JP2001351414A - 車両用の、種々異なる光束を放射するための前照灯 - Google Patents

車両用の、種々異なる光束を放射するための前照灯

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JP2001351414A
JP2001351414A JP2001109039A JP2001109039A JP2001351414A JP 2001351414 A JP2001351414 A JP 2001351414A JP 2001109039 A JP2001109039 A JP 2001109039A JP 2001109039 A JP2001109039 A JP 2001109039A JP 2001351414 A JP2001351414 A JP 2001351414A
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reflector
optical axis
light source
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Verena Hebler
ヘープラー ヴェレーナ
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Robert Bosch GmbH
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    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/60Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
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    • F21S41/657Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on light sources by moving light sources
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
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    • F21S41/10Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
    • F21S41/14Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
    • F21S41/17Discharge light sources

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 光源12と反射鏡10との間の相対配置
が、調節装置を用いて、ロービーム配置とハイビーム配
置との間で変化可能である、車両用の前照灯で、反射鏡
10が、その光軸を含有する水平平面42に隣接してい
るか又はこれを取り囲むゾーン40内で、光軸近くに配
置された内側の領域44を有し、該内側の領域の、光軸
を含有する半径方向区分内で、光軸からの間隔が大きく
なるにつれて焦点距離が変化し、反射鏡10が前記ゾー
ン40内で、内側の領域44に続く外側の領域46を有
し、該外側の領域の、光軸を含有する半径方向区分内
で、光軸からの間隔が大きくなるにつれて焦点距離が、
内側の領域44におけるよりも小さく変化するか又は少
なくともほぼ一定である。 【効果】 ロービーム配置でも、またハイビーム配置で
も、反射鏡の第1の領域によって反射された光によって
十分に水平な散乱が生ぜしめられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々異なる光束を
放射するための、車両用の前照灯であって、反射鏡と、
発光体を備えた光源とを有しており、光源と反射鏡との
間の相対配置が、調節装置を用いて、少なくとも1つの
ロービーム配置と、少なくとも1つのハイビーム配置と
の間で変化可能であって、前記ロービーム配置では光源
から放射された光が反射鏡によって上側の明暗境界を有
する下方に傾斜されたロービーム光束として反射され、
前記ハイビーム配置では光源から放射された光が反射鏡
によって、前記ロービーム光束におけるよりも大きいビ
ーム到達レンジ(ビーム到達距離)及び強い照度を有す
るハイビーム光束として反射されるようになっている形
式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような前照灯は、ドイツ連邦共和国
特許公開第4435507号明細書により公知である。
この前照灯は、反射鏡と、発光体を備えた光源とを有し
ており、この場合、光源と反射鏡との間の相対配置は、
調節装置を用いて、光源を少なくとも1つのロービーム
配置と少なくとも1つのハイビーム配置との間ので移動
させることによって変えられるようになっている。ロー
ビーム配置においては、光源から放射された光は、反射
鏡によって、上側の明暗境界を有する下方に傾けられた
ロービーム光束として反射される。ハイビーム配置で
は、光源によって放射された光は反射鏡によって、ロー
ビーム光束におけるよりも大きいビーム到達レンジ及び
より大きい最大照度を有するハイビーム光束として反射
される。ロービーム配置において許容できない程度に高
い照度が生じないように、しかもハイビーム配置におい
て、高い照度を生ぜしめるための必要な集中を生ぜしめ
るために、反射鏡は適当な形状を有している。さらにま
た、前照灯から放射されたロービーム光束及びハイビー
ム光束は、十分に水平な散乱を有していなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、以上
のような従来技術における課題を解決することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、反射鏡が、その光軸を含有する水平平面に
隣接しているか又はこの水平平面を取り囲むゾーン内
で、光軸の近くに配置された内側の領域を有していて、
該内側の領域の、光軸を含有する半径方向区分内で、光
軸からの間隔が次第に大きくなるにつれて焦点距離が変
化するようになっており、反射鏡が前記ゾーン内で、内
側の領域に続く外側の領域を有していて、該外側の領域
の、光軸を含有する半径方向区分内で、光軸からの間隔
が大きくなるにつれて焦点距離が、内側の領域における
よりも少なくとも小さく変化するか、又は少なくともほ
ぼ一定である。
【0005】
【発明の効果】本発明の構成によれば、ロービームのた
めの光源及び反射鏡の配置でも、またハイビームのため
の配置でも、反射鏡の第1の領域によって反射された光
によって十分に水平な散乱が生ぜしめられるという利点
が得られた。何故ならば、この反射鏡の第1の領域内で
焦点距離が変化するからである。反射鏡の第1の領域に
よって、変化する焦点距離に基づいて水平方向で幅広く
散乱する、光源の発光体の最大結像が反射される。第2
の領域によって、光源の発光体の小さい結像が反射され
る。この小さい結像は、ロービーム配置においては同様
に水平に散乱されるが、ハイビーム配置においてはやや
強く散乱され、それによって必要な強い最大照度が得ら
れる。反射鏡の第1の領域によって、ハイビーム配置に
おいて散乱される、光源の発光体の最大結像が反射され
る。何故ならば、第1の領域内で焦点距離が変化し、従
って発光体の反射された結像の集中が得られないからで
ある。
【0006】従属請求項には、本発明による前照灯の有
利な実施態様及び変化実施例が記載されている。請求項
3に記載した構成によれば、反射鏡の内側の領域と外側
の領域との間の無段階の移行が可能である。請求項4に
記載した構成に従って、反射鏡の第1及び第2の領域
の、光軸の左又は右を通って収れんされた、つまり交差
し合う光束が反射される。請求項5に記載した構成によ
って、ハイビームにおいて、反射鏡の外側の領域によっ
て反射された、光源の小さい結像の強い集中が得られ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0008】図1に示した、車両特に自動車のための前
照灯は、種々異なる光束を交互に放射するためのもので
ある。前照灯は、反射鏡10と光源12とを有してお
り、光源12は、白熱電球又は有利にはガス放電ランプ
である。光源12は発光体13を有しており、この発光
体13は、光源12の白熱コイル又はアークであって、
反射鏡10の光軸11に沿って配置されている。光源1
2を有する反射鏡10は、ホルダ又はケーシング14に
調節可能に配置されている。ケーシング14の光放射開
口は、透光性のディスク16によって覆われており、こ
のディスク16は有利には滑らかなガラス板として構成
されていて、光学的な形状を有してはいない。反射鏡1
0は、凹状に湾曲して構成されていて、その頂部領域で
光源12のための開口18を有している。
【0009】光源12と反射鏡10との間の相対配置は
変えることができ、これは例えば、光源12を反射鏡1
0対して相対的に移動させることによって得られる。光
源12はランプ支持体20に保持されていて、このラン
プ支持体20は、少なくとも間接的に反射鏡10で、少
なくともほぼ水平に延びる旋回軸22を中心にして旋回
可能に支承されている。旋回軸22は、ランプ支持体2
0の上縁部の近くに延びている。光源12は、そのガラ
ス球(この電球内に発光体13が配置されている)が反
射鏡10の開口18を通って突き出ており、その発光体
13から放射された光が、反射鏡10の凹状に湾曲され
た反射面によって反射される。
【0010】ランプ支持体20には、旋回軸22に対し
て偏心的に調節装置28が作用し、この調節装置28に
よってランプ支持体20は旋回軸22を中心にして旋回
可能である。調節装置28は例えば電動モータを有して
おり、この電動モータは、伝動装置を介して、ランプ支
持体20に作用するロッド30を直線的に移動させる。
調節装置28は選択的に電磁石を有しており、この電磁
石は、ランプ支持体20に作用するロッド30を移動さ
せる。さらに選択的に、調節装置28は、ランプ支持体
20に作用するロッド30を移動させるための、ハイド
ロリック(液圧)式又はニューマチック(空圧)式の駆
動装置も有している。
【0011】調節装置28によって、ランプ支持体20
と、このランプ支持体20内に保持された光源12と
は、ロービームのための少なくとも1つの位置と、ハイ
ビームのための少なくも1つの位置との間で可動であ
る。光源12を有するランプ支持体20は、ロービーム
のための位置から出発して、ハイビームのための少なく
とも1つの位置に図1に示したように時計回り方向で移
動し、この場合、光源12の発光体13は、反射鏡10
の頂部に向かって、及び反射鏡10の光軸11に関連し
て下方に移動せしめられる。光源12の発光体13の調
節経路は、ロービームのための位置と、ハイビームのた
めの位置との間で、光軸11の方向で例えば約3mm、
光軸11に対して垂直に3mmより小さい寸法を有して
いる。図1には、光源12を有するランプ支持体20は
ロービームのための位置で実線で示されていて、この位
置で、ランプ支持体20は、その逆時計回り方向で旋回
せしめられた位置に対して最も遠い位置にある。光源1
2の発光体は、ロービームのための配置に符号13で示
されている。図1では、光源12を有するランプ支持体
20が、ハイビームのための位置で破線で示されてお
り、このハイビームの位置で光源12の発光体は符号1
3′で示されている。
【0012】反射鏡10は図2に示されているように、
種々異なる形のゾーンに分割されている。反射鏡10
は、左及び右の光軸11でゾーン40を有している。こ
れらのゾーン40は、光軸11を有する水平平面42に
隣接していて、この水平平面42を取り囲んでいる。こ
れらのゾーン40は、水平平面42の上側及び下側に延
びている。またこれらのゾーン40は、水平平面42に
隣接してセクタ状(扇状)に延びている。ゾーン40
は、それぞれ少なくとも2つの領域44,46に分割さ
れており、この場合、内側の領域44は光軸11の近く
に、つまり反射鏡1の頂部領域に配置されていて、外側
の領域46は、光軸11から大きい間隔を保って、内側
の領域44に続いて配置されている。内側の領域44と
外側の領域46との移行部は有利な形式で無段階であ
る。
【0013】反射鏡10のゾーン40の内側の領域44
は、この内側の領域44内に存在する、光軸11を有す
る半径方向区分において、焦点距離fが光軸11からの
間隔Sが大きくなるのにつれて、図4に示したように変
化するように構成されている。この場合、焦点距離f
は、光源12のための開口18に隣接する、領域44の
内縁部から、外側の領域46に隣接する外縁部に向かっ
て次第に大きくなる。領域44は共通の頂部を有してい
るので、焦点距離fに属する焦点Fは、光軸11からの
間隔Sが大きくなるにつれて、反射鏡10の頂部から次
第に遠ざかる。焦点距離fの増大はほぼ線状(line
ar)であるか、又は図4に示されているように、光軸
11からの間隔Sに対してその他の任意の関連性をもっ
て行われる。焦点距離fは例えばほぼ漸近的に限界値に
接近する。焦点距離fは、内側の領域44内で例えば約
20mmから約24mmに増大する。反射鏡10のゾー
ン40の外側の領域46内では、焦点距離fの変化は、
光軸11からの間隔sが増大するにつれて、内側の領域
44におけるよりも小さいか、又は次第にほぼ一定にな
る。外側の領域46内の焦点距離fは、例えば約24m
mから約26mmに増大する。外側の領域46内におけ
る焦点距離fの変化が小さくなることによって、反射鏡
10の頂部から一定の間隔を保って配置された焦点を少
なくともほぼ規定することができる。内側の領域44と
外側の領域46との間の無段階の移行を得るために、内
側の領域44と外側の領域46との間の移行部に、少な
くともほぼ同じ焦点距離fが設けられている。光軸11
を有する、反射鏡10の領域44,46の半径方向の交
差面で得られる交線は、前記可変な又はほぼ一定な焦点
距離を有する放物線区分とほぼ近似している。
【0014】光源12の発光体13は、ロービームのた
めの位置において、反射鏡10の領域44,46の焦点
距離fよりも、反射鏡の頂点からより大きい間隔aを保
って配置されている。これによって、光軸11の種々異
なる側に配置された、反射鏡10の領域44,46によ
って収れんされた、つまり交差し合う光束が反射され
る。つまり、光放射方向32で見て光軸11の左に配置
された領域44,46によって、光軸11の右側で前照
灯の手前の照明が影響を受け、光軸11の左側で前照灯
の手前の照明が影響を受ける。
【0015】図5及び図6には、前照灯の手前に間隔を
保って配置された測定スクリーン80が示されており、
この測定スクリーン80は、前照灯から放射された光に
よって照明される。測定スクリーン80は、水平な中心
平面HHと、垂直な中心平面VVとを有しており、これ
らの中心平面HHとVVとは、交点HVで交差してい
る。測定スクリーン80は、前照灯の手前に存在する、
相応に照明される車道の投影図を形成している。
【0016】図5には、測定スクリーン80が、ロービ
ーム配置で光源12を有する前照灯によって放射された
ロービーム光束によって照明されている状態が示されて
いる。
【0017】全体的に、前照灯から放射されたロービー
ム光束によって、測定スクリーン80は領域82内で照
明される。この前照灯は右側通行のための規定されてい
るので、自らの通行側が測定スクリーン80の右側で、
対抗通行側が測定スクリーン80の左側である。領域8
2は上方が明暗境界によって制限されており、この明暗
境界は、対抗通行側つまり測定スクリーン80の左側が
ほぼ水平な区分83を有しており、この水平な区分83
は、水平な中央平面HHの高さ又はこの中心平面HHの
ほぼ下側に位置している。自らの通行側、つまり測定ス
クリーン80の右側では、明暗境界は、水平な区分83
から延びる上昇する区分84を有している。明暗境界の
区分84は、水平な区分83に対して約15゜の角度で
上昇している。領域82で、明暗境界83,84の下側
に密接し、かつ垂直な中心平面VVに関連して右方にや
やずらされたゾーン86内には、最大の照度が存在す
る。
【0018】領域82内の照度分布は、反射鏡10によ
って反射される、光源12の発光体13の多数の結像の
重畳によって得られる。領域82内には、反射鏡10の
領域44,46によって反射される、発光体13の多数
の選択された結像が例として示されている。反射鏡10
の内側の領域44によって、発光体13の大きい結像4
8反射される。領域44のために共通の焦点は設けられ
ておらず、しかも発光体13は、領域44の焦点距離f
よりも、反射鏡10の頂部から大きい間隔って配置され
ているので、結像48は水平に散乱される。領域44の
内縁部によって反射された結像48は、垂直な中心平面
VVから最も大きく側方に離れた位置で測定スクリーン
80に配置されている。光軸11からの領域44の間隔
Sが大きくなるにつれて、この領域44は、垂直な中心
平面VVにより近い位置に配置される。反射鏡10の領
域44によって反射された結像48は、垂直な中心平面
VVの両側に約20゜まで達する。
【0019】反射鏡10の外側の領域46によって、発
光体13の小さい結像50が反射される。領域46のた
めに少なくともほぼ1つの共通の焦点が設けられている
が、光源12の発光体13は、領域46の装填距離fよ
りも大きい間隔aを反射鏡10の頂点から保って配置さ
れているので、結像50は水平に散乱せしめられる。領
域46の内縁部によって反射された結像50は、測定ス
クリーン80上で水平な中心平面VVに対して最も遠く
側方に離れて配置されている。光軸11からの領域46
の間隔Sが大きくなるにつれて、結像50は小さくな
り、しかも結像50は垂直な中心平面VVのより近くに
位置する。有利な形式で、光軸11の右側及び左側に位
置する領域46の外縁部によって反射される結像50
は、垂直な中心平面VVの領域で重畳される。つまり、
光放射方向32で見て光軸11の右側に位置する領域4
6の外縁部によって反射される結像50は、左方向で垂
直な中心平面VVを越えてやや突き出ていて、光放射方
向32で見て光軸11の左側に位置する領域46の外縁
部によって反射される結像50は、右方向で垂直な中心
平面VVを越えてやや突き出ている。
【0020】光放射方向32で見て光軸11の右側に位
置する、反射鏡10のゾーン40の領域44,46の、
水平平面42内にほぼ位置する半径方向区分によって、
発光体3の結像48,50が反射される。この結像4
8,50は、その上縁部が、明暗境界の水平な区分83
に隣接している。反射鏡10の右側のゾーン40内に位
置する、水平平面42に対して傾いて位置する他方の変
形方向区分によって、発光体13の結像49,50は反
射され、この結像49,50は、明暗境界の水平な区分
83の下側に位置している。光放射方向32で見て光軸
11の左側に位置する、反射鏡10のゾーン40の、水
平平面42に対して約15゜の角度を成す半径方向区分
によって、発光体13の結像48,50が反射される。
この結像48,50は、その上縁部が、明暗境界の上昇
する区分84に隣接している。反射鏡10の左側のゾー
ン40内に存在する他方の半径方向区分によって、発光
体13の結像48,50は反射される。この結像48,
50は、明暗境界の上昇する区分84の下側に位置して
いる。
【0021】反射鏡10の、ゾーン40の上側の存在す
るゾーン52によって、明暗境界83,84の下側に位
置する、光源12の発光体13の水平に散乱される結像
が反射される。ゾーン52によって反射された、発光体
13の結像は、垂直な中心平面VVの両側で約40゜ま
で達する。反射鏡10のゾーン52は、多数のカット面
54に分割されており、これらのカット面54間にほぼ
垂直な又は湾曲された仕切線55が存在する。明暗境界
83,84を生ぜしめるために、光源12のガラス球上
に、透光性の材料より成るストリップ(短冊状部材)が
被着されている。このストリップ34は、左右非対称の
明暗境界83,84を生ぜしめるために、光源12の発
光体13に左側及び右側の種々異なる高さ位置に配置さ
れている。光放射方向32で見て発光体13の右隣に配
置されたストリップ34は、その上縁部が、反射鏡10
の水平平面42の高さ位置に配置されている光放射方向
32で見て発光体13の隣に配置されたストリップ34
は、その上縁部が、水平平面42に対して約15゜の角
度を成す、光軸11を有する半径方向平面の高さ位置に
配置されている。光源12の発光体13から放射される
光は、ストリップ34の上側だけで散乱され、反射鏡1
0の領域44,46によって前述のように、この光が明
暗境界83,84の下側に延びるように反射される。光
放射方向32で見て光軸1の右側に位置する、反射鏡1
0のゾーン40は、水平平面42に対して約5゜の角度
を成して下方に傾けられた半径方向平面から、又は水平
平面42から上方に、水平平面42に対して約10゜乃
至15゜の角度で上昇する半径方向平面まで延びる。光
放射方向32で見て光軸11の左側に位置する、反射鏡
10のゾーン40は、水平平面42に対して約15゜下
方に傾斜した半径方向平面から上方に、水平平面42に
対して約10゜乃至15゜の角度で上昇する半径方向平
面まで延びる。ストリップ34の下縁部間に位置する、
光源12の周方向領域内には、遮蔽装置36を配置する
ことができる。この遮蔽装置36によって、発光体13
からこの周方向領域内に放射された光が遮蔽されるの
で、この光は反射鏡10かに当たることはない。これに
よって、ゾーン40の下側に位置する、反射鏡10のゾ
ーン56は利用されない。何故ならばこのゾーン56に
は光が当たらないからである。
【0022】図6には、ハイビーム位置において光源1
2を有する前照灯から放射されたハイビーム光束で照明
された測定スクリーン80が示されている。全体的に、
前照灯によって放射されたロービーム光束によって測定
スクリーン80は領域90が照明される。この領域90
内では、ゾーン92において交点HVの周囲に最大照度
が存在する。この最大照度は、ロービーム光束によって
照明された領域82のゾーン86の最大照度よりも大き
い。ハイビーム光束によって照明された領域90は、ロ
ービームによって照明された領域82に対して上方にず
らされていて、明暗境界を有していないか、又は少なく
とも弱く浮き出された明暗境界だけを有している。
【0023】光源12のハイビーム配置における光源1
2の発光体13は、前述のように、ロービームのための
配置に対して、反射鏡10の頂部により近く、しかも光
軸11に関連して下方にずらして配置されている。光源
12の発光体13は、ハイビーム配置においては、反射
鏡10の外側の領域46の1つ又は複数の焦点の領域に
少なくともほぼ配置されている。従って反射鏡10の外
側の領域46によって、発光体13から放射された光は
集中された光束として反射される。従って、領域46に
よって反射された、発光体13の小さい結像50は、水
平方向では散乱されないか、又はわずかだけ散乱され、
交点HVを中心としてゾーン92内で重畳され、高い照
度を生ぜしめる。反射鏡10の内側の領域44は、非常
に異なる焦点距離及びひいては異なる焦点を有してい
て、光源12のハイビーム配置においても、光源12の
発光体13は、内側の涼気44の焦点に対してずらして
配置されているので、内側の領域44によってさらに、
水平方向で散乱される発光体13の大きい結像48が反
射される。結像48の散乱幅は、光源12のロービーム
配置におけるの散乱幅とほぼ同じであって、結像48
は、垂直な中心平面VVの両側で約20゜まで達してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による前照灯の垂直な縦断面
図である。
【図2】図1の矢印II方向で見た、前照灯の反射鏡の
正面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った反射鏡の断面
図である。
【図4】図2のIII−III線に沿った反射鏡の半径
方向断面図における焦点距離の変化を示す線図である。
【図5】前照灯の手前に配置された測定スクリーンを、
前照灯から放射されたロービーム光束によって照明した
状態を示す概略図である。
【図6】測定スクリーンを、前照灯から放射されたハイ
ビーム光束によって照明した状態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 反射鏡、 11 光軸、 12 光源、 13,
13′ 発光体、 14 ケーシング、 16 ディス
ク、 18 開口、 20 ランプ支持体、22 旋回
軸、 28 調節装置、 32 光放射方向、 34
ストリップ(短冊状部材)、 36 遮蔽装置、 40
ゾーン、 42 水平面、 44,46 領域、 4
8,50 結像、 54 カット面、 56 仕切線、
80測定スクリーン、 82 領域、 83 ほぼ水
平な区分、 83,84 明暗境界、 86 ゾーン、
90 領域、 92 ゾーン、 a 間隔、 S間
隔、 f 焦点距離、 F 焦点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々異なる光束を放射するための、車両
    用の前照灯であって、反射鏡(10)と、発光体(1
    3)を備えた光源(12)とを有しており、光源(1
    2)と反射鏡(10)との間の相対配置が、調節装置
    (28)を用いて、少なくとも1つのロービーム配置
    と、少なくとも1つのハイビーム配置との間で変化可能
    であって、前記ロービーム配置では光源(12)から放
    射された光が反射鏡(10)によって上側の明暗境界
    (83,84)を有する下方に傾斜されたロービーム光
    束として反射され、前記ハイビーム配置では光源(1
    2)から放射された光が反射鏡(10)によって、前記
    ロービーム光束におけるよりも大きいビーム到達レンジ
    及び強い照度を有するハイビーム光束として反射される
    ようになっている形式のものにおいて、 反射鏡(10)が、その光軸(11)を含有する水平平
    面(42)に隣接しているか又はこの水平平面(42)
    を取り囲むゾーン(40)内で、光軸(11)の近くに
    配置された内側の領域(44)を有していて、該内側の
    領域(44)の、光軸(11)を含有する半径方向区分
    内で、光軸(11)からの間隔(S)が次第に大きくな
    るにつれて焦点距離(f)が変化するようになってお
    り、反射鏡(10)が前記ゾーン(40)内で、内側の
    領域(44)に続く外側の領域(46)を有していて、
    該外側の領域内の、光軸(11)を含有する半径方向区
    分内で、光軸(11)からの間隔(S)が大きくなるに
    つれて焦点距離(f)が、内側の領域(44)における
    よりも少なくとも小さく変化するか、又は少なくともほ
    ぼ一定であることを特徴とする、車両用の、種々異なる
    光束を放射するための前照灯。
  2. 【請求項2】 内側の領域(44)の半径方向区分の焦
    点距離(f)が、光軸(11)からの間隔(S)が次第
    に大きくなるにつれて大きくなる、請求項1記載の前照
    灯。
  3. 【請求項3】 内側の領域(44)と外側の領域(4
    6)との移行部において、半径方向区分内で、少なくと
    もほぼ同じ焦点距離(f)が設けられている、請求項1
    又は2記載の前照灯。
  4. 【請求項4】 反射鏡(10)の頂部からの、光源(1
    2)の発光体(13)の間隔(a)が、ロービーム配置
    において、反射鏡(10)の内側の領域(44)及び外
    側の領域(46)の半径方向区分の焦点距離(f)より
    も大きい、請求項1から3までのいずれか1項記載の前
    照灯。
  5. 【請求項5】 反射鏡(10)の頂部からの、光源(1
    2)の発光体(3)の間隔(a)が、ハイビーム配置に
    おいて、反射鏡(10)の外側の領域(46)の半径方
    向区分の焦点距離(f)と少なくともほぼ同じである、
    請求項4記載の前照灯。
  6. 【請求項6】 ゾーン(4)が、扇状に、水平平面(4
    2)に隣接して又は水平平面(42)を取り囲んで延び
    ている、請求項1から5までのいずれか1項記載の前照
    灯。
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