JP2001350901A - 制作費用募集システム - Google Patents

制作費用募集システム

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JP2001350901A
JP2001350901A JP2000171789A JP2000171789A JP2001350901A JP 2001350901 A JP2001350901 A JP 2001350901A JP 2000171789 A JP2000171789 A JP 2000171789A JP 2000171789 A JP2000171789 A JP 2000171789A JP 2001350901 A JP2001350901 A JP 2001350901A
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一成 江良
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制作する商品の魅力に応じて制作費用を産出
することのできる制作費用募集システムを提供すること
を目的としている。 【解決手段】 仮想店舗サーバ装置VSを用いて、イン
ターネットINETを介し、商品制作者が制作費用を募
集することができるので、通常のルートで金融機関から
資金の融資を受けられないような場合でも、制作費用を
確保することができ、新たな商品を作成できるという効
果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワークを利用して制作費用を募集するための制
作費用募集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、商品を制作し販売する際、金融
機関から融資を受けたり、あるいは、会社に対する投資
を募り、制作等の資金に充当する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
バブル経済の崩壊と資産価値の下落が相まって、企業の
製品の商品化に向けた資金調達はますます困難さを極め
るようになってきており、小規模な制作者は、資金を都
合する際に非常な困難を強いられている。
【0004】一方、融資側としては、近年の不況下にお
ける融資先の商品の需要(売上)確保、および、資金回
収に不透明感を抱かずにはおれず、一段と融資先の選別
を厳しくするとともに、融資後の資金回収に神経をとが
らせるようになってきている。
【0005】そのために、商品の販売金額が、制作等に
要する資金を大幅に上まるであろうと見込まれる場合で
も、制作者は商品の制作を実現することが難しく、その
ために、社会や消費者は、今まで以上の利便さや豊かさ
を享受できる機会を失うという事態を生じている。
【0006】さらに、金融機関が融資先を厳選せざるを
得ないという融資状況は、市況の停滞感を煽り、それに
より、金融機関は、経済の活性を担うという本来の役割
を充分に果たせずにいる。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、世に埋もれた優れた商品の制作のための資金
調達の機会を創出するとともに、社会や消費者が利便性
や豊かさをより安価に入手できるようにし、さらに、金
融機関の融資に関する不安を払拭し、経済の活性化を担
うようにすることのできる制作費用募集システムを提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を介して情報をやりとりする機能を備え、ウェッブペー
ジ上で商品化情報を提示するとともに制作費用を募集す
るための仮想店舗サーバ端末を備え、制作者は、ネット
ワークを介して上記仮想店舗サーバ端末に少なくとも商
品明細情報、募集期間、申込金額、および、必要制作費
用を含む商品化情報を登録し、上記仮想店舗サーバ端末
は、上記制作者より登録された商品化情報をウェッブペ
ージ上で提示するとともに、上記募集期間を経過するま
での間、予約購入者に対して制作費用を募集し、上記予
約購入者から予約申込があると、当該予約申込につき1
件の予約申込金を登録し、上記募集期間を経過すると、
その時点で上記登録された予約申込金の総額が上記必要
制作費用以上になっている場合には、上記予約購入者が
登録した上記予約申込金を、あらかじめ上記制作者につ
いて所定の金融機関に開設している口座へ入金させる一
方、制作費用の蓄積完了を上記制作者および金融機関へ
通知し、上記金融機関は、上記仮想店舗サーバ端末より
制作費用の蓄積完了が通知された場合には、上記制作者
に対して、上記口座へ入金された額に対応した融資を行
うようにしたものである。
【0009】また、前記仮想店舗サーバ端末は、前記募
集期間を経過した時点で、前記予約申込金の総額が前記
必要制作費用に満たなかった場合には、制作費用の蓄積
未了を前記制作者および金融機関へ通知し、上記金融機
関は、上記仮想店舗サーバ端末より制作費用の蓄積未了
が通知された場合には、上記制作者に対して融資を行わ
ないようにしたものである。
【0010】また、前記募集期間を経過した後に、前記
制作者の前記商品制作が開始されると、上記制作者は、
前記仮想店舗サーバ端末に対して、商品制作状況情報を
登録し、上記仮想店舗サーバ端末は、登録された商品制
作状況情報を前記商品化情報と同一ウェッブページ上で
提示するようにしたものである。
【0011】また、前記制作者の前記商品制作が開始さ
れた後、商品販売によって上記制作者が利益を得た場
合、その利益の所定割合分を、前記予約購入者へ返還す
るようにしたものである。
【0012】また、前記予約購入者への返還分の上限
は、当該予約購入者が支払った前記申込金額に応じて設
定される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例にかかる制作費
用募集システムを実現するためのネットワークシステム
の一例を示している。
【0015】同図において、仮想店舗サーバ装置VS、
金融機関端末装置TMa、制作者端末装置TMb、予約
購入者端末装置TMcは、それぞれインターネットIN
ETに接続され、これらの仮想店舗サーバ装置VS、金
融機関端末装置TMa、制作者端末装置TMb、およ
び、予約購入者端末装置TMcの相互間の通信は、この
インターネットINETを介して行われる。
【0016】なお、おのおのの仮想店舗サーバ装置V
S、金融機関端末装置TMa、制作者端末装置TMb、
および、予約購入者端末装置TMcは、通常のパーソナ
ルコンピュータ装置やワークステーション装置などを利
用して構成することができるので、その具体的な構成の
説明は省略する。
【0017】以上の構成による制作費用募集システムの
作用について、次に説明する。
【0018】まず、仮想店舗サーバ装置VSにおいて
は、ウェッブページ上で商品化情報を提示するとともに
制作費用を募集する。この募集に際し、まず、仮想店舗
サーバ装置VSのウェッブページへアクセスした制作者
端末装置TMbのユーザ(制作者)は、制作する製品の
商品化情報を登録依頼する。このとき、制作者端末装置
TMbから仮想店舗サーバ装置VSへは、申込書、およ
び、資金保全を引き受けてくれる金融機関の承諾書およ
び売上管理を行う公認税理士または公認会計士の承諾書
からなる商品化登録情報が送信される。
【0019】商品化登録情報の一例を図2に示す。
【0020】この商品化情報は、商品化する製品の明細
をあらわす「商品化の製品明細」、商品の制作に必要な
費用およびその明細をあらわす「必要制作費用および明
細」、募集期間をあらわす「募集期間」、予約購入者が
支払う一口当たりの申込金額をあらわす「一口当たりの
申込金額」、商品の制作を開始する予定日をあらわす
「制作開始予定日」、商品を予約購入者へ納品する予定
日をあらわす「商品納入予定日」、制作者の会社につい
ての案内情報をあらわす「会社案内」、制作者が契約し
た取引先の金融機関についての案内情報をあらわす「取
引金融機関案内」、および、制作者が契約した公認税理
士または公認会計士についての案内情報をあらわす「公
認税理士または公認会計士案内」の各フィールド(項
目)からなる。
【0021】この商品化情報を受信すると、仮想店舗サ
ーバ装置VSは、所定の形式で、商品、目標制作費用
(必要制作費用)、募集期間、制作予定日、納入予定
日、および、会社案内の情報を、1つのまとまったウェ
ッブページ上に掲載し、インターネットINETを介し
て、予約購入者端末装置TMcからアクセス可能な状態
に設定する。また、受信した商品化情報には、固有の商
品登録識別情報が付与される。
【0022】また、仮想店舗サーバ装置VSの管理者
は、当該商品化情報について、金融機関端末装置TMa
を管理する金融機関に対して口座を開設し、予約金をプ
ールするための口座を確保する。
【0023】それにより、予約購入者は、予約購入者端
末装置TMcを操作して、仮想店舗サーバ装置VSへア
クセスし、所望の商品化情報のウェッブページを閲覧す
る。そして、自分が気に入った商品について、予約購入
することを決定すると、そのウェッブページから予約購
入のためのページへ移動し、予約購入申込を行う。
【0024】この予約購入申込の際、予約購入者は、例
えば、図3に示したような購入予約受付情報を入力す
る。この購入予約受付情報は、予約購入者の住所をあら
わす「住所」、予約購入者の氏名をあらわす「氏名」、
予約購入者の連絡先電話番号をあらわす「電話番号」、
予約購入者の連絡先ファクシミリ番号をあらわす「ファ
クシミリ番号」、予約購入者の連絡先電子メールアドレ
スをあらわす「電子メールアドレス」、予約する商品名
をあらわす「商品名」、購入する数量または申込口数を
あらわす「数量(申込口数)」、予約金の入金方法がク
レジットカード決済であるか口座振り込みであるかの区
別をあらわす「入金方法」、および、予約金の入金方法
としてクレジットカード決済が選択された場合に予約購
入者から引き続き入力されるクレジットカード関連の情
報からなる「クレジットカード情報」の各フィールド
(項目)からなる。
【0025】なお、クレジットカードの情報を入力する
際には、周知のウエッブページセキュアシステムを適用
することが好ましい。また、クレジットカードの情報の
入力方法としては、適宜な周知方法を適用することがで
きる。
【0026】この予約申込情報を受信すると、仮想店舗
サーバ装置VSは、その予約申込情報に固有の予約申込
識別情報を付与し、その予約申込識別情報を含む予約申
込情報を予約申込情報データベースへ蓄積する。ここ
で、仮想店舗サーバ装置VSは、予約された商品の商品
化情報のウェッブページに、予約状況を表示する情報を
表示するようにしても良い。
【0027】また、予約申込情報の「入金方法」がクレ
ジットカードの場合には、同一のウェッブページに予約
購入確認の通知を表示し、また、口座振り込みを選択し
た予約購入者については、予約購入確認の通知とその予
約に対して付与された予約申込識別情報を通知する電子
メールを作成し、予約申込情報の「電子メールアドレ
ス」へと送信する。
【0028】このようにして、募集期間中、随時、予約
購入者が予約操作を行うと、それぞれの予約購入者につ
いて上述した予約申込情報が仮想店舗サーバ装置VSへ
保存されるとともに、予約申込情報の「入金方法」がク
レジットカードの場合には、同一のウェッブページを用
いてその都度予約購入確認の通知を表示し、予約申込情
報の「入金方法」が口座振り込みの場合には、予約購入
確認の通知とその予約に対して付与された予約申込識別
情報を通知する電子メールを作成して送信する。
【0029】そして、募集期間を経過すると、当該商品
化情報に対応したウェッブページでの予約処理を終了す
るとともに、仮想店舗サーバ装置VSは、それまでに予
約申込情報データベースに入金された予約金の総計を集
計し、それが必要制作費用の目標額を超えるかどうかを
調べる。
【0030】ここで、目標額を超えていた場合には、仮
想店舗サーバ装置VSの管理者は、金融機関端末装置T
Maを管理する金融機関がサービスしているエレクトロ
ニック・バンキングシステムへ、当該商品化情報につい
て開設している口座を登録し、入金情報等をオンライン
で参照できるようにする。
【0031】次いで、仮想店舗サーバ装置VSでは、予
約申込情報の「入金方法」にクレジットカードの情報が
登録されている予約購入者については、予約申込情報の
「クレジットカード情報」を適用して、対応するクレジ
ットカード会社へ料金を請求し、それにより、クレジッ
トカード会社から指定口座へ、当該予約購入者からの支
払料金が払い込まれる。それとともに、仮想店舗サーバ
装置VSは、当該予約購入者について、制作開始決定の
旨、および、クレジットカード決済の手続が終了した旨
を通知する電子メールを作成し、対応する予約申込情報
の「電子メールアドレス」へと送信する。また、仮想店
舗サーバ装置VSは、対応する予約申込情報を入金済み
状態に設定する。
【0032】また、仮想店舗サーバ装置VSは、予約申
込情報の「入金方法」に口座振り込みの情報が登録され
ている予約購入者については、当該予約購入者につい
て、制作開始決定の旨、入金期間の表示、入金額の表
示、指定口座への入金指示、および、入金の際には予約
申込識別情報を名前入力時に追加するように指示する内
容を通知する電子メールを作成し、対応する予約申込情
報の「電子メールアドレス」へと送信する。
【0033】それにより、その電子メールを受信した予
約購入者は、指定された入金期間において、ATM端末
などを利用して、指定口座へ、指定された金額を入金操
作するとともに、予約申込識別情報を付与した状態の入
金者氏名を操作入力する。
【0034】これにより、その予約購入者の入金操作に
より、指定口座へ予約金が振り込まれると、金融機関で
は、上述したエレクトロニック・バンキングシステムを
適用し、仮想店舗サーバ装置VSに対して、入金日、入
金者の氏名(この場合は、予約申込識別情報が付加され
ている)、および、入金金額を通知する。
【0035】したがって、仮想店舗サーバ装置VSで
は、ネットバイキングシステムを介して通知された情報
のうち、予約申込識別情報を適用して、予約申込情報デ
ータベースを検索し、一致する予約申込識別情報が登録
されている予約申込情報を取り出し、対応する予約購入
者が予約金額を入金した旨を確認し、その予約申込情報
を入金済み状態に設定する。
【0036】次いで、仮想店舗サーバ装置VSは、予約
金の入金を確認する旨を通知する電子メールを作成し、
その予約購入者に対応した予約申込情報の「電子メール
アドレス」へと送信する。
【0037】このようにして、上記設定された入金期間
中、予約金の入金、および、入金完了した予約購入者へ
の制作開始通知等がなされ、その入金期間が終了する
と、口座に入金された金額の総額を算出し、その算出結
果により制作費の金額が確定される。以下、この確定後
の制作費の金額を「最終制作費確定金額」という。ま
た、入金期間を経過した時点で、金融機関は、直ちに当
該口座を解約して新たな入金を抑制するとともに、制作
者について新たな口座を開設し、解約した口座の金額を
新たに開設した口座に移し、それ以降の当該制作者に関
する融資等の作業は、新たに開設した口座を適用して行
う。それにより、入金期間を経過した後に、予約金を入
金しようとする予約購入者は、その入金が完了せず、返
金される。
【0038】次に、仮想店舗サーバ装置VSは、当該商
品に付与した商品登録識別情報、最終作成費確定金額、
および、目標金額に達成した旨を表示した目標金額達成
書を作成し、金融機関端末装置TMaおよび制作者端末
装置TMbへ送信するとともに、予約購入者のリストを
作成し、制作者端末装置TMbへ送信する。また、仮想
店舗サーバ装置VSは、制作者の口座に入金された金額
を拘束するように金融機関端末装置TMaへ連絡する。
【0039】それにより、制作者端末装置TMbのユー
ザである制作者は、受信した目標金額達成書を金融機関
端末装置TMaの金融機関へ提示し、融資を申し込む。
このように融資が申し込まれると、金融機関は、提示さ
れた目標金額達成書と、仮想店舗サーバ装置VSより受
信した目標金額達成書とを突き合わせて、それらが一致
した場合には、目標達成金額(または、口座に蓄積され
た金額)の95%を限度に、保証協会等の公的保障を受
けた融資を、制作者に対して行う。また、上述したよう
に、この段階では、口座にプールされた資金は、仮想店
舗サーバ装置VSからの申し出により、金融機関によっ
て保全資金として拘束されている。
【0040】融資を受けた制作者は、商品の制作に着手
し、その旨を仮想店舗サーバ装置VSに通知する。それ
により、仮想店舗サーバ装置VSでは、制作着手が通知
された商品について、当該商品化情報に対応したウェッ
ブページに、制作着手を表示する情報を追加する。
【0041】また、制作者は、商品の制作状況を仮想店
舗サーバ装置VSに対して随時通知し、それにより、仮
想店舗サーバ装置VSでは、制作状況が通知される商品
について、当該商品化情報に対応したウェッブページ
に、制作状況を適宜に表示する情報を随時追加する。
【0042】そして、制作者は、商品が完成すると、順
次、予約購入者へ商品を発送する。このとき、発送作業
には、自社以外の物流機関を利用することが望ましい。
全ての予約購入者に対して、商品の発送が終了すると、
制作者は、仮想店舗サーバ装置VSの管理者に対して発
送書類を提示し、商品発送が現実にされた旨を通知す
る。
【0043】これにより、仮想店舗サーバ装置VSの管
理者は、商品の発送を確認し、金融機関に対して、当該
商品に対応した口座について保全資金の拘束解除を依頼
する。
【0044】これにより、金融機関は、仮想店舗サーバ
装置VSの管理者から拘束解除を依頼された資金を用い
て、融資への返済を行うとともに、目標達成金額(また
は、口座に蓄積された金額)の5%を、成功報酬とし
て、仮想店舗サーバ装置VSの管理者へ送金する。
【0045】一方、制作された商品は、予約購入者へ発
送されるばかりでなく、一般にも販売され、その売り上
げが計上される。この売上管理は、制作者が契約した公
認税理士または公認会計士により行われ、所定期間毎に
売上確定書が作成されて、制作者へ発行される。
【0046】そして、この売上確定書に基づいて、制作
者は、例えば、売上金額の10%を限度に、予約購入者
に対し、割引料の名目で申込金額の95%を上限に戻し
金を送金する。したがって、予約購入者も金銭的な利益
を享受できる。なお、この予約購入者に支払う割引料の
金額等は、制作者が任意に設定することができる。
【0047】ここで、工場の火事等、製作段階で事故が
発生し、予定していた商品の出荷ができなくなった場合
には、事故扱いとし、制作者は、仮想店舗サーバ装置V
Sの管理者へ、その旨を通知する。
【0048】それにより、仮想店舗サーバ装置VSの管
理者は、金融機関に対して申込金の解除を依頼するとと
もに、予約購入者リストを作成して金融機関へ提示し、
返金の処理を依頼する。それとともに、仮想店舗サーバ
装置VSでは、事故により商品化が中止された旨の表示
を、予約購入者へ電子メールを用いて通知するととも
に、その旨の表示を当該商品化情報に対応したウェッブ
ページに追加し、告示する。
【0049】それにより、金融機関は、依頼された返金
処理を行うとともに、対応する資金を調達した保証期間
等へ保障手続を行う。
【0050】ところで、募集期間中にプールできた予約
金が目標額未満であった場合には、仮想店舗サーバ装置
VSは、目標金額不達成書を作成し、金融機関端末装置
TMa、制作者端末装置TMb、および、予約購入者端
末装置TMcへ送信する。それにより、その商品化の企
画は解消される。また、仮想店舗サーバ装置VSは、商
品化の企画が解消された旨を、当該商品化情報に対応し
たウェッブページに追加表示して、その旨を告示する。
【0051】このようにして、本実施例では、仮想店舗
サーバ装置VSを用いて、インターネットINETを介
し、商品制作者が制作費用を募集することができるの
で、通常のルートで金融機関から資金の融資を受けられ
ないような場合でも、制作費用を確保することができ、
新たな商品を作成できる。
【0052】また、予約購入者は、インターネットIN
ETを使用して、最新のより利便性の高い商品を確実に
入手できるとともに、割引料を受け取ることで、結果的
に安価に商品を入手できる。
【0053】また、商品の売上金額と販売先が、その商
品の生産開始前の段階で確保されるので、金融機関は安
全な融資を行うことができ、金融機関の本来の役割を充
分に発揮することができることとなる。
【0054】また、制作者は、制作費の調達のための労
務から解放されるので、商品制作に向けて尽力すること
ができ、その結果、より質の高い商品が生産されること
が期待される。
【0055】また、インターネットINETを利用して
資金調達することができるので、広く資金調達を行うこ
とができ、市況の活性化に寄与することができるととも
に、我が国の不況脱出の一助ともなることが期待され
る。
【0056】図4は、仮想店舗サーバ装置VSの処理の
概略例を示している。
【0057】まず、制作者より商品化登録情報を受信
し、その内容をウェッブページに表示する(処理10
1)。そして、当該商品について、指定された募集期間
中、予約購入者より購入予約受付情報を受信すると、そ
の予約購入者を予約購入者リスト(データベース)に登
録し、入金確認状態に設定し(処理102)、入金種別
がクレジットカード決済の場合には(判断103の結果
がYES)、ウェッブページに予約購入確認の通知を表
示し(処理104)、また、入金種別が口座振り込みの
場合には(判断103の結果がNO)、予約購入確認の
通知とその予約に対して付与された予約申込識別情報を
通知する電子メールを作成し、予約申込情報の「電子メ
ールアドレス」へと送信する(処理105)。この処理
102〜処理105は、募集期間中実行される(判断1
06のNOループ)。
【0058】そして、募集期間を経過すると(判断10
6の結果がYES)、ウェッブページ上で当該商品の予
約終了を行い(処理107)、集金額を算出する(処理
108)。
【0059】そして、その集金額が目標額以上になって
いるかどうかを調べ(判断109)、判断109の結果
がYESになるときには、まず、予約申込情報の「入金
方法」にクレジットカードの情報が登録されている予約
購入者については、予約申込情報の「クレジットカード
情報」を適用して、対応するクレジットカード会社へ料
金を請求する(処理110)。
【0060】次いで、口座振り込みの入金期間を設定し
(処理111)、予約申込情報の「入金方法」に口座振
り込みの情報が登録されている予約購入者については、
当該予約購入者について、制作開始決定の旨、入金期間
の表示、入金額の表示、指定口座への入金指示、およ
び、入金の際には予約申込識別情報を名前入力時に追加
するように指示する内容を通知する電子メールを作成
し、対応する予約申込情報の「電子メールアドレス」へ
と送信する(処理112)。
【0061】そして、予約金の入金についてネットバイ
キングシステムを介して情報を受信すると(処理11
3)、その受信した情報のうち、予約申込識別情報を適
用して、予約申込情報データベースを検索し、一致する
予約申込識別情報が登録されている予約申込情報を取り
出し、対応する予約購入者が予約金額を入金した旨を確
認し(処理114)、確認が取れた予約購入者について
は(判断115の結果がYES)、その予約申込情報を
入金済み状態に設定する(処理116)とともに、予約
金の入金を確認する旨を通知する電子メールを作成し、
その予約購入者に対応した予約申込情報の「電子メール
アドレス」へと送信する(処理117)。この処理11
3〜処理116は、入金期間が終了するまで繰り返し実
行される(判断118のNOループ)。
【0062】入金期間が終了し、判断118の結果がY
ESになると、目標金額達成書を作成し、制作者および
金融機関へ送付する(処理119)。それとともに、予
約購入者のリストを作成し、制作者へ送信する。
【0063】それ以降は、制作者より制作開始報告を受
けると制作開始が報告された商品について、当該商品化
情報に対応したウェッブページに、制作開始を表示する
情報を追加する(処理120)。また、制作者より随時
制作状況情報を受信すると、当該商品化情報に対応した
ウェッブページに、制作状況を表示する情報を追加する
(処理121)。また、金融機関より成功報酬を受け取
る(処理122)。
【0064】一方、募集期間中に集められた予約金の総
額が目標額に満たない場合で、判断109の結果がNO
になるときには、目標金額不達成書を作成して、金融機
関端末装置TMa、制作者端末装置TMb、および、予
約購入者端末装置TMcへ送信する(処理125)とと
もに、商品化の企画が解消された旨を、当該商品化情報
に対応したウェッブページに追加表示して、その旨を告
示する(処理126)。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮想店舗サーバ装置VSを用いて、インターネットIN
ETを介し、商品制作者が制作費用を募集することがで
きるので、通常のルートで金融機関から資金の融資を受
けられないような場合でも、制作費用を確保することが
でき、新たな商品を作成できるという効果を得る。
【0066】また、予約購入者は、商品の販売が良好で
あれば、金銭的な利益を享受できるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる制作費用募集システ
ムを実現するためのネットワークシステムの一例を示し
たブロック図。
【図2】商品化登録情報の一例を示した概略図。
【図3】購入予約受付情報の一例を示した概略図。
【図4】仮想店舗サーバ装置VSの処理の概略例を示し
たフローチャート。
【図5】仮想店舗サーバ装置VSの処理の概略例を示し
たフローチャート(続き)。
【符号の説明】
VS 仮想店舗サーバ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して情報をやりとりす
    る機能を備え、ウェッブページ上で商品化情報を提示す
    るとともに制作費用を募集するための仮想店舗サーバ端
    末を備え、 制作者は、ネットワークを介して上記仮想店舗サーバ端
    末に少なくとも商品明細情報、募集期間、申込金額、お
    よび、必要制作費用を含む商品化情報を登録し、 上記仮想店舗サーバ端末は、上記制作者より登録された
    商品化情報をウェッブページ上で提示するとともに、上
    記募集期間を経過するまでの間、予約購入者に対して制
    作費用を募集し、上記予約購入者から予約申込がある
    と、当該予約申込につき1件の予約申込金を登録し、上
    記募集期間を経過すると、その時点で上記登録された予
    約申込金の総額が上記必要制作費用以上になっている場
    合には、上記予約購入者が登録した上記予約申込金を、
    あらかじめ上記制作者について所定の金融機関に開設し
    ている口座へ入金させる一方、制作費用の蓄積完了を上
    記制作者および金融機関へ通知し、 上記金融機関は、上記仮想店舗サーバ端末より制作費用
    の蓄積完了が通知された場合には、上記制作者に対し
    て、上記口座へ入金された額に対応した融資を行うよう
    にしたことを特徴とする制作費用募集システム。
  2. 【請求項2】 前記仮想店舗サーバ端末は、前記募集期
    間を経過した時点で、前記予約申込金の総額が前記必要
    制作費用に満たなかった場合には、制作費用の蓄積未了
    を前記制作者および金融機関へ通知し、 上記金融機関は、上記仮想店舗サーバ端末より制作費用
    の蓄積未了が通知された場合には、上記制作者に対して
    融資を行わないようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の制作費用募集システム。
  3. 【請求項3】 前記募集期間を経過した後に、前記制作
    者の前記商品制作が開始されると、上記制作者は、前記
    仮想店舗サーバ端末に対して、商品制作状況情報を登録
    し、上記仮想店舗サーバ端末は、登録された商品制作状
    況情報を前記商品化情報と同一ウェッブページ上で提示
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の制
    作費用募集システム。
  4. 【請求項4】 前記制作者の前記商品制作が開始された
    後、商品販売によって上記制作者が利益を得た場合、そ
    の利益の所定割合分を、前記予約購入者へ返還すること
    を特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記
    載の制作費用募集システム。
  5. 【請求項5】 前記予約購入者への返還分の上限は、当
    該予約購入者が支払った前記申込金額に応じて設定され
    ることを特徴とする請求項4記載の制作費用募集システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101590A (ja) * 2011-10-17 2013-05-23 Keiko Takeda コンテンツ販売システム、及び、その方法
JP2018512668A (ja) * 2015-03-27 2018-05-17 ナム、ギ ウォンNAM, Ki−Won 消費連動金利変動型金融商品提供システム

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