JP2001353713A - コアドリル - Google Patents
コアドリルInfo
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- JP2001353713A JP2001353713A JP2000175703A JP2000175703A JP2001353713A JP 2001353713 A JP2001353713 A JP 2001353713A JP 2000175703 A JP2000175703 A JP 2000175703A JP 2000175703 A JP2000175703 A JP 2000175703A JP 2001353713 A JP2001353713 A JP 2001353713A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- drill head
- drill
- feed shaft
- shaft
- Prior art date
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- Drilling And Boring (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】支柱34に昇降可能に装着されるドリルヘッ
ド15にフィードシャフト11を横向きに軸支し、ハン
ドル32の操作によりフィードシャフト11を回転させ
て該シャフトに設けたピニオン12を支柱34に縦設さ
れるラック35を転動させてドリルヘッド15を昇降さ
せるコアドリルにおいて、ドリルヘッド15を持ち上げ
た任意の高さで容易かつ確実に固定できるようにする。 【解決手段】フィードシャフト11の軸部13にストッ
パ16をスライドのみ可能に軸支し、スプリング21に
よってストッパ16の凹部22をドリルヘッド15の凸
部28に嵌合係止させる。上記軸部13に回転可能に軸
子されるロックダイヤル23に追従子27を突設し、ス
トッパ16のカム溝18に係合させる。ロックダイヤル
23を正或いは逆方向に回動操作すると、ストッパ16
が進退し、凹部22を凸部28に係脱させる。
ド15にフィードシャフト11を横向きに軸支し、ハン
ドル32の操作によりフィードシャフト11を回転させ
て該シャフトに設けたピニオン12を支柱34に縦設さ
れるラック35を転動させてドリルヘッド15を昇降さ
せるコアドリルにおいて、ドリルヘッド15を持ち上げ
た任意の高さで容易かつ確実に固定できるようにする。 【解決手段】フィードシャフト11の軸部13にストッ
パ16をスライドのみ可能に軸支し、スプリング21に
よってストッパ16の凹部22をドリルヘッド15の凸
部28に嵌合係止させる。上記軸部13に回転可能に軸
子されるロックダイヤル23に追従子27を突設し、ス
トッパ16のカム溝18に係合させる。ロックダイヤル
23を正或いは逆方向に回動操作すると、ストッパ16
が進退し、凹部22を凸部28に係脱させる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物、岩石、石材、ブロック、アスファルト等(以下、単
に「コンクリート構造物等」という)へ孔穿けを行うた
めに用いるコアドリルに関する。
物、岩石、石材、ブロック、アスファルト等(以下、単
に「コンクリート構造物等」という)へ孔穿けを行うた
めに用いるコアドリルに関する。
【0002】
【従来技術】この種のコアドリルは一般に、図1に示す
ように、コンクリート構造物等にアンカーボルト等によ
り固定されるベース2と、ベース2に縦設され、一側に
ラック3を縦方向に設けた支柱4と、支柱4に昇降可能
に装着されるドリルヘッド5と、ドリルヘッド上のモー
タ6により回転駆動されるシャフトに着脱可能に連結さ
れるコアビット7と、ドリルヘッド5に横向きに軸支さ
れ、上記ラック3に噛合するピニオンを備えたフィード
シャフトの端部に取着されるハンドル8とよりなり、コ
ンクリート構造物等へ穿孔する際には、ベース2をコン
クリート構造物等へ固定したのち、モータ6を駆動して
コアビット7を回転させながらハンドル8を回動操作し
てドリルヘッド5を降下させ、コアビット7をコンクリ
ート構造物等へ押付け、ハンドル8を押えて推力を与え
ながら穿孔作業を行っている。
ように、コンクリート構造物等にアンカーボルト等によ
り固定されるベース2と、ベース2に縦設され、一側に
ラック3を縦方向に設けた支柱4と、支柱4に昇降可能
に装着されるドリルヘッド5と、ドリルヘッド上のモー
タ6により回転駆動されるシャフトに着脱可能に連結さ
れるコアビット7と、ドリルヘッド5に横向きに軸支さ
れ、上記ラック3に噛合するピニオンを備えたフィード
シャフトの端部に取着されるハンドル8とよりなり、コ
ンクリート構造物等へ穿孔する際には、ベース2をコン
クリート構造物等へ固定したのち、モータ6を駆動して
コアビット7を回転させながらハンドル8を回動操作し
てドリルヘッド5を降下させ、コアビット7をコンクリ
ート構造物等へ押付け、ハンドル8を押えて推力を与え
ながら穿孔作業を行っている。
【0003】穿孔終了後は、ハンドル8を上記とは逆向
きに回動操作してドリルヘッド5を上昇させ、コアビッ
ト7をコンクリート構造物等上に持上げる。そして通常
は、止ネジ9を捩込んでドリルヘッド5を支柱4に固定
させる。コアビット7をコンクリート構造物上で適当な
高さに固定させたい場合も同様、止ネジ9の捩込みによ
りドリルヘッド5を支柱4に固定させる。
きに回動操作してドリルヘッド5を上昇させ、コアビッ
ト7をコンクリート構造物等上に持上げる。そして通常
は、止ネジ9を捩込んでドリルヘッド5を支柱4に固定
させる。コアビット7をコンクリート構造物上で適当な
高さに固定させたい場合も同様、止ネジ9の捩込みによ
りドリルヘッド5を支柱4に固定させる。
【0004】上述するような止ネジによる固定は、確実
な固定ができにくゝ、止ネジの止着力が弱いとドリルヘ
ッドが自重によって降下するおそれがある。
な固定ができにくゝ、止ネジの止着力が弱いとドリルヘ
ッドが自重によって降下するおそれがある。
【0005】この問題に対処するため特開平10−32
8916号には、ラックの正面に設けたダイヤルの係合
部材を機枠に設けたカムにコイルバネによって弾接させ
ると共に、ダイヤル軸にストッパを嵌挿して該ストッパ
をダイヤルの回動操作によりダイヤルと共に進退させて
ラックに係脱可能に噛合させ、ラックとの噛合によりド
リルヘッドを固定させるコアドリルが開示され、また特
開平8−224726号には、ハンドルを取着するノブ
をフィードシャフトに軸方向にのみスライド可能に連結
し、ノブより突設されるピンをドリルヘッドに設けた孔
に嵌合させてフィードシャフトの回転止めを行うように
なっており、ドリルヘッドを昇降させるときには、ハン
ドルをフィードシャフト軸方向に押して梃子の作用でノ
ブをフィードシャフト軸方向に押し動かし、ピンを孔よ
り離脱させるようにしたコアドリルが開示されている。
8916号には、ラックの正面に設けたダイヤルの係合
部材を機枠に設けたカムにコイルバネによって弾接させ
ると共に、ダイヤル軸にストッパを嵌挿して該ストッパ
をダイヤルの回動操作によりダイヤルと共に進退させて
ラックに係脱可能に噛合させ、ラックとの噛合によりド
リルヘッドを固定させるコアドリルが開示され、また特
開平8−224726号には、ハンドルを取着するノブ
をフィードシャフトに軸方向にのみスライド可能に連結
し、ノブより突設されるピンをドリルヘッドに設けた孔
に嵌合させてフィードシャフトの回転止めを行うように
なっており、ドリルヘッドを昇降させるときには、ハン
ドルをフィードシャフト軸方向に押して梃子の作用でノ
ブをフィードシャフト軸方向に押し動かし、ピンを孔よ
り離脱させるようにしたコアドリルが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平8−22
4726号に示されるコアドリルでは、ドリルヘッドの
固定或いはその解除の切換操作が手前側の何の障害物も
ないラック側方で行われるため、切換操作が容易である
利点があるが、ハンドルは径方向にスライドしたり、軸
方向に傾いたりして自由度が多く、またヘッドの昇降や
固定或いは解除が一つのハンドルを回動操作したり、傾
動操作することにより行われる。
4726号に示されるコアドリルでは、ドリルヘッドの
固定或いはその解除の切換操作が手前側の何の障害物も
ないラック側方で行われるため、切換操作が容易である
利点があるが、ハンドルは径方向にスライドしたり、軸
方向に傾いたりして自由度が多く、またヘッドの昇降や
固定或いは解除が一つのハンドルを回動操作したり、傾
動操作することにより行われる。
【0007】本発明は、ドリルヘッドの固定或いはその
解除の切換操作が手前側に障害物のないラック側方で行
われるようにすると共に、ハンドルの自由度を少なくし
て動きを安定させ、かつハンドルは従来のものと同様、
回動操作のみ行えるようにして穿孔作業中、誤ってヘッ
ドを固定させることがないようにしたコアドリルを提供
することを第1の目的とし、この目的を達成すると共
に、ドリルヘッドの固定或いは非固定の判別が容易に行
えるようなコアドリルを提供することを第2の目的とす
る。
解除の切換操作が手前側に障害物のないラック側方で行
われるようにすると共に、ハンドルの自由度を少なくし
て動きを安定させ、かつハンドルは従来のものと同様、
回動操作のみ行えるようにして穿孔作業中、誤ってヘッ
ドを固定させることがないようにしたコアドリルを提供
することを第1の目的とし、この目的を達成すると共
に、ドリルヘッドの固定或いは非固定の判別が容易に行
えるようなコアドリルを提供することを第2の目的とす
る。
【0008】
【課題の解決手段】請求項1に係わる発明は、第1の目
的を達成するコアドリルに関するもので、コンクリート
構造物等にアンカーボルト等により固定されるベース
と、ベースに立設され、一側にラックを縦設した支柱
と、該支柱に昇降可能に装着されるドリルヘッドと、ド
リルヘッドに縦向きに軸支され、モータにより回転駆動
されるシャフトに着脱可能に連結されるコアビットと、
ドリルヘッドに横向きに軸支され、上記ラックに噛合す
るピニオンを備えたフィードシャフトと、該フィードシ
ャフトの一端部に直径方向に通されるハンドルと、ドリ
ルヘッドを支柱に固定させる固定手段とを有するコアド
リルにおいて、上記固定手段が、フィードシャフトの他
端部に軸方向にスライドのみ可能に取着されるストッパ
と、該ストッパとドリルヘッドに設けられ、ストッパの
前進時に係合してストッパの回転止めを行う一方、スト
ッパの後退時に離脱してストッパをフィードシャフトと
共に回転可能にする係止手段と、ストッパを前進又は後
退する方向に付勢するバネ手段と、該バネ手段の作用に
抗してストッパを進退させる手動操作部材とよりなるこ
とを特徴とする。
的を達成するコアドリルに関するもので、コンクリート
構造物等にアンカーボルト等により固定されるベース
と、ベースに立設され、一側にラックを縦設した支柱
と、該支柱に昇降可能に装着されるドリルヘッドと、ド
リルヘッドに縦向きに軸支され、モータにより回転駆動
されるシャフトに着脱可能に連結されるコアビットと、
ドリルヘッドに横向きに軸支され、上記ラックに噛合す
るピニオンを備えたフィードシャフトと、該フィードシ
ャフトの一端部に直径方向に通されるハンドルと、ドリ
ルヘッドを支柱に固定させる固定手段とを有するコアド
リルにおいて、上記固定手段が、フィードシャフトの他
端部に軸方向にスライドのみ可能に取着されるストッパ
と、該ストッパとドリルヘッドに設けられ、ストッパの
前進時に係合してストッパの回転止めを行う一方、スト
ッパの後退時に離脱してストッパをフィードシャフトと
共に回転可能にする係止手段と、ストッパを前進又は後
退する方向に付勢するバネ手段と、該バネ手段の作用に
抗してストッパを進退させる手動操作部材とよりなるこ
とを特徴とする。
【0009】本発明によると、ハンドルの回動操作によ
りコアビットを持ち上げて適当位置で固定させるには、
手動操作部材を操作してバネ手段の作用により又はバネ
手段の作用に抗してストッパを前進させ、係止手段の係
合によりストッパを回転止めする。これに伴いフィード
シャフトも回転止めされ、該シャフトのピニオンが支柱
のラックに噛み合ったまゝ、動きを拘束されて固定され
る。
りコアビットを持ち上げて適当位置で固定させるには、
手動操作部材を操作してバネ手段の作用により又はバネ
手段の作用に抗してストッパを前進させ、係止手段の係
合によりストッパを回転止めする。これに伴いフィード
シャフトも回転止めされ、該シャフトのピニオンが支柱
のラックに噛み合ったまゝ、動きを拘束されて固定され
る。
【0010】本発明において用いられる係止手段として
は、係脱可能で、係合時にストッパの回転止めを行う機
能を有するものであればよく、その種類を問わない。こ
うしたものとしては、例えばストッパとドリルヘッドの
いづれか一方に周方向に一定間隔で形成される凹部と、
他方に形成される凸部よりなるものが代表的な例として
挙げられる。バネ手段としては、フィードシャフトの他
端部への取着が容易で、構造の簡単なコイルバネが好ま
しい例として挙げられる。
は、係脱可能で、係合時にストッパの回転止めを行う機
能を有するものであればよく、その種類を問わない。こ
うしたものとしては、例えばストッパとドリルヘッドの
いづれか一方に周方向に一定間隔で形成される凹部と、
他方に形成される凸部よりなるものが代表的な例として
挙げられる。バネ手段としては、フィードシャフトの他
端部への取着が容易で、構造の簡単なコイルバネが好ま
しい例として挙げられる。
【0011】本発明において、手動操作部材の操作によ
りストッパを進退させるには、例えば端面カムを備えた
ダイヤルの端面カムにストッパを係合させ、ダイヤルの
回動によってストッパを変位させる方法、操作レバーに
よって直接、或いはリンク機構を介してストッパを変位
させる方法、押しボタンによって直接、或いは他の機構
や部材を介してストッパを変位させる方法等を用いるこ
とができる。
りストッパを進退させるには、例えば端面カムを備えた
ダイヤルの端面カムにストッパを係合させ、ダイヤルの
回動によってストッパを変位させる方法、操作レバーに
よって直接、或いはリンク機構を介してストッパを変位
させる方法、押しボタンによって直接、或いは他の機構
や部材を介してストッパを変位させる方法等を用いるこ
とができる。
【0012】請求項2に係わる発明は、第2の目的を達
成するコアドリルに関するもので、請求項2に係わる発
明において、ストッパに表示手段が付され、ストッパの
進退により係止手段が係合或いは離脱すると、上記表示
手段が手動操作部材又はドリルヘッドより露出するか、
或いはこれらの内に隠されることを特徴とする。
成するコアドリルに関するもので、請求項2に係わる発
明において、ストッパに表示手段が付され、ストッパの
進退により係止手段が係合或いは離脱すると、上記表示
手段が手動操作部材又はドリルヘッドより露出するか、
或いはこれらの内に隠されることを特徴とする。
【0013】本発明によると、表示手段の露出の有無を
確認することにより、フィードシャフトが固定されてい
るか否かの判別が容易にできる。
確認することにより、フィードシャフトが固定されてい
るか否かの判別が容易にできる。
【0014】本発明における表示手段としては、表示手
段が目で見て確認できるようなものであればよく、その
種類は問わない。こうしたものとしては、例えば着色、
文字、凹凸や凹溝、凸条その他の形状を例示することが
できる。
段が目で見て確認できるようなものであればよく、その
種類は問わない。こうしたものとしては、例えば着色、
文字、凹凸や凹溝、凸条その他の形状を例示することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は、フィードシャフト11の
ロック機構を備えたドリルヘッド15の横断面を示すも
のであり、図3は、ロック機構の分解斜視図を示すもの
で、ドリルヘッド15に横向きに回転可能に軸支され、
ピニオン12を備えたフィードシャフト11の一端部に
は上下面を平坦にした軸部13が突設され、該軸部13
に外周面を有するストッパ16がスライドのみ可能に軸
支されている。
ロック機構を備えたドリルヘッド15の横断面を示すも
のであり、図3は、ロック機構の分解斜視図を示すもの
で、ドリルヘッド15に横向きに回転可能に軸支され、
ピニオン12を備えたフィードシャフト11の一端部に
は上下面を平坦にした軸部13が突設され、該軸部13
に外周面を有するストッパ16がスライドのみ可能に軸
支されている。
【0016】このストッパ16は、図4に示されるよう
に外周面中央に円周溝17を形成すると共に、その一側
に複数のカム溝18を一定間隔で形成し(図には一対の
カム溝18を対称形に形成したものが示されている)、
左右両側に円形断面の凹所19を有している。上述の円
周溝17は表示手段としての機能を果たし、他の部分と
の識別を容易にするため着色されているが、着色しない
でも円周溝を認識することは可能であり、円周溝に代え
て他の部分との識別が可能な表示手段を形成してもよ
い。
に外周面中央に円周溝17を形成すると共に、その一側
に複数のカム溝18を一定間隔で形成し(図には一対の
カム溝18を対称形に形成したものが示されている)、
左右両側に円形断面の凹所19を有している。上述の円
周溝17は表示手段としての機能を果たし、他の部分と
の識別を容易にするため着色されているが、着色しない
でも円周溝を認識することは可能であり、円周溝に代え
て他の部分との識別が可能な表示手段を形成してもよ
い。
【0017】カム溝18は、該カム溝18に係合する追
従子にフィードシャフト軸方向のリフトを与えるための
ものである。
従子にフィードシャフト軸方向のリフトを与えるための
ものである。
【0018】ストッパ16に設けられる一方の凹所19
にはバネ手段であるコイル状のスプリング21が装着さ
れるようになっており、スプリング21が装着される側
と反対側の端部には周方向に一定間隔で凹部22が形成
されている。
にはバネ手段であるコイル状のスプリング21が装着さ
れるようになっており、スプリング21が装着される側
と反対側の端部には周方向に一定間隔で凹部22が形成
されている。
【0019】フィードシャフト11の軸端部には手動操
作部材としてのロックダイヤル23が座金24を介して
止めネジ25により止着され、回転可能に軸支されてい
る。
作部材としてのロックダイヤル23が座金24を介して
止めネジ25により止着され、回転可能に軸支されてい
る。
【0020】このロックダイヤル23には、回動操作が
し易いように周面に突起部23aが周方向に定間隔で突
設され、表面には図5に示すようにロック表示と、ロッ
クが解除されるフリー表示と、ロック或いはフリー方向
を示す矢印が表示されている。そして内側端には図2に
示すように上記カム溝18に嵌合係止する追従子27が
突設されている。
し易いように周面に突起部23aが周方向に定間隔で突
設され、表面には図5に示すようにロック表示と、ロッ
クが解除されるフリー表示と、ロック或いはフリー方向
を示す矢印が表示されている。そして内側端には図2に
示すように上記カム溝18に嵌合係止する追従子27が
突設されている。
【0021】フィードシャフト11を軸支するドリルヘ
ッド15には、ストッパ16の凹部22と対向する側に
凸部28が凹部22のピッチの数分の1のピッチで突出
形成され、これら凹部22と凸部28は係脱可能な係止
手段を構成している。
ッド15には、ストッパ16の凹部22と対向する側に
凸部28が凹部22のピッチの数分の1のピッチで突出
形成され、これら凹部22と凸部28は係脱可能な係止
手段を構成している。
【0022】フィードシャフト11には軸部13と反対
側の端部に突出される軸14にはハンドルボス29が止
ネジ31にて連結され、ハンドルボス端にハンドル32
が直径方向にスライド可能に差し込まれている。
側の端部に突出される軸14にはハンドルボス29が止
ネジ31にて連結され、ハンドルボス端にハンドル32
が直径方向にスライド可能に差し込まれている。
【0023】本実施形態は以上のように構成され、ハン
ドル32の回動操作によりフィードシャフト11を正或
いは逆方向に回転させると、ピニオン12が支柱34に
縦方向に添設されるラック35を転動しながらドリルヘ
ッド15が図示省略のコアビットと共に昇降する。この
ときロックダイヤル23は図5の反時計方向にロック表
示が真上となるように目一杯回してフリー状態にしてお
く。すなわち、ロックダイヤル23を図5の反時計方向
に回すと、ストッパ16がスプリング21の作用に抗し
て図2の左方向に移動し、ストッパ16の凹部22がド
リルヘッド15の凸部28より離れてフィードシャフト
11が回転できる状態となる。このとき着色した円周溝
17はロックダイヤル23内に隠れ、外から見えないよ
うになっている。
ドル32の回動操作によりフィードシャフト11を正或
いは逆方向に回転させると、ピニオン12が支柱34に
縦方向に添設されるラック35を転動しながらドリルヘ
ッド15が図示省略のコアビットと共に昇降する。この
ときロックダイヤル23は図5の反時計方向にロック表
示が真上となるように目一杯回してフリー状態にしてお
く。すなわち、ロックダイヤル23を図5の反時計方向
に回すと、ストッパ16がスプリング21の作用に抗し
て図2の左方向に移動し、ストッパ16の凹部22がド
リルヘッド15の凸部28より離れてフィードシャフト
11が回転できる状態となる。このとき着色した円周溝
17はロックダイヤル23内に隠れ、外から見えないよ
うになっている。
【0024】ハンドル操作により、ドリルヘッド15及
びコアビットを上昇させて停止させ、そのまゝロックす
るときには、ロックダイヤル23を図5の時計方向にフ
リー表示が真上となるように目一杯回す。すると、スト
ッパ16がスプリング21の作用で図2の右方向に押し
出され、ドリルヘッド15の凸部28に凹部22を嵌合
係止させる。これによりストッパ16は回転止めされ、
これに伴いフィードシャフト11も回転止めされてロッ
ク状態となる。このとき着色した円周溝17は図2に示
すようにロックダイヤル23より露出し、外から見える
ようになる。
びコアビットを上昇させて停止させ、そのまゝロックす
るときには、ロックダイヤル23を図5の時計方向にフ
リー表示が真上となるように目一杯回す。すると、スト
ッパ16がスプリング21の作用で図2の右方向に押し
出され、ドリルヘッド15の凸部28に凹部22を嵌合
係止させる。これによりストッパ16は回転止めされ、
これに伴いフィードシャフト11も回転止めされてロッ
ク状態となる。このとき着色した円周溝17は図2に示
すようにロックダイヤル23より露出し、外から見える
ようになる。
【0025】図2において、ハンドル32はドリルヘッ
ド15の右側で回動操作されるようになっているが、左
側で回動操作することも可能である。この場合、止ネジ
31を緩めてハンドルボス29を軸14より外し、フィ
ードシャフト11をロックダイヤル23ごとドリルヘッ
ド15より図2の左方に引抜く。そしてドリルヘッド1
5に右側より差し込んで差し換える。ついでドリルヘッ
ド左方に突出する軸14にハンドル32を取着するハン
ドルボス29を差し込んで止ネジ31にて止着する。
ド15の右側で回動操作されるようになっているが、左
側で回動操作することも可能である。この場合、止ネジ
31を緩めてハンドルボス29を軸14より外し、フィ
ードシャフト11をロックダイヤル23ごとドリルヘッ
ド15より図2の左方に引抜く。そしてドリルヘッド1
5に右側より差し込んで差し換える。ついでドリルヘッ
ド左方に突出する軸14にハンドル32を取着するハン
ドルボス29を差し込んで止ネジ31にて止着する。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係わる発明によると、手動操
作部材による操作はフィードシャフトのハンドルとは反
対側の端部における手前側の障害物のないラック側方で
行われるため操作が容易であること、ハンドルは従来の
ものと同様、単機能、すなわちドリルヘッド昇降のため
回動操作される機能を有するだけであるから、ハンドル
を押えて穿孔作業を行うときに誤ってドリルヘッドが固
定されるようなことがなくなり、またドリルヘッドの固
定もハンドルとは反対方向に設けた手動操作部材の操作
によって行われるから穿孔作業或いはドリルヘッドの固
定が間違うことなく確実に行えること等の効果を奏す
る。
作部材による操作はフィードシャフトのハンドルとは反
対側の端部における手前側の障害物のないラック側方で
行われるため操作が容易であること、ハンドルは従来の
ものと同様、単機能、すなわちドリルヘッド昇降のため
回動操作される機能を有するだけであるから、ハンドル
を押えて穿孔作業を行うときに誤ってドリルヘッドが固
定されるようなことがなくなり、またドリルヘッドの固
定もハンドルとは反対方向に設けた手動操作部材の操作
によって行われるから穿孔作業或いはドリルヘッドの固
定が間違うことなく確実に行えること等の効果を奏す
る。
【0027】請求項2に係わる発明によると、表示手段
の有無を目で見て確認することによりドリルヘッドが固
定状態にあるか否かの判断が容易に行える。
の有無を目で見て確認することによりドリルヘッドが固
定状態にあるか否かの判断が容易に行える。
【図1】コアドリルの正面図。
【図2】本発明に係わるコアドリルのドリルヘッド部分
の横断面図。
の横断面図。
【図3】図2に示すドリルヘッド部分の要部の分解斜視
図。
図。
【図4】ストッパの平面図。
【図5】ロックダイヤルの正面図。
11・フィードシャフト 12・・ピニオン 13・・軸部 14・・軸 15・・ドリルヘッド 16・・ストッパ 17・・円周溝 18・・カム溝 19・・凹所 21・・スプリング 22・・凹部 23・・ロックダイヤル 25・・止ネジ 27・・追従子 28・・凸部 29・・ハンドルボス 32・・ハンドル 34・・支柱 35・・ラック
Claims (2)
- 【請求項1】コンクリート構造物等にアンカーボルト等
により固定されるベースと、ベースに立設され、一側に
ラックを縦設した支柱と、該支柱に昇降可能に装着され
るドリルヘッドと、ドリルヘッドに縦向きに軸支され、
モータにより回転駆動されるシャフトに着脱可能に連結
されるコアビットと、ドリルヘッドに横向きに軸支さ
れ、上記ラックに噛合するピニオンを備えたフィードシ
ャフトと、該フィードシャフトの一端部に直径方向に通
されるハンドルと、ドリルヘッドを支柱に固定させる固
定手段とを有するコアドリルにおいて、上記固定手段
が、フィードシャフトの他端部に軸方向にスライドのみ
可能に取着されるストッパと、該ストッパとドリルヘッ
ドに設けられ、ストッパの前進時に係合してストッパの
回転止めを行う一方、ストッパの後退時に離脱してスト
ッパをフィードシャフトと共に回転可能にする係止手段
と、ストッパを前進又は後退する方向に付勢するバネ手
段と、該バネ手段の作用に抗してストッパを進退させる
手動操作部材とよりなることを特徴とするコアドリル。 - 【請求項2】ストッパに表示手段が付され、ストッパの
進退により係止手段が係合或いは離脱すると、上記表示
手段が手動操作部材又はドリルヘッドより露出するか、
或いはこれらの内に隠されることを特徴とする請求項1
記載のコアドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175703A JP2001353713A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | コアドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175703A JP2001353713A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | コアドリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001353713A true JP2001353713A (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18677543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000175703A Pending JP2001353713A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | コアドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001353713A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102000976A (zh) * | 2010-11-17 | 2011-04-06 | 温州杰拓数控设备有限公司 | 数控多轴锁芯专用机床 |
CN109808077A (zh) * | 2018-03-30 | 2019-05-28 | 诸暨市晨翰饰品有限公司 | 一种珍珠钻孔用的夹具 |
CN111993607A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-11-27 | 温州融宸科技有限公司 | 一种建筑用顶梁板垂直钻孔支架 |
-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000175703A patent/JP2001353713A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102000976A (zh) * | 2010-11-17 | 2011-04-06 | 温州杰拓数控设备有限公司 | 数控多轴锁芯专用机床 |
CN109808077A (zh) * | 2018-03-30 | 2019-05-28 | 诸暨市晨翰饰品有限公司 | 一种珍珠钻孔用的夹具 |
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