JP2001354197A - 耐衝撃構造材 - Google Patents

耐衝撃構造材

Info

Publication number
JP2001354197A
JP2001354197A JP2000176532A JP2000176532A JP2001354197A JP 2001354197 A JP2001354197 A JP 2001354197A JP 2000176532 A JP2000176532 A JP 2000176532A JP 2000176532 A JP2000176532 A JP 2000176532A JP 2001354197 A JP2001354197 A JP 2001354197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
composite
impact
resistant structural
girder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000176532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3486839B2 (ja
Inventor
Toru Hayashi
徹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000176532A priority Critical patent/JP3486839B2/ja
Publication of JP2001354197A publication Critical patent/JP2001354197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3486839B2 publication Critical patent/JP3486839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 航空機の実機床等の、軽量かつ高い衝撃吸収
能力を必要とする部位に適用できるように、工作容易で
かつ軽量な耐衝撃構造材を提供する。 【解決手段】 箱形断面の長尺桁1のウエブ部2に、桁
長手方向に間隔を存して、または、他の長尺桁との交差
中央部に、または、その両方に、複合材チューブ3を桁
長手方向及びウエブ板厚方向と垂直をなす方向にチュー
ブ穴軸方向が向くように配置した耐衝撃構造材であっ
て、前記複合材チューブ3の端部周壁に複数の開口を、
複合材チューブの中央部に向って複合材チューブ断面に
占める開口面積が次第に小さくなるように配設したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機、自動車、
鉄道をはじめ、一般産業用の衝撃吸収能力に優れた耐衝
撃構造材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば回転翼航空機であるヘリコプタ
は、その特性上、有視界、低高度での都市部や山間部運
用が多く、常に障害物との接触等による事故の危険をは
らんでおり、万が一墜落しても搭乗者生存性確保のため
の耐衝撃性が強く要求されている。
【0003】現在実用化されているヘリコプタにおいて
は、座席、降着装置等は不慮の接地衝撃を吸収する機構
の備わったものが実用化されているが、床構造に関して
は実運用中に遭遇しうる飛行、地上荷重等で設計される
のが一般的であり、不慮の接地衝撃吸収については考慮
されていないのが現状である。
【0004】航空機床構造の衝撃吸収については、従来
より研究が行われており、数々の衝撃吸収構造材が文献
(例えば、革新航空機技術開発に関する研究調査成果報
告書No.0101、1990年3月、社団法人 日本
航空宇宙工業会革新航空機技術開発センター)に報告さ
れている。その中で、図17に示すようにI型箱形断面
の複合材長尺桁1のウエブ2の桁長手方向に一定間隔を
存して複合材チューブ3を縦向きに埋め込み成形した耐
衝撃構造材4が、最も良いエネルギ吸収能力を示してい
る。
【0005】然し乍ら上記耐衝撃構造材4は、衝撃エネ
ルギ吸収能力としては優れているが、文献(例えば、F
RP円筒のエネルギー吸収機構に関する研究、1995
年、第24回FRPシンポジウム講演論文集)に報告さ
れている図18に示すような複合材チューブ特有の衝撃
エネルギ吸収上極めて好ましい安定な順次破壊モードに
移行するまでの間に、図19に示すような過大な初期反
力立ち上がり13を生じ、これをヘリコプタ床構造等に
適用した場合、乗員に加速度傷害をもたらすような加速
度を生ずることから、この実用化にあたっては改良の余
地が残されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、複合
材チューブ特有の衝撃エネルギ吸収上極めて好ましい安
定な順次破壊モードに移行するまでの間に生ずる過大な
初期反力立ち上がりを抑制し、衝撃エネルギ吸収能力の
優れた、しかも普段は通常運用荷重に対しても主要構造
部材として適用可能な、工作容易でかつ軽量な耐衝撃構
造材を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の耐衝撃構造材の1つは、箱形断面の長尺桁の
ウエブ部に、桁長手方向に間隔を存して、または、他の
長尺桁との交差中央部に、または、その両方に、複合材
チューブを桁長手方向及びウエブ板厚方向と垂直をなす
方向にチューブ穴軸方向が向くように配置した耐衝撃構
造材であって、前記複合材チューブの端部周壁に複数の
開口を、複合材チューブの中央部に向って複合材チュー
ブ断面に占める開口面積が次第に小さくなるように配設
したことを特徴とするものである。
【0008】上記本発明の耐衝撃構造材において、複合
材チューブは、円形、楕円形、三角形、四角形、多角形
断面、さらにはそれら大小のものを複数本束ねたものの
いずれかであることが好ましい。
【0009】上記本発明の耐衝撃構造材において、箱形
断面の長尺桁のウエブは、薄板材で低密度コア材ととも
に複合材チューブを挾んで形成されていることが好まし
い。
【0010】上記本発明の耐衝撃構造材において、複合
材チューブの端部周壁に設けられた開口の形状は、円
形、半円形、長円形、半長円形、スリット、三角形、四
角形、または多角形などの各種形状がある。
【0011】上記本発明の耐衝撃構造材において、複合
材チューブの端部周壁に設けられた開口は、断面角形の
複合材チューブの場合、端部の角部に配設されているこ
ともある。
【0012】本発明の耐衝撃構造材の他の1つは、箱形
断面の長尺桁のウエブ部に、桁長手方向に間隔を存し
て、または、他の長尺桁との交差中央部に、または、そ
の両方に、複合材チューブを桁長手方向及びウエブ板厚
方向と垂直をなす方向にチューブ穴軸方向が向くように
配置した耐衝撃構造材であって、前記複合材チューブが
肉厚方向で複数の層に構成され、その複合材チューブの
端部層間に母材に比して強度の低いフィルム状層材を挾
んで積層していることを特徴とするものである。
【0013】本発明の耐衝撃構造材のさらに他の1つ
は、箱形断面の長尺桁のウエブ部に、桁長手方向に間隔
を存して、または、他の長尺桁との交差中央部に、また
は、その両方に、複合材チューブを桁長手方向及びウエ
ブ板厚方向と垂直をなす方向にチューブ穴軸方向が向く
ように配置した耐衝撃構造材であって、前記複合材チュ
ーブが肉厚方向で複数の層に構成され、その複合材チュ
ーブの端部層間にフィルム状層材を挾んで成形した後、
前記フィルム状層材を除去して端部層間に隙間を形成し
たことを特徴とするものである。
【0014】上記他の2つの耐衝撃構造材において、箱
形断面の長尺桁のウエブは、薄板材で低密度コア材とと
もに複合材チューブを挾んで形成されていることが好ま
しい。
【0015】上記の耐衝撃構造材において、複合材チュ
ーブの層間に挾んで積層されるフィルム状層材は、X線
を使った非破壊検査を容易にするための造影剤を含んで
いることをが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の耐衝撃構造材の実施形態
を図によって説明する。図1において、1は箱形断面の
長尺桁で、ウエブ2の桁長手方向に間隔を存して、複合
材チューブ3を桁長手方向及びウエブ2の板厚方向と直
角をなす方向にチューブ穴軸方向が向くように配置して
耐衝撃構造材4を構成している。また、図2に示すよう
に箱形断面の長尺桁1のウエブ2同士の交差点中央部
に、複合材チューブ3を桁長手方向及びウエブ2の板厚
方向と直角をなす方向にチューブ穴軸方向が向くように
配置して耐衝撃構造材4′を構成している。さらに図示
しないが、箱形断面の長尺桁1のウエブ2の桁長手方向
に間隔を存して及びウエブ2同士の交差点中央部に複合
材チューブ3を前記と同様に配置して耐衝撃構造材を構
成している。前記の箱形断面の長尺桁1は、薄板材5,
5で低密度コア材6と共に複合材チューブ3を挾んでウ
エブ2を形成している。また、前記の複合材チューブ3
は、図3のa〜fに示すように端部周壁に円形,楕円
形,三角形,四角形,スリット,半円形,或いは多角形
など各種形状の複数の開口7を、複合材チューブ3の中
央部に向って複合材チューブ3の断面に占めるその開口
7の面積が次第に小さくなるように配設している。この
複合材チューブ3は図4のa〜jに示すように断面が円
形,楕円形,三角形,四角形,多角形,さらにそれら大
小のものを複数束ねたものなどのものがある。そして、
断面角形の複合材チューブ3の場合、角部の端部には例
えば図5に示すように角落とし8が設けられている。
【0017】図6に示す耐衝撃構造材9及び図7に示す
耐衝撃構造材9′における複合材チューブ3は、図1,
図2と同様に配置され、断面が図4のa〜jに示すよう
に円形,楕円形,三角形,四角形,多角形,さらにはそ
れら大小のものを複数本束ねたものもあり、それら複合
材チューブ3は図8のaに示すように肉厚方向が複数の
層で構成され、その端部層間には母材に比して強度の低
いフィルム状層材10を挾んで積層した部分11を設け
ている。また、この端部層間のフィルム状層材10を除
去して、図9のaに示すように端部層間に隙間12を形
成したものもある。
【0018】前述のように図1,図2の耐衝撃構造材
4,4′は、箱形断面の長尺桁1のウエブ2の桁長手方
向に図1に示すように間隔を存して、または、図2に示
すようにウエブ2同士の交差点中央部に、もしくは、図
示しないがその両方に、桁長手方向及びウエブ2の板厚
方向と直角をなす方向にチューブ穴軸方向が向くように
配置した複合材チューブ3の端部周壁に、図3のa〜f
に示すように各種形状の複数の開口7を中央部に向って
複合材チューブ3の断面に占める開口7の面積が次第に
小さくなるように配設しており、また、断面角形の複合
材チューブ3の場合、角部の端部に図5に示すように角
落とし8が設けられているので、複合材チューブ特有の
衝撃エネルギ吸収上極めて好ましい安定な順次破壊モー
ドに移行するまでの間に生ずる過大な初期反力立ち上が
りが、複合材チューブ3の端部周壁の開口7や断面角形
の複合材チューブ3の角部の端部に設けられた角落とし
8による部分圧潰により抑制され、図10に示すヘリコ
プタHの床構造D等に適用した場合、優れたエネルギ吸
収特性を備えることができる。無論上記耐衝撃構造材
4,4′は、普段は通常運用荷重に対して荷重伝達を行
う軽量な主要構造部材として使用可能である。
【0019】また、前述のように図6,図7の耐衝撃構
造材9,9′は、箱形断面の長尺桁1のウエブ2の桁長
手方向に図6に示すように間隔を存して、または図7に
示すようにウエブ2同士の交差点中央部に、もしくは、
図示しないがその両方に、桁長手方向及びウエブ2の板
厚方向と直角をなす方向にチューブ穴軸方向が向くよう
に配置した複合材チューブ3が、図8のaに示すように
肉厚方向が複数の層で構成され、その端部層間には母材
に比して強度の低いフィルム状層材10を挾んで積層し
た部分11を設け、または、この端部層間のフィルム状
層材10を除去して図9のaに示すように端部層間に隙
間12を形成しているので、複合材チューブ特有の衝撃
エネルギ吸収上極めて好ましい安定な順次破壊モードに
移行するまでの間に生ずる過大な初期反力立ち上がり
が、図8のb,図9のbに示す端部の部分圧潰により抑
制され、図10に示すヘリコプタHの床構造Dに適用し
た場合、優れたエネルギ吸収特性を備えることができ
る。また、図8のフィルム状層材10は造影剤を含んで
いることにより、製造検査時にフィルム状層材10が端
部層間に挿入されていることの確認がX線を使った非破
壊検査により容易に判定できる。無論上記耐衝撃構造材
9,9′は、普段は通常運用荷重に対して荷重伝達を行
う軽量な主要構造部材として使用可能である。
【0020】本発明の耐衝撃構造材の有効性を明らかに
するために、従来例の図17に示す耐衝撃構造材との静
的荷重−変位特性試験及び解析結果比較を図11,図1
2に示す。この比較の際の本発明の実施例の耐衝撃構造
材は、図13,図14の寸法の箱形断面の長尺桁1にあ
って、矩形断面の複合材チューブ3が図15に示すよう
に端部附近の角部に配設され、一辺が10mmの斜めに
角を切り取った角落とし8を有するものと、図16に示
すように端部層間に厚さ0.2mm、長さ5mm,7m
mの2枚のフィルム状層材10を挾んで積層した部分1
1を設けたものであり、従来例の耐衝撃構造材は、矩形
断面の複合材チューブ3の端部角部に角落とし9や端部
層間にフィルム状層材10が無いものである。
【0021】図11、図12のグラフで明らかなように
実施例の耐衝撃構造材は、従来例の耐衝撃構造材に比
べ、図19に示す安定な順次破壊モードに移行するまで
の間に生ずる過大な初期反力立ち上がり13が著しく抑
制され、かつ従来例の耐衝撃構造材と同等の吸収エネル
ギーを示していることが判る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の耐衝撃
構造材は、複合材チューブ特有の衝撃エネルギ吸収上極
めて好ましい安定な順次破壊モードに移行するまでの間
に生ずる過大な初期反力立ち上りを、工作容易な構造で
抑制し、複合材チューブの持つ優れたエネルギ吸収能力
を引き出すことができ、無論普段は通常運用荷重に対し
て荷重伝達する軽量な主要構造部材として使用可能であ
る。従って、ヘリコプタをはじめ、軽量かつ高い衝撃吸
収能力を必要とする実機耐衝撃構造に極めて有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐衝撃構造材の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】本発明の耐衝撃構造材の別の一実施形態を示す
斜視図である。
【図3】a〜fは図1,図2に示される本発明の耐衝撃
構造材に配設される複合材チューブの斜視図で、その端
部周壁に配設された開口の各種形状を示す。
【図4】a〜jは本発明の耐衝撃構造材に配設される複
合材チューブの各種断面形状を示す図である。
【図5】角部の端部に角落としを設けた複合材チューブ
を示す斜視図である。
【図6】本発明の耐衝撃構造材の他の実施形態を示す斜
視図である。
【図7】本発明の耐衝撃構造材のさらに他の実施形態を
示す斜視図である。
【図8】aは、図6,図7の耐衝撃構造材に配設される
複合材チューブの一例を示す端部破断斜視図、bはその
複合材チューブの端部の部分圧潰を示す図である。
【図9】aは、図6,図7の耐衝撃構造材に配設される
複合材チューブの他の例を示す斜視図、bはその複合材
チューブの端部の部分圧潰を示す図である。
【図10】ヘリコプタの骨格構造を示す斜視図である。
【図11】本発明の図13の耐衝撃構造材と図17の従
来例の耐衝撃構造材との荷重一変位特性試験及び解析結
果の比較を示すグラフである。
【図12】本発明の図14の耐衝撃構造材と図17の従
来例の耐衝撃構造材との荷重一変位特性試験及び解析結
果の比較を示すグラフである。
【図13】図11の荷重一変位特性比較に用いた本発明
の耐衝撃構造材の寸法を示す斜視図である。
【図14】図12の荷重一変位特性比較に用いた本発明
の耐衝撃構造材の寸法を示す斜視図である。
【図15】図13の耐衝撃構造材における複合材チュー
ブの寸法を示す斜視図である。
【図16】図14の耐衝撃構造材における複合材チュー
ブの寸法を示す斜視図である。
【図17】従来の耐衝撃構造材を示す斜視図である。
【図18】複合材チューブ特有の衝撃エネルギ吸収上極
めて好ましい安定な順次破壊モードを示す図である。
【図19】複合材チューブのチューブ穴軸方向圧潰時の
一般的な荷重一変位特性を示すグラフと複合材チューブ
の圧潰進行状態を示す図である。
【符号の説明】
1 箱形断面の長尺桁 2 ウエブ 3 複合材チューブ 4,4′ 耐衝撃構造材 5 薄板材 6 低密度コア材 7 開口 8 角落とし 9,9′耐衝撃構造材 10 フィルム状層材 11 積層した部分 12 隙間

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形断面の長尺桁のウエブ部に、桁長手
    方向に間隔を存して、または、他の長尺桁との交差中央
    部に、または、その両方に、複合材チューブを桁長手方
    向及びウエブ板厚方向と垂直をなす方向にチューブ穴軸
    方向が向くように配置した耐衝撃構造材であって、前記
    複合材チューブの端部周壁に複数の開口を、複合材チュ
    ーブの中央部に向って複合材チューブ断面に占める開口
    面積が次第に小さくなるように配設したことを特徴とす
    る耐衝撃構造材。
  2. 【請求項2】 複合材チューブが、円形、楕円形、三角
    形、四角形、多角形断面、さらにはそれら大小のものを
    複数本束ねたもののいずれかであることを特徴とする請
    求項1記載の耐衝撃構造材。
  3. 【請求項3】 箱形断面の長尺桁のウエブが、薄板材で
    低密度コア材とともに複合材チューブを挾んで形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の耐衝撃
    構造材。
  4. 【請求項4】 複合材チューブの端部周壁に設けられた
    開口の形状が、円形半円形、長円形、半長円形、スリッ
    ト、三角形、四角形、または、多角形であることを特徴
    とする請求項1〜3いずれかに記載の耐衝撃構造材。
  5. 【請求項5】 複合材チューブの端部周壁に設けられた
    開口が、断面角形の複合材チューブの場合、端部の角部
    に配設されていることを特徴とする請求項1〜4いずれ
    かに記載の耐衝撃構造材。
  6. 【請求項6】 箱形断面の長尺桁のウエブ部に、桁長手
    方向に間隔を存して、または、他の長尺桁との交差中央
    部に、または、その両方に、複合材チューブを桁長手方
    向及びウエブ板厚方向と垂直をなす方向にチューブ穴軸
    方向が向くように配置した耐衝撃構造材であって、前記
    複合材チューブが肉厚方向で複数の層に構成され、その
    複合材チューブの端部層間に母材に比して強度の低いフ
    ィルム状層材を挾んで積層していることを特徴とする耐
    衝撃構造材。
  7. 【請求項7】 箱形断面の長尺桁のウエブ部に、桁長手
    方向に間隔を存して、または、他の長尺桁との交差中央
    部に、または、その両方に、複合材チューブを桁長手方
    向及びウエブ板厚方向と垂直をなす方向にチューブ穴軸
    方向が向くように配置した耐衝撃構造材であって、前記
    複合材チューブが肉厚方向で複数の層に構成され、その
    複合材チューブの端部層間にフィルム状層材を挾んで成
    形した後、前記フィルム状層材を除去して端部層間に隙
    間を形成したことを特徴とする耐衝撃構造材。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の耐衝撃構造材に
    おいて、箱形断面の長尺桁のウエブが、薄板材で低密度
    コア材とともに複合材チューブを挾んで形成されている
    ことを特徴とする耐衝撃構造材。
  9. 【請求項9】 複合材チューブの層間に挾んで積層され
    るフィルム状層材が、X線を使った非破壊検査を容易に
    するための造影剤を含んでいることを特徴とする請求項
    6〜8いずれかに記載の耐衝撃構造材。
JP2000176532A 2000-06-13 2000-06-13 耐衝撃構造材 Expired - Lifetime JP3486839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176532A JP3486839B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 耐衝撃構造材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176532A JP3486839B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 耐衝撃構造材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001354197A true JP2001354197A (ja) 2001-12-25
JP3486839B2 JP3486839B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=18678250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000176532A Expired - Lifetime JP3486839B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 耐衝撃構造材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3486839B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010397A1 (ja) 2003-07-28 2005-02-03 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 衝撃吸収部材
JP2006341651A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 航空機の耐衝撃構造
JP2010247789A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 衝撃吸収構造体およびその製造方法
JP2011098656A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Toyota Motor Corp エネルギー吸収構造
US20120112004A1 (en) * 2009-07-17 2012-05-10 Atsumi Tanaka Shock absorbing structure
EP2535266A1 (en) * 2010-02-12 2012-12-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Shock absorber structure, method of manufacturing shock absorber structure, and moving body
EP2787241A4 (en) * 2011-11-28 2015-07-08 Teijin Ltd SHOCK ABSORPTION ELEMENT
CN105818972A (zh) * 2015-01-04 2016-08-03 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种刚度可调的直升机减震机构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886941U (ja) * 1981-12-08 1983-06-13 三菱自動車工業株式会社 緩衝装置
JPS58501582A (ja) * 1981-09-30 1983-09-22 ザ ボ−イング コンパニ− 複合構造物における外板と桁部材とを接続する為の継ぎ手
JPH06123323A (ja) * 1992-10-09 1994-05-06 Toyota Autom Loom Works Ltd エネルギー吸収部材
JPH08174726A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Honda Motor Co Ltd 衝撃吸収構造
JPH08188174A (ja) * 1995-01-11 1996-07-23 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両の衝突緩衝装置
JP2000274472A (ja) * 1999-01-18 2000-10-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The 緩衝装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58501582A (ja) * 1981-09-30 1983-09-22 ザ ボ−イング コンパニ− 複合構造物における外板と桁部材とを接続する為の継ぎ手
JPS5886941U (ja) * 1981-12-08 1983-06-13 三菱自動車工業株式会社 緩衝装置
JPH06123323A (ja) * 1992-10-09 1994-05-06 Toyota Autom Loom Works Ltd エネルギー吸収部材
JPH08174726A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Honda Motor Co Ltd 衝撃吸収構造
JPH08188174A (ja) * 1995-01-11 1996-07-23 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両の衝突緩衝装置
JP2000274472A (ja) * 1999-01-18 2000-10-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The 緩衝装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010397A1 (ja) 2003-07-28 2005-02-03 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 衝撃吸収部材
EP1653113A1 (en) * 2003-07-28 2006-05-03 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Impact-absorbing member
EP1653113A4 (en) * 2003-07-28 2007-08-01 Sumitomo Metal Ind SHOCK ABSORBER ELEMENT
US7445097B2 (en) 2003-07-28 2008-11-04 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Crash energy absorption member
JP2006341651A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 航空機の耐衝撃構造
JP4520367B2 (ja) * 2005-06-07 2010-08-04 川崎重工業株式会社 航空機の耐衝撃構造
US8813926B2 (en) 2009-04-20 2014-08-26 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Impact-absorbing structure and method for producing the same
EP2243701A3 (en) * 2009-04-20 2013-04-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Impact-absorbing structure and method for producing the same
JP2010247789A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 衝撃吸収構造体およびその製造方法
US20120112004A1 (en) * 2009-07-17 2012-05-10 Atsumi Tanaka Shock absorbing structure
US8827057B2 (en) * 2009-07-17 2014-09-09 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Shock absorbing structure
JP2011098656A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Toyota Motor Corp エネルギー吸収構造
EP2535266A1 (en) * 2010-02-12 2012-12-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Shock absorber structure, method of manufacturing shock absorber structure, and moving body
EP2535266A4 (en) * 2010-02-12 2014-08-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd SHOCK ABSORBER STRUCTURE, METHOD FOR MANUFACTURING SHOCK STRUCTURE AND MOBILE BODY
US8893865B2 (en) 2010-02-12 2014-11-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Impact absorbing structure, method for producing impact absorbing structure, and movable body
EP2787241A4 (en) * 2011-11-28 2015-07-08 Teijin Ltd SHOCK ABSORPTION ELEMENT
CN105818972A (zh) * 2015-01-04 2016-08-03 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种刚度可调的直升机减震机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3486839B2 (ja) 2004-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6959894B2 (en) Impact resistant structure for the helicopter and energy absorber used for the same
US4593870A (en) Energy absorbing composite aircraft structure
US9076429B2 (en) Acoustic metamaterials
US6948684B2 (en) Composite beam with integrated rupture initiator and aircraft fuselage including such beams
US6427945B1 (en) Subfloor structure of an aircraft airframe
EP3339677B1 (en) Energy absorbing structure for attenuating the energy transmitted from an energy source
KR20160128372A (ko) 운송 수단 제동 시스템을 위한 매크로 패턴 재료 및 구조체
EP3135949A1 (en) Deformable structure for absorption of energy from mechanical and/or acoustic impacts
US8828513B2 (en) Energy absorbing stitch ripping composite tubes containing collapsible cells
Zaid et al. Sandwich structure based on corrugated-core: a review
US20160076699A1 (en) Symmetrical Continuous Multidirectional Ultra-Light Ultra-Strong Structure
JP3486839B2 (ja) 耐衝撃構造材
Alkhatib et al. Development of composite double-hat energy absorber device subjected to traverser loads
JPS61261034A (ja) 繊維補強型プラスチツク管
US9834325B2 (en) Symmetrical continuous multidirectional ultra-light ultra-strong structure
JP4520367B2 (ja) 航空機の耐衝撃構造
US11162253B2 (en) Laminate cell construction system
Cronkhite et al. Investigation of the crash impact characteristics of composite airframe structures
Mamalis et al. Axial collapse of hybrid square sandwich composite tubular components with corrugated core: Experimental
JPH08174726A (ja) 衝撃吸収構造
US20130026289A1 (en) Energy absorption structure
Boorle Bending, vibration and vibro-acoustic analysis of composite sandwich plates with corrugated core
JPH09196097A (ja) 緩衝装置
Pein et al. Concepts for energy absorbing support structures and appropriate materials
JP2024039521A (ja) 飛行体の離着陸場、飛行体の離着陸場用の構造体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3486839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term