JP2001354362A - ケーブル巻始端ドラム固定方法及びケーブルドラム - Google Patents

ケーブル巻始端ドラム固定方法及びケーブルドラム

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JP2001354362A
JP2001354362A JP2000177742A JP2000177742A JP2001354362A JP 2001354362 A JP2001354362 A JP 2001354362A JP 2000177742 A JP2000177742 A JP 2000177742A JP 2000177742 A JP2000177742 A JP 2000177742A JP 2001354362 A JP2001354362 A JP 2001354362A
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drum
fixing
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Hironori Matsumoto
浩典 松本
Saburo Yoshimura
三郎 吉村
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル巻始端をケーブルドラムに固定する
固定作業を迅速、容易化してケーブルの製造コストを低
減する。 【解決手段】 ケーブルドラム11の鍔部11aに設け
た抜き孔11bから外側に挿通したケーブル巻始端を、
プラスチックの筒状体等の巻始端ガイド31にガイドさ
せてケーブルドラム11の外側壁面に取付けた巻始端圧
着固定手段30により圧着固定してケーブルドラム11
に固定する。ケーブル巻始端を収納できる溝幅の凹部を
有する二枚の平板からなる巻始端圧着固定手段30は、
ケーブル巻始端を挟んで把持する一対の圧着固定部材3
0aと、このケーブル巻始端を把持した圧着固定部材3
0aを加圧しケーブル巻始端との間の摩擦力を高めて固
定するエアシリンダ等の加圧機構30bとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルを巻取
り、保管、運搬するケーブルドラムへのケーブル巻始端
の固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造工程中のケーブルをケーブル
ドラムに巻き取るには、図3に例示するように、ケーブ
ルドラム11の鍔部11aの外側と内側に作業者50を
各1名配置し、まず内側の作業者がケーブル20のケー
ブル巻始端を、鍔部の抜き孔11bの内側から外側へ押
し込み外側に挿通した状態でケーブルを支えてその状態
を維持し、他の外側の作業者が挿通したケーブル巻始端
を紐で縛りその紐を鍔部11aに縛着することによりケ
ーブルドラム11に固定する。この固定作業によりケー
ブルをケーブルドラム11に巻回することが可能とな
る。この固定作業は、ケーブルの製造中において一つの
ケーブルドラムへのケーブル20の巻回が完了する毎に
繰返される。
【0003】一方、このケーブル巻始端の固定作業の間
に製造されるケーブル20については、ケーブルドラム
11への巻取り工程の前に設けた蓄線機70に巻き取る
ことで、製造を一時停止することなく連続して製造でき
るようにしている。この蓄線機70は、二つの対向する
ローラからなり、ケーブル巻始端の固定作業中は、図3
(b)に例示するようにそのローラ間の距離を拡張する
ことによって固定作業中に製造されるケーブル20を一
時蓄える。
【0004】特に、プラスチック被覆ケーブルの場合
は、ケーブルの移動により溶融樹脂を引張りケーブルを
被覆する押出し被覆工程を採用するために、製造を一時
停止すると、生産効率が低下するにととまらずケーブル
を断線しなければならないことになるので製造工程を止
めることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の、ケーブルドラ
ム11の鍔部の外側と内側に作業者50を各1名配置
し、まず内側の作業者がケーブル20のケーブル巻始端
を、鍔部の抜き孔の内側から外側へ挿通し、他の外側の
作業者が挿通したケーブル巻始端を紐で縛りその紐を鍔
部に縛着、固定する作業方法は、ケーブルの製造コスト
に及ぼす影響が大きい。従って、この作業の効率化が望
まれている。また、前記畜線機は設備費が高くケーブル
の設備コストへの影響を無視できないので、これを使用
することなく固定作業を行うことができればこの設備コ
ストを節減できるので好適である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を克服するため
に、請求項1に記載の発明は、ケーブルドラムの鍔部に
設けた抜き孔から外側に挿通したケーブル巻始端をその
鍔部の外側壁面に取付けた巻始端圧着固定手段により圧
着固定して前記ケーブルドラムに固定するケーブル巻始
端ドラム固定方法である。
【0007】. 本発明により、ケーブル巻始端を、一
対の圧着固定部材を含む巻始端圧着固定手段により加圧
し圧着してケーブルドラムに固定するので、従来の紐で
鍔部に固定する方法と比較して、固定作業が迅速、容易
となる。この結果、作業が効率化し、また畜線機も省略
できるようになり作業コストや設備コストを顕著に低減
可能となる。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記鍔部の抜き
孔と前記巻始端圧着固定手段との間において、前記ケー
ブル巻始端を巻始端ガイドによりガイドする請求項1に
記載のケーブル巻始端ドラム固定方法である。本発明
は、ケーブル巻始端を巻始端圧着固定手段へガイドする
巻始端ガイドを使用することにより、ケーブルドラムの
抜け穴を通じてその外側に挿通したケーブル巻始端を、
迅速、容易に、その外側に取付けた巻始端圧着固定手段
へ到達させることが可能となり、ケーブル巻始端の抜き
孔への挿入作業が容易となるので好適である。特に鍔部
の抜き孔から前記巻始端圧着固定手段との間の距離が比
較的長い場合に有効である。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記巻始端圧着
固定手段が、ケーブル巻始端を感知するセンサーを備
え、そのセンサーからの信号により作動を開始し自動的
にケーブル巻始端を前記ケーブルドラムに圧着、固定す
る請求項1又は2に記載のケーブル巻始端ドラム固定方
法である。
【0010】本発明は、巻始端圧着固定手段に到達した
ケーブル巻始端をセンサが感知して発する信号により自
動的に巻始端圧着固定手段の作動を開始しケーブル巻始
端を圧着固定する構成からなる。これにより、ケーブル
巻始端を抜き孔へ挿入するだけでケーブルドラムへ固定
することができるようになり、固定作業の効率を顕著に
高めることができるようになるので好適である。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いづれか1項に記載の前記巻始端圧着固定手段が、前記
ケーブル巻始端を把持する一対の圧着固定部材と、この
圧着固定部材に連結するピストンと加圧シリンダから構
成される加圧手段とからなる請求項1〜3のいづれか1
項に記載のケーブル巻始端ドラム固定方法である。本発
明は、加圧シリンダの圧縮気体又は加圧液体を利用する
前記巻始端圧着固定手段を用いてケーブル巻始端を圧
着、固定することにより、ケーブルドラムへの固定作業
を迅速、効率化するので好適である。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いづれか1項に記載のケーブル巻始端ドラム固定方法に
使用するケーブルドラムであって、前記ケーブル巻始端
を内側から外側に挿通するための抜き孔が鍔部に開口さ
れ、前記ケーブル巻始端を固定するための巻始端圧着固
定手段が鍔部の外側壁面に取付けられ、この抜き孔から
外側へ挿通した前記ケーブル巻始端を前記巻始端圧着固
定手段へガイドする巻始端ガイドが前記鍔部の外側壁面
の抜け孔と巻始端圧着固定手段との間に備えられている
ケーブルドラムである。
【0013】本発明のケーブルドラムは、前記ケーブル
巻始端ドラム固定方法を使用してケーブルを巻き取るこ
とによって固定作業を効率化してケーブルの製造コスト
を低減できるので好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1、図2に基づいて本発
明の実施の形態を説明する。なお、同じ部位には同じ番
号を付して重複する説明を省略する。図1は、本発明の
ケーブルドラムにより、ケーブル巻始端を圧着固定した
状態の正面図(同図(a))と拡大側面図(同図
(b))を例示する。
【0015】具体的に図1(a)は、本発明のケーブル
ドラム11を装着した、ケーブル20の巻取り装置10
の正面図であって、ケーブルドラム11を、ドラム支持
支柱40のドラム回転軸(ピントル軸とも云われる)1
2で回転可能に支持し、ケーブル開始端をケーブルドラ
ム11の鍔部11aの外側に装着した本発明の主要構成
である巻始端圧着固定手段30で圧着固定した状態を示
す。
【0016】本発明のケーブルドラム11は、胴部の両
側に鍔部11aを備え、その一方に、ケーブル開始端を
内側から外側へ挿通する抜き孔11bを有し、更に抜き
孔11bの近傍で鍔部11aの外側に、ケーブル開始端
を圧着して固定する巻始端圧着固定手段30を有する。
図2は、本発明のケーブル巻始端ドラム固定方法を例示
する図である。即ち、図2(a)〜(c)は、ケーブル
開始端を抜き孔11bに挿入し、巻始端圧着固定手段3
0により固定し、巻回する工程を示す。
【0017】(ケーブルドラム)使用するケーブルドラ
ムは、図1に例示するように、ケーブル巻始端を内側か
ら外側に挿通するための抜き孔11bが鍔部11aに開
口され、ケーブル巻始端をケーブルドラムに固定するた
めの巻始端圧着固定手段30が鍔部11aの外側壁面に
取付けられ、この抜き孔11bから外側へ挿通したケー
ブル巻始端を巻始端圧着固定手段30へガイドする巻始
端ガイド31が、鍔部11aの外側壁面の抜き孔11b
と巻始端圧着固定手段30との間に備えられている。
【0018】(抜き孔)抜き孔11bは、ケーブル巻始
端を内側から外側に挿通するための開口で、ケーブルド
ラムの鍔部11aに一個所開口され、次の検査工程で巻
始端を取り扱うため、巻始端をドラムの鍔部11bの外
側に固定しなければならないことから必要となる。
【0019】(巻始端ガイド)巻始端ガイド31は、ケ
ーブルドラムの鍔部11aの抜き孔11bから挿通した
ケーブル巻始端の進路を巻始端圧着固定手段30へガイ
ドする機能を有する。巻始端ガイド31は、ケーブルを
挿通する必要上から、その外径よりも大きな内径の筒状
体、又は大きな溝幅の溝状体であり、かつ曲げ変形を与
えて任意に進路を形成できるプラスチックなどの材質か
らなる物が好適である。この筒状体又は溝状体は、入口
をテーパ状に広げるとケーブルを受け入れ易くなるので
好適である。
【0020】(巻始端圧着固定手段)巻始端圧着固定手
段30は、ケーブル巻始端を挟んで把持する一対の圧着
固定部材30aと、このケーブル巻始端を把持した圧着
固定部材30aを加圧しケーブル巻始端との間の摩擦力
を高めて圧着固定する加圧機構30bとからなり、ケー
ブルドラム11の鍔部の外側壁面上で、かつ鍔部11a
の抜き孔11bに近い位置に取付けられる。
【0021】圧着固定部材30aの形状としては、簡単
なものとして一対の2枚の平板が考えられ、この場合、
平板間にケーブル巻始端を挟んで固定する。また、ケー
ブルを収納できる溝幅の凹部を有する一方の圧着固定部
材30aにケーブル巻始端を収納し、この凹部と同じ溝
形状の、又はこの凹部に対応する凸状の形状の、又は板
状の形状のいづれかの形状を有する他の圧着固定部材3
0aによりケーブル巻始端を圧着固定するもの等が可能
である。
【0022】加圧機構30bの加圧に利用可能なエネル
ギー源として、空気圧や、油圧、電磁力、ばね力がある
が、この他人力を利用することもできる。人力の場合に
は、例えば、プレス機のようにネジ機構のボルト部材又
はナット部材のいづれか一方に接続したハンドルを手で
回して一対の圧着固定部材30aを加圧し、その間に挟
んだケーブル巻始端を圧着、固定する方式の加圧機構3
0bが可能である。この場合でも、従来の紐で縛着する
方法と比較して前記ドラムの外側の作業者の作業効率を
相当に向上できる。
【0023】加圧機構30bの作動方式は、作動開始か
ら圧着固定を完了するまでの全工程を自動で行う方式で
あっても、一部の、例えばスイッチ操作を手動で行う方
式であっても、又全工程を手動で行う方式であってもよ
い。全工程を自動で行う方式を採用する場合には、加圧
機構30bにケーブル巻始端の到達を感知するセンサを
備えておき、挿通されたケーブル巻始端が所定の位置に
到達したときにセンサがこれを検知し、この際センサが
発した信号により加圧機構30bが自動的に作動を開始
するように構成することができる。
【0024】このセンサの検知方式としては、ケーブル
巻始端の到達時の、ケーブル巻始端の進路を横切る光ビ
ームの遮断を検知する光ビーム方式のもの、ケーブル巻
始端の先端部の圧力を検知する感圧方式のものなど種々
の方式が可能である。
【0025】この場合は、従来の紐で縛着する固定方法
と比較して前記ドラムの外側の作業者が不要となり、作
業効率を顕著に向上できる。勿論、巻始端圧着固定手段
30へのケーブル巻始端の到達を目視により検知して、
作業者がスイッチを押し加圧機構30bが作動を開始す
るようにする方式であってもよい。
【0026】(ケーブル巻始端ドラム固定方法)図2
(a)に例示するように、まず作業者50がケーブル巻
始端の近くを把持して、その先端部をケーブルドラムの
内側から抜き孔11bを挿通して鍔部11aの外側に位
置する巻始端ガイド31に挿入する。
【0027】ケーブル巻始端を所定の長さだけ抜き孔1
1bに挿入したところで作業者50は、図2(b)に例
示するように、操作盤11dのスイッチを入れて圧縮気
体又は加圧液体を、巻始端圧着固定手段30の加圧シリ
ンダに供給し、ケーブルドラムの外側壁面に固定された
巻始端圧着固定手段30を作動させ、その一対の平板か
らなる圧着固定部材30aにより、到達したケーブル巻
始端を挟んで加圧し、圧着、固定する。
【0028】尚、この場合スイッチの代わりに、圧着固
定部材30aの近傍にケーブル巻始端の到達を検知する
前記センサを備えておき、このケーブル巻始端の到達の
際に発せられるセンサからの信号により前記圧縮気体又
は加圧液体を、巻始端圧着固定手段30の加圧シリンダ
に供給開始し、前記加圧、固定工程が自動的に行われる
ようにすることもできる。
【0029】これにより、ケーブルの固定が完了して、
図2(c)に例示するように、通常のケーブルの巻取り
工程に移行する。本固定作業では、従来、ケーブルドラ
ムの外側でケーブル巻始端を受け取り紐で鍔部11aの
壁面に縛着していた作業者50が不要となり、作業効率
を顕著に向上できる。
【0030】
【実施例】本実施例のケーブル巻始端ドラム固定方法
は、巻始端圧着固定手段30の加圧機構30bとして圧
縮空気を利用するエアシリンダを、圧着固定部材30a
として一対の相互に対向する、内側面に滑り防止の微細
な凹凸を付したステンレス平板を用いる。また、巻始端
ガイド31としてポリ塩化ビニル製の蛇腹付き円筒管を
使用した。
【0031】(巻始端圧着固定手段)巻始端圧着固定手
段30の構造は、金属板からなる固定支持板30eの上
に、圧着固定部材30aを構成する一対のステンレス製
の平板の側面を下にし幅広面の微細な凹凸を付した面が
相互に対向するような向きに載置し、この一方のステン
レス製平板を加圧機構30bのエアシリンダのピストン
に往復移動可能に連結し、他の一方のステンレス製平板
を固定支持板30eの上に固定して構成される。この巻
始端圧着固定手段30の機能は、一対の平板状の圧着固
定部材30aの間にケーブル巻始端を挟んだ状態で、エ
アシリンダ内の圧縮空気圧によりピストンを介して加圧
し、圧着、固定することにある。
【0032】このケーブル巻始端圧着固定手段30のケ
ーブルドラム11への取付は、その固定支持板30eを
介して、ケーブルドラム11のドラム支柱とドラム回転
軸12との2個所で、ケーブルドラムと共回り可能に装
着したトルク伝達板(ケレ板云われることもある。)1
3上に、ネジ30dにより、径方向位置を調整可能に固
定することによりなされる。ケーブル巻始端圧着固定手
段30は、このネジ30dによりケーブルドラムの回転
軸から種々の径方向位置に取付可能となるので互換性を
有し、種々の径の胴部のケーブルドラムに共通に使用す
ることができる。
【0033】エアシリンダ30bへの圧縮空気の供給
は、ドラム回転軸12とこの中に埋め込まれたロータリ
コネクタと固定支持板30eとの間を貫通している、図
示しない圧縮空気路を経由して行われ、ケーブルドラム
11の近くに設けた操作盤11dによりワンタッチで制
御される。
【0034】(巻始端ドラム固定方法)前記エアシリン
ダからなる巻始端圧着固定手段30を取付けたケーブル
ドラムを使用し、蓄線機は使用することなく、プラスチ
ック被覆ケーブルの製造ラインの線速を、外径寸法品質
を維持できる下限の5m/分程度にマスターダウンした
状態でケーブル巻始端をケーブルドラムに固定した後に
元の線速に戻す方法を採用し、他の条件は前記発明の実
施の形態と同じ方法でケーブル巻始端をケーブルドラム
に固定した。これにより、内側の作業者50が1名だけ
で、蓄線機を使用しないでケーブルドラムにプラスチッ
クケーブルのケーブル巻始端を、迅速、容易に固定する
ことができた。
【0035】
【発明の効果】本発明により、抜き孔が鍔部に開口さ
れ、ケーブル巻始端を固定するための巻始端圧着固定手
段が鍔部の外側壁面に取付けられ、抜き孔から外側へ挿
通した前記ケーブル巻始端を前記巻始端圧着固定手段へ
ガイドする巻始端ガイドが備えられているケーブルドラ
ムを使用して、ケーブル巻始端を一対の圧着固定部材を
有する巻始端圧着固定手段により圧着固定してケーブル
ドラムに固定するので固定作業が迅速、容易となり、ま
た蓄線機が不要となる。
【0036】この結果、従来の紐を用いてケーブル巻始
端をケーブルドラムに縛着、固定する方法と比較して、
固定作業の効率化による作業工数の低減と、2名から1
名への作業者の削減と蓄線機の省略による設備コストの
低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルドラムにケーブル巻始端を固
定した状態を示す図である。図1(a)は、ケーブル巻
始端を本発明のケーブルドラムに固定した状態を示す正
面図を、同図(b)は拡大側面図を示す。
【図2】本発明のケーブル巻始端の圧着固定方法を示す
図である。図2(a)は、ケーブル巻始端の圧着固定直
前の作業状態を、同図(b)は圧着固定中の作業状態
を、同図(c)はケーブルの巻回中の状態をそれぞれ示
す。
【図3】従来の、ケーブル巻始端の圧着固定方法を示す
図である。
【符号の説明】
10:ケーブル巻取り装置 11:ケーブルドラム 11a:鍔部 11b:抜き孔 11d:操作盤 12:ドラム回転軸(ピントル軸) 13:トルク伝達板(ケレ板) 20:ケーブル 30:巻始端圧着固定手段 30a:圧着固定部材 30b:加圧手段 30d:固定位置調整手段 30e:固定支持板 31:巻始端ガイド 40:ドラム支持支柱 50:作業者 60:押出機 70:蓄線機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルドラムの鍔部に設けた抜き孔か
    ら外側に挿通したケーブル巻始端をその鍔部の外側壁面
    に取付けた巻始端圧着固定手段により圧着固定して前記
    ケーブルドラムに固定することを特徴とするケーブル巻
    始端ドラム固定方法。
  2. 【請求項2】 前記鍔部の抜き孔と前記巻始端圧着固定
    手段との間において、前記ケーブル巻始端を巻始端ガイ
    ドによりガイドすることを特徴とする請求項1に記載の
    ケーブル巻始端ドラム固定方法。
  3. 【請求項3】 前記巻始端圧着固定手段が、ケーブル巻
    始端を感知するセンサーを備え、そのセンサーからの信
    号により作動を開始し自動的にケーブル巻始端を前記ケ
    ーブルドラムに圧着、固定することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のケーブル巻始端ドラム固定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいづれか1項に記載の前
    記巻始端圧着固定手段が、 前記ケーブル巻始端を把持する一対の圧着固定部材と、 その圧着固定部材に連結するピストンと加圧シリンダか
    ら構成される加圧手段とからなることを特徴とする請求
    項1〜3のいづれか1項に記載のケーブル巻始端ドラム
    固定方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいづれか1項に記載のケー
    ブル巻始端ドラム固定方法に使用するケーブルドラムで
    あって、 前記ケーブル巻始端を内側から外側に挿通するための抜
    き孔が鍔部に開口され、 前記ケーブル巻始端を固定するための巻始端圧着固定手
    段が鍔部の外側壁面に取付けられ、 この抜き孔から外側へ挿通した前記ケーブル巻始端を前
    記巻始端圧着固定手段へガイドする巻始端ガイドが前記
    鍔部の外側壁面に備えられているケーブルドラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103979369A (zh) * 2014-04-24 2014-08-13 华国洋 一种线材卷绕机的线头固定装置
WO2017210572A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-07 Commscope, Inc. Of North Carolina Tool for cable winding machine and methods

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