JP2001354527A - 酸化組成物及びケラチン繊維の染色、パーマネント再成形処理又はブリーチ処理のための用途 - Google Patents
酸化組成物及びケラチン繊維の染色、パーマネント再成形処理又はブリーチ処理のための用途Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケラチン繊維の劣化を低減しつつ、ケラチン
繊維の染色、パーマネント再成形もしくはブリーチ処理
を行うための組成物を提供する。 【解決手段】 ケラチン繊維に適した媒体に:(a)2電
子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダー
ゼ型の少なくとも1つの酵素を含有する少なくとも1種
の酵素酸化系、(b)少なくとも1種の無水マレイン酸/
(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリ
マーを含有せしめて、ケラチン繊維を処理するための酸
化組成物とする。
繊維の染色、パーマネント再成形もしくはブリーチ処理
を行うための組成物を提供する。 【解決手段】 ケラチン繊維に適した媒体に:(a)2電
子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダー
ゼ型の少なくとも1つの酵素を含有する少なくとも1種
の酵素酸化系、(b)少なくとも1種の無水マレイン酸/
(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリ
マーを含有せしめて、ケラチン繊維を処理するための酸
化組成物とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無水マレイン酸/
(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリ
マーと、2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペ
ルオキシダーゼ型の少なくとも1種の酵素を含有する少
なくとも1種の酵素酸化系を含有する、ケラチン繊維を
トリートメントするための酸化組成物、並びにケラチン
繊維、特にヒトの毛髪の染色、パーマネント再成形又は
脱色における用途に関する。
(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリ
マーと、2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペ
ルオキシダーゼ型の少なくとも1種の酵素を含有する少
なくとも1種の酵素酸化系を含有する、ケラチン繊維を
トリートメントするための酸化組成物、並びにケラチン
繊維、特にヒトの毛髪の染色、パーマネント再成形又は
脱色における用途に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】酸化染
料先駆物質、特に一般的に酸化ベースとして知られてい
るパラ-フェニレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミ
ノフェノール類、又は複素環ベース類を含有する染色用
組成物でケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色すること
が知られている。酸化染料先駆物質、すなわち酸化ベー
スは酸化物質と組み合わされて、酸化縮合プロセスによ
り、着色した化合物及び染料を生じうる無色か弱く着色
した化合物である。
料先駆物質、特に一般的に酸化ベースとして知られてい
るパラ-フェニレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミ
ノフェノール類、又は複素環ベース類を含有する染色用
組成物でケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色すること
が知られている。酸化染料先駆物質、すなわち酸化ベー
スは酸化物質と組み合わされて、酸化縮合プロセスによ
り、着色した化合物及び染料を生じうる無色か弱く着色
した化合物である。
【0003】また、これらの酸化ベースをカップラー又
は調色剤と組み合わせることにより、酸化ベースにより
得られる色調を変化させることができることも知られて
おり、カップラーは芳香族のメタ-ジアミン類、メタ-ア
ミノフェノール類、メタ-ジフェノール類及びある種の
複素環化合物から特に選択される。
は調色剤と組み合わせることにより、酸化ベースにより
得られる色調を変化させることができることも知られて
おり、カップラーは芳香族のメタ-ジアミン類、メタ-ア
ミノフェノール類、メタ-ジフェノール類及びある種の
複素環化合物から特に選択される。
【0004】酸化ベース及びカップラーに使用される様
々な分子により、広範囲の色調を得ることが可能にな
る。
々な分子により、広範囲の色調を得ることが可能にな
る。
【0005】これらの酸化染料により得られる「永久的
な」着色は、いくつかの要求をさらに満足させるもので
なくてはならない。即ち、毒物学的観点で欠点がなく、
所望の強さの色調が得られ、外的要因(光、悪天候、洗
浄、パーマネントウェーブ処理、発汗又は摩擦)に対し
て良好な保持力を有するものでなくてはならない。
な」着色は、いくつかの要求をさらに満足させるもので
なくてはならない。即ち、毒物学的観点で欠点がなく、
所望の強さの色調が得られ、外的要因(光、悪天候、洗
浄、パーマネントウェーブ処理、発汗又は摩擦)に対し
て良好な保持力を有するものでなくてはならない。
【0006】また、染料はグレイの毛髪をカバーできる
ものでなければならず、最終的に可能な限り非選択的で
あること、すなわち、実際には毛髪の先端と根本の間で
敏感度(すなわち傷み具合)が異なりうる、同じケラチン
繊維に沿って可能な限り色差が小さくなるようにできな
ければならない。
ものでなければならず、最終的に可能な限り非選択的で
あること、すなわち、実際には毛髪の先端と根本の間で
敏感度(すなわち傷み具合)が異なりうる、同じケラチン
繊維に沿って可能な限り色差が小さくなるようにできな
ければならない。
【0007】ケラチン繊維の酸化染色は、酸化剤として
過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体中において一般に
行われる。しかし、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒
体を使用すると、繊維がかなり劣化してしまう上、必ず
しも望ましくはないケラチン繊維の顕著な脱色が生じて
しまうという欠点がある。
過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体中において一般に
行われる。しかし、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒
体を使用すると、繊維がかなり劣化してしまう上、必ず
しも望ましくはないケラチン繊維の顕著な脱色が生じて
しまうという欠点がある。
【0008】また、ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化
水素以外の酸化系、例えば酵素系を使用して行うことも
できる。例えば、酵素に対するドナーの存在下でピラノ
ースオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ又はウリカ
ーゼ等の酵素と組合せて、酸化染料先駆物質を含有する
組成物を用いてケラチン繊維を染色することが、特に欧
州特許出願公開第0310675号において既に提案さ
れている。これらの染色用調製物は、過酸化水素の存在
下で行われる染色により引起こされる劣化に匹敵する程
にはケラチン繊維の劣化は生じない条件下で使用されて
いるが、繊維に沿って分布する色調の均一性[同一性(un
ison)]の点、色度(chromaticity)[輝度(luminosity)]、
毛髪が受けるであろう種々の攻撃要因に対する染色力又
は堅牢度の点について、今だ満足のいく着色には至って
いない。
水素以外の酸化系、例えば酵素系を使用して行うことも
できる。例えば、酵素に対するドナーの存在下でピラノ
ースオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ又はウリカ
ーゼ等の酵素と組合せて、酸化染料先駆物質を含有する
組成物を用いてケラチン繊維を染色することが、特に欧
州特許出願公開第0310675号において既に提案さ
れている。これらの染色用調製物は、過酸化水素の存在
下で行われる染色により引起こされる劣化に匹敵する程
にはケラチン繊維の劣化は生じない条件下で使用されて
いるが、繊維に沿って分布する色調の均一性[同一性(un
ison)]の点、色度(chromaticity)[輝度(luminosity)]、
毛髪が受けるであろう種々の攻撃要因に対する染色力又
は堅牢度の点について、今だ満足のいく着色には至って
いない。
【0009】毛髪のパーマネント再成形処理のための最
も一般的な技術は、適切な還元剤を含有する組成物を使
用してケラチンの-S-S-ジスルフィド(システイン)
結合を開裂する第1工程(還元工程)、次にこのようにし
て処理した頭髪をすすいだ後、前もって張力(ローラー
等)をかけておいた毛髪に酸化組成物を塗布して上記ジ
スルフィド結合を再構成して、最終的に毛髪に所望の形
を与える第2工程(固定工程としても知られている酸化
工程)からなることが知られている。しかして、この技
術は、毛髪にウェーブをかけることも毛髪をストレート
にしたりあるいはそのカールを除いたりすることも等し
く可能にする。上記のような化学処理により毛髪に付与
される新しい形は、ヘアーセットのような単純な一時的
成形処理のための標準的な技術とは異なり、非常に長く
継続し、特に水あるいはシャンプーでの洗髪作用に耐性
を示す。
も一般的な技術は、適切な還元剤を含有する組成物を使
用してケラチンの-S-S-ジスルフィド(システイン)
結合を開裂する第1工程(還元工程)、次にこのようにし
て処理した頭髪をすすいだ後、前もって張力(ローラー
等)をかけておいた毛髪に酸化組成物を塗布して上記ジ
スルフィド結合を再構成して、最終的に毛髪に所望の形
を与える第2工程(固定工程としても知られている酸化
工程)からなることが知られている。しかして、この技
術は、毛髪にウェーブをかけることも毛髪をストレート
にしたりあるいはそのカールを除いたりすることも等し
く可能にする。上記のような化学処理により毛髪に付与
される新しい形は、ヘアーセットのような単純な一時的
成形処理のための標準的な技術とは異なり、非常に長く
継続し、特に水あるいはシャンプーでの洗髪作用に耐性
を示す。
【0010】パーマネントウェーブ処理の第1工程を実
施するために使用される還元組成物は一般に還元剤とし
て、亜硫酸塩類、重亜硫酸塩類、アルキルホスフィン
類、もしくは好ましくはチオール類を含む。チオール類
のなかで、一般に使用されるものはシステインとその様
々な誘導体、システアミンとその誘導体、チオ乳酸もし
くはチオグリコール酸、その塩類とそのエステル類、特
にチオグリコール酸グリセリルである。固定工程を行う
ために必要とされる酸化組成物に関しては、通常、過酸
化水素水、臭素酸ナトリウム又は過酸塩、例えば過ホウ
酸ナトリウムをベースにした組成物が実用的に使用され
ているが、これらは毛髪にダメージを与えやすいという
欠点がある。
施するために使用される還元組成物は一般に還元剤とし
て、亜硫酸塩類、重亜硫酸塩類、アルキルホスフィン
類、もしくは好ましくはチオール類を含む。チオール類
のなかで、一般に使用されるものはシステインとその様
々な誘導体、システアミンとその誘導体、チオ乳酸もし
くはチオグリコール酸、その塩類とそのエステル類、特
にチオグリコール酸グリセリルである。固定工程を行う
ために必要とされる酸化組成物に関しては、通常、過酸
化水素水、臭素酸ナトリウム又は過酸塩、例えば過ホウ
酸ナトリウムをベースにした組成物が実用的に使用され
ているが、これらは毛髪にダメージを与えやすいという
欠点がある。
【0011】今日までに知られているパーマネントウェ
ーブ処理の技術的な問題点は、その毛髪への適用の結
果、毛髪の品質に長期にわたる不具合な変化がもたらさ
れることである。毛髪の品質におけるかかる不具合な変
化の本質的な原因は、その化粧特性、例えばその光沢と
その感触の低減と、その機械的性質の劣化、特に還元工
程と酸化工程の間のすすぎの間にケラチン繊維が膨潤す
ることによる機械的強さの劣化にあり、後者はそのポロ
シティーの増加にも反映されうる。ブロー乾燥のような
次の処理の間に毛髪は弱くなり脆くなりうる。
ーブ処理の技術的な問題点は、その毛髪への適用の結
果、毛髪の品質に長期にわたる不具合な変化がもたらさ
れることである。毛髪の品質におけるかかる不具合な変
化の本質的な原因は、その化粧特性、例えばその光沢と
その感触の低減と、その機械的性質の劣化、特に還元工
程と酸化工程の間のすすぎの間にケラチン繊維が膨潤す
ることによる機械的強さの劣化にあり、後者はそのポロ
シティーの増加にも反映されうる。ブロー乾燥のような
次の処理の間に毛髪は弱くなり脆くなりうる。
【0012】ケラチン繊維における不具合な変化の同様
な問題に毛髪のブリーチ処理においても遭遇する。ケラ
チン繊維のパーマネント再成形処理もしくはブリーチ処
理は、例えば酵素系のような過酸化水素以外の酸化系を
使用する温和な条件下でも行うことができる。しかし
て、酵素のドナーの存在下でピラノースオキシダーゼ、
グルコースオキシダーゼもしくはウリカーゼのような酵
素系を含む組成物でケラチン繊維のパーマネント再成形
処理もしくはブリーチ処理を行う方法が特に欧州特許出
願公開第0310675号に既に提案されている。従来
のパーマネントウェーブ処理もしくはブリーチ処理によ
り引起こされるケラチン繊維の劣化に匹敵する程にはケ
ラチン繊維の劣化は生じない条件下で使用しても、これ
らの酸化処方物は、カールの経時的な保持、パーマネン
トウェーブ処理もしくはブリーチ処理を施した毛髪の次
の工程との相容性、パーマネントウェーブ処理された毛
髪の機械的性質の低下、特に毛髪のポロシティーの低
下、及び感触のような化粧特性の低下、あるいはケラチ
ン繊維に沿ったブリーチ処理の均一性に関して尚不充分
なものであった。
な問題に毛髪のブリーチ処理においても遭遇する。ケラ
チン繊維のパーマネント再成形処理もしくはブリーチ処
理は、例えば酵素系のような過酸化水素以外の酸化系を
使用する温和な条件下でも行うことができる。しかし
て、酵素のドナーの存在下でピラノースオキシダーゼ、
グルコースオキシダーゼもしくはウリカーゼのような酵
素系を含む組成物でケラチン繊維のパーマネント再成形
処理もしくはブリーチ処理を行う方法が特に欧州特許出
願公開第0310675号に既に提案されている。従来
のパーマネントウェーブ処理もしくはブリーチ処理によ
り引起こされるケラチン繊維の劣化に匹敵する程にはケ
ラチン繊維の劣化は生じない条件下で使用しても、これ
らの酸化処方物は、カールの経時的な保持、パーマネン
トウェーブ処理もしくはブリーチ処理を施した毛髪の次
の工程との相容性、パーマネントウェーブ処理された毛
髪の機械的性質の低下、特に毛髪のポロシティーの低
下、及び感触のような化粧特性の低下、あるいはケラチ
ン繊維に沿ったブリーチ処理の均一性に関して尚不充分
なものであった。
【0013】さらに、適用時により良好に所定位置に付
与するために、従来技術におけるこの種の酵素系酸化組
成物に一般的に使用される増粘剤では、経時的に十分に
耐えうる程の酵素活性を保持することができないことが
見出されている。本発明の目的は上述の課題を解決する
ことにある。
与するために、従来技術におけるこの種の酵素系酸化組
成物に一般的に使用される増粘剤では、経時的に十分に
耐えうる程の酵素活性を保持することができないことが
見出されている。本発明の目的は上述の課題を解決する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
出願人は、全く驚くべきことにまた予期しないことに、
無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテル
の架橋したコポリマーを、少なくとも1種の2電子又は
4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダーゼを含
有する酵素系酸化組成物に使用することにより、経時的
な酵素活性をより良好に保持できることを見出した。
出願人は、全く驚くべきことにまた予期しないことに、
無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテル
の架橋したコポリマーを、少なくとも1種の2電子又は
4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダーゼを含
有する酵素系酸化組成物に使用することにより、経時的
な酵素活性をより良好に保持できることを見出した。
【0015】また、2電子又は4電子オキシドレダクタ
ーゼ又はペルオキシダーゼ型の少なくとも1種の酵素、
及び少なくとも1種の無水マレイン酸/(C1-C5)ア
ルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーを含有する
少なくとも1種の酵素酸化系を有する新規な組成物で、
如何なる有意な劣化も生じせしめないで、従来のものよ
りも均一でより強く、かつより色度の強い着色をもたら
す使用準備が整った染色用組成物を酸化染料(酸化ベー
ス及び/又はカップラー)の存在下で構成することがで
き、これらの着色が比較的非選択的で、毛髪が被りうる
様々な攻撃要因(光、悪天候、洗浄、パーマネントウエ
ーブ処理、発汗又は摩擦)に対する耐性を示す組成物を
発見した。
ーゼ又はペルオキシダーゼ型の少なくとも1種の酵素、
及び少なくとも1種の無水マレイン酸/(C1-C5)ア
ルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーを含有する
少なくとも1種の酵素酸化系を有する新規な組成物で、
如何なる有意な劣化も生じせしめないで、従来のものよ
りも均一でより強く、かつより色度の強い着色をもたら
す使用準備が整った染色用組成物を酸化染料(酸化ベー
ス及び/又はカップラー)の存在下で構成することがで
き、これらの着色が比較的非選択的で、毛髪が被りうる
様々な攻撃要因(光、悪天候、洗浄、パーマネントウエ
ーブ処理、発汗又は摩擦)に対する耐性を示す組成物を
発見した。
【0016】さらに本出願人は、2電子又は4電子オキ
シドレダクターゼ又はペルオキシダーゼ型の少なくとも
1種の酵素、及び少なくとも1種の無水マレイン酸/
(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリ
マーを含有する少なくとも1種の酵素酸化系を有する酸
化組成物をケラチン繊維のパーマネント再成形処理プロ
セスに使用すると、上述の技術的課題を解消することが
できることを発見した。特に、この種の酸化組成物は、
経時的なカール保持性を改善し、パーマネントウェーブ
処理を施した毛髪のポロシティーを大幅に低減し、パー
マネントウェーブ処理を施した毛髪の次の処理との相容
性を改善する。
シドレダクターゼ又はペルオキシダーゼ型の少なくとも
1種の酵素、及び少なくとも1種の無水マレイン酸/
(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリ
マーを含有する少なくとも1種の酵素酸化系を有する酸
化組成物をケラチン繊維のパーマネント再成形処理プロ
セスに使用すると、上述の技術的課題を解消することが
できることを発見した。特に、この種の酸化組成物は、
経時的なカール保持性を改善し、パーマネントウェーブ
処理を施した毛髪のポロシティーを大幅に低減し、パー
マネントウェーブ処理を施した毛髪の次の処理との相容
性を改善する。
【0017】本出願人は、また驚くべきことに、2電子
又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダーゼ
型の少なくとも1種の酵素、及び少なくとも1種の無水
マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架
橋したコポリマーを含有する少なくとも1種の酵素酸化
系を有する酸化組成物をケラチン繊維のブリーチ処理プ
ロセスに使用すると、上述の技術的課題を解消すること
が可能で、特に、ブリーチ処理を施した毛髪の次の処理
との相容性を改善することができることを発見した。こ
の種の酸化組成物は、毛髪に対してより均一なブリーチ
処理効果をもたらし、手触りのような化粧特性を改善す
る。これらの発見が本発明の基礎をなすものである。
又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダーゼ
型の少なくとも1種の酵素、及び少なくとも1種の無水
マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架
橋したコポリマーを含有する少なくとも1種の酵素酸化
系を有する酸化組成物をケラチン繊維のブリーチ処理プ
ロセスに使用すると、上述の技術的課題を解消すること
が可能で、特に、ブリーチ処理を施した毛髪の次の処理
との相容性を改善することができることを発見した。こ
の種の酸化組成物は、毛髪に対してより均一なブリーチ
処理効果をもたらし、手触りのような化粧特性を改善す
る。これらの発見が本発明の基礎をなすものである。
【0018】よって、本発明の第1の主題は、ケラチン
繊維に適した媒体に: (a)2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオ
キシダーゼ型の少なくとも1種の酵素を含有する少なく
とも1種の酵素酸化系、(b)少なくとも1種の無水マレ
イン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋し
たコポリマー、を含有せしめてなるケラチン繊維、特に
毛髪等のヒトのケラチン繊維を処理するための化粧品用
酸化組成物にある。また本発明の主題は、酸化系として
少なくとも1種の2電子又は4電子オキシドレダクター
ゼ又はペルオキシダーゼを含有するケラチン繊維、特に
ヒトの毛髪を染色、パーマネント再成形処理又はブリー
チ処理するための酸化組成物の酵素活性の保持性の改善
方法において、有効量の無水マレイン酸/(C1-C5)
アルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーを該酸化
組成物に添加することを特徴とする方法にある。本発明
の好ましい一方法では、ウリカーゼ型のオキシドレダク
ターゼとドナーとしての尿酸、及び1,9-デカジエンと
架橋した無水マレイン酸/メチルビニルエーテルの架橋
したコポリマーを含有する。
繊維に適した媒体に: (a)2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオ
キシダーゼ型の少なくとも1種の酵素を含有する少なく
とも1種の酵素酸化系、(b)少なくとも1種の無水マレ
イン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋し
たコポリマー、を含有せしめてなるケラチン繊維、特に
毛髪等のヒトのケラチン繊維を処理するための化粧品用
酸化組成物にある。また本発明の主題は、酸化系として
少なくとも1種の2電子又は4電子オキシドレダクター
ゼ又はペルオキシダーゼを含有するケラチン繊維、特に
ヒトの毛髪を染色、パーマネント再成形処理又はブリー
チ処理するための酸化組成物の酵素活性の保持性の改善
方法において、有効量の無水マレイン酸/(C1-C5)
アルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーを該酸化
組成物に添加することを特徴とする方法にある。本発明
の好ましい一方法では、ウリカーゼ型のオキシドレダク
ターゼとドナーとしての尿酸、及び1,9-デカジエンと
架橋した無水マレイン酸/メチルビニルエーテルの架橋
したコポリマーを含有する。
【0019】酵素酸化系 2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシ
ダーゼ 本発明の酸化組成物において使用される2電子オキシド
レダクターゼ(類)は該酵素(類)のドナーの存在下で使用
され、特に、ピラノースオキシダーゼ類、グルコースオ
キシダーゼ類、グリセロールオキシダーゼ類、ラクター
トオキシダーゼ類、ピルバートオキシダーゼ類、ウリカ
ーゼ類、コリンオキシダーゼ類、サルコシンオキシダー
ゼ類、ビリルビンオキシダーゼ類及びアミノ酸オキシダ
ーゼ類から選択することができる。
ダーゼ 本発明の酸化組成物において使用される2電子オキシド
レダクターゼ(類)は該酵素(類)のドナーの存在下で使用
され、特に、ピラノースオキシダーゼ類、グルコースオ
キシダーゼ類、グリセロールオキシダーゼ類、ラクター
トオキシダーゼ類、ピルバートオキシダーゼ類、ウリカ
ーゼ類、コリンオキシダーゼ類、サルコシンオキシダー
ゼ類、ビリルビンオキシダーゼ類及びアミノ酸オキシダ
ーゼ類から選択することができる。
【0020】本発明において、2電子オキシドレダクタ
ーゼは、好ましくは、動物、微生物又は生物工学由来の
ウリカーゼ類から選択される。例をあげると、特に雄豚
(boar)の肝臓から抽出したウリカーゼ、アルスロバクタ
ー・グロビフォルミス(Arthrobacter globiformis)由来
のウリカーゼ、並びにアスペルギラス・フラバス(Asperg
illus flavus)由来のウリカーゼがある。2電子オキシ
ドレダクターゼ(類)は、純粋な結晶形態又は該2電子含
有オキシドレダクターゼに対して不活性である希釈剤に
希釈した形態で使用することができる。
ーゼは、好ましくは、動物、微生物又は生物工学由来の
ウリカーゼ類から選択される。例をあげると、特に雄豚
(boar)の肝臓から抽出したウリカーゼ、アルスロバクタ
ー・グロビフォルミス(Arthrobacter globiformis)由来
のウリカーゼ、並びにアスペルギラス・フラバス(Asperg
illus flavus)由来のウリカーゼがある。2電子オキシ
ドレダクターゼ(類)は、純粋な結晶形態又は該2電子含
有オキシドレダクターゼに対して不活性である希釈剤に
希釈した形態で使用することができる。
【0021】本発明の2電子オキシドレダクターゼ(類)
は、染色、パーマネント再成形処理又はブリーチ処理用
組成物の全重量に対して好ましくは約0.01〜20重
量%、さらに好ましくはこの重量に対して約0.1〜5
重量%である。
は、染色、パーマネント再成形処理又はブリーチ処理用
組成物の全重量に対して好ましくは約0.01〜20重
量%、さらに好ましくはこの重量に対して約0.1〜5
重量%である。
【0022】酵素の量はまたその活性の関数として定義
することができる。本発明の2電子オキシドレダクター
ゼの酵素活性は、好気性条件下におけるドナーの酸化に
より定義することができる。1U単位はpH8.5、2
5℃の温度で1分間当たり1μmolのH2O2の発生
に至る酵素の量に相当する。好ましくは、本発明の2電
子オキシドレダクターゼの量は、染色、パーマネント再
成形処理又はブリーチ処理用組成物100g当たり、約
10〜108U単位である。
することができる。本発明の2電子オキシドレダクター
ゼの酵素活性は、好気性条件下におけるドナーの酸化に
より定義することができる。1U単位はpH8.5、2
5℃の温度で1分間当たり1μmolのH2O2の発生
に至る酵素の量に相当する。好ましくは、本発明の2電
子オキシドレダクターゼの量は、染色、パーマネント再
成形処理又はブリーチ処理用組成物100g当たり、約
10〜108U単位である。
【0023】本発明においてドナーという用語は、該2
電子オキシドレダクターゼ(類)が機能するために必要な
様々な基質を意味すると理解される。前記酵素に対する
ドナー(又は基質)の性質は、使用される2電子オキシド
レダクターゼの性質に応じて変わる。例えば、ピラノー
スオキシダーゼ類に対するドナーとしては、D-グルコ
ース、L-ソルボース及びD-キシロースを挙げることが
でき;グルコースオキシダーゼ類に対するドナーとして
は、D-グルコースを挙げることができ;グリセロール
オキシダーゼ類に対するドナーとしてはグリセロールと
ジヒドロキシアセトンを挙げることができ;ラクタート
オキシダーゼ類に対するドナーとしては、乳酸とその塩
を挙げることができ;ピルバートオキシダーゼ類に対す
るドナーとしてはピルビン酸とその塩を挙げることがで
き;ウリカーゼ類に対するドナーとしては、尿酸とその
塩を挙げることができ;コリンオキシダーゼ類に対する
ドナーとしては、コリンとその酸付加塩類、例えば塩酸
コリン及びベタインアルデヒドを挙げることができ;サ
ルコシンオキシダーゼ類に対するドナーとしては、サル
コシン、N-メチル-L-ロイシン、N-メチル-DL-アラ
ニン及びN-メチル-DL-バリンを挙げることができ;
最後にビリルビンオキシダーゼ類に対するドナーとして
は、ビリルビンを挙げることができる。
電子オキシドレダクターゼ(類)が機能するために必要な
様々な基質を意味すると理解される。前記酵素に対する
ドナー(又は基質)の性質は、使用される2電子オキシド
レダクターゼの性質に応じて変わる。例えば、ピラノー
スオキシダーゼ類に対するドナーとしては、D-グルコ
ース、L-ソルボース及びD-キシロースを挙げることが
でき;グルコースオキシダーゼ類に対するドナーとして
は、D-グルコースを挙げることができ;グリセロール
オキシダーゼ類に対するドナーとしてはグリセロールと
ジヒドロキシアセトンを挙げることができ;ラクタート
オキシダーゼ類に対するドナーとしては、乳酸とその塩
を挙げることができ;ピルバートオキシダーゼ類に対す
るドナーとしてはピルビン酸とその塩を挙げることがで
き;ウリカーゼ類に対するドナーとしては、尿酸とその
塩を挙げることができ;コリンオキシダーゼ類に対する
ドナーとしては、コリンとその酸付加塩類、例えば塩酸
コリン及びベタインアルデヒドを挙げることができ;サ
ルコシンオキシダーゼ類に対するドナーとしては、サル
コシン、N-メチル-L-ロイシン、N-メチル-DL-アラ
ニン及びN-メチル-DL-バリンを挙げることができ;
最後にビリルビンオキシダーゼ類に対するドナーとして
は、ビリルビンを挙げることができる。
【0024】本発明において使用されるドナー(類)(又
は基質類)は、本発明の染色、パーマネント再成形処理
又はブリーチ処理用組成物の全重量に対して好ましくは
約0.01〜20重量%、より好ましくはこの重量に対
して約0.1〜5重量%である。
は基質類)は、本発明の染色、パーマネント再成形処理
又はブリーチ処理用組成物の全重量に対して好ましくは
約0.01〜20重量%、より好ましくはこの重量に対
して約0.1〜5重量%である。
【0025】本発明の組成物に使用される4電子オキシ
ドレダクターゼ(類)は、特にラッカーゼ類、チロシナー
ゼ類、カテコールオキシダーゼ類及びポリフェノールオ
キシダーゼ類から選択することができる。本発明の一特
定の好ましい実施態様において、4電子オキシドレダク
ターゼ(類)はラッカーゼ類から選択される。
ドレダクターゼ(類)は、特にラッカーゼ類、チロシナー
ゼ類、カテコールオキシダーゼ類及びポリフェノールオ
キシダーゼ類から選択することができる。本発明の一特
定の好ましい実施態様において、4電子オキシドレダク
ターゼ(類)はラッカーゼ類から選択される。
【0026】これらのラッカーゼ類は、特に植物由来、
動物由来、真菌由来(酵母、カビ及び真菌)又は細菌由来
のラッカーゼ類から選択され、由来する生物は単又は多
細胞である。ラッカーゼ類はまた生物工学により得るこ
とができる。
動物由来、真菌由来(酵母、カビ及び真菌)又は細菌由来
のラッカーゼ類から選択され、由来する生物は単又は多
細胞である。ラッカーゼ類はまた生物工学により得るこ
とができる。
【0027】本発明において使用することができる植物
由来のラッカーゼ類としては、仏国特許出願公開第26
94018号に示されているもののような、クロロフィ
ル合成を行う植物により産生されるラッカーゼ類を挙げ
ることができる。特に、アナカルジアセア(Anacardiace
a:ウルシ科)植物の抽出物、例えばマグニフェラ・イン
ディカ(Magnifera indica)、シュイナス・モレ(Schinus
molle)又はプレイオジニウム・ティモリエンス(Pleiog
ynium timoriense)の抽出物;ポドカルパセア(Podocarp
acea:マキ科)植物、ロスマリヌスoff.(Rosmarinus of
f.:ローズマリー(マンネンロウ));ソラヌム・ツベロ
スム(Solanum tuberosum:ジャガイモ);イリスsp.(Iri
s sp.:アヤメ科の種);コフィアsp.(Coffea sp.:コー
ヒーノキの種);ダウクス・カロッタ(Daucus carrota:
ニンジン);ビンカ・マイナー(Vinca minor:ヒメツル
ニチニチソウ);ペルシア・アメリカーナ(Persea ameri
cana:アボカド);キャサランサス・ロゼウス(Catharan
thus roseus);ムサsp.(Musa sp.:バナナ):マルス・
プミラ(Malus pumila);ギンコ・ビロバ(Gingko bilob
a:イチョウ);モノトロパ・ヒポピシス(Monotropa hyp
opithys(インディアン・パイプ:Indian pipe):イチヤ
クソウ科シャクジョウソウ属);アエスキュルスsp.(Aes
culus sp.:トチノキ科の種)、アセル・シュードプラタ
ヌス(Acer pseudoplatanus:西洋カジカエデ);プルヌ
ス・ペルシカ(Prunus persica:モモ)及びピスタシア・
パラエスティナ(Pistacia palaestina)の抽出物に存在
するラッカーゼ類を挙げることができる。
由来のラッカーゼ類としては、仏国特許出願公開第26
94018号に示されているもののような、クロロフィ
ル合成を行う植物により産生されるラッカーゼ類を挙げ
ることができる。特に、アナカルジアセア(Anacardiace
a:ウルシ科)植物の抽出物、例えばマグニフェラ・イン
ディカ(Magnifera indica)、シュイナス・モレ(Schinus
molle)又はプレイオジニウム・ティモリエンス(Pleiog
ynium timoriense)の抽出物;ポドカルパセア(Podocarp
acea:マキ科)植物、ロスマリヌスoff.(Rosmarinus of
f.:ローズマリー(マンネンロウ));ソラヌム・ツベロ
スム(Solanum tuberosum:ジャガイモ);イリスsp.(Iri
s sp.:アヤメ科の種);コフィアsp.(Coffea sp.:コー
ヒーノキの種);ダウクス・カロッタ(Daucus carrota:
ニンジン);ビンカ・マイナー(Vinca minor:ヒメツル
ニチニチソウ);ペルシア・アメリカーナ(Persea ameri
cana:アボカド);キャサランサス・ロゼウス(Catharan
thus roseus);ムサsp.(Musa sp.:バナナ):マルス・
プミラ(Malus pumila);ギンコ・ビロバ(Gingko bilob
a:イチョウ);モノトロパ・ヒポピシス(Monotropa hyp
opithys(インディアン・パイプ:Indian pipe):イチヤ
クソウ科シャクジョウソウ属);アエスキュルスsp.(Aes
culus sp.:トチノキ科の種)、アセル・シュードプラタ
ヌス(Acer pseudoplatanus:西洋カジカエデ);プルヌ
ス・ペルシカ(Prunus persica:モモ)及びピスタシア・
パラエスティナ(Pistacia palaestina)の抽出物に存在
するラッカーゼ類を挙げることができる。
【0028】本発明において使用することができる生物
工学により得てもよい真菌由来のラッカーゼ類は、仏国
特許出願公開第2112549号及び欧州特許出願公開
第504005号に示されているように、ポリポラス・
ベルシカラー(Polyporus versicolor)、リゾクトニア・
プラティコラ(Rhizoctonia praticola)及びラス・ベル
ニシフェラ(Rhus vernicifera)から得られたラッカーゼ
(類);国際公開95/07988号、国際公開95/3
3836号、国際公開95/33837号、国際公開9
6/00290号、国際公開97/19998号及び国
際公開97/19999号(これらの内容は本記載の主
要部分を構成する)に記載されたラッカーゼ類、例えば
シタリディウム(Scytalidium)、ポリポラズ・ピンシト
ゥス(Polyporus pinsitus)、ミセリオフトラ・サーモフ
ィラ(Myceliophthora thermophila)、リゾクトニア・ソ
ラニ(Rhizoctonia solani)、ピリキュラリア・オリザエ
(Pyricularia oryzae)、及びその変異体から得られるラ
ッカーゼ類を挙げることができる。また、トラメテス・
ベルシカラー(Trametes versicolor)、フォメス・フォ
メンタリウス(Fomes fomentarius)、カエトミウム・サ
ーモフィレ(Chaetomiumthermophile)、ニューロスポラ
・クラッサ(Neurospora crassa)、コロリウス・ベルシ
コル(Colorius versicol)、ボトリティス・シネレア(Bo
trytis cinerea)、リジドポルス・リグノサス(Rigidopo
rus lignosus)、フェリヌス・ノキシウス(Phellinus no
xius)、プリューロータス・オストリータス(Pleurotus
ostreatus)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergill
us nidulans)、ポドスポラ・アンセリナ(Podospora ans
erina)、アガリクス・ビスポルス(Agaricus bisporu
s)、ガノデルマ・ルシドゥム(Ganoderma lucidum)、グ
ロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata)、ラクタ
リウス・ピペラトゥス(Lactarius piperatus)、ルッス
ラ・デリカ(Russula delica)、ヘテロバシディオン・ア
ノサム(Heterobasidionannosum)、テレフォラ・テレス
トリス(Thelephora terrestris)、クラドスポリウム・
クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioide
s)、セレナ・ユニカラー(Cerrena unicolor)、コリオル
ス・ハースタス(Coriolus hirsutus)、セリポリオプシ
ス・サブヴェルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispor
a)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、パ
ナエオルス・パピリオナセウス(Panaeolus papilionace
us)、パナエオルス・スフィンクトリヌス(Panaeolus sp
hinctrinus)、シゾフィラム・コムネ(Schizophyllum co
mmune)、ディコミティウス・スクアレンス(Dichomitius
squalens)及びその変異体から得られたラッカーゼ類を
挙げることができる。生物工学により得られてもよい真
菌由来のラッカーゼ類がより好適に選択される。
工学により得てもよい真菌由来のラッカーゼ類は、仏国
特許出願公開第2112549号及び欧州特許出願公開
第504005号に示されているように、ポリポラス・
ベルシカラー(Polyporus versicolor)、リゾクトニア・
プラティコラ(Rhizoctonia praticola)及びラス・ベル
ニシフェラ(Rhus vernicifera)から得られたラッカーゼ
(類);国際公開95/07988号、国際公開95/3
3836号、国際公開95/33837号、国際公開9
6/00290号、国際公開97/19998号及び国
際公開97/19999号(これらの内容は本記載の主
要部分を構成する)に記載されたラッカーゼ類、例えば
シタリディウム(Scytalidium)、ポリポラズ・ピンシト
ゥス(Polyporus pinsitus)、ミセリオフトラ・サーモフ
ィラ(Myceliophthora thermophila)、リゾクトニア・ソ
ラニ(Rhizoctonia solani)、ピリキュラリア・オリザエ
(Pyricularia oryzae)、及びその変異体から得られるラ
ッカーゼ類を挙げることができる。また、トラメテス・
ベルシカラー(Trametes versicolor)、フォメス・フォ
メンタリウス(Fomes fomentarius)、カエトミウム・サ
ーモフィレ(Chaetomiumthermophile)、ニューロスポラ
・クラッサ(Neurospora crassa)、コロリウス・ベルシ
コル(Colorius versicol)、ボトリティス・シネレア(Bo
trytis cinerea)、リジドポルス・リグノサス(Rigidopo
rus lignosus)、フェリヌス・ノキシウス(Phellinus no
xius)、プリューロータス・オストリータス(Pleurotus
ostreatus)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergill
us nidulans)、ポドスポラ・アンセリナ(Podospora ans
erina)、アガリクス・ビスポルス(Agaricus bisporu
s)、ガノデルマ・ルシドゥム(Ganoderma lucidum)、グ
ロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata)、ラクタ
リウス・ピペラトゥス(Lactarius piperatus)、ルッス
ラ・デリカ(Russula delica)、ヘテロバシディオン・ア
ノサム(Heterobasidionannosum)、テレフォラ・テレス
トリス(Thelephora terrestris)、クラドスポリウム・
クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioide
s)、セレナ・ユニカラー(Cerrena unicolor)、コリオル
ス・ハースタス(Coriolus hirsutus)、セリポリオプシ
ス・サブヴェルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispor
a)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、パ
ナエオルス・パピリオナセウス(Panaeolus papilionace
us)、パナエオルス・スフィンクトリヌス(Panaeolus sp
hinctrinus)、シゾフィラム・コムネ(Schizophyllum co
mmune)、ディコミティウス・スクアレンス(Dichomitius
squalens)及びその変異体から得られたラッカーゼ類を
挙げることができる。生物工学により得られてもよい真
菌由来のラッカーゼ類がより好適に選択される。
【0029】本発明において使用され、その基質のなか
にシリンガルダジン(syringaldazine)を有するラッカー
ゼ類の酵素活性は、好気性条件下でのシリンガルダジン
の酸化により定義することができる。1Lacu単位
は、30℃の温度とpH5.5で1分当り1mmolの
シリンガルダジンの転換を触媒する酵素量に対応する。
1U単位は30℃及びpH6.5で基質としてシリンガ
ルダジンを使用して530nmの波長で1分当り0.0
01のデルタ吸光係数をつくりだす酵素の量に対応す
る。本発明で使用されるラッカーゼ類の酵素活性はまた
パラ-フェニレンジアミンの酸化により定義することも
できる。1ulac単位は、30℃、pH5で基質とし
てパラ-フェニレンジアミン(64mM)を使用して49
6.5nmの波長で1分当り0.001のデルタ吸光係
数をつくりだす酵素の量に対応する。
にシリンガルダジン(syringaldazine)を有するラッカー
ゼ類の酵素活性は、好気性条件下でのシリンガルダジン
の酸化により定義することができる。1Lacu単位
は、30℃の温度とpH5.5で1分当り1mmolの
シリンガルダジンの転換を触媒する酵素量に対応する。
1U単位は30℃及びpH6.5で基質としてシリンガ
ルダジンを使用して530nmの波長で1分当り0.0
01のデルタ吸光係数をつくりだす酵素の量に対応す
る。本発明で使用されるラッカーゼ類の酵素活性はまた
パラ-フェニレンジアミンの酸化により定義することも
できる。1ulac単位は、30℃、pH5で基質とし
てパラ-フェニレンジアミン(64mM)を使用して49
6.5nmの波長で1分当り0.001のデルタ吸光係
数をつくりだす酵素の量に対応する。
【0030】一般的に、本発明の4電子オキシドレダク
ターゼ(類)は、染色、パーマネント再成形処理又はブリ
ーチ処理用組成物の全重量に対して好ましくは約0.0
1〜20重量%、さらに好ましくはこの重量に対して約
0.1〜5重量%である。
ターゼ(類)は、染色、パーマネント再成形処理又はブリ
ーチ処理用組成物の全重量に対して好ましくは約0.0
1〜20重量%、さらに好ましくはこの重量に対して約
0.1〜5重量%である。
【0031】特に、一又は複数のラッカーゼ類を使用す
る場合、本発明の染色、パーマネント再成形処理又はブ
リーチ処理用組成物中に存在するラッカーゼ(類)の量
は、使用されるラッカーゼ(類)の種類の関数として変わ
る。好ましくは、ラッカーゼ(類)の量は、染色、パーマ
ネントウエーブ処理又はブリーチ処理用組成物100g
当たり、約0.5〜2000Lacu(すなわち、約1
0000〜40x10 6U単位、又は20〜20x10
6ulac単位)である。
る場合、本発明の染色、パーマネント再成形処理又はブ
リーチ処理用組成物中に存在するラッカーゼ(類)の量
は、使用されるラッカーゼ(類)の種類の関数として変わ
る。好ましくは、ラッカーゼ(類)の量は、染色、パーマ
ネントウエーブ処理又はブリーチ処理用組成物100g
当たり、約0.5〜2000Lacu(すなわち、約1
0000〜40x10 6U単位、又は20〜20x10
6ulac単位)である。
【0032】本発明の染色、パーマネントウエーブ処理
又はブリーチ処理用組成物に使用されるペルオキシダー
ゼ(類)は、酵素命名法(Enzyme Nomenclature)(Academic
Press Inc., 1984)に記載されているサブクラス1.1
1.1に属する酵素から特に選択され得る。これらの酵
素のいくつかは、機能するためにはドナーの存在を必要
としている。それは、特にNADHペルオキシダーゼ類
(1.11.1)[ドナー=NADH]、脂肪酸ペルオキシダ
ーゼ類(1.11.1.3)[ドナー=脂肪酸、例えばパルミ
タート]、NADPHペルオキシダーゼ類(1.11.1.
2)[ドナー=NADPH]、シトクロムcペルオキシダ
ーゼ類(1.11.1.5)[ドナー=フェロシトクロム
c]、ヨージドペルオキシダーゼ類(1.11.1.8)[ド
ナー=ヨウ素]、クロリドペルオキシダーゼ類(1.11.
10)[ドナー=塩化物]、L-アスコルバートペルオキシ
ダーゼ類(1.11.1.11)[ドナー=L-アスコルバー
ト]及びグルタチオンペルオキシダーゼ類(1.11.1.
9)[ドナー=グルタチオン]の場合にしかりである。他
のペルオキシダーゼ類は酸化染料以外のドナーが存在し
なくても機能し;これはカタラーゼ類(1.11.1.6)
及び単純ペルオキシダーゼ類(1.11.1.7)の場合に
しかりである。本発明においては、単純ペルオキシダー
ゼ類(1.11.1.7)が好ましく使用される。
又はブリーチ処理用組成物に使用されるペルオキシダー
ゼ(類)は、酵素命名法(Enzyme Nomenclature)(Academic
Press Inc., 1984)に記載されているサブクラス1.1
1.1に属する酵素から特に選択され得る。これらの酵
素のいくつかは、機能するためにはドナーの存在を必要
としている。それは、特にNADHペルオキシダーゼ類
(1.11.1)[ドナー=NADH]、脂肪酸ペルオキシダ
ーゼ類(1.11.1.3)[ドナー=脂肪酸、例えばパルミ
タート]、NADPHペルオキシダーゼ類(1.11.1.
2)[ドナー=NADPH]、シトクロムcペルオキシダ
ーゼ類(1.11.1.5)[ドナー=フェロシトクロム
c]、ヨージドペルオキシダーゼ類(1.11.1.8)[ド
ナー=ヨウ素]、クロリドペルオキシダーゼ類(1.11.
10)[ドナー=塩化物]、L-アスコルバートペルオキシ
ダーゼ類(1.11.1.11)[ドナー=L-アスコルバー
ト]及びグルタチオンペルオキシダーゼ類(1.11.1.
9)[ドナー=グルタチオン]の場合にしかりである。他
のペルオキシダーゼ類は酸化染料以外のドナーが存在し
なくても機能し;これはカタラーゼ類(1.11.1.6)
及び単純ペルオキシダーゼ類(1.11.1.7)の場合に
しかりである。本発明においては、単純ペルオキシダー
ゼ類(1.11.1.7)が好ましく使用される。
【0033】全てのペルオキシダーゼ類は、天然の形態
であるか、又は酵素的経路[空気の存在下における2電
子オキシダーゼ類とドナー]によりインサイツに発生し
たものとして提供される過酸化水素の存在下で機能す
る。使用されるペルオキシダーゼ類は、植物、動物又は
細菌由来のものであってよい。また生物工学により得る
こともできる。よって、ペルオキシダーゼ類は、例えば
リンゴ、アプリコット、大麦、ブラックラディッシュ(b
lack radish)、ビート根、キャベツ、ニンジン、トウモ
ロコシ、綿、ニンニク、ブドウ、ミント、ダイオウ、大
豆、ホウレンソウ、ヒトヨタケ、ウシの乳、又はアセト
バクター・ペルオキシダンス(Acetobacter peroxidan
s)、スタフィロコッカス・フェカリス(Staphylococcus
faecalis)又はアルスロマイセス・ラモサス(Arthromyces
ramosus)等の微生物から得ることができる。
であるか、又は酵素的経路[空気の存在下における2電
子オキシダーゼ類とドナー]によりインサイツに発生し
たものとして提供される過酸化水素の存在下で機能す
る。使用されるペルオキシダーゼ類は、植物、動物又は
細菌由来のものであってよい。また生物工学により得る
こともできる。よって、ペルオキシダーゼ類は、例えば
リンゴ、アプリコット、大麦、ブラックラディッシュ(b
lack radish)、ビート根、キャベツ、ニンジン、トウモ
ロコシ、綿、ニンニク、ブドウ、ミント、ダイオウ、大
豆、ホウレンソウ、ヒトヨタケ、ウシの乳、又はアセト
バクター・ペルオキシダンス(Acetobacter peroxidan
s)、スタフィロコッカス・フェカリス(Staphylococcus
faecalis)又はアルスロマイセス・ラモサス(Arthromyces
ramosus)等の微生物から得ることができる。
【0034】単純ペルオキシダーゼ(1.11.1.7)の
活性単位は、pH6、20℃、20秒間で、ピロガロー
ルから1mgのプルプロガリンが形成される単純酵素の
量として定義することができる。例えば、シグマ社(Sig
ma)のブラックラディッシュペルオキシダーゼP678
2は、1mg当たり約250単位の活性を有する。よっ
て、この種の酵素の稼働濃度は、組成物100g当たり
25〜5x106単位の範囲である。本発明のペルオキ
シダーゼ(類)は、染色、パーマネント再成形処理又はブ
リーチ処理用組成物の全重量に対して、好ましくは約
0.0001〜20重量%、さらに好ましくはこの重量
に対して約0.001〜10重量%である。
活性単位は、pH6、20℃、20秒間で、ピロガロー
ルから1mgのプルプロガリンが形成される単純酵素の
量として定義することができる。例えば、シグマ社(Sig
ma)のブラックラディッシュペルオキシダーゼP678
2は、1mg当たり約250単位の活性を有する。よっ
て、この種の酵素の稼働濃度は、組成物100g当たり
25〜5x106単位の範囲である。本発明のペルオキ
シダーゼ(類)は、染色、パーマネント再成形処理又はブ
リーチ処理用組成物の全重量に対して、好ましくは約
0.0001〜20重量%、さらに好ましくはこの重量
に対して約0.001〜10重量%である。
【0035】無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビ
ニルエーテルの架橋したコポリマー 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテル
の架橋したコポリマーを加水分解し中和して得られたゲ
ルは、毛髪又は皮膚を手入れ又はトリートメントするた
めの化粧品用組成物として知られている。それらは、G
AFケミカル・コーポレーションより、米国特許第50
34220号、同5032391号、同5024779
号及び同5254636号に開示されている。また、こ
れらのポリマーの合成に至る重合方法は前記会社より米
国特許第5034488号に開示されている。
ニルエーテルの架橋したコポリマー 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテル
の架橋したコポリマーを加水分解し中和して得られたゲ
ルは、毛髪又は皮膚を手入れ又はトリートメントするた
めの化粧品用組成物として知られている。それらは、G
AFケミカル・コーポレーションより、米国特許第50
34220号、同5032391号、同5024779
号及び同5254636号に開示されている。また、こ
れらのポリマーの合成に至る重合方法は前記会社より米
国特許第5034488号に開示されている。
【0036】無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビ
ニルエーテルの架橋したコポリマーは、フリーラジカル
開始剤の存在下、無水マレイン酸、アルキルビニルエー
テル及び架橋剤を、適切な溶媒中で重合させることによ
り調製される。好ましくは、使用する溶媒は、約45〜
65重量%のシクロヘキサンと約35〜55重量%の酢
酸エチルを含有する共溶媒系である。重合は、0℃〜1
50℃、好ましくは50℃〜100℃、特に60℃〜8
0℃の温度で実施される。
ニルエーテルの架橋したコポリマーは、フリーラジカル
開始剤の存在下、無水マレイン酸、アルキルビニルエー
テル及び架橋剤を、適切な溶媒中で重合させることによ
り調製される。好ましくは、使用する溶媒は、約45〜
65重量%のシクロヘキサンと約35〜55重量%の酢
酸エチルを含有する共溶媒系である。重合は、0℃〜1
50℃、好ましくは50℃〜100℃、特に60℃〜8
0℃の温度で実施される。
【0037】架橋剤の量は、一般的にモノアルキルビニ
ルエーテルに対して約1〜5モルの範囲である。これら
の架橋剤は、例えば脂肪族ジオール類のジビニルエーテ
ル、及びポリエチレングリコールのジビニルエーテル、
さらには1,7-オクタジエン、1,9-デカジエン、ジビ
ニルベンゼン、N,N'-ビス(メチレンアクリルアミ
ド)、ポリエチレングリコールジアクリラート、プロピ
レングリコールジアクリラート、トリメチロールプロパ
ントリアクリラート、及びアクリル酸でエステル化した
多価アルコールから選択される。1,9-デカジエンが特
に好ましい。
ルエーテルに対して約1〜5モルの範囲である。これら
の架橋剤は、例えば脂肪族ジオール類のジビニルエーテ
ル、及びポリエチレングリコールのジビニルエーテル、
さらには1,7-オクタジエン、1,9-デカジエン、ジビ
ニルベンゼン、N,N'-ビス(メチレンアクリルアミ
ド)、ポリエチレングリコールジアクリラート、プロピ
レングリコールジアクリラート、トリメチロールプロパ
ントリアクリラート、及びアクリル酸でエステル化した
多価アルコールから選択される。1,9-デカジエンが特
に好ましい。
【0038】好ましくは、モノマーに対して0.001
〜1重量%の割合で使用されるフリーラジカル開始剤
は、特にアゾビス(イソブチロニトリル)、アゾビス(2,
4-ジメチルバレロニトリル)及びベンゾイル、ラウロイ
ル、カプリリル、アセチル、アセチルベンゾイル又はジ
-tert-ブチルペルオキシド、又はこれらの化合物の混合
物から選択される。このようにして得られたコポリマー
を濾過、乾燥した後に、パウダー形態になる。
〜1重量%の割合で使用されるフリーラジカル開始剤
は、特にアゾビス(イソブチロニトリル)、アゾビス(2,
4-ジメチルバレロニトリル)及びベンゾイル、ラウロイ
ル、カプリリル、アセチル、アセチルベンゾイル又はジ
-tert-ブチルペルオキシド、又はこれらの化合物の混合
物から選択される。このようにして得られたコポリマー
を濾過、乾燥した後に、パウダー形態になる。
【0039】それらは、塩基性水溶液、例えば水酸化ナ
トリウム又は水酸化カリウムの10%水溶液、又は30
%のアンモニア水溶液、又はモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチ
ルプロパノール又はアミノメチルプロパンジオールのよ
うなアルカノールアミンの溶液中で加水分解され中和さ
れる。本発明において、0.5〜1重量%の前記加水分
解され中和されたコポリマーを含有する水溶液の粘度
は、5〜10のpHで、No.7のローターを具備するブ
ルックフィールド社(Brookfield)製RTV粘度計を使用
して、20rpm、25℃で測定したところでは、好ま
しくは45000〜70000mPa.sである。
トリウム又は水酸化カリウムの10%水溶液、又は30
%のアンモニア水溶液、又はモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチ
ルプロパノール又はアミノメチルプロパンジオールのよ
うなアルカノールアミンの溶液中で加水分解され中和さ
れる。本発明において、0.5〜1重量%の前記加水分
解され中和されたコポリマーを含有する水溶液の粘度
は、5〜10のpHで、No.7のローターを具備するブ
ルックフィールド社(Brookfield)製RTV粘度計を使用
して、20rpm、25℃で測定したところでは、好ま
しくは45000〜70000mPa.sである。
【0040】また、本発明において好ましい無水マレイ
ン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋した
コポリマーは、850ミクロン未満、好ましくは75ミ
クロン未満、特に1〜15ミクロンの粒子径を有する。
本発明において特に好ましい無水マレイン酸/(C1-C
5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーの一
つは、例えば1,9-デカジエンで架橋した無水マレイン
酸/メチルビニルエーテルのコポリマーであり、pH5
の0.5重量%の水溶液が、No.7のローターを具備す
るブルックフィールド社製RTV粘度計を使用し、20
rpm、25℃で測定して45000〜70000mP
a.sの粘度を有し、75ミクロン未満の粒子径を有
し、I.S.F.社からスタビリーズ(Stabileze)QMの名
称で販売されている。
ン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋した
コポリマーは、850ミクロン未満、好ましくは75ミ
クロン未満、特に1〜15ミクロンの粒子径を有する。
本発明において特に好ましい無水マレイン酸/(C1-C
5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーの一
つは、例えば1,9-デカジエンで架橋した無水マレイン
酸/メチルビニルエーテルのコポリマーであり、pH5
の0.5重量%の水溶液が、No.7のローターを具備す
るブルックフィールド社製RTV粘度計を使用し、20
rpm、25℃で測定して45000〜70000mP
a.sの粘度を有し、75ミクロン未満の粒子径を有
し、I.S.F.社からスタビリーズ(Stabileze)QMの名
称で販売されている。
【0041】本発明の組成物において、無水マレイン酸
/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポ
リマーの濃度は、組成物の全重量に対して約0.001
〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲で
ある。
/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポ
リマーの濃度は、組成物の全重量に対して約0.001
〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲で
ある。
【0042】また、本発明の主題は、染色に適した媒体
に、少なくとも1つの酸化染料を含有せしめてなる、ケ
ラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維を酸化染
色するための使用準備が整った組成物において: (a)2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオ
キシダーゼ型の少なくとも1つの酵素を含有する少なく
とも1つの酵素酸化系、(b)少なくとも1つの無水マレ
イン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋し
たコポリマー、をさらに含有することを特徴とする組成
物にある。本発明で使用される酸化染料は、酸化ベース
及び/又はカップラーから選択される。本発明の使用準
備が整った染色用組成物は、好ましくは少なくとも1つ
の酸化ベースを含有する。
に、少なくとも1つの酸化染料を含有せしめてなる、ケ
ラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維を酸化染
色するための使用準備が整った組成物において: (a)2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオ
キシダーゼ型の少なくとも1つの酵素を含有する少なく
とも1つの酵素酸化系、(b)少なくとも1つの無水マレ
イン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋し
たコポリマー、をさらに含有することを特徴とする組成
物にある。本発明で使用される酸化染料は、酸化ベース
及び/又はカップラーから選択される。本発明の使用準
備が整った染色用組成物は、好ましくは少なくとも1つ
の酸化ベースを含有する。
【0043】酸化ベースの種類は重要な要素ではない。
それらは特に、以下のオルト-及びパラ-フェニレンジア
ミン類、複ベース類、オルト-及びパラ-アミノフェノー
ル類、及び複素環酸化ベース類、これらの化合物の酸付
加塩類から選択される。特に以下のものを挙げることが
できる − (I)次の式(I):
それらは特に、以下のオルト-及びパラ-フェニレンジア
ミン類、複ベース類、オルト-及びパラ-アミノフェノー
ル類、及び複素環酸化ベース類、これらの化合物の酸付
加塩類から選択される。特に以下のものを挙げることが
できる − (I)次の式(I):
【化1】 [上式中: − R1は、4'-アミノフェニル基、フェニル基、窒素
性基で置換されたC1-C4アルキル基、(C1-C4)ア
ルコキシ(C1-C4)アルキル基、C2-C4ポリヒドロ
キシアルキル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル
基、C1-C4アルキル基、水素原子を表し; - R2は、窒素性基で置換されたC1-C4アルキル
基、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基、C
2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4モノヒド
ロキシアルキル基、C1-C4アルキル基、水素原子を
表し; - R3は、カルバモイルアミノ(C1-C4)アルコキシ
基、C1-C4メシルアミノアルコキシ基、アセチルア
ミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4ヒドロキシア
ルコキシ基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、カ
ルボキシル基、スルホ基、C1-C4アルキル基、塩素
原子等のハロゲン原子、水素原子を表し; - R4は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキ
ル基を表す]のパラ-フェニレンジアミン類、及びそれら
の酸付加塩類。上述した式(I)の窒素性基として、特
に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキルアミノ、ジ(C1
-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミ
ノ、モノヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミ
ダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができ
る。
性基で置換されたC1-C4アルキル基、(C1-C4)ア
ルコキシ(C1-C4)アルキル基、C2-C4ポリヒドロ
キシアルキル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル
基、C1-C4アルキル基、水素原子を表し; - R2は、窒素性基で置換されたC1-C4アルキル
基、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基、C
2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4モノヒド
ロキシアルキル基、C1-C4アルキル基、水素原子を
表し; - R3は、カルバモイルアミノ(C1-C4)アルコキシ
基、C1-C4メシルアミノアルコキシ基、アセチルア
ミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4ヒドロキシア
ルコキシ基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、カ
ルボキシル基、スルホ基、C1-C4アルキル基、塩素
原子等のハロゲン原子、水素原子を表し; - R4は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキ
ル基を表す]のパラ-フェニレンジアミン類、及びそれら
の酸付加塩類。上述した式(I)の窒素性基として、特
に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキルアミノ、ジ(C1
-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミ
ノ、モノヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミ
ダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができ
る。
【0044】上述した式(I)のパラ-フェニレンジアミ
ン類としては、特に、パラ-フェニレンジアミン、パラ-
トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジア
ミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,
6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチ
ル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フ
ェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジ
アミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、
N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミ
ノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β
-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-ア
ミノ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-2-メチルアニ
リン、4-アミノ-2-クロロ-N,N-ビス(β-ヒドロキシ
エチル)アニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェ
ニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-
(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、
2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N
-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N
-(エチル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジア
ミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フェニ
レンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェニ
レンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジ
アミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェ
ニレンジアミン、N-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニ
レンジアミン及び2-メチル-1-N-β-ヒドロキシエチ
ル-パラ-フェニレンジアミン、及びそれらの酸付加塩類
を挙げることができる。上述した式(I)のパラ-フェニ
レンジアミン類の中でも、パラ-フェニレンジアミン、
パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェ
ニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニ
レンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フ
ェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジ
アミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、
2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス
(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-
クロロ-パラ-フェニレンジアミン及び2-β-アセチルア
ミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン及びそれら
の酸付加塩類が特に好ましい。
ン類としては、特に、パラ-フェニレンジアミン、パラ-
トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジア
ミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,
6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチ
ル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フ
ェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジ
アミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、
N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミ
ノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β
-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-ア
ミノ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-2-メチルアニ
リン、4-アミノ-2-クロロ-N,N-ビス(β-ヒドロキシ
エチル)アニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェ
ニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-
(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、
2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N
-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N
-(エチル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジア
ミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フェニ
レンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェニ
レンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジ
アミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェ
ニレンジアミン、N-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニ
レンジアミン及び2-メチル-1-N-β-ヒドロキシエチ
ル-パラ-フェニレンジアミン、及びそれらの酸付加塩類
を挙げることができる。上述した式(I)のパラ-フェニ
レンジアミン類の中でも、パラ-フェニレンジアミン、
パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェ
ニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニ
レンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フ
ェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジ
アミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、
2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス
(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-
クロロ-パラ-フェニレンジアミン及び2-β-アセチルア
ミノエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン及びそれら
の酸付加塩類が特に好ましい。
【0045】− (II)本発明において、複ベース類(d
ouble bases)という用語は、アミノ及び/又はヒドロキ
シル基を担持した少なくとも2つの芳香環を有する化合
物を称するものと理解される。本発明の染色用組成物に
おける酸化ベースとして使用可能な複ベース類として
は、特に、次の式(II):
ouble bases)という用語は、アミノ及び/又はヒドロキ
シル基を担持した少なくとも2つの芳香環を有する化合
物を称するものと理解される。本発明の染色用組成物に
おける酸化ベースとして使用可能な複ベース類として
は、特に、次の式(II):
【化2】 [上式中: - Z1及びZ2は、同一でも異なっていてもよく、結
合手Y又はC1-C4アルキル基で置換可能なヒドロキ
シル又は-NH2基を表し; - 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC1-C
6アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数の
へテロ原子、例えば酸素、硫黄又は窒素原子及び/又は
一又は複数の窒素性基が挿入されるか又はこれを末端に
有していてもよい、1〜14の炭素原子を有する直鎖状
又は分枝状のアルキレン鎖を表し; - R5及びR6は、水素又はハロゲン原子、C1-C4
アルキル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C
2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノア
ルキル基又は結合手Yを表し; - R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、
同一でも異なっていてもよく、水素原子、結合手Y又は
C1-C4アルキル基を表し;分子当りただ一の結合手
Yを有すると理解されるもの]に相当する化合物及びそ
れらの酸付加塩類を挙げることができる。
合手Y又はC1-C4アルキル基で置換可能なヒドロキ
シル又は-NH2基を表し; - 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC1-C
6アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数の
へテロ原子、例えば酸素、硫黄又は窒素原子及び/又は
一又は複数の窒素性基が挿入されるか又はこれを末端に
有していてもよい、1〜14の炭素原子を有する直鎖状
又は分枝状のアルキレン鎖を表し; - R5及びR6は、水素又はハロゲン原子、C1-C4
アルキル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C
2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノア
ルキル基又は結合手Yを表し; - R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、
同一でも異なっていてもよく、水素原子、結合手Y又は
C1-C4アルキル基を表し;分子当りただ一の結合手
Yを有すると理解されるもの]に相当する化合物及びそ
れらの酸付加塩類を挙げることができる。
【0046】上述した式(II)の窒素性基として、特
に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキルアミノ、ジ(C1
-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミ
ノ、モノヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミ
ダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができ
る。上述した式(II)の複ベース類としては、特に、
N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-
アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N'
-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ
フェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフ
ェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒド
ロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラ
メチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェ
ニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)-
N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレン
ジアミン及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-
3,5-ジオキサオクタン、及びそれらの酸付加塩類を挙
げることができる。これら式(II)の複ベース類の中で
も、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス
(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール及
び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオ
キサオクタン、又はそれらの酸付加塩類の一つが特に好
ましい。
に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキルアミノ、ジ(C1
-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミ
ノ、モノヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミ
ダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができ
る。上述した式(II)の複ベース類としては、特に、
N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-
アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N'
-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ
フェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフ
ェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒド
ロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラ
メチレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェ
ニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)-
N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレン
ジアミン及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-
3,5-ジオキサオクタン、及びそれらの酸付加塩類を挙
げることができる。これら式(II)の複ベース類の中で
も、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス
(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール及
び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオ
キサオクタン、又はそれらの酸付加塩類の一つが特に好
ましい。
【0047】− (III) 次の式(III):
【化3】 [上式中: - R13は、水素原子、ハロゲン原子、例えばフッ
素、C1-C4アルキル、C 1-C4モノヒドロキシアル
キル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、C
1-C4アミノアルキル又はヒドロキシ(C1-C4)アル
キルアミノ(C1-C 4)アルキル基を表し、 - R14は、水素原子、ハロゲン原子、例えばフッ
素、C1-C4アルキル、C 1-C4モノヒドロキシアル
キル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C 4ア
ミノアルキル、C1-C4シアノアルキル又は(C1-C
4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基を表す]のパラ-ア
ミノフェノール類及びそれらの酸付加塩類。
素、C1-C4アルキル、C 1-C4モノヒドロキシアル
キル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、C
1-C4アミノアルキル又はヒドロキシ(C1-C4)アル
キルアミノ(C1-C 4)アルキル基を表し、 - R14は、水素原子、ハロゲン原子、例えばフッ
素、C1-C4アルキル、C 1-C4モノヒドロキシアル
キル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C 4ア
ミノアルキル、C1-C4シアノアルキル又は(C1-C
4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基を表す]のパラ-ア
ミノフェノール類及びそれらの酸付加塩類。
【0048】上述した式(III)のパラ-アミノフェノ
ール類としては、特に、パラ-アミノフェノール、4-ア
ミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフ
ェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒ
ドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメ
チルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルアミノメチル)
フェノール及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ
る。
ール類としては、特に、パラ-アミノフェノール、4-ア
ミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフ
ェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒ
ドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメ
チルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルアミノメチル)
フェノール及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ
る。
【0049】− (IV)本発明において酸化ベースとし
て使用可能なオルト-アミノフェノール類としては、特
に、2-アミノフェノール、2-アミノ-1-ヒドロキシ-
5-メチルベンゼン、2-アミノ-1-ヒドロキシ-6-メチ
ルベンゼン及び5-アセトアミド-2-アミノフェノー
ル、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。
て使用可能なオルト-アミノフェノール類としては、特
に、2-アミノフェノール、2-アミノ-1-ヒドロキシ-
5-メチルベンゼン、2-アミノ-1-ヒドロキシ-6-メチ
ルベンゼン及び5-アセトアミド-2-アミノフェノー
ル、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。
【0050】本発明の染色用組成物における酸化ベース
として使用可能な複素環ベース類としては、特に、ピリ
ジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体及び
それらの酸付加塩類を挙げることができる。ピリジン誘
導体としては、特に、例えば英国特許第1026978
号及び英国特許第1153196号に記載されている化
合物、例えば2,5-ジアミノピリジン、2-(4-メトキ
シフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミ
ノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミ
ノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン及び3,4-ジアミノ
ピリジン、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ
る。
として使用可能な複素環ベース類としては、特に、ピリ
ジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体及び
それらの酸付加塩類を挙げることができる。ピリジン誘
導体としては、特に、例えば英国特許第1026978
号及び英国特許第1153196号に記載されている化
合物、例えば2,5-ジアミノピリジン、2-(4-メトキ
シフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミ
ノ-6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミ
ノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン及び3,4-ジアミノ
ピリジン、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ
る。
【0051】ピリミジン誘導体としては、特に、例えば
独国特許第2359399号又は日本国特許第88-1
69571号及び日本国特許第91-10659又は国
際公開第96/15765号に記載されている化合物、
例えば2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒド
ロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキ
シ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキ
シ-5,6-ジアミノピリミジン及び2,5,6-トリアミノ
ピリミジンを挙げることができ、また仏国特許公開第2
750048号に記載されているようなピラゾロ-ピリ
ミジン誘導体、例えば、ピラゾロ[1,5-a]ピリミジ
ン-3,7-ジアミン;2,5-ジメチルピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,7-ジアミン;ピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,5-ジアミン;2,7-ジメチルピラ
ゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン;3-アミ
ノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール;3-ア
ミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール;2-
(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルア
ミノ)エタノール;2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]
ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール;2-[(3-アミ
ノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)(2-ヒド
ロキシエチル)アミノ]エタノール;2-[(7-アミノピ
ラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)(2-ヒドロキ
シエチル)アミノ]エタノール;5,6-ジメチルピラゾ
ロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,6-ジ
メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミ
ン;2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,7-ジアミン、及び3-アミノ-5-メ
チル-7-イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン、それらの付加塩類及び互変異性平衡が
存在する場合にはそれらの互変異性体、及びそれらの酸
付加塩類を挙げることができる。、
独国特許第2359399号又は日本国特許第88-1
69571号及び日本国特許第91-10659又は国
際公開第96/15765号に記載されている化合物、
例えば2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒド
ロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキ
シ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキ
シ-5,6-ジアミノピリミジン及び2,5,6-トリアミノ
ピリミジンを挙げることができ、また仏国特許公開第2
750048号に記載されているようなピラゾロ-ピリ
ミジン誘導体、例えば、ピラゾロ[1,5-a]ピリミジ
ン-3,7-ジアミン;2,5-ジメチルピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,7-ジアミン;ピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,5-ジアミン;2,7-ジメチルピラ
ゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン;3-アミ
ノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール;3-ア
ミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール;2-
(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルア
ミノ)エタノール;2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]
ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール;2-[(3-アミ
ノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)(2-ヒド
ロキシエチル)アミノ]エタノール;2-[(7-アミノピ
ラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)(2-ヒドロキ
シエチル)アミノ]エタノール;5,6-ジメチルピラゾ
ロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン;2,6-ジ
メチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミ
ン;2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン-3,7-ジアミン、及び3-アミノ-5-メ
チル-7-イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5-
a]ピリミジン、それらの付加塩類及び互変異性平衡が
存在する場合にはそれらの互変異性体、及びそれらの酸
付加塩類を挙げることができる。、
【0052】ピラゾール誘導体としては、特に、独国特
許第3843892号及び独国特許第4133957号
及び国際公開第94/08969号、国際公開第94/
08970号、仏国特許公開第2733749号及び独
国特許第19543988号に記載されている化合物、
例えば4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、3,4-ジ
アミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベ
ンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピ
ラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾ
ール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾ
ール、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチルピラゾー
ル、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3
-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-メ
チルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-
メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エ
チル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、4,5-ジアミノ
-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジ
アミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾー
ル、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピルピラゾ
ール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-
ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾー
ル、1-メチル-3,4,5-トリアミノピラゾール、3,5
-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール及び
3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-
メチルピラゾール、及びそれらの酸付加塩類を挙げるこ
とができる。
許第3843892号及び独国特許第4133957号
及び国際公開第94/08969号、国際公開第94/
08970号、仏国特許公開第2733749号及び独
国特許第19543988号に記載されている化合物、
例えば4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、3,4-ジ
アミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベ
ンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピ
ラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-フェニルピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾ
ール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾ
ール、1-ベンジル-4,5-ジアミノ-3-メチルピラゾー
ル、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3
-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-メ
チルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-
メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エ
チル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、4,5-ジアミノ
-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジ
アミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾー
ル、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピルピラゾ
ール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-
ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾー
ル、1-メチル-3,4,5-トリアミノピラゾール、3,5
-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール及び
3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-
メチルピラゾール、及びそれらの酸付加塩類を挙げるこ
とができる。
【0053】本発明の酸化ベースは、組成物の全重量に
対して好ましくは約0.0005〜12重量%、より好
ましくはこの重量に対して約0.005〜8重量%であ
る。
対して好ましくは約0.0005〜12重量%、より好
ましくはこの重量に対して約0.005〜8重量%であ
る。
【0054】使用可能なカップラーは、酸化染色用組成
物に従来より使用されているもの、すなわち、メタ-フ
ェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類及びメ
タ-ジフェノール類、モノ-もしくはポリヒドロキシル化
ナフタレン誘導体、セサモールとその誘導体及び複素環
化合物、例えばインドールカップラー、インドリンカッ
プラー及びピリジンカップラー、及びそれらの酸付塩類
を挙げることができる。これらのカップラーは、特に、
2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキ
シエチル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェ
ノール、1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロ
キシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキ
シベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル
オキシ)ベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチル
アミノ)-1-メトキシベンゼン、1,3-ジアミノベンゼ
ン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、
1-アミノ-2-メトキシ-4,5-メチレンジオキシベンゼ
ン、セサモール、α-ナフトール、6-ヒドロキシインド
ール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ-N-メ
チルインドール、6-ヒドロキシインドリン、3-(4-ヒ
ドロキシ-1-メチル-1H-インドール-5-イルメチル)-
1-メチルピリジニウムクロリド、2,6-ジヒドロキシ-
4-メチルピリジン、1H-3-メチルピラゾル-5-オン
及び1-フェニル-3-メチルピラゾル-5-オン、及びそ
れらの酸付加塩類から選択することができる。これらの
カップラーが存在する場合、それらは、使用準備が整っ
た染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約0.0
001〜10重量%、さらに好ましくはこの重量に対し
て約0.005〜5重量%である。
物に従来より使用されているもの、すなわち、メタ-フ
ェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類及びメ
タ-ジフェノール類、モノ-もしくはポリヒドロキシル化
ナフタレン誘導体、セサモールとその誘導体及び複素環
化合物、例えばインドールカップラー、インドリンカッ
プラー及びピリジンカップラー、及びそれらの酸付塩類
を挙げることができる。これらのカップラーは、特に、
2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキ
シエチル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェ
ノール、1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロ
キシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキ
シベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル
オキシ)ベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチル
アミノ)-1-メトキシベンゼン、1,3-ジアミノベンゼ
ン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、
1-アミノ-2-メトキシ-4,5-メチレンジオキシベンゼ
ン、セサモール、α-ナフトール、6-ヒドロキシインド
ール、4-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ-N-メ
チルインドール、6-ヒドロキシインドリン、3-(4-ヒ
ドロキシ-1-メチル-1H-インドール-5-イルメチル)-
1-メチルピリジニウムクロリド、2,6-ジヒドロキシ-
4-メチルピリジン、1H-3-メチルピラゾル-5-オン
及び1-フェニル-3-メチルピラゾル-5-オン、及びそ
れらの酸付加塩類から選択することができる。これらの
カップラーが存在する場合、それらは、使用準備が整っ
た染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約0.0
001〜10重量%、さらに好ましくはこの重量に対し
て約0.005〜5重量%である。
【0055】本発明の染色用組成物に使用可能な(酸化
ベース及びカップラーの)酸付加塩類は、特に、塩酸塩
類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類
及び酢酸塩類から一般的に選択される。
ベース及びカップラーの)酸付加塩類は、特に、塩酸塩
類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類
及び酢酸塩類から一般的に選択される。
【0056】本発明の染色用組成物は、上述した酸化ベ
ースと任意の組合せカップラーに加えて、色調の光沢を
富ませるために直接染料をさらに含有することもでき
る。これらの直接染料は、特に中性、カチオン性又はア
ニオン性のニトロ染料、アゾ染料もしくはアントラキノ
ン染料から選択することができ、組成物の全重量に対し
て約0.001〜20%、好ましくは0.01〜10%
の重量割合である。
ースと任意の組合せカップラーに加えて、色調の光沢を
富ませるために直接染料をさらに含有することもでき
る。これらの直接染料は、特に中性、カチオン性又はア
ニオン性のニトロ染料、アゾ染料もしくはアントラキノ
ン染料から選択することができ、組成物の全重量に対し
て約0.001〜20%、好ましくは0.01〜10%
の重量割合である。
【0057】また本発明の主題は、上述した使用準備が
整った染色用組成物を使用するケラチン繊維、特に毛髪
等のヒトのケラチン繊維の酸化染色方法にある。
整った染色用組成物を使用するケラチン繊維、特に毛髪
等のヒトのケラチン繊維の酸化染色方法にある。
【0058】この方法では、上述した少なくとも1つの
使用準備が整った染色組成物を、所望の着色を生じるの
に十分な時間の間、繊維に適用し、繊維をついで洗い流
し、場合によってはシャンプーで洗浄し、ついで乾燥さ
せる。ケラチン繊維を着色するのに十分な時間は一般に
3〜60分、より詳細には5〜40分の間である。
使用準備が整った染色組成物を、所望の着色を生じるの
に十分な時間の間、繊維に適用し、繊維をついで洗い流
し、場合によってはシャンプーで洗浄し、ついで乾燥さ
せる。ケラチン繊維を着色するのに十分な時間は一般に
3〜60分、より詳細には5〜40分の間である。
【0059】本発明の特定の一実施態様では、前記方法
は、一方では、染色に適した媒体に少なくとも1つの上
述した酸化染料を含有する組成物(A)と、他方では染色
に適した媒体に、2電子又は4電子オキシドレダクター
ゼ又はペルオキシダーゼ型の少なくとも1つの酵素を含
有する少なくとも1つの酵素酸化系と、少なくとも1つ
の無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテ
ルの架橋したコポリマーを含有する組成物(B)を別個に
保存し、ついでケラチン繊維への適用前の使用時にそれ
らを混合することからなる第1工程を含む。本発明の他
の特定の実施態様において、無水マレイン酸/(C1-C
5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーは組
成物(A)に導入される。
は、一方では、染色に適した媒体に少なくとも1つの上
述した酸化染料を含有する組成物(A)と、他方では染色
に適した媒体に、2電子又は4電子オキシドレダクター
ゼ又はペルオキシダーゼ型の少なくとも1つの酵素を含
有する少なくとも1つの酵素酸化系と、少なくとも1つ
の無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテ
ルの架橋したコポリマーを含有する組成物(B)を別個に
保存し、ついでケラチン繊維への適用前の使用時にそれ
らを混合することからなる第1工程を含む。本発明の他
の特定の実施態様において、無水マレイン酸/(C1-C
5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーは組
成物(A)に導入される。
【0060】本発明の他の主題は、多区画染色具又は
「キット」又は任意の他の多区画包装システムにあり、
その第1の区画部は上述した組成物(A)を含み、第2の
区画部は上述した組成物(B)を含む。これらの染色具
は、毛髪に所望の混合物を塗布する手段を具備せしめた
ものであってよく、このようなものとしては、例えば、
本出願人名義の仏国特許第2586913号に記載され
ているものを挙げることができる。
「キット」又は任意の他の多区画包装システムにあり、
その第1の区画部は上述した組成物(A)を含み、第2の
区画部は上述した組成物(B)を含む。これらの染色具
は、毛髪に所望の混合物を塗布する手段を具備せしめた
ものであってよく、このようなものとしては、例えば、
本出願人名義の仏国特許第2586913号に記載され
ているものを挙げることができる。
【0061】また、本発明の主題は、特にパーマネント
ウェーブ処理された毛髪に対してパーマネント再成形処
理を施すために、毛髪等のケラチン繊維を処理する新規
な方法であって、(i)処理するケラチン繊維に還元組成
物を塗布し、該塗布の前、間もしくは後にケラチン繊維
に機械的張力をかけ、(ii)ケラチン繊維を場合によっ
てはすすぎ、(iii)場合によってはすすいだケラチン
繊維に上述の酸化組成物を塗布し、(iv)ケラチン繊維
を必要に応じて再びすすぐ工程を含む。この方法の第1
の工程(i)は毛髪に還元組成物を塗布することからな
る。この塗布は毛髪の束毎にあるいは一度に実施され
る。
ウェーブ処理された毛髪に対してパーマネント再成形処
理を施すために、毛髪等のケラチン繊維を処理する新規
な方法であって、(i)処理するケラチン繊維に還元組成
物を塗布し、該塗布の前、間もしくは後にケラチン繊維
に機械的張力をかけ、(ii)ケラチン繊維を場合によっ
てはすすぎ、(iii)場合によってはすすいだケラチン
繊維に上述の酸化組成物を塗布し、(iv)ケラチン繊維
を必要に応じて再びすすぐ工程を含む。この方法の第1
の工程(i)は毛髪に還元組成物を塗布することからな
る。この塗布は毛髪の束毎にあるいは一度に実施され
る。
【0062】還元組成物は、例えば、特にチオグリコー
ル酸、システイン、システアミン、チオグリコール酸グ
リセリル、チオ乳酸又はチオ乳酸もしくはチオグリコー
ル酸の塩から選択される少なくとも1つの還元剤を含
む。この毛髪を所望の最終形状に対応する形状(例え
ば、カール状)にして張力をかける通常の工程は、任意
の適当な手段、特に、ローラー、カーラー等のような毛
髪に張力をかけるそれ自体公知で適切な機械的手段によ
り、実施することができる。外的な手段を用いないで、
単に指で毛髪の形を整えることもできる。
ル酸、システイン、システアミン、チオグリコール酸グ
リセリル、チオ乳酸又はチオ乳酸もしくはチオグリコー
ル酸の塩から選択される少なくとも1つの還元剤を含
む。この毛髪を所望の最終形状に対応する形状(例え
ば、カール状)にして張力をかける通常の工程は、任意
の適当な手段、特に、ローラー、カーラー等のような毛
髪に張力をかけるそれ自体公知で適切な機械的手段によ
り、実施することができる。外的な手段を用いないで、
単に指で毛髪の形を整えることもできる。
【0063】次の任意のすすぎ工程(ii)を実施する前
に、還元組成物が塗布された毛髪は、通常は、数分、一
般には5分と1時間の間、好ましくは10分と30分の
間、放置し、還元剤が毛髪に正しく作用するのに十分な
時間を確保する。本方法の任意の第2の段階(工程(i
i))では、還元組成物を含浸させた毛髪を、水性組成物
でつづいて十分にすすぐ。次に、第3の段階(工程(i
i))においては、毛髪に付与した新しい形を固定するた
めに、このようにすすいだ毛髪に本発明の酸化組成物を
塗布する。還元組成物の塗布の場合におけるように、酸
化組成物が塗布された毛髪を、通常は、数分、一般には
3分と30分の間、好ましくは5分と15分の間、放置
する。
に、還元組成物が塗布された毛髪は、通常は、数分、一
般には5分と1時間の間、好ましくは10分と30分の
間、放置し、還元剤が毛髪に正しく作用するのに十分な
時間を確保する。本方法の任意の第2の段階(工程(i
i))では、還元組成物を含浸させた毛髪を、水性組成物
でつづいて十分にすすぐ。次に、第3の段階(工程(i
i))においては、毛髪に付与した新しい形を固定するた
めに、このようにすすいだ毛髪に本発明の酸化組成物を
塗布する。還元組成物の塗布の場合におけるように、酸
化組成物が塗布された毛髪を、通常は、数分、一般には
3分と30分の間、好ましくは5分と15分の間、放置
する。
【0064】外的手段により毛髪に張力がかけられてい
る場合は、これらの手段(ローラー、カーラー等)を固定
段階の前もしくは後で毛髪から取除くことができる。最
後に、また任意である本発明に係る方法の最終段階(工
程(iv))において、酸化組成物が含浸させられた毛髪
を、一般には水で十分に洗い流す。柔らかくほぐしやす
い毛髪が最終的に得られる。この毛髪はウェーブがかか
っている。
る場合は、これらの手段(ローラー、カーラー等)を固定
段階の前もしくは後で毛髪から取除くことができる。最
後に、また任意である本発明に係る方法の最終段階(工
程(iv))において、酸化組成物が含浸させられた毛髪
を、一般には水で十分に洗い流す。柔らかくほぐしやす
い毛髪が最終的に得られる。この毛髪はウェーブがかか
っている。
【0065】本発明に係る酸化組成物は、ケラチン繊
維、特にヒトの毛髪のブリーチ処理法においても使用す
ることができる。本発明に係るブリーチ処理法は、補助
酸化剤の存在下もしくは非存在下で本発明に係る酸化組
成物をケラチン繊維に塗布する工程を含む。通常の通
り、本発明に係るブリーチ処理方法の第2の工程はケラ
チン繊維をすすぐ工程である。本発明に係るケラチン繊
維のパーマネント再成形処理もしくはブリーチ処理に使
用される酸化組成物及び使用準備が整った染色用組成物
において、ケラチン繊維に適した媒体(又は支持体)は、
一般的に、水、又は水に十分に溶解しない化合物を溶解
させるための少なくとも1つの有機溶媒と水との混合物
からなる。有機溶媒の例としては、例えば、C1-C4
アルカノール類、例えばエタノール及びイソプロパノー
ル;ポリオール及びそれらのエーテル類、例えばグリセ
ロール、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコー
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエー
テル、及び芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコ
ール又はフェノキシエタノール、これらの類似物及び混
合物を挙げることができる。溶媒類は、染色用組成物の
全重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、さらに
好ましくは約5〜30重量%の割合で存在し得る。
維、特にヒトの毛髪のブリーチ処理法においても使用す
ることができる。本発明に係るブリーチ処理法は、補助
酸化剤の存在下もしくは非存在下で本発明に係る酸化組
成物をケラチン繊維に塗布する工程を含む。通常の通
り、本発明に係るブリーチ処理方法の第2の工程はケラ
チン繊維をすすぐ工程である。本発明に係るケラチン繊
維のパーマネント再成形処理もしくはブリーチ処理に使
用される酸化組成物及び使用準備が整った染色用組成物
において、ケラチン繊維に適した媒体(又は支持体)は、
一般的に、水、又は水に十分に溶解しない化合物を溶解
させるための少なくとも1つの有機溶媒と水との混合物
からなる。有機溶媒の例としては、例えば、C1-C4
アルカノール類、例えばエタノール及びイソプロパノー
ル;ポリオール及びそれらのエーテル類、例えばグリセ
ロール、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコー
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエー
テル、及び芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコ
ール又はフェノキシエタノール、これらの類似物及び混
合物を挙げることができる。溶媒類は、染色用組成物の
全重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、さらに
好ましくは約5〜30重量%の割合で存在し得る。
【0066】本発明に係るケラチン繊維のパーマネント
再成形処理もしくはブリーチ処理に使用される酸化組成
物及び使用準備が整った組成物のpHは、2電子又は4
電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダーゼの酵素
活性が悪影響を受けないように選択される。pHは、一
般的には約5〜11、好ましくは約6.5〜10であ
る。これは、ケラチン繊維の染色において通常使用され
る酸性化剤又は塩基性化剤を使用して、所望の値に調節
することができる。
再成形処理もしくはブリーチ処理に使用される酸化組成
物及び使用準備が整った組成物のpHは、2電子又は4
電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダーゼの酵素
活性が悪影響を受けないように選択される。pHは、一
般的には約5〜11、好ましくは約6.5〜10であ
る。これは、ケラチン繊維の染色において通常使用され
る酸性化剤又は塩基性化剤を使用して、所望の値に調節
することができる。
【0067】酸性化剤としては、例えば、無機酸又は有
機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸
類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸、及びスル
ホン酸類を挙げることができる。塩基性化剤としては、
例えば、アンモニア水、アルカリ性炭酸塩類、アルカノ
ールアミン類、例えばモノ-、ジ-及びトリエタノールア
ミン、2-メチル-2-アミノプロパノールとその誘導
体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の式
(IV):
機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸
類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸、及びスル
ホン酸類を挙げることができる。塩基性化剤としては、
例えば、アンモニア水、アルカリ性炭酸塩類、アルカノ
ールアミン類、例えばモノ-、ジ-及びトリエタノールア
ミン、2-メチル-2-アミノプロパノールとその誘導
体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の式
(IV):
【化4】 [ここで、Wは、C1-C4アルキル基又はヒドロキシル
基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R
15、R16、R17及びR18は同一でも異なってい
てもよく、水素原子又はC1-C4アルキル又はC1-C
4ヒドロキシアルキル基を表す]で示される化合物を挙
げることができる。
基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R
15、R16、R17及びR18は同一でも異なってい
てもよく、水素原子又はC1-C4アルキル又はC1-C
4ヒドロキシアルキル基を表す]で示される化合物を挙
げることができる。
【0068】また、本発明に係るケラチン繊維のパーマ
ネント再成形処理もしくはブリーチ処理に使用される酸
化組成物及び使用準備が整った染色用組成物は、従来よ
り毛髪の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理用の
組成物に使用されている種々のアジュバント類、例え
ば、アニオン性、非イオン性、両性又は双性の界面活性
剤又はそれらの混合物、本発明のもの以外のアニオン性
ポリマー、非イオン性、両性又は双性のポリマー類又は
それらの混合物、無機又は有機の増粘剤、酸化防止剤、
浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散
剤、コンディショナー、例えばシリコーン類、皮膜形成
剤、防腐剤及び乳白剤を含有してもよい。
ネント再成形処理もしくはブリーチ処理に使用される酸
化組成物及び使用準備が整った染色用組成物は、従来よ
り毛髪の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理用の
組成物に使用されている種々のアジュバント類、例え
ば、アニオン性、非イオン性、両性又は双性の界面活性
剤又はそれらの混合物、本発明のもの以外のアニオン性
ポリマー、非イオン性、両性又は双性のポリマー類又は
それらの混合物、無機又は有機の増粘剤、酸化防止剤、
浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散
剤、コンディショナー、例えばシリコーン類、皮膜形成
剤、防腐剤及び乳白剤を含有してもよい。
【0069】言うまでもなく、当業者であれば、本発明
の組成物に固有の有利な特性が、考えられる添加により
悪影響を全く受けないか、実質的には受けないように留
意して、これらの任意の補足的な化合物(類)を選択する
であろう。
の組成物に固有の有利な特性が、考えられる添加により
悪影響を全く受けないか、実質的には受けないように留
意して、これらの任意の補足的な化合物(類)を選択する
であろう。
【0070】本発明に係るケラチン繊維のパーマネント
再成形処理もしくはブリーチ処理に使用される酸化組成
物及び使用準備が整った染色用組成物は、種々の形態、
例えば、加圧されていてもよい液体、クリーム又はゲル
の形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色、パ
ーマネント再成形処理又はブリーチ処理するのに適した
任意の他の形態にすることができる。使用準備が整った
染色用組成物の場合、酸化染料(類)及び2電子又は4電
子オキシドレダクターゼ(類)又はペルオキシダーゼ(類)
は同一の組成物中に存在しており、従って酸化染料(類)
の酸化が決して早まらないようにするため、組成物が酸
素ガスを含まないようにしておかなけらばならない。
再成形処理もしくはブリーチ処理に使用される酸化組成
物及び使用準備が整った染色用組成物は、種々の形態、
例えば、加圧されていてもよい液体、クリーム又はゲル
の形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色、パ
ーマネント再成形処理又はブリーチ処理するのに適した
任意の他の形態にすることができる。使用準備が整った
染色用組成物の場合、酸化染料(類)及び2電子又は4電
子オキシドレダクターゼ(類)又はペルオキシダーゼ(類)
は同一の組成物中に存在しており、従って酸化染料(類)
の酸化が決して早まらないようにするため、組成物が酸
素ガスを含まないようにしておかなけらばならない。
【0071】
【実施例】本発明を例証し、限定するものではない実施
例を以下に記載する。実施例1 一方では、従来の増粘剤、アキュリン(Aculyn)22を含
有する媒体中、他方では本発明の、すなわちスタビリー
ズQMを含有する媒体中におけるウリカーゼ酵素活性の
保持性について実験した。本発明の組成物Bを従来の組
成物Aと比較した(量は活性物質のグラムで表す)。アキ
ュリン22とスタビリーズQMの量は同一で、最終組成
物において化粧品的に許容可能な増粘度になるように調
整した。
例を以下に記載する。実施例1 一方では、従来の増粘剤、アキュリン(Aculyn)22を含
有する媒体中、他方では本発明の、すなわちスタビリー
ズQMを含有する媒体中におけるウリカーゼ酵素活性の
保持性について実験した。本発明の組成物Bを従来の組
成物Aと比較した(量は活性物質のグラムで表す)。アキ
ュリン22とスタビリーズQMの量は同一で、最終組成
物において化粧品的に許容可能な増粘度になるように調
整した。
【表1】
【0072】酸化支持体におけるウリカーゼ活性を、ウ
リカーゼによる尿酸のアラントインへの酸化中に溶解し
た酸素濃度の低減度合いを、クラーク電極を使用する酸
素測定法によりモニターした。
リカーゼによる尿酸のアラントインへの酸化中に溶解し
た酸素濃度の低減度合いを、クラーク電極を使用する酸
素測定法によりモニターした。
【化5】 支持体に溶解した酸素の消費速度をウリカーゼの標準溶
液で得られたものと比較することで、研究した媒体にお
ける酵素活性を推測することができる。
液で得られたものと比較することで、研究した媒体にお
ける酵素活性を推測することができる。
【0073】結果 それぞれの活性測定において3回の試験を行った。結果
は平均±5%の信頼区間によって以下の表(I)に表し
た。スタビリーズQMは、ウリカーゼ活性の保持性に関
し、従来のものよりも有意に優れている結果となった。
は平均±5%の信頼区間によって以下の表(I)に表し
た。スタビリーズQMは、ウリカーゼ活性の保持性に関
し、従来のものよりも有意に優れている結果となった。
【0074】実施例2、3及び4:以下の使用準備が整
った染色用組成物を調製した: (量はグラムで表す)
った染色用組成物を調製した: (量はグラムで表す)
【表2】 並行して、1%のスタビリーズの代わりに、2.5%の
アキュリン22が存在することにより、組成物2、3及
び4とは異なる、従来の組成物5、6及び7を調製し
た。各使用準備が整った染色用組成物2、3、4、5、
6及び7を、白髪を90%含有するナチュラルなグレイ
の毛髪の束、及び白髪を90%含有するパーマネントウ
エーブがかかった毛髪の束に、室温で30分間適用し
た。ついで毛髪の束をすすぎ、シャンプーで洗浄し、乾
燥させた。
アキュリン22が存在することにより、組成物2、3及
び4とは異なる、従来の組成物5、6及び7を調製し
た。各使用準備が整った染色用組成物2、3、4、5、
6及び7を、白髪を90%含有するナチュラルなグレイ
の毛髪の束、及び白髪を90%含有するパーマネントウ
エーブがかかった毛髪の束に、室温で30分間適用し
た。ついで毛髪の束をすすぎ、シャンプーで洗浄し、乾
燥させた。
【0075】結果:組成物2、3及び4で得られた毛髪
の束は、従来の組成物5,6及び7による毛髪の束と同
様の強度及び色度を有し、より均質で、比較的非選択的
な色調をしていた。
の束は、従来の組成物5,6及び7による毛髪の束と同
様の強度及び色度を有し、より均質で、比較的非選択的
な色調をしていた。
【図1】 実施例1におけるウリカーゼ活性の保持性の
実験結果を示すグラフである。
実験結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA031 AA071 AA111 AC422 AC471 AC542 AC551 AC552 AC662 AC852 AD111 AD112 AD471 AD472 BB04 BB05 BB07 BB32 BB33 BB35 BB44 BB45 BB47 BB48 BB53 CC31 CC33 CC34 CC35 CC36 EE03 EE07
Claims (43)
- 【請求項1】 ケラチン繊維に適した媒体に: (a)2電子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオ
キシダーゼ型の少なくとも1つの酵素を含む少なくとも
1種の酵素酸化系、(b)少なくとも1種の無水マレイン
酸/(C1-C5)アルキルビニルエーテルの架橋したコ
ポリマー、を含有してなる、ヒトの毛髪等のケラチン繊
維を処理するための化粧品用酸化組成物。 - 【請求項2】 2電子オキシドレダクターゼが該酵素の
ドナーとともに使用され、ピラノースオキシダーゼ類、
グルコースオキシダーゼ類、グリセロールオキシダーゼ
類、ラクタートオキシダーゼ類、ピルバートオキシダー
ゼ類、ウリカーゼ類、コリンオキシダーゼ類、サルコシ
ンオキシダーゼ類、ビリルビンオキシダーゼ類及びアミ
ノ酸オキシダーゼ類から選択されることを特徴とする請
求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 2電子オキシドレダクターゼが、動物、
微生物又は生物工学由来のウリカーゼから選択されるこ
とを特徴とする請求項2に記載の組成物。 - 【請求項4】 前記2電子オキシドレダクターゼのドナ
ーが尿酸とその塩類から選択されることを特徴とする請
求項2又は3に記載の組成物。 - 【請求項5】 4電子オキシドレダクターゼ類が、ラッ
カーゼ類、チロシナーゼ類、カテコールオキシダーゼ類
及びポリフェノールオキシダーゼ類から選択されること
を特徴とする請求項1に記載の組成物。 - 【請求項6】 4電子オキシドレダクターゼ類が、植物
由来、動物由来、真菌由来又は細菌由来のラッカーゼ
類、及び生物工学により得られたラッカーゼ類から選択
されることを特徴とする請求項5に記載の組成物。 - 【請求項7】 ラッカーゼが植物由来で、アナカルジア
セア(Anacardiacea)植物;ポドカルパセア(Podocarpace
a)植物;ロスマリヌスoff.(Rosmarinus off.);ソラヌ
ム・ツベロスム(Solanum tuberosum);イリスsp.(Iris
sp.);コフィアsp.(Coffea sp.);ダウクス・カロッタ
(Daucus carrota);ビンカ・マイナー(Vinca minor);
ペルシア・アメリカーナ(Persea americana);キャサラ
ンサス・ロゼウス(Catharanthus roseus);ムサsp.(Mus
a sp.);マルス・プミラ(Malus pumila);ギンコ・ビロ
バ(Gingko biloba);モノトロパ・ヒポピシス(Monotrop
ahypopithys)(インディアン・パイプ:Indian pipe);
アエスキュルスsp.(Aesculus sp.);アセル・シュード
プラタヌス(Acer pseudoplatanus);プルヌス・ペルシ
カ(Prunus persica)及びピスタシア・パラエスティナ(P
istacia palaestina)の抽出物中に存在するラッカーゼ
から選択されることを特徴とする請求項6に記載の組成
物。 - 【請求項8】 ラッカーゼが真菌由来のもの又は生物工
学により得られたものであることを特徴とする請求項6
に記載の組成物。 - 【請求項9】 ラッカーゼが、ポリポラス・ベルシカラ
ー(Polyporus versicolor)、リゾクトニア・プラティコ
ラ(Rhizoctonia praticola)、ラス・ベルニシフェラ(Rh
us vernicifera)、シタリディウム(Scytalidium)、ポリ
ポラス・ピンシトゥス(Polyporus pinsitus)、ミセリオ
フトラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、
リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)、ピリキュ
ラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)、トラメテス・
ベルシカラー(Trametes versicolor)、フォメス・フォ
メンタリウス(Fomes fomentarius)、カエトミウム・サ
ーモフィレ(Chaetomium thermophile)、ニューロスポラ
・クラッサ(Neurosporacrassa)、コロリウス・ベルシコ
ル(Colorius versicol)、ボトリティス・シネレア(Botr
ytis cinerea)、リジドポルス・リグノサス(Rigidoporu
s lignosus)、フェリヌス・ノキシウス(Phellinus noxi
us)、プリューロータス・オストリータス(Pleurotus os
treatus)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus
nidulans)、ポドスポラ・アンセリナ(Podospora anser
ina)、アガリクス・ビスポルス(Agaricus bisporus)、
ガノデルマ・ルシドゥム(Ganoderma lucidum)、グロメ
レラ・シングラタ(Glomerella cingulata)、ラクタリウ
ス・ピペラトゥス(Lactariuspiperatus)、ルッスラ・デ
リカ(Russula delica)、ヘテロバシディオン・アノサム
(Heterobasidion annosum)、テレフォラ・テレストリス
(Thelephora terrestris)、クラドスポリウム・クラド
スポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)、セレ
ナ・ユニカラー(Cerrena unicolor)、コリオルス・ハー
スタス(Coriolus hirsutus)、セリポリオプシス・サブ
ヴェルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、コプ
リヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、パナエオル
ス・パピリオナセウス(Panaeolus papilionaceus)、パ
ナエオルス・スフィンクトリヌス(Panaeolus sphinctri
nus)、シゾフィラム・コムネ(Schizophyllum commun
e)、ディコミティウス・スクアレンス(Dichomitius squ
alens)及びその変異体から得られるラッカーゼから選択
されることを特徴とする請求項8に記載の組成物。 - 【請求項10】 ペルオキシダーゼ類が単純ペルオキシ
ダーゼであることを特徴とする請求項1に記載の組成
物。 - 【請求項11】 ペルオキシダーゼ類がカタラーゼであ
ることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 - 【請求項12】 ペルオキシダーゼ類が該酵素のドナー
と共に使用され、NADHペルオキシダーゼ類、脂肪酸
ペルオキシダーゼ類、NADPHペルオキシダーゼ類、
シトクロムcペルオキシダーゼ類、ヨージドペルオキシ
ダーゼ類、クロリドペルオキシダーゼ類、L-アスコル
バートペルオキシダーゼ類及びグルタチオンペルオキシ
ダーゼ類から選択されることを特徴とする請求項1に記
載の組成物。 - 【請求項13】 ペルオキシダーゼ類が、植物、動物、
真菌又は細菌由来、又は生物工学により得られたのもの
であることを特徴とする請求項1及び10ないし12の
いずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項14】 ペルオキシダーゼ類が、リンゴ、アプ
リコット、大麦、ブラックラディッシュ、ビート根、キ
ャベツ、ニンジン、トウモロコシ、綿、ニンニク、ブド
ウ、ミント、ダイオウ、大豆、ホウレンソウ、ヒトヨタ
ケ、ウシの乳、及びアセトバクター・ペルオキシダンス
(Acetobacter peroxidans)、スタフィロコッカス・フェ
カリス(Staphylococcus faecalis)又はアルスロマイセ
ス・ラモサス(Arthromyces ramosus)等の微生物から得ら
れたものであることを特徴とする請求項13に記載の組
成物。 - 【請求項15】 2電子又は4電子オキシドレダクター
ゼ類が、組成物の全重量に対して0.01〜20重量%
であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項16】 2電子又は4電子オキシドレダクター
ゼ類が、組成物の全重量に対して0.1〜5重量%であ
ることを特徴とする請求項15に記載の組成物。 - 【請求項17】 ペルオキシダーゼ類が、組成物の全重
量に対して0.0001〜20重量%であることを特徴
とする請求項1及び10ないし14のいずれか1項に記
載の組成物。 - 【請求項18】 ペルオキシダーゼ類が、組成物の全重
量に対して0.001〜10重量%であることを特徴と
する請求項17に記載の組成物。 - 【請求項19】 0.5〜1%の濃度で5〜10のpH
の、加水分解され中和された無水マレイン酸/(C1-C
5)アルキルビニルエーテルの架橋したコポリマーの水
溶液が、No.7のローターを具備するブルックフィール
ドRTV粘度計を使用し、20rpm、25℃で測定し
て、45000〜70000mPa.sの粘度を有する
ことを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に
記載の組成物。 - 【請求項20】 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキ
ルビニルエーテルの架橋したコポリマーの粒子径が85
0ミクロン未満であることを特徴とする請求項19に記
載の組成物。 - 【請求項21】 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキ
ルビニルエーテルの架橋したコポリマーの粒子径が75
ミクロン未満であることを特徴とする請求項20に記載
の組成物。 - 【請求項22】 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキ
ルビニルエーテルの架橋したコポリマーの粒子径が1〜
15ミクロンであることを特徴とする請求項21に記載
の組成物。 - 【請求項23】 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキ
ルビニルエーテルの架橋したコポリマーが、1,9-デカ
ジエンで架橋した無水マレイン酸/メチルビニルエーテ
ルのコポリマーであることを特徴とする請求項1ないし
22のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項24】 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキ
ルビニルエーテルの架橋したコポリマーの濃度が、組成
物の全重量に対して0.001〜10重量%であること
を特徴とする請求項1ないし23のいずれか1項に記載
の組成物。 - 【請求項25】 無水マレイン酸/(C1-C5)アルキ
ルビニルエーテルの架橋したコポリマーの濃度が、組成
物の全重量に対して0.01〜5重量%であることを特
徴とする請求項24に記載の組成物。 - 【請求項26】 請求項1ないし25のいずれか1項に
記載の組成物である、ヒトの毛髪等のケラチン繊維を酸
化染色するための使用準備が整った組成物であって、少
なくとも1種の酸化染料を、ケラチン繊維に適した媒体
中にさらに含有する組成物。 - 【請求項27】 酸化染料が、オルト-及びパラ-フェニ
レンジアミン類、複ベース、オルト-及びパラ-アミノフ
ェノール及び複素環ベース、並びに該化合物の酸付加塩
から選択される酸化ベースであることを特徴とする請求
項26に記載の組成物。 - 【請求項28】 酸化ベースが組成物の全重量に対して
0.0005〜12重量%の範囲の濃度で存在している
ことを特徴とする請求項26又は27に記載の組成物。 - 【請求項29】 酸化染料がメタ-フェニレンジアミン
類、メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフェノール類、
モノ-又はポリヒドロキシル化ナフタレン誘導体、セサ
モール及びその誘導体、複素環カップラー、及び該化合
物の酸付加塩類から選択されるカップラーであることを
特徴とする請求項26に記載の組成物。 - 【請求項30】 カップラーが、組成物の全重量に対し
て0.0001〜10重量%の範囲の濃度で存在してい
ることを特徴とする請求項29に記載の組成物。 - 【請求項31】 酸化ベースとカップラーの酸付加塩類
が、塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩
類、乳酸塩類及び酢酸塩類から選択されることを特徴と
する請求項26ないし30のいずれか1項に記載の組成
物。 - 【請求項32】 組成物の全重量に対して0.001〜
20重量%の重量割合で直接染料をさらに含むことを特
徴とする請求項26ないし31のいずれか1項に記載の
組成物。 - 【請求項33】 ケラチン繊維に適した媒体(又は支持
体)が、水、又は水と少なくとも1つの有機溶媒との混
合物からなることを特徴とする請求項1ないし32のい
ずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項34】 有機溶媒が、組成物の全重量に対して
1〜40重量%、より好ましくは5〜30重量%の範囲
の割合で存在することを特徴とする請求項33に記載の
組成物。 - 【請求項35】 pHが5〜11、好ましくは6.5〜
10の範囲であることを特徴とする請求項1ないし34
のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項36】 アニオン性、非イオン性、両性又は双
性の界面活性剤又はそれらの混合物、本発明のもの以外
のアニオン性ポリマー、非イオン性、両性又は双性のポ
リマー類又はそれらの混合物、無機又は有機の増粘剤、
酸化防止剤、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッフ
ァー、分散剤、コンディショナー、皮膜形成剤、防腐剤
及び乳白剤からなる群から選択される、毛髪の染色、パ
ーマネント再成形処理又はブリーチ処理用の組成物に通
常使用される少なくとも1種の化粧用アジュバントをさ
らに含有することを特徴とする請求項1ないし35のい
ずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項37】 請求項26ないし36のいずれか1項
に記載の少なくとも1つの使用準備が整った染色用組成
物を、所望の発色がなされるのに十分な時間ケラチン繊
維に適用することを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチ
ン繊維の染色方法。 - 【請求項38】 一方では、染色に適した媒体に請求項
26ないし31のいずれか1項に記載の少なくとも1つ
の酸化染料を含有する組成物(A)と、他方ではケラチン
繊維の染色に適した媒体に、少なくとも1つの酵素を該
酵素の少なくとも1つのドナーの任意の存在下でケラチ
ン繊維に適した媒体中に含有する組成物(B)を別個に保
存し、ついでケラチン繊維への適用前の使用時にそれら
を混合することからなる第1工程を含む方法において;
組成物(A)又は組成物(B)が請求項19ないし25のい
ずれか1項に記載の無水マレイン酸/(C1-C5)アル
キルビニルエーテルの架橋したコポリマーを含有するこ
とを特徴とする請求項37に記載の方法。 - 【請求項39】 第1の区画部が請求項38に記載の組
成物(A)を収容し、第2の区画部が請求項38に記載の
組成物(B)を収容することを特徴とする多区画染色具又
は「キット」。 - 【請求項40】 パーマネントウェーブ処理された毛髪
に対してパーマネント再成形処理を施すためのヒトの毛
髪等のケラチン繊維の処理方法であって、該方法が(i)
処理するケラチン繊維に還元組成物を塗布し、該塗布の
前、間もしくは後にケラチン繊維に機械的張力をかけ、
(ii)ケラチン繊維を場合によってはすすぎ、(iii)
場合によってはすすいだケラチン繊維に請求項1ないし
25及び33ないし36のいずれか1項に記載の酸化組
成物を塗布し、(iv)ケラチン繊維を必要に応じて再び
すすぐ工程を含んでなることを特徴とする該繊維の処理
方法。 - 【請求項41】 ヒトの毛髪等のケラチン繊維をブリー
チするための該繊維の処理方法であって、付加的な酸化
剤を含有していてもよい、請求項1ないし25及び33
ないし36のいずれか1項に記載の酸化組成物を塗布す
ることを含み、ケラチン繊維をすすぐ工程が続くことを
特徴とする該繊維の処理方法。 - 【請求項42】 酸化系として、少なくとも1種の2電
子又は4電子オキシドレダクターゼ又はペルオキシダー
ゼを含有する、ヒトの毛髪等のケラチン繊維を染色、パ
ーマネント再成形処理又はブリーチ処理するための酸化
組成物の酵素活性の保持性を改善するための方法であっ
て、有効量の無水マレイン酸/(C1-C5)アルキルビ
ニルエーテルの架橋したコポリマーを該酸化組成物に添
加することを特徴とする方法。 - 【請求項43】 酸化系が少なくとも1種のウリカーゼ
と尿酸を含有し、1,9-デカジエンで架橋した無水マレ
イン酸/メチルビニルエーテルコポリマーを有効量、該
酸化組成物に添加することを特徴とする請求項42に記
載の方法。
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