JP2001351464A - カメラのスイッチ構造 - Google Patents
カメラのスイッチ構造Info
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- JP2001351464A JP2001351464A JP2000172350A JP2000172350A JP2001351464A JP 2001351464 A JP2001351464 A JP 2001351464A JP 2000172350 A JP2000172350 A JP 2000172350A JP 2000172350 A JP2000172350 A JP 2000172350A JP 2001351464 A JP2001351464 A JP 2001351464A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 押し釦の押圧力を板ばねを介して電気スイッ
チに伝達するものにおいて、板ばねの長さや形状によら
ずに、またレリーズ釦の操作力に影響を与えずに確実に
電気スイッチをオンできるようにする。 【解決手段】 押し釦5からその押圧方向と直交する方
向に離間した位置に配置された電気スイッチ3と、固定
部4a、押圧力受け部4ga、およびスイッチ操作部4
eを一体に有する片持ち梁から成るばね部材4とを備え
たスイッチ構造において、ばね部材4における受け部4
aとスイッチ操作部4eとを連結する部分の断面二次モ
ーメントが、ばね部材4の他の部分の断面二次モーメン
トよりも大きくなるよう構成する。
チに伝達するものにおいて、板ばねの長さや形状によら
ずに、またレリーズ釦の操作力に影響を与えずに確実に
電気スイッチをオンできるようにする。 【解決手段】 押し釦5からその押圧方向と直交する方
向に離間した位置に配置された電気スイッチ3と、固定
部4a、押圧力受け部4ga、およびスイッチ操作部4
eを一体に有する片持ち梁から成るばね部材4とを備え
たスイッチ構造において、ばね部材4における受け部4
aとスイッチ操作部4eとを連結する部分の断面二次モ
ーメントが、ばね部材4の他の部分の断面二次モーメン
トよりも大きくなるよう構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに設けられ
るスイッチの構造、特に押圧式の操作釦とその押圧操作
によってオンされるスイッチとから成るスイッチ構造に
関する。
るスイッチの構造、特に押圧式の操作釦とその押圧操作
によってオンされるスイッチとから成るスイッチ構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラのシャッタレリーズ釦とレ
リーズスイッチとは同軸配置されており、操作者によっ
て押圧操作されたレリーズ釦が直接レリーズスイッチを
押圧しオンさせる構造となっていた。一方、例えば実開
昭62−157026号公報,実開昭60−13344
0号公報,実開昭60−156535号公報等に開示さ
れているように、レリーズ釦とレリーズスイッチとをレ
リーズ釦の押圧方向と直交する方向に離間させたカメラ
もある。これらのカメラでは、レリーズ釦とレリーズス
イッチとの間に片持ち梁から成る板ばねを介装し、レリ
ーズ釦の押圧操作によって板ばねを撓ませ、その板ばね
の一部でレリーズスイッチを押圧しオンさせる構造とな
っている。一般にレリーズスイッチは一対の切片を有
し、一方の切片を機械的に撓ませて他方の切片に接触さ
せることで電気的にオンとなる。この切片が撓むときに
操作者の指にクリック感が伝わり、操作者はレリーズス
イッチがオンしたことを認識できる。上記各公報のカメ
ラでは、ほどよいクリック感を得るためにレリーズ釦と
スイッチとの間に板ばねを介在させている。
リーズスイッチとは同軸配置されており、操作者によっ
て押圧操作されたレリーズ釦が直接レリーズスイッチを
押圧しオンさせる構造となっていた。一方、例えば実開
昭62−157026号公報,実開昭60−13344
0号公報,実開昭60−156535号公報等に開示さ
れているように、レリーズ釦とレリーズスイッチとをレ
リーズ釦の押圧方向と直交する方向に離間させたカメラ
もある。これらのカメラでは、レリーズ釦とレリーズス
イッチとの間に片持ち梁から成る板ばねを介装し、レリ
ーズ釦の押圧操作によって板ばねを撓ませ、その板ばね
の一部でレリーズスイッチを押圧しオンさせる構造とな
っている。一般にレリーズスイッチは一対の切片を有
し、一方の切片を機械的に撓ませて他方の切片に接触さ
せることで電気的にオンとなる。この切片が撓むときに
操作者の指にクリック感が伝わり、操作者はレリーズス
イッチがオンしたことを認識できる。上記各公報のカメ
ラでは、ほどよいクリック感を得るためにレリーズ釦と
スイッチとの間に板ばねを介在させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機能は同一
であるが外観のデザインが異なる複数種類のカメラを製
造販売したいという要望がメーカーにはある。具体的に
は、例えばレリーズ釦の配置位置を変えることで外観イ
メージを異ならしめるというものである。この場合、カ
メラカバーの形状変更はやむを得ないが、それ以外の内
部の構成部品、例えば上記レリーズスイッチが実装され
る基板等は共通のものを用いる方がコスト的に有利であ
る。しかし、上述したようにレリーズ釦の押圧動作を直
接レリーズスイッチに伝える構造(レリーズ釦とスイッ
チとが同軸の構造)では、レリーズ釦の配置位置の変更
に伴って基板上のレリーズスイッチの位置も変える必要
がある。基板には、予めレリーズスイッチの位置に応じ
た配線パターンを形成しておく必要があり、スイッチ位
置が異なると配線パターンも変えなければならない。つ
まり、レリーズ釦の位置を複数設定すると、配線パター
ンの異なる複数種類の基板を用意しなければならない。
であるが外観のデザインが異なる複数種類のカメラを製
造販売したいという要望がメーカーにはある。具体的に
は、例えばレリーズ釦の配置位置を変えることで外観イ
メージを異ならしめるというものである。この場合、カ
メラカバーの形状変更はやむを得ないが、それ以外の内
部の構成部品、例えば上記レリーズスイッチが実装され
る基板等は共通のものを用いる方がコスト的に有利であ
る。しかし、上述したようにレリーズ釦の押圧動作を直
接レリーズスイッチに伝える構造(レリーズ釦とスイッ
チとが同軸の構造)では、レリーズ釦の配置位置の変更
に伴って基板上のレリーズスイッチの位置も変える必要
がある。基板には、予めレリーズスイッチの位置に応じ
た配線パターンを形成しておく必要があり、スイッチ位
置が異なると配線パターンも変えなければならない。つ
まり、レリーズ釦の位置を複数設定すると、配線パター
ンの異なる複数種類の基板を用意しなければならない。
【0004】一方、上記公報に開示されたもののように
レリーズ釦とレリーズスイッチとの間に板ばねを介在さ
せたものでは、レリーズ釦の位置変更に伴って板ばねの
長さや形状を変えればレリーズスイッチの位置を変える
必要はない。したがってスイッチが実装される基板は1
種類のみ用意すればよい。しかしながら、板ばねは、剛
性が低すぎるとその長さや形状によってはレリーズ釦の
押圧力をレリーズスイッチに伝達しきれず、レリーズス
イッチをオンできないおそれがある。これを解消すべく
板ばねの剛性を高くすると、板ばねを撓ませるのに大き
な力を必要とし、レリーズ釦の操作感が悪化してしま
う。この種の問題点は、上記公報では一切考慮されてい
ない。
レリーズ釦とレリーズスイッチとの間に板ばねを介在さ
せたものでは、レリーズ釦の位置変更に伴って板ばねの
長さや形状を変えればレリーズスイッチの位置を変える
必要はない。したがってスイッチが実装される基板は1
種類のみ用意すればよい。しかしながら、板ばねは、剛
性が低すぎるとその長さや形状によってはレリーズ釦の
押圧力をレリーズスイッチに伝達しきれず、レリーズス
イッチをオンできないおそれがある。これを解消すべく
板ばねの剛性を高くすると、板ばねを撓ませるのに大き
な力を必要とし、レリーズ釦の操作感が悪化してしま
う。この種の問題点は、上記公報では一切考慮されてい
ない。
【0005】本発明の目的は、押し釦の押圧力を板ばね
を介して電気スイッチに伝達するものにおいて、板ばね
の長さや形状によらずに、また押し釦の操作力に影響を
与えずに確実に電気スイッチをオンし得るカメラのスイ
ッチ構造を提供することにある。
を介して電気スイッチに伝達するものにおいて、板ばね
の長さや形状によらずに、また押し釦の操作力に影響を
与えずに確実に電気スイッチをオンし得るカメラのスイ
ッチ構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図面
に対応づけて説明すると、本発明は、カメラ外部に露出
し、押圧操作される押し釦5と、押し釦5からその押圧
方向と直交する方向に離間した位置に配置され、押圧さ
れることによりオンする電気スイッチ3と、カメラに対
して固定される固定部4a、押し釦5から押圧力を受け
る受け部4ga、および電気スイッチ3を押圧するスイ
ッチ操作部4eを一体に有する片持ち梁から成るばね部
材4とを備え、受け部4gaが受ける押圧力によってば
ね部材4が撓むのに伴い、スイッチ操作部4eが電気ス
イッチ3を押圧してオンせしめるよう構成したカメラの
スイッチ構造に適用される。そして、請求項1の発明
は、ばね部材4における受け部4aとスイッチ操作部4
eとを連結する部分の断面二次モーメントが、ばね部材
4の他の部分の断面二次モーメントよりも大きくなるよ
う構成し、これにより上記問題点を解決する。請求項2
の発明は、受け部4gaとスイッチ操作部4eとを連結
する部分の面に膨出部4gを形成することで断面二次モ
ーメントを大きくしたものである。請求項3の発明は、
押し釦5の近傍に設けられ、第1および第2の位置の間
で操作可能な操作部材7を備え、ばね部材4は、上記第
1および第2の位置で操作部材7に係合して操作者の指
にクリック感を与える係合部4iを一体に有しているこ
とを特徴とするカメラのスイッチ構造。請求項4の発明
は、上記操作部材7に第1,第2の係合溝7a,7bを
設けるとともに、操作部材7が第1,第2の位置の間で
移動する際に変形される腕部4hをばね部材4に設け、
操作部材7が第1,第2の位置に達したときに、係合部
4iが腕部4hの弾性力によりそれぞれ第1,第2の係
合溝7a,7bに係合されるよう構成したものである。
請求項5の発明は、少なくとも一部7dが金属メッキさ
れた電源スイッチ操作部材7と、一端がカメラに固定さ
れた片持ち梁から成り、他端に接触部10aを有する板
ばね状のスイッチ切片10とを備え、金属メッキ部7d
が接触部10aと非接触の状態で電源スイッチ操作部材
7が操作されると、金属メッキ部7dがスイッチ切片1
0を変形させつつ接触部10aと接触して電源が投入さ
れるよう構成したものである。
に対応づけて説明すると、本発明は、カメラ外部に露出
し、押圧操作される押し釦5と、押し釦5からその押圧
方向と直交する方向に離間した位置に配置され、押圧さ
れることによりオンする電気スイッチ3と、カメラに対
して固定される固定部4a、押し釦5から押圧力を受け
る受け部4ga、および電気スイッチ3を押圧するスイ
ッチ操作部4eを一体に有する片持ち梁から成るばね部
材4とを備え、受け部4gaが受ける押圧力によってば
ね部材4が撓むのに伴い、スイッチ操作部4eが電気ス
イッチ3を押圧してオンせしめるよう構成したカメラの
スイッチ構造に適用される。そして、請求項1の発明
は、ばね部材4における受け部4aとスイッチ操作部4
eとを連結する部分の断面二次モーメントが、ばね部材
4の他の部分の断面二次モーメントよりも大きくなるよ
う構成し、これにより上記問題点を解決する。請求項2
の発明は、受け部4gaとスイッチ操作部4eとを連結
する部分の面に膨出部4gを形成することで断面二次モ
ーメントを大きくしたものである。請求項3の発明は、
押し釦5の近傍に設けられ、第1および第2の位置の間
で操作可能な操作部材7を備え、ばね部材4は、上記第
1および第2の位置で操作部材7に係合して操作者の指
にクリック感を与える係合部4iを一体に有しているこ
とを特徴とするカメラのスイッチ構造。請求項4の発明
は、上記操作部材7に第1,第2の係合溝7a,7bを
設けるとともに、操作部材7が第1,第2の位置の間で
移動する際に変形される腕部4hをばね部材4に設け、
操作部材7が第1,第2の位置に達したときに、係合部
4iが腕部4hの弾性力によりそれぞれ第1,第2の係
合溝7a,7bに係合されるよう構成したものである。
請求項5の発明は、少なくとも一部7dが金属メッキさ
れた電源スイッチ操作部材7と、一端がカメラに固定さ
れた片持ち梁から成り、他端に接触部10aを有する板
ばね状のスイッチ切片10とを備え、金属メッキ部7d
が接触部10aと非接触の状態で電源スイッチ操作部材
7が操作されると、金属メッキ部7dがスイッチ切片1
0を変形させつつ接触部10aと接触して電源が投入さ
れるよう構成したものである。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図13により本発明の一実
施の形態を説明する。図1は本実施形態におけるカメラ
の一端側を示す上面図、図2,図3はその内部構成を示
す断面図、図4は図3のIII−III線断面図である。カメ
ラカバー2の上面にはレリーズ釦5が設けられるととも
に、そのレリーズ釦5を囲むように電源操作部材7が設
けられている。具体的には、カバー2の上面には孔2H
が形成され、その孔2Hの縁部に嵌まり込むように電源
操作部材7が配置され、操作部材7の内側にレリーズ釦
5が配置される。
施の形態を説明する。図1は本実施形態におけるカメラ
の一端側を示す上面図、図2,図3はその内部構成を示
す断面図、図4は図3のIII−III線断面図である。カメ
ラカバー2の上面にはレリーズ釦5が設けられるととも
に、そのレリーズ釦5を囲むように電源操作部材7が設
けられている。具体的には、カバー2の上面には孔2H
が形成され、その孔2Hの縁部に嵌まり込むように電源
操作部材7が配置され、操作部材7の内側にレリーズ釦
5が配置される。
【0009】レリーズ釦5は、頭部5aと脚部5bとが
同軸で一体化されて成り、頭部5aと電源操作部材7と
の間に設けたコイルばね6により上方に付勢される。頭
部5aの上面は外部に露出しており、その露出部分にて
操作者の押圧力を受ける。レリーズ釦5の下方のカメラ
空間には、電気実装基板1がカメラ横方向に延設されて
いる。基板1の上面には、所定位置に半押しスイッチ1
Aを構成する各パターン1a,1b,1cが実装される
とともに、その近傍にレリーズスイッチ3が固着され
る。また基板1には、各スイッチ1A,3からの電気信
号をCPU50に伝達するための電気配線パターンが予
め形成されている。
同軸で一体化されて成り、頭部5aと電源操作部材7と
の間に設けたコイルばね6により上方に付勢される。頭
部5aの上面は外部に露出しており、その露出部分にて
操作者の押圧力を受ける。レリーズ釦5の下方のカメラ
空間には、電気実装基板1がカメラ横方向に延設されて
いる。基板1の上面には、所定位置に半押しスイッチ1
Aを構成する各パターン1a,1b,1cが実装される
とともに、その近傍にレリーズスイッチ3が固着され
る。また基板1には、各スイッチ1A,3からの電気信
号をCPU50に伝達するための電気配線パターンが予
め形成されている。
【0010】半押しスイッチ1Aの各パターン1a,1
b,1cは例えば図5のように配置され、パターン1
a,1cがCPU50の半押し入力端子51に電気的に
接続されるとともに、パターン1bが接地される。した
がって、パターン1aまたは1cを1bと導通させるこ
とで半押し入力端子51がローレベルとなり、CPU5
0はこれをもって半押し信号の入力と判断する。ただし
本実施形態では、後述するように必ずしも切片1a〜1
cを導通させなくても半押し信号が入力されるようにな
っている。
b,1cは例えば図5のように配置され、パターン1
a,1cがCPU50の半押し入力端子51に電気的に
接続されるとともに、パターン1bが接地される。した
がって、パターン1aまたは1cを1bと導通させるこ
とで半押し入力端子51がローレベルとなり、CPU5
0はこれをもって半押し信号の入力と判断する。ただし
本実施形態では、後述するように必ずしも切片1a〜1
cを導通させなくても半押し信号が入力されるようにな
っている。
【0011】レリーズスイッチ3は、図6,図7に示す
ように、基台3Aに固着された切片3aと、この切片3
aを覆うように導電部材3c,3dを介して基台1Aに
固着されたドーム型切片3bとから成る。切片3aは導
電部材3cを介してCPU50のレリーズ入力端子52
に接続され、ドーム型切片3bは導電部材3dを介して
接地される。ドーム型切片3bはばね性を有し、上方か
らの押圧力が所定値達すると一気に撓むよう構成され
る。そして、撓んだ切片3bは図7に示すように切片3
aに接触し、これによりCPU50のレリーズ入力端子
52がハイレベルからローレベルに転ずる。ドーム型切
片3bが撓む際、操作者の指にクリック感が与えられ
る。
ように、基台3Aに固着された切片3aと、この切片3
aを覆うように導電部材3c,3dを介して基台1Aに
固着されたドーム型切片3bとから成る。切片3aは導
電部材3cを介してCPU50のレリーズ入力端子52
に接続され、ドーム型切片3bは導電部材3dを介して
接地される。ドーム型切片3bはばね性を有し、上方か
らの押圧力が所定値達すると一気に撓むよう構成され
る。そして、撓んだ切片3bは図7に示すように切片3
aに接触し、これによりCPU50のレリーズ入力端子
52がハイレベルからローレベルに転ずる。ドーム型切
片3bが撓む際、操作者の指にクリック感が与えられ
る。
【0012】レリーズ釦5と基板1との間には、レリー
ズ釦5の押圧操作に伴ってスイッチをオンさせるための
金属製の板ばね4が介装されている。この板ばね4は、
図示左端部4aがカメラカバー2の突部2aにより位置
決めされ、ビスBSによりカバー2に固定される。これ
により板ばね4は片持ち梁を構成する(以下、板ばね4
を片持ちばねと呼ぶ)。片持ちばね4の右端側は、図8
に示すように2本の腕部4b,4cに分かれており、一
方の腕部4bの先端には半押し操作部4dが、他方の腕
部4cの先端にはレリーズ操作部4eがそれぞれ設けら
れている。片持ちばね4がカバー2に固定された状態で
は、半押し操作部4dが半押しスイッチ1Aの直上に位
置し、レリーズ操作部4eがレリーズスイッチ3の直上
に位置する。
ズ釦5の押圧操作に伴ってスイッチをオンさせるための
金属製の板ばね4が介装されている。この板ばね4は、
図示左端部4aがカメラカバー2の突部2aにより位置
決めされ、ビスBSによりカバー2に固定される。これ
により板ばね4は片持ち梁を構成する(以下、板ばね4
を片持ちばねと呼ぶ)。片持ちばね4の右端側は、図8
に示すように2本の腕部4b,4cに分かれており、一
方の腕部4bの先端には半押し操作部4dが、他方の腕
部4cの先端にはレリーズ操作部4eがそれぞれ設けら
れている。片持ちばね4がカバー2に固定された状態で
は、半押し操作部4dが半押しスイッチ1Aの直上に位
置し、レリーズ操作部4eがレリーズスイッチ3の直上
に位置する。
【0013】図9にも示すように、片持ちばね4の中央
部には上方に膨出する円形の膨出部4fが形成されると
ともに、この膨出部4fの上面から腕部4cの先端にか
けて更に膨出部4gが形成されている。そして、膨出部
4gの左端部(膨出部4f上に形成された部分)4ga
にレリーズ釦5の脚部5bが当接し、この部分4gaに
てレリーズ釦5の押圧力を受ける。膨出部4gは、片持
ちばね4をプレス加工によって構成する際に形成され
る。
部には上方に膨出する円形の膨出部4fが形成されると
ともに、この膨出部4fの上面から腕部4cの先端にか
けて更に膨出部4gが形成されている。そして、膨出部
4gの左端部(膨出部4f上に形成された部分)4ga
にレリーズ釦5の脚部5bが当接し、この部分4gaに
てレリーズ釦5の押圧力を受ける。膨出部4gは、片持
ちばね4をプレス加工によって構成する際に形成され
る。
【0014】ここで、片持ちばね4のうち膨出部4gを
設けた箇所、つまりレリーズ釦5からの押圧力を受ける
部分4ga(力点)とレリーズ操作部4e(作用点)と
を連結する部分は、膨出部4gを設けることにより他の
部分(平板部分)と比べて断面二次モーメントが大きく
なる。このことは、力点と作用点とを結ぶ箇所が、支点
(固定部分4a)と力点とを結ぶ箇所よりも剛性が高く
変形しにくい効果をもたらす。
設けた箇所、つまりレリーズ釦5からの押圧力を受ける
部分4ga(力点)とレリーズ操作部4e(作用点)と
を連結する部分は、膨出部4gを設けることにより他の
部分(平板部分)と比べて断面二次モーメントが大きく
なる。このことは、力点と作用点とを結ぶ箇所が、支点
(固定部分4a)と力点とを結ぶ箇所よりも剛性が高く
変形しにくい効果をもたらす。
【0015】一方、片持ちばね4には、その左端部から
中心側に延在する腕部4hが一体に設けられている。腕
部4hは紙面と直交する方向に立ち上がる面を有し、そ
の先端に略V字状の係合部4iが形成されている。係合
部4iは、上述した電源操作部材7に形成されたV溝7
a,7bに係合可能とされる。以下、電源操作部材7と
係合部4iとの関係について説明する。
中心側に延在する腕部4hが一体に設けられている。腕
部4hは紙面と直交する方向に立ち上がる面を有し、そ
の先端に略V字状の係合部4iが形成されている。係合
部4iは、上述した電源操作部材7に形成されたV溝7
a,7bに係合可能とされる。以下、電源操作部材7と
係合部4iとの関係について説明する。
【0016】電源操作部材7は、図1に示すように操作
つまみ7eを有し、電源をオフさせるオフ位置(指標7
fが「OFF」を指し示す位置)と、電源をオンさせる
オン位置(指標7fが「ON」を指し示す位置)との間
で回動可能とされる。操作部材7がオフ位置にあるとき
には、図2に示すように片持ちばね4の係合部4iが一
方のV溝7aに係合されている。操作部材7が手動によ
りオン側に回動されると、係合部4iが腕部4hを変形
させつつV溝7a,7b間の山7cに乗り上げ、オン位
置に達すると腕部4hの弾性力により係合部4iが他方
のV溝7bに落ち込む。また操作部材7をオフ側に回動
させると、上述と逆の動作により係合部4iがV溝7a
に落ち込む。このV溝7a,7bと係合部4iの係合に
より、操作部材7はオフおよびオンの各位置で保持さ
れ、不所望に回動することはない。また、係合部4iが
V溝7a,7bに落ちる際に操作者の指に適度のクリッ
ク感が伝わり、操作者は操作部材7が目的の位置まで回
動されたことを認識できる。
つまみ7eを有し、電源をオフさせるオフ位置(指標7
fが「OFF」を指し示す位置)と、電源をオンさせる
オン位置(指標7fが「ON」を指し示す位置)との間
で回動可能とされる。操作部材7がオフ位置にあるとき
には、図2に示すように片持ちばね4の係合部4iが一
方のV溝7aに係合されている。操作部材7が手動によ
りオン側に回動されると、係合部4iが腕部4hを変形
させつつV溝7a,7b間の山7cに乗り上げ、オン位
置に達すると腕部4hの弾性力により係合部4iが他方
のV溝7bに落ち込む。また操作部材7をオフ側に回動
させると、上述と逆の動作により係合部4iがV溝7a
に落ち込む。このV溝7a,7bと係合部4iの係合に
より、操作部材7はオフおよびオンの各位置で保持さ
れ、不所望に回動することはない。また、係合部4iが
V溝7a,7bに落ちる際に操作者の指に適度のクリッ
ク感が伝わり、操作者は操作部材7が目的の位置まで回
動されたことを認識できる。
【0017】図2,図10に示すように、操作部材7の
下面には斜面7dが形成され、この斜面7dが電源スイ
ッチ操作用の金属製の片持ちばね10と係合可能とされ
る。片持ちばね10は、一端がカバー2にビスBSによ
って固着され、CPU50の電源操作入力端子53に電
気的に接続されている。片持ちばね10の先端には上方
に突出する折り曲げ部10aが形成されるとともに、折
り曲げ部10aよりも基端側の面には絶縁部材9が貼着
されている。
下面には斜面7dが形成され、この斜面7dが電源スイ
ッチ操作用の金属製の片持ちばね10と係合可能とされ
る。片持ちばね10は、一端がカバー2にビスBSによ
って固着され、CPU50の電源操作入力端子53に電
気的に接続されている。片持ちばね10の先端には上方
に突出する折り曲げ部10aが形成されるとともに、折
り曲げ部10aよりも基端側の面には絶縁部材9が貼着
されている。
【0018】一方、操作部材7の表面には全体的に金属
メッキが施されており、それ自身が導電体を構成する。
操作部材7がオフ位置にあるときには、操作部材7の下
面7eがこの絶縁部材9と接触し、片持ちばね10と操
作部材7とは電気的に非接触状態にある。したがって、
このときCPU50の電源操作入力端子53はハイレベ
ルとなっている。操作部材7がオン位置側に回動される
と、上記斜面7dが図10のA方向に移動するため、斜
面7dが折り曲げ部10aに接触し、片持ちばね10は
下方に撓む。操作部材7がオン位置に達すると、斜面7
dは7d’で示す位置に達し、片持ちばね10の折り曲
げ部10aが操作部材7の下面7eに押圧された状態と
なる。したがってCPU50の電源操作入力端子53
は、片持ちばね10,操作部材7および片持ちばね4
(折り曲げ部10aとV溝7bとの係合により操作部材
7と接触している)を介して接地されローレベルとな
り、電源が投入される。
メッキが施されており、それ自身が導電体を構成する。
操作部材7がオフ位置にあるときには、操作部材7の下
面7eがこの絶縁部材9と接触し、片持ちばね10と操
作部材7とは電気的に非接触状態にある。したがって、
このときCPU50の電源操作入力端子53はハイレベ
ルとなっている。操作部材7がオン位置側に回動される
と、上記斜面7dが図10のA方向に移動するため、斜
面7dが折り曲げ部10aに接触し、片持ちばね10は
下方に撓む。操作部材7がオン位置に達すると、斜面7
dは7d’で示す位置に達し、片持ちばね10の折り曲
げ部10aが操作部材7の下面7eに押圧された状態と
なる。したがってCPU50の電源操作入力端子53
は、片持ちばね10,操作部材7および片持ちばね4
(折り曲げ部10aとV溝7bとの係合により操作部材
7と接触している)を介して接地されローレベルとな
り、電源が投入される。
【0019】次に、図11〜図14も参照してレリーズ
釦操作時の動作を説明する。図11はレリーズ釦5が操
作されていない状態を示す。この状態でレリーズ釦5が
ばね6および片持ちばね4の付勢力に抗して押し下げら
れると、脚部5bが膨出部4gaを押圧し、片持ちばね
4が下方に撓む。押し下げ量が所定量に達すると、片持
ちばね4の半押し操作部4dが半押しスイッチ1Aを構
成するパターン1a,1cに接触し(通常は外側のパタ
ーン1cに先に接触する)、CPU50の半押し入力端
子51はパターン1a,1cおよび片持ちばね4を介し
て接地されローレベルとなる。このときの状態を図12
に示す。CPU50は、半押し入力端子51がローレベ
ルとなったことで半押し信号の入力(半押しスイッチオ
ン)と判断し、不図示の測距回路や測光回路等を作動さ
せる。
釦操作時の動作を説明する。図11はレリーズ釦5が操
作されていない状態を示す。この状態でレリーズ釦5が
ばね6および片持ちばね4の付勢力に抗して押し下げら
れると、脚部5bが膨出部4gaを押圧し、片持ちばね
4が下方に撓む。押し下げ量が所定量に達すると、片持
ちばね4の半押し操作部4dが半押しスイッチ1Aを構
成するパターン1a,1cに接触し(通常は外側のパタ
ーン1cに先に接触する)、CPU50の半押し入力端
子51はパターン1a,1cおよび片持ちばね4を介し
て接地されローレベルとなる。このときの状態を図12
に示す。CPU50は、半押し入力端子51がローレベ
ルとなったことで半押し信号の入力(半押しスイッチオ
ン)と判断し、不図示の測距回路や測光回路等を作動さ
せる。
【0020】ここで、レリーズ釦とレリーズスイッチと
が同軸配置された従来のスイッチ構造においては、レリ
ーズ釦の頭部下面に設けられた導電ゴムがパターン1
a,1b,1cに接触し、パターン1bと1a(1c)
とを導通させることで半押し信号を発生させるようにな
っていた。これに対して本実施形態では、片持ちばね4
が接地されているので、上述のように半押し操作部4d
がパターン1a,1cに接触するだけで半押し信号を発
生させることができる。したがって、本来はパターン1
bは不要であるが、コストアップをできるだけ抑えるた
めに従来の半押し構造をそのまま用いている。
が同軸配置された従来のスイッチ構造においては、レリ
ーズ釦の頭部下面に設けられた導電ゴムがパターン1
a,1b,1cに接触し、パターン1bと1a(1c)
とを導通させることで半押し信号を発生させるようにな
っていた。これに対して本実施形態では、片持ちばね4
が接地されているので、上述のように半押し操作部4d
がパターン1a,1cに接触するだけで半押し信号を発
生させることができる。したがって、本来はパターン1
bは不要であるが、コストアップをできるだけ抑えるた
めに従来の半押し構造をそのまま用いている。
【0021】半押しオン後、レリーズ釦5が更に押し下
げられると、片持ちばね4のレリーズ操作部4eがレリ
ーズスイッチ3の切片3bに当接して押圧する(図1
3)。これにより切片3bが図7の如く変形して切片3
aに当接し、CPU50のレリーズ入力端子52が切片
3a,3bおよび導電部3c,3dを介して接地され、
ローレベルとなる。CPU50は、レリーズ入力端子5
2がローレベルとなったことでレリーズ信号の入力(レ
リーズスイッチオン)と判断し、不図示のシャッタレリ
ーズ機構を作動させる。また、切片3bの変形に伴って
操作者の指にクリック感が伝えられる。
げられると、片持ちばね4のレリーズ操作部4eがレリ
ーズスイッチ3の切片3bに当接して押圧する(図1
3)。これにより切片3bが図7の如く変形して切片3
aに当接し、CPU50のレリーズ入力端子52が切片
3a,3bおよび導電部3c,3dを介して接地され、
ローレベルとなる。CPU50は、レリーズ入力端子5
2がローレベルとなったことでレリーズ信号の入力(レ
リーズスイッチオン)と判断し、不図示のシャッタレリ
ーズ機構を作動させる。また、切片3bの変形に伴って
操作者の指にクリック感が伝えられる。
【0022】その後、レリーズ釦5から指を離すと、片
持ちばね4は自身の弾性力により非操作状態に復帰し、
レリーズ釦5はばね6および片持ちばね4の弾性力によ
り非操作状態に復帰し、さらにレリーズスイッチ3は切
片3bの弾性力により非操作状態に復帰する。
持ちばね4は自身の弾性力により非操作状態に復帰し、
レリーズ釦5はばね6および片持ちばね4の弾性力によ
り非操作状態に復帰し、さらにレリーズスイッチ3は切
片3bの弾性力により非操作状態に復帰する。
【0023】以上から分かるように、レリーズスイッチ
3は、半押しスイッチ1Aのように単に片持ちばね4を
パターンに接触させるだけではオンするものではなく、
オンさせるためには切片3aを撓ませるだけの押圧力を
必要とする。このため、片持ちばね4の剛性が低いと、
レリーズ操作部4eが切片3aに当接した後、図14に
示すように片持ちばね4が大きく反り返ることによって
レリーズ釦5の押圧力が吸収され、レリーズ操作部4e
に十分な押圧力を伝達できなくなる。このため、片持ち
ばね4の長さ等によっては、レリーズ操作部4eが切片
3bを変形させるに至らず、レリーズスイッチ3をオン
できないおそれがある。この点、本実施例では、上述し
たようにレリーズ釦5からの押圧力を受ける部分(力
点)とレリーズ操作部4e(作用点)とを連結する部分
に膨出部4gが設けられており、その部分の断面二次モ
ーメントが大きい(剛性が高い)ため、図13に示すよ
うに片持ちばね4の反り返りは殆どない。したがって、
レリーズ釦5の押圧力が大きく減衰することなくレリー
ズ操作部4eに伝わり、レリーズ操作部4eにて確実に
切片3bを撓ませてレリーズスイッチ3をオンできる。
3は、半押しスイッチ1Aのように単に片持ちばね4を
パターンに接触させるだけではオンするものではなく、
オンさせるためには切片3aを撓ませるだけの押圧力を
必要とする。このため、片持ちばね4の剛性が低いと、
レリーズ操作部4eが切片3aに当接した後、図14に
示すように片持ちばね4が大きく反り返ることによって
レリーズ釦5の押圧力が吸収され、レリーズ操作部4e
に十分な押圧力を伝達できなくなる。このため、片持ち
ばね4の長さ等によっては、レリーズ操作部4eが切片
3bを変形させるに至らず、レリーズスイッチ3をオン
できないおそれがある。この点、本実施例では、上述し
たようにレリーズ釦5からの押圧力を受ける部分(力
点)とレリーズ操作部4e(作用点)とを連結する部分
に膨出部4gが設けられており、その部分の断面二次モ
ーメントが大きい(剛性が高い)ため、図13に示すよ
うに片持ちばね4の反り返りは殆どない。したがって、
レリーズ釦5の押圧力が大きく減衰することなくレリー
ズ操作部4eに伝わり、レリーズ操作部4eにて確実に
切片3bを撓ませてレリーズスイッチ3をオンできる。
【0024】一方、片持ちばね4の力点と支点(固定部
4a)とを連結する部分は、膨出部が設けられておらず
断面二次モーメントが小さい(剛性が低い)ため、固定
部4aを支点として片持ちばね4を撓ませるための力は
小さくて済み、レリーズ釦5の操作感に悪影響を与える
ことはない。
4a)とを連結する部分は、膨出部が設けられておらず
断面二次モーメントが小さい(剛性が低い)ため、固定
部4aを支点として片持ちばね4を撓ませるための力は
小さくて済み、レリーズ釦5の操作感に悪影響を与える
ことはない。
【0025】以上の実施形態において、レリーズ釦5が
押し釦を、レリーズスイッチ3が電気スイッチを、片持
ちばね4がばね部材を、膨出部4gの端部4gaが受け
部を、レリーズ操作部4eがスイッチ操作部を、電源操
作部材7を、V溝7a,7bが第1,第2の係合溝7
a,7bをそれぞれ構成する。
押し釦を、レリーズスイッチ3が電気スイッチを、片持
ちばね4がばね部材を、膨出部4gの端部4gaが受け
部を、レリーズ操作部4eがスイッチ操作部を、電源操
作部材7を、V溝7a,7bが第1,第2の係合溝7
a,7bをそれぞれ構成する。
【0026】図15は半押しスイッチをレリーズスイッ
チ3で兼用した別実施形態を示し、図2と同様の構成要
素には同一の符号を付してある。先の実施形態では、レ
リーズスイッチ3の導電部3dが接地されていたが、本
実施形態では導電部3dがCPU50の半押し入力端子
51に接続されている。また片持ちばね4’には、上述
した腕部4bおよび半押し操作部4dは設けられていな
い。レリーズ釦5が押し下げられて片持ちばね4’が撓
むと、レリーズ操作部4eがレリーズスイッチ3の切片
3bに接触する。これにより、CPU50の半押し入力
端子51が導電部3d,切片3bおよび片持ちばね4’
を介して接地されローレベルとなり、CPU50は半押
し信号の入力と判断する。その後、レリーズ釦5が更に
押し下げられると、上述と同様に切片3bが撓むことで
レリーズ信号が発生される。本実施形態によれば、先の
実施形態と同様の作用効果が得られるのに加えて、片持
ちばね4’の構成が簡素化し、また専用の半押しスイッ
チを廃することができる。さらに、半押しスイッチ1A
がオンする前にレリーズスイッチ3がオンするという不
都合を確実に防止できる。
チ3で兼用した別実施形態を示し、図2と同様の構成要
素には同一の符号を付してある。先の実施形態では、レ
リーズスイッチ3の導電部3dが接地されていたが、本
実施形態では導電部3dがCPU50の半押し入力端子
51に接続されている。また片持ちばね4’には、上述
した腕部4bおよび半押し操作部4dは設けられていな
い。レリーズ釦5が押し下げられて片持ちばね4’が撓
むと、レリーズ操作部4eがレリーズスイッチ3の切片
3bに接触する。これにより、CPU50の半押し入力
端子51が導電部3d,切片3bおよび片持ちばね4’
を介して接地されローレベルとなり、CPU50は半押
し信号の入力と判断する。その後、レリーズ釦5が更に
押し下げられると、上述と同様に切片3bが撓むことで
レリーズ信号が発生される。本実施形態によれば、先の
実施形態と同様の作用効果が得られるのに加えて、片持
ちばね4’の構成が簡素化し、また専用の半押しスイッ
チを廃することができる。さらに、半押しスイッチ1A
がオンする前にレリーズスイッチ3がオンするという不
都合を確実に防止できる。
【0027】図16は更に別の実施形態を示している。
本実施形態における片持ちばね104は、支点,力点お
よび作用点の配置が先の実施形態と異なる。すなわち片
持ちばね104は、図示右端の固定部(支点)104a
がカバー2に固定され、左端がレリーズ釦5からの力を
受ける受け部(力点)とされ、それらの中間にレリーズ
操作部(作用点)104eが設けられている。そして、
受け部からレリーズ操作部104eにかけて膨出部10
4gが形成され、その部分の断面二次モーメントが他の
部分と比べて大きくなっている。また、片持ちばね20
4の左端から折り返すように腕部104bが一体に形成
され、腕部104bの先端に半押し操作部104dが設
けられる。
本実施形態における片持ちばね104は、支点,力点お
よび作用点の配置が先の実施形態と異なる。すなわち片
持ちばね104は、図示右端の固定部(支点)104a
がカバー2に固定され、左端がレリーズ釦5からの力を
受ける受け部(力点)とされ、それらの中間にレリーズ
操作部(作用点)104eが設けられている。そして、
受け部からレリーズ操作部104eにかけて膨出部10
4gが形成され、その部分の断面二次モーメントが他の
部分と比べて大きくなっている。また、片持ちばね20
4の左端から折り返すように腕部104bが一体に形成
され、腕部104bの先端に半押し操作部104dが設
けられる。
【0028】レリーズ釦5が押し下げられると、固定部
104aを中心に片持ちばね104が撓み、まず半押し
操作部104dが基板1に接触して半押しスイッチをオ
ンさせる。レリーズ釦5が更に押し下げられると、レリ
ーズ操作部104eがレリーズスイッチ3のドーム型切
片3bを押圧し、これを撓ませることでレリーズスイッ
チ3がオンする。本実施形態においても、片持ちばね1
04の受け部104gaとレリーズ操作部104eとの
間の部分の剛性が高いため、レリーズ釦5の押圧力を大
きく減衰させずにレリーズスイッチ3に伝達でき、確実
にレリーズスイッチ3をオンさせることができる。ま
た、レリーズ操作部104eと固定部104aとを連結
する部分は剛性が低いため、固定部104aを中心とし
て片持ちばね104を撓ませる際の力、すなわちレリー
ズ釦5の押圧力は小さくて済み、レリーズ釦5の操作感
が悪化することはない。さらに本実施形態では、半押し
操作部104dが基板1上に接触してからレリーズスイ
ッチ3がオンするまでの間に腕部104bも撓むが、こ
の腕部104bも剛性が低いためレリーズ釦5の押圧力
が増すことはない。逆に支点,作用点および力点がこの
順番で配置されるので、ているため、先の例と比べてレ
リーズ釦3の押し下げ力を軽くでき、また押し下げスト
ロークを深くすることができる。
104aを中心に片持ちばね104が撓み、まず半押し
操作部104dが基板1に接触して半押しスイッチをオ
ンさせる。レリーズ釦5が更に押し下げられると、レリ
ーズ操作部104eがレリーズスイッチ3のドーム型切
片3bを押圧し、これを撓ませることでレリーズスイッ
チ3がオンする。本実施形態においても、片持ちばね1
04の受け部104gaとレリーズ操作部104eとの
間の部分の剛性が高いため、レリーズ釦5の押圧力を大
きく減衰させずにレリーズスイッチ3に伝達でき、確実
にレリーズスイッチ3をオンさせることができる。ま
た、レリーズ操作部104eと固定部104aとを連結
する部分は剛性が低いため、固定部104aを中心とし
て片持ちばね104を撓ませる際の力、すなわちレリー
ズ釦5の押圧力は小さくて済み、レリーズ釦5の操作感
が悪化することはない。さらに本実施形態では、半押し
操作部104dが基板1上に接触してからレリーズスイ
ッチ3がオンするまでの間に腕部104bも撓むが、こ
の腕部104bも剛性が低いためレリーズ釦5の押圧力
が増すことはない。逆に支点,作用点および力点がこの
順番で配置されるので、ているため、先の例と比べてレ
リーズ釦3の押し下げ力を軽くでき、また押し下げスト
ロークを深くすることができる。
【0029】なお以上では、片持ちばねに膨出部を形成
することで断面二次モーメントを上げるようにしたが、
その他にもばねの形状を変更したり折り曲げたりするこ
とによっても断面二次モーメントを上げることができ
る。また以上では、レリーズ釦とレリーズスイッチとか
ら成るスイッチ構造について説明したが、例えば撮影レ
ンズの焦点距離を変更するためのズーム釦とズームスイ
ッチとから成るスイッチ構造やその他のスイッチ構造に
も本発明を適用できる。さらに押し釦の近傍に設けられ
る操作部材も電源操作部材に限定されない。
することで断面二次モーメントを上げるようにしたが、
その他にもばねの形状を変更したり折り曲げたりするこ
とによっても断面二次モーメントを上げることができ
る。また以上では、レリーズ釦とレリーズスイッチとか
ら成るスイッチ構造について説明したが、例えば撮影レ
ンズの焦点距離を変更するためのズーム釦とズームスイ
ッチとから成るスイッチ構造やその他のスイッチ構造に
も本発明を適用できる。さらに押し釦の近傍に設けられ
る操作部材も電源操作部材に限定されない。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、押し釦と電気
スイッチとの間に片持ちのばね部材を介在させるものに
おいて、ばね部材における受け部とスイッチ操作部とを
連結する部分の断面二次モーメントを、他の部分の断面
二次モーメントよりも大きくしたので、ばね部材の不所
望な反り返り等を抑制することができ、ばね部材の長さ
や形状に拘わらず確実に電気スイッチをオンできる。ま
た、ばね部材の固定部近傍は剛性低いままなので、押し
釦の操作抵抗が増すことはなく、押し釦の操作感が悪化
することはない。したがって本発明によれば、ばね部材
の長さ等を変えることで、電気スイッチの位置を変更せ
ずともレリーズ釦の位置を自由に変更でき、デザインの
異なる複数種類のカメラを廉価に製造することが可能と
なる。膨出部を形成することで断面二次モーメントを大
きくするようにすれば、工程を増加させることなく簡単
に所望する部分の剛性を高めることができる。請求項3
の発明によれば、押し釦の近傍に操作部材を設け、この
操作部材の各操作位置においてクリック感を出すため
に、上記ばね部材に一体に設けた係合部を操作部材に係
合させるようにしたので、ばね部材と係合部とを別部材
で構成する場合と比べて部品点数の低減が図れ、以てコ
ストダウンに寄与する。請求項5の発明によれば、電源
スイッチ操作部材の金属メッキ部が、片持ち梁を構成す
るスイッチ切片を変形させつつその接触部に接触するこ
とで電源が投入されるよう構成したので、スイッチ切片
の固定位置を電源スイッチ操作部材から離間させても電
源投入を確実に行うことができる。したがって、スイッ
チ切片の長さを調節すればスイッチ切片の固定位置が大
きな制約を受けることがなく、配置の自由度が増す。
スイッチとの間に片持ちのばね部材を介在させるものに
おいて、ばね部材における受け部とスイッチ操作部とを
連結する部分の断面二次モーメントを、他の部分の断面
二次モーメントよりも大きくしたので、ばね部材の不所
望な反り返り等を抑制することができ、ばね部材の長さ
や形状に拘わらず確実に電気スイッチをオンできる。ま
た、ばね部材の固定部近傍は剛性低いままなので、押し
釦の操作抵抗が増すことはなく、押し釦の操作感が悪化
することはない。したがって本発明によれば、ばね部材
の長さ等を変えることで、電気スイッチの位置を変更せ
ずともレリーズ釦の位置を自由に変更でき、デザインの
異なる複数種類のカメラを廉価に製造することが可能と
なる。膨出部を形成することで断面二次モーメントを大
きくするようにすれば、工程を増加させることなく簡単
に所望する部分の剛性を高めることができる。請求項3
の発明によれば、押し釦の近傍に操作部材を設け、この
操作部材の各操作位置においてクリック感を出すため
に、上記ばね部材に一体に設けた係合部を操作部材に係
合させるようにしたので、ばね部材と係合部とを別部材
で構成する場合と比べて部品点数の低減が図れ、以てコ
ストダウンに寄与する。請求項5の発明によれば、電源
スイッチ操作部材の金属メッキ部が、片持ち梁を構成す
るスイッチ切片を変形させつつその接触部に接触するこ
とで電源が投入されるよう構成したので、スイッチ切片
の固定位置を電源スイッチ操作部材から離間させても電
源投入を確実に行うことができる。したがって、スイッ
チ切片の長さを調節すればスイッチ切片の固定位置が大
きな制約を受けることがなく、配置の自由度が増す。
【図1】本発明の一実施形態におけるカメラの一端側を
示す平面図。
示す平面図。
【図2】上記カメラのレリーズスイッチ構造を示す平面
図。
図。
【図3】上記カメラのレリーズスイッチ構造を示す正面
断面図。
断面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】半押しスイッチの構成を示す図。
【図6】レリーズスイッチの構成を示す図で、レリーズ
オフの状態を示す。
オフの状態を示す。
【図7】図6と同様の図で、レリーズオンの状態を示
す。
す。
【図8】片持ちばねの構成を示す図。
【図9】片持ちばねの構成を示す断面図。
【図10】電源スイッチ構造を示す断面図。
【図11】レリーズ釦操作時の動作を説明する概念図
で、レリーズ釦非操作時の状態を示す。
で、レリーズ釦非操作時の状態を示す。
【図12】図11と同様の図で、半押しオン時の状態を
示す。
示す。
【図13】図11と同様の図で、レリーズオン時の状態
を示す。
を示す。
【図14】片持ちばねの断面二次モーメントが小さい
(剛性が低い)場合の問題点を説明する図。
(剛性が低い)場合の問題点を説明する図。
【図15】他の実施形態におけるスイッチ構造を示す断
面図。
面図。
【図16】更に他の実施形態におけるスイッチ構造を示
す断面図。
す断面図。
1 電気実装基板 1A 半押しスイッチ 2 カメラカバー 3 レリーズスイッチ 3a,3b 切片 4,4’,401 片持ちばね 4a 固定部 4b,4c,4h 腕部 4d 半押し操作部 4e レリーズ操作部 4f,4g 膨出部 4ga 受け部 4i 係合部 5 レリーズ釦 5a 頭部 5b 脚部 7 電源操作部材 7a,7b V溝 10 電源用片持ちばね 50 CPU 51 半押し入力端子 52 レリーズ入力端子 53 電源操作入力端子
Claims (5)
- 【請求項1】 カメラ外部に露出し、押圧操作される押
し釦と、 前記押し釦からその押圧方向と直交する方向に離間した
位置に配置され、押圧されることによりオンする電気ス
イッチと、 カメラに対して固定される固定部、前記押し釦から押圧
力を受ける受け部、および前記電気スイッチを押圧する
スイッチ操作部を一体に有する片持ち梁から成るばね部
材とを備え、 前記受け部が受ける押圧力によって前記ばね部材が撓む
のに伴い、前記スイッチ操作部が前記電気スイッチを押
圧してオンせしめるよう構成したカメラのスイッチ構造
において、 前記ばね部材における前記受け部と前記スイッチ操作部
とを連結する部分の断面二次モーメントが、該ばね部材
の他の部分の断面二次モーメントよりも大きくなるよう
構成したことを特徴とするカメラのスイッチ構造。 - 【請求項2】 前記受け部と前記スイッチ操作部とを連
結する部分の面に膨出部を形成することで断面二次モー
メントを大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の
カメラのスイッチ構造。 - 【請求項3】 カメラ外部に露出し、押圧操作される押
し釦と、 前記押し釦からその押圧方向と直交する方向に離間した
位置に配置され、押圧されることによりオンする電気ス
イッチと、 カメラに対して固定される固定部、前記押し釦から押圧
力を受ける受け部、および前記電気スイッチを押圧する
スイッチ操作部を一体に有する片持ち梁から成るばね部
材とを備え、 前記受け部が受ける押圧力によって前記ばね部材が撓む
のに伴い、前記スイッチ操作部が前記電気スイッチを押
圧してオンせしめるよう構成したカメラのスイッチ構造
において、 前記押し釦の近傍に設けられ、第1および第2の位置の
間で操作可能な操作部材を備え、 前記ばね部材は、前記第1および第2の位置で前記操作
部材に係合して操作者の指にクリック感を与える係合部
を一体に有していることを特徴とするカメラのスイッチ
構造。 - 【請求項4】 前記操作部材は第1,第2の係合溝を有
し、 前記ばね部材は、前記操作部材が第1,第2の位置の間
で移動する際に変形される腕部を有し、該操作部材が前
記第1,第2の位置に達したときに、前記係合部が前記
腕部の弾性力により前記第1,第2の係合溝にそれぞれ
係合されるよう構成されていることを特徴とする請求項
3に記載のカメラのスイッチ構造。 - 【請求項5】 少なくとも一部が金属メッキされた電源
スイッチ操作部材と、 一端がカメラに固定された片持ち梁から成り、他端に接
触部を有する板ばね状のスイッチ切片とを備え、 前記電源スイッチ操作部材の金属メッキ部が前記接触部
と非接触の状態で前記電源スイッチ操作部材が操作され
ると、該金属メッキ部が前記スイッチ切片を変形させつ
つ前記接触部と接触して電源が投入されるよう構成した
ことを特徴とするカメラのスイッチ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172350A JP2001351464A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | カメラのスイッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172350A JP2001351464A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | カメラのスイッチ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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