JP2001353603A - 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具 - Google Patents

表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具

Info

Publication number
JP2001353603A
JP2001353603A JP2000178290A JP2000178290A JP2001353603A JP 2001353603 A JP2001353603 A JP 2001353603A JP 2000178290 A JP2000178290 A JP 2000178290A JP 2000178290 A JP2000178290 A JP 2000178290A JP 2001353603 A JP2001353603 A JP 2001353603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boron nitride
coating film
group
nitride sintered
sintered body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000178290A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Ota
倫子 大田
Haruyo Fukui
治世 福井
Hisanori Ohara
久典 大原
Tomohiro Fukaya
朋弘 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2000178290A priority Critical patent/JP2001353603A/ja
Publication of JP2001353603A publication Critical patent/JP2001353603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5025Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with ceramic materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な耐摩耗性および靭性を有し、断続切削
時に被覆膜が剥離・欠損することを制御できる表面被覆
cBN焼結体工具を提供する。 【解決手段】 本発明の表面被覆cBN焼結体工具は、
cBNを20体積%以上有するcBN焼結体からなる部
分を有する母材2と、その母材2のcBN焼結体上に形
成された被覆膜1とを備えている。被覆膜1は、たとえ
ばTiCNを含む材質よりなっており、かつ−10GP
a以上0GPa以下の内部応力を有し、かつ表面側と裏
面側である母材側とで1GPa以上の応力差を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立方晶窒化硼素
(cBN)を主成分とした焼結体(以下、cBN焼結体
と称する)を母材とする切削工具材料の改良に関し、耐
摩耗性および靭性の双方に優れる表面被覆cBN焼結体
工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のcBN焼結体工具は、ダイヤモン
ドに次ぐ高硬度と高熱伝導率により、過酷な切削条件下
で使用されてきた。しかし、工具刃先の熱的・機械的な
摩耗・欠損により、高速・高能率の分野において十分な
寿命を達成できていないのが現状である。
【0003】そしてcBN焼結体での切削において、耐
摩耗性および耐欠損性をさらに向上させるため、たとえ
ば特開平8−119774号公報、特開平1−9608
3号公報、特開平1−96084号公報などに開示され
ているように、cBN焼結体にTiN、TiAlNなど
を被覆する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被覆膜に高耐
摩耗性を要求すると靭性が低下し、靭性を要求すると耐
摩耗性が低下するということから、断続切削時に被覆膜
が初期に剥離・欠損するという問題が生じている。
【0005】それゆえ、本発明の目的は、良好な耐摩耗
性および靭性を有し、断続切削時においても被覆膜の剥
離および欠損を抑制できる表面被覆cBN焼結体工具を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは、被覆膜
の耐摩耗性の向上と靭性の向上との両立を実現するた
め、被覆膜中の内部応力について研究した。一般に、イ
オンプレーティング法により形成された被覆膜中には、
圧縮応力が発生する。このような残留圧縮応力は被覆膜
の耐摩耗性に悪影響を及ぼすことが問題であるが、残留
圧縮応力を低下させると靭性が低下するということが判
明した。さらに、種々検討した結果、被覆膜中の圧縮応
力を膜内で変化させることにより、耐摩耗性および靭性
の双方が向上することがわかった。
【0007】特に、靭性を必要とする場合には、被覆膜
中の圧縮応力を母材側から表面側に向かって連続的ある
いは段階的に増加させることが効果的であり、耐摩耗性
を必要とする場合には被覆膜中の圧縮応力を母材側から
表面側に向けて連続的あるいは段階的に低下させること
が効果的であることが判明した。
【0008】また、被覆膜中の圧縮応力が大きくなるほ
ど靭性が良好となり、圧縮応力が小さくなるほど耐摩耗
性が良好となることが判明した。
【0009】それゆえ、本発明の表面被覆cBN焼結体
工具は、cBNを20体積%以上有するcBN焼結体か
らなる部分を有する母材と、母材のcBN焼結体上に形
成された被覆膜とを備え、その被覆膜は、IVa、V
a、VIa族元素、Al(アルミニウム)、B(ボロ
ン)およびGe(ゲルマニウム)よりなる群から選ばれ
る1種以上の窒化物、炭化物、炭窒化物および酸化物の
いずれかを含む材質を有し、かつ−10GPa以上0G
Pa以下の内部応力を有し、かつ表面側と裏面側である
母材側とで1GPa以上の応力差を有している。なお、
内部応力において「−」の記号は圧縮応力であることを
示している。
【0010】このように被覆膜の表面側と母材側とで1
GPa以上の応力差を有するよう内部応力を変化させた
ことにより、耐摩耗性および靭性の双方に優れた表面被
覆cBN焼結体工具を得ることができる。なお、応力差
が1GPa未満では、被覆膜中で内部応力を変化させる
効果が十分に得られない。また、cBNの含有率を20
体積%以上としたのは、20体積%未満では欠損が生じ
やすくなるからである。
【0011】上記の表面被覆cBN焼結体工具において
好ましくは、被覆膜の膜厚は0.5μm以上10μm以
下である。これは被覆膜の厚みが0.5μm未満では被
覆の効果が少なく、10μmを超えると被覆膜が剥離し
やすくなるからである。
【0012】上記の表面被覆cBN焼結体工具において
好ましくは、被覆膜の内部応力は、母材側から表面側へ
向けて連続的あるいは段階的に圧縮応力が増加するよう
変化している。これにより、靭性が顕著に向上する。こ
れは、表面側ほど高い内部圧縮応力が導入されることに
より、表面に入った微小クラックの進展が抑えられるた
め、チッピングなどの欠けを防ぐことができるためと考
えられる。
【0013】上記の表面被覆cBN焼結体工具において
好ましくは、被覆膜の内部応力は、表面側から母材側へ
向けて連続的あるいは段階的に圧縮応力が増加するよう
変化している。これにより、耐摩耗性が顕著に向上す
る。これは、表面側ほど低い内部圧縮応力を導入するこ
とで膜表面が柔らかくなり、切削時の溶着が剥がれると
きに膜全体が剥がれなくなる(膜の表面近傍のみが剥が
れる)ため耐摩耗性が向上するものと考えられる。
【0014】上記の表面被覆cBN焼結体工具において
好ましくは、母材と被覆膜との間に、IVa族元素の窒
化物、炭化物、炭窒化物および酸化物のいずれかの材質
を有する第1の薄膜がさらに備えられている。これによ
り、被覆膜と母材との付着強度が向上するため、より高
性能が期待される。
【0015】上記の表面被覆cBN焼結体工具において
好ましくは、被覆膜の表面上に、IVa族元素の窒化
物、炭化物、炭窒化物および酸化物のいずれかの材質を
有する第2の薄膜がさらに備えられている。これによ
り、より高性能が期待される。
【0016】上記の表面被覆cBN焼結体工具において
好ましくは、cBN焼結体は、cBNを35体積%以上
85体積%以下含み、かつcBN粒子同士を結合するた
めの結合材を含み、結合材は以下のa、b、c、dおよ
びeよりなる群から選ばれる1種以上とAl化合物と不
可避不純物とを含む。
【0017】a:IVa、Va、VIa族元素 b:IVa、Va、VIa族元素の窒化物 c:IVa、Va、VIa族元素の硼化物 d:IVa、Va、VIa族元素の炭化物 e:IVa、Va、VIa族元素、IVa、Va、VI
a族元素の窒化物、硼化物、炭化物よりなる群から選ば
れる2種以上からなる固溶体 このように母材の材料を適切に選択することにより、切
削性能の著しい向上を図ることができる。cBNの含有
率が85体積%を超えると、母材の耐摩耗性が悪くな
り、これが被覆膜の耐摩耗性に影響を与えるため、耐摩
耗性の向上が妨げられる。またcBNの含有率が35体
積%未満となると、cBN焼結体の特徴が高い硬度であ
るにもかかわらず、その硬度が低下してしまい、たとえ
ば焼入れ鋼のような高い硬度の被削材を高速で切削する
ための強度が不足してしまう。
【0018】上記の表面被覆cBN焼結体工具において
好ましくは、cBN粒子の平均粒径が4μm以下であ
る。
【0019】これにより、切削性能の著しい向上を図る
ことができる。cBN粒子の平均粒径が4μmを超える
と、cBN粒子と結合材との接触面積が減少し、cBN
粒子と結合材との結合力が弱まることにより、たとえば
焼入れ鋼のような高い硬度の被削材を高速で切削するた
めの強度が不足する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施の形態における表
面被覆cBN焼結体工具の部分断面図である。図1を参
照して、母材2は、工具刃先の少なくとも切削に関与す
る部分においてcBNを20体積%以上有するcBN焼
結体よりなっている。この母材2のcBN焼結体部分の
表面上に被覆膜1が形成されている。この被覆膜1は、
IVa、Va、VIa族元素、Al、BおよびGeなら
びにこれらの任意の組合せの合金の窒化物、炭化物、炭
窒化物および酸化物から選ばれた1種以上を含む化合物
よりなり、かつ−10GPa以上0GPa以下の内部応
力を有し、かつ表面側と裏面側である母材側とで1GP
a以上の応力差を有している。
【0022】なお、被覆膜1の内部応力は、たとえばX
線回折法により測定される。この測定方法の詳細は、た
とえば「PVD・CVD皮膜の基礎と応用」、(社)表
面技術協会編、山本恒雄発行、pp.156−164に
記載されている。
【0023】また被覆膜1の膜厚は、0.5μm以上1
0μm以下であることが好ましい。被覆膜1の内部応力
は、母材側から表面側へ向けて図2に示すように連続的
に、または図3に示すように段階的に圧縮応力が増加す
るよう変化していてもよい。これにより、表面被覆cB
N焼結体工具の靭性の向上が著しくなる。また被覆膜1
の内部応力は、母材側から表面側に向けて図4に示すよ
うに連続的に、または図5に示すように段階的に圧縮応
力が減少するように変化していてもよい。これにより、
表面被覆cBN焼結体工具の耐摩耗性の向上が顕著とな
る。
【0024】また図6に示すように母材2と被覆膜1と
の間には、IVa族元素の窒化物、炭化物、炭窒化物お
よび酸化物のいずれかの材質を有する付着強化層3aが
設けられていることが好ましい。また図7に示すように
被覆膜1の表面上に、IVa族元素の窒化物、炭化物、
炭窒化物および酸化物のいずれかの材質を有する薄膜3
bが形成されていてもよい。
【0025】母材2のcBN焼結体部分は、cBNを3
5体積%以上85体積%以下含み、かつcBN粒子同士
を結合するための結合材を含んでおり、結合材は、以下
のa、b、c、dおよびeよりなる群から選ばれる1種
以上とAl化合物と不可避不純物とを含んでいることが
好ましい。
【0026】a:IVa、Va、VIa族元素 b:IVa、Va、VIa族元素の窒化物 c:IVa、Va、VIa族元素の硼化物 d:IVa、Va、VIa族元素の炭化物 e:IVa、Va、VIa族元素、IVa、Va、VI
a族元素の窒化物、硼化物、炭化物よりなる群から選ば
れる2種以上からなる固溶体 またcBN粒子の平均粒径は4μm以下であることが好
ましい。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に述べ
る。
【0028】(実施例1)まず、超硬合金製ポットおよ
びボールを用いて、結合材材料であるTiN、Ti、A
lを混合し、結合材粉末を得た。次に、結合材粉末とc
BN粉末を混ぜ合わせ、Mo(モリブデン)製容器に充
填し、圧力5GPa、温度1400℃で20分間焼結し
た。この焼結体を、ISO規格SNGN120408の
形状に加工し、cBN焼結体母材を得た。そのcBN焼
結体母材のcBN含有率は65体積%であり、cBN粒
子の平均粒径は2.5μmであった。
【0029】その母材に表3に示す膜厚3.5μmの各
種のTiCNの被覆を、公知のアーク式イオンプレーテ
ィング法を用いて施した。また、その被覆を施した各サ
ンプルを使って高炭素クロム軸受鋼丸棒の切削を表1の
条件で行ない、切削後の各サンプルの逃げ面摩耗量を測
定した。
【0030】
【表1】
【0031】次に、上記各サンプルと同条件で被覆を施
したサンプルの靭性試験を行なった。靭性試験は、合金
工具鋼丸棒で6本のV字形状の溝を有する被削材の外周
切削を表2の条件で行ない、被覆膜が正常摩耗以外に剥
離するまでの時間を測定することで、靭性の評価とし
た。
【0032】
【表2】
【0033】表3に、各サンプルの被覆膜の応力分布
と、切削試験を行なった場合の逃げ面摩耗量(耐摩耗
性)および膜剥離までの切削時間(靭性)を評価した結
果とを示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3の結果より、TiCN層内で内部応力
を−10GPa以上0GPa以下の範囲内で1GPa以
上変化させた本発明例のサンプル1〜4では、耐摩耗性
および靭性の双方において優れていることがわかる。一
方、内部応力の変化のないサンプル5〜9および本発明
の応力範囲と異なる範囲で内部応力を変化させたサンプ
ル10、11では、耐摩耗性および靭性の少なくともい
ずれかが低い値を示すことがわかる。
【0036】今回開示された実施の形態および実施例は
すべての点で例示であって制限的なものではないと考え
られるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれるこ
とが意図される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表面被覆c
BN焼結体工具では、被覆膜の表面側と母材側とで−1
0GPa以上0GPa以下の範囲内で1GPa以上の応
力差を有するように内部応力を変化させたことにより、
耐摩耗性および靭性の双方に優れた表面被覆cBN焼結
体工具を得ることができる。これにより、本発明の表面
被覆cBN焼結体工具は、ドリル、エンドミル、フライ
ス用スローアウェイチップ、切削用刃先交換型チップ、
メタルソー、刃切り工具、リーマー、タップなどの切削
工具などに良好に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における表面被覆cB
N焼結体工具の部分断面図である。
【図2】 被覆膜中の内部応力の分布の第1の形態を示
す図である。
【図3】 被覆膜中の内部応力の分布の第2の形態を示
す図である。
【図4】 被覆膜中の内部応力の分布の第3の形態を示
す図である。
【図5】 被覆膜中の内部応力の分布の第4の形態を示
す図である。
【図6】 被覆膜と母材との間に付着強化層を設けた構
成の部分断面図である。
【図7】 被覆膜の表面上に追加の薄膜を設けた構成を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 被覆膜、2 母材、3a 付着強化層、3b 薄
膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23G 5/06 B23G 5/06 C C04B 35/583 C04B 41/87 N 41/87 35/58 103H (72)発明者 大原 久典 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 深谷 朋弘 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 3C037 CC08 3C046 FF02 FF10 FF11 FF13 FF16 FF25 FF35 FF57 3C050 EC00 4G001 BA34 BA38 BA61 BA63 BB34 BB38 BC72 BD12 BD16 BD18 BE22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立方晶窒化硼素を20体積%以上有する
    立方晶窒化硼素焼結体からなる部分を有する母材と、 前記母材の前記立方晶窒化硼素焼結体上に形成された被
    覆膜とを備え、 前記被覆膜は、IVa、Va、VIa族元素、Al、B
    およびGeよりなる群から選ばれる1種以上の窒化物、
    炭化物、炭窒化物および酸化物のいずれかを含む材質を
    有し、かつ−10GPa以上0GPa以下の内部応力を
    有し、かつ表面側と裏面側である前記母材側とで1GP
    a以上の応力差を有している、表面被覆立方晶窒化硼素
    焼結体工具。
  2. 【請求項2】 前記被覆膜の膜厚は0.5μm以上10
    μm以下である、請求項1に記載の表面被覆立方晶窒化
    硼素焼結体工具。
  3. 【請求項3】 前記被覆膜の内部応力は、前記母材側か
    ら前記表面側へ向けて連続的に圧縮応力が増加するよう
    変化している、請求項1または2に記載の表面被覆立方
    晶窒化硼素焼結体工具。
  4. 【請求項4】 前記被覆膜の内部応力は、前記母材側か
    ら前記表面側へ向けて段階的に圧縮応力が増加するよう
    変化している、請求項1または2に記載の表面被覆立方
    晶窒化硼素焼結体工具。
  5. 【請求項5】 前記被覆膜の内部応力は、前記表面側か
    ら前記母材側へ向けて連続的に圧縮応力が増加するよう
    変化している、請求項1または2に記載の表面被覆立方
    晶窒化硼素焼結体工具。
  6. 【請求項6】 前記被覆膜の内部応力は、前記表面側か
    ら前記母材側へ向けて段階的に圧縮応力が増加するよう
    変化している、請求項1または2に記載の表面被覆立方
    晶窒化硼素焼結体工具。
  7. 【請求項7】 前記母材と前記被覆膜との間に、IVa
    族元素の窒化物、炭化物、炭窒化物および酸化物のいず
    れかの材質を有する第1の薄膜をさらに備えた、請求項
    1〜6のいずれかに記載の表面被覆立方晶窒化硼素焼結
    体工具。
  8. 【請求項8】 前記被覆膜の表面上に、IVa族元素の
    窒化物、炭化物、炭窒化物および酸化物のいずれかの材
    質を有する第2の薄膜をさらに備えた、請求項1〜7の
    いずれかに記載の表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具。
  9. 【請求項9】 前記立方晶窒化硼素焼結体は、前記立方
    晶窒化硼素を35体積%以上85体積%以下含み、かつ
    立方晶窒化硼素粒子同士を結合するための結合材を含
    み、 以下のa、b、c、dおよびeにおいて、 a:IVa、Va、VIa族元素、 b:IVa、Va、VIa族元素の窒化物、 c:IVa、Va、VIa族元素の硼化物、 d:IVa、Va、VIa族元素の炭化物、 e:IVa、Va、VIa族元素、IVa、Va、VI
    a族元素の窒化物、硼化物、炭化物よりなる群から選ば
    れる2種以上からなる固溶体、 前記結合材の材質はa、b、c、dおよびeよりなる群
    から選ばれる1種以上とアルミニウム化合物と不可避不
    純物とを含む、請求項1〜8のいずれかに記載の表面被
    覆立方晶窒化硼素焼結体工具。
  10. 【請求項10】 前記立方晶窒化硼素粒子の平均粒径が
    4μm以下である、請求項9に記載の表面被覆立方晶窒
    化硼素焼結体工具。
JP2000178290A 2000-06-14 2000-06-14 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具 Pending JP2001353603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178290A JP2001353603A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178290A JP2001353603A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007208271A Division JP4653789B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001353603A true JP2001353603A (ja) 2001-12-25

Family

ID=18679744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000178290A Pending JP2001353603A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001353603A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006429A1 (ja) * 2004-07-08 2006-01-19 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. 圧縮応力の強度分布を有する被膜を備えた表面被覆切削工具
WO2006009121A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. 圧縮応力の強度分布を有する被膜を備えた表面被覆切削工具
JP2006035345A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006035383A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006043874A (ja) * 2004-07-08 2006-02-16 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006043783A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006055938A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006062075A (ja) * 2004-07-29 2006-03-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006062074A (ja) * 2004-07-27 2006-03-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006082218A (ja) * 2004-08-18 2006-03-30 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
CN100446901C (zh) * 2004-07-08 2008-12-31 住友电工硬质合金株式会社 具有压缩应力的强度分布的有涂膜的表面涂敷切削工具
JP2011067883A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2011083865A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Mitsubishi Materials Corp 表面被覆切削工具
JP2012152852A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具およびその製造方法
JP2015193046A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 三菱マテリアル株式会社 切削工具
WO2018198421A1 (ja) 2017-04-25 2018-11-01 住友電気工業株式会社 切削工具およびその製造方法

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100446901C (zh) * 2004-07-08 2008-12-31 住友电工硬质合金株式会社 具有压缩应力的强度分布的有涂膜的表面涂敷切削工具
JP4634241B2 (ja) * 2004-07-08 2011-02-16 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
KR101035224B1 (ko) 2004-07-08 2011-05-18 스미토모 덴키 고교 가부시키가이샤 압축 응력의 강도 분포를 갖는 피막을 구비한 표면 피복절삭공구
WO2006006429A1 (ja) * 2004-07-08 2006-01-19 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. 圧縮応力の強度分布を有する被膜を備えた表面被覆切削工具
JP2006043874A (ja) * 2004-07-08 2006-02-16 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
US7799415B2 (en) 2004-07-08 2010-09-21 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Surface-coated cutting tool with coated film having strength distribution of compressive stress
JP4593994B2 (ja) * 2004-07-23 2010-12-08 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
JP2006035345A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
KR101035223B1 (ko) * 2004-07-23 2011-05-18 스미토모 덴키 고교 가부시키가이샤 압축 응력의 강도 분포를 갖는 피막을 구비한 표면 피복절삭공구
US7758950B2 (en) 2004-07-23 2010-07-20 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Surface-coated cutting tool with coated film having strength distribution of compressive stress
WO2006009121A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. 圧縮応力の強度分布を有する被膜を備えた表面被覆切削工具
JP2006062074A (ja) * 2004-07-27 2006-03-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP4634245B2 (ja) * 2004-07-27 2011-02-16 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
JP4593996B2 (ja) * 2004-07-28 2010-12-08 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
JP2006035383A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006062075A (ja) * 2004-07-29 2006-03-09 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP4634246B2 (ja) * 2004-07-29 2011-02-16 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
JP4593998B2 (ja) * 2004-07-30 2010-12-08 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
JP2006043783A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2006082218A (ja) * 2004-08-18 2006-03-30 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP4634247B2 (ja) * 2004-08-18 2011-02-16 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
JP4594000B2 (ja) * 2004-08-19 2010-12-08 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆切削工具
JP2006055938A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2011067883A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具
JP2011083865A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Mitsubishi Materials Corp 表面被覆切削工具
JP2012152852A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Sumitomo Electric Hardmetal Corp 表面被覆切削工具およびその製造方法
JP2015193046A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 三菱マテリアル株式会社 切削工具
WO2018198421A1 (ja) 2017-04-25 2018-11-01 住友電気工業株式会社 切削工具およびその製造方法
KR20200002577A (ko) 2017-04-25 2020-01-08 스미토모덴키고교가부시키가이샤 절삭 공구 및 그 제조 방법
US11338370B2 (en) 2017-04-25 2022-05-24 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Cutting tool and method for manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1710326B1 (en) Surface-coated cutting tool
EP1952920B1 (en) Cutting tip of cutting edge replacement type
JP4854359B2 (ja) 表面被覆切削工具
JP2001353603A (ja) 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具
JPWO2005105348A1 (ja) 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具およびその製造方法
CN111867760B (zh) 涂层刀具和具备它的切削刀具
JP4028368B2 (ja) 表面被覆超硬合金製切削工具
JPH06220571A (ja) 切削工具用の超硬合金及び被覆超硬合金
JP5835306B2 (ja) 超硬合金およびこれを用いた表面被覆切削工具
JP4653789B2 (ja) 表面被覆立方晶窒化硼素焼結体工具
US7897272B2 (en) Wear-resistant structure
JP2001315006A (ja) 被覆硬質工具
JP5266587B2 (ja) 粗粒cBN粒子を含有する切削工具用cBN焼結体
WO2019146784A1 (ja) 被覆工具およびこれを備えた切削工具
JP2006224223A (ja) 耐熱合金の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP5835305B2 (ja) 超硬合金およびこれを用いた表面被覆切削工具
JPH06226522A (ja) エンドミル
JP4697389B2 (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
WO2022138147A1 (ja) 被覆工具および切削工具
WO2024005058A1 (ja) インサートおよび切削工具
JP7373110B2 (ja) 硬質被覆層が優れた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具
JP5239061B2 (ja) 刃先横境界部の損傷を抑制する被覆cBN焼結体工具
JP2008188739A (ja) 難削材の重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP2002160106A (ja) 切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具
WO2019146786A1 (ja) 被覆工具およびこれを備えた切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040921

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070809

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071002

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20071221