JP2001340611A - コンピュータネットワークを利用した景品引換方法および景品引換システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】景品の入れ替えに容易に対応できるインターネ
ットを利用した景品引換方法および景品引換システムを
提供する。 【解決手段】この景品引換システムは、例えばインター
ネットのようなコンピュータネットワーク２に接続され
る顧客側の端末３と、コンピュータネットワーク２を介
して端末３に接続され、景品の画像と各景品の引き換え
に必要なポイント数及びその在庫状況を端末３の表示部
３ｄに表示させる販売者側のサーバ１とで構成される。
ここで、端末３から引き換えを希望する景品を選択する
と共に景品を受け取る店舗を指定すると、端末３は選択
した景品及び受け取り店の情報をサーバ１に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用した景品引換方法およびその装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来より、各種商品の販売者が顧客に対
して、販売金額に応じたポイント数で景品や割引等の特
典を与える販売促進用のポイントカードシステムが提供
されている。この種のシステムでは、販売者が顧客に対
して磁気カードよりなるポイントカードを発行し、顧客
が商品を購入する毎に、販売者が商品の販売金額に応じ
たポイント数をポイントカードに記憶させており、ポイ
ントカードに記憶されたポイント数の累計が所定の点数
に達すると、各種の景品や割引などの特典を与えるよう
にしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のシステムでは、
ポイント数と引き換えに提供する景品を顧客に知らしめ
るために、景品を掲載したチラシなどを作成して、顧客
に配布していたが、用意した景品が品切れになったり、
人気のない景品を入れ替える際にはその都度チラシを刷
り直す必要があり、景品の品切れや入れ替えに容易に対
応できないという問題があった。そのため、景品の入れ
替えを頻繁に行うことができず、景品の魅力が低下して
顧客の購入意欲を高めるという効果が十分得られない場
合があった。また、景品の引き換えに来店した顧客にそ
の場で景品を渡せるよう、各店舗に全ての景品を用意し
ておく必要があり、各店舗において景品の保管スペース
が必要になるという問題があった。

【０００４】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、景品の入れ替えに容
易に対応できるインターネットを利用した景品引換方法
および景品引換システムを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明では、顧客が商品を購入する毎に、
販売者が顧客に商品の販売金額に応じたポイント数のポ
イントを与え、そのポイントを示すマークをポイントカ
ードに付し、顧客はポイントカードに溜まったポイント
数に応じた景品をポイントカードと引き換えに受け取る
景品引換方法であって、顧客側の端末からコンピュータ
ネットワークを介して販売者側のサーバにアクセスした
後、ポイントカードのポイント数のデータを販売者側の
サーバに送信すると、販売者側のサーバでは、データベ
ースにポイント数を照合することにより、現在のポイン
ト数で引き換え可能な景品の画像、引き換えに必要なポ
イント数、在庫状況のデータを端末の表示画面に提示
し、顧客側の端末では表示画面の表示内容から引き換え
を希望する景品を選択すると共に景品を受け取る店舗を
指定してサーバに通知することを特徴とし、販売者側の
サーバでは、端末の表示画面に景品の画像、その引換ポ
イント数、在庫状況を提示しているので、景品を入れ替
えたり、景品の品切れが発生した場合にも表示画面に提
示する内容を変更するだけで容易に対応でき、且つ景品
の入れ替えを頻繁に行うことにより、景品の魅力を高め
て顧客の購買意欲を高めることができる。さらに、販売
者側のサーバでは、現在のポイント数で引き換え可能な
景品の情報のみを端末の表示画面に提示しているので、
景品の選択肢を絞り込むことによって景品の選択を容易
にし、且つ現在のポイント数を越える景品が選択される
のを防止できる。そのうえ、顧客側の端末から景品を受
け取る店舗を指定しており、指定された店舗に選択され
た景品を配送すれば良いので、各店舗に全ての景品を用
意しておく必要がなく、各店舗に景品の保管スペースを
確保する必要が無い。

【０００６】請求項２の発明では、請求項１の発明にお
いて、顧客側の端末からサーバに引き換える景品の情報
が送信されると、サーバは、データベースに記憶した景
品の在庫状況のデータを更新することを特徴とし、景品
の在庫状況をリアルタイムで更新することにより、在庫
がゼロになった景品を顧客が選択するのを防止できる。

【０００７】請求項３の発明では、請求項１の発明にお
いて、販売者側のサーバは、端末の表示画面に景品の画
像、その引換ポイント数、在庫状況のデータを提示する
際に引換ポイント数別に並べて提示することを特徴と
し、景品の画像や在庫状況が引換ポイント数別にまとめ
て提示されるので、引換ポイント数を目安にして景品を
選択することができる。

【０００８】請求項４の発明では、顧客が商品を購入す
る毎に、販売者が顧客に商品の販売金額に応じたポイン
ト数のポイントを与え、そのポイントを示すマークをポ
イントカードに付し、顧客はポイントカードに溜まった
ポイント数に応じた景品をポイントカードと引き換えに
受け取る景品引換システムであって、コンピュータネッ
トワークを介して接続される顧客側の端末と販売者側の
サーバとで構成され、前記端末は、ポイントカードの現
在のポイント数を入力するポイント入力手段を有し、前
記サーバは、景品の画像、引き換えに必要な引換ポイン
ト数、在庫状況のデータを記憶するデータベースと、前
記ポイント入力手段で入力されたポイント数をデータベ
ースに照合することにより、現在のポイント数で引き換
え可能な景品の画像、引換ポイント数、在庫状況のデー
タを端末の表示画面に提示する景品情報提示手段とを備
え、前記端末に、表示画面の表示内容から引き換えを希
望する景品を選択すると共に景品を受け取る店舗を指定
して、前記サーバに通知する引換情報入力手段を設けた
ことを特徴とし、サーバの景品情報提示手段は端末の表
示画面に景品の画像、その引換ポイント数、在庫状況を
提示しているので、景品を入れ替えたり、景品の品切れ
が発生した場合にも表示画面に提示する内容を変更する
だけで容易に対応でき、且つ景品の入れ替えを頻繁に行
うことにより、景品の魅力を高めて顧客の購買意欲を高
めることができる。しかもサーバの景品情報提示手段
は、ポイント入力手段で入力されたポイント数をデータ
ベースに照合することにより、現在のポイント数で引き
換え可能な景品の情報のみを端末の表示画面に提示して
いるので、景品の選択肢を絞り込むことによって景品の
選択を容易にし、且つ現在のポイント数を越える景品が
選択されるのを防止できる。さらに、端末の引換情報入
力手段で引き換えを希望する景品を選択すると共に景品
を受け取る店舗を指定し、サーバに通知しているので、
指定された店舗に選択された景品を配送すれば良く、各
店舗に全ての景品を用意しておく必要がないから、各店
舗に景品の保管スペースを確保する必要が無い。

【０００９】請求項５の発明では、請求項４の発明にお
いて、引換情報入力手段により入力された景品の情報に
応じて、データベースに記憶された景品の在庫状況のデ
ータを更新するデータ更新手段をサーバに設けたことを
特徴とし、データ更新手段がデータベースに記憶された
景品の在庫状況のデータをリアルタイムで更新すること
により、在庫がゼロになった景品を顧客が選択するのを
防止できる。

【００１０】請求項６の発明では、請求項４の発明にお
いて、景品情報提示手段は、端末の表示画面に景品の画
像、その引換ポイント数、在庫状況のデータを提示する
際に引換ポイント数別に並べて提示することを特徴と
し、景品情報提示手段が、景品の画像や在庫状況を引換
ポイント数別にまとめて提示しているので、引換ポイン
ト数を目安にして景品を選択することができる。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１は本実施形態のコンピュータネット
ワークを利用した景品引換システムの概略構成図であ
る。この景品引換システムは、インターネットなどのコ
ンピュータネットワーク２を介して接続される販売者側
のサーバ１と、１乃至複数台の顧客側の端末３とで構成
される。サーバ１は、動作プログラムを記憶するプログ
ラム記憶部１ｂと、プログラム記憶部１ｂに記憶された
動作プログラムを実行する演算処理部１ａとを有し、顧
客や景品の情報を記憶するデータベース４が設けられて
いる。また、端末３は、ブラウザソフトなどの動作プロ
グラムを記憶する記憶部３ｂと、記憶部３ｂに記憶され
た動作プログラムを実行する演算処理部３ａと、キーボ
ードやマウスなどの入力部３ｃと、ＣＲＴやＬＣＤなど
の表示部３ｄとを備えている。尚、端末３は、例えばブ
ラウザソフトのインストールされたパーソナルコンピュ
ータや、インターネットを介してデータ通信を行える携
帯電話などから構成される。

【００１２】以下にこの景品引換システムを用いて景品
を提供する方法を図２を参照して説明する。先ず顧客
は、この景品引換システムの会員になるため、この景品
引換システムを利用できる店舗（以下、加盟店舗と言
う。）で会員登録を行う（図２のステップＳ１）。すな
わち、加盟店舗において会員登録票を受け取り、この会
員登録票に所定の事項を記入した後、その加盟店舗に会
員登録票を提出する（図２のステップＳ２）。図３は会
員登録票Ａの一例を示しており、この会員登録票Ａには
発行店の店名や会員番号（すなわち顧客を識別するため
の会員ＩＤ）が予め印刷してある。また会員登録票Ａに
は、発行店側でポイントカードの発行日を記入する記入
欄や、顧客側で例えば顧客の氏名、住所、電話番号、生
年月日、メールアドレス（ｅメールアドレス）、パスワ
ードなどの項目を記入するための記入欄１１が設けてあ
る。

【００１３】店舗側では顧客から会員登録票Ａを受け取
ると、会員登録票Ａに発行日を記入した後、この会員登
録票Ａをこの景品引換システムの運営者に送付すると共
に、顧客に対してポイントカードを発行する（図２のス
テップＳ３）。図４はポイントカードＢの一例であり、
ポイントカードＢには発行店の店名や会員番号（会員Ｉ
Ｄ）が予め印刷されており、発行店側でポイントカード
の発行日を記入するための記入欄１２ａや、顧客が自分
の氏名を記入するための自署欄１２ｂが設けられてい
る。また、ポイントカードＢには、商品購入時に商品の
購入金額に応じて販売者から付与されるシールを貼り付
けるための貼付欄１２ｃが設けられている。尚、ポイン
トカードＢに印刷された発行店の店名及びカード番号
は、会員登録票Ａに印刷された発行店の店名及びカード
番号と同じである。

【００１４】この景品引換システムの運営者は各加盟店
舗から会員登録票Ａが送付されると、会員登録票Ａの記
載内容をデータベース４に登録した後（図２のステップ
Ｓ４）、サーバ１からコンピュータネットワークを介し
て顧客にｅメールを送信し、会員登録されたことを通知
する（図２のステップＳ５）。一方、顧客は、端末３を
用いてサーバ１からコンピュータネットワーク２を介し
て送信されたｅメールを受信し、会員登録の通知を受け
取る（図２のステップＳ６）。ここで、会員登録を通知
するｅメールには顧客の会員ＩＤやパスワードが記載さ
れており、顧客はこれらの会員ＩＤ及びパスワードを用
いてサーバ１に開設された会員用のホームページを閲覧
することができる。このように、データベース４には会
員登録票Ａに記載された会員の情報が登録されるので、
会員情報を利用して、会員に対してｅメールで各種の情
報を提供したり、顧客のニーズを収集することができ
る。

【００１５】その後、顧客が加盟店舗の店頭で商品を購
入する毎に（図２のステップＳ７）、加盟店では商品の
販売金額に応じたポイント数のシールを顧客に渡し、顧
客は受け取ったシールを紙媒体からなるポイントカード
のシール貼付欄１２ｃに貼り付ける（図２のステップＳ
８）。尚、本実施形態では、顧客が商品を購入する毎
に、販売者が顧客に商品の販売金額に応じたポイント数
のポイントを与え、そのポイントを示すマークとしてシ
ールを渡しているが、シールを渡す代わりに、ポイント
カードにポイント数に応じた数だけスタンプを押印する
ようにしても良く、磁気カードよりなるポイントカード
を用いる場合のように、各店舗にリーダ・ライタを設置
する必要がないから、システム導入時のコストを低減で
きる。

【００１６】ところで、顧客側の端末３のブラウザでサ
ーバ１に開設されたホームページのＵＲＬ（Uniform Re
source Locator）を指定すると（図２のステップＳ
９）、サーバ１は指定されたＵＲＬのＨＴＭＬ（Hyper
Text Markup Language）ファイルを端末３に送信する。
すなわち、サーバ１の演算処理部１ａは端末３に会員受
付画面のＨＴＭＬファイルを送出し、端末３の表示部３
ｄに図５に示すような会員受付画面を表示させる。この
時、顧客は、ポイント入力手段としての入力部３ｃを用
いてカーソルを会員受付画面の各記入欄１３ａ，１３
ｂ，１３ｃに移動させ、カード番号（すなわち会員Ｉ
Ｄ）とパスワードと現在のポイント数を入力する（図２
のステップＳ１１）。端末３から入力された会員ＩＤ及
びパスワードがデータベース４に登録されたデータと一
致すると、サーバ１の演算処理部１ａは会員用ホームペ
ージのＨＴＭＬファイルを端末３に送出し、端末３の表
示部に会員用ホームページの画面を表示させる（図２の
ステップＳ１０）。

【００１７】図６は会員用ホームページの初期画面を示
しており、この画面は景品の一覧を表示する景品一覧の
画面である（図２のステップＳ１２）。この画面の右側
には景品の画像が上下３段に並べて表示されている。図
６の画面の上段には、例えば当月のおすすめの景品とし
て、複数の景品の画像とその景品の引き換えに必要な引
換ポイント数とが並べて表示してある。また、画面の中
段には１０ポイントの景品の画像とその在庫数が並べて
表示してあり、下段には２０ポイントの景品の画像とそ
の在庫数が並べて表示してある。尚、顧客側の端末３か
ら景品一覧の画面をスクロールさせることによって、３
０ポイント以上の景品の画像を表示させることもでき
る。ここで、サーバ１は、データベース４に記憶された
景品の画像やその引換ポイント数及び在庫状況のデータ
の内、端末３から入力されたポイント数で引き換え可能
な景品の画像とその引換ポイント数及び在庫状況のデー
タのみを端末３の表示部に表示させている。尚、会員受
付画面で現在のポイント数が入力されなかった場合、サ
ーバ１は、データベースに記憶された全ての景品の画像
とその引換ポイント数及び在庫状況のデータを端末３の
表示部に表示させる。ここに、サーバ１のプログラム記
憶部１ｂには端末３の表示部３ｄに景品の画像とその引
換ポイント数及び在庫数を提示するプログラムが記憶さ
れており、このプログラムから景品情報提示手段が構成
される。

【００１８】また画面の左側には、顧客が利用できる画
面（例えば、景品を一覧表示して引き換える景品を選択
するための景品一覧画面や、選択した景品の受け取り日
や受取店を予約する引換予約画面や、所望の品物を景品
に入れるようにリクエストする景品リクエスト画面や、
メールアドレスなどの登録情報の確認や修正を行うため
の利用者情報画面や、販売者宛にメールを送信するため
の販売者宛メール送信画面や、商品をオンラインで購入
するための通販画面など）の目次が表示されている。そ
して顧客がマウスを操作してマウスカーソルを所望の目
次の位置に移動させ、マウスでクリックすると、各画面
に対応したＵＲＬが端末３からサーバ１に送出され、サ
ーバ１は所望の画面を表示させるためのＨＴＭＬファイ
ルを端末３に送出し、端末３の表示部３ｄに所望の画面
を表示させる。

【００１９】次に顧客側の端末３からコンピュータネッ
トワーク２を介してサーバ１にアクセスし、景品の引き
換えを予約する際の処理について説明する。上述と同様
に顧客側の端末３からコンピュータネットワーク２に接
続し（図２のステップＳ１３）、端末３のブラウザでサ
ーバ１に開設されたホームページのＵＲＬを指定する
と、サーバ１はＵＲＬで指定された会員受付画面のＨＴ
ＭＬファイルを端末３に送出し、端末３の表示部３ｄに
会員受付画面（図５参照）を表示させる。この時、顧客
は端末３の入力部３ｃを用いてカーソルを会員受付画面
の各記入欄１３ａ〜１３ｃに移動させ、カード番号（会
員ＩＤ）やパスワードや現在のポイント数を入力する。
そして、端末３から入力された会員ＩＤやパスワードが
顧客データべース４に登録された顧客のデータに一致す
ると、サーバ１は会員用ホームページのＨＴＭＬファイ
ルを端末３に送出し、端末３の表示部３ｄに例えば景品
一覧の表示画面を表示させる（図２のステップＳ１
４）。

【００２０】ここで、顧客は図６に示す景品一覧の画面
から所望の景品を選択することができる。すなわち顧客
が、例えばマウスを操作してマウスカーソルを所望の景
品の画像の位置まで移動させた後、画面の右下に設けら
れた予約箱１４までドラッグすると、所望の景品が予約
箱の中に入れられる。ここで、予約箱とは、顧客が選択
した景品の情報を一旦格納しておく領域であり、手持ち
のポイント数が足りなくなるまで上述の処理を繰り返し
て所望の景品を選択することができる。尚、顧客が品切
れの景品を選択したり、手持ちのポイント数を越える景
品を選択した場合、誤った景品が選択されたことを知ら
せるメッセージが端末３の表示部３ｄに表示される。

【００２１】上述のように景品一覧の表示画面におい
て、顧客が１乃至複数の景品を予約箱に入れる操作を行
った後、顧客がマウスを操作しマウスカーソルを引換予
約画面の目次まで移動させて、クリックすると、端末３
により引換予約画面のＵＲＬが指定され、サーバ１は顧
客の端末３に対して引換予約の画面を表示させるＨＴＭ
Ｌファイルを送出する。図７は引換予約の画面を示して
おり、この画面では予約箱に入れられた１乃至複数（本
実施形態では例えば３個）の景品の画像と、各景品の交
換に必要な引換ポイント数とが表示される。また、引換
予約画面の下側には、景品の受取日を入力したり受取店
を指定するための入力欄１５ａ，１５ｂが設けられてお
り、引換情報入力手段としての入力部３ｃを用いてカー
ソルを各入力欄１５ａ，１５ｂに移動させ、受取日や受
取店を入力する。そして、選択した景品や入力した受取
日及び受取店に修正がない場合、画面の右下に設けられ
たＯＫ釦１５ｃにマウスカーソルの位置を合わせて、ク
リックすると、サーバ１に対して選択した景品の情報
や、受取日及び受取店の入力データが送出され、景品の
引換予約が行われる（図２のステップＳ１５）。また顧
客が、画面の右下に設けられたＮＧ釦１５ｄの位置にカ
ーソルを移動させて、クリックすると、予約箱に入れら
れた景品を取り消すなどの予約内容の修正作業を行うこ
とができる。

【００２２】顧客側の端末３で景品の引換予約が行わ
れ、サーバ１に選択した景品や受取日及び受取店の情報
が送信されると、サーバ１の演算処理部１ａはデータベ
ース４に記憶された景品の在庫状況などの情報を更新す
ると共に（図２のステップＳ１６）、サーバ１を管理す
るサーバ管理者（すなわち、この景品引換システムの運
営者）が、顧客の予約した景品を受取日までに受取店へ
発送する（図２のステップＳ１７）。ここに、サーバ１
のプログラム記憶部１ｂには、データベース４に記憶さ
れた景品の在庫状況などの情報を更新するプログラムが
記憶されており、このプログラムからデータ更新手段が
構成される。ところで、この景品引換システムの運営者
が景品を受取店に直接発送するようにしても良いが、例
えば加盟店舗に包装紙やポイントカードなどの副資材を
納入する業者から各加盟店舗に景品を納入するようにし
ても良く、このような業者は各加盟店舗に定期的に副資
材を納入しているので、副資材の納入時に景品を配送す
ることにより、景品の配送コストを低減できる。

【００２３】そして、指定した受取日以降に、顧客が景
品の受け取りに指定した店舗を訪れ、ポイントカードを
店員に提示すると（図２のステップＳ１８）、受取店で
は店員がポイントカードに添付されたシールのポイント
数を確認して、ポイントカードと引換に景品を引き渡す
（図２のステップＳ１９）。この時、受取店では、顧客
の持参したポイントカードを回収すると共に（図２のス
テップＳ２０）、新規のポイントカードを顧客に対して
発行する（図２のステップＳ２１）。また、受取店から
景品引換システムの運営者に対して顧客のポイントカー
ドを回収すると共に、新規のポイントカードに切り替え
たという情報が送られ、景品引換システムの運営者が、
データベース４に登録された顧客の登録情報を更新する
（図２のステップＳ２２，Ｓ２３）。尚、景品の引換期
限を例えばポイントカードＢの発行日から数ヶ月として
いる場合、景品の引換期限が近付くと、サーバ１は顧客
に対して引換期限を通知するｅメールを送信しており
（図２のステップＳ２４）、顧客に引換期限が近付いた
ことを知らしめて、ポイントの引き換えを促すことがで
きる。

【００２４】上述のように本実施形態の景品引換システ
ムでは、端末３の表示部３ｄに複数の景品を一覧表示す
る景品一覧の画面を表示させ、この景品一覧の画面から
引き換える景品を選択させているので、景品の品切れが
発生したり、景品を入れ替える場合にも端末３の表示部
３ｄに表示させる内容を修正するだけで容易に対応で
き、人気のない景品を入れ替えることにより、景品の魅
力を高めて顧客の購買意欲を高めることができる。ま
た、顧客が予約した景品を、指定された受取日までに受
取店に発送しているので、各店舗に景品を予め用意して
おく必要はなく、景品の保管スペースを確保する必要が
ない。しかも、各店舗の店頭で景品を引き換えているの
で、顧客を加盟店舗に来店させることによって、商品の
販売機会を増やすことができ、且つポイントカードの回
収時に新規のポイントカードを発行しているので、顧客
の再来店を促すことができる。さらに、本実施形態の景
品引換システムでは、商品販売時に販売者が販売金額に
応じたポイント数のシールを顧客に渡し、顧客は受け取
ったシールをポイントカードに貼り付けているだけなの
で、顧客に磁気カードからなるポイントカードを発行
し、商品の販売時に販売金額に応じたポイント数を磁気
カードに書き込む場合のように、各店舗にリーダ・ライ
タを設置する必要がなく、システム導入時の初期費用を
低減できる。

【００２５】

【発明の効果】上述のように、請求項１の発明は、顧客
が商品を購入する毎に、販売者が顧客に商品の販売金額
に応じたポイント数のポイントを与え、そのポイントを
示すマークをポイントカードに付し、顧客はポイントカ
ードに溜まったポイント数に応じた景品をポイントカー
ドと引き換えに受け取る景品引換方法であって、顧客側
の端末からコンピュータネットワークを介して販売者側
のサーバにアクセスした後、ポイントカードのポイント
数のデータを販売者側のサーバに送信すると、販売者側
のサーバでは、データベースにポイント数を照合するこ
とにより、現在のポイント数で引き換え可能な景品の画
像、引き換えに必要なポイント数、在庫状況のデータを
端末の表示画面に提示し、顧客側の端末では表示画面の
表示内容から引き換えを希望する景品を選択すると共に
景品を受け取る店舗を指定してサーバに通知することを
特徴とし、販売者側のサーバでは、端末の表示画面に景
品の画像、その引換ポイント数、在庫状況を提示してい
るので、景品を入れ替えたり、景品の品切れが発生した
場合にも表示画面に提示する内容を変更するだけで容易
に対応でき、且つ景品の入れ替えを頻繁に行うことによ
り、景品の魅力を高めて顧客の購買意欲を高めることが
できるという効果がある。さらに、販売者側のサーバで
は、現在のポイント数で引き換え可能な景品の情報のみ
を端末の表示画面に提示しているので、景品の選択肢を
絞り込むことによって景品の選択を容易にし、且つ現在
のポイント数を越える景品が選択されるのを防止できる
という効果もある。そのうえ、顧客側の端末から景品を
受け取る店舗を指定しており、指定された店舗に選択さ
れた景品を配送すれば良いので、各店舗に全ての景品を
用意しておく必要がなく、各店舗に景品の保管スペース
を確保する必要が無い。

【００２６】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、顧客側の端末からサーバに引き換える景品の情報が
送信されると、サーバは、データベースに記憶した景品
の在庫状況のデータを更新することを特徴とし、景品の
在庫状況をリアルタイムで更新することにより、在庫が
ゼロになった景品を顧客が選択するのを防止できるとい
う効果がある。

【００２７】請求項３の発明は、請求項１の発明におい
て、販売者側のサーバは、端末の表示画面に景品の画
像、その引換ポイント数、在庫状況のデータを提示する
際に引換ポイント数別に並べて提示することを特徴と
し、景品の画像や在庫状況が引換ポイント数別にまとめ
て提示されるので、引換ポイント数を目安にして景品を
選択できるという効果がある。

【００２８】請求項４の発明は、顧客が商品を購入する
毎に、販売者が顧客に商品の販売金額に応じたポイント
数のポイントを与え、そのポイントを示すマークをポイ
ントカードに付し、顧客はポイントカードに溜まったポ
イント数に応じた景品をポイントカードと引き換えに受
け取る景品引換システムであって、コンピュータネット
ワークを介して接続される顧客側の端末と販売者側のサ
ーバとで構成され、前記端末は、ポイントカードの現在
のポイント数を入力するポイント入力手段を有し、前記
サーバは、景品の画像、引き換えに必要な引換ポイント
数、在庫状況のデータを記憶するデータベースと、前記
ポイント入力手段で入力されたポイント数をデータベー
スに照合することにより、現在のポイント数で引き換え
可能な景品の画像、引換ポイント数、在庫状況のデータ
を端末の表示画面に提示する景品情報提示手段とを備
え、前記端末に、表示画面の表示内容から引き換えを希
望する景品を選択すると共に景品を受け取る店舗を指定
して、前記サーバに通知する引換情報入力手段を設けた
ことを特徴とし、サーバの景品情報提示手段は端末の表
示画面に景品の画像、その引換ポイント数、在庫状況を
提示しているので、景品を入れ替えたり、景品の品切れ
が発生した場合にも表示画面に提示する内容を変更する
だけで容易に対応でき、且つ景品の入れ替えを頻繁に行
うことにより、景品の魅力を高めて顧客の購買意欲を高
めることができるという効果がある。しかもサーバの景
品情報提示手段は、ポイント入力手段で入力されたポイ
ント数をデータベースに照合することにより、現在のポ
イント数で引き換え可能な景品の情報のみを端末の表示
画面に提示しているので、景品の選択肢を絞り込むこと
によって景品の選択を容易にし、且つ現在のポイント数
を越える景品が選択されるのを防止できるという効果も
ある。さらに、端末の引換情報入力手段で引き換えを希
望する景品を選択すると共に景品を受け取る店舗を指定
し、サーバに通知しているので、指定された店舗に選択
された景品を配送すれば良く、各店舗に全ての景品を用
意しておく必要がないから、各店舗に景品の保管スペー
スを確保する必要が無い。

【００２９】請求項５の発明は、請求項４の発明におい
て、引換情報入力手段により入力された景品の情報に応
じて、データベースに記憶された景品の在庫状況のデー
タを更新するデータ更新手段をサーバに設けたことを特
徴とし、データ更新手段がデータベースに記憶された景
品の在庫状況のデータをリアルタイムで更新することに
より、在庫がゼロになった景品を顧客が選択するのを防
止できるという効果がある。

【００３０】請求項６の発明は、請求項４の発明におい
て、景品情報提示手段は、端末の表示画面に景品の画
像、その引換ポイント数、在庫状況のデータを提示する
際に引換ポイント数別に並べて提示することを特徴と
し、景品情報提示手段が、景品の画像や在庫状況を引換
ポイント数別にまとめて提示しているので、引換ポイン
ト数を目安にして景品を選択できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態の景品引換システムの概略構成図で
ある。

【図２】同上の動作を説明するフローチャートである。

【図３】同上に用いる会員登録票の説明図である。

【図４】同上に用いるポイントカードの説明図である。

【図５】同上の会員受付画面を示す図である。

【図６】同上の景品一覧の表示画面を示す図である。

【図７】同上の引換予約の表示画面を示す図である。

【符号の説明】

１ サーバ ２ コンピュータネットワーク ３ 端末 ３ａ 表示部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０７Ｇ 1/12 ３２１ Ｇ０７Ｇ 1/12 ３２１Ｌ Ｆターム(参考） 2C088 BA90 BB07 BB15 BB29 BB32 BC80 CA02 CA31 CA35 3E042 CC04 CE07 EA01 5B049 BB11 BB33 CC03 CC05 CC27 CC36 DD00 EE01 EE07 EE28 FF03 FF04 GG04 GG07

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】顧客が商品を購入する毎に、販売者が顧客
   に商品の販売金額に応じたポイント数のポイントを与
   え、そのポイントを示すマークをポイントカードに付
   し、顧客はポイントカードに溜まったポイント数に応じ
   た景品をポイントカードと引き換えに受け取る景品引換
   方法であって、 顧客側の端末からコンピュータネットワークを介して販
   売者側のサーバにアクセスした後、ポイントカードのポ
   イント数のデータを販売者側のサーバに送信すると、販
   売者側のサーバでは、データベースにポイント数を照合
   することにより、現在のポイント数で引き換え可能な景
   品の画像、引き換えに必要なポイント数、在庫状況のデ
   ータを端末の表示画面に提示し、顧客側の端末では表示
   画面の表示内容から引き換えを希望する景品を選択する
   と共に景品を受け取る店舗を指定してサーバに通知する
   ことを特徴とするコンピュータネットワークを利用した
   景品引換方法。
2. 【請求項２】顧客側の端末からサーバに引き換える景品
   の情報が送信されると、サーバは、データベースに記憶
   した景品の在庫状況のデータを更新することを特徴とす
   る請求項１記載のコンピュータネットワークを利用した
   景品引換方法。
3. 【請求項３】販売者側のサーバは、端末の表示画面に景
   品の画像、その引換ポイント数、在庫状況のデータを提
   示する際に引換ポイント数別に並べて提示することを特
   徴とする請求項１記載のコンピュータネットワークを利
   用した景品引換方法。
4. 【請求項４】顧客が商品を購入する毎に、販売者が顧客
   に商品の販売金額に応じたポイント数のポイントを与
   え、そのポイントを示すマークをポイントカードに付
   し、顧客はポイントカードに溜まったポイント数に応じ
   た景品をポイントカードと引き換えに受け取る景品引換
   システムであって、 コンピュータネットワークを介して接続される顧客側の
   端末と販売者側のサーバとで構成され、前記端末は、ポ
   イントカードの現在のポイント数を入力するポイント入
   力手段を有し、前記サーバは、景品の画像、引き換えに
   必要な引換ポイント数、在庫状況のデータを記憶するデ
   ータベースと、前記ポイント入力手段で入力されたポイ
   ント数をデータベースに照合することにより、現在のポ
   イント数で引き換え可能な景品の画像、引換ポイント
   数、在庫状況のデータを端末の表示画面に提示する景品
   情報提示手段とを備え、前記端末に、表示画面の表示内
   容から引き換えを希望する景品を選択すると共に景品を
   受け取る店舗を指定して、前記サーバに通知する引換情
   報入力手段を設けたことを特徴とするコンピュータネッ
   トワークを利用した景品引換システム。
5. 【請求項５】引換情報入力手段により入力された景品の
   情報に応じて、データベースに記憶された景品の在庫状
   況のデータを更新するデータ更新手段をサーバに設けた
   ことを特徴とする請求項４記載のコンピュータネットワ
   ークを利用した景品引換システム。
6. 【請求項６】景品情報提示手段は、端末の表示画面に景
   品の画像、その引換ポイント数、在庫状況のデータを提
   示する際に引換ポイント数別に並べて提示することを特
   徴とする請求項４記載のコンピュータネットワークを利
   用した景品引換システム。