JP2001353053A - 生花装飾額縁 - Google Patents

生花装飾額縁

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JP2001353053A
JP2001353053A JP2000177094A JP2000177094A JP2001353053A JP 2001353053 A JP2001353053 A JP 2001353053A JP 2000177094 A JP2000177094 A JP 2000177094A JP 2000177094 A JP2000177094 A JP 2000177094A JP 2001353053 A JP2001353053 A JP 2001353053A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生花の茎をその切口形状に注意を払うことな
く切断することができ、したがって、その作業能率を向
上させることができ、また、生花を長時間に亘って元気
な状態に保つことができ、したがって、外観を向上させ
ることができる。 【解決手段】 装飾用基体の一例である額縁1に多数の
保持穴14を形成する。花器2は開放口19側から水等
を収めることができるとともに、生花24の茎部25を
挿入することができ、保持穴14に離脱可能に保持され
る花器本体17と、ゴム状弾性材から成り、花器本体1
7の開放口19部を離脱可能に、かつシール状態に被覆
し、頂部に生花24の茎部25を弾性変形の利用により
挿通し得る穴23が形成された蓋体18とから構成す
る。生花24の茎25を花器2に挿入して水等に浸漬し
た状態で花器2を保持穴14に保持させて装飾する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生花(せいか)を
用いた装飾体、更に詳しくは通夜、葬儀に際し、遺影を
生花で装飾して掲げる額縁、各種イベントの会場等にお
いて、生花により花文字を表示する装飾体等に適用する
生花装飾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、通夜、葬儀に際して掲げ
る遺影の回りを生花で装飾する場合、額縁に相当する部
分を発泡スチロールにより形成し、この発泡スチロール
に生花の茎を突刺している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように生花の茎を発泡スチロールに突刺すには、茎を斜
めに切断するなど、発泡スチロールに突刺しやすいよう
に鋭利に切断しなければならず、その作業が煩わしい。
また、生花に水を供給することができないため、時間の
経過に伴い、生花が萎れて外観に劣る。
【0004】本発明の目的は、前記のような従来の問題
を解決しようとするものであって、生花の茎をその切口
形状に注意を払うことなく切断することができ、したが
ってその作業能率を向上させることができ、また、生花
を長時間に亘って元気な状態に保つことができ、したが
って、外観を向上させることができるようにした生花装
飾装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の生花装飾装置は、多数の保持穴を有する装飾
用基体と、開放口側から液体を収めることができるとと
もに、生花の茎部を挿入することができ、前記保持穴に
離脱可能に保持される花器本体、ゴム状弾性材から成
り、前記花器本体の開放口部を離脱可能に、かつシール
状態に被覆し、頂部に前記生花の茎部を弾性変形の利用
により挿通し得る穴が形成された蓋体を有する花器とを
備えたものである。
【0006】前記装飾用基体として、本体と、この本体
の裏面に取り付けられ、ゴム状弾性材から成る補助シー
トとを備え、前記各保持穴が前記本体に形成され、前記
花器本体を挿通し得る穴と、前記補助シートに前記本体
の穴と軸心がほぼ一致され、前記本体の穴より小径で前
記花器本体を弾性変形の利用により挿通し得る穴とを備
えることができる。
【0007】前記装飾用基体の各保持穴を、軸心が水平
方向よりやや傾斜し、かつ前記装飾用基体の正面側が背
面側より上位に位置するように形成することができる。
【0008】前記花器本体を、底部側に至るに従い、次
第に小径となるテーパー状に形成することができる。
【0009】前記装飾用基体は、保持穴から背面に突出
される花器本体を収めることができる空間を形成すると
ともに、前記花器本体の背方突出部を外部に対して目隠
しするように構成することができる。
【0010】前記装飾用基体として、遺影を入れて掲げ
ることができるように構成された額縁に適用することが
できる。
【0011】前記のように構成された本発明によれば、
花器本体に開放口から液体を入れてゴム状弾性材から成
る蓋体により開放口部をシール状態に被覆し、蓋体の頂
部の穴からその弾性変形の利用により生花の茎を花器本
体内に挿入して液体に浸漬し、花器本体を装飾用基体の
保持穴に挿入して保持させる。そして、前記のように生
花の茎はゴム状弾性材から成る蓋体の頂部の穴にその弾
性変形の利用により挿通させるだけであるので、茎の切
口形状に特別な注意を払うことなく切断することがで
き、また、前記のように生花の茎を液体に浸漬するの
で、生花を長時間に亘って元気な状態に保つことができ
る。
【0012】
【発明の実施の状態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実
施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形
態に係る生花装飾装置を示す分解斜視図、図2は同生花
装飾装置を示す正面図、図3は同生花装飾装置を示す拡
大中央部縦断面図、図4は同生花装飾装置に用いる花器
を示す分解斜視図、図5は同花器の組立て状態を示す縦
断面図、図6は同花器に生花の茎を挿入した状態を示す
縦断面図である。
【0013】本実施形態に係る生花装飾装置は、通夜、
葬儀に際して遺影を掲げるために用いる額縁に適用して
いる。図1ないし図6において、1は装飾用基体として
用いる額縁、2は花器である。
【0014】額縁1の一例について説明すると、本体3
と補助シート4等から構成される。本体3は木材、プラ
スチック、金属等から成り、四角形枠状の正面板5の四
辺における外縁に四角形状の外枠6が直角方向に連設さ
れ、正面板5の四辺における内縁からやや内方に位置し
て四角形状の内枠7が直角方向に連設されている。外枠
6と内枠7とはほぼ同じ高さか、或いは内枠7が外枠6
よりも僅に低くなるように設定され、外枠6と内枠7と
の間に空間8が形成されている。正面板5の背面におけ
る内枠7の内方の内周縁部に受け面9が形成されてい
る。内枠7における対向する側板の下部間には伸縮可能
なゴム紐等から成る押さえ部材10が取付けられ、例え
ば、遺影11の前後をガラスから成る透視パネル12と
背面パネル13とで狭んだ状態で、これら透視パネル1
2、遺影11、背面パネル13が内枠7の内側で受け面
9と押さえ部材10の間に挿入され、透視パネル12の
周縁部が受け面9に当接された状態で背面パネル13が
押さえ部材10により背方へ離脱しないように押さえら
れるようになっている。
【0015】正面板5の背面には外枠6と内枠7との間
においてゴム状弾性材から成る補助シート4が貼着され
ている。正面板5および補助シート4には多数の保持穴
14が軸心をほぼ水平にして全体にほぼ均等に配置され
るように形成されている。各保持穴14は正面板5に形
成された穴15と、補助シート4に穴15と軸心がほぼ
一致され、穴15より小径となる穴16とから構成され
ている。
【0016】花器2の一例について説明すると、花器本
体17と蓋体18とから構成される。花器本体17はプ
ラスチック等から成り、開放口19側寄り位置がほぼ同
径に形成され、これより底部側に至るに従い、次第に小
径となるテーパー状に形成されている。そして、開放口
19側から内部に生花が萎れるのを防止することができ
る液体、すなわち、水、若しくは生花が萎れるのを防止
することができるような成分を混入した水20を収める
ことができる。蓋体18はゴム状弾性材から成り、頂部
21の周縁部に筒状部22が連設され、頂部21の中央
部に穴23が形成されている。そして、蓋体18はその
筒状部22が花器本体17の開放口19部の外周に離脱
可能に、かつシール状態に嵌合され、開放口19部が被
覆されるようになっている。この花器2はその花器本体
17が底部側から保持穴14に挿入され、開放口19寄
り位置が穴15内に嵌合され、テーパー状部が穴16に
挿通され、この状態で補助シート4の弾性変形により花
器本体17が保持されて離脱防止されるようになってい
る。また、花器2を強制的に引張ることにより、保持穴
14から離脱させることができるようになっている。
【0017】装飾用として、菊、バラ等の所望の生花2
4を用いることができ、これらの生花24はその茎25
が所望の長さに切断されて使用される。そして、茎25
が蓋体18の穴23からその弾性変形の利用により花器
17内に強制的に挿入され、茎25が水20に浸漬され
るようになっている。この状態で花器2および生花24
が水平方向に倒されても花器2内の水20は表面張力に
より穴23から外部に流出しないようになっている。
【0018】以上の構成において、以下、その使用要領
について説明する。花器本体17の開放口19を上向き
にし、開口部19から花器本体17内に水20等を収
め、花器本体17の開放口19部に蓋体18をシール状
に被覆させる。一方、所望の生花24の茎25を所望の
長さに切断しておき、この茎25を蓋体18の穴23か
らその弾性変形を利用して花器本体17内に強制的に挿
入し、茎25を水20等に浸漬する。この状態では前記
のように花器2および生花24等を水平方向に倒しても
花器2内の20等が表面張力により穴23から外部へ流
出することはない。
【0019】額縁1においては、遺影11の前後を透視
パネル12、背面パネル13により狭んだ状態でこれら
を内枠7の内側で受け面9と押さえ部材10との間に挿
入し、透視パネル12の周縁部を受け面9に当接させた
状態で背面パネル13を押さえ部材10により背方へ離
脱しないように押さえる。そして、前記のように生花2
4の茎25を挿通させた花器2の花器本体17を保持穴
14である額縁本体3の穴15と補助シート4の穴16
に補助シート4の弾性変形の利用により強制的に挿通さ
せ、補助シート4の穴16の縁部を反撥弾性により花器
本体17に対して圧接させる。したがって、額縁1を起
立させ、花器2および生花24を水平方向に向けた状態
でも花器2等を保持穴14から離脱しないように保持す
ることができる。この状態で花器本体17の背方突出部
は空間8内に収められ、側方に露出しないようになって
いる。このようにして生花24の茎25を挿通させた花
器2を額縁1の各保持穴14に保持させることにより、
遺影11の回りをくまなく生花24で飾ることができ、
この遺影11を生花24で飾った額を通夜、葬儀に際し
て祭壇に掲げることができる。このとき、花器本体17
の背方突出部は空間8内に収められているので、外枠5
を基板に当接させる際の邪魔にならないようにすること
ができる。生花24はその茎25を花器本体2内の水2
0等に浸漬しているので、長時間に亘って元気な状態に
保つことができる。
【0020】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図7は本発明の第2の実施形態に係る生花装飾
装置の一部を示す拡大断面図である。
【0021】本実施形態に係る生花装飾装置も前記第1
の実施形態と同様に、通夜、葬儀に際して遺影を掲げる
ために用いる額縁に適用している。本実施形態において
は、額縁1の本体3がプラスチック、木材等から成り、
正面板5に多数形成された保持穴14が軸心を水平方向
よりやや傾斜させ、かつ額縁1の正面側を背面側より上
位に位置させるように形成されている。そして、生花2
4の茎25を挿通させた花器2の花器本体17を保持穴
14に挿入した状態で額縁1を垂直方向に起立させても
花器2等が保持穴14から離脱しないように保持され
る。したがって、前記第1の実施形態のようなゴム状弾
性材から成る補助シートについては用いる必要がなくな
る。その他の構成については前記第1の実施形態と同様
であるので、その説明を省略する。
【0022】本発明の更に他の実施形態として、図示し
ていないが、運動会、その他の各種イベントの会場等に
おいて、装飾用基体に前記第1、第2の実施形態と同様
の多数の保持穴を全面に亘ってほぼ均等に配置し、各保
持穴に所望の生花の茎を挿通させて水等に浸漬させた花
器を離脱可能に保持させることができる。その際、生花
の色などを適宜選択することにより花文字を描くことが
できる。
【0023】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々
設計変更することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、花
器本体に開放口から液体を入れてゴム状弾性材から成る
蓋体により開放口部をシール状態に被覆し、蓋体の頂部
の穴からその弾性変形の利用により生花の茎を花器本体
内に挿入して液体に浸漬し、花器本体を装飾用基体の保
持穴に挿入して保持させる。そして、前記のように生花
の茎はゴム状弾性材から成る蓋体の頂部の穴にその弾性
変形の利用により挿通させるだけであるので、茎の切口
形状に特別な注意を払うことなく切断することができ、
したがって、その作業能率を向上させることができる。
また、前記のように生花の茎を液体に浸漬するので、生
花を長期に亘って元気な状態に保つことができ、したが
って、外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る生花装飾装置を
示す分解斜視図である。
【図2】同生花装飾装置を示す正面図である。
【図3】同生花装飾装置を示す拡大中央部縦断面図であ
る。
【図4】同生花装飾装置に用いる花器を示す分解斜視図
である。
【図5】同花器を示す分解斜視図である。
【図6】同花器に生花の茎を挿入した状態を示す縦断面
図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る生花装飾装置の
一部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 額縁(装飾用基体) 2 花器 3 本体 4 補助シート 5 正面板 6 外枠 7 内枠 8 空間 14 保持穴 17 花器本体 18 蓋体 19 開放口 20 水等 23 穴 24 生花 25 茎
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月1日(2001.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 生花装飾額縁
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通夜、葬儀に際
し、遺影を生花(せいか)で装飾して掲げるために用い
る生花装飾額縁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、通夜、葬儀に際して掲げ
る遺影の回りを生花で装飾する場合、額縁に相当する部
分を発泡スチロールにより形成し、この発泡スチロール
に生花の茎を突刺している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように生花の茎を発泡スチロールに突刺すには、茎を斜
めに切断するなど、発泡スチロールに突刺しやすいよう
に鋭利に切断しなければならず、その作業が煩わしい。
また、生花に水を供給することができないため、時間の
経過に伴い、生花が萎れて外観に劣る。
【0004】本発明の目的は、前記のような従来の問題
を解決しようとするものであって、花器を用いて額縁に
生花を保持させることにより、生花の茎をその切口形状
に注意を払うことなく切断することができ、したがっ
て、その作業能率を向上させることができ、また、生花
を長時間に亘って元気な状態に保つことができ、したが
って、外観を向上させることができ、また、花器を額縁
に簡単に、かつ確実に保持することができ、したがっ
て、装飾の作業性、運搬等の際の利便性を向上させるこ
とができるようにした生花装飾額縁を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の生花装飾額縁は、中央部に遺影を入れて掲げ
ることができ、周囲に正面側と背面側に貫通状態で開放
される多数の保持穴を有する額縁と、開放口側から液体
を収めることができるとともに、生花の茎部を挿入する
ことができ、前記保持穴に離脱可能に保持される花器本
体、ゴム状弾性材から成り、前記花器本体の開放口部を
離脱可能に、かつシール状態に被覆し、頂部に前記生花
の茎部を弾性変形の利用により挿通し得る穴が形成され
た蓋体を有する花器とを備え、前記額縁が、額縁本体
と、この額縁本体の裏面に取り付けられ、ゴム状弾性材
から成る補助シートとを備え、前記各保持穴が前記額縁
本体に形成され、前記花器本体を挿通し得る穴と、前記
補助シートに前記額縁本体の穴と軸心がほぼ一致するよ
うに形成され、前記花器本体を弾性変形の利用により挿
通し得る穴とを備えたものである。
【0006】前記花器本体を、底部側に至るに従い、次
第に小径となるテーパー状に形成することができる。
【0007】前記額縁は、保持穴から背面に突出される
花器本体を収めることができる空間を形成するととも
に、前記花器本体の背方突出部を外部に対して目隠しす
るように構成することができる。
【0008】前記のように構成された本発明によれば、
花器本体に開放口から液体を入れてゴム状弾性材から成
る蓋体により開放口部をシール状態に被覆し、蓋体の頂
部の穴からその弾性変形の利用により生花の茎を花器本
体内に挿入して液体に浸漬し、花器本体を額縁の保持穴
に挿入して保持させる。そして、前記のように生花の茎
はゴム状弾性材から成る蓋体の頂部の穴にその弾性変形
の利用により挿通させるだけであるので、茎の切口形状
に特別な注意を払うことなく切断することができ、ま
た、前記のように生花の茎を液体に浸漬するので、生花
を長時間に亘って元気な状態に保つことができる。ま
た、生花を保持した花器を額縁における額縁本体の穴か
らゴム状弾性体から成る補助シートの穴に弾性変形の利
用に挿通させるだけで保持することができるので、花器
を額縁に簡単に、かつ確実に保持することができる。
【0009】
【発明の実施の状態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形
態に係る生花装飾額縁を示す分解斜視図、図2は同生花
装飾額縁を示す正面図、図3は同生花装飾額縁を示す拡
大中央部縦断面図、図4は同生花装飾額縁に用いる花器
を示す分解斜視図、図5は同花器の組立て状態を示す縦
断面図、図6は同花器に生花の茎を挿入した状態を示す
縦断面図である。
【0010】本実施形態に係る生花装飾額縁は、通夜、
葬儀に際して遺影を掲げるために用いる。図1ないし図
6において、1は額縁、2は花器である。
【0011】額縁1の一例について説明すると、額縁本
体3と補助シート4等から構成される。額縁本体3は木
材、プラスチック、金属等から成り、四角形枠状の正面
板5の四辺における外縁に四角形状の外枠6が直角方向
に連設され、正面板5の四辺における内縁からやや内方
に位置して四角形状の内枠7が直角方向に連設されてい
る。外枠6と内枠7とはほぼ同じ高さか、或いは内枠7
が外枠6よりも僅に低くなるように設定され、外枠6と
内枠7との間に空間8が形成されている。正面板5の背
面における内枠7の内方の内周縁部に受け面9が形成さ
れている。内枠7における対向する側板の下部間には伸
縮可能なゴム紐等から成る押さえ部材10が取付けら
れ、例えば、遺影11の前後をガラスから成る透視パネ
ル12と背面パネル13とで挟んで状態で、これら透視
パネル12、遺影11、背面パネル13が内枠7の内側
で受け面9と押さえ部材10の間に挿入され、透視パネ
ル12の周縁部が受け面9に当接された状態で背面パネ
ル13が押さえ部材10により背方へ離脱しないように
押さえられるようになっている。
【0012】正面板5の背面には外枠6と内枠7との間
においてゴム状弾性材から成る補助シート4が貼着され
ている。正面板5および補助シート4には正面側と背面
側に貫通状態で開放される多数の保持穴14が軸心をほ
ぼ水平にして全体にほぼ均等に配置されるように形成さ
れている。各保持穴14は正面板5に形成された穴15
と、補助シート4に穴15と軸心がほぼ一致され、穴1
5より小径となる穴16とから構成されている。
【0013】花器2の一例について説明すると、花器本
体17と蓋体18とから構成される。花器本体17はプ
ラスチック等から成り、開放口19側寄り位置がほぼ同
径に形成され、これより底部側に至るに従い、次第に小
径となるテーパー状に形成されている。そして、開放口
19側から内部に生花が萎れるのを防止することができ
る液体、すなわち、水、若しくは生花が萎れるのを防止
することができるような成分を混入した水20を収める
ことができる。蓋体18はゴム状弾性材から成り、頂部
21の周縁部に筒状部22が連設され、頂部21の中央
部に穴23が形成されている。そして、蓋体18はその
筒状部22が花器本体17の開放口19部の外周に離脱
可能に、かつシール状態に嵌合され、開放口19部が被
覆されるようになっている。この花器2はその花器本体
17が底部側から保持穴14に挿入され、開放口19寄
り位置が穴15内に嵌合され、テーパー状部が穴16に
挿通され、この状態で補助シート4の弾性変形により花
器本体17が保持されて離脱防止されるようになってい
る。また、花器2を強制的に引張ることにより、保持穴
14から離脱させることができるようになっている。
【0014】装飾用として、菊、バラ等の所望の生花2
4を用いることができ、これらの生花24はその茎25
が所望の長さに切断されて使用される。そして、茎25
が蓋体18の穴23からその弾性変形の利用により花器
17内に強制的に挿入され、茎25が水20に浸漬され
るようになっている。この状態で花器2および生花24
が水平方向に倒されても花器2内の水20は表面張力に
より穴23から外部に流出しないようになっている。
【0015】以上の構成において、以下、その使用要領
について説明する。花器本体17の開放口19を上向き
にし、開口部19から花器本体17内に水20等を収
め、花器本体17の開放口19部に蓋体18をシール状
に被覆させる。一方、所望の生花24の茎25を所望の
長さに切断しておき、この茎25を蓋体18の穴23か
らその弾性変形を利用して花器本体17内に強制的に挿
入し、茎25を水20等に浸漬する。この状態では前記
のように花器2および生花24等を水平方向に倒しても
花器2内の水20等が表面張力により穴23から外部へ
流出することはない。
【0016】遺影11の前後を透視パネル12、背面パ
ネル13により挟んで状態でこれらを内枠7の内側で受
け面9と押さえ部材10との間に挿入し、透視パネル1
2の周縁部を受け面9に当接させた状態で背面パネル1
3を押さえ部材10により背方へ離脱しないように押さ
える。そして、前記のように生花24の茎25を挿通さ
せた花器2の花器本体17を保持穴14である額縁本体
3の穴15と補助シート4の穴16に補助シート4の弾
性変形の利用により強制的に挿通させ、補助シート4の
穴16の縁部を反撥弾性により花器本体17に対して圧
接させる。したがって、額縁1を起立させ、花器2およ
び生花24を水平方向に向けた状態でも花器2等を保持
穴14から離脱しないように保持することができる。こ
の状態で花器本体17の背方突出部は空間8内に収めら
れ、側方に露出しないようになっている。このようにし
て生花24の茎25を挿通させた花器2を額縁1の各保
持穴14に保持させることにより、遺影11の回りをく
まなく生花24で飾ることができ、この遺影11を生花
24で飾った額を通夜、葬儀に際して祭壇に掲げること
ができる。このとき、花器本体17の背方突出部は空間
8内に収められているので、外枠5を基板に当接させる
際の邪魔にならないようにすることができる。生花24
はその茎25を花器本体2内の水20等に浸漬している
ので、長時間に亘って元気な状態に保つことができる。
【0017】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々
設計変更することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、花
器本体に開放口から液体を入れてゴム状弾性材から成る
蓋体により開放口部をシール状態に被覆し、蓋体の頂部
の穴からその弾性変形の利用により生花の茎を花器本体
内に挿入して液体に浸漬し、花器本体を額縁の保持穴に
挿入して保持させる。そして、前記のように生花の茎は
ゴム状弾性材から成る蓋体の頂部の穴にその弾性変形の
利用により挿通させるだけであるので、茎の切口形状に
特別な注意を払うことなく切断することができ、したが
って、その作業能率を向上させることができる。また、
前記のように生花の茎を液体に浸漬するので、生花を長
期に亘って元気な状態に保つことができ、したがって、
外観を向上させることができる。また、生花を保持した
花器を額縁における額縁本体の穴からゴム状弾性体から
成る補助シートの穴に弾性変形の利用により挿通させる
だけで保持することができるので、花器を額縁に簡単
に、かつ確実に保持することができ、したがって、装飾
の作業性、運搬等の際の利便性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る生花装飾額縁を示す
分解斜視図である。
【図2】同生花装飾額縁を示す正面図である。
【図3】同生花装飾額縁を示す拡大中央部縦断面図であ
る。
【図4】同生花装飾額縁に用いる花器を示す分解斜視図
である。
【図5】同花器を示す分解斜視図である。
【図6】同花器に生花の茎を挿入した状態を示す縦断面
図である。
【符号の説明】 1 額縁 2 花器 3 額縁本体 4 補助シート 5 正面板 6 外枠 7 内枠 8 空間 14 保持穴 17 花器本体 18 蓋体 19 開放口 20 水等 23 穴 24 生花 25 茎
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B44C 5/04 B44C 5/04 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の保持穴を有する装飾用基体と、開
    放口側から液体を収めることができるとともに、生花の
    茎部を挿入することができ、前記保持穴に離脱可能に保
    持される花器本体、ゴム状弾性材から成り、前記花器本
    体の開放口部を離脱可能に、かつシール状態に被覆し、
    頂部に前記生花の茎部を弾性変形の利用により挿通し得
    る穴が形成された蓋体を有する花器とを備えた生花装飾
    装置。
  2. 【請求項2】 装飾用基体が、本体と、この本体の裏面
    に取付けられ、ゴム状弾性材から成る補助シートとを備
    え、各保持穴が前記本体に形成され、花器本体を挿通し
    得る穴と、前記補助シートに前記本体の穴と軸心がほぼ
    一致され、前記本体の穴より小径で前記花器本体を弾性
    変形の利用により挿通し得る穴とを備えた請求項1記載
    の生花装飾装置。
  3. 【請求項3】 装飾用基体の各保持穴が、軸心を水平方
    向よりやや傾斜させ、かつ前記装飾用基体の正面側を背
    面側より上位に位置させるように形成された請求項1記
    載の生花装飾装置。
  4. 【請求項4】 花器本体が、底部側に至るに従い、次第
    に小径となるテーパー状に形成された請求項1ないし3
    のいずれかに記載の生花装飾装置。
  5. 【請求項5】 装飾用基体が、保持穴から背方に突出さ
    れる花器本体を収めることができる空間を形成するとと
    もに、前記花器本体の背方突出部を外部に対して目隠し
    するように構成された請求項1ないし4のいずれかに記
    載の生花装飾装置。
  6. 【請求項6】 装飾用基体が、遺影を入れて掲げること
    ができるように構成された額縁である請求項1ないし5
    のいずれかに記載の生花装飾装置。
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