JP2001352743A - 2軸駆動装置 - Google Patents

2軸駆動装置

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JP2001352743A
JP2001352743A JP2000170559A JP2000170559A JP2001352743A JP 2001352743 A JP2001352743 A JP 2001352743A JP 2000170559 A JP2000170559 A JP 2000170559A JP 2000170559 A JP2000170559 A JP 2000170559A JP 2001352743 A JP2001352743 A JP 2001352743A
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coil
magnet
rotor
stator
core
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Hiromi Oka
浩美 岡
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型に構成した場合でも撮像手段を駆動する
ために必要なトルクを十分得ることができる2軸駆動装
置を提供する。 【解決手段】 第1アクチュエータ15を、円弧状に形
成されたコア24にコイル25を巻装してなるステータ
部材26を2組備えるステータ23と、軸16方向に対
して垂直方向に延設される取付け部材21の先端部に配
置されるマグネット20を備え、回動自在に支持されて
なるロータ22とで構成し、ステータ26のコイルとロ
ータ22のマグネット20とを、駆動軸16方向におい
て重なるように配置した。具体的には、ステータ部材2
6を所定の間隔を有して平行に2つ配置し、ロータ22
のマグネット20を、それら2つのステータ部材26の
間に配置する。第2アクチュエータ29についても、第
1アクチュエータ15と略同様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つのアクチュエ
ータを備え、回転軸に取り付けられている撮像装置を2
軸方向に回動するように構成される2軸駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2軸駆動装置の従来構成例を図6に示す
(但し、1軸分のみ)。リング状のハウジング1の内周
部には、やはりリング状に形成されてなるステータコア
2が配置されている。そのステータコア2の上方側及び
下方側には、コイル3が巻装されている。ハウジング1
内周の中心部には、図示しない軸受けによって回転可能
に支持されているシャフト4が貫通しており、シャフト
4の外周部には、マグネット5N,5Sが互いに180
度異なる位置に取り付けられ、コイル3と対向するよう
になっている。尚、マグネット5Nは、コイル3側がN
極を示すように配置されており、コイル5Sは、コイル
3側がS極を示すように配置されている。
【0003】そして、シャフト4の先端部には、図示し
ないカメラが取り付けられており、ステータのコイル3
に通電を行うことによってカメラはシャフト4と共に回
動されるようになっている。また、略同一に構成された
駆動装置が、ハウジング1自体を駆動対象とするように
配置されており、カメラをシャフト4と直交するもう1
つの軸方向に回動させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯様に構成された従来
の2軸駆動装置では、アクチュエータの外形寸法半径R
に対して発生トルクに寄与する有効半径rが小さくなっ
ている。そのため、小形化を図ろうとするとカメラを駆
動するために必要なトルクを得ることができなくなると
いう問題があった。本発明は上記事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、小型に構成した場合でも撮像
手段を駆動するために必要なトルクを十分得ることがで
きる2軸駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の2軸駆動装置は、2つのアクチュエ
ータを備え、駆動軸に取り付けられている撮像装置を2
軸方向に回動するように構成されるものにおいて、前記
2つのアクチュエータの少なくとも一方は、夫々がロー
タ及びステータの何れかを構成するコアに巻装されたコ
イル及びマグネットについて、駆動軸方向において重な
るように配置されていることを特徴とする。
【0006】即ち、従来のアクチュエータは、ステータ
の内周側にロータのマグネットが位置する構成であるた
め、発生トルクに寄与する有効半径がアクチュエータの
外形寸法半径よりも小さくならざるを得ない。これに対
して、請求項1のように構成すれば、コイルとマグネッ
トとが駆動軸方向において重なるように配置されること
で、前記有効半径がアクチュエータの外形寸法半径に略
等しくなるように構成することが可能となる。従って、
全体を小形化する場合でも、従来構成に比較してより大
きなトルクが得られるようになる。
【0007】この場合、請求項2に記載したように、ス
テータを、磁性材料によって円弧状に形成されたコアに
コイルを巻装して構成し、ロータを、軸方向に対して垂
直となる方向に延設される取り付け部材の先端部に配置
されるマグネットを有する構成にすると良い。
【0008】斯様に構成すれば、ステータ側にコイルを
配置し、ロータ側にマグネットを配置することで、コイ
ルに対する給電は固定側で行えば良いので、配線の引き
回しなどが容易となる。
【0009】また、請求項3に記載したように、ステー
タを、所定の間隔を有して平行に2つ配置し、ロータの
マグネットを、前記2つのステータの間に配置すると良
い。斯様に構成すれば、ロータのマグネットが発生する
磁束を両側に配置された2つのステータに作用させるこ
とができるので、ロータの駆動が安定した状態で行われ
るようになる。
【0010】また、請求項4に記載したように、コイル
を、コアの中央部分に、該コアの周長の略1/2の範囲
で巻装するのが好ましい。例えば、ロータのマグネット
が、ステータのコイル巻装範囲の中央に位置していると
すると、マグネットから発生した磁束は、コイル巻装範
囲の中央側を通過した後巻装範囲の両端側を経由してリ
ターンする。このため、巻装範囲の中央側と両端側とで
は磁束の方向が反対になることから、巻装範囲の両端側
で発生するトルクは、同中央側で発生するトルクを打ち
消すように作用する。即ち、コイルの巻装範囲を広くし
たとしても、大きなトルクを発生させることはできな
い。従って、請求項4に記載したように、コイルを比較
的狭い範囲に集中させて巻装することによって、巻装範
囲の両端側で発生するトルクの相殺成分を低下させるこ
とができる。
【0011】更に、請求項5に記載したように、コイル
を、巻装範囲の中央部分が相対的に厚くなるように、且
つ、巻装範囲の両端部分が相対的に薄くなるように巻装
すると良い。斯様に構成すれば、マグネットから発生し
た磁束は、中央側のより厚く巻かれたコイル部分を通過
した後、両端側の薄く巻かれたコイル部分を経由してリ
ターンするので、巻装範囲の中央部分で発生するトルク
を相対的に大きく、且つ、巻装範囲の両端部分で発生す
るトルクを相対的に小さくすることができる。従って、
その両端部分において発生するトルクの相殺成分を低下
させ、結果としてより大きなトルクが得られるようにな
る。
【0012】また、請求項6に記載したように、コイル
は、ロータの回動変位角度の45度に相当する範囲に、
マグネットの駆動方向寸法を加えた範囲まで巻装すると
良い。斯様に構成すれば、実用的に有効なトルクが得ら
れる範囲でロータが駆動される。
【0013】更にまた、請求項7に記載したように、コ
アを、45%パーマロイで構成するのが好ましい。斯様
に構成すれば、高透磁率材料でコアを形成することで、
磁束密度を高めてより大きなトルクを発生させることが
できる。
【0014】加えて、請求項8に記載したように、マグ
ネットを、Ne・Fe・B系希土類によって構成するの
が好適である。斯様に構成すれば、マグネットより強い
磁力(磁界)を発生させることで、トルクを一層向上さ
せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、2軸駆
動装置の外観構成を示す斜視図であり、図2(a)は同
平面図,図2(b)は同正面図である。基台11上に
は、2本の支持体12,12が立設されている。中空半
球状の駆動体13は、球の極に当たる部位に駆動軸1
4,14が設けられており、それらの駆動軸14,14
が2本の支持体12,12によって回動可能に支持され
ている。
【0016】駆動体13の内部には、第1アクチュエー
タ15が配設されている。図3(a)は、第1アクチュ
エータ15の一部を透視した側面図,図3(b)は、図
3(a)におけるA−A′の断面図である。駆動体13
の内底部には、第1アクチュエータ15の駆動軸16を
下端側で回転自在に支持する軸受け17が取り付けられ
ている。また、駆動体13の内側部上端側には、中心方
向に延設されて駆動軸16を上端側で回転自在に支持す
る軸受け18が取り付けられている。
【0017】駆動軸16の軸受け17,18の間に位置
する部分には、上方の円盤部19aと円柱の一部を軸方
向に切除した形状をなす柱部19bとからなる軸体19
が配置されている。2つのマグネット20N,20Sの
取付け部材21は、略U字型の両端にフランジ部を有し
た形状をなしており、そのU字の外底部にはヨーク50
がねじ止めにより取り付けられており、ヨーク50の上
下にマグネット20N,20Sが接着などによって夫々
取り付けられている。
【0018】マグネット20N,20Sは、Ne・Fe
・B系希土類を材料として構成されており、マグネット
20Nは軸先端方向がN極となるように、マグネット2
0Sは軸後端方向がS極となるように配置されている。
そして、取付け部材21は、そのフランジ部が柱部19
bの一側面にねじ止めによって固定されている。尚、駆
動軸16,軸体19,マグネット20及び取付け部材2
1は、ロータ22を構成している。
【0019】一方、ステータ23は、駆動体13の内壁
に沿うように円弧状に形成されたコア24にコイル25
を巻装したステータ部材26を2組備えて構成されてい
る。これらのステータ部材26は、駆動体13の内壁に
配置された取付け部材51によって支持されている。コ
ア24は、45%パーマロイを材料として構成されてお
り、コイル25は、コア24の中央部分に、該コア24
の周長Lの略1/2の範囲で巻装されている。また、そ
れと同時に、コイル25は、ロータ22の回動変位角度
の45度に相当する範囲にマグネット20の幅寸法Wを
加えた範囲まで巻装されるよう、コア24の弧長と共に
調整されている。そして、2つのステータ部材26は、
ハウジング27により、ロータ22のマグネット20
N,20Sを上下から挟むようにして駆動体13の内壁
に取付け部材51を介して固定されている。以上が第1
アクチュエータ15を構成している。また、第1アクチ
ュエータ15の駆動軸16の先端には、視線が図1の正
面を向く方向でCCDカメラ(撮像装置)28が取付け
固定されている。
【0020】また、駆動体13の外底部と基台11との
間には、第2アクチュエータ29のロータ30及びステ
ータ31が、第1アクチュエータ15のロータ22及び
ステータ23と略同様に構成されている。即ち、駆動体
13の外底部には、2つのマグネット32N,32Sの
取付け部材33が取付けられてロータ30を構成してい
る。
【0021】一方、基台11上には、駆動体13の外壁
に沿って円弧状に形成されたコア34にコイル35を巻
装した2組のステータ部材36が、ロータ30のマグネ
ット32N,32Sを上下から挟むようにしてハウジン
グ37により取付け固定されている。以上が第2アクチ
ュエータ29を構成している。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
例えば図3(b)において、マグネット20N,20S
より発生する磁束Bは、上方のコイル25の下面側,下
方のコイル25の上面側を他の部位よりも多く貫いてい
る。従って、第1アクチュエータ15のコイル25に矢
印で示す方向の電流Iを流すと、ロータ22は、紙面の
奥側方向に変位するように駆動される。この場合、第1
アクチュエータ15の駆動軸16は反時計回りに回動す
るので、CCDカメラ28も、図1中のA軸(駆動軸1
6)を中心として反時計回りに回動される。そして、コ
イル25の通電方向を逆にすれば、CCDカメラ28は
A軸を中心として時計回りに回動される。また、電流I
の大きさによってトルクを調整することができる。
【0023】一方、図2(b)において、第2アクチュ
エータ29のコイル35に矢印方向に通電すれば、上述
した場合と同様にして、ロータ30は紙面の奥側方向に
変位するように駆動されるので、第2アクチュエータ2
9の駆動軸13は反時計回りに回動し、CCDカメラ2
8も、図1中のB軸(駆動軸14)を中心として俯角方
向に回動される。そして、コイル35の通電方向を逆に
すれば、CCDカメラ28はB軸を中心として仰角方向
に回動される。
【0024】以上のように本実施例によれば、第1アク
チュエータ15を、円弧状に形成されたコア24にコイ
ル25を巻装してなるステータ部材26を2組備えるス
テータ23と、軸16方向に対して垂直方向に延設され
る取付け部材21の先端部に配置されるマグネット20
を備え、回動自在に支持されてなるロータ22とで構成
し、ステータ26のコイルとロータ22のマグネット2
0とを、駆動軸16方向において重なるように配置し
た。具体的には、ステータ部材26を所定の間隔を有し
て平行に2つ配置し、ロータ22のマグネット20を、
それら2つのステータ部材26の間に配置した。そし
て、第2アクチュエータ29についても、第1アクチュ
エータ15と略同様に構成した。
【0025】即ち、従来のアクチュエータは、ステータ
コア2の内周側にロータのマグネット5が位置する構成
であるため、発生トルクに寄与する有効半径がアクチュ
エータの外形寸法半径よりも小さくならざるを得ない。
これに対して、本実施例の構成では、発生トルクに寄与
する有効半径がアクチュエータ15,29の外形寸法半
径に略等しくなるので、全体を小形化する場合でも、従
来構成に比較してより大きなトルクを得ることができ
る。また、ステータ23,31側におけるコイル25,
35の巻装範囲を調整することで、ロータ22,30の
駆動範囲が容易に調整できる。
【0026】更に、本実施例によれば、ステータ23,
31のコイル25,35を、コア24,34の中央部分
に、該コア24,34の周長Lの略1/2の範囲で巻装
した。例えば、ロータ22のマグネット20が、ステー
タ23のコイル25が巻装されている範囲の中央に位置
しているとすると、マグネット20から発生した磁束
は、コイル25巻装範囲の中央側を通過した後巻装範囲
の両端側を経由してリターンする。
【0027】このため、巻装範囲の中央側と両端側とで
は磁束の方向が反対になることから、巻装範囲の両端側
で発生するトルクは、同中央側で発生するトルクを打ち
消すように作用する。即ち、コイルの巻装範囲を広くし
たとしても、大きなトルクを発生させることはできな
い。従って、本実施例のように、コイル25,35を比
較的狭い範囲に集中させて巻装することによって、巻装
範囲の両端側で発生するトルクの相殺成分を低下させ
て、より大きなトルクを得ることができる。
【0028】また、コイル25,35を、ロータ22,
30の回動変位角度の45度に相当する範囲にマグネッ
ト20,32の幅寸法Wを加えた範囲まで巻装したの
で、実用的に有効なトルクが得られる範囲でロータ2
2,30を駆動することができる。
【0029】更にまた、コア24,34を、45%パー
マロイで構成したので、高透磁率材料でコア24,34
を形成することで、磁束密度を高めてより大きなトルク
を発生させることができる。加えて、マグネット20,
32を、Ne・Fe・B系希土類によって構成したの
で、より強い磁力(磁界)を発生させてトルクを一層向
上させることができる。
【0030】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実
施例のステータ部材38は、例えば、第1実施例のステ
ータ部材26と略同様なコア24とコイル39とで構成
されるが、そのコイル39の巻装方式が異なっている。
即ち、第1実施例におけるコイル25は、その巻装範囲
にわたって巻厚が略均一となるように巻装されている
が、コイル39は、範囲の中央部39aが比較的厚く、
両端部39bが比較的薄くなるように巻装されている。
【0031】以上のように構成された第2実施例によれ
ば、マグネット20から発生した磁束は、より厚く巻か
れた中央部39aを通過した後、薄く巻かれた両端部3
9bを経由してリターンするので、中央部39aで発生
するトルクを相対的に大きく、且つ、両端部39bで発
生するトルクを相対的に小さくすることができる。従っ
て、両端部39bにおいて発生するトルクの相殺成分を
低下させ、結果としてより大きなトルクを発生させるこ
とができる。
【0032】図5は本発明の第3実施例を示すものであ
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を
省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第1実
施例では、ロータ22のマグネットを20N,20Sの
2個で構成したが、第3実施例では、1つのマグネット
40で構成したものである。即ち、第1実施例のように
ヨーク50は使用せず、マグネット40を取付け部材2
1に直接取付けるようにしている。以上のように構成さ
れた第3実施例によれば、ロータの構成がより容易とな
る。
【0033】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。ロータの可動範囲は45度に限ら
ず、設計に応じて適宜変更すれば良い。コイルの巻装範
囲は、コアの周長Lの約1/2に限ることなく、ロータ
の可動範囲の設定や、負荷たる撮像装置の重量及びそれ
に伴って必要なトルク等を考慮して適宜設定すれば良
い。ステータ側にマグネットを配置し、ロータ側にコイ
ルを配置しても良い。全体が中空半球状をなす駆動体1
3に代えて、中空円筒に中空半球状の底部を取付けた構
成の駆動体を用いても良い。コアやマグネットの材料
は、実施例中のものに限らず、磁性材料であれば何でも
良い。
【0034】
【発明の効果】本発明の2軸駆動装置によれば、コイル
とマグネットとが駆動軸方向において重なるように配置
するので、発生トルクに寄与する有効半径がアクチュエ
ータの外形寸法半径に略等しくなる。従って、全体を小
形化する場合でも、従来構成に比較してより大きなトル
クを得ることができる。そして、ステータを、磁性材料
によって円弧状に形成されたコアにコイルを巻装して構
成し、ロータを、軸方向に対して垂直となる方向に延設
される取り付け部材の先端部に配置されるマグネットを
有して構成するので、コイルに対する給電を固定側で行
うことができ、配線の引き回しなどを容易にすることが
できる。
【0035】また、ステータを、所定の間隔を有して平
行に2つ配置し、ロータのマグネットをそれら2つのス
テータの間に配置するので、ロータのマグネットが発生
する磁束を両側に配置された2つのステータに作用させ
ることができ、ロータの駆動を安定した状態で行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、2軸駆動装置の外
観構成を示す斜視図
【図2】(a)は2軸駆動装置の平面図,(b)は同正
面図
【図3】(a)は第1アクチュエータの一部を透視した
側面図、(b)は(a)におけるA−A′の断面図
【図4】本発明の第2実施例であり、ステータ部材の構
成を示す図
【図5】本発明の第3実施例であり、(a)はロータの
マグネットの平面図、(b)は同側面図
【図6】従来技術を示す、2軸駆動装置を構成するアク
チュエータ(1軸分)の構成を示す図
【符号の説明】
14は駆動軸、15は第1アクチュエータ、16は駆動
軸、20N,20Sはマグネット、21は取付け部材、
22はロータ、23はステータ、24はコア、25はコ
イル、26はステータ部材、28はCCDカメラ(撮像
装置)、29は第2アクチュエータ、30はロータ、3
1はステータ、32N,32Sはマグネット、33は取
付け部材、36はステータ部材、38はステータ部材、
39はコイル、40はマグネットを示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのアクチュエータを備え、駆動軸に
    取り付けられている撮像装置を2軸方向に回動するよう
    に構成される2軸駆動装置において、 前記2つのアクチュエータの少なくとも一方は、夫々が
    ロータ及びステータの何れかを構成するコアに巻装され
    たコイル及びマグネットについて、駆動軸方向において
    重なるように配置されていることを特徴とする2軸駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 ステータは、磁性材料によって円弧状に
    形成されたコアにコイルを巻装して構成され、 ロータは、軸方向に対して垂直となる方向に延設される
    取付け部材の先端部に配置されるマグネットを有して構
    成されることを特徴とする請求項1記載の2軸駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 ステータは、所定の間隔を有して平行に
    2つ配置され、 ロータのマグネットは、前記2つのステータの間に配置
    されることを特徴とする請求項2記載の2軸駆動装置。
  4. 【請求項4】 コイルは、コアの中央部分に、該コアの
    周長の略1/2の範囲で巻装されていることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れか1項に記載の2軸駆動装置。
  5. 【請求項5】 コイルは、巻装範囲の中央部分が相対的
    に厚くなるように、且つ、巻装範囲の両端部分が相対的
    に薄くなるように巻装されていることを特徴とする請求
    項1乃至4の何れか1項に記載の2軸駆動装置。
  6. 【請求項6】 コイルは、ロータの回動変位角度の45
    度に相当する範囲に、マグネットの駆動方向寸法を加え
    た範囲まで巻装されていることを特徴とする請求項1乃
    至5の何れか1項に記載の2軸駆動装置。
  7. 【請求項7】 ステータのコアは、45%パーマロイに
    よって構成されていることを特徴とする請求項1乃至6
    の何れか1項に記載の2軸駆動装置。
  8. 【請求項8】 ロータのマグネットは、Ne・Fe・B
    系希土類によって構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至7の何れか1項に記載の2軸駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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