JP2001355669A - 除振装置 - Google Patents

除振装置

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JP2001355669A
JP2001355669A JP2000176693A JP2000176693A JP2001355669A JP 2001355669 A JP2001355669 A JP 2001355669A JP 2000176693 A JP2000176693 A JP 2000176693A JP 2000176693 A JP2000176693 A JP 2000176693A JP 2001355669 A JP2001355669 A JP 2001355669A
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Hirohito Ito
博仁 伊藤
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成が簡略化されていて、定常偏差の蓄
積を防止すると共に、十分な制振性能を発揮する除振装
置を提供する。 【解決手段】 次数が1次のハイパスフィルタ160と
次数が1次のローパスフィルタ158が直列に接続され
た出力と、ハイパスフィルタ160と次数が2次のロー
パスフィルタ159が直列に接続された出力とを加算し
た信号をフィードフォワードし、該加算された信号がス
テージ106が駆動していないときには概略0になるよ
うに第1および第2のローパスフィルタ158,159
のゲインを調整する。さらに、ハイパスフィルタ160
と第1および第2のローパスフィルタ158,159の
折れ点周波数を、ステージ106の移動による除振台1
64の傾きを打ち消すように、除振装置の制御周波数よ
りも低く、かつステージ106が繰り返しステップする
際に次のステップまでには出力が減衰するように設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体リソグラフ
ィ工程等に用いる投影露光装置、各種精密加工機あるい
は各種精密測定器等で用いられる可動ステージ装置を搭
載し、アクチュエータによる駆動機構を備える除振装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の製造等に用いられる
露光装置として、いわゆるステッパおよびスキャナと呼
ばれる装置が知られている。ステッパは、半導体ウエハ
を投影レンズ下でステップ移動させながら、レチクル上
に形成されているパターン像を投影レンズでウエハ上に
縮小投影し、1枚のウエハ上の複数箇所に順次露光して
いくものである。スキャナは、半導体ウエハを投影レン
ズ下でステップ移動と定速スキャンを繰り返しながら、
レチクル上に形成されているパターン像を投影レンズで
ウエハ上に縮小投影し、1枚のウエハ上の複数箇所に順
次露光していくものである。ステッパおよびスキャナ
は、解像度および重ね合わせ精度の両性能面から露光装
置の主流と見られている。
【0003】図9は、露光装置における本体構造体およ
びウエハステージの搭載例を示す正面図である。同図に
おいて、801はレチクルパターンを照明する照明部、
802は転写すべきパターンを有する原版であるレチク
ル、803はレチクル802上に形成されたパターンを
基板であるウエハ上に投影する投影レンズ、804は投
影レンズを支持する鏡筒支持体である。805は不図示
のウエハを載置するトップステージであり、θ方向、Z
方向、θx方向およびθy方向に移動可能な機能を有し
ている。806はトップステージ805を搭載しX方向
およびY方向に移動可能なXYステージ、808は上面
に案内面を有しXYステージ806および可動ガイド8
07を静圧空気軸受部を介してZ方向に非接触で支持す
るステージベースである。821はY方向のガイド、8
24a,824bはY方向のリニアモータである。80
9はステージベース808を搭載し支持固定する除振台
であり、鏡筒支持体804が一体的に結合されている。
833aは投影レンズ803とXYステージ806との
相対位置を計測するためのレーザ干渉計、816aは投
影レンズ803の焦点位置とウエハ上面間の距離を計測
するフォーカス検出部の投光部、816bは同じくフォ
ーカス検出部の受光部である。
【0004】811は鏡筒支持体804を支持するため
に4カ所に配置された除振パッドおよびアクチュエータ
である(除振パッドおよびアクチュエータは少なくとも
3個必要)。これは、例えばサーボ弁を備えたエアシリ
ンダとして構成されている。また、812はリニアモー
タまたはボイスコイルモータであり、アクチュエータと
して使用される。これらのアクチュエータ812を複数
の変位センサおよび加速度センサの出力に基づいて駆動
(制御)することにより、床からの振動をステージ(X
Yステージ806およびトップステージ805)や除振
台809に伝えない除振性能、およびステージの移動等
により振動しない制振性能を発揮することが除振装置に
求められている。
【0005】図10は、従来例に係る除振台およびステ
ージの制御ブロック図である。ステージ制御器901で
は、ステージ906の制御を行う。目標値波形発生部9
02により発生した目標位置に、レーザ干渉計907に
より計測されたステージ906の位置が一致するよう
に、PID等の補償器904を用いて制御が行われる。
また、応答性を改善するために、目標値波形発生部90
2において加速度波形も同時に発生させ、フィードフォ
ワード(FF)903することも一般的に行われてい
る。
【0006】除振台制御器951では、除振台963の
制御を行う。変位センサ964は除振台963が設置さ
れた床面からの除振台963の位置を検出する。変位セ
ンサ964により検出された除振台963の位置と、目
標値発生部952で発生した目標位置が一致するよう
に、PIDまたはPI等の補償器953で指令値が演算
される。また、加速度センサ965で計測された除振台
963の加速度も補償器954によってフィードバック
され、これにより除振台963の振動減衰特性が向上す
る。これらの指令値は、サーボ弁およびエアシリンダ8
11並びにリニアモータ812に入力され、除振台80
9を駆動する(図9)。
【0007】位置フィードバック系の補償器のゲインを
大きくすると、床振動の除振特性が悪化してしまうた
め、できるだけ小さいゲインの方が望ましい。そのた
め、通常位置フィードバック系の周波数特性は、数[H
z]程度以下になるように設定される。しかし、その分
応答性は悪化してしまうため、ステージ906が移動し
た場合の反力や重心移動に対し、除振台963は応答し
制振することができず、大きく振動してしまう。これを
避けるため、レーザ干渉計907や、加速度計により検
出したステージ906の位置や加速度の情報を、あるい
はステージ制御器901からの位置指令や加速度指令
を、除振台963の駆動装置にフィードフォワードす
る。このことにより、ステージ906が移動した場合
に、除振台963が受ける影響を打ち消す力を発生する
ことができるため、除振台963が揺れることはなくな
る。
【0008】しかし、加速度や速度等の複数の信号をフ
ィードフォワードすると制御装置の構成が複雑になるた
め、構成を簡単にするために加速度信号のみをフィード
フォワードすることがある。例えば、図10より、加速
度目標値をD/A変換905してステージ制御器901
から出力し、除振台制御器951ではA/D変換961
して入力する。加速度信号はステージが駆動していない
ときには0であるため、初期化動作等が必要なく、扱い
が容易である。そのため、アナログ回路により除振台制
御器951を構成することも可能であり、その場合はA
/D変換器961は必要ない。また、速度、位置信号が
必要な場合には、加速度信号を積分することによって容
易に作り出すことができる。
【0009】図10において、加速度信号をそのままフ
ィードフォワードすれば、ステージ駆動反力による振動
を抑えることができる(不図示)。また、積分器958
により加速度信号を積分して速度成分を求めてフィード
フォワードすれば、ステージ移動に伴う荷重の変化分に
よる変位を抑えることができる(図示)。
【0010】このとき、信号に含まれる定常誤差を積分
によって蓄積増幅することを避けるために、ハイパスフ
ィルタ959を用いることが不可欠である。このハイパ
スフィルタ959の折れ点周波数を除振台963の制御
周波数より十分低く設定することにより、除振台963
の応答できない周波数帯域は通過させてフィードフォワ
ードにより補償し、同時に低周波域は通過させずに定常
誤差のみを除去することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したハイ
パスフィルタを用いる場合でも、ステージを繰り返しス
テップ駆動した場合等に、誤差が蓄積し、徐々に定盤
(除振台等)が変位してしまうことがあった。
【0012】例えば、図11に示すように、ステージが
実線で示す加減速波形でステップ移動を繰り返した場合
を考える。ここで、図11は、従来例に係るフィードフ
ォワード信号波形の模式図である。加速度を積分した信
号、すなわち速度は、各ステップ終了後にはステージが
停止しているため0になる。しかし、ハイパスフィルタ
を介した信号は波形が正負で対称でなくなってしまうた
め、積分したとき停止時に完全には0にならない。ステ
ップの間隔が十分空いていれば徐々に0に漸近していく
が、連続してステップした場合には、0になる前に次の
ステップ駆動を行うため、1点鎖線で示すように信号が
徐々に蓄積されていってしまう。蓄積したフィードフォ
ワード入力は、定盤にとっては外乱となってしまい、定
盤を徐々に変位させてしまう。本発明は、上記の問題点
に鑑みてなされたものであり、定常偏差の蓄積を防止す
ると共に、十分な制振性能を発揮する除振装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の除振装置は、除振台と、該除振台上で移動
するステージと、該除振台を支持方向に駆動するアクチ
ュエータと、該除振台の位置を計測する変位センサと、
該除振台の振動を計測する加速度センサと、該変位セン
サおよび該加速度センサの出力に基づいて該除振台の振
動を抑えるべく該アクチュエータを制御する制御装置を
備え、前記制御装置は、ハイパスフィルタと、第1のロ
ーパスフィルタと、第2のローパスフィルタとを介し
て、前記ステージの駆動時の加速度または加速度目標値
をフィードフォワードする手段を有することを特徴とす
る。
【0014】本発明においては、前記除振台は、少なく
とも3個の除振パッドを介して支持されることが好まし
い。また、前記除振装置は、少なくとも1つの前記ステ
ージを備えることができる。また、前記除振装置は、複
数の前記変位センサを備えることができる。また、前記
除振装置は、複数の前記加速度センサを備えることがで
きる。また、前記フィードフォワードする手段は、前記
ステージの駆動によって生じる振動を打ち消すように構
成することができる。また、前記除振装置は、次数が1
次の前記ハイパスフィルタと、次数が1次である前記第
1のローパスフィルタと、次数が2次である前記第2の
ローパスフィルタとを具備し、該ハイパスフィルタと該
第1のローパスフィルタが直列に接続された出力と、該
ハイパスフィルタと該第2のローパスフィルタが直列に
接続された出力とを加算した信号をフィードフォワード
することができる。
【0015】また、前記ステージが駆動直後の停止状態
にあるときに、前記フィードフォワードする加算された
信号は、前記ハイパスフィルタと前記第1のローパスフ
ィルタが直列に接続された出力と、前記ハイパスフィル
タと前記第2のローパスフィルタが直列に接続された出
力とが互いに打ち消すように(加算された信号が概略0
となるように)、前記第1のローパスフィルタと前記第
2のローパスフィルタのゲインが設定されることが好ま
しい。
【0016】また、前記除振装置は、次数が1次の前記
ハイパスフィルタと、次数が1次である前記第1のロー
パスフィルタと、次数が1次である前記第2のローパス
フィルタとを具備し、該ハイパスフィルタと該第1のロ
ーパスフィルタが直列に接続された出力と、該ハイパス
フィルタと該第1のローパスフィルタと該第2のローパ
スフィルタとが直列に接続された出力とを加算した信号
をフィードフォワードすることができる。
【0017】そして、前記ステージが駆動直後の停止状
態にあるときに、前記フィードフォワードする加算され
た信号は、前記ハイパスフィルタと第1のローパスフィ
ルタが直列に接続された出力と、前記ハイパスフィルタ
と第1のローパスフィルタと第2のローパスフィルタが
直列に接続された出力とが互いに打ち消すように(加算
された信号が概略0となるように)、前記第1のローパ
スフィルタと前記第2のローパスフィルタのゲインが設
定されることが好ましい。
【0018】さらに、前記ハイパスフィルタと前記第1
および第2のローパスフィルタの折れ点周波数は、前記
ステージの移動による前記除振台の傾きを打ち消すよう
に、前記除振装置の制御周波数よりも低く、かつ前記ス
テージが繰り返しステップする際に次のステップまでに
は出力が減衰するように設定されることが好ましい。
【0019】本発明の露光装置は、前記除振装置を備え
て露光を行うことができる。本発明の露光装置による半
導体デバイス製造方法は、前記露光装置を含む各種プロ
セス用の製造装置群を半導体製造工場に設置する工程
と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによって半導
体デバイスを製造する工程とを有することができる。
【0020】また、本発明の半導体デバイス製造方法
は、前記製造装置群をローカルエリアネットワークで接
続する工程と、前記ローカルエリアネットワークと前記
半導体製造工場外の外部ネットワークとの間で、前記製
造装置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信す
る工程とをさらに有することができる。
【0021】さらに、本発明の半導体デバイス製造方法
は、前記露光装置のベンダ若しくはユーザが提供するデ
ータベースに前記外部ネットワークを介してアクセスし
てデータ通信によって前記製造装置の保守情報を得る、
若しくは前記半導体製造工場とは別の半導体製造工場と
の間で前記外部ネットワークを介してデータ通信して生
産管理を行うことができる。
【0022】本発明の露光装置を収容する半導体製造工
場は、前記露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群
と、該製造装置群を接続するローカルエリアネットワー
クと、該ローカルエリアネットワークから工場外の外部
ネットワークにアクセス可能にするゲートウェイを有
し、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報をデ
ータ通信することを可能にすることができる。
【0023】本発明の露光装置の保守方法は、半導体製
造工場に設置された前記露光装置の保守方法であって、
前記露光装置のベンダ若しくはユーザが、半導体製造工
場の外部ネットワークに接続された保守データベースを
提供する工程と、前記半導体製造工場内から前記外部ネ
ットワークを介して前記保守データベースへのアクセス
を許可する工程と、前記保守データベースに蓄積される
保守情報を前記外部ネットワークを介して半導体製造工
場側に送信する工程とを有することができる。
【0024】本発明の露光装置は、露光装置において、
ディスプレイと、ネットワークインタフェースと、ネッ
トワーク用ソフトウェアを実行するコンピュータとをさ
らに有し、露光装置の保守情報をコンピュータネットワ
ークを介してデータ通信することを可能にすることがで
きる。
【0025】さらに、前記ネットワーク用ソフトウェア
は、前記露光装置が設置された工場の外部ネットワーク
に接続され前記露光装置のベンダ若しくはユーザが提供
する保守データベースにアクセスするためのユーザイン
タフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネ
ットワークを介して該データベースから情報を得ること
を可能にすることができる。
【0026】
【作用】上記構成等により、本発明の除振装置は、除振
台にフィードフォワードされるステージの加速度信号が
ステージ非駆動時には概略0となり、繰り返しステップ
する場合でも定常偏差が蓄積することなく十分な制振性
能を発揮できる。また、ステージ制御器と除振台制御器
の間の信号は加速度信号だけでよいため、除振装置の構
成を簡略化することができる。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 [実施例1]図1は、本発明の実施例1に係る除振装置
の制御ブロック図である。ステージ制御器101では、
ステージ106の制御を行う。目標値波形発生部102
により発生した目標位置に、レーザ干渉計107により
計測されたステージ106の位置が一致するように、P
ID等の補償器104を用いて指令値が求められる。指
令値はリニアモータ等に入力されて、ステージ106を
駆動する。また、応答性を改善するために、目標値波形
発生部102において加速度波形も同時に発生させ、フ
ィードフォワード(FF)103する。目標値波形発生
部102では、移動時の過渡振動ができるだけ少なくな
り、かつ移動時間ができるだけ少なくなるように、位置
および加速度の波形を演算により求める。ここで、ステ
ージ106は1つに限定するものではなく、2つ以上で
もよい。
【0028】除振台制御器151では、除振台164の
制御を行う。変位センサ165は除振台164が設置さ
れた床面からの除振台164の位置を検出し、また加速
度センサ166は、除振台164の振動による加速度を
検出する。変位センサ165および加速度センサ166
は、除振台164の設計により、除振台164上の同じ
位置に付いているとは限らないため、それぞれ適切な座
標変換156,157を行い、統一した座標系に基づき
制御が行われる。ここで、変位センサ165および加速
度センサ166については、好適に単数または複数個の
変位センサ165および加速度センサ166を設けるこ
とができる。変位センサ165により検出された除振台
164の位置と目標値発生部152で発生した目標位置
が一致するように、PIDまたはPI等の補償器153
によって指令値が演算される。また、加速度センサ16
6により計測された除振台164の加速度も、PIまた
はP等の補償器154によってフィードバックされ、こ
れにより除振台164の振動減衰特性が向上する。これ
らの指令値は、サーボ弁およびエアシリンダ163の配
置に合わせた座標変換を行って入力され、除振台164
を駆動する。
【0029】位置フィードバック系の補償器のゲインを
大きくすると、床振動の除振特性が悪化してしまうた
め、できるだけ小さいゲインの方が望ましい。しかし、
その分応答性は悪化してしまう。通常、位置フィードバ
ック系の周波数特性は、数[Hz]程度以下になるよう
に設定される。ステージ106は数十[Hz]以上の周
波数特性を持つため、ステージ106が移動した場合の
重心移動に対し、除振台164は制振することができ
ず、大きく振動してしまう。これを避けるため、ステー
ジ制御器101の目標値波形発生部102において計算
されたステージ106の加速度から、適切な座標変換1
61を行ってさらに積分を行い、除振台164にフィー
ドフォワードする。また、加速度計を用いてステージ1
06の加速度を計測してもよい。このとき、定常誤差の
蓄積を防ぐため、加速度信号からハイパスフィルタ16
0によって定常成分を除去し、さらに積分はローパスフ
ィルタを疑似積分として用いる。しかし、ハイパスフィ
ルタ160を介した加速度信号の波形が正負で対称でな
くなってしまうため、積分した結果の定常値は完全には
0にならない。図2に本実施例に係るフィードフォワー
ド信号波形の模式図を示すが、ステップ駆動を繰り返す
と、図2の1点鎖線で示したように停止時の信号が徐々
に蓄積されていってしまう。そこで、ハイパスフィルタ
160を通した加速度信号に、2次の疑似積分として2
次ローパスフィルタ(第2のローパスフィルタ)159
をかける。これは位置の信号となるので、図2の破線の
ような形となり、蓄積していく方向は1次のローパスフ
ィルタ(第1のローパスフィルタ)158を通した信号
とは逆方向となるので、適切な比率によって2つの信号
を足し合わせれば、図2の実線で示したように、停止時
の信号をほぼ0にすることができる(ステージの駆動に
よって生じる振動を打ち消す)。また、ステージ106
駆動中の次数が2次である2次ローパスフィルタ159
の信号は、次数が1次である1次ローパスフィルタ15
8の信号に対して十分小さいので、制御特性には影響し
ない。
【0030】図1より、上記したハイパスフィルタ16
0およびローパスフィルタ158,159の折れ点周波
数は、除振台164の制御周波数より十分低く設定する
ことにより、除振台164の応答できない周波数帯域で
は積分として機能し、フィードフォワードにより振動を
補償することができると同時に、それより低い周波数帯
域では定常誤差を除去することができる。ステージ10
6停止時の1次ローパスフィルタ158と2次ローパス
フィルタ159の信号の和は、波形の違いや調整のずれ
により、完全には0にできない。そこで、ハイパスフィ
ルタ160およびローパスフィルタ158,159の折
れ点周波数は、除振台164の制御周波数より十分低
く、制御に影響しない範囲において、ある程度高く設定
しておく。そうすることにより、信号の減衰が速くな
り、残留した1次ローパスフィルタ158と2次ローパ
スフィルタ159の信号の和も、次のステップ駆動まで
には速やかに減衰することができる。
【0031】さらに、加速度信号を積分せずにフィード
フォワードしてもよい(不図示)。これにより、ステー
ジ駆動による反力の影響により、定盤が振動してしまう
ことを抑えることができる。
【0032】本実施例によれば、1次のハイパスフィル
タ160と1次のローパスフィルタ158が直列に接続
された出力と、1次のハイパスフィルタ160と2次の
ローパスフィルタ159が直列に接続された出力とを加
算した信号をフィードフォワードする。この時、加算さ
れた信号は、ステージ106が駆動していないときには
概略0になるように(互いの出力が加算されて打ち消す
ように)各フィルタ160,159,158が調整され
(ゲインが設定され)ていることにより、繰り返しステ
ップする場合でも信号が蓄積して定盤が変位してしまう
ことはない。
【0033】さらに、ハイパスフィルタ160とローパ
スフィルタ158,159の折れ点周波数を、ステージ
106の移動による除振台164の傾きを打ち消すよう
に、前記除振装置の制御周波数よりも低く、かつステー
ジ106が繰り返しステップする際に次のステップまで
には出力が減衰するように設定する。このことにより、
前記和の信号に定常分が若干残留していた場合でも、速
やかに減衰するため、信号が蓄積して定盤が変位してし
まうことはない。
【0034】[実施例2]図3は、本発明の実施例2に
係る除振装置の制御ブロック図である。図3において、
図1と同一の符号は、図1と同様の構成要素を示す。本
実施例においては、第1の1次ローパスフィルタ301
の出力と、その出力をさらに第2の1次ローパスフィル
タ302に直列に接続した出力を加算してフィードフォ
ワードする点が、実施例1と異なる。第1の1次ローパ
スフィルタ301と第2の1次ローパスフィルタ302
を直列に接続した出力は、2次のローパスフィルタ15
9(図1)の出力と等価な2次の疑似積分となるので、
実施例1と等価な効果を得られる。また、2次ローパス
フィルタ159の代わりに、1次ローパスフィルタ15
8(図1)を使うので、回路構成を簡単にできる。
【0035】[半導体生産システムの実施例]次に、上
記説明した除振装置を備える露光装置を利用した半導体
等のデバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
生産システムの例を説明する。これは、半導体製造工場
に設置された製造装置のトラブル対応や定期メンテナン
ス、若しくはソフトウェア提供等の保守サービスを、製
造工場外のコンピュータネットワーク等を利用して行う
ものである。
【0036】図4は、全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、401は半導体デバ
イスの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の
事業所である。製造装置の実例として、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所401内には、製造装置の
保守データベースを提供するホスト管理システム40
8、複数の操作端末コンピュータ410、これらを結ん
でイントラネット等を構築するローカルエリアネットワ
ーク(LAN)409を備える。ホスト管理システム4
08は、LAN409を事業所の外部ネットワークであ
るインターネット405に接続するためのゲートウェイ
と、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を
備える。
【0037】一方、402〜404は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製造工
場402〜404は、互いに異なるメーカに属する工場
であってもよいし、同一のメーカに属する工場(例え
ば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であってもよ
い。各工場402〜404内には、夫々、複数の製造装
置406と、それらを結んでイントラネット等を構築す
るローカルエリアネットワーク(LAN)411と、各
製造装置406の稼動状況を監視する監視装置としてホ
スト管理システム407とが設けられている。各工場4
02〜404に設けられたホスト管理システム407
は、各工場内のLAN411を工場の外部ネットワーク
であるインターネット405に接続するためのゲートウ
ェイを備える。これにより各工場のLAN411からイ
ンターネット405を介してベンダ401側のホスト管
理システム408にアクセスが可能となり、ホスト管理
システム408のセキュリティ機能によって限られたユ
ーザだけがアクセスが許可となっている。具体的には、
インターネット405を介して、各製造装置406の稼
動状況を示すステータス情報(例えば、トラブルが発生
した製造装置の症状)を工場側からベンダ側に通知する
他、その通知に対応する応答情報(例えば、トラブルに
対する対処方法を指示する情報、対処用のソフトウェア
やデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情報等の保
守情報をベンダ側から受け取ることができる。各工場4
02〜404とベンダ401との間のデータ通信および
各工場内のLAN411でのデータ通信には、インター
ネットで一般的に使用されている通信プロトコル(TC
P/IP)が使用される。なお、工場外の外部ネットワ
ークとしてインターネットを利用する代わりに、第三者
からのアクセスができずにセキュリティの高い専用線ネ
ットワーク(ISDN等)を利用することもできる。ま
た、ホスト管理システムはベンダが提供するものに限ら
ずユーザがデータベースを構築して外部ネットワーク上
に置き、ユーザの複数の工場から該データベースへのア
クセスを許可するようにしてもよい。
【0038】さて、図5は、本実施形態の全体システム
を図4とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例では、それぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外
部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介し
て各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報
をデータ通信するものであった。これに対し本例は、複
数のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装
置のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部
ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデー
タ通信するものである。図中、501は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置502、レジスト処理装置503、
成膜処理装置504が導入されている。なお、図5で
は、製造工場501は1つだけ描いているが、実際は複
数の工場が同様にネットワーク化されている。工場内の
各装置はLAN506で接続されてイントラネット等を
構成し、ホスト管理システム505で製造ラインの稼動
管理がされている。一方、露光装置メーカ510、レジ
スト処理装置メーカ520、成膜装置メーカ530等、
ベンダ(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供
給した機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム
511,521,531を備え、これらは上述したよう
に保守データベースと外部ネットワークのゲートウェイ
を備える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホス
ト管理システム505と、各装置のベンダの管理システ
ム511,521,531とは、外部ネットワーク50
0であるインターネット若しくは専用線ネットワークに
よって接続されている。このシステムにおいて、製造ラ
インの一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きる
と、製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが
起きた機器のベンダからインターネット500を介した
遠隔保守を受けることで迅速な対応が可能で、製造ライ
ンの休止を最小限に抑えることができる。
【0039】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェア並びに装置動作用のソフトウェアを実行す
るコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモリ
やハードディスク、若しくはネットワークファイルサー
バ等である。上記ネットワークアクセス用ソフトウェア
は、専用または汎用のウェブブラウザを含み、例えば図
6に一例を示す様な画面のユーザインタフェースをディ
スプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理するオ
ペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機種60
1、シリアルナンバー602、トラブルの件名603、
発生日604、緊急度605、症状606、対処法60
7、経過608等の情報を画面上の入力項目に入力す
る。入力された情報はインターネットを介して保守デー
タベースに送信され、その結果の適切な保守情報が保守
データベースから返信されディスプレイ上に提示され
る。また、ウェブブラウザが提供するユーザインタフェ
ースは、さらに図示のごとくハイパーリンク機能61
0,611,612を実現し、オペレータは各項目の更
に詳細な情報にアクセスしたり、ベンダが提供するソフ
トウェアライブラリから製造装置に使用する最新バージ
ョンのソフトウェアを引出したり、工場のオペレータの
参考に供する操作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりす
ることができる。ここで、保守データベースが提供する
保守情報には、上記説明した本発明に関する情報も含ま
れ、また前記ソフトウェアライブラリは本発明を実現す
るための最新のソフトウェアも提供する。
【0040】次に、上記説明した生産システムを利用し
た半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図7は、
半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示
す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路
設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回
路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステッ
プ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエ
ハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程
と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソ
グラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ス
テップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チッ
プ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、
ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等
の組立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デ
バイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工
程と後工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの
工場毎に上記説明した遠隔保守システムによって保守が
なされる。また、前工程工場と後工程工場との間でも、
インターネットまたは専用線ネットワークを介して生産
管理や装置保守のための情報がデータ通信される。
【0041】図8は、上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製造
機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守がな
されているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もしト
ラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比べて
半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次数が1次のハイパスフィルタと次数が1次のローパス
フィルタが直列に接続された出力と、ハイパスフィルタ
と次数が2次のローパスフィルタが直列に接続された出
力とを加算した信号をフィードフォワードし、該加算さ
れた信号がステージが駆動していないときには概略0に
なるようにフィルタを調整する。また、次数が1次のハ
イパスフィルタと次数が1次のローパスフィルタが直列
に接続された出力と、その出力をさらに1次のローパス
フィルタに直列に接続した出力とを加算した信号をフィ
ードフォワードし、該加算された信号がステージが駆動
していないときには概略0になるようにフィルタを調整
する。さらに、ハイパスフィルタとローパスフィルタの
折れ点周波数を、前記ステージの移動による前記除振台
の傾きを打ち消すように、前記除振装置の制御周波数よ
りも低く、かつ前記ステージが繰り返しステップする際
に次のステップまでには出力が減衰するように設定す
る。
【0043】これらの構成等により、除振台にフィード
フォワードされるステージの加速度信号はステージ非駆
動時には概略0となり、繰り返しステップする場合でも
定常偏差が蓄積することはなく、十分な制振性能を発揮
する除振装置を提供できる。また、ステージ制御器と除
振台制御器の間の信号は加速度信号だけでよいため、除
振装置の構成(回路構成等)を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る除振装置の制御ブロック図で
ある。
【図2】 実施例1に係るフィードフォワード信号波形
の模式図である。
【図3】 実施例2に係る除振装置の制御ブロック図で
ある。
【図4】 本発明の一実施例に係る露光装置を含む半導
体デバイスの生産システムをある角度から見た概念図で
ある。
【図5】 本発明の一実施例に係る露光装置を含む半導
体デバイスの生産システムを別の角度から見た概念図で
ある。
【図6】 本発明の一実施例に係る露光装置を含む半導
体デバイスの生産システムにおけるユーザインタフェー
スの具体例を示す図である。
【図7】 本発明の一実施例に係る露光装置によるデバ
イスの製造プロセスのフローを説明する図である。
【図8】 本発明の一実施例に係る露光装置によるウエ
ハプロセスを説明する図である。
【図9】 露光装置における本体構造体およびウエハス
テージの搭載例を示す正面図であ る。
【図10】 従来例に係る除振台およびステージの制御
ブロック図である。
【図11】 従来例に係るフィードフォワード信号波形
の模式図である。
【符号の説明】
101,901:ステージ制御器、102,902:目
標値波形発生部 、103,903:加速度波形FF、
104,153,154,904,953,954:補
償器、105,905:D/A、106,906:ステ
ージ、107,907:レーザ干渉計、151,95
1:除振台制御器、152,952:目標値発生部、1
55,156,157,161,955,956,95
7,960:座標変換、158:1次ローパスフィル
タ、159:2次ローパスフィルタ、160,959:
ハイパスフィルタ、162,961:A/D、163,
962:エアシリンダ、164,963:除振台、16
5,964:変位センサ、166,965:加速度セン
サ、301:第1の1次ローパスフィルタ、302:第
2の1次ローパスフィルタ、401:ベンダの事業所、
402,403,404:製造工場、405:インター
ネット、406:製造装置、407:工場のホスト管理
システム、408:ベンダ側のホスト管理システム、4
09:ベンダ側のローカルエリアネットワーク(LA
N)、410:操作端末コンピュータ、411:工場の
ローカルエリアネットワーク(LAN)、500:外部
ネットワーク、501:製造装置ユーザの製造工場、5
02:露光装置、503:レジスト処理装置、504:
成膜処理装置、505:工場のホスト管理システム、5
06:工場のローカルエリアネットワーク(LAN)、
510:露光装置メーカ、511:露光装置メーカの事
業所のホスト管理システム、520:レジスト処理装置
メーカ、521:レジスト処理装置メーカの事業所のホ
スト管理システム、530:成膜装置メーカ、531:
成膜装置メーカの事業所のホスト管理システム、60
1:製造装置の機種、602:シリアルナンバー、60
3:トラブルの件名、604:発生日、605:緊急
度、606:症状、607:対処法、608:経過、6
10,611,612:ハイパーリンク機能、801:
照明部、802:レチクル、803:投影レンズ、80
4:鏡筒支持体、805:トップステージ、806:X
Yステージ、807:可動ガイド、808:ステージベ
ース、809:除振台、811:エアシリンダ、81
2:リニアモータ、816a:フォーカス検出部の投光
部、816b:フォーカス検出部の受光部、821:Y
方向のガイド、824a,824b:Y方向のリニアモ
ータ、833:レーザ干渉計、958:積分器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 502G 503F Fターム(参考) 3J048 AA01 AB08 AB11 AD02 DA01 EA07 EA13 5F046 AA23 AA28 DA04 DD06 5H004 GA09 GB15 HA07 HA09 HA12 HB07 HB09 HB12 JA03 JA08 JB02 JB19 KB01 KB33 KB39 MA12 MA13 MA42 MA43

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除振台と、該除振台上で移動するステー
    ジと、該除振台を支持方向に駆動するアクチュエータ
    と、該除振台の位置を計測する変位センサと、該除振台
    の振動を計測する加速度センサと、該変位センサおよび
    該加速度センサの出力に基づいて該除振台の振動を抑え
    るべく該アクチュエータを制御する制御装置とを備え、 前記制御装置は、ハイパスフィルタと、第1のローパス
    フィルタと、第2のローパスフィルタとを介して、前記
    ステージの駆動時の加速度または加速度目標値をフィー
    ドフォワードする手段を有することを特徴とする除振装
    置。
  2. 【請求項2】 前記除振台は、少なくとも3個の除振パ
    ッドを介して支持されることを特徴とする請求項1に記
    載の除振装置。
  3. 【請求項3】 前記除振装置は、少なくとも1つの前記
    ステージを備えることを特徴とする請求項1または2に
    記載の除振装置。
  4. 【請求項4】 前記除振装置は、複数の前記変位センサ
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の除振装置。
  5. 【請求項5】 前記除振装置は、複数の前記加速度セン
    サを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の除振装置。
  6. 【請求項6】 前記フィードフォワードする手段は、前
    記ステージの駆動によって生じる振動を打ち消すように
    構成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の除振装置。
  7. 【請求項7】 前記除振装置は、次数が1次の前記ハイ
    パスフィルタと、次数が1次である前記第1のローパス
    フィルタと、次数が2次である前記第2のローパスフィ
    ルタとを具備し、該ハイパスフィルタと該第1のローパ
    スフィルタが直列に接続された出力と、該ハイパスフィ
    ルタと該第2のローパスフィルタが直列に接続された出
    力とを加算した信号をフィードフォワードすることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の除振装置。
  8. 【請求項8】 前記ステージが駆動直後の停止状態にあ
    るときに、前記フィードフォワードする加算された信号
    は、前記ハイパスフィルタと前記第1のローパスフィル
    タが直列に接続された出力と、前記ハイパスフィルタと
    前記第2のローパスフィルタが直列に接続された出力と
    が互いに打ち消すように、前記第1のローパスフィルタ
    と前記第2のローパスフィルタのゲインが設定されるこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の除振装
    置。
  9. 【請求項9】 前記除振装置は、次数が1次の前記ハイ
    パスフィルタと、次数が1次である前記第1のローパス
    フィルタと、次数が1次である前記第2のローパスフィ
    ルタとを具備し、該ハイパスフィルタと該第1のローパ
    スフィルタが直列に接続された出力と、該ハイパスフィ
    ルタと該第1のローパスフィルタと該第2のローパスフ
    ィルタとが直列に接続された出力とを加算した信号をフ
    ィードフォワードすることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の除振装置。
  10. 【請求項10】 前記ステージが駆動直後の停止状態に
    あるときに、前記フィードフォワードする加算された信
    号は、前記ハイパスフィルタと第1のローパスフィルタ
    が直列に接続された出力と、前記ハイパスフィルタと第
    1のローパスフィルタと第2のローパスフィルタが直列
    に接続された出力とが互いに打ち消すように、前記第1
    のローパスフィルタと前記第2のローパスフィルタのゲ
    インが設定されることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、9のいずれかに記載の除振装置。
  11. 【請求項11】 前記ハイパスフィルタと前記第1およ
    び第2のローパスフィルタの折れ点周波数は、前記ステ
    ージの移動による前記除振台の傾きを打ち消すように、
    前記除振装置の制御周波数よりも低く、かつ前記ステー
    ジが繰り返しステップする際に次のステップまでには出
    力が減衰するように設定されることを特徴とする請求項
    1〜10のいずれかに記載の除振装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の除
    振装置を備えて露光を行うことを特徴とする露光装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の露光装置を含む各
    種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設置する
    工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによって
    半導体デバイスを製造する工程とを有することを特徴と
    する半導体デバイス製造方法。
  14. 【請求項14】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有することを特徴とする
    請求項13に記載の半導体デバイス製造方法。
  15. 【請求項15】 前記露光装置のベンダ若しくはユーザ
    が提供するデータベースに前記外部ネットワークを介し
    てアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守
    情報を得る、若しくは前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項14
    に記載の半導体デバイス製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の露光装置を含む各
    種プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を接続する
    ローカルエリアネットワークと、該ローカルエリアネッ
    トワークから工場外の外部ネットワークにアクセス可能
    にするゲートウェイを有し、前記製造装置群の少なくと
    も1台に関する情報をデータ通信することを可能にする
    ことを特徴とする半導体製造工場。
  17. 【請求項17】 半導体製造工場に設置された請求項1
    2に記載の露光装置の保守方法であって、前記露光装置
    のベンダ若しくはユーザが、半導体製造工場の外部ネッ
    トワークに接続された保守データベースを提供する工程
    と、前記半導体製造工場内から前記外部ネットワークを
    介して前記保守データベースへのアクセスを許可する工
    程と、前記保守データベースに蓄積される保守情報を前
    記外部ネットワークを介して半導体製造工場側に送信す
    る工程とを有することを特徴とする露光装置の保守方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項12に記載の露光装置におい
    て、ディスプレイと、ネットワークインタフェースと、
    ネットワーク用ソフトウェアを実行するコンピュータと
    をさらに有し、露光装置の保守情報をコンピュータネッ
    トワークを介してデータ通信することを可能にすること
    を特徴とする露光装置。
  19. 【請求項19】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダ若しくはユーザが提供する
    保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
    ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
    ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
    能にすることを特徴とする請求項18に記載の露光装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005085671A1 (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Nikon Corporation 防振装置、露光装置、及び防振方法
JP2012002731A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Nuflare Technology Inc 検査装置および検査方法

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