JP2001351450A - シース材被覆廃電線の再生化前処理方法ならびにその装置 - Google Patents
シース材被覆廃電線の再生化前処理方法ならびにその装置Info
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シース材被覆廃電線の再生化にあたり、ビニー
ルなどのシース材と電線(銅線)の分離を効率化し環境
負荷を低減して廃電線の再生化を促進する。 【解決手段】所要の巻数で環状に巻かれたシース材被覆
廃電線Wをギロチン切断装置1により複数分割に分割切
断し、各分割切断された夫々を順次圧縮剥離機5の一対
の溝付きロール間に通し、シース材に傷を付与すると共
に、加圧ロールにより加圧してシース材と電線とを剥離
し、次いで選別分離7又は7′して両者を分別し、電線
を収集する一方、シース材を超音波洗浄9し、粉砕して
押出し機15で押出し、ペレット状コンパウンド化す
る。
ルなどのシース材と電線(銅線)の分離を効率化し環境
負荷を低減して廃電線の再生化を促進する。 【解決手段】所要の巻数で環状に巻かれたシース材被覆
廃電線Wをギロチン切断装置1により複数分割に分割切
断し、各分割切断された夫々を順次圧縮剥離機5の一対
の溝付きロール間に通し、シース材に傷を付与すると共
に、加圧ロールにより加圧してシース材と電線とを剥離
し、次いで選別分離7又は7′して両者を分別し、電線
を収集する一方、シース材を超音波洗浄9し、粉砕して
押出し機15で押出し、ペレット状コンパウンド化す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシース材で被覆され
た廃電線を再生化利用するための前処理方法ならびに装
置に関するものである。
た廃電線を再生化利用するための前処理方法ならびに装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビニル,ポリエチレン等のシース
材で被覆された使用済み廃電線は導体(電線)と、シー
ス材に分別処理され、電線は再び銅線あるいは銅製品に
利用される一方、シース材はサーマルリサイクルとして
高炉原料,燃料油,固形燃料などに、またマテリアルリ
サイクルとして電線及びその他プラスチック製品に再利
用が試みられている。
材で被覆された使用済み廃電線は導体(電線)と、シー
ス材に分別処理され、電線は再び銅線あるいは銅製品に
利用される一方、シース材はサーマルリサイクルとして
高炉原料,燃料油,固形燃料などに、またマテリアルリ
サイクルとして電線及びその他プラスチック製品に再利
用が試みられている。
【0003】ところで、上記廃電線の再利用における分
別処理において、従来、銅線とシース材とを分離するに
は剥線機を用いてハグラー刃により1本宛を機械と手作
業によってシース材に切り目を入れ、カットしてゆく方
法や、ロールクラツシャー方式で切断してゆく方法が殆
ど行われている。
別処理において、従来、銅線とシース材とを分離するに
は剥線機を用いてハグラー刃により1本宛を機械と手作
業によってシース材に切り目を入れ、カットしてゆく方
法や、ロールクラツシャー方式で切断してゆく方法が殆
ど行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記剥線機に
1本宛投入する作業は長尺電線を1本宛、機械と手作業
で行っているため手間を要し、頗る非能率的であること
を免れないと共に、後者のロールクラツシャー方式で切
断破砕する方法は破断時に銅粉が混入し、それをシース
材から分別するための処理が必要となって手間がかかる
のみならず、銅粉が微粉末であるときは、これを除去す
ることが極めて困難であった。しかも、分離後の銅線と
シース材は、銅線が略100%回収、再利用されるのに
対しシース材の多くは埋め立て処分あるいは焼却処分さ
れ、銅粉が付着しているため環境に悪影響をもたらして
いた。
1本宛投入する作業は長尺電線を1本宛、機械と手作業
で行っているため手間を要し、頗る非能率的であること
を免れないと共に、後者のロールクラツシャー方式で切
断破砕する方法は破断時に銅粉が混入し、それをシース
材から分別するための処理が必要となって手間がかかる
のみならず、銅粉が微粉末であるときは、これを除去す
ることが極めて困難であった。しかも、分離後の銅線と
シース材は、銅線が略100%回収、再利用されるのに
対しシース材の多くは埋め立て処分あるいは焼却処分さ
れ、銅粉が付着しているため環境に悪影響をもたらして
いた。
【0005】本発明は上述の如き実状に対処し、電線、
特に銅線とシース材とを分離するための効果的な手段を
見出すことにより、銅線とシース材との分離作業の効率
を高め、シース材の再生化処理を促進すると共に、環境
負荷を低減し、PVC,PE,PP等のシース材で被覆
された廃電線の再生リサイクル化利用を積極化せしめる
ことを目的とするものである。
特に銅線とシース材とを分離するための効果的な手段を
見出すことにより、銅線とシース材との分離作業の効率
を高め、シース材の再生化処理を促進すると共に、環境
負荷を低減し、PVC,PE,PP等のシース材で被覆
された廃電線の再生リサイクル化利用を積極化せしめる
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明は、先ず基本的に、所要の巻数で環状に巻かれ
たシース材被覆廃電線を複数分割に分割切断し、各分割
切断された夫々を順次圧縮剥離機の一対の溝付きロール
間に通し、シース材に傷を付与すると共に、加圧ロール
により加圧してシース材と電線、特にビニールと銅線と
を剥離し、次いで選別分離して両者を分別するシース材
被覆廃電線の再生化前処理方法にある。
る本発明は、先ず基本的に、所要の巻数で環状に巻かれ
たシース材被覆廃電線を複数分割に分割切断し、各分割
切断された夫々を順次圧縮剥離機の一対の溝付きロール
間に通し、シース材に傷を付与すると共に、加圧ロール
により加圧してシース材と電線、特にビニールと銅線と
を剥離し、次いで選別分離して両者を分別するシース材
被覆廃電線の再生化前処理方法にある。
【0007】請求項2は上記方法における分割切断の具
体的方法であり、上下動可能かつ回動可能な刃物取付板
に下向きに切断刃を取り付けたギロチン切断装置を用い
て前記廃電線を切断刃下動方向に切断し、次いで刃物取
付板を引き上げ90°回動せしめて再び押し下げ廃電線
を前記切断方向と直交する方向に切断して前記廃電線を
十字状に4分割に切断することを特徴とする。
体的方法であり、上下動可能かつ回動可能な刃物取付板
に下向きに切断刃を取り付けたギロチン切断装置を用い
て前記廃電線を切断刃下動方向に切断し、次いで刃物取
付板を引き上げ90°回動せしめて再び押し下げ廃電線
を前記切断方向と直交する方向に切断して前記廃電線を
十字状に4分割に切断することを特徴とする。
【0008】請求項3は上記各方法を基本としてシース
材を再生化に適するペレット状に形成する一連の方法
で、前記各方法により分別されたシース材を引き続き超
音波洗浄装置を用いて超音波洗浄を行った後、不純物を
除去し、脱水、乾燥工程を経て所要大きさに粉砕し、粉
砕したシース材の物性を調整して押出し機により押し出
し、次いでペレタイザーによりペレット状にコンパウン
ド化することからなる。
材を再生化に適するペレット状に形成する一連の方法
で、前記各方法により分別されたシース材を引き続き超
音波洗浄装置を用いて超音波洗浄を行った後、不純物を
除去し、脱水、乾燥工程を経て所要大きさに粉砕し、粉
砕したシース材の物性を調整して押出し機により押し出
し、次いでペレタイザーによりペレット状にコンパウン
ド化することからなる。
【0009】請求項4は上記の方法、特に請求項1記載
の方法を実施するための装置であり、所要の巻数で環状
に巻かれたシース材被覆廃電線を切断装置に投入する投
入手段と、投入された前記廃電線を切断するための切断
装置と、切断された廃電線を受け取り、振動ふるいによ
り廃電線に含まれる土砂などを分離して圧縮剥離機に前
記廃電線を定量送給するためのコンベア、振動ふるい機
及び定量供給装置と、上記振動ふるい機で土砂などが除
去された廃電線を破砕し、、シース材と電線とを剥離す
る圧縮剥離機と、圧縮剥離機で分別され、剥離されたシ
ース材と電線を選別する選別分離装置とを備えてなると
共に、その切断装置は、切断刃が下向きに取付られた刃
物取付板が切断台上部に上下動可能かつ回動可能に設け
られて電動操作により作動し得る如く構成され、圧縮剥
離機は並列配置され、互いに逆方向に回転する一対の溝
付きロールのニップ部上部に加圧ロールが圧接配置され
て一対の溝付きロール間に導通される廃電線をその上方
より加圧ロールによって加圧し得るように構成されてい
ることを特徴とする。
の方法を実施するための装置であり、所要の巻数で環状
に巻かれたシース材被覆廃電線を切断装置に投入する投
入手段と、投入された前記廃電線を切断するための切断
装置と、切断された廃電線を受け取り、振動ふるいによ
り廃電線に含まれる土砂などを分離して圧縮剥離機に前
記廃電線を定量送給するためのコンベア、振動ふるい機
及び定量供給装置と、上記振動ふるい機で土砂などが除
去された廃電線を破砕し、、シース材と電線とを剥離す
る圧縮剥離機と、圧縮剥離機で分別され、剥離されたシ
ース材と電線を選別する選別分離装置とを備えてなると
共に、その切断装置は、切断刃が下向きに取付られた刃
物取付板が切断台上部に上下動可能かつ回動可能に設け
られて電動操作により作動し得る如く構成され、圧縮剥
離機は並列配置され、互いに逆方向に回転する一対の溝
付きロールのニップ部上部に加圧ロールが圧接配置され
て一対の溝付きロール間に導通される廃電線をその上方
より加圧ロールによって加圧し得るように構成されてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項5は更に上記における圧縮剥離機の
具体的な構成であり、圧縮剥離機の一対の溝付きロール
が、該ロール間を導通するシース材被覆廃電線に対して
圧力調整可能に構成されることを特徴としている。
具体的な構成であり、圧縮剥離機の一対の溝付きロール
が、該ロール間を導通するシース材被覆廃電線に対して
圧力調整可能に構成されることを特徴としている。
【0011】また、請求項6は上記装置に続くシース材
の再生化前処理装置を結合して一連の全体的な装置とし
たものであり、選別分離装置に続いて、分離されたシー
ス材を洗浄する超音波洗浄装置、該洗浄装置で洗浄され
た被洗浄物より比重差により不純物を分離する比重分離
槽、含有水分を除去する脱水機及び乾燥機、所要の大き
さに粉砕する粉砕機、永年使用により劣化したシース材
の物性を回復させる薬剤配合用ミキサー、押出し機及び
ペレット化するためのペレタイザーを順次付設せしめた
ことを特徴とするものである。
の再生化前処理装置を結合して一連の全体的な装置とし
たものであり、選別分離装置に続いて、分離されたシー
ス材を洗浄する超音波洗浄装置、該洗浄装置で洗浄され
た被洗浄物より比重差により不純物を分離する比重分離
槽、含有水分を除去する脱水機及び乾燥機、所要の大き
さに粉砕する粉砕機、永年使用により劣化したシース材
の物性を回復させる薬剤配合用ミキサー、押出し機及び
ペレット化するためのペレタイザーを順次付設せしめた
ことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記本発明によれば環状に巻かれたシース材被
覆廃電線を再生化する前処理として該環状の廃電線を先
ず切断刃上下動、回動により複数分割に切断し、処理を
行い易い状態として一対の溝付きロールと、上部加圧ロ
ールよりなる圧縮剥離機に順次分割された廃電線を通
し、互いに内側方向へ回転する一対の溝付きロール間で
該廃電線を圧縮しつつ廃電線外表面のシース材に傷を入
れ、次いで加圧ロールで加圧してシース材を傷部分より
割裂させ、電線(銅線)とシース材(塩化ビニールなど
のプラスチック材)を選別分離する。この場合、圧縮剥
離機においては軸回転による溝付きローラを対向させる
ことにより、軸の回転と共に溝付きローラに刻み込まれ
た特殊溝機構が刃の役目をしてシース材を傷つけて、そ
の上に加圧により電線とシース材の分離をし易くする対
向ローラのため破砕物は軸に捲きつくことなく分離する
ことが可能となる。
覆廃電線を再生化する前処理として該環状の廃電線を先
ず切断刃上下動、回動により複数分割に切断し、処理を
行い易い状態として一対の溝付きロールと、上部加圧ロ
ールよりなる圧縮剥離機に順次分割された廃電線を通
し、互いに内側方向へ回転する一対の溝付きロール間で
該廃電線を圧縮しつつ廃電線外表面のシース材に傷を入
れ、次いで加圧ロールで加圧してシース材を傷部分より
割裂させ、電線(銅線)とシース材(塩化ビニールなど
のプラスチック材)を選別分離する。この場合、圧縮剥
離機においては軸回転による溝付きローラを対向させる
ことにより、軸の回転と共に溝付きローラに刻み込まれ
た特殊溝機構が刃の役目をしてシース材を傷つけて、そ
の上に加圧により電線とシース材の分離をし易くする対
向ローラのため破砕物は軸に捲きつくことなく分離する
ことが可能となる。
【0013】このようにして分離された電線とシース材
のうち、電線はそのまま再利用に供するように随時、取
り出されるが、シース材は多くの不純物を含み、しかも
使用済みであるため、シース材の材料であるビニール等
の樹脂材の物性も劣化しているので、これらを考慮して
再生化前処理を進める。
のうち、電線はそのまま再利用に供するように随時、取
り出されるが、シース材は多くの不純物を含み、しかも
使用済みであるため、シース材の材料であるビニール等
の樹脂材の物性も劣化しているので、これらを考慮して
再生化前処理を進める。
【0014】そこで、本発明においては、選別されたシ
ース材を超音波洗浄に付すことによって充分な洗浄を行
い、脱水、乾燥して略0.4〜0.6%の水分率にして
更に必要な所要の大きさに粉砕し、これをグラッシュミ
キサー等に入れて劣化したビニール等のシース材樹脂を
元の物性に戻すべく化学薬品,可塑剤その他の配合剤を
添加混合してシース剤の粉末を作成し、これを押出し機
を用いて押し出し、更にペレタイザーでペレット状のコ
ンバウンドとする。このようにしてシース材の再生化の
ためのコンパウンドを得て、このコンバウンドをシース
材の再生のために利用する。
ース材を超音波洗浄に付すことによって充分な洗浄を行
い、脱水、乾燥して略0.4〜0.6%の水分率にして
更に必要な所要の大きさに粉砕し、これをグラッシュミ
キサー等に入れて劣化したビニール等のシース材樹脂を
元の物性に戻すべく化学薬品,可塑剤その他の配合剤を
添加混合してシース剤の粉末を作成し、これを押出し機
を用いて押し出し、更にペレタイザーでペレット状のコ
ンバウンドとする。このようにしてシース材の再生化の
ためのコンパウンドを得て、このコンバウンドをシース
材の再生のために利用する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、更に添付図面を参照し、本
発明の具体的態様を説明する。
発明の具体的態様を説明する。
【0016】図1は本発明に係る廃電線のリサイクルプ
ラントの1例を示すフロー図であり、図において、1は
オートギロチン装置よりなる切断装置、2は切断された
廃電線を移送する振動ふるい方式のベルトコンペアー、
3は定量供給装置、4はベルトコンベアー、5は3軸ロ
ールよりなる圧縮剥離機、6はベルトコンベアー、7,
7′は選別分離装置で、7は風力分離機、7′は遠心力
分離機を示し、これらは使用時には適宜、選択使用され
る。
ラントの1例を示すフロー図であり、図において、1は
オートギロチン装置よりなる切断装置、2は切断された
廃電線を移送する振動ふるい方式のベルトコンペアー、
3は定量供給装置、4はベルトコンベアー、5は3軸ロ
ールよりなる圧縮剥離機、6はベルトコンベアー、7,
7′は選別分離装置で、7は風力分離機、7′は遠心力
分離機を示し、これらは使用時には適宜、選択使用され
る。
【0017】また、8は定量供給装置、9は超音波洗浄
装置、10は比重分離槽、11は脱水機、12は乾燥
機、13は粉砕機、14はグラッシュミキサー、15は
押出し機、16はペレタイザー、17は計量袋詰め装置
で、以上の各装置を一連に結合配置し、各装置間を自動
的に給送することによって本発明の一連の前処理方法が
実施される。これを以下、詳述すれば、環状に巻かれた
シース材被覆の廃電線Wを手作業又は投入方式で適宜投
入し、切断装置において、オートギロチン装置により環
状形態を十字状の4分割等に複数分割切断する。
装置、10は比重分離槽、11は脱水機、12は乾燥
機、13は粉砕機、14はグラッシュミキサー、15は
押出し機、16はペレタイザー、17は計量袋詰め装置
で、以上の各装置を一連に結合配置し、各装置間を自動
的に給送することによって本発明の一連の前処理方法が
実施される。これを以下、詳述すれば、環状に巻かれた
シース材被覆の廃電線Wを手作業又は投入方式で適宜投
入し、切断装置において、オートギロチン装置により環
状形態を十字状の4分割等に複数分割切断する。
【0018】オートギロチン装置は図2に示すように切
断台上部に切断刃52を下向きに取り付けた刃物取付板
51がモータ55に連結されたプレス用シリンダー50
によってガイド53を介して上下動可能に設けられてお
り、廃電線Wが下方の切断台上に押出機構56等により
投入されたとき、刃物取付板51が下向し、切断刃52
によって下方の廃電線Wを2分割切断するようになって
いる。
断台上部に切断刃52を下向きに取り付けた刃物取付板
51がモータ55に連結されたプレス用シリンダー50
によってガイド53を介して上下動可能に設けられてお
り、廃電線Wが下方の切断台上に押出機構56等により
投入されたとき、刃物取付板51が下向し、切断刃52
によって下方の廃電線Wを2分割切断するようになって
いる。
【0019】また、上記刃物取付板51は上下動と共に
回動機構54を有して、その作動により90°回転可能
となっており、前記切断が終わると引き続き刃物取付板
51を90°回転させて、切断方向がさきの切断方向に
対し直交するように切断刃52を位置させ、これにより
切断する。かくして切断台上の廃電線Wは縦横両方向に
十文字状に4分割切断されることになる。これで一連の
ギロチン切断方式による切断は完了し、再び作動スイッ
チが入り、次に新しく廃電線が投入される。これを作動
順序に列記すれば、廃電線投入−切断台へ投入−縦切断
(横切断)−回転−横切断(縦切断)−切断済み廃電線
排出となり、又、次の投入が始まる。
回動機構54を有して、その作動により90°回転可能
となっており、前記切断が終わると引き続き刃物取付板
51を90°回転させて、切断方向がさきの切断方向に
対し直交するように切断刃52を位置させ、これにより
切断する。かくして切断台上の廃電線Wは縦横両方向に
十文字状に4分割切断されることになる。これで一連の
ギロチン切断方式による切断は完了し、再び作動スイッ
チが入り、次に新しく廃電線が投入される。これを作動
順序に列記すれば、廃電線投入−切断台へ投入−縦切断
(横切断)−回転−横切断(縦切断)−切断済み廃電線
排出となり、又、次の投入が始まる。
【0020】以上のオートギロチン装置による廃電線の
分割切断は本発明において廃電線を効果的に再生化前処
理する上に極めて重要な過程であり、分割切断すること
なしには、爾後の工程の円滑さを得ることは困難であ
る。なお、図示し、上述したように廃電線の分割は縦横
による4分割が最も一般的であるが、必ずしも4分割に
限らず、切断刃の回転度合いを調節することにより3分
割あるいは5分割以上に細分割することも差し支えな
い。
分割切断は本発明において廃電線を効果的に再生化前処
理する上に極めて重要な過程であり、分割切断すること
なしには、爾後の工程の円滑さを得ることは困難であ
る。なお、図示し、上述したように廃電線の分割は縦横
による4分割が最も一般的であるが、必ずしも4分割に
限らず、切断刃の回転度合いを調節することにより3分
割あるいは5分割以上に細分割することも差し支えな
い。
【0021】かくして、以上により分割切断された廃電
線はベルトコンベアー2、定量供給装置3を経て3軸ロ
ールからなる圧縮剥離機5に送られ、シース材のビニー
ル等と電線である銅線を剥離し分割し易い状態にする。
この3軸ロールからなる圧縮剥離機5も本発明の処理に
おいて重要な工程であり、これによってシース材と電線
の分離を効率化する。なお、シース材としては塩化ビニ
ールが通常であり、電線は銅線であるため、以下におい
てはシース材をビニールシース材として、また電線を銅
線として説明する。
線はベルトコンベアー2、定量供給装置3を経て3軸ロ
ールからなる圧縮剥離機5に送られ、シース材のビニー
ル等と電線である銅線を剥離し分割し易い状態にする。
この3軸ロールからなる圧縮剥離機5も本発明の処理に
おいて重要な工程であり、これによってシース材と電線
の分離を効率化する。なお、シース材としては塩化ビニ
ールが通常であり、電線は銅線であるため、以下におい
てはシース材をビニールシース材として、また電線を銅
線として説明する。
【0022】図3〜図5は上記3軸ロールからなる圧縮
剥離機5の構造例であり、並列して対向配置された一対
の図5に示される如き溝63を表面に有する溝付きロー
ル61,62と、両ロール61,62のニップ部上部に
あって、上方より圧力を加える加圧ロール64の3軸ロ
ールによって構成されており、前記分割切断された廃電
線を夫々、図4矢示方向に上記ルーフサイドレール部間
に導通し、互いに導通方向に逆回転する一対の溝付きロ
ールの溝63の間で廃電線を圧縮し、シース材に傷を与
え、これを加圧ロール64により上部より加圧すること
によって傷部よりビニールシース材を割裂させ、ビニー
ルシース材と銅線を剥離状態にする。
剥離機5の構造例であり、並列して対向配置された一対
の図5に示される如き溝63を表面に有する溝付きロー
ル61,62と、両ロール61,62のニップ部上部に
あって、上方より圧力を加える加圧ロール64の3軸ロ
ールによって構成されており、前記分割切断された廃電
線を夫々、図4矢示方向に上記ルーフサイドレール部間
に導通し、互いに導通方向に逆回転する一対の溝付きロ
ールの溝63の間で廃電線を圧縮し、シース材に傷を与
え、これを加圧ロール64により上部より加圧すること
によって傷部よりビニールシース材を割裂させ、ビニー
ルシース材と銅線を剥離状態にする。
【0023】なお、一対の溝付きロール61,62はそ
の間を導通される廃電線の太さに対応して圧力調整が可
能であるよう、適宜、圧力調整機構を付設しておくこと
が好ましい。また、表面の溝の大きさも随時、変化させ
ることも可能である。
の間を導通される廃電線の太さに対応して圧力調整が可
能であるよう、適宜、圧力調整機構を付設しておくこと
が好ましい。また、表面の溝の大きさも随時、変化させ
ることも可能である。
【0024】この一対の溝付きロール61,62の回転
は、通常、40〜60rpmの2段変速方式として、8
8rpm前後で制御される。勿論、これに必ずしも拘束
されないことは云うまでもなく、適宜、適当な回転をも
って廃電線を導通することができる。
は、通常、40〜60rpmの2段変速方式として、8
8rpm前後で制御される。勿論、これに必ずしも拘束
されないことは云うまでもなく、適宜、適当な回転をも
って廃電線を導通することができる。
【0025】上記圧縮剥離機5で破砕され、ビニールシ
ース材と銅線が分離容易な状態となったものは、可及
的、ブロアー引出し方式によって引き出し、ベルトコン
ベアー6を介して次の選別分離装置7に送る。選別分離
装置7はビニールシース材と銅線を風力により適宜、軽
量のシース材は前方へ、重さのある電線(銅線)は手前
側へ夫々選別し分離する風力分離機や、回転ベルトコン
ベアー方式として回転ベルトの回転による遠心力によっ
て分離する回転式分離機7′などが適宜選択的に使用さ
れる。勿論上記に限らず、更に他の既知の選別分離手段
も使用可能である。かくしてビニールシース材と銅線は
分離され、別個に収集されて、このうち銅線は随時、再
利用に供される。
ース材と銅線が分離容易な状態となったものは、可及
的、ブロアー引出し方式によって引き出し、ベルトコン
ベアー6を介して次の選別分離装置7に送る。選別分離
装置7はビニールシース材と銅線を風力により適宜、軽
量のシース材は前方へ、重さのある電線(銅線)は手前
側へ夫々選別し分離する風力分離機や、回転ベルトコン
ベアー方式として回転ベルトの回転による遠心力によっ
て分離する回転式分離機7′などが適宜選択的に使用さ
れる。勿論上記に限らず、更に他の既知の選別分離手段
も使用可能である。かくしてビニールシース材と銅線は
分離され、別個に収集されて、このうち銅線は随時、再
利用に供される。
【0026】本発明は特に上記分離収集されたもののう
ち、ビニールシース材の再生化をはかるものであり、分
離収集されたビニールシース材を引き続き定量供給装置
8を介して超音波洗浄装置9に投入し、超音波洗浄を行
う。超音波洗浄装置9は発振器、振動子を具備し回転式
水流方式により洗浄が行われるが、この装置自体は既知
のものであり、頗る効率的に洗浄がなされる。特に廃電
線は永年の使用によりゴミの付着が多いため、通常の洗
浄手段では充分な洗浄効果が得られない。また、気泡ボ
イドが再生品に影響しないよう完全洗浄を行う上からも
超音波洗浄は極めて効果的である。ここで洗浄されたビ
ニールシース材は比重分離槽16において比重差により
シース材を適宜分離回収する。しかし、比重分離槽10
は必ずしも必須ではない。
ち、ビニールシース材の再生化をはかるものであり、分
離収集されたビニールシース材を引き続き定量供給装置
8を介して超音波洗浄装置9に投入し、超音波洗浄を行
う。超音波洗浄装置9は発振器、振動子を具備し回転式
水流方式により洗浄が行われるが、この装置自体は既知
のものであり、頗る効率的に洗浄がなされる。特に廃電
線は永年の使用によりゴミの付着が多いため、通常の洗
浄手段では充分な洗浄効果が得られない。また、気泡ボ
イドが再生品に影響しないよう完全洗浄を行う上からも
超音波洗浄は極めて効果的である。ここで洗浄されたビ
ニールシース材は比重分離槽16において比重差により
シース材を適宜分離回収する。しかし、比重分離槽10
は必ずしも必須ではない。
【0027】次に上記洗浄され、ゴミの除かれたビニー
ルシース材は、脱水機11、乾燥機12において脱水乾
燥を施し、水分率で0.4〜0.6%くらいになるよう
に調整する。脱水機11、乾燥機12としては既知の装
置が使用される。脱水、乾燥され、水分率が調整された
ビニールシース材は適度な大きさにするため粉砕機13
にかけられ、略6.2mm以下、あるいは8mm以下の
粉粒体に粉砕してグラッシュミキサー14に入れる。
ルシース材は、脱水機11、乾燥機12において脱水乾
燥を施し、水分率で0.4〜0.6%くらいになるよう
に調整する。脱水機11、乾燥機12としては既知の装
置が使用される。脱水、乾燥され、水分率が調整された
ビニールシース材は適度な大きさにするため粉砕機13
にかけられ、略6.2mm以下、あるいは8mm以下の
粉粒体に粉砕してグラッシュミキサー14に入れる。
【0028】このミキサー14においてビニールシース
材である樹脂の物性が永年の使用により劣化しているた
め、再生化に備えて元通りの物性あるいはこれに近い物
性にする必要から可塑剤や化学薬品ならびに各種補強化
薬剤が添加混合され、これらの配合されたビニールシー
ス材粗粉を得る。この得られたビニールシース材粗粉を
次に通常の押出し機15に投入して、その押出口より紐
状に押し出し、更にペレタイザー16などによりペレッ
ト化してペレット状コンパウンドとして計量袋詰め装置
17を用いて袋詰めする。以上の各過程を経て袋詰めさ
れた各ビニールシース材の再生化前処理の終わった樹脂
材はその後、樹脂成形あるいは樹脂利用の各種に再生利
用される。なお、シース材の樹脂材としては塩化ビニー
ルの外、ポリエチレンなどがあり、これら各樹脂材の再
生リサイクル化も同様にして可能である。
材である樹脂の物性が永年の使用により劣化しているた
め、再生化に備えて元通りの物性あるいはこれに近い物
性にする必要から可塑剤や化学薬品ならびに各種補強化
薬剤が添加混合され、これらの配合されたビニールシー
ス材粗粉を得る。この得られたビニールシース材粗粉を
次に通常の押出し機15に投入して、その押出口より紐
状に押し出し、更にペレタイザー16などによりペレッ
ト化してペレット状コンパウンドとして計量袋詰め装置
17を用いて袋詰めする。以上の各過程を経て袋詰めさ
れた各ビニールシース材の再生化前処理の終わった樹脂
材はその後、樹脂成形あるいは樹脂利用の各種に再生利
用される。なお、シース材の樹脂材としては塩化ビニー
ルの外、ポリエチレンなどがあり、これら各樹脂材の再
生リサイクル化も同様にして可能である。
【0029】以上のように本発明によればシース材で被
覆された廃電線を効率よく切断し、ビニールシース材と
銅線を剥離、分離して廃電線の再生化を容易ならしめる
と共に、廃電線に含まれている夾雑物や永年使用によっ
て蓄積されているゴミを除去し、更に再生化に有効なよ
うに劣化しているシース材の樹脂の特性を元の樹脂特性
に近い状態にして廃電線の再生に一段と寄与せしめるこ
とができる。
覆された廃電線を効率よく切断し、ビニールシース材と
銅線を剥離、分離して廃電線の再生化を容易ならしめる
と共に、廃電線に含まれている夾雑物や永年使用によっ
て蓄積されているゴミを除去し、更に再生化に有効なよ
うに劣化しているシース材の樹脂の特性を元の樹脂特性
に近い状態にして廃電線の再生に一段と寄与せしめるこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ビニール
等のシース材被覆廃電線の再生化をはかるための前処理
方法として、先ず、所要の巻数で環状に巻かれたシース
材被覆廃電線を複数分割に分割切断し、各分割切断され
た夫々を順次一対の溝付きロール間に通し、シース材に
傷を付与すると共に、加圧ロールにより加圧してシース
材と電線(銅線)とを剥離し、次いで選別分離して両者
を分別することであり、特に切断装置としてギロチン切
断装置を用い分割切断して圧縮剥離機を通し圧縮剥離機
でシース材と電線を剥離、分離せしめるようにしたた
め、従来の長尺の電線の1本宛を人手によって剥離する
のに比べ、シース材と電線の剥離効率は一段と向上し、
作業能率を大幅に高めることができると共に、これによ
って爾後の一連の工程と共にシース材被覆廃電線の再生
化を著しく容易ならしめる格段の効果を有し、しかも埋
め立て、あるいはシース材焼却による有害ガスの発生を
阻止するなど、環境面においても顕著な改善を期待する
ことが出来る。
等のシース材被覆廃電線の再生化をはかるための前処理
方法として、先ず、所要の巻数で環状に巻かれたシース
材被覆廃電線を複数分割に分割切断し、各分割切断され
た夫々を順次一対の溝付きロール間に通し、シース材に
傷を付与すると共に、加圧ロールにより加圧してシース
材と電線(銅線)とを剥離し、次いで選別分離して両者
を分別することであり、特に切断装置としてギロチン切
断装置を用い分割切断して圧縮剥離機を通し圧縮剥離機
でシース材と電線を剥離、分離せしめるようにしたた
め、従来の長尺の電線の1本宛を人手によって剥離する
のに比べ、シース材と電線の剥離効率は一段と向上し、
作業能率を大幅に高めることができると共に、これによ
って爾後の一連の工程と共にシース材被覆廃電線の再生
化を著しく容易ならしめる格段の効果を有し、しかも埋
め立て、あるいはシース材焼却による有害ガスの発生を
阻止するなど、環境面においても顕著な改善を期待する
ことが出来る。
【図1】本発明に係る前処理方法の1例を示すフロー図
である。
である。
【図2】本発明に使用されるギロチン切断装置の概要を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】本発明に使用する3軸ロール圧縮剥離機の概要
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】上記3軸ロールの配置を示す側面図である。
【図5】上記3軸ロール圧縮剥離機の溝付きロールの1
例を示す正面概要図である。
例を示す正面概要図である。
1 ギロチン切断装置 5 3軸ロール圧縮剥離機 7 選別分離装置 9 超音波洗浄装置 10 比重分離槽 11 脱水機 12 乾燥機 13 粉砕機 14 ミキサー 15 押出し機 16 ペレタイザー 50 上下動シリンダー 51 刃物取付板 52 切断刃 54 回動機構 61,62 溝付きロール 63 溝 64 加圧ロール W シース材被覆廃電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 5/00 B29B 17/00 ZAB B29B 17/00 ZAB 17/02 17/02 H02G 1/12 308 H02G 1/12 308 B02C 23/08 Z // B02C 23/08 B09B 5/00 Z Fターム(参考) 4D004 AA50 BA05 BA07 CA08 CA10 CA14 CB05 CB12 CB16 CB46 4D067 EE13 EE18 GA16 GA20 GB05 4D071 AA41 AB13 AB14 AB23 CA03 CA05 DA20 4F301 AA12 AC07 BA01 BA02 BA17 BA29 BD36 BD47 BE21 BE22 BE30 BE31 BE32 BF03 BF09 BF12 BF26 BF32 BG23 5G353 AB07 AC02 CA01 DA05 EA10
Claims (6)
- 【請求項1】所要の巻数で環状に巻かれたシース材被覆
廃電線を複数分割に分割切断し、各分割切断された夫々
を順次一対の溝付きロール間に通し、シース材に傷を付
与すると共に、加圧ロールにより加圧してシース材と電
線とを剥離し、次いで選別分離して両者を分別すること
を特徴とするシース材被覆廃電線の再生化前処理方法。 - 【請求項2】分割切断が上下動可能かつ回動可能な刃物
取付板に下向きに切断刃を取り付けたギロチン切断装置
を用いて前記廃電線を切断刃下動方向に切断し、次いで
刃物取付板を引き上げ90°回動せしめて再び押し下げ
廃電線を前記切断方向と直交する方向に切断して前記廃
電線を十字状に4分割に切断する請求項1記載のシース
材被覆廃電線の再生化前処理方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載の方法により分別さ
れたシース材を超音波洗浄装置を用いて超音波洗浄を行
った後、不純物を除去し、脱水、乾燥工程を経て所要大
きさに粉砕し、粉砕したシース材の物性を調整して押出
し機により押し出し、次いでペレタイザーによりペレッ
ト状化することを特徴とするシース材被覆廃電線の再生
化前処理方法。 - 【請求項4】所要の巻数で環状に巻かれたシース材被覆
廃電線を切断装置に投入する投入手段と、投入された前
記廃電線を切断するための切断装置と、切断された廃電
線を受け取り、振動ふるいにより廃電線に含まれる土
砂、ゴミ類などを分離して圧縮剥離機に前記廃電線を定
量送給するためのコンベア、振動ふるい機及び定量供給
装置と、上記振動ふるい機で土砂、ゴミ類などが除去さ
れた廃電線を破砕し、、シース材と電線とを剥離する圧
縮剥離機と、圧縮剥離機で分離され、剥離されたシース
材と電線を選別する選別分離装置とを備えてなり、切断
装置は、切断刃が下向きに取付られた刃物取付板が切断
台上部に上下動可能かつ回動可能に設けられて電動操作
により作動し得る如く構成されており、圧縮剥離機は並
列配置され、互いに逆方向に回転する一対の溝付きロー
ルのニップ部上部に加圧ロールが圧接配置されて一対の
溝付きロール間に導通される廃電線をその上方より加圧
ロールによって加圧し得るように構成されていることを
特徴とするシース材被覆廃電線の再生化前処理装置。 - 【請求項5】圧縮剥離機の一対の溝付きロールが、該ロ
ール間を導通するシース材被覆廃電線に対して圧力調整
可能となっている請求項4記載のシース材被覆廃電線の
再生化前処理装置。 - 【請求項6】請求項4または5記載の装置において、選
別分離装置に続いて、分離されたシース材を洗浄する超
音波洗浄装置、該洗浄装置で洗浄された被洗浄物より比
重差により不純物を分離する比重分離槽、含有水分を除
去する脱水機及び乾燥機、所要の大きさに粉砕する粉砕
機、永年使用により劣化したシース材の物性を回復させ
る薬剤配合用ミキサー、押出し機及びペレット化するた
めのペレタイザーを順次付設せしめたことを特徴とする
シース材被覆廃電線の再生化前処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000165741A JP3467582B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | シース材被覆廃電線の再生化前処理方法ならびにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000165741A JP3467582B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | シース材被覆廃電線の再生化前処理方法ならびにその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001351450A true JP2001351450A (ja) | 2001-12-21 |
JP3467582B2 JP3467582B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=18669173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000165741A Expired - Fee Related JP3467582B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | シース材被覆廃電線の再生化前処理方法ならびにその装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3467582B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100949922B1 (ko) | 2007-11-19 | 2010-04-16 | 정진욱 | 폐기광섬유케이블분리장치와 이의 제작방법 |
WO2015111780A1 (ko) * | 2014-01-27 | 2015-07-30 | 고등기술연구원 | 복합재료 케이블 재활용 장치 및 방법 |
KR101950803B1 (ko) * | 2018-10-08 | 2019-02-21 | 김봉환 | 폐전선을 이용한 pvc 콤파운드 제조 장치 |
CN110085375A (zh) * | 2019-06-19 | 2019-08-02 | 胡妤婕 | 电缆回收综合处理装置 |
CN110676774A (zh) * | 2019-11-21 | 2020-01-10 | 徐州思达新技术开发有限公司 | 一种快速控制剥皮长度的气动剥皮机 |
KR102376006B1 (ko) * | 2021-06-22 | 2022-03-18 | 강진규 | 철도 폐기물 재활용 장치 |
CN116598077A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-08-15 | 国网安徽省电力有限公司蒙城县供电公司 | 一种电缆回收装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3054353U (ja) | 1998-05-26 | 1998-12-04 | 寅美 奥山 | 被覆電線分離装置 |
-
2000
- 2000-06-02 JP JP2000165741A patent/JP3467582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102376006B1 (ko) * | 2021-06-22 | 2022-03-18 | 강진규 | 철도 폐기물 재활용 장치 |
CN116598077A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-08-15 | 国网安徽省电力有限公司蒙城县供电公司 | 一种电缆回收装置 |
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