JP2001354907A - 光硬化性着色塗料組成物 - Google Patents

光硬化性着色塗料組成物

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JP2001354907A JP2000177793A JP2000177793A JP2001354907A JP 2001354907 A JP2001354907 A JP 2001354907A JP 2000177793 A JP2000177793 A JP 2000177793A JP 2000177793 A JP2000177793 A JP 2000177793A JP 2001354907 A JP2001354907 A JP 2001354907A
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健二 今中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グレー乃至ブラック色に調色され、しかも光
硬化性、平滑性、ツヤ感などがすぐれている、特に中塗
り塗料として好適な光硬化性着色塗料、及びそれを使用
した塗膜形成方法に関する。 【構成】 補色関係にある複数の有彩色顔料を併用して
マンセルチャートN値で2〜10のグレー乃至ブラック
色に調色され、かつ波長380〜430nmの光線によ
る塗膜の光線透過率が0.5%以上である着色塗膜を形
成する紫外線硬化性着色塗料、及びこの紫外線硬化性着
色塗料を中塗り塗料として塗装し、その塗膜を紫外線照
射により硬化した後、その塗面に上塗り塗料を塗装する
ことを特徴とする塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グレー乃至ブラッ
ク色に調色され、しかも光硬化性、平滑性、ツヤ感など
がすぐれている、特に中塗り塗料として好適な光硬化性
着色塗料、及びそれを使用した塗膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】重合性不飽和化合物及び光重
合開始剤を主成分とする光硬化性塗料に着色顔料を配合
してなる着色塗料塗膜を、活性光線の照射により硬化せ
しめる試みがなされているが、しかしながら、着色塗膜
への活性光線の透過性が不十分なために、特に塗膜深部
まで架橋硬化反応を十分に行わしめることは困難であ
り、その塗膜の平滑性、ツヤ感などが劣るという欠陥を
有している。
【0003】本発明は光硬化性着色塗料組成物における
このような欠陥を解消することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、目的を達
成すべく鋭意研究を行なった結果、今回、補色関係にあ
る複数の有彩色顔料を併用してマンセルチャートN値で
2〜10のグレー乃至ブラック色に調色することによ
り、波長380〜430nmの光線による塗膜の光線透
過率が0.5%以上である着色塗膜が形成され、紫外線
照射による硬化性がすぐれた着色塗料として有用である
ことを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、補色関係にある複数
の有彩色顔料を併用してマンセルチャートN値で2〜1
0のグレー乃至ブラック色に調色され、かつ波長380
〜430nmの光線による塗膜の光線透過率が0.5%
以上である着色塗膜を形成する紫外線硬化性着色塗料
(以下、「本塗料」という)が提供される。
【0006】さらに、本発明は、本塗料を中塗り塗料と
して塗装し、その塗膜を紫外線照射により硬化してか
ら、その塗面に上塗り塗料を塗装することを特徴とする
塗膜形成方法(以下、「本方法」という)を提供する。
【0007】以下に、本塗料及び本方法についてさらに
詳細に説明する。
【0008】本塗料は、補色関係にある複数の有彩色顔
料を併用してマンセルチャートN値で2〜10のグレー
乃至ブラック色に調色され、かつ波長380〜430n
mの光線による塗膜の光線透過率が0.5%以上である
着色塗膜を形成する紫外線硬化性着色塗料である。
【0009】本塗料において、補色関係にある複数の有
彩色顔料とは、例えば、マンセルの色相環でお互いほぼ
反対の位置にある有彩色の2色の顔料のことである。本
塗料では、この補色関係にある2色以上の着色顔料を、
マンセルチャートN値で2〜10、好ましくは3〜8の
範囲内に含まれるグレー乃至ブラック色の無彩色になる
ような比率で混合調色することが必要である。補色関係
にある有彩色の組合わせとして、例えば、赤と青緑、青
と黄赤、黄と青紫、緑と赤紫、紫と黄緑などがあげられ
る。かかる有彩色顔料としては既知のソリッドカラー顔
料が使用でき、例えば、カドミウムレッド、モリブデン
レッド、クロムエロ−、酸化クロム、プルシアンブル
−、コバルトブル−、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、
キナクリドン顔料、イソインドリン顔料、スレン系顔
料、ペリレン顔料などがあげられるが、これらのみに限
定されない。
【0010】このようなグレー乃至ブラック色の無彩色
は、白色顔料と黒色顔料とを混合しても得られるが、こ
のような無彩色顔料を組み合せて得られる色は、光透過
性が十分でなく、紫外線による塗膜の硬化性が劣るの
で、本発明の目的が達成できない。
【0011】本塗料は、補色関係にある複数の有彩色顔
料を併用してマンセルチャートN値で2〜10のグレー
乃至ブラック色に調色された顔料成分(以下、「補色顔
料成分」という)を含有し、これを重合性不飽和化合物
(A)、光重合開始剤(B)などに混合分散せしめるこ
とにより得られる。
【0012】重合性不飽和化合物(A)は、1分子中に
重合性不飽和結合を1個以上、さらに必要に応じて水酸
基を有する化合物であって、その数平均分子量は、通
常、100〜100000、特に300〜10000の
範囲内が適している。具体的には、下記に示す化合物が
あげられる。
【0013】1)式、Ph−O−(C24O)n−OC
HC=CH2(式中、Phはフェノール基又は炭素数1
5以下のアルキル基が置換したフェノール基、nは1〜
6の整数である)で示されるフェノールエチレンオキサ
イド変性アクリレート、2−エチルヘキシルカルビトー
ルアクリレート、N−ビニルピロリドン、ビスフェノー
ルAエチレンオキサイド変性ジアクリレート、イソシア
ヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート、トリプ
ロピレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリト
ールジアクリレートモノステアレート、テトラエチレン
グリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジ
アクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロ
パンプロピレンオキサイド変性トリアクリレート、イソ
シアヌル酸エチレンオキサイド変性トリアクリレート、
トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変性トリア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタ及びヘキサ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ポリウレタンの両末端水酸基に2モルのアクリル酸
を付加させたオリゴマー、ω−カルボキシーポリカプロ
ラクトンモノアクリレート、フタル酸モノヒドロキシエ
チルアクリレート、アクリル酸ダイマー、2−ヒドロキ
シー3−フェノキシプロピルアクリレート、ポリエステ
ルの末端水酸基に2モル以上のアクリル酸を付加したオ
リゴマーなど。
【0014】2)炭素数が1〜20個のモノアルコール
類と(メタ)アクリル酸などのカルボキシル基含有重合
性不飽和化合物とのモノエステル化物、例えば、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
ステアリルなど。
【0015】3)炭素数が2個以上、好ましくは2〜1
0個のグリコ−ル類と(メタ)アクリル酸などのカルボ
キシル基含有重合性不飽和化合物とのモノ又はジ−エス
テル化物、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
−ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、エチ
レンジ(メタ)アクリレ−ト、プロピルジ(メタ)アク
リレ−トなど。
【0016】4)エポキシ基、さらに必要に応じて水酸
基を有する化合物のエポキシ基に、カルボキシル基含有
重合性不飽和化合物を付加せしめてなる化合物。エポキ
シ基、さらに必要に応じて水酸基を有する化合物は、例
えば、エポキシ基含有不飽和化合物、さらに必要に応じ
て水酸基含有不飽和化合物、その他の不飽和化合物を重
合することにより得られる。エポキシ基含有不飽和化合
物として、グリシジル(メタ)アクリレ−トなどがあげ
られ、水酸基含有不飽和化合物としては上記3)で例示
したモノエステル化物が好適に使用できる。その他の不
飽和化合物は、水酸基やエポキシ基を有さない重合性不
飽和化合物であって、上記2)で例示したモノエステル
化物;炭素数2〜10のグリコ−ルと(メタ)アクリル
酸とのジエステル化物;(メタ)アクリル酸メトキシブ
チル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)ア
クリル酸エトキシブチルなどのアクリル酸又はメタクリ
ル酸の炭素数2〜18のアルコキシアルキルエステル;
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アク
リロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニルなどのビニル化
合物などがあげられる。また、この重合体のエポキシ基
に付加せしめるカルボキシル基含有重合性不飽和化合物
としては、アクリル酸又はメタクリル酸などが好適に使
用できる。
【0017】5)カルボキシル基、さらに必要に応じて
水酸基を併存する化合物に含まれるカルボキシル基に、
エポキシ基含有不飽和化合物を付加せしめてなる化合
物。カルボキシル基、さらに必要に応じて水酸基を有す
る化合物は、例えば、カルボキシル基含有重合性不飽和
化合物、さらに必要に応じて水酸基含有不飽和化合物、
その他の不飽和化合物を使用して、これらを既知の方法
で共重合することにより得られる。これらの不飽和化合
物としては、上記2)〜4)で例示したものが使用でき
る。さらに、カルボキシル基を有するポリエステル樹脂
も使用できる。
【0018】6)エポキシ基を有する化合物(実質的に
水酸基は含んでいない)に、カルボキシル基含有不飽和
化合物を付加せしめてなる化合物。エポキシ基を有する
化合物としては、上記のエポキシ基含有不飽和化合物、
必要に応じてその他の不飽和化合物を使用してなる重合
体;ビスフェノ−ルのグリシジルエ−テル類;グリシジ
ルエステル類;脂環式エポキシ樹脂などがあげられる。
カルボキシル基含有不飽和化合物としては上記したもの
が使用できる。この付加反応は、エポキシ基とカルボキ
シル基との開環エステル化反応であって、この反応によ
り、2級水酸基と重合性不飽和結合が同時に導入でき
る。
【0019】7)水酸基含有化合物の水酸基の一部又は
すべてに、ジイソシアネ−ト化合物と水酸基含有不飽和
化合物との等モル付加物を付加せしめた化合物。水酸基
含有化合物としては、例えば、水酸基含有不飽和化合
物、さらに必要に応じてその他の不飽和化合物を使用し
てなる重合体;水酸基を有せしめたポリエステル樹脂;
水酸基を有するポリエ−テル樹脂などがあげられる。エ
チレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、トリメチロ
−ルプロパンなどの低分子量多価アルコ−ルなども水酸
基含有化合物として使用できる。さらに、この低分子量
多価アルコ−ルの水酸基にε−カプロラクトンのような
環状エステルを開環付加反応させてその末端に水酸基を
有せしめたものも水酸基含有化合物として包含される。
ジイソシアネ−ト化合物は、1分子中に2個のイソシア
ネ−ト基を有する化合物であり、例えば、トリレンジイ
ソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、キ
シリレンジイソシアネ−ト、ナフタレンジイソシアネ−
トなどの芳香族ジイソシアネ−ト;テトラメチレンジイ
ソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、ダイ
マ−酸ジイソシアネ−ト、リジンジイソシアネ−トなど
の脂肪族ジイソシアネ−ト;メチレンビス(シクロヘキ
シルイソシアネ−ト)、イソホロンジイソシアネ−ト、
メチルシクロヘキサンジイソシアネ−ト、シクロヘキサ
ンジイソシアネ−ト及びシクロペンタンジイソシアネ−
トなどの脂環族ジイソシアネ−トなどがあげられる。水
酸基含有不飽和化合物としては上記した化合物が使用で
きる。
【0020】ジイソシアネ−ト化合物と水酸基含有不飽
和化合物との等モル付加物の1分子中にはイソシアネ−
ト基と重合性不飽和結合とが1個ずつ併存している。こ
の付加物のイソシアネ−ト基を、水酸基含有化合物の水
酸基の一部もしくは全部とウレタン化反応させることに
より、重合性不飽和結合、さらには水酸基を導入するこ
とができる。また、1分子中にイソシアネ−ト基及び重
合性不飽和結合を併存する化合物として、例えば、イソ
シアネ−トエチルメタクリレ−ト、ジメチルメタイソイ
ソプロペニルベンジルイソシアネ−ト(通称、TMI)
なども使用できる。
【0021】重合性不飽和化合物(A)は、1分子中に
重合性不飽和結合、さらに必要に応じて水酸基を有して
おり、その数平均分子量は、通常、100〜10000
0、特に200〜10000の範囲内が適しており、重
合性不飽和結合は1分子中に1以上が適している。
【0022】光重合開始剤(B)は、活性エネルギ−線
の照射により、重合性不飽和化合物(A)による架橋
(重合)反応を促進させるためのものであり、例えば、
ベンゾイン、ベンゾインメチルエ−テル、ベンゾインエ
チルエ−テル、2−メチルベンゾイン、ベンジル、ベン
ジルジメチルケタ−ル、ジフェニルスルフィド、テトラ
メチルチウラムモノサルファイド、ジアセチル、エオシ
ン、チオニン、ミヒラ−ケトン、アントラセン、アント
ラキノン、アセトフェノン、α−ヒドロキシイソブチル
フェノン、p−イソプロピルαヒドロキシイソブチルフ
ェノン、α・α´ジクロル−4−フェノキシアセトフェ
ノン、1−ヒドロキシ−1−シクロヘキシルアセトフェ
ノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、メチルベンゾイルフォルメイト、2−メチル−1−
[4−(メチルチオ)フェニル]・2・モルフォリノ−
プロペン、チオキサントン、ベンゾフェノン、2,2−
ジメトキシ−1、2−ジフェニルエタン−1−オン、1
−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、1
−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、ベ
ンゾフェノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)
フェニル]−2−モンフォリノプロパノン1、2−ベン
ジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフ
ェニル)−ブタノン1、2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニル−プロパン−1−オン、2,4,6−トリ
メチルベンゾイルジフェニル−フォスフィンオキサイ
ド、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニ
ル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1
オン、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス(2,6−
ジフルオロ−3−(ピル−イル)チタニウム)、2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、ビスアシルフォスフィンオキサイド、ビス(2,
4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオ
キサイド、(η5 −2,4−シクロペンタジエン−1
−イル)[(1,2,3,4,5,6−η)−(1−メ
チルエチル)ベンゼン]−アイアン(1+)−ヘキサフ
ルオロフォスフェイト(1−)などがあげられる。光重
合開始剤(B)は、重合性不飽和化合物(A)100重
量部(固形分)あたり、0.1〜10重量部、特に0.
5〜5重量部が適している。
【0023】補色顔料成分の配合比率は、重合性不飽和
化合物(A)100重量部(固形分)あたり、5〜20
0重量部、特に10〜100重量部の範囲内が適してい
る。
【0024】本塗料は、上記した補色顔料成分、重合性
不飽和化合物(A)及び光重合開始剤(B)を必須成分
としており、これらを有機溶剤及び(又は)水に混合せ
しめることによって得られ、その塗膜の色調はマンセル
チャートN値で2〜10のグレー乃至ブラック色に調色
され、かつ波長380〜430nmの光線による塗膜の
光線透過率が0.5%以上である着色塗膜を形成する紫
外線硬化性着色塗料である。そして、本塗料により形成
される硬化単独塗膜の白黒隠蔽膜厚(この塗膜を透して
被塗面の白黒市松模様の白黒の境界線が目視できない最
小膜厚)は20μm又はそれ以下であることも可能であ
る。
【0025】本塗料の単独硬化塗膜の光線透過率は、分
光光度計を用いて、膜厚(硬化塗膜)30μmにおける
波長380〜430nmの光線の分光透過率の積分値で
示したものである。本塗料には、上記した成分に加え
て、水酸基含有樹脂、(ブロック)ポリイソシアネート
化合物、メラミン樹脂、その他の顔料などを適宜、目的
に応じて含有せしめることができる。
【0026】その他の顔料としては、例えば、酸化チタ
ンやカーボンブラックのような無彩色顔料、タルク、ク
レ−、カオリン、バリタ、硫酸バリウム、炭酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナホワイトなどの
体質顔料などを使用することができ、これらの配合量は
塗膜の光線透過率が上記した範囲を逸脱しない程度であ
るあることが好ましい。
【0027】本塗料は、その色調がグレー乃至ブラック
調であるために、最上層の上塗り塗料よりも、中塗り塗
料として使用することが好ましい。
【0028】具体的には、被塗物としては、金属製、プ
ラスチック製の自動車や電気製品などの外板部及び内板
部が好適にあげられ、これらは、本塗料の塗装に先立っ
てカチオン電着塗料などの下塗り塗料などをあらかじめ
塗装しておくことが好ましい。
【0029】本塗料の塗装時の粘度を20〜40秒/フ
ォ−ドカップ#4/20℃になるように調整し、静電塗
装、エアレススプレ−、エアスプレ−などにより塗装す
ることができる。その塗装膜厚は硬化塗膜で50μm以
下、特に5〜40μmの範囲内が好ましい。
【0030】かくして塗装された本塗料の塗膜は、必要
により室温又は60℃以下の温度で乾燥して有機溶剤な
どを揮散除去したのち、その塗面に波長が200〜40
0nmの紫外線などの活性光線を照射せしめることによ
り、ゲル分率を基準に、85重量%以上、さらには90
〜100重量%に硬化させることができる。活性光線の
発生装置としては、水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高
圧水銀ランプ、キセノンランプ、カ−ボンア−ク、メタ
ルハライド、ガリウムランプ、ケミカルランプ、無電極
ランプなどがあげられる。活性光線(紫外線)の照射量
は特に制限されないが、通常、約10〜3000mj/
cm2 の範囲内が好ましい。これらの照射時間は、1
秒〜1分間、特に2〜15秒程度が適している。
【0031】本組成物の塗膜を活性光線の照射により硬
化した後、その塗面に、さらに上塗り塗料を塗装するこ
とも可能である。
【0032】本方法は、本塗料を中塗り塗料として上記
のように塗装し、その塗膜を紫外線照射により硬化して
から、その塗面に上塗り塗料を塗装することを特徴とす
る塗膜形成方法である。
【0033】上塗り塗料として、ソリッドカラ−塗料、
メタリック塗料、クリヤ塗料などの熱硬化性塗料が好適
に使用することができ、これらを適宜組み合わせること
によりソリッドカラ−仕上げ又はメタリック仕上げの上
塗り塗膜が形成される。
【0034】ソリッドカラ−塗料は、基体樹脂、架橋
剤、ソリッドカラ−顔料及び有機溶剤を含有する熱硬化
性塗料が使用できる。基体樹脂としては、例えば、水酸
基、カルボキシル基、シラノ−ル基、エポキシ基などの
架橋性官能基を含有する、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリ
コン含有樹脂などがあげられ、また、架橋剤としては、
これらの官能基と反応しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、
(ブロック)ポリイソシアネ−ト化合物、エポキシ化合
物または樹脂、カルボキシル基含有化合物または樹脂、
酸無水物、アルコキシシラン基含有化合物または樹脂な
どがあげられる。
【0035】メタリック塗料は、基体樹脂、架橋剤、メ
タリック顔料及び有機溶剤を含有する熱硬化性塗料であ
り、このうち基体樹脂、架橋剤及び有機溶剤としては、
ソリッドカラ−塗料について例示したものが使用でき
る。また、メタリック顔料としては、例えば、りん片状
のアルミニウム、蒸着アルミニウム、酸化アルミニウ
ム、雲母、金属酸化物で表面被覆した雲母、雲母状酸化
鉄などが包含される。
【0036】クリヤ塗料は、ソリッドカラ−塗料につい
て述べたと同様の基体樹脂、架橋剤及び有機溶剤を含有
し、さらに必要に応じて着色顔料やメタリック顔料を塗
膜の透明性を阻害しない程度に配合してなる熱硬化性塗
料が好ましい。
【0037】本方法により、これらのソリッドカラ−塗
料、メタリック塗料及びクリヤ塗料を用いて上塗り塗膜
を形成するための具体的方法としては、次のような方法
があげられる。
【0038】a)本塗料の硬化塗膜面(中塗り塗膜)
に、ソリッドカラ−塗料、さらに必要に応じてクリヤ塗
料を塗装した後、加熱して、上塗り塗膜を硬化させて複
層塗膜を形成する。
【0039】b)本塗料の硬化塗膜面(中塗り塗膜)
に、メタリック塗料及びクリヤ塗料を塗装した後、加熱
して、本組成物の塗膜及びこれらの上塗り塗膜を同時に
硬化させて複層塗膜を形成する。
【0040】これらのソリッドカラ塗料、メタリック塗
料及びクリヤ塗料などの塗装は既知の方法に基づいて行
なうことができる。
【0041】
【発明の効果】本塗料は、補色関係にある複数の有彩色
顔料を併用してマンセルチャートN値で2〜10のグレ
ー乃至ブラック色に調色されており、その結果、塗膜の
光線透過率を0.5%以上にすることが可能になり、紫
外線硬化性着色塗料として極めて有用である。つまり、
補色関係にある複数の有彩色顔料組み合せて、マンセル
チャートN値で2〜10、好ましくは3〜8の範囲内に
含まれるグレー乃至ブラック色の無彩色になるような比
率で混合調色することが必要である。したがって、白色
顔料と黒色顔料とを混合してマンセルチャートN値で2
〜10に調整しても、その塗膜の光透過性が十分でな
く、紫外線硬化性が劣るので、本発明の目的が達成でき
ない。
【0042】さらに本塗料は、かかる着色顔料を併用す
ると、その白黒隠蔽膜厚(この塗膜を透して被塗面の白
黒市松模様の白黒の境界線が目視できない最小膜厚)は
20μm又はそれ以下であって隠蔽性がすぐれており、
しかも紫外線の透過性が良好であるという効果を有して
いる。本塗料による塗膜は灰色系であるために、中塗り
塗料として使用することが特に好ましい。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例について説
明する。なお、部及び%はいずれも重量基準である。塗
膜の膜厚は硬化塗膜を基準にしている。
【0044】1.被塗物:りん酸亜鉛化成処理を施した
厚さ0.8mmのダル鋼板上に熱硬化性エポキシ樹脂系
カチオン電着塗料(「エレクロン#9600」関西ペイ
ント社製、商品名)を硬化膜厚が約20μになるように
電着塗装し、170℃で30分加熱し硬化させて被塗物
とした。
【0045】2.実施例及び比較例 実施例 1 イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート
50部、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変
性トリアクリレート50部、イルガキュア819(チバ
スペシャリティケミカルズ社製、商品名、光重合開始
剤、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニ
ルホスフィンオキサイド)1部、チタン白顔料(「JR
503」、テイカ社製、商品名)20部、赤色顔料
(「マルーンR−6436」、バイエル社製、商品名)
0.4部、緑色顔料(「GREEN−S」、大日本イン
キ化学工業社製、商品名)0.3部を有機溶剤(キシレ
ン)の存在下で均一に混合分散して、粘度を15〜25
秒/フォ−ドカップ#4/20℃になるように有機溶剤
を配合して調整した。
【0046】実施例 2 イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート
50部、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変
性トリアクリレート50部、「イルガキュア819」1
部、チタン白顔料(「JR503」)20部、赤色顔料
(「トダカラーKNO」、戸田工業社製、商品名)0.
2部、黄色顔料(「TAROX LL−XLO」、チタ
ン工業社製、商品名)0.4部、青色顔料(「BLUE
5030L」、大日本インキ化学工業社製、商品名)
0.1部を有機溶剤(キシレン)の存在下で均一に混合
分散して、粘度を15〜25秒/フォ−ドカップ#4/
20℃になるように有機溶剤を配合して調整した。
【0047】比較例 1 イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート
50部、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変
性トリアクリレート50部、「イルガキュア819」1
部、チタン白顔料(「JR503」)20部、黒色顔料
(「MA100B」、三菱化学社製、商品名)0.3部
を有機溶剤(キシレン)の存在下で均一に混合分散し
て、粘度を15〜25秒/フォ−ドカップ#4/20℃
になるように有機溶剤を配合して調整した。
【0048】3.性能試験結果 被塗物に実施例及び比較例で得た塗料組成物を膜厚20
μm、40μmになるように塗装し、室温で3分間放置
してから、ガリウムランプを使用して、紫外線を200
0mj/cm2照射した後、「アミラック黒」(関西ペ
イント社製、商品名、ポリエステル樹脂・メラミン系熱
硬化性黒色有機溶剤型塗料)を膜厚30μmに塗装し、
140℃で30分間加熱して硬化せしめた。これらの試
験塗板などにより、隠蔽膜厚、平滑性、光硬化性、色調
(N値)、上塗り塗面平滑性などについて調べた。その
結果を表1に示した。このうち、隠蔽膜厚、平滑性、光
硬化性、色調(N値)は実施例1,2及び比較例1で得
た光硬化製着色塗料(本塗料)の単独塗膜についての結
果である。
【0049】試験方法は下記のとおりである。
【0050】隠蔽膜厚:白黒市松模様の被塗面に実施例
及び比較例で得た本塗料を塗装し、その塗膜を透して白
黒模様が目視できない最小硬化膜厚を調べた。単位μ
m。
【0051】平滑性:目視判定。○は良好、△は少し劣
る、×は非常に劣るを示す。
【0052】光硬化性:ガラス板に実施例及び比較例で
得た本塗料を膜厚20μm、40μmに塗装し、ガリウ
ムランプを使用して、紫外線を2000mj/cm2
射したのち、アセトンの還流温度で3時間抽出を行なっ
たのちの塗膜残存率を調べた。
【0053】色調:マンセルチャートN値。
【0054】光線透過率:ガラス板に実施例及び比較例
で得た本塗料を膜厚30μmに塗装し、ガリウムランプ
を使用して、紫外線を2000mj/cm2照射して硬
化させたのち、分光光度計を用いて波長380〜430
nmの分光透過率を測定し、その積分値を光線透過率と
した。
【0055】上塗り平滑性:目視判定。○は良好、△は
少し劣る、×は非常に劣るを示す。
【0056】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AE03 AE15 CB01 EA21 4J038 FA121 FA141 FA171 FA261 FA271 FA281 GA03 GA06 GA07 HA216 JA69 KA08 NA01 PA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補色関係にある複数の有彩色顔料を併用
    してマンセルチャートN値で2〜10のグレー乃至ブラ
    ック色に調色され、かつ波長380〜430nmの光線
    による塗膜の光線透過率が0.5%以上である着色塗膜
    を形成する紫外線硬化性着色塗料。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の紫外線硬化性着色塗料
    を中塗り塗料として塗装し、その塗膜を紫外線照射によ
    り硬化した後、その塗面に上塗り塗料を塗装することを
    特徴とする塗膜形成方法。
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