側の一部をカートリッジ室から突
出させるようにイジェクト機構が作用するように構成さ
れている場合もある。 ところで、上述のようにカートリッジ室からフィルム
カートリッジを取り出す場合には、カートリッジ室の出
入口を上に向けてから蓋を開けなければ、蓋が開いたと
たんにカートリッジを落としてしまう恐れがある。した
がって、フィルムカートリッジの取り出しに際して使用
者には、必ず蓋を上に向けた状態で開けさせるような構
造的工夫のなされていることが好ましい。 本発明は、上述のようなフィルムカートリッジを取り
出すための構造に関する技術的課題に鑑み、これを有効
に解決すべく創案されたものである。したがってその目
的は、フィルムカートリッジの取り出し操作に際して、
カートリッジ室の蓋は、カートリッジの出入口を上向き
にしなければ開けられないようにしたカメラを提供しよ
うとするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るカメラは、上述のごとき技術的課題を解
決し、その目的を達成するために以下のような構成を備
えている。 即ち、撮影用フィルムをスプールに巻装して遮光状態
で収納したフィルムカートリッジを、該スプールの軸に
沿う方向へ挿抜するカートリッジ室と、上記カートリッ
ジ室の出入口を開閉する蓋体とを備えたカメラにおい
て、上記カートリッジ室の出入口が下方を向くことによ
って、上記蓋体の開放動作を規制するロック手段を備え
ている。 上記カートリッジ室の出入口は、カメラボディの底面
側に設けるのが良い。 また、上記ロック手段は、中央部が回動自在に軸支さ
れて一方端部に重りを有するレバー部材で構成されても
良い。
【作用および発明の効果】
本発明に係るカメラでは、蓋が閉じられている状態で
カートリッジ室の出入口が上向きになると、ロック手段
による蓋のロックが解除される。また、出入口が下向き
になるとロック手段が蓋を閉状態のままにロックする。
フィルムカートリッジを取り出すとき、蓋が開く状態で
は必ずカートリッジ室の出入口が上を向いているので、
蓋が開くと同時にカートリッジが落下するという恐れが
なくなる。 このロック手段が一方端部に重りを有するレバー部材
で構成されている場合には、カートリッジ室の出入口が
下向きになる状態と上向きになる状態とで、レバー部材
の位置が変化する。即ち、出入口の下向きおよび上向き
のそれぞれの状態で重り側端部が重力に従って軸支点の
回りを回動する。出入口が下向きの状態では、重り側と
反対側の端部が蓋の開動作を規制するに位置にあり、出
入口が上向きの状態ではその端部が蓋開動作を許容する
位置にくる。
【実施例】
本実施例のカメラは、種々の撮影情報等を磁気データ
としてフィルムに記録でき、且つフィルムのイニシャル
ローディングを自動的に行うオートローディング機構を
備えている。このカメラには、詳細については後述する
が、オートローディングが可能なようにフィルムを押し
出せるスラスト式のフィルムカートリッジが用いられ
る。また、フィルムは、種々の磁気データを書き込むた
めの磁性面を有しており、その磁性面はフィルムの背面
側に形成されている。また、カメラ自体はプリワインド
方式を採用しており、プリワインド時にフィルムの磁気
データを読み込むための磁気ヘッドを備えている。磁気
ヘッドはフィルムの背面側にフィルム面からは若干離れ
て配置され、磁気データの書き込みおよび読み込みに際
してフィルムを磁気ヘッドに当接させるパッドがフィル
ムの前面側に配置されている。パッドは、必要に応じて
フィルム面に対して接触離脱するように制御される。さ
らに本実施例のカメラは、擬似ズーミングシステムを採
用している。この擬似ズーミングシステムは、撮影され
た写真を焼き付ける際に、あたかもズーム撮影が行われ
たような画角に画面をトリミングするためのシステムで
あり、そのトリミング情報を撮影時に磁気ヘッドでフィ
ルムに書き込んでおくシステムである。この磁気ヘッド
はプリワインド時の磁気データ読み込み用の磁気ヘッド
と兼用される。擬似ズーミングシステムでは、ファイン
ダ内の像で出来上がりの写真の画角を撮影者が認識でき
るように、ファインダ光学系にはズーミング機構が含ま
れている。 第1図に本発明に係る磁気データ記録カメラの一実施
例の外観を示す。カメラボディの前面大略中央に撮影レ
ンズ1を保持する鏡胴2が、その上方にはファインダ窓
3が配置されている。ファインダ窓3の両側には測距用
の投光窓4と受光窓5が設けられている。6は、カメラ
ボディに内蔵されたフラッシュの発光部である。フラッ
シュ6と反対側のカメラボディ前面には、グリップ用突
出部7が形成され、そのグリップ部側のカメラボディ上
端面にはレリーズ釦8が配されている。グリップ部側の
カメラボディ下端部には、フィルムカートリッジ9を出
し入れする際に開閉される蓋10が設けられており、第2
図に示すように、カメラボディを逆さまにして蓋10をあ
け、カートリッジ9をそのスプール軸の方向に挿抜する
ことができる。この蓋10は、所定の高さ寸法Hを有する
ように形成されており、カートリッジ9が装填された状
態でこの蓋10があけられると、カートリッジ9はその一
部が指でつまめる程度に露出する。したがって、カート
リッジ取り出しのためのイジェクト機構が不要となる。 第3図に本実施例のカメラに用いられるフィルムカー
トリッジの外観を示す。このフィルムカートリッジ9
は、そのカートリッジスプール11を回転させることでフ
ィルム(図示せず)の巻き込みのみならず送り出しも行
えるスラスト式カートリッジであり、プラスチック材で
成形されている。フィルム出口15の近傍には、このカー
トリッジ9がカメラには装填された状態ではその姿勢が
常に一定となるように、位置決めのための三つの基準面
12,13,14が設けられている。第1の基準面12はフィルム
出口15の突出部側面に形成され、カートリッジ9をフィ
ルム面に平行な方向の姿勢に位置決めするのに寄与す
る。第2基準面13はカートリッジ9の側面に形成され、
第1基準面12に隣接する位置で該第1基準面に直交して
おり、カートリッジ9をフィルム面に垂直な方向の姿勢
に位置決めするのに寄与する。第3基準面14はカートリ
ッジ9の一方底面であり、カートリッジ9をスプール11
の軸方向に平行な方向の姿勢に位置決めするのに寄与す
る。なお、フィルムカートリッジ9のケーシングは、図
示するように角張って一部突出している部分を有してい
るが、これはフィルム露光指数表示用のノッチを形成す
るものである。 第4図に第1図のカメラのカートリッジ室をカメラボ
ディの底面側から見て示す。第5図は第4図のV−V線
およびV′−V′線に沿って切断した要部を合成し、そ
れぞれ矢印方向に見て示す断面図、第6図は第4図のVI
-VI線矢視断面図である。カートリッジ室16は、第3図
に示したフィルムカートリッジ9の外観に大略等しい形
状のスペースに成形されており、V′−V′線およびVI
-VI線の通る箇所にカートリッジ押圧用の板状スプリン
グ17,18が装着されている。カートリッジ9の第1基準
面12に対応してこれを支承する第1支承面20がスプリン
グ17に大略対面する位置にあり、第2基準面13に対して
は第2支承面21がスプリング18に大略対面する位置にあ
る。装填されたカートリッジ9に作用する二つのスプリ
ング17,18の付勢力の合力は、カートリッジ9の第1お
よび第2の基準面12,13をそれぞれ第1支承面20および
第2支承面21に大略均等な押圧力で当接させ、しかもそ
れら二つの基準面12,13の位置がフィルム出口15のすぐ
近くに配置されているので、カートリッジ9を回転させ
ようとするトルクが多少発生したとしても、フィルム出
口15の位置ずれは許容できる程度の僅かな量に抑制でき
る。第3基準面14に対してはカートリッジ室16の底面が
第3支承面22となり、第6図に示すように、蓋10の内面
側にはカートリッジ押圧用の板状スプリング19が装着さ
れている。 第3支承面22の大略中央には、カートリッジ9のスプ
ール11に係合してこれを回転駆動するフォーク23が突出
している。カメラボディを第6図に示すように倒立させ
た状態で見た場合に、フォーク23はその下端部にコイル
スプリング24が当接しており、下から上へ軸方向に付勢
されている。したがって、コイルスプリング24が伸縮す
ることによってフォーク23の上下動が許容され、カート
リッジ9がカートリッジ室16に挿入された際にカートリ
ッジスプール11がフォーク23と適切に係合しなかった場
合にも、フォーク23は図に破線で示すように下方へ逃げ
ることができ、蓋10を閉じることも可能である。カート
リッジ9の装填時に、カートリッジスプール11とフォー
ク23との係合が不完全であっても、フォーク23が駆動ギ
ア25に回転させられることによってカートリッジスプー
ル11に対するフォーク23の回転位置が適切になると、コ
イルスプリング24の付勢力でフォーク23は正規の位置へ
復帰し、カートリッジスプール11と適切に係合する。な
お、駆動ギア25は、図示しない巻き上げギア系に連結さ
れている。また、駆動ギア25の底面には、その回転位置
を検知するための接片26が固定されている。これに対向
する位置には回転位置検知SW基板27が固定されていて、
この接片26とSW基板27とでフォーク23の回転位置をモニ
タしている。 蓋10はカメラボディの側壁部28に軸支されており、こ
こを中心に回動して開閉動作を行う。蓋10の一面には、
グリップ用突出部7から延長してラバー材が貼設されて
おり、蓋10の開閉操作が扱い易くされている。蓋10の回
動先端側にはフック29が形成されている。カメラボディ
には、第5図によく示すように、カメラボディの厚さ方
向へ移動することで上記フック29に係合離脱するロック
爪30が設けられており、これらフック29とロック爪30と
が協働して蓋10を閉状態に係止し、またはその係止を解
除する。ロック爪30はロックスプリング31によって蓋10
の閉状態を係止する方向へ付勢されている。また、この
ロック爪30は弾性を有する爪係止腕32を備えており、ロ
ック爪30がフック29から離脱して蓋10が開かれる状態で
は、この爪係止腕32がカメラボディ側の一部33に係合
し、ロックスプリング31の付勢力でロック爪30がフック
29との係合位置へ復帰するのを規制する。爪係止腕32
は、蓋10が閉じられるとき、蓋10の一部に形成された係
止解除リブ34に押し下げられることによってカメラボデ
ィ側との係合が解除され、ロックスプリング31の付勢力
によってロック爪30がフック29との係合位置へ復帰する
のを許容する。ロック爪30は、カメラボディの底面に設
けられて外部から操作できる蓋開き釦35と一体的に構成
され、蓋開き釦35の操作によってロック爪30とフック29
との係合を解除できる。このロック爪30の係合解除方向
への移動は、カメラボディが正立する状態では以下に説
明する重力作動レバー36によって拘束される。重量作動
レバー36は大略『く』字形状を呈したレバーであり、そ
の一方端は他方端に優先して重力の方向へ下がるように
重り37が付けられている。重力作動レバー36の他方端
は、カメラボディの正立状態で重り37側の端部が下がる
と逆に上昇してロック爪30の一端に当接し、ロック爪30
が蓋10のフック29に対する係合を解除する方向へ移動す
るのをロックする。逆に、カメラボディを倒立させた状
態では、重り37側の端部が重量方向へ下がると他方端は
ロック爪30から離脱し、ロック爪30が蓋10のフック29に
対する係合を解除する方向へ移動するのを許容する。即
ち、カメラボディが正立している状態では、蓋開き釦35
は操作しようとしてもロックされており、カメラボディ
を倒立させなければ蓋開き釦35を操作して蓋10を開くこ
とはできない。換言すれば、蓋10が開く状態ではカメラ
ボディが倒立状態となるので、蓋10が開いたときにフィ
ルムカートリッジ9が落下することはない。第6図中3
8,39は、重力作動レバー36のストッパである。 なお、第5図に示された40は、蓋10が閉じられた状態
を検知するための接片であり、図示しない基板と協働し
てロック爪30の位置が開位置にあるのか閉位置にあるの
かをモニタするための接片である。 以下、第7図を参照して本実施例のカメラの電気回路
について説明する。 図の中央に示されたCPは、このカメラの動作を制御す
るマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)を示
している。マイコンCPの上側に図示されたFLSはフラッ
シュ制御部であり、カメラボディに内蔵されたフラッシ
ュ6の発光動作をマイコンCPを通じて制御する。また、
フラッシュ制御部FLSの右下方に図示されたLMとAFは、
それぞれ測光部と測距部を示しており、これらはマイコ
ンCPからの命令により測光および測距を行うと共にそれ
ぞれの測定データをマイコンCPにフィードバックする。
そのさらに下方に図示されたDSは表示制御部を示してお
り、カメラボディに設けられる表示窓(図示せず)にお
ける各種データの表示を制御する。マイコンCPの下方に
図示されたDTCは、フィルムに対する撮影データの処理
を行うために磁気ヘッドHDと接続されたデータ制御部で
ある。マイコンCPの左側に図示されたACはアクチュエー
タ駆動部であり、フィルムのプリワインドと巻き上げ及
び磁気ヘッド部の駆動を行うための第1モータM1と、フ
ァインダのズーミング機構を駆動する第2モータM2と、
磁気ヘッド部のパッドをチャージ状態に保持するための
マグネットMgをそれぞれ制御する。アクチュエータ駆動
部ACの下方に図示されたEX/FCは露出焦点制御部であ
り、撮影レンズのフォーカシングとシャッタのレリーズ
とを駆動する第3モータM3の動作を制御する。そのさら
に下方に図示されたENは、ファインダのズーミング機構
における光学系の位置を検出するズームエンコーダであ
る。ズームエンコーダENの下方に図示されたPIはフィル
ムのパーフォレーションを検出するフォトインタラプタ
である。 表示制御部DSの下方に図示されたS0からS8は各種スイ
ッチを示しており、これらのスイッチのオン・オフ状態
に応じてカメラの動作が決定される。S0はメインスイッ
チであり、オン状態でカメラを動作させる主電源(図示
せず)のオン・オフを行う。S1はオン状態で測光が行わ
れる測光スイッチ、S2はオン状態でシャッタレリーズが
行われるレリーズスイッチである。本実施例のカメラ
は、レリーズ釦8(第1図参照)が2段押しタイプに構
成されており、1段目の押し込みで測光スイッチS1がオ
ンとなり、引き続いてさらに2段目を押し込むことによ
ってレリーズスイッチS2がオンとなる。S3は疑似ズーミ
ングシステムをテレ側からワイド側へ変更するズームア
ウトスイッチであり、S4は逆にワイド側からテレ側へ変
更するズームインスイッチである。このスイッチS3およ
びS4によってファインダのズーミング機構も駆動され
る。S5は蓋スイッチであり、カートリッジ室16(第4図
参照)の蓋10(第5図参照)が閉じられることによって
オンとなり、マイコンCP側端子の信号がハイレベルから
ローレベルに切り替わる。S6は、詳細は後述するが、磁
気ヘッドHDをフィルムに接触させるためのアクチュエー
タとして作用するチャージカムが、初期位置にある状態
を検知するチャージカム位置検知スイッチであり、チャ
ージカムが初期位置にあればオンとなる。S7はオン・オ
フ状態に対応してフラッシュ6(第1図参照)の発光オ
ン・オフを制御するフラッシュスイッチである。S8はバ
ッテリ室(図示せず)内に電池が入っていればオン、入
っていなければオフとなる電池検知スイッチである。 次に、本実施例のカメラによりフィルムのイニシャル
ローディング、プリワインドおよび撮影に際してのコマ
送り等を行うフィルム送給機構と磁気ヘッドおよびパッ
ドの駆動機構について、その動作と共に説明する。 第8図および第9図は本実施例のカメラのフィルム送
給機構と磁気ヘッド部のパッド駆動機構との要部構成を
上下に分割してイニシャルローディング時の状態で示す
説明図である。本実施例のカメラでは、フィルム送給機
構と磁気ヘッド部のパッド駆動機構は第1モータM1を兼
用しており、その切り替え機構として第1の遊星ギア機
構61が採用されている。この第1遊星ギア機構61は、同
軸上に配置されて同時に回転する二つの太陽ギア62,63
を備えている。一方の第1太陽ギア62はこれに噛合する
一つの第1遊星ギア64と対をなし、他方の第2太陽ギア
63はこれに噛合する二つの第2遊星ギア65および第3遊
星ギア66とで対をなしている。第1遊星ギア64は、第1
太陽ギア62の回転に伴ってその回りに時計方向および反
時計方向に公転し、巻き上げギア67および第1チャージ
ギア68との間で第1モータM1の駆動力伝達系を切り替え
る。第2および第3遊星ギア65,66は、いずれもフォー
クギア83に対して噛合および離脱する。フォークギア83
は、第6図のフォーク23を介してカートリッジスプール
11に回転駆動力を伝達し、第2太陽ギア63が第9図の反
時計方向へ回転して第3遊星ギア66がフォークギア83に
噛合すれば、カートリッジスプール11にフィルム送り出
し方向の回転を伝達し、第2太陽ギア63が第9図の時計
方向へ回転して第2遊星ギア65がフォークギア83に噛合
すれば、カートリッジスプール11にフィルム巻き取り方
向(プリワインド方式にあってはコマ送り方向)の回転
を伝達する。 巻き上げギア67はフィルム巻き上げスプール69に駆動
力を伝達し、第1チャージギア68は途中で第2チャージ
ギア70を介してチャージカム71に駆動力を伝達する。チ
ャージカム71はそのカムプロフィールによってパッドレ
バー72の運動を制御し、パッドレバー72の一端にはパッ
ド73が取り付けられている。パッド73は、パッドレバー
72の運動に従ってフィルムを磁気ヘッドHDに当接させ且
つ、その当接状態から開放もする。パッドレバー72は、
ばね90に付勢されてチャージカム71のプロフィールに対
する当接状態を維持し、その付勢方向はパッド73を磁気
ヘッドHDから離間させる方向である。図中Mgは電磁マグ
ネットであり、パッド73がフィルムを磁気ヘッドHDに当
接させている状態を保持する際に、通電されてパッドレ
バー72を吸着してその状態を保持する。チャージカム71
は、第8図においては反時計方向へ回転して大略この図
に示す状態にあるのを初期位置にあるとする。このチャ
ージカム71の初期位置は、パッド73がフィルムを磁気ヘ
ッドHDに当接させるべくチャージカム71が最もパッドレ
バー72を押し上げた状態を過ぎて、ばね90の付勢力によ
りパッドレバー72がチャージカム71側へ引き戻された状
態となった位置である。即ちチャージカム71が初期位置
にある状態では、パッド73が磁気ヘッドHDから離れてフ
ィルムは磁気ヘッドHDにもパッド73にも触れていない。 図中74は、その位置によって第1および第3遊星ギア
64,66の回転軸に当接し、その遊星ギア64,66の位置を制
御する制御レバーである。第1および第3遊星ギア64,6
6は上下に別々の高さ位置にあるので、この制御レバー7
4も上下に別々の腕をもっており、第8図および第9図
にはそれぞれ1本ずつのレバーの腕が図示されている
が、それらは別々の腕である。この制御レバー74は、ば
ね91によって図の下方へ付勢され、その下端部には係止
レバー75が係合離脱して制御レバー74に二つの位置を設
定する。係止レバー75は、軸84の回りに回動可能であり
且つばね92によって図の反時計回転方向へ付勢されてい
る。77は、太陽ギアまたはその回転軸から摩擦機構Fで
駆動力が伝達される係止解除レバーである。係止解除レ
バー77が図の反時計方向へ回転してその一端が係止レバ
ー75の一端に係合してさらに回転すると、係止解除レバ
ー77は係止レバー75をばね92の付勢力に抗して時計方向
へ回転させ、これを持ち上げることによって制御レバー
74に対する係止レバー75の係合を解除させる。係止解除
レバー77はストッパ78によってその運動範囲が規制さ
れ、係止解除レバー77がストッパ78に当接してさらに太
陽ギア側から駆動力が伝達されても、摩擦機構Fで滑り
を生ずるので係止解除レバー77の位置はそのまま維持さ
れる。 巻き上げスプール69には、その回転によって太陽ギア
(以下、第3太陽ギアと称す)81が駆動される第2遊星
ギア機構80が連結されている。第2遊星ギア機構80は、
第3太陽ギア81とこれに噛合する一つの遊星ギア(以
下、第4遊星ギアと称す)82とからなり、第4遊星ギア
82は、第3太陽ギア81の回りを時計方向および反時計方
向に公転することにより第2チャージギア70に対して噛
合および離脱する。 巻き上げスプール69には、そのフィルム巻き付き部に
環状溝が形成されており、ばね93で付勢された巻き付き
検知レバー79の一端がこの溝内に嵌まり込むように構成
されている。イニシャルローディングによってフィルム
が巻き上げスプール69に完全に巻き付くと、巻き付き検
知レバー79は巻き付いたフィルムによって溝外に押し出
される。巻き付き検知レバー79は、第4遊星ギア82の回
転軸に当接してその公転領域を規制し、第4遊星ギア82
を第2チャージギア70に噛合させたり離脱させたりを制
御する。 次に、イニシャルローディング時やプリワインド時、
或いはコマ送り時等にフィルムの位置を検知するための
フォトインタラプタと、磁気ヘッドおよびフィルムとの
位置関係を第16図に示す。本実施例のカメラに用いられ
るフィルムは、その各コマFの両端位置を示すように、
各コマFの両端に1カ所ずつパーフォレーションPが設
けられており、図示していないが、さらにフィルムカー
トリッジ9からフィルムを最後まで引き出したときの最
後のコマからカートリッジ9側の部分には、フィルムの
最後を示すためのパーフォレーションが三つ並んで設け
られている。フォトインタラプタPIは、カメラに装填さ
れたカートリッジ9のフィルム出口15のすぐ近傍に、フ
ィルムのパーフォレーションPの高さ位置に設けられて
おり、その真下で大略フィルムの下端縁の高さ位置に、
裏面側に臨んで磁気ヘッドHDが配置されている。フィル
ムの磁性面は裏面である。フォトインタラプタPIは、パ
ーフォレーションPが通過するとき、あるいはフィルム
の先端がフォトインタラプタPIよりもカートリッジ9側
に位置しているときにローレベルの信号を出力し、投光
部からの光がフィルムによって遮断されている状態では
ハイレベルの信号を出力する。 以下、第17図から第23図に示すフローチャートを参照
して本実施例カメラの動作を説明する。なお、各フロー
チャートにおいて各動作のステップは記号Sで示してい
る。 第17図は、このカメラの全体的な動作についてのメイ
ンルーチンを示している。本実施例では、まず最初のス
テップとして、カメラの電源となるバッテリが装填され
る場合のステップ001が設定される。バッテリが装填さ
れると電池検知スイッチS8がオンとなり、これと同時に
カメラの状態を初期化するための第23図に示すサブルー
チンが行われてステップ002へ移行する。ステップ002
は、カメラの動作が停止した状態であって入力待ちの状
態である。この状態で何等かの操作が行われると、ステ
ップ003において蓋スイッチS5の信号がハイレベルから
ローレベルに変化したか否かが判断される。即ち、新た
にフィルムカートリッジ9がカートリッジ室16に装填さ
れる場合にはフィルムのプリワインドが行われるので、
ステップ002でプリワインドが必要か否かが判断される
ことになる。ステップ003で蓋スイッチS5の信号がハイ
レベルからローレベルに変化した場合にはステップ004
へ移行し、第18図から第20図に示すプリワインドのサブ
ルーチンに従ってフィルムのプリワインドが行われる。
このプリワインドが終了した後、或いはステップ003で
蓋スイッチS5の信号がハイレベルからローレベルに変化
しなかった場合、即ちプリワインドが不必要な場合に
は、ステップ005でメインスイッチS0がオンであり且つ
シャッタレリーズが可能であるか否かが判断される。シ
ャッタレリーズが可能か否かはシャッタレリーズ禁止フ
ラグがマイコンCP内のメモリ(図示せず)に設定されて
いるか否かで判別される。ここでメインスイッチS0がオ
フであるか、或いはシャッタレリーズ禁止フラグが設定
されている場合には、ステップ006において主電源オフ
の表示が行われた後に再びステップ002へ戻って入力待
ちの状態に設定される。 一方、ステップ005での判別結果がメインスイッチS0
オン且つシャッタレリーズ可能であれば、ステップ007
で主電源オンの表示がなされ、その次のステップ008で
測光スイッチS1がオンであるか否かが判別される。測光
スイッチS1がオンである場合には、レリーズ釦8の1段
目の押し込みがなされている状態であり、撮影手順とし
ては構図が決定された後にシャッタレリーズが正に行わ
れようとしている状態である。逆に、構図をこれから決
定しようとする場合には、測光スイッチS1はまだオフで
あって、ステップ009以下のズーミング操作が行われ
る。したがってその場合には、ステップ009でズームア
ウトスイッチS3がオンとなっているか否かが判別され、
オンであった場合にはステップ010でズームアウトのサ
ブルーチンが実行されて、ファインダのズームアウトが
行われる。一方、ズームアウトスイッチS3がオフであっ
た場合には、ステップ011でズームインスイッチS4がオ
ンとなっているか否かが判別される。ズームインスイッ
チS4がオンであった場合には、ステップ012でズームイ
ンのサブルーチンが実行され、ファインダのズームイン
が行われる。これらのスイッチS3,S4がいずれもオフで
あった場合には、ステップ013でデータ表示がなされて
ステップ002の入力待ちの状態に復帰する。 上述のステップ008において測光スイッチS1がオンで
あると判別された場合、即ち既に構図が決定されてこれ
からシャッタレリーズが行われようとしている場合に
は、まずステップ014でバッテリチェックが行われ、続
く動作において必要なバッテリの電圧が十分であるか否
かが判別される。電圧が十分であった場合には、ステッ
プ015で測光を行うためのサブルーチンが実行される。
そして、ステップ016において、測光が行われた後に依
然として測光スイッチS1がオン状態に維持されているか
否かが判別される。即ち、レリーズ釦8が1段目の押し
込みのままに維持されているか否かが判断される。も
し、測光スイッチS1がオフに切り替わっていれば、一連
の撮影操作が中止されたとしてステップ013を経てステ
ップ002へ戻り、この場合も新たな入力待ちの状態とな
る。ステップ016で測光スイッチS1がオン状態に維持さ
れていればステップ017でレリーズスイッチS2がオンか
否かが判別される。ここでレリーズ釦8の2段目の押し
込みがなされていれば、レリーズスイッチS2がオンとな
り、続いてステップ018からステップ020までの自動焦点
制御および自動露出制御に基づいたシャッタレリーズが
実行され、さらにステップ021でフィルムの1コマ巻き
上げと撮影情報の磁気データ記録が、第21,22図に示す
サブルーチンに従って実行される。その後はステップ01
3を経てステップ002へ戻る。一方、ステップ017におい
てレリーズスイッチS2がオフの場合は、撮影者がシャッ
タチャンスを待っている状態であり、ステップ014へ戻
ってレリーズスイッチS2がオンとなるまで測光を継続す
る。 これからレリーズ釦8の2段目の押し込みを行おうと
する段階で、ステップ014のバッテリチェックの結果が
電圧不十分であった場合には、ステップ022で『B.C.OU
T』のデータ表示がなされてステップ002の入力待ちの状
態に復帰する。この場合には、古い電池を新しい電池に
交換する必要がある。 次に、このメインルーチン中においてステップ004で
示したフィルムのプリワインド動作の詳細について、第
8図から第15図、第16図および第18図から第20図を参照
して説明する。 プリワインドルーチンが実行されると、まず最初にス
テップ101でレリーズ禁止フラグがセットされ、誤って
レリーズ釦8を押し込んでもシャッタレリーズが行われ
ない状態にする。実質的なプリワインド動作は、オート
イニシャルローデイングが完了してから始められるの
で、まずオートイニシャルローデイングを行うために、
ステップ102でチャージカム位置検知スイッチS6がオン
であるか否かが判別される。このスイッチS6は、チャー
ジカム71が初期位置にある場合オンとなる。スイッチS6
がオンであった場合には、フィルムのイニシャルローデ
イングを行うべくステップ103で第1モータM1を正転さ
せる。これは第8図の第1太陽ギア62および第9図の第
2太陽ギア63を反時計方向に回転させることになる。こ
のとき、これら太陽ギアとの間に摩擦機構Fを介した係
止解除レバー77は図の時計方向の回転駆動力が伝達さ
れ、係止レバー75に対しては作用しない。係止レバー75
は制御レバー74の下端部に係合して制御レバー74を図の
位置(以下、この位置を上位置とする)に保持してい
る。制御レバー74が上位置にあって第1太陽ギア62が反
時計方向に回転すると、第1遊星ギア64は巻き上げギア
67に噛合してその回転駆動力をフィルム巻き上げスプー
ル69に伝えるのみで、第1チャージギア68には第1モー
タM1の駆動力が伝達されない。したがって、チャージカ
ム71も初期位置のままでパッドレバー72を押し上げず、
パッド73と磁気ヘッドHDとの間は離れた状態で双方とも
フィルムの送給経路から退避状態にある。この状態で第
2太陽ギア63から伝達される駆動力は、第9図に示すよ
うに、第3遊星ギア66を介してフォークギア83に伝達さ
れ、カートリッジスプール11を駆動してフィルムを巻き
上げスプール69の方向へ送給すべくフィルムカートリッ
ジ9のフィルム出口15から送り出す。磁気ヘッドHDおよ
びパッド73とフィルムとは非接触状態となり、フィルム
先端部の進行は磁気ヘッドHDおよびパッド73には干渉さ
れない。このフィルム出口15からの送り出し動作が正常
に行われていれば、所定の時間が経過するまでにフィル
ムの先端部がフォトインタラプタPIを通過するので、そ
のときフォトインタラプタPIから出力される信号がロー
レベルからハイレベルに変化する筈である。このことを
検知するために、ステップ103で第1モータM1の正転が
行われるとステップ104で第1タイマーが時間計測をス
タートし、ステップ105でフォトインタラプタPIの信号
がローレベルからハイレベルへ変化したか否かの判別を
行う。フォトインタラプタPIの信号は、投光部から受光
部への光がフィルムによって遮断されるとハイレベルと
なり、投光部と受光部の間にフィルムが存在しないか、
或いはフィルムのパーフォレーションを光が通過して受
光部に到達するとローレベルとなる。第1タイマーはマ
イコンCP内に内蔵されており、上記所定の時間がセット
されている。所定時間が経過したか否かはステップ186
で判別され、所定時間内にフォトインタラプタPIの信号
がハイレベルにならない場合は、このステップ186で所
定時間経過したことが判別され、フィルムカートリッジ
9の装填が不完全であったと判断できるので、後述する
ステップ142以降のルーチンに従ってフィルムカートリ
ッジ9の再装填へ導かれる。 巻き上げスプール69の周速はフォーク23の周速よりも
速く設定されており、したがってフィルムが巻き上げス
プール69に巻き付くと、フィルムは巻き上げスプール69
に引っ張られてそのままプリワインド動作に入る。その
とき、フォークギア83と第3遊星ギア66とでは、フォー
クギア83の方が回転速度が大きくなるために、第3遊星
ギア66が第2太陽ギア63の回りを時計方向に公転するよ
うにフォークギア83から逃げる。 フィルムが巻き上げスプール69に巻き付くと、第10図
に示すように、フィルムが巻き付き検知レバー79をスプ
ール69の溝から押し出す。この状態で巻き付き検知レバ
ー79は、第2遊星ギア機構80の第4遊星ギア82が第3遊
星ギア81の回りを時計方向に公転するのを許容するの
で、第4遊星ギア82が第2チャージギア70に噛合し、そ
の回転を第2チャージギア70を介してチャージカム71へ
伝達する。即ち、フィルムが巻き上げスプール69に正常
に巻き付いてプリワインド動作が始まると、チャージカ
ム71の回転が始まる。したがって、ステップ105でフォ
トインタラプタPIの信号が所定時間内にローレベルから
ハイレベルに変化すると、プリワインド動作が正常に始
められる場合には、それから所定時間内にチャージカム
71が初期位置から移動することになるので、ステップ10
6で第1タイマーをリセットして再びその所定時間の計
測を開始し、その時間内にチャージカム位置検知スイッ
チS6がオフとなったか否かがステップ107で判別され
る。所定時間内にスイッチS6がオフとならない場合に
は、フィルムが巻き上げスプール69に正常に巻き付かな
かったと判断できるので、ステップ108からステップ128
へスキップして以降のルーチンに従ってフィルムカート
リッジ9の再装填へ導かれる。ステップ107でスイッチS
6が所定時間内にオフになれば、第10図に示すようにチ
ャージカム71の作動によってパッド73がフィルムの磁性
面を磁気ヘッドHDに当接させる。これは、その時点で装
填されているフィルムカートリッジ9が新品であるか、
それとも数コマの撮影が済んでいる再使用のカートリッ
ジ9であるかを、プリワインド時にそのフィルムの磁気
データを読み込むことで判別するための動作である。1
コマのフィルムの磁気データを読み込んで次のコマへ移
る時間を所定時間内としておき、その経過時間を監視す
ることでプリワインド時のフィルム巻き上げ動作の正常
異常を判別できるので、ステップ109で再び第1タイマ
ーをリセットし、未撮影フィルムの最終コマをパーフォ
レーションで探すためにステップ110でフォトインタラ
プタPIのカウンタをリセットし、パッド73をフィルム押
圧状態に保持するためステップ111でマグネットMgに通
電する。引き続きステップ112でフィルムの磁気データ
の読み込みが行われる。プリワインド方式で撮影された
フィルムは、プリワインド動作時には未撮影のコマが先
にフォトインタラプタPIを通過するので、最初の撮影済
みのコマを探せば、その前にフォトインタラプタPIを通
過したコマから撮影を開始すれば良いので、ステップ11
3で各コマが撮影済みであるか否かが判別される。デー
タの読み込みを行ったコマが未撮影であった場合は、ス
テップ109でリセットした第1タイマーの所定時間が経
過するまでに、そのコマの末尾のパーフォレーションを
フォトインタラプタPIが検知したか否かを判別するた
め、ステップ114では、フォトインタラプタPIの信号が
ハイレベルからローレベルに変化したか否かが判別され
る。ローレベルに変化した場合は、次のコマの頭のパー
フォレーションを所定時間内に検知するために、ステッ
プ115で第2タイマーによる時間計測をスタートさせ、
ステップ116で所定時間内にフォトインタラプタPIが検
知するパーフォレーションの数を信号出力のパルス数で
カウントし、所定時間経過後にステップ118でそのパル
ス数が2より大きいか否かを判別する。これは、フィル
ムカートリッジ9内のフィルムを全部引き出した場合に
フォトインタラプタPIを通過する部分に、フィルムの最
終を検知するためにパーフォレーションを3個連続して
設けているので、フィルムが新品であった場合にはステ
ップ118での判別により、プリワインド動作が終了した
か否かを判別できることになる。逆に、次のコマがあっ
た場合にはパルス数が2となり、次のステップ119でフ
ォトインタラプタPIのカウンタのカウント数を1だけ上
げて更新し、次のコマの磁気データ読み込みのためにス
テップ120で第1タイマーをリセットし、ステップ112へ
戻る。 上述のステップ113で判別したコマが撮影済みのコマ
であった場合には、プリワインド方式ではその先のコマ
は総て撮影済みと考えられるので、それ以上のフィルム
巻き上げは不要である。また、ステップ118で判別した
フォトインタラプタPIの信号出力のパルス数が2より大
きかった場合には、総てのコマをプリワインドしたこと
になるので、この場合もそこでフィルムの巻き上げは終
了される。したがって、この二つの場合にはステップ11
3から、或いはステップ118からステップ125へスキップ
して第1タイマーによる時間計測を停止し、ステップ12
6で第1モータM1を停止する。そして、続くステップ127
以降の各ステップで最初のコマを撮影可能な位置にセッ
トする。 一方、プリワインド時のフィルム巻き上げの際に電池
切れによる電圧低下があった場合には、第1モータM1
駆動力不足のために上述のステップ114で巻き上げ中の
コマの末尾のパーフォレーションが所定時間内にフォト
インタラプタPIまでに達しない可能性がある。したがっ
て、ステップ114で所定時間内にフォトインタラプタPI
の信号がハイレベルからローレベルに変化しないとき
は、ステップ122でバッテリチェックを行う。その結果
が電池切れであった場合には、ステップ123でそれまで
に行ったプリワインド動作の状態をマイコンCP内の不揮
発性メモリに記憶し、ステップ124で『B.C.OUT』のデー
タ表示をし、メインルーチンのステップ002の入力待ち
の状態に戻る。この場合は古い電池を新しい電池に交換
する必要がある。また、ステップ122でのバッテリチェ
ックの結果、電池はまだ十分に電圧を維持していた場合
には、何等かの機械的故障が考えられるので、第20図に
示すステップ167へ移行してプリワインド動作を中止す
べく第1モータM1を停止させる。 プリワインド完了後に最初の未撮影のコマを撮影位置
にセットする場合には、ステップ126で第1モータM1
停止させた後、ステップ127で第1モータM1を逆転させ
る。その場合、第11図に示すように、第1太陽ギア62は
図の時計方向へ回転し、第1遊星ギア64を時計方向へ公
転させて巻き上げギア67から離脱させる。一方、第2太
陽ギア63も第15図に示すように時計方向へ回転して第2
遊星ギア65をその方向へ公転させてフォークギア83に噛
合させる。フォークギア83は、図の時計方向に回転して
フィルムカートリッジ9のスプール11をフィルム巻き取
り方向へ回転させる。フィルムがカートリッジ9の方向
へ巻き取られ始めると、第1モータM1を逆転させる直前
にフォトインタラプタPIを通過した撮影済みのコマの末
尾のパーフォレーションを無視するために、ステップ15
1で第2タイマーをスタートさせ、撮影済みのコマの分
だけフィルムの巻き取りを行っている間、ステップ152
でその所定時間を経過させる。そして、所定時間経過後
に最後の撮影済みのコマの末尾のパーフォレーションが
フォトインタラプタPIを通過したことを検知するため
に、ステップ153でフォトインタラプタPIの信号がロー
レベルからハイレベルに変化したか否かを判断する。ハ
イレベルに変化した場合は、次に信号がローレベルとな
ったときが未撮影のコマの頭のパーフォレーションであ
ると判断できるので、その位置を通り過ぎてしまわない
ように、ステップ154で一旦第1モータM1を停止し、フ
ィルムの巻き取りも停止するが、コマとコマの間の距離
は短いので、第1モータM1が慣性で僅かに回っている
と、ステップ154の段階で未撮影のコマの頭のパーフォ
レーションが既にフォトインタラプタPIの位置に来てい
る場合もあり得る。そこで、ステップ155でフォトイン
タラプタPIの信号がローレベルであるか否かを判別す
る。まだ、信号がローレベルになっていなければ、未撮
影のコマの頭のパーフォレーションはまだフォトインタ
ラプタPIの位置に来ていないので、ステップ156で第1
モータM1を瞬間的に逆転させて僅かずつ追い巻きを行
い、未撮影のコマの頭のパーフォレーションを正確にフ
ォトインタラプタPIの位置に来させ、ステップ157で完
全に第1モータM1を停止させる。この状態で、フィルム
の位置に関しては撮影可能であるが、撮影後に撮影情報
の書き込みが可能でなければならず、そのためにはチャ
ージカム71が初期位置になければならず、ステップ158
でチャージカム位置検知スイッチS6がオンであるか否か
を判別する。スイッチS6がオンである場合はステップ16
5でマグネットMgへの通電をオフにし、第11図に示すよ
うにパッド73を退避させる。その後ステップ166でレリ
ーズ禁止フラグをリセットしてシャッタレリーズ可能な
状態にしてメインルーチンのステップ005へ移行する。
また、ステップ158でスイッチS6がオフであった場合に
は、チャージカム71を初期位置にセットするための動作
が行われる。その場合にはステップ159で第1モータM1
を正転させて、ステップ160で第1タイマーをスタート
させ、所定時間内にスイッチS6がオンとなるかをステッ
プ161で監視する。このときの制御レバー74について
は、ステップ127で第1太陽ギア62が逆転しているの
で、そのとき摩擦機構Fを介して係止解除レバー77が第
11図の反時計方向へ回転し、そして係止レバー75の端部
を持ち上げており、さらに係止レバー75は制御レバー74
の下端部との係合状態が解除され、制御レバー74はばね
91の付勢力によって上位置(第10図の位置)から図の位
置(以下、この位置を下位置とする)に引き下げられて
いる。したがって、第1遊星ギア64については第12図の
状態で第1チャージギア68に噛合することになり、チャ
ージカム71を駆動できる。また、第2および第3遊星ギ
ア65,66については、第13図の状態でいずれもフォーク
ギア83とは噛合しないので、カートリッジスプール11を
駆動することはない。所定時間内にスイッチS6がオンに
なればステップ164で第1モータM1を停止してステップ1
65でマグネットMgへの通電をオフにし、その後ステップ
166でレリーズ禁止フラグをリセットしてシャッタレリ
ーズ可能な状態にしてメインルーチンのステップ005へ
移行する。なお、制御レバー74はカートリッジ室16の蓋
10に連動しており、カートリッジ9を再装填する場合等
に、この蓋10を開くことによって上位置に復帰するよう
に構成されている。 また、プリワインド中のコマ送りの際に次のコマのパ
ーフォレーションが検知されない場合で、上述のステッ
プ122のバッテリチェックの結果で電池がまだ十分に電
圧を維持している場合には、何等かの機械的故障が考え
られるので、ステップ122から第20図に示すステップ167
へ移行してプリワインド動作を一旦中止すべく第1モー
タM1を停止させる。さらに、フォトインタラプタPIの信
号がハイレベルからローレベルに変化するまでステップ
168で第1モータM1を逆転させ、プリワインドを中止し
た時点のコマの末尾のパーフォレーションをフォトイン
タラプタPIの位置まで戻す。ステップ169でフォトイン
タラプタPIの信号がローレベルに変化したらステップ17
0で第2タイマーをスタートさせ、1コマ分のフィルム
をカートリッジ9に巻き戻してステップ172でフォトイ
ンタラプタPIのカウンタのカウント数を1だけ下げて更
新する。ステップ173でカウンタのカウント数が0にな
ったか否かを判別し、0になるまでステップ169からス
テップ173を繰り返すことで、プリワインド動作を中止
する前までに巻き上げたフィルムの全コマをカートリッ
ジ9に巻き戻す。ステップ173でカウント数が0になる
と、ステップ174で再びフォトインタラプタPIの信号が
ハイレベルからローレベルに変化したか否かを判別し、
ローレベルに変化するまで、即ちフィルムの先端がフォ
トインタラプタPIを通過するまで第1モータM1の逆転を
続ける。さらに、ステップ174で信号がローレベルに変
化したら、ステップ175で第1タイマーをスタートして
フィルム全部がカートリッジ9内に巻き戻されるまでの
所定時間、第1モータM1の逆転を続ける。そしてステッ
プ176でその所定時間が経過したらステップ177で第1モ
ータM1を停止すると共にマグネットMgへの通電も遮断す
る。その後、再びプリワインドをやり直すための準備と
してチャージカム71を初期位置にセットする動作を、ス
テップ178からステップ184までの各ステップを実行す
る。この動作は、上述したステップ158からステップ164
までの動作と基本的に同じであるが、ステップ178でチ
ャージカム位置検知スイッチS6がオンである場合には直
接ステップ185へスキップし、『プリワインドが失敗し
たので再装填が必要』であることを表示するデータを出
力してメインルーチンのステップ002へ戻る。 上述のステップ108でイニシャルローディングが正常
に行われなかった場合にステップ128へスキップした
が、この場合もプリワインドのやり直しを行うためにま
ずステップ128で第1モータM1を停止し、それまでフィ
ルムカートリッジ9から送り出したフィルムをカートリ
ッジ9に巻き戻すためステップ129で第1モータM1を逆
転させ、ステップ130からステップ150までの動作を、上
述のステップ174からステップ185までの動作と同じ動作
を行う。ただし、イニシャルローディングの場合にはマ
グネットMgがオフの状態であるので、ステップ142では
第1モータM1の停止だけが行われる。 次に、メインルーチン中においてステップ021で示し
たフィルムの1コマ巻き上げとヘッドチャージ動作の詳
細について、第8図から第15図、第16図および第21,22
図を参照して説明する。 1コマ巻き上げおよびヘッドチャージ動作のサブルー
チンが実行されると、まず最初にステップ201でレリー
ズ禁止フラグがセットされ、誤ってレリーズ釦8を押し
込んでもシャッタレリーズが行われない状態にする。ヘ
ッドチャージをしながらフィルムを1コマ分巻き上げる
ためには、電池に十分な電圧が維持されていなければな
らないので、実際の動作の前にステップ202でバッテリ
チェックを行う。ここで既に電池切れであった場合には
ステップ232で巻き上げ動作が未完であることを、ステ
ップ233では次の巻き上げで書き込むべきデータを、そ
れぞれ不揮発性メモリに記憶させ、ステップ234で『B.
C.OUT』の表示データを出力してメインルーチンのステ
ップ002へ戻る。この場合には、古い電池を新しい電池
に交換する必要がある。 ステップ202のバッテリチェックで十分な電圧が維持
されていた場合には、ヘッドチャージを開始すべくステ
ップ203で第1モータM1を正転させる。このときには、
第12図に示すように、既にプリワインド動作で制御レバ
ー74が下位置に下げられており、第1太陽ギア62の反時
計方向の回転と共に第1遊星ギア64が第1チャージギア
68に噛合する。第1モータM1の回転は、第1チャージギ
ア68から第2チャージギア70を経てチャージカム71に伝
達されることになるが、その動作が第1モータM1の正転
開始後の所定時間内に正常に行われるかを監視するため
に、ステップ204で第1タイマーが所定時間の計測をス
タートし、ステップ205でチャージカム位置検知スイッ
チS6がオフになるかを監視する。所定時間経過後にスイ
ッチS6がオフになっていなければ異常、即ち故障とみな
して総ての動作を停止させる。スイッチS6がオフになれ
ばチャージカム71が動作を始めたと判断できるので、ス
テップ207で第1タイマーをリセットし、ステップ208で
マグネットMgへの通電を開始してヘッドチャージ状態を
保持し、所定時間内にチャージカム71が初期位置に戻る
かをステップ209およびステップ210で監視する。この場
合も所定時間内にスイッチS6がオンにならなければ、故
障とみなして総ての動作を停止させる。スイッチS6が所
定時間内にオンになれば正常に作動してチャージカム71
が初期位置に戻ったことになるので、ステップ211で第
1モータM1を停止させ、続いて1コマ巻き上げを開始す
べくステップ212で第1モータM1を逆転させる。第1モ
ータM1が逆転すると、第14図に示すように、第1遊星ギ
ア64が第12図の状態から時計方向へ公転し、第1チャー
ジギア68から離脱する。これに伴って第15図に示すよう
に、第2遊星ギア65がフォークギア83に噛合し、フィル
ムをカートリッジ9に巻き戻す方向にフォーク23(第6
図参照)を回転駆動する。この駆動時間はフィルム1コ
マ分であるので、ステップ213で第1タイマーをリセッ
トし、その間のフィルム巻き上げ動作中にステップ214
で撮影情報等の磁気データを書き込む。ステップ215で
フォトインタラプタPIの信号が所定時間内にローレベル
からハイレベルに変化するのを監視する。即ち、撮影し
たコマの末尾のパーフォレーションがフォトインタラプ
タPIを通過するかを監視する。所定時間内に信号がハイ
レベルに変化しなければ、ステップ202でのバッテリチ
ェックの結果にも拘わらず所定時間内に1コマ分のフィ
ルムが巻き上げられなかったことになるので、ステップ
216で所定時間経過を判断すると、故障とみなして総て
の動作を停止させる。ステップ215でフォトインタラプ
タPIの信号がハイレベルに変化した場合には、ステップ
217で第1モータM1を停止させ、ステップ218でフォトイ
ンタラプタPIの信号がローレベルになっているかを判別
する。即ち、第1モータM1の停止後に慣性で僅かにフィ
ルムが巻き上げられていれば、次の未撮影コマの頭のパ
ーフォレーションがフォトインタラプタPIの位置に到達
している可能性があるので、そうなっている場合(ロー
レベルになっている場合)にはそのままモータM1を停止
していれば良く(ステップ220)、信号がハイレベルの
ままであればステップ219でモータM1を瞬間的に逆転さ
せて僅かずつ追い巻きを行い、未撮影のコマの頭のパー
フォレーションを正確にフォトインタラプタPIの位置に
来させる。ステップ220でモータM1を停止した後、ステ
ップ221でマグネットMgへの通電も遮断し、第14図に示
すようにパッド73を退避させる。ステップ222でフォト
インタラプタPIのカウンタのカウント数を1だけ下げて
更新する。ステップ223でカウンタのカウント数が0に
なったか否かを判別し、0であった場合には残りのコマ
が0であるので、カートリッジ9から出ている残りのフ
ィルムをカートリッジ9内に全部巻き取るために、第22
図のステップ232で第1モータM1を逆転させ、ステップ2
33からステップ241まで、上述のステップ174からステッ
プ184までの動作と同じ動作を行い、最後にステップ244
で『フィルム終了』の表示をデータ出力し、メインルー
チンのステップ002へ戻る。この場合はフィルムの全コ
マが撮影終了したので、フィルムカートリッジ9は取り
出される。 一方、ステップ223でフォトインタラプタPIのカウン
タのカウント数が0でなかった場合は、まだ未撮影のコ
マが残っているのでステップ224からステップ231まで、
上述のステップ158からステップ166までの動作と同じ動
作を行う。ただし、既にステップ221でマグネットMgへ
の通電は遮断されているので、そのステップだけは行わ
ない。ステップ231からはメインルーチンのステップ002
へ戻る。 最後に、メインルーチン中においてステップ001で示
したバッテリ装填動作について、第23図を参照して説明
する。 バッテリ装填ルーチンが実行されると、まず最初にス
テップ301でレリーズ禁止フラグがセットされる。プリ
ワインド動作や1コマ巻き上げ動作の途中で電池切れを
生じた場合には、不揮発性メモリにその情報が記憶され
ていて、その後の動作を続行することになるので、ステ
ップ302でそのメモリの情報を読み出す。情報の内容が
プリワインド中であればステップ303からステップ306へ
移行してプリワインドを続行し、1コマ巻き上げ動作中
であればステップ304からステップ305へ移行してその動
作を続行する。いずれの場合もステップ314でレリーズ
禁止フラグをリセットしてメインルーチンのステップ00
2へ戻る。 上述の動作途中でなくバッテリが装填された場合に
は、ステップ307からステップ313まで、上述のステップ
158からステップ164までの動作と同じ動作が行われ、最
後にステップ314でレリーズ禁止フラグがリセットされ
てメインルーチンのステップ002へ戻る。ただし、ステ
ップ307でスイッチS6がオンである場合には、まだマグ
ネツトMgへの通電が行われていないので、スイッチS314
へ直接スキップする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカメラの一実施例を示す外観図、
第2図は第1図のカメラの蓋を明けてフィルムカートリ
ッジを挿抜する状態を示す図、第3図は第1図のカメラ
に用いられるフィルムカートリッジの外観図、第4図は
第1図のカメラのカートリッジ室をカメラボディの底面
側から見て示す図、第5図は第4図のV−V線および
V′−V′線矢視の合成断面図、第6図は第4図のVI-V
I線矢視断面図、第7図は本実施例カメラの回路ブロッ
ク図、第8図から第15図はそれぞれフィルム送給機構と
磁気ヘッド部のパッド駆動機構の各状況における動作状
態を示す説明図、第16図は本実施例カメラのフィルム送
給状態と磁気ヘッドおよびフォトインタラプタとの関係
を示す説明図、第17図は本実施例カメラの動作のメイン
ルーチンを示すフローチャート図、第18図から第20図は
本実施例カメラのプリワインド動作のサブルーチンを示
すフローチャート図、第21,22図は本実施例カメラの1
コマ巻き上げおよびヘッドチャージ動作のサブルーチン
を示すフローチャート図、第23図は本実施例カメラのバ
ッテリ装填動作のサブルーチンを示すフローチャート図
である。 9……フィルムカートリッジ、10……蓋体、11……スプ
ール、16……カートリッジ室、36……ロック手段として
の重力作動レバー、37……重り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 学 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 岩田 道広 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭59−226334(JP,A) 特開 昭62−156641(JP,A) 特開 平2−176740(JP,A) 特開 平2−186333(JP,A) 実開 平3−51430(JP,U) 実公 平2−10517(JP,Y2) 特公 昭43−24728(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/00 G03B 17/02 G03B 17/28 G03B 17/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影用フィルムをスプール(11)に巻装し
    て遮光状態で収納したフィルムカートリッジ(9)を、
    該スプール(11)の軸に沿う方向へ挿抜するカートリッ
    ジ室(16)と、 上記カートリッジ室(16)の出入口を開閉する蓋体(1
    0)とを備えたカメラにおいて、 上記カートリッジ室(16)の出入口が下方を向くことに
    よって、上記蓋体(10)の開放動作を規制するロック手
    段(36)を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】上記カートリッジ室(16)の出入口は、カ
    メラボディの底面に形成されている請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】上記ロック手段は、中央部が回動自在に軸
    支されて一方端部に重り(37)を有するレバー部材(3
    6)である請求項1または2記載のカメラ。
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