JP2002007745A - 情報処理システム及びその方法、並びにコンピュータ上で動作する情報処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理システム及びその方法、並びにコンピュータ上で動作する情報処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002007745A
JP2002007745A JP2000185378A JP2000185378A JP2002007745A JP 2002007745 A JP2002007745 A JP 2002007745A JP 2000185378 A JP2000185378 A JP 2000185378A JP 2000185378 A JP2000185378 A JP 2000185378A JP 2002007745 A JP2002007745 A JP 2002007745A
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product
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JP2000185378A
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Ayumi Ueno
歩 上野
Kenichiro Kumagai
研一郎 熊谷
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Nomura Research Institute Ltd
Original Assignee
Nomura Research Institute Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費者の購入傾向等に従って複数の商品を自
由に連動させてユーザに対し提示することができる、電
子ショッピングの枠組みを提供することを目的とする。 【解決手段】 各商品の情報を記憶する商品情報記憶手
段と、複数の商品を関連づけたパターン(以下、「シナ
リオ」と呼ぶ。)を記憶するシナリオ記憶手段と、 ユ
ーザからの入力に基づいて商品を選択し、前記選択した
商品の情報を前記商品情報記憶手段から読み出して該ユ
ーザに対し出力する制御手段とを備える。前記制御手段
は、前記シナリオ記憶手段を参照して前記選択した商品
が登場するシナリオを選択し、前記選択したシナリオに
おいて関連する他の商品を関連商品として抽出し、前記
関連商品の情報を前記商品情報記憶手段から読み出して
該ユーザに対し出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ショッピング
を実現するための情報処理技術に関わり、特に、複数の
商品提供者から複数の商品が提供されている場合に効率
よく電子ショッピングを行うための情報処理技術に関わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、サービス、無体物を含む様々
な商品についてカタログ等を利用した通信販売が行われ
ており、特に近年ではインターネット等を利用した通信
販売(電子ショッピング)が急速に広がってきている。
【0003】インターネットを利用した電子ショッピン
グでは、商品の提供者はWebページ上に自己が取り扱う
商品の情報を掲載することにより仮想店舗を構築する。
一方、商品の購入を検討するインターネットユーザはWe
bページ上の仮想店舗にアクセスして購入の申込等を行
うことになる。
【0004】最近では、複数の仮想店舗へアクセスが可
能なサイバーモール(仮想商店街)を構築し、ユーザに
サービスを提供するWebページも増えてきている。ただ
し、サイバーモール自体は複数の仮想店舗へのポータル
サイトとしての役割を果たしているに過ぎず、各仮想店
舗はそれぞれ独立して直接ユーザに対し商売を行う枠組
みとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子ショッピン
グシステムでは、商品の情報は、商品種類やメーカとい
ったカテゴリに階層的に分類されて管理されており、購
入商品を選択する画面においても、その階層に従ってカ
テゴリごとに商品が提示されるのが一般的である。
【0006】ここで、固定的な分類規準に従って設定さ
れるカテゴリ内の商品を提示するだけでなく、ユーザの
購入傾向に従って商品を連動して提示できたならば、売
買成約率を大きく向上させることができると考えられ
る。また、ユーザとしても、カテゴリに関係なく、購入
しようとする商品が連動して提示されたならば、自ら適
切なカテゴリを探して各商品まで辿り着く必要がなくな
り、効率よく電子ショッピングを行うことができる。し
かし、そのような商品提示機能を備えた電子ショッピン
グシステムは未だ実現されていない。
【0007】ところで、従来のサイバーモール型の電子
ショッピングでは、各仮想店舗がそれぞれ独立して直接
ユーザに対し商売を行う枠組みとなっているため、ユー
ザとしては、現実世界の百貨店のように一店舗において
ショッピングを行うという感覚を得ることはできない。
【0008】また、商品の情報は個々の仮想店舗内で閉
じて管理されており、商品情報のデータ構造、商品の提
示形式等も仮想店舗ごとに異なることが多いため、複数
の商品提供者から提供される複数の商品を取り扱う場合
に、異なる商品提供者の商品を組み合わせてキャンペー
ンやフェアなどを実施したり、商品提供者の枠を超えて
提示形式や商品の取扱等に共通性をもたせることは非常
に難しいという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、固定的な分類規準に従
ったカテゴリごとや、商品提供者ごとに商品を提示する
のではなく、消費者の購入傾向等に従って複数の商品を
自由に連動させてユーザに対し提示することができる、
電子ショッピングの枠組みを提供することを目的とす
る。
【0010】また、本発明は、商品提供者が複数ある場
合であっても、ユーザに商品提供者の違いを意識させ
ず、店舗としては一つであるかのごとく電子ショッピン
グを行うことができる枠組みを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理方法
は、電子ショッピングを行うための情報処理方法であっ
て、複数の商品に対して関連づけを行った結果をシナリ
オとして記憶しておき、ユーザに対し商品の情報を出力
する場合に、前記シナリオを参照して該商品に関連する
商品の情報を取得し、かかる関連する商品の情報を該ユ
ーザに対し出力することを特徴とする。
【0012】また、本発明の情報処理方法は、ユーザか
らの入力に基づいて商品を選択する工程と、複数の商品
を関連づけたパターン(以下、「シナリオ」と呼ぶ。)
を記憶するシナリオ記憶手段を参照して前記選択した商
品が登場するシナリオを選択する工程と、前記選択した
シナリオにおいて関連する他の商品を関連商品として抽
出する工程と、各商品の情報を記憶する商品情報記憶手
段を参照して、前記選択した商品の情報及び/又は前記
関連商品の情報を読み出して、該ユーザに対し出力する
工程と、を備えることを特徴とする。
【0013】好適には、前記シナリオは商品ごとに抽出
条件を含んで構成されており、前記抽出する工程は、前
記選択したシナリオにおいて関連する他の商品のうち、
対応する抽出条件が満たされている商品を関連商品とし
て抽出する。前記抽出条件は、ユーザの個人情報、ユー
ザの取引履歴情報の少なくともいずれかに基づいて設定
されていることが望ましい。
【0014】好適には、更に、ユーザの取引履歴情報に
基づいて同一ユーザによって購入される可能性の高い商
品の組み合わせを求め、前記組み合わせに基づいてシナ
リオを作成し、前記シナリオ記憶手段に記憶する工程を
備えている。
【0015】好適には、前記商品情報記憶手段に記憶さ
れる各商品の情報は、複数の商品提供者に共通して設定
される商品属性の情報を含んでいる。前記商品属性は、
シナリオ識別情報、商品ジャンル、在庫管理方法の種
別、決済方法の種別、配送方法の種別、の少なくともい
ずれかを表す属性であることが望ましい。
【0016】ユーザに対する入出力は、通信ネットワー
ク(例えばインターネット)を介して行われることが望
ましい。
【0017】本発明の情報処理方法はコンピュータによ
り実施することができるが、そのためのコンピュータプ
ログラムは、CD−ROM、磁気ディスク、半導体メモ
リといった各種の媒体を通じてコンピュータにインスト
ールまたはロードすることができる。
【0018】本発明の情報処理システムは、電子ショッ
ピング機能を提供する情報処理システムであって、複数
の商品に対して関連づけを行った結果をシナリオとして
記憶しておき、ユーザに対し商品の情報を出力する場合
に、前記シナリオを参照して該商品に関連する商品の情
報を取得し、かかる関連する商品の情報を該ユーザに対
し出力することを特徴とする。
【0019】また、本発明の情報処理システムは、各商
品の情報を記憶する商品情報記憶手段と、複数の商品を
関連づけたパターン(以下、「シナリオ」と呼ぶ。)を
記憶するシナリオ記憶手段と、ユーザからの入力に基づ
いて商品を選択し、前記選択した商品の情報を前記商品
情報記憶手段から読み出して該ユーザに対し出力する制
御手段とを備え、前記制御手段は、更に、前記シナリオ
記憶手段を参照して前記選択した商品が登場するシナリ
オを選択し、前記選択したシナリオにおいて関連する他
の商品を関連商品として抽出し、前記関連商品の情報を
前記商品情報記憶手段から読み出して該ユーザに対し出
力することを特徴とする。
【0020】好適には、前記シナリオは商品ごとに抽出
条件を含んで構成されており、前記制御手段は、前記選
択したシナリオにおいて関連する他の商品のうち、対応
する抽出条件が満たされている商品を関連商品として抽
出する。前記抽出条件は、ユーザの個人情報、ユーザの
取引履歴情報の少なくともいずれかに基づいて設定され
ていることが望ましい。
【0021】好適には、前記制御手段は、ユーザの取引
履歴情報に基づいて同一ユーザによって購入される可能
性の高い商品の組み合わせを求め、前記組み合わせに基
づいてシナリオを作成し、前記シナリオ記憶手段に記憶
する。
【0022】好適には、前記商品情報記憶手段は、商品
の情報として、複数の商品提供者に共通して設定される
商品属性の情報を含んでいる。前記商品属性は、シナリ
オ識別情報、商品ジャンル、在庫管理方法の種別、決済
方法の種別、配送方法の種別、の少なくともいずれかを
表す属性であることが望ましい。
【0023】ユーザに対する入出力は、通信ネットワー
ク(例えばインターネット)を介して行われることが望
ましい。
【0024】好適には、更に、ユーザに対して前記商品
の情報を出力可能に構成された情報処理手段を備えてお
り、前記情報処理手段は、衛星通信を介して前記商品情
報記憶手段に記憶される商品の情報を受信して記憶す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に本発明の
実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本
発明の第1の実施形態である情報処理システムの構成を
あらわすブロック図である。図1に示すように、本情報
処理システム1は、ユーザ情報記憶手段10、商品情報
記憶手段11、シナリオ情報記憶手段12、取引情報記
憶手段13、在庫情報記憶手段14、IF(インターフ
ェース)手段15、制御手段16を含んで構成される。
【0026】ここで、本発明による情報処理システムは
上記の各手段を備えていれば足り、物理的には専用化し
たシステム、あるいは汎用の情報処理装置のいずれでも
よい。例えば、処理装置と入力手段と記憶手段と出力手
段とを備えた一般的な構成の情報処理装置において、本
発明の情報処理方法における各処理を規定したソフトウ
ェアを起動することにより、本発明の情報処理システム
を実現することができる。かかる点は、後述する他の実
施形態についても同様である。
【0027】ユーザ情報記憶手段10は、各ユーザに割
り当てたユーザIDに対応付けて、ユーザから提供され
る情報(以下、「ユーザ情報」と呼ぶ。)、ユーザの取
引履歴情報を記憶している。
【0028】ユーザIDはユーザを識別するための情報
であり、例えば、ユーザ情報が本情報処理システム1に
登録される際に制御手段16により生成される。
【0029】ユーザ情報としては、例えば、氏名、住
所、e-mailアドレス、年齢、職業、性別、電話番号、興
味分野(興味商品・興味サービス)、などを含むように
構成することができる。ただし、どのような情報をユー
ザ情報として用いるかは設計に応じて定めればよく、ユ
ーザ層(顧客層)の分析に役立つ情報であればどのよう
なものでもよい。
【0030】取引履歴情報は、例えば、成約取引回数、
各成約取引が行われた日時、各成約取引の取引ID(後
述)、販売経路情報(後述)などを含むように構成する
ことができる。
【0031】商品情報記憶手段11は、複数の商品提供
者の各商品ごとに、商品に割り当てた商品ID、商品
名、売価、商品説明情報、販売期間、商品提供者情報
(商品提供者名など)、商品ジャンル、シナリオID、
在庫種別、決済種別、配送種別、販売経路情報、販売地
区情報といった属性を記憶している。商品情報記憶手段
11のデータ構造は、概念的には図2に示すような表形
式となる。データの管理や検索には、リレーショナルデ
ータベース等の従来のデータベース技術を用いることが
できる。
【0032】前記データ構造による商品情報の管理は、
商品提供者が異なる商品に対しても一様に適用されるた
め、前記データ構造において商品に対応づけられた各属
性は商品提供者に対して共通に定義された属性(共通属
性)となる。このような共通属性を備えることで、本実
施形態では商品提供者の違いを意識せずに商品情報を取
り扱うことが可能となる。
【0033】商品IDは、商品を識別するための情報で
ある。例えば、商品提供者を識別するための識別情報
と、いわゆる品番(商品提供者自身が自己の商品を識別
するために用いる識別情報)とから構成することができ
る。
【0034】商品説明情報は、記憶手段に記憶できる形
態であればどのような情報でもよく、例えば、テキス
ト、表、グラフ、音声、画像(動画、静止画)、又はこ
れらを含むようなhtml(Hyper Text Markup Langua
ge)により記述された情報、コンピュータプログラムな
ど種々の形態が考えられる。
【0035】商品ジャンルは、商品に対し付与される分
類情報である。分類の規準は設計に応じて定めてよく、
階層的な分類構造としてもよい。また、一つの商品に対
し複数の商品ジャンルを対応づけてもよい。
【0036】シナリオIDは、シナリオ記憶手段14に
記憶されるシナリオを識別するための情報である。シナ
リオについては後述する。
【0037】在庫種別は、在庫管理のタイプを示す識別
情報である。商品提供者との契約関係や商品の特性によ
って、在庫管理を行う必要の有無や、在庫管理情報をど
こで管理するかなど、在庫管理の方法が異なる。そのた
め、本実施形態では、在庫種別を用いて在庫管理の方法
を特定し、商品ごとに対応づけて記憶することにより、
複数の在庫管理の方法を商品単位で選べるように構成し
ている。
【0038】具体的には、在庫種別として、在庫管理を
行わない無限在庫タイプ、在庫管理を本情報処理システ
ムの内部において行う内部管理タイプ、在庫管理を本情
報処理システムの外部において行う外部管理タイプ、の
3種類を設ける。無限在庫タイプが適用される商品とし
ては、デジタル的に複製することが可能なデジタルコン
テンツや、印刷や複写により商品を製造できるもの(例
えば、各種割引券)などが考えられる。一方、商品提供
者より在庫情報を受け取ることができない商品について
は外部管理タイプが適用されることになるが、そうでな
い場合は、内部管理タイプとするか外部管理タイプとす
るかは設計に応じて定めることができる。
【0039】決済種別、配送種別は、各商品を購入する
場合に適用可能な決済方法、配送方法を識別するための
情報である。決済方法としては、例えば、各種クレジッ
トカードを利用する方法、コンビニエンスストア等の店
舗で支払う方法などが考えられる。また、配送方法とし
ては、例えば、各種宅配サービスを利用する方法、郵送
による方法、店舗で受け取る方法などが考えられる。
【0040】本実施形態では、共通属性として決済種
別、配送種別を記憶しているため、商品提供者の違いに
関係なく決済方法や配送方法を管理することができる。
なお、各商品について適用可能な決済方法、配送方法が
複数ある場合は、決済種別、配送種別はそれぞれ複数記
憶されることになる。
【0041】販売経路情報は、ユーザから商品購入の申
込を受けるルートに関する情報である。かかるルートに
は、後述する情報処理手段100のタイプによって、一
般的なパソコンから申込を受ける場合、携帯端末から申
込を受ける場合、コンビニエンスストアなどの店舗に設
置された装置から申込を受ける場合などが考えられる。
【0042】販売地区情報は、商品を販売する地区に関
する情報である。このような情報を記憶しておくことに
より、地区限定商品などを取り扱うことが可能となる。
【0043】シナリオ情報記憶手段12は、シナリオI
Dに対応づけて、各シナリオ関連商品の商品ID、抽出
条件、商品優先度等を記憶している。シナリオ情報記憶
手段12のデータ構造は、概念的には図3に示すような
表形式となる。
【0044】シナリオとは、複数の商品の間に設定され
る所定の関係(関連づけ)を示す情報である。関連づけ
られた商品をシナリオ関連商品と呼ぶ。関連づけのパタ
ーンとしては種々のものが考えられるが、例えば、同一
商品ジャンルの商品に対して関連づけを行うパターン
(類似商品型シナリオ)、あるテーマに関係する商品に
対して関連づけを行うパターン(テーマ型シナリオ)、
ユーザの購入傾向に基づいて関連づけを行うパターン
(積極推奨型シナリオ)、などが考えられる。本実施形
態では、共通属性である商品IDを用いてシナリオ関連
商品を特定しているため、商品提供者が異なるような複
数の商品に対しても、商品提供者にまたがって関連づけ
を行うことができる。
【0045】抽出条件とは、そのシナリオ関連商品を実
際にユーザに提示すべくシナリオから抽出するかどうか
を判断するための条件である。かかる条件は、例えば、
ユーザ情報や、ユーザの取引履歴情報などに基づいて設
定することができる。
【0046】ユーザ情報に基づく抽出条件としては、例
えば、ユーザの性別が男性(女性)の場合に抽出する、
ユーザの年齢が特定の年代の場合に抽出する、ユーザの
住所が特定の地域の場合に抽出する、ユーザが特定の職
種の場合に抽出する、などが考えられる。また、例え
ば、商品の購入数や購入額などに応じてレベルが上昇し
ていく会員レベルをユーザ情報として登録しておき、ユ
ーザの会員レベルが一定以上の場合に抽出する、といっ
た抽出条件を設定してもよい。
【0047】ユーザの取引履歴情報に基づく抽出条件と
しては、例えば、成約取引回数が所定回数以上の場合に
抽出する、過去に所定の商品を購入している場合に抽出
する、などが考えられる。
【0048】商品優先度とは、抽出条件を満たすシナリ
オ関連商品が複数ある場合に、その出力順や、表示位
置、出力する際の強調度合い等を決定するために用いる
尺度情報である。
【0049】なお、シナリオ自体に優先度を設定してシ
ナリオ情報記憶手段12記憶しておくようにしてもよ
い。かかるシナリオの優先度は、複数のシナリオが選択
された場合に、優先して適用するシナリオを決定するた
めに用いることができる。
【0050】取引情報記憶手段13は、取引ごとに割り
当てた取引IDに対応づけて、該取引において選択され
た商品の商品ID、取引状態フラグを記憶している。
【0051】取引IDは、取引を識別するための情報で
あり、後述するように、制御手段16が取引実行処理を
実行する際に生成される。
【0052】取引状態フラグは、取引が完了している
か、未完了のままなのか、を示すフラグである。初期値
としては、未完了を示す値が格納される。
【0053】在庫情報記憶手段14は、本情報処理シス
テム内で在庫管理をする商品について、商品IDに対応
づけて在庫元数と在庫残数を記憶している。また、本情
報処理システムの外部で在庫管理をする商品について、
商品提供者が管理する外部の在庫情報記憶手段を参照で
きるように、商品IDに対応づけて前記外部の在庫情報
記憶手段の場所情報を記憶している。
【0054】在庫元数とは、所定期間(例えば1日)の
最大販売在庫数であり、在庫残数とは、在庫元数より仮
注文数(ユーザにより購入を希望して選択されている
が、まだ決済が終了していない商品の個数)を減算した
数である。このように2つのパラメータで在庫を管理す
ることにより、細かい在庫管理が可能となる。例えば、
所定期間が経過するごとに在庫を増減させたい場合、在
庫元数=(所定期間経過終了時の在庫元数+在庫増減
数)、在庫残数=(所定期間経過終了時の在庫残数+在
庫増減数)とすればよい。また、例えば、所定期間が経
過するごとに在庫元数を規定数に戻したい場合、在庫元
数=規定数、在庫残数=(所定期間経過終了時の在庫残
数+規定数−所定期間経過終了時の在庫元数)とすれば
よい。
【0055】IF手段15は、情報処理手段100〜1
02に対し情報を入出力可能に構成されている。情報処
理手段100は、ユーザからの入力を受け付けるととも
に、ユーザに対し情報を出力することができる構成とな
っていればよく、各ユーザが保有する一般的なパソコン
や携帯端末、又はコンビニエンスストアなどの店舗等に
設置された情報処理装置などを情報処理手段100とし
て用いることができる。同様に、情報処理手段101
は、本情報処理システムの運営者からの入力を受け付け
るとともに、運営者に対し情報を出力することができる
構成となっており、情報処理手段102は、商品提供者
からの入力を受け付けるとともに、商品提供者に対し情
報を出力することができる構成となっている。
【0056】情報処理手段100(101、102)
は、本情報処理システム1が備えるように構成してもよ
いし、外部の情報処理装置として構成してもよい。ま
た、情報処理手段100(101、102)と本情報処
理システム1をインターネットなどの通信ネットワーク
(有線、無線の両方を含む)を介して接続するように構
成してもよい。また、情報処理手段100が携帯端末の
場合は、外部にあるゲートウェイ(例えば、NTTドコ
モ社のiモードセンター等)を介して本情報処理システ
ム1に接続されることになる。
【0057】この場合、情報処理手段100(101、
102)及びIF手段15は、通信ネットワークを介し
て通信するために必要な通常の構成を備える。例えば、
インターネットを介して接続する場合であれば、PPP
ドライバおよびTCP/IPドライバを有する通信モジ
ュールを備える。これにより、ユーザは本情報処理シス
テム1からインターネットを介して情報処理手段100
(101、102)に種々の情報をダウンロードするこ
とができる。
【0058】なお、図1にはそれぞれ一つのみ示してい
るが、情報処理手段100、102はユーザ、商品提供
者の数に応じてそれぞれ複数用意される。
【0059】また、情報処理手段100が店舗等に設置
された情報処理装置の場合は、外部にある衛星配信セン
ターを通じて衛星通信により本情報処理システム1に接
続するように構成してもよい。このとき、情報処理手段
100は、本情報処理システム1より衛星通信を介し
て、前記商品情報記憶手段11、前記シナリオ情報記憶
手段12に記憶される情報を受信し記憶する。
【0060】制御手段16は、情報処理手段100(1
01、102)、IF手段15を介してユーザ、運営
者、商品提供者から種々の入力を受け付け、ログイン処
理、商品情報登録処理、取引実行処理を実行する。図1
では、制御手段16において実行される上記の各処理を
それぞれ機能手段としてとらえて図示している。以下、
ログイン処理(ログイン手段)、商品情報登録処理(商
品情報登録手段)、取引実行処理(取引実行手段)につ
いて説明する。
【0061】(ログイン処理)ログイン処理は、本情報
処理システム1を通じて電子ショッピングを行おうとす
るユーザが、本情報処理システム1に対して入出力を行
うことが許可されている正規のユーザであるかどうかを
判断(認証)する処理である。例えば、ユーザ情報を登
録したユーザに対しユーザIDを発行し、そのユーザが
選択したパスワードと対応させて記憶手段に記憶してお
く。そして、ログイン処理時に、ユーザよりユーザID
及びパスワードを受け付け、受け付けた内容と記憶内容
とが一致する場合に正規のユーザとして認証する。な
お、不特定のユーザに対して、本情報処理システム1を
通じて電子ショッピングを行うことを許容する場合は、
このようなログイン処理は不要である。
【0062】また、本情報処理システム1に管理者や商
品提供者としてアクセスしようとする者に対しても、同
様にログイン処理を実行するように構成してもよい。
【0063】(商品情報登録処理)商品情報登録処理
は、商品情報記憶手段10に商品の情報を登録(記憶)
する処理である。最初に、情報処理手段102を介し
て、商品提供者から商品1次情報を受け付ける。商品1
次情報は、例えば、商品ID、商品名、売価、商品説明
情報、販売期間、商品提供者情報などを含むように構成
することができる。次に、情報処理手段101を介し
て、運営者に対し前記商品1次情報を出力する。次に、
情報処理手段101を介して、運営者から前記商品1次
情報に対応する商品2次情報を受け付ける。商品2次情
報は、例えば、商品ジャンル、シナリオID、在庫種
別、決済種別、配送種別、販売経路情報、販売地区情報
などを含むように構成することができる。そして、運営
者から商品情報の登録指示を受け付け、かかる登録指示
に基づいて前記商品1次情報及び前記商品2次情報を商
品情報記憶手段10に登録する。なお、商品1次情報及
び商品2次情報をどのように構成するかは設計に応じて
定めることができる。
【0064】(取引実行処理)取引実行処理は、シナリ
オ記憶手段12を参照してユーザに対し商品の情報を出
力するとともに、ユーザからの入力に基づいて決定した
取引内容を取引情報記憶手段13に登録(記憶)する処
理である。取引実行処理は、原則として上述のログイン
処理において正規のユーザとして認証されていることを
条件として実行される。以下、図4に示すフローチャー
トに基づいて、取引実行処理を詳しく説明する。なお、
以下の各ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任
意に順番を変更して実行することができる。
【0065】ステップS100において、取引IDを新
たに生成し、取引情報記憶手段13に登録(記憶)す
る。このとき、取引IDは、取引情報記憶手段13に既
に記憶されている取引IDと重複しないように生成する
必要がある。
【0066】ステップS101において、ユーザに対し
商品選択用画面情報を出力する。商品選択用画面情報
は、例えば、カテゴリを選択するための画面情報(図5
(a))、選択したカテゴリの中から商品を選択するた
めの画面情報(図5(b)、というように階層的に構成
されている。階層数は設計に応じて定めることができ
る。
【0067】なお、インターネットを経由して出力する
場合は、商品選択用画面情報を例えばHTML(Hyper
Text Markup Language)等で記述することができる。ユ
ーザは情報処理手段100を介してかかる商品選択用画
面情報を受け取り、これに基づいて所望の商品を指定す
ることができる。
【0068】ステップS102において、ユーザからの
指定に基づいて商品IDを選択する。
【0069】ステップS103において、商品情報記憶
手段10を参照して前記選択した商品IDに対応する在
庫種別を読み出す。
【0070】在庫種別が内部在庫タイプの場合、在庫情
報記憶手段14を参照して前記選択した商品IDに対応
する在庫元数、在庫残数を読み出し、これらに基づいて
在庫情報を作成する。在庫情報は、例えば、在庫残数>
(在庫元数/2)の場合に○(余裕あり)、(在庫元数
/2)≧在庫残数>0の場合に△(あと僅か)、在庫残
数=0の場合に×(在庫なし)、といった3段階で、在
庫の有無を示すように構成することが考えられる。
【0071】在庫種別が外部在庫タイプの場合、在庫情
報記憶手段14を参照して、前記選択した商品IDに対
応する、商品提供者が管理する外部の在庫情報記憶手段
の場所情報を読み出す。そして、前記場所情報に基づい
て外部の在庫情報記憶手段を参照し、在庫情報を取得す
る。この場合、在庫情報の具体的構成は、商品提供者が
定めることができる。
【0072】なお、在庫種別IDが無限在庫タイプの場
合、在庫情報は常に○(余裕あり)となる。
【0073】ステップS104において、商品情報記憶
手段10を参照して前記選択した商品IDに対応するシ
ナリオIDを読み出す。そして、シナリオ情報記憶手段
12を参照して前記読み出したシナリオIDに対応する
シナリオ関連商品の商品ID(前記選択した商品IDを
除く)、その抽出条件及び商品優先度を読み出す。
【0074】ステップS105において、ユーザ情報記
憶手段10を参照して、ログイン処理で受け付けたユー
ザIDに対応するユーザ情報又は/及び取引履歴情報を
読み出す。そして、前記読み出したユーザ情報又は/及
び取引履歴情報を前記読み出した各抽出条件にあては
め、抽出条件を満たすシナリオ関連商品(条件成立商
品)の商品IDを決定する。
【0075】ステップS106において、商品情報記憶
手段10を参照して、前記選択した商品ID及び前記条
件成立商品の商品IDについて、商品名、売価、商品説
明情報、販売期間、商品ジャンルといった属性を読み出
す。
【0076】ステップS107において、前記読み出し
た属性、及び前記作成した在庫情報を、例えば図6に示
すような画面情報として、ユーザに対し出力する。ここ
で、前記条件成立商品に関して、前記読み出した商品優
先度に基づいて出力順、表示位置、強調度合いなどを変
えて画面情報を構成するようにしてもよい。図6の例で
は、表示面積に差を設けて強調度合いを変えている。
【0077】また、商品ジャンルに応じた画面情報のテ
ンプレートを予め記憶しておき、これを読み出して前記
画面情報を作成するように構成してもよい。商品ジャン
ルは共通属性であるため、商品ジャンルに従って画面情
報を作成した場合、商品提供者が異なる商品に対しても
統一感をもって画面情報を作成することが可能となる。
【0078】ステップS108において、ユーザからの
入力が商品の指定を引き続き行うことを指示するもので
あった場合はステップS101に、ユーザからの入力が
条件成立商品を指定するものであった場合はステップS
102に戻る(再指定)。ユーザからの入力が購入を予
定する商品(購入予定商品)を指定するものであった場
合はステップS109に進む(登録)。ユーザからの入
力が購入予定商品の一覧を指示するものであった場合は
ステップS110に進む(一覧)。
【0079】ステップS109において、ユーザからの
購入予定商品の指定に基づいて、購入予定商品の商品I
Dを選択する。そして、前記選択した商品IDに対応す
る在庫情報をステップS103と同様にして求める。在
庫情報が(在庫無し)を示す場合、在庫がない旨のメッ
セージ等をユーザに対し出力し、ステップS108に戻
る。(在庫無し)以外を示す場合、取引情報記憶手段1
3において前記取引IDに対応づけて購入予定商品の商
品IDを登録し、ステップS108に戻る。
【0080】ステップS110において、取引情報記憶
手段13を参照して、前記取引IDに対応する購入予定
商品の商品IDを読み出す。次に、商品情報記憶手段1
0を参照して各購入予定商品の商品IDに対応する売
価、決済種別、配送種別等を読み出し、各商品ごとに前
記読み出した決済種別、配送種別を関連づけて画面情報
を生成し、ユーザに対し出力する。
【0081】図7にユーザに対し出力される画面情報の
例を示す。かかる例では、例えば商品Aについては、決
済方法は(cdカード)のみ適用可能であり、配送方法
は(ABC宅配便)、(XYZ宅配便)、(郵送)、
(店舗受取)が適用可能となっている。このような画面
情報を受け取ることにより、ユーザは決済方法や配送方
法をどのように組み合わせて選択したら効率よく決済や
商品の受取りを行うことができるかを把握することが可
能となる。
【0082】ステップS111において、ユーザからの
入力が購入決定であった場合、ステップS112に進
む。所定の商品のキャンセルであった場合、取引情報記
憶手段13を参照して、前記取引IDに対応する商品I
Dの中から、キャンセルした商品の商品IDを削除し、
ステップS107に戻る。なお、全商品のキャンセルを
指示する入力があった場合、取引情報記憶手段14を参
照して、前記取引IDに対応する商品IDを全て削除
し、ステップS107に戻る。
【0083】ステップS112において、商品情報記憶
手段10を参照して各購入予定商品の商品IDに対応す
る在庫種別を読み出し、在庫種別に応じて以下の在庫減
処理を行う。在庫種別が内部在庫タイプの場合、在庫情
報記憶手段14を参照して対応する在庫残数から購入数
分だけ減算する。在庫種別が外部在庫タイプの場合、在
庫情報記憶手段14を参照して、商品提供者が管理する
外部の在庫情報記憶手段の場所情報を読み出す。そし
て、前記場所情報に基づいて外部の在庫情報記憶手段を
参照し、購入数の情報を出力する。なお、在庫種別ID
が無限在庫タイプの場合、在庫減処理は不要である。
【0084】ステップS113において、取引情報記憶
手段14を参照して前記取引IDに対応する取引状態フ
ラグを取引完了に変更する。また、ユーザ情報記憶手段
10を参照して前記ユーザIDに対応する取引履歴情報
として日時情報、前記取引IDを登録するとともに、対
応する成約取引回数を+1カウントアップする。
【0085】ステップS114において、商品情報記憶
手段10を参照して各購入予定商品IDに対応する売価
及び決済種別を読み出し、ユーザに対し課金を行う(決
済処理)。このとき、決済種別が同じ商品群について
は、一の決済処理で全商品について決済を行うようにし
てもよい。
【0086】決済処理としては、いわゆるクレジットカ
ード会社の決済サービスを利用する方法、インターネッ
トを利用したプリペイド課金サービスを利用する方法、
コンビニエンスストア等の店舗で支払うことにより決済
する方法など、周知の技術を用いることができる。これ
らを利用する場合、本情報処理システム1は、各サービ
ス運営会社の課金・決済サーバー等と送受信ができるよ
うに、必要な通信モジュール等を備える。
【0087】ステップS115において、在庫種別が内
部在庫タイプの商品について、在庫情報記憶手段14を
参照して対応する在庫元数から購入数分だけ減算する。
【0088】なお、ステップS114及びステップS1
15は、取引実行処理とは独立して所定のタイミングで
実行するように構成してもよい。例えば、1日1回所定
の時刻になったときに実行することが考えられる。この
場合、所定の時刻としてはネットワークのすいている時
間を選択することが望ましい。
【0089】また、ステップS113に至る前に取引実
行処理が終了した場合、取引が完了せずに終了したこと
となるため、その処理で生成した取引IDを削除する必
要がある。そこで、制御手段16は、定期的に、または
所定のタイミングで、取引情報記憶手段14を参照し、
取引状態フラグが取引未完了となっている取引IDを削
除するともに、かかる取引IDに対応する商品IDにつ
いて在庫残数を元に戻す。なお、所定のタイミングとし
ては、例えば、取引未完了のままユーザからのアクセス
がない状態で一定時間経過した場合が考えられる。この
ようにすることで、在庫の回転を早めることができる。
【0090】本実施形態の構成によれば、シナリオとし
て種々の観点から商品に対し関連づけを行って記憶して
おくことができるため、シナリオに従って柔軟にユーザ
に対し商品を連動して提示することができる。
【0091】また、本実施形態の構成によれば、商品の
情報を管理するためのデータ構造に、商品提供者に共通
して設定される属性を設けているため、かかる属性を用
いることにより、商品提供者の枠を超えて提示形式や商
品の取扱(在庫管理、決済、配送等)に共通性をもたせ
ることが可能となる。
【0092】更に、シナリオにおいて、商品提供者に共
通して設定される属性の一つである商品IDを用いて商
品の関連づけを行っているため、異なる商品提供者の商
品を自由に組み合わせてキャンペーンやフェアに相当す
るシナリオを構成することが可能となる。
【0093】(第2実施形態)次に、本発明の第2の実
施形態について図面を用いて説明する。図8は、本発明
の第2の実施形態である情報処理システムの構成をあら
わすブロック図である。図8に示すように、本情報処理
システム1は、第1実施形態と同様の構成を備えるが、
制御手段16が更にシナリオ作成処理を実行する点で第
1実施形態と異なっている。以下、かかるシナリオ作成
処理について説明する。
【0094】(シナリオ作成処理)シナリオ作成処理
は、取引情報記憶手段13を参照して新たなシナリオを
作成し、シナリオ記憶手段12に登録(記憶)する処理
である。以下、図9に示すフローチャートに基づいて、
シナリオ作成処理を詳しく説明する。なお、以下の各ス
テップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を
変更して実行することができる。
【0095】ステップS200において、ユーザ情報記
憶手段10を参照して、同一ユーザに対応づけて記憶さ
れている取引IDのうち、過去特定期間において取引が
成約している取引IDを抽出する。例えば、過去特定期
間を、処理実行時から一定期間とした場合、最近の購入
傾向を抽出することができる。また例えば、過去特定期
間を、毎年の特定期間(7、8月など)とした場合、季
節ごとの購入傾向を抽出することができる。
【0096】ステップS201において、取引情報記憶
手段13を参照して、ユーザごとに、各前記抽出した取
引IDに対応する商品IDを抽出する。これにより、同
一ユーザが過去特定期間のあいだに購入した商品群(以
下、「同時購入商品群」と呼ぶ。)を取得することがで
きる。
【0097】ステップS202において、複数のユーザ
について求めた同時購入商品群に基づいて、商品の組み
合わせに対して同時購入強度を算出する。同時購入強度
は、所定の組み合わせの商品が同時に購入される可能性
を示す尺度である。同時購入強度の算出には種々の統計
手法を用いることができるが、簡単には、その組み合わ
せの商品を同時購入商品群に含んでいるユーザ数を同時
購入強度として用いることができる。
【0098】ステップS203において、同時購入強度
が一定以上となる組み合わせを選択し、前記選択した組
み合わせごとにシナリオIDを新たに生成する。このと
き、シナリオIDは、シナリオ情報記憶手段12に既に
記憶されているシナリオIDと重複しないように生成す
る必要がある。
【0099】ステップS204において、シナリオ情報
記憶手段12を参照して、前記生成したシナリオIDに
対応づけて前記選択した組み合わせの各商品の商品ID
を登録する。
【0100】ステップS205において、各商品の抽出
条件、商品優先度を求め、登録する。抽出条件は、例え
ば性別に基づいて条件を定める場合、該商品を購入した
ユーザの性別比を算出し、男性(女性)の割合が所定割
合(例えば8割)を超えている場合に、ユーザが男性
(女性)であることを抽出条件として設定することが考
えられる。また、商品優先度は、例えば、該商品を購入
したユーザ数が多い場合に優先度が高くなるように設定
することが考えられる。なお、抽出条件、優先度を、運
営者が入力して設定するように構成してもよい。
【0101】本実施形態の構成によれば、過去の取引情
報に基づいてユーザの購入傾向を分析し、かかる購入傾
向に基づいてシナリオを作成することができるため、ユ
ーザが同時に購入する可能性の高い商品をシナリオに従
って連動して提示することができ、ユーザにとっては効
率よく、販売する側にとってはより売買成約率を向上さ
せることが可能となる。
【0102】(第3実施形態)次に、本発明の第3の実
施の形態について説明する。第3の実施の形態は、情報
処理プログラムを記録した記録媒体を備える。この記録
媒体としてはCD−ROM、磁気ディスク、半導体メモ
リその他の記録媒体を用いることができる。
【0103】情報処理プログラムは記録媒体からデータ
処理装置に読み込まれ、データ処理装置の動作を制御す
る。データ処理装置は情報処理プログラムの制御によ
り、本発明の実施形態における、ユーザ情報記憶手段1
0、商品情報記憶手段11、シナリオ情報記憶手段1
2、取引情報記憶手段13、在庫情報記憶手段14、I
F(インターフェース)手段15、制御手段16による
処理と同一の処理を実行する。
【0104】(その他)なお、本発明は、上記各実施の
形態に限定されることなく種々に変形して適用すること
が可能である。
【0105】例えば、特定のシナリオ関連商品について
従属関係を設定し、シナリオの一部として記憶しておく
ことが考えられる。例えば、(海外旅行の申込)、(海
外旅行費用のローン申込)という2つのシナリオ関連商
品がある場合、(海外旅行費用のローン申込)に対し
(海外旅行の申込)への従属関係を設定する。このよう
にすることで、(海外旅行の申込)がキャンセルされた
場合に、従属関係にある(海外旅行費用のローン申込)
も自動的にキャンセルされるように構成することができ
る。
【0106】また例えば、商品に対してだけでなく、シ
ナリオ自体に対しても個人情報に基づく抽出条件を対応
づけて、シナリオの一部として記憶しておくようにして
もよい。例えば、個人情報に(海外旅行の経験有無情
報)が含まれている場合、初めて海外旅行する場合に必
要となる商品に対して関連づけを行った結果をシナリオ
として記憶しておき、かかるシナリオの抽出条件として
(海外旅行の経験無)を設定することが考えられる。
【0107】また例えば、配送種別が同じ商品について
は、一の配達で商品が配送されるように配送サービス運
営会社に対し情報を出力するように構成してもよい。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、電子ショッピングにお
いて、固定的な分類規準に従ったカテゴリごとや、商品
提供者ごとに商品を提示するのではなく、消費者の購入
傾向等に従って複数の商品を自由に連動させてユーザに
対し提示(リコメンデーション)することができる。
【0109】また、本発明によれば、商品提供者が複数
ある場合であっても、ユーザに商品提供者の違いを意識
させず、店舗としては一つであるかのごとく電子ショッ
ピングを行うことができる枠組みを提供することができ
る。
【0110】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である情報処理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】 商品情報記憶手段におけるデータ構造を説明
するための図である。
【図3】 シナリオ情報記憶手段におけるデータ構造を
説明するための図である。
【図4】 取引実行処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図5】 商品選択用画面の例を示す図である。
【図6】 商品の情報を表示する画面の例を示す図であ
る。
【図7】 購入予定商品の一覧を表示する画面の例を示
す図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態である情報処理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図9】 シナリオ作成処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 情報処理システム 10 ユーザ情報記憶手段 11 商品情報記憶手段 12 シナリオ情報記憶手段 13 取引情報記憶手段 14 在庫情報記憶手段 15 IF手段 16 制御手段 100、101、102 情報処理手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ショッピング機能を提供する情報処
    理システムであって、 複数の商品に対して関連づけを行った結果をシナリオと
    して記憶しておき、ユーザに対し商品の情報を出力する
    場合に、前記シナリオを参照して該商品に関連する商品
    の情報を取得し、かかる関連する商品の情報を該ユーザ
    に対し出力することを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 各商品の情報を記憶する商品情報記憶手
    段と、 複数の商品を関連づけたパターン(以下、「シナリオ」
    と呼ぶ。)を記憶するシナリオ記憶手段と、 ユーザからの入力に基づいて商品を選択し、前記選択し
    た商品の情報を前記商品情報記憶手段から読み出して該
    ユーザに対し出力する制御手段とを備え、 前記制御手段は、更に、前記シナリオ記憶手段を参照し
    て前記選択した商品が登場するシナリオを選択し、前記
    選択したシナリオにおいて関連する他の商品を関連商品
    として抽出し、前記関連商品の情報を前記商品情報記憶
    手段から読み出して該ユーザに対し出力することを特徴
    とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記シナリオは商品ごとに抽出条件を含
    んで構成されており、 前記制御手段は、前記選択したシナリオにおいて関連す
    る他の商品のうち、対応する抽出条件が満たされている
    商品を関連商品として抽出することを特徴とする請求項
    2記載の情報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記抽出条件は、ユーザの個人情報、ユ
    ーザの取引履歴情報の少なくともいずれかに基づいて設
    定されていることを特徴とする請求項3記載の情報処理
    システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、ユーザの取引履歴情報
    に基づいて同一ユーザによって購入される可能性の高い
    商品の組み合わせを求め、前記組み合わせに基づいてシ
    ナリオを作成し、前記シナリオ記憶手段に記憶すること
    を特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の情
    報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記商品情報記憶手段は、商品の情報と
    して、複数の商品提供者に共通して設定される商品属性
    の情報を含んでいることを特徴とする請求項2乃至5の
    いずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記商品属性は、シナリオ識別情報、商
    品ジャンル、在庫管理方法の種別、決済方法の種別、配
    送方法の種別、の少なくともいずれかを表す属性である
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載
    の情報処理システム。
  8. 【請求項8】 ユーザに対する入出力は、インターネッ
    トを介して行われることを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 【請求項9】 更に、ユーザに対して前記商品の情報を
    出力可能に構成された情報処理手段を備えており、 前記情報処理手段は、衛星通信を介して前記商品情報記
    憶手段に記憶される商品の情報を受信して記憶すること
    を特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の情
    報処理システム。
  10. 【請求項10】 電子ショッピングを行うための情報処
    理方法であって、 複数の商品に対して関連づけを行った結果をシナリオと
    して記憶しておき、ユーザに対し商品の情報を出力する
    場合に、前記シナリオを参照して該商品に関連する商品
    の情報を取得し、かかる関連する商品の情報を該ユーザ
    に対し出力することを特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 ユーザからの入力に基づいて商品を選
    択する工程と、 複数の商品を関連づけたパターン(以下、「シナリオ」
    と呼ぶ。)を記憶するシナリオ記憶手段を参照して前記
    選択した商品が登場するシナリオを選択する工程と、 前記選択したシナリオにおいて関連する他の商品を関連
    商品として抽出する工程と、 各商品の情報を記憶する商品情報記憶手段を参照して、
    前記選択した商品の情報及び/又は前記関連商品の情報
    を読み出して、該ユーザに対し出力する工程と、を備え
    ることを特徴とする情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記シナリオは商品ごとに抽出条件を
    含んで構成されており、 前記抽出する工程は、前記選択したシナリオにおいて関
    連する他の商品のうち、対応する抽出条件が満たされて
    いる商品を関連商品として抽出することを特徴とする請
    求項11記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記抽出条件は、ユーザの個人情報、
    ユーザの取引履歴情報の少なくともいずれかに基づいて
    設定されていることを特徴とする請求項12記載の情報
    処理方法。
  14. 【請求項14】 更に、ユーザの取引履歴情報に基づい
    て同一ユーザによって購入される可能性の高い商品の組
    み合わせを求め、前記組み合わせに基づいてシナリオを
    作成し、前記シナリオ記憶手段に記憶する工程を備えて
    いることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1
    項に記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 前記商品情報記憶手段に記憶される各
    商品の情報は、複数の商品提供者に共通して設定される
    商品属性の情報を含んでいることを特徴とする請求項1
    1乃至14のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  16. 【請求項16】 前記商品属性は、シナリオ識別情報、
    商品ジャンル、在庫管理方法の種別、決済方法の種別、
    配送方法の種別、の少なくともいずれかを表す属性であ
    ることを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項
    に記載の情報処理方法。
  17. 【請求項17】 ユーザに対する入出力は、インターネ
    ットを介して行われることを特徴とする請求項10乃至
    16のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項10乃至17のいずれか一項に
    記載の情報処理方法をコンピュータで実行させるための
    プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
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