JP2001353615A - 丸鋸切断機における切粉除去装置 - Google Patents

丸鋸切断機における切粉除去装置

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JP2001353615A
JP2001353615A JP2000177696A JP2000177696A JP2001353615A JP 2001353615 A JP2001353615 A JP 2001353615A JP 2000177696 A JP2000177696 A JP 2000177696A JP 2000177696 A JP2000177696 A JP 2000177696A JP 2001353615 A JP2001353615 A JP 2001353615A
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Japan
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saw
brush
circular saw
removing device
support member
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JP2000177696A
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Yoshitaka Tsune
良孝 津根
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Tsune Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tsune Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシが摩耗しても、取付位置を変更調整
することなく、常に一定の圧力でブラシを鋸歯に押し付
けて、的確に切粉を除去できる切粉除去装置を提供す
る。 【解決手段】 鋸フレーム1に丸鋸4を装備した丸鋸切
断機において、丸鋸4の鋸歯8に付着した切粉を除去す
るための回転ブラシ9を回転自在に支持する支持部材1
1を、回転ブラシ9の外周部が鋸歯8に食い込むように
鋸フレーム1に取り付ける共に、回転ブラシ9の外周部
を鋸歯8に押し付ける方向に付勢するコイルばね13を
設けてなる丸鋸切断機における切粉除去装置7。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸鋸切断機におい
て、丸鋸の鋸歯に付着した切粉を除去する切粉除去装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ワイヤーブラシからなる回
転ブラシを回転する丸鋸の鋸歯に接触させて、鋸歯に付
着した切粉を除去するようにした切粉除去装置は知られ
ているが、従来装置では、回転ブラシを鋸フレームの所
要取付位置に固定的に設けていることから、ブラシが摩
耗して径が減少すると、ブラシが鋸歯に十分に接触しな
くなるため、ブラシ軸の取付位置を変更調整する必要が
あって、作業能率が非常に悪かった。また従来装置で
は、回転ブラシを駆動するのに専用のモーターを設けて
いるために、コストが高くついていた。
【0003】本発明は、上記の問題に鑑み、ブラシが摩
耗しても、取付位置を変更することなく常に一定の圧力
でブラシを鋸歯に押し付けて、的確に切粉を除去できる
と共に、丸鋸の回転力を利用して回転ブラシを回転させ
るようにすることにより構造簡単にしてコストを安くで
きる切粉除去装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の丸
鋸切断機における切粉除去装置は、鋸フレーム1に丸鋸
4を装備した丸鋸切断機において、丸鋸4の鋸歯8に付
着した切粉を除去するための回転ブラシ9を回転自在に
支持する支持部材11を、回転ブラシ9の外周部が鋸歯
8に食い込むように鋸フレーム1に取り付ける共に、支
持部材11には回転ブラシ9の外周部を鋸歯8に押し付
ける方向に付勢する付勢手段を設けてなることを特徴と
する。
【0005】請求項2は、請求項1に記載の丸鋸切断機
における切粉除去装置において、付勢手段は、回転ブラ
シ9のブラシ軸10と、このブラシ軸10を回転自在で
軸方向移動自在に支持する支持部材11との間に介装さ
れて、ブラシ軸10を軸方向に付勢するばね13からな
ることを特徴とする。
【0006】請求項3は、請求項1に記載の丸鋸切断機
における切粉除去装置において、付勢手段は、鋸フレー
ム1と、この鋸フレーム1に揺動可能に枢着されて回転
ブラシ9のブラシ軸10を回転自在に支持する支持部材
11との間に介装され、この支持部材11の揺動方向に
付勢するばね16からなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は丸鋸切断機を示す側面図
で、この図において1は枢軸2を中心に揺動可能に鋸フ
レームで、フレーム本体3の遊端部に取り付けられた丸
鋸4を、切断位置Pで固定される被削材Wに対し遠近移
動させるようになっている。5は丸鋸4を挟んでフレー
ム本体3と対面するように配設されたカバー体で、フレ
ーム本体3との間に介装されたヒンジ6によって開閉可
能となっている。7はフレーム本体3とカバー体5との
間に配置された切粉除去装置で、丸鋸4の鋸歯8に接触
して、この鋸歯8に付着した切粉を除去する回転ブラシ
9を有し、この回転ブラシ9はブラシ軸10の一端部に
固定されている。
【0008】図2は切粉除去装置の拡大縦断面図、図3
は拡大側面図である。これらの図において、11はブラ
シ軸10を回転自在にして軸方向移動自在に支持する円
筒状の支持部材で、一端部が開口され、他端部が閉塞さ
れている。回転ブラシ9のブラシ軸10は、円筒状支持
部材11内に挿入されて、軸受12,12により回転自
在に支持される共に軸方向移動自在に支持され、この支
持部材11の開口端から一端部が突出したブラシ軸10
の突出端部に回転ブラシ9が固定されている。また、ブ
ラシ軸10の他端部にはフランジ部10aが突設してあ
って、このフランジ部10aと円筒状支持部材11の閉
塞端部11a内面との間には、ブラシ軸10を支持部材
11の開口端から突出させる方向に付勢する付勢手段と
しての圧縮コイルばね13が介装されている。
【0009】回転ブラシ9は、ワイヤー9aを基管部9
bに放射状に植設して円板状のワイヤーブラシを形成し
たもので、この回転ブラシ9の基管部9bを円筒状支持
部材11の一端部に嵌合して、支持部材11の取付用フ
ランジ部10bに押し付け、ナット14で締め付けるこ
とによって、支持部材11の一端部に固定される。
【0010】上記のように構成される切粉除去装置を鋸
フレーム1に設置するには、図2及び図3に示すよう
に、支持部材11を、回転ブラシ9の外周部、即ち毛先
部が丸鋸4の鋸歯8に食い込むように、同図に仮想線で
示す固定用ブラケット15によって鋸フレーム1のフレ
ーム本体3に固定する。このように回転ブラシ9の外周
部が鋸歯8に食い込むように支持部材11を鋸フレーム
1に固定すると、付勢手段たる圧縮コイルばね13のば
ね付勢力によって、回転ブラシ9の外周部が鋸歯8に食
い込んだ状態でこの鋸歯8に押し付けられ、これにより
回転ブラシ9が丸鋸4の回転に伴って回転可能な状態と
なり、切粉の切除が可能な状態となる。
【0011】この切粉除去装置の使用においては、被削
材Wの切断作業にあたって丸鋸4が回転すると、鋸歯8
に食い込んだ状態に押し付けられた回転ブラシ9が丸鋸
4のの回転に伴って回転する。しかして、回転ブラシ9
は丸鋸4と共に回転しながら丸鋸4の鋸歯8に付着され
た切粉を除去することができる。
【0012】このような切粉除去装置の使用に際し、鋸
歯8との回転接触によって回転ブラシ9の外周部が摩耗
して回転ブラシ9の径が小さくなっていっても、この回
転ブラシ9の外周部は、圧縮コイルばね13のばね付勢
力により鋸歯8に常に押し付けられていて、鋸歯8に対
する食い込み状態、即ち食い込み量が一定に保たれてい
るから、従来のようにブラシ軸10の取付位置をいちい
ち変更調整する必要がなくなり、作業能率の向上を図る
ことができる。
【0013】図4は、回転ブラシ9の外周部を鋸歯8に
押し付ける方向に付勢する付勢手段の他の例を示すもの
で、この付勢手段は、鋸フレーム1にブラケット15を
介し揺動可能に枢着された支持部材11の回転ブラシ取
付端部側と、鋸フレーム1のフレーム本体3との間に介
装された引張コイルばね16からなる。支持部材11
は、フレーム本体3に固定されたブラケット15にピン
17によって枢着されている。このように引張コイルば
ね16で支持部材11のブラシ取付端部側をフレーム本
体3側に引張して、回転ブラシ9の外周部を鋸歯8に押
し付けることにより、鋸歯8に対する回転ブラシ9の食
い込み量を一定に保つことができる。
【0014】尚、図4に示す実施形態の場合、上記のよ
うに引張コイルばね16で支持部材11自体を鋸フレー
ム1側へ傾倒するように付勢して回転ブラシ9の外周部
を鋸歯8に押し付けるようにする一方、支持部材11内
に挿入配置されているブラシ軸10を、図2の実施形態
に示すように支持部材11とブラシ軸10との間に介装
した圧縮コイルばね13によって支持部材11の開口端
から突出する方向に付勢し、この付勢力をも利用して更
に回転ブラシ9の外周部を鋸歯8に押し付けるようにし
てもよい。
【0015】以上の実施形態では、回転ブラシ9の外周
部を鋸歯8に押し付ける方向に付勢する付勢手段とし
て、コイルばね13,16を例示したが、コイルばねに
限るものではなく、板ばね等を使用してもよい。また付
勢手段としては、上記のようなばねに限らず、流体圧シ
リンダを使用することもできる。
【0016】
【発明の効果】請求項1に係る発明の切粉除去装置によ
れば、回転ブラシを回転自在に支持する支持部材を、回
転ブラシの外周部が鋸歯に食い込むように鋸フレームに
取り付ける共に、支持部材には回転ブラシの外周部を鋸
歯に押し付ける方向に付勢する付勢手段を設けているか
ら、回転ブラシの外周部が摩耗してその径が小さくなっ
ていっても、回転ブラシの外周部は、鋸歯に対する食い
込み状態が常に一定に保たれて、従来のようにブラシ軸
の取付位置をいちいち変更調整する必要がなく、作業能
率の向上を図ることができる。また、回転ブラシは、外
周部が鋸歯に食い込む状態に保持されるから、丸鋸の回
転に伴って回転することができ、従って回転ブラシを駆
動するモーターが不要となり、構造が簡単でコストを安
くすることができる。
【0017】請求項2に記載のように、付勢手段とし
て、回転ブラシのブラシ軸と、このブラシ軸を回転自在
で軸方向移動自在に支持する支持部材との間に介装され
て、このブラシ軸を軸方向に付勢するコイルばねからな
るものを採用すれば、付勢手段の構造がきわめてコンパ
クトとなって、切粉除去装置の取付が簡単且つ容易とな
る。
【0018】請求項3に記載のように、付勢手段とし
て、鋸フレームと、この鋸フレームに揺動可能に枢着さ
れて、回転ブラシのブラシ軸を回転自在に支持する支持
部材との間に介装されたコイルばねからなるものを採用
すれば、付勢手段の構造がきわめて簡単となり、コスト
が安くつく。
【図面の簡単な説明】
【図1】 丸鋸切断機を示す側面図である。
【図2】 鋸切断機に設けられた切粉除去装置の一実施
形態を示す拡大縦断正面図である。
【図3】 同切粉除去装置の拡大側面図である。
【図4】 他の実施形態による切粉除去装置の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 鋸フレーム 3 フレーム本体 4 丸鋸 7 切粉除去装置 8 丸鋸の鋸歯 9 回転ブラシ 10 ブラシ軸 11 支持部材 13 圧縮コイルばね(付勢手段) 16 引張コイルばね(付勢手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋸フレームに丸鋸を装備した丸鋸切断機
    において、丸鋸の鋸歯に付着した切粉を除去するための
    回転ブラシを回転自在に支持する支持部材を、回転ブラ
    シの外周部が鋸歯に食い込むように鋸フレームに取り付
    ける共に、支持部材には回転ブラシの外周部を鋸歯に押
    し付ける方向に付勢する付勢手段を設けてなる丸鋸切断
    機における切粉除去装置。
  2. 【請求項2】 付勢手段は、回転ブラシのブラシ軸と、
    このブラシ軸を回転自在で軸方向移動自在に支持する支
    持部材との間に介装され、ブラシ軸を軸方向に付勢する
    ばねからなる請求項1に記載の丸鋸切断機における切粉
    除去装置。
  3. 【請求項3】 付勢手段は、鋸フレームと、この鋸フレ
    ームに揺動可能に枢着されて回転ブラシのブラシ軸を回
    転自在に支持する支持部材との間に介装され、この支持
    部材の揺動方向に付勢するばねからなる請求項1に記載
    の丸鋸切断機における切粉除去装置。
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