JP2001350946A - 体験購入システム及び顧客情報収集システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 オンラインショッピングの利用のさらなる促
進を図る。 【解決手段】 販売システム３からネットワーク１０を
介して端末１−１〜１−ｎに擬似体験用のオンラインシ
ョッピングを提供し、それにより、ユーザに端末１−１
〜１−ｎを介してオンラインショッピングにおける商品
購入手順を体験させる。また、体験購入を行う際にユー
ザに関する顧客情報を入力させることにより、顧客情報
の収集を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワークを介して商品等の販売を行うオンライン
ショッピングに関し、特に、オンラインショッピングを
ユーザに体験させる体験購入システム及びその方法、並
びにネットワーク上にてユーザに関する情報を顧客情報
として収集する顧客情報収集システム及びその方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】昨今、インターネットやパソコンが急速
に普及し、個人が時間や場所を問わずにインターネット
に接続することが容易に行われるようになってきてい
る。また、それに伴い、インターネット上にホームペー
ジを開設し、このホームページを用いて情報を提供した
り、商品等を販売したりする企業団体等が急速に増加し
ている。

【０００３】ホームページを用いての商品等の販売、い
わゆるオンラインショッピングにおいては、商品やサー
ビス等を家庭等にて容易に購入することができるため、
その利用者は増加傾向にある。

【０００４】一般的なオンラインショッピングにおいて
は、ユーザが初めて商品等を購入する場合、まず、パソ
コン等の端末に表示される商品やサービス等の中からユ
ーザが所望の商品あるいはサービスを選択して購入を決
定し、その後、ユーザの氏名や住所、電話番号、Ｅ−Ｍ
ａｉｌアドレス等のユーザに関する情報を顧客情報とし
て入力するとともに、代金の支払い方法を選択する。

【０００５】上記の方法にて決定された購入商品や支払
い方法、並びに顧客情報の内容をユーザが確認した後、
商品等の発注がかけられる。

【０００６】ここで、上述したオンラインショッピング
においては、ユーザの氏名や住所、電話番号、Ｅ−Ｍａ
ｉｌアドレス等からなる顧客情報を入力するための画面
や、代金の支払い方法を選択するための画面や、決定さ
れた購入商品や支払い方法、並びに顧客情報の内容をユ
ーザが確認するための画面は、商品等の提供側である企
業等からユーザの端末にネットワークを介して送信さ
れ、ユーザは端末に上述した情報を入力すればよい。

【０００７】このようなオンラインショッピングは、今
後さらなる利用の増加が予想されるため、より一層、容
易で安全確実なオンラインショッピングが求められてい
る。

【０００８】また、商品等の提供側である企業等におい
ては、できるだけ多くのユーザに関する情報を顧客情報
として収集して解析し、ユーザに合った情報やサービス
を提供することが、収益を上げる一つの方法として行わ
れており、顧客情報の収集は、上述したようなオンライ
ンショッピングを利用しても行われている。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上述したようなオンラ
インショッピングは、実際に店舗等にて商品等を購入す
る場合と比べてその手順が異なるため、初めての利用者
にとっては、商品等の購入に対して不安や戸惑いがあ
り、実際に店舗等にて商品等を購入する場合と同じよう
には商品等の購入に踏み切ることができない。

【００１０】特に、オンラインショッピングは金銭が絡
むため、端末上にて間違った操作をしてしまったために
代金だけがとられて商品が届かないことが生じてしまう
ことを懸念し、利用に踏み切れないことがある。

【００１１】また、商品等の変更がそれぞれの段階でど
のように可能であるかわからず、変更を希望する場合に
その段階での変更が可能であるのか、また、可能である
としても無料で変更できるのかわからないため、オンラ
インショッピングの利用に踏み切れないことがある。

【００１２】このように、オンラインショッピングへの
初めての利用に対しては、上述したような数々の障壁が
あるため、誰もが躊躇なく踏み切れるとは限らず、その
ため、オンラインショッピングにおける商品等の販売や
顧客情報の収集の促進に支障をきたしてしまうという問
題点がある。

【００１３】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、オンライン
ショッピングの利用のさらなる促進を図ることができる
体験購入システム及びその方法、並びに顧客情報収集シ
ステム及びその方法を提供することを目的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ネットワークを介して商品提供手段から提
供される商品の購入手順を、前記ネットワークを介して
前記商品提供手段に接続された複数の端末のユーザに体
験させる体験購入方法であって、前記商品提供手段から
体験購入用の商品情報を前記端末に表示し、前記端末を
用いてユーザが前記体験購入のための手続きを実行でき
るようにしたことを特徴とする。

【００１５】また、前記体験購入用の商品の提供先を予
め登録しておき、前記端末にて前記体験購入用の商品が
指定された場合に、前記予め登録されている提供先に当
該商品を提供することを特徴とする。

【００１６】また、前記体験購入用の商品の提供先を予
め登録しておき、前記端末にて前記体験購入用の商品を
指定する際に、当該商品の提供先を、前記予め登録され
ている提供先と新たに指定する提供先とのいずれかに指
定可能であることを特徴とする。

【００１７】また、前記新たに指定された提供先を登録
しておくことを特徴とする。

【００１８】また、前記体験購入用の商品は無料である
ことを特徴とする。

【００１９】また、複数の端末と、前記複数の端末にネ
ットワークを介して接続され、該複数の端末にて指定さ
れる提供先に商品を提供する商品提供手段とを有し、前
記商品提供手段から提供される商品の購入手順を前記複
数の端末のユーザに体験させる体験購入システムであっ
て、前記商品提供手段は、体験購入用の商品情報を前記
端末に表示し、前記端末にて前記体験購入用の商品が指
定された場合に、前記端末にて指定された提供先に当該
商品を提供することを特徴とする。

【００２０】また、前記提供先に関する情報や顧客情報
が登録される顧客情報格納手段を有することを特徴とす
る。

【００２１】また、前記商品に関する情報が登録された
商品情報格納手段を有することを特徴とする。

【００２２】また、ネットワークに接続された複数の端
末から該端末のユーザに関する顧客情報を収集する顧客
情報収集方法であって、前記端末に対して、ネットワー
クを介した商品購入の手順を体験させるための体験購入
用の商品情報を提供し、該商品情報に基づく商品の注文
を受け付ける際に該注文を行うユーザに関する顧客情報
を入力させることを特徴とする。

【００２３】また、前記顧客情報を予め登録しておき、
前記端末にて前記体験購入用の商品が注文された場合
に、前記予め登録されている顧客情報を変更可能とする
ことを特徴とする。

【００２４】また、前記体験購入用の商品名を当該商品
を注文したユーザの顧客情報と対応づけて登録すること
を特徴とする。

【００２５】また、複数の端末と、前記複数の端末にネ
ットワークを介して接続され、該複数の端末から該端末
のユーザに関する顧客情報を収集する情報収集手段とを
有してなる顧客情報収集システムであって、前記情報収
集手段は、前記端末に対して、ネットワークを介した商
品購入の手順を体験させるための体験購入用の商品情報
を提供し、該商品情報に基づく商品の注文を受け付ける
際に該注文を行うユーザに関する顧客情報の入力を要求
することを特徴とする。

【００２６】また、ネットワークを介して複数の端末と
接続され、前記複数の端末からの注文に対して商品を提
供する企業団体等が保有し、前記商品の購入手順を前記
端末のユーザに体験させるための体験購入用の商品を前
記端末にて指定される提供先に提供する販売システムで
あって、前記体験購入用の商品情報を前記端末に表示
し、前記端末にて前記体験購入用の商品が指定された場
合に、前記端末にて指定された提供先に当該商品を提供
するための発注を行うことを特徴とする。

【００２７】また、情報を保持するバックアップ手段で
あって、前記販売システムの機能及び該販売システムに
蓄積された情報や、前記顧客情報格納手段に登録された
情報や、前記商品情報格納手段に登録された商品情報を
保持することを特徴とする。

【００２８】（作用）上記のように構成された本発明に
おいては、オンラインショッピングにて商品等を提供す
る商品提供手段から、複数の端末に対して体験購入用の
商品情報が提供され、端末にて体験購入用の商品が指定
されることにより、その商品が端末にて指定される提供
先に提供される。

【００２９】このように、商品提供手段から提供される
体験購入用の商品情報を用いてユーザがオンラインショ
ッピングの商品購入手順を体験できるので、実際にオン
ラインショッピングを利用する際に、利用の仕方がわか
らないことによる不安や戸惑いが生じることはなくな
る。

【００３０】また、体験購入を行う際にユーザに関する
顧客情報を入力させることにより、顧客情報の収集を行
うことができる。

【００３１】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。

【００３２】図１は、本発明の体験購入システムが取り
入れられたネットワークシステムの実施の一形態を示す
図である。

【００３３】本形態は図１に示すように、ユーザが操作
し、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である複
数の端末１−１〜１−ｎと、商品提供手段または情報収
集手段である企業等の商品あるいはサービスの提供側が
保持し、ネットワーク１０を介して端末１−１〜１−ｎ
に対してオンラインショッピングを提供する販売システ
ム３と、オンラインショッピングにて取り扱われる商品
に関する情報が登録されている商品情報格納手段である
商品情報データベース４と、ユーザの氏名、住所、電話
番号、Ｅ−ｍａｉｌアドレス等からなる顧客情報が登録
されている顧客情報格納手段である顧客情報データベー
ス５と、販売システム３からの指示に従って商品等の配
送に関わる手配、調整、出荷を管理する配送システム６
とから構成されている。なお、商品提供手段である企業
等に配送システム６を設けてもよい。

【００３４】端末１−１〜１−ｎは、販売システム３か
らネットワーク１０上に提供された商品情報等にアクセ
スして、該商品情報等を画面表示する機能を有する。ま
た、ユーザが画面表示に従って端末１−１〜１−ｎに入
力した情報をネットワーク１０を介して販売システム３
に送信する機能を有し、オンラインショッピングの購入
過程を経て商品を発注することができる。

【００３５】また、販売システム３は、ワークステーシ
ョン・サーバやストレージ等による情報処理装置によっ
て構成され、Ｗｅｂ管理機能、ショップ機能、オーダー
管理、顧客管理機能、並びに、受注、手配、調整、出荷
指示機能を有する。具体的には、商品情報データベース
４に登録された商品に関する情報をネットワーク１０を
介して端末１−１〜１−ｎに提供する。また、ユーザが
端末１−１〜１−ｎに入力した情報をネットワーク１０
を介して受信し、受信した情報に基づいて、商品の受
注、手配、調整、出荷指示等を配送システム６に対して
送出する。また、ユーザが端末１−１〜１−ｎに入力し
た顧客情報の顧客情報データベース５への登録や、該顧
客情報が顧客情報データベース５に登録されているかど
うかを確認し、登録されている場合に該顧客情報を顧客
情報データベース５から取り出す機能を有する。

【００３６】また、配送システム６は、ワークステーシ
ョン・サーバやストレージ等の情報処理装置によって構
成されており、販売システム３からの受注の情報を受け
て、商品の手配から、指定される届け先までの商品の配
送の管理を行う機能を有する。

【００３７】また、図示しないが、販売システム３の機
能及び販売システム３に蓄積された情報や、商品情報デ
ータベース４に登録された商品情報や、顧客情報データ
ベース５に登録された顧客情報を保持するバックアップ
手段を設けてもよい。

【００３８】上記のように構成されたネットワークシス
テムにおいては、販売システム３からネットワーク１０
を介して端末１−１〜１−ｎに擬似体験用のオンライン
ショッピングが提供され、それにより、ユーザが端末１
−１〜１−ｎを介してオンラインショッピングにおける
商品購入手順を体験できる。

【００３９】以下に、上記のように構成されたネットワ
ークシステムにおける体験購入方法及び顧客情報収集方
法について端末１−１にてオンラインショッピングを体
験し、端末１−１から顧客情報を収集する場合を例に挙
げて説明する。

【００４０】図２〜図６は、図１に示したネットワーク
システムにおける体験購入方法及び顧客情報収集方法を
説明するためのフローチャートである。

【００４１】本形態における体験購入のプロセスは、通
常の商品購入のプロセスとほぼ同じであるが、商品が体
験購入用の商品（プレゼント品等）に限られ、本体価
格、送料、消費税等が０円となっている点と、それに伴
って支払い方法の設定がない点等が異なる。支払い方法
については、通常のオンラインショッピングにおいて
は、クレジットカード、現金振込み、代引き等が設定さ
れているが、体験購入においては代金が無料であるた
め、それらを選択する画面は表示されても選択できない
ようになっている。なお、商品の代金は無料に限らず所
定の金額を設定してもよい。この場合、代金の支払い方
法も選択可能とする。また、購入個数及び購入回数に制
限を設けてもよい。

【００４２】ユーザが端末１−１を用いて、販売システ
ム３からネットワーク１０上に提供されている体験購入
ページにアクセスすると（ステップＳ１）、販売システ
ム３において、商品情報データベース４に登録されてい
る商品情報の中から体験購入用の商品情報を取り出し、
体験購入画面を作製して端末１−１に送信する（ステッ
プＳ２）。

【００４３】すると、端末１−１において、販売システ
ム３から送信されてきた体験購入画面が表示される（ス
テップＳ３）。

【００４４】ユーザが端末１−１に表示された体験購入
画面を見て、所望の商品が表示されている場合に、その
商品を選択して見積もりボタンを押下すると（ステップ
Ｓ４）、販売システム３において、商品情報データベー
ス４から、該商品の本体価格や送料、消費税等の価格情
報や商品に関するその他の情報を取り出し、端末１−１
に送信する（ステップＳ５）。なお、ステップＳ４にお
いては、体験購入用の商品が複数ある場合、複数の商品
の中からユーザが所望する商品を複数選択してもよい。
この場合、販売システム３は、商品情報データベース４
から、ユーザが選択した複数の商品のそれぞれに関する
情報を取り出し、端末１−１に送信する。また、体験購
入用の商品が複数ある場合でも、体験購入という理由か
らユーザが選択できる商品の数を１つに制限することも
考えられる。

【００４５】販売システム３から送信された商品情報は
端末１−１にて表示される（ステップＳ６）。なお、体
験購入用の商品に関する情報は、本体価格、送料、消費
税がそれぞれ０円に設定された属性で商品情報データベ
ース４に登録されている。

【００４６】ユーザが端末１−１に表示された商品情報
を見て、所望の商品をカートに入れることを希望する場
合、該商品のカートボタンを押下すると（ステップＳ
７）、販売システム３において、現在、当該顧客のもの
として管理されているカートに所望の商品が入れられ、
該商品が入れられたカート内の商品リストが端末１−１
に送信され（ステップＳ８）、端末１−１にて表示され
る（ステップＳ９）。なお、ステップＳ７においては、
ユーザが所望する商品が複数ある場合、所望する商品毎
にカートボタンを押下すれば、所望する全ての商品がカ
ートに入れられ、それに基づく商品リストが端末１−１
に送信される。また、所望の商品をカートに入れる際に
は、商品の数量を入力することができるが、体験購入で
あるため入力可能な数量を１以下に限定し、他の数には
設定することができないものとしてもよい。

【００４７】ここで、ユーザが端末１−１に表示された
商品リストを見て、ステップＳ７にて設定した商品の数
の変更を希望する場合、端末１−１の画面上の、変更を
希望する商品の数量変更ボタンを押下すると（ステップ
Ｓ１０）、販売システム３において、当該ユーザのもの
として管理されているカートの中から該当する商品の数
量データを消去し（ステップＳ１１）、ステップＳ５に
おける処理に戻る。

【００４８】また、ユーザが端末１−１に表示された商
品リストを見て、ステップＳ７にて設定した商品のうち
所望の商品の取り消しを希望する場合、端末１−１の画
面上の、取り消しを希望する商品の内容取消しボタンを
押下すると（ステップＳ１２）、当該ユーザのものとし
て管理されているカートの中から該当する商品データを
消去し（ステップＳ１３）、ステップＳ５における処理
に戻る。

【００４９】また、ユーザが端末１−１に表示された商
品リストを見て、ステップＳ７にて設定した全ての商品
の取り消しを希望する場合、端末１−１の画面上のカー
ト取消しボタンを押下すると（ステップＳ１４）、当該
ユーザのものとして管理されているカートに入っている
全ての商品データを消去し（ステップＳ１５）、ステッ
プＳ２における処理に戻る。

【００５０】ユーザが端末１−１に表示された商品リス
トを見て、ステップＳ７にて設定した商品の購入を希望
する場合、端末１−１の画面上の購入ボタンを押下する
と（ステップＳ１６）、販売システム３において、ユー
ザが今、会員としてアクセスしているか（ＩＤ／パスワ
ードを使用してアクセスしているか）を判断する（ステ
ップＳ１７）。ここで、企業等の商品／サービス提供側
は、会員については、既に顧客情報を獲得しており、新
規な顧客情報の獲得にならないため、体験購入のサービ
スを提供しないこととしてもよい。本形態は、会員顧客
についても体験購入サービスを提供するものとする。

【００５１】ユーザが会員としてアクセスしている場合
は、販売システム３において、該ユーザが体験購入を過
去に行っているかどうかを顧客情報データベース５に登
録された顧客情報に基づいて判断する（ステップＳ１
８）。

【００５２】既に体験購入を行っている場合は、本形態
では、２回以上の体験購入のサービスは提供せず、その
旨を端末１−１の画面上に表示し（ステップＳ１９）、
体験購入としてのプロセスは終了する。続けて、一般の
商品のオンラインショッピングのステップに進んでもよ
い。また、体験購入のサービスについても、２回以上で
も提供可能に構成してもよい。

【００５３】体験購入サービスをまだ受けていない場
合、販売システム３において、顧客情報データベース５
から、該ユーザの名前、住所、電話番号、Ｅ−ｍａｉｌ
アドレス、前回配送先等からなる顧客情報を取り出して
端末１−１に送信する（ステップＳ２０）。

【００５４】販売システム３から送信された顧客情報は
注文内容とともに端末１−１の画面上に表示され（ステ
ップＳ２１）、ユーザは、表示された顧客情報及び注文
内容に間違いが無いかを確認する（ステップＳ２２）。

【００５５】ステップＳ２２において顧客情報及び注文
内容に間違いがなければ、画面上の確認ボタンを押下す
ると、販売システム３から代金の支払い方法を選択する
ための画面が端末１−１に送信され（ステップＳ２
３）、端末１−１の画面上に表示される（ステップＳ２
４）。

【００５６】ユーザは端末１−１の画面上に表示された
代金の支払い方法を選択することになるが、本形態にお
いては、体験購入であり、商品が無料であるので、この
支払い画面は表示されるが選択できないようになってい
る。

【００５７】その後、ユーザが支払い確認ボタンを押下
すると（ステップＳ２５）、その情報が販売システム３
へ送信され、販売システム３において、正式に注文を受
け付け、商品の手配、配達、出荷の指示を配送システム
６へ送信する（ステップＳ２６）。ここで、販売システ
ム３において、ユーザが注文した体験購入用の商品名を
該ユーザの顧客情報に対応づけて顧客情報データベース
５に登録してもよい。

【００５８】また、端末１−１においては、確かに注文
を受けた旨と御礼の画面及び商品のステータス（この場
合は受注状態）が表示され（ステップＳ２７）、体験購
入のサービスは終了する。このまま、一般の商品のオン
ラインショッピングのステップへ進んでもよい。

【００５９】一方、ステップＳ１７においてユーザが会
員としてアクセスしていない場合、端末１−１にて会員
かどうかを確認するための画面を表示し（ステップＳ２
８）、ユーザに会員かどうかを選択してもらう（ステッ
プＳ２９）。

【００６０】ユーザが会員の場合は、ＩＤ／パスワード
を入力してもらい（ステップＳ３０）、販売システム３
にて、顧客情報データベース５に登録された顧客情報を
参照してＩＤ／パスワードの照会を行う（ステップＳ３
１）。

【００６１】ＩＤ／パスワードが一致しなかった場合は
（ステップＳ３２）、ＩＤ／パスワードが間違っている
ことを端末１−１の画面上に表示して（ステップＳ３
３）、ステップＳ３０における処理に戻る。

【００６２】また、ＩＤ／パスワードが一致した場合
は、会員と認識できたので、会員としてアクセスしてい
る場合と同様に、ステップＳ１８における処理に移行す
る。

【００６３】また、会員としてアクセスしておらず、か
つ会員でもない場合、ユーザの名前、住所等の顧客情報
が顧客情報データベース５に登録されていないため、商
品を配送することができない。そのため、ここで顧客情
報を入力してもらう（ステップＳ３４）。この場面で、
会員として登録してもらってもよいし、会員にならなく
てもよいこととしてもよい。本形態では、この場面で顧
客が非会員である場合は、会員登録をしてもらうことと
する。

【００６４】ユーザが端末１−１に顧客情報、ＩＤ／パ
スワードを入力し、販売システム３に送信すると（ステ
ップＳ３５）、販売システム３において、端末１−１か
ら送信されてきた顧客情報が新規のものか、既に顧客情
報データベース５に登録済みの顧客情報であるか判断す
る（ステップＳ３６）。

【００６５】既に登録済みである場合はその旨を端末１
−１の画面に表示し（ステップＳ３７）、ステップＳ３
０における処理に戻る。

【００６６】また、未登録である場合は、新会員の顧客
情報を顧客情報データベース５に登録し（ステップＳ３
８）、ＩＤ／パスワードを発行し（ステップＳ３９）、
発行したＩＤ／パスワードを端末１−１に通知し（ステ
ップＳ４０）、その後、ステップＳ３０における処理に
戻る。

【００６７】また、ステップＳ２２にて顧客情報や注文
内容に間違いがあり、変更をかける場合（ステップＳ４
１）、変更内容を選択するための画面を端末１−１に表
示する（ステップＳ４２）。

【００６８】注文内容を変更する場合は、端末１−１の
画面上の注文内容変更ボタンを押下すると（ステップＳ
４３）、ステップＳ９における処理に戻り、商品の数量
や内容やカート全体を変更が可能となる。

【００６９】また、顧客情報を変更する場合は、端末１
−１の画面上の顧客情報変更ボタンを押下すると（ステ
ップＳ４４）、端末１−１に顧客情報を入力するための
画面が表示される（ステップＳ４５）。

【００７０】ユーザが顧客情報を入力し（ステップＳ４
６）、販売システム３に送信すると（ステップＳ４
７）、販売システム３において、顧客情報データベース
５に登録された顧客情報を変更し（ステップＳ４８）、
その後、ステップＳ１８における処理に移行する。な
お、ここでの顧客情報変更画面は、最初は前回の情報を
表示して、変更のある部分だけユーザに変更してもらう
ようにする。

【００７１】また、商品の配送先を変更する場合は、端
末１−１の画面上の配送先変更ボタンを押下すると（ス
テップＳ４９）、端末１−１に配送先を入力するための
画面が表示される（ステップＳ５０）。

【００７２】ユーザが配送先を入力し（ステップＳ５
１）、販売システム３に送信すると（ステップＳ５
２）、販売システム３において、顧客情報データベース
５に登録された配送先を変更し（ステップＳ５３）、そ
の後、ステップＳ１８における処理に移行する。なお、
ここでの配送先変更画面は、最初は前回の情報を表示し
て、変更のある部分だけユーザに変更してもらうように
する。

【００７３】なお、顧客情報は、商品を注文する際に入
力・登録されるユーザの氏名、住所、電話番号、Ｅ−ｍ
ａｉｌアドレス等に限らず、商品購入ページ上にてアン
ケートを実施し、該アンケートに対する回答を含めても
よい。この場合、アンケートによってユーザの嗜好情報
等を得ることができ、この嗜好情報を用いてユーザに合
った情報やサービスを提供することができる。

【００７４】以下に、注文した商品の配送状況をユーザ
が確認する際のプロセスについて説明する。

【００７５】図７は、図１に示したネットワークシステ
ムにおいてユーザが商品の発送状況を確認する際のプロ
セスを説明するためのフローチャートである。

【００７６】端末１−１の画面上に表示されたオーダー
ステータスのページにユーザがＩＤ／パスワードを入力
し、販売システム３に送信すると（ステップＳ１０１，
Ｓ１０２）、販売システム３において、顧客情報データ
ベース５に格納された顧客情報を用いて、送信されてき
たＩＤ／パスワードの照会を行い（ステップＳ１０
３）、ＩＤ／パスワードが顧客情報データベース５に登
録されたものと一致しない場合は（ステップＳ１０
４）、その旨を端末１−１の画面に表示して（ステップ
Ｓ１０５）、ステップＳ１０２における処理に戻る。

【００７７】また、ステップＳ１０４においてＩＤ／パ
スワードが顧客情報データベース５に登録されたものと
一致した場合は、販売システム３は配送システム６か
ら、ユーザが注文をしている商品のステータス情報を取
り（ステップＳ１０６）、その内容を端末１−１の画面
に表示する（ステップＳ１０７）。なお、体験購入商品
についても、通常商品と同様のオーダートラッキングが
可能である。

【００７８】

【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
商品提供手段から提供される体験購入用の商品情報を用
いてオンラインショッピングの商品購入手順をユーザに
体験させる構成としたため、実際にオンラインショッピ
ングを利用する際に、ユーザが利用の仕方がわからない
ことによって不安や戸惑いを持つことがなくなり、オン
ラインショッピングの利用のさらなる促進を図ることが
できる。それにより、商品等の販売や顧客情報の収集の
促進を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の体験購入システムが取り入れられたネ
ットワークシステムの実施の一形態を示す図である。

【図２】図１に示したネットワークシステムにおける体
験購入方法及び顧客情報収集方法を説明するためのフロ
ーチャートである。

【図３】図１に示したネットワークシステムにおける体
験購入方法及び顧客情報収集方法を説明するためのフロ
ーチャートである。

【図４】図１に示したネットワークシステムにおける体
験購入方法及び顧客情報収集方法を説明するためのフロ
ーチャートである。

【図５】図１に示したネットワークシステムにおける体
験購入方法及び顧客情報収集方法を説明するためのフロ
ーチャートである。

【図６】図１に示したネットワークシステムにおける体
験購入方法及び顧客情報収集方法を説明するためのフロ
ーチャートである。

【図７】図１に示したネットワークシステムにおいてユ
ーザが商品の発送状況を確認する際のプロセスを説明す
るためのフローチャートである。

【符号の説明】

１−１〜１−ｎ 端末 ３ 販売システム ４ 商品情報データベース ５ 顧客情報データベース ６ 配送システム １０ ネットワーク

Claims (29)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークを介して商品提供手段から
   提供される商品の購入手順を、前記ネットワークを介し
   て前記商品提供手段に接続された複数の端末のユーザに
   体験させる体験購入方法であって、 前記商品提供手段から体験購入用の商品情報を前記端末
   に表示し、前記端末を用いてユーザが前記体験購入のた
   めの手続きを実行できるようにしたことを特徴とする体
   験購入方法。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の体験購入方法におい
   て、 前記体験購入用の商品の提供先を予め登録しておき、前
   記端末にて前記体験購入用の商品が指定された場合に、
   前記予め登録されている提供先に当該商品を提供するこ
   とを特徴とする体験購入方法。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の体験購入方法におい
   て、 前記体験購入用の商品の提供先を予め登録しておき、前
   記端末にて前記体験購入用の商品を指定する際に、当該
   商品の提供先を、前記予め登録されている提供先と新た
   に指定する提供先とのいずれかに指定可能であることを
   特徴とする体験購入方法。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の体験購入方法におい
   て、 前記新たに指定された提供先を登録しておくことを特徴
   とする体験購入方法。
5. 【請求項５】 請求項１乃至４のいずれか１項に記載の
   体験購入方法において、 前記体験購入用の商品は無料であることを特徴とする体
   験購入方法。
6. 【請求項６】 複数の端末と、前記複数の端末にネット
   ワークを介して接続され、該複数の端末にて指定される
   提供先に商品を提供する商品提供手段とを有し、前記商
   品提供手段から提供される商品の購入手順を前記複数の
   端末のユーザに体験させる体験購入システムであって、 前記商品提供手段は、体験購入用の商品情報を前記端末
   に表示し、前記端末にて前記体験購入用の商品が指定さ
   れた場合に、前記端末にて指定された提供先に当該商品
   を提供することを特徴とする体験購入システム。
7. 【請求項７】 請求項６に記載の体験購入システムにお
   いて、 前記商品提供手段は、前記提供先を予め登録しておき、
   前記端末にて前記体験購入用の商品が指定された場合
   に、前記予め登録されている提供先に当該商品を提供す
   ることを特徴とする体験購入システム。
8. 【請求項８】 請求項６に記載の体験購入システムにお
   いて、 前記商品提供手段は、前記提供先を予め登録しておき、
   前記端末にて前記体験購入用の商品が指定された際に当
   該商品の提供先が新たに指定された場合、新たに指定さ
   れた提供先に当該商品を提供することを特徴とする体験
   購入システム。
9. 【請求項９】 請求項８に記載の体験購入システムにお
   いて、 前記商品提供手段は、前記新たに指定された提供先を登
   録しておくことを特徴とする体験購入システム。
10. 【請求項１０】 請求項７乃至９のいずれか１項に記載
    の体験購入システムにおいて、 前記提供先に関する情報が登録される顧客情報格納手段
    を有することを特徴とする体験購入システム。
11. 【請求項１１】 請求項６乃至１０のいずれか１項に記
    載の体験購入システムにおいて、 前記商品に関する情報が登録された商品情報格納手段を
    有することを特徴とする体験購入システム。
12. 【請求項１２】 請求項１０に記載の体験購入システム
    に用いられるバックアップ手段であって、 前記顧客情報格納手段に登録された提供先に関する情報
    を保持することを特徴とするバックアップ手段。
13. 【請求項１３】 請求項１１に記載の体験購入システム
    に用いられるバックアップ手段であって、 前記商品情報格納手段に登録された商品情報を保持する
    ことを特徴とするバックアップ手段。
14. 【請求項１４】 請求項６乃至１１のいずれか１項に記
    載の体験購入システムにおいて、 前記商品提供手段は、前記体験購入用の商品を無料で提
    供することを特徴とする体験購入システム。
15. 【請求項１５】 ネットワークに接続された複数の端末
    から該端末のユーザに関する顧客情報を収集する顧客情
    報収集方法であって、 前記端末に対して、ネットワークを介した商品購入の手
    順を体験させるための体験購入用の商品情報を提供し、
    該商品情報に基づく商品の注文を受け付ける際に該注文
    を行うユーザに関する顧客情報を入力させることを特徴
    とする顧客情報収集方法。
16. 【請求項１６】 請求項１５に記載の顧客情報収集方法
    において、 前記顧客情報を予め登録しておき、前記端末にて前記体
    験購入用の商品が注文された場合に、前記予め登録され
    ている顧客情報を変更可能とすることを特徴とする顧客
    情報収集方法。
17. 【請求項１７】 請求項１６に記載の顧客情報収集方法
    において、 前記体験購入用の商品名を当該商品を注文したユーザの
    顧客情報と対応づけて登録することを特徴とする顧客情
    報収集方法。
18. 【請求項１８】 請求項１５乃至１７のいずれか１項に
    記載の顧客情報収集方法において、 前記体験購入用の商品は無料であることを特徴とする顧
    客情報収集方法。
19. 【請求項１９】 複数の端末と、前記複数の端末にネッ
    トワークを介して接続され、該複数の端末から該端末の
    ユーザに関する顧客情報を収集する情報収集手段とを有
    してなる顧客情報収集システムであって、 前記情報収集手段は、前記端末に対して、ネットワーク
    を介した商品購入の手順を体験させるための体験購入用
    の商品情報を提供し、該商品情報に基づく商品の注文を
    受け付ける際に該注文を行うユーザに関する顧客情報の
    入力を要求することを特徴とする顧客情報収集システ
    ム。
20. 【請求項２０】 請求項１９に記載の顧客情報収集シス
    テムにおいて、 前記情報収集手段は、前記顧客情報を予め登録してお
    き、前記端末にて前記体験購入用の商品が注文された場
    合に、前記予め登録されている顧客情報を変更可能とす
    ることを特徴とする顧客情報収集システム。
21. 【請求項２１】 請求項２０に記載の顧客情報収集シス
    テムにおいて、 前記情報収集手段は、前記体験購入用の商品名を当該商
    品を注文したユーザの顧客情報と対応づけて登録するこ
    とを特徴とする顧客情報収集システム。
22. 【請求項２２】 請求項２０または請求項２１に記載の
    顧客情報収集システムにおいて、 前記顧客情報が登録される顧客情報格納手段を有するこ
    とを特徴とする顧客情報収集システム。
23. 【請求項２３】 請求項１９乃至２２のいずれか１項に
    記載の顧客情報収集システムにおいて、 前記商品に関する情報が登録された商品情報格納手段を
    有することを特徴とする顧客情報収集システム。
24. 【請求項２４】 請求項２２に記載の顧客情報収集シス
    テムに用いられるバックアップ手段であって、 前記顧客情報格納手段に登録された顧客情報を保持する
    ことを特徴とするバックアップ手段。
25. 【請求項２５】 請求項２３に記載の顧客情報収集シス
    テムに用いられるバックアップ手段であって、 前記商品情報格納手段に登録された商品情報を保持する
    ことを特徴とするバックアップ手段。
26. 【請求項２６】 請求項１９乃至２３のいずれか１項に
    記載の顧客情報収集システムにおいて、 前記情報収集手段は、前記体験購入用の商品を無料で提
    供することを特徴とする顧客情報収集システム。
27. 【請求項２７】 ネットワークを介して複数の端末と接
    続され、前記複数の端末からの注文に対して商品を提供
    する企業団体等が保有し、前記商品の購入手順を前記端
    末のユーザに体験させるための体験購入用の商品を前記
    端末にて指定される提供先に提供する販売システムであ
    って、 前記体験購入用の商品情報を前記端末に表示し、前記端
    末にて前記体験購入用の商品が指定された場合に、前記
    端末にて指定された提供先に当該商品を提供するための
    発注を行うことを特徴とする販売システム。
28. 【請求項２８】 請求項２７記載の販売システムにおい
    て、 前記体験購入用の商品を無料で提供することを特徴とす
    る販売システム。
29. 【請求項２９】 請求項２７または請求項２８に記載の
    販売システムの機能及び該販売システムに蓄積された情
    報を保持することを特徴とするバックアップ手段。