JP2001350579A - 携帯情報機器 - Google Patents

携帯情報機器

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JP2001350579A
JP2001350579A JP2000170920A JP2000170920A JP2001350579A JP 2001350579 A JP2001350579 A JP 2001350579A JP 2000170920 A JP2000170920 A JP 2000170920A JP 2000170920 A JP2000170920 A JP 2000170920A JP 2001350579 A JP2001350579 A JP 2001350579A
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Fumio Koyama
文夫 小山
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスプレイ上のポインティング位置を左右上
下の4方向に指定可能で、かつ、操作性に優れ、また、
ポインティング手段の存在がディスプレイなどの配置や
大きさの妨げにならないようにする。 【解決手段】ユーザが機器本体1を片手で保持し、ディ
スプレイ2を見ながら、自分の親指で操作できるように
操作部31を機器本体1の側面部に設ける。その操作部
31を矢印A−A'方向へ回転させることで、ディスプ
レイ2上における矢印x−x'方向のポインティング操
作を可能とし、操作部31を矢印B−B'方向へスライ
ドさせることで、図示の矢印y−y'方向のポインティ
ング操作を可能とする。そして、所望とするポインティ
ング位置で、操作部31のほぼ中央部を機器本体1の内
部方向(C方向)へ押圧する操作を行うことでポインテ
ィング位置の確定が行える。なお、矢印y−y'方向の
ポインティング操作は、操作部31の端部31a,31
bを押すことによって行うようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイ上での
ポインティングが可能なポインティング手段を有する携
帯情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスプレイを有する携帯情報機器とし
ては、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistan
t)など様々存在する。これらの携帯情報機器におい
て、ディスプレイ上の表示をスクロールしたり、ディス
プレイ上に存在するカーソルを移動したりするポインテ
ィング手段は様々なものが用いられている。
【0003】たとえば、携帯電話機などでよく用いられ
ている例として、携帯電話機のディスプレイと同一面に
設けられた円盤形状をなすポインティング手段がある。
このポインティング手段は、親指の先端腹部で覆うこと
ができる程度の大きさを有しており、たとえば、円盤形
状の円周付近に印された上下左右の4箇所に対応した操
作ポイントのいずれかを押すことにより、上下左右4方
向のいずれかの方向へのカーソル移動などのポインティ
ング動作が可能となり、円盤形状の中心部を押すことに
より、そのポインティング位置の確定が行えるようにな
っているものがある。
【0004】また、これとは別に、携帯電話機の側面部
にその側面長手方向に回転可能なダイヤルが設けられ、
このダイヤルを回転させることにより、ディスプレイ上
で上下方向のポインティング動作が可能となり、当該ダ
イヤルを携帯電話機内部方向へ押し込むような操作を行
うことにより、ポインティング位置の確定がなされるよ
うになっているものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、それ
ぞれの携帯情報機器はそれぞれに独特なポインティング
手段が存在するが、前者の円盤形状のポインティング手
段を有する携帯電話機などでは、そのポインティング手
段がディスプレイ面と同一面でしかもディスプレイ面と
隣接して設けられているのが普通であるため、操作を行
う際、指がディスプレイ視界の妨げになるとともに、円
盤の大きさが親指の腹と同じ程度の大きさがあるので、
小型化が要求されるこの種の携帯情報機器から考えると
その占有面積は大きく、それがためにディスプレイ面積
を大きくできない原因ともなっている。
【0006】また、後者のダイヤル式のポインティング
手段を有する携帯電話機などでは、表示のスクロール方
向やカーソルの移動方向などのポインティング動作方向
はダイヤルの一方向の回転とそれとは逆方向の回転に対
応した2方向だけしか行えないことになる。
【0007】また、前述のPDAなどにおいては、これ
らのポインティング手段とは少し異なり、ディスプレイ
からスタイラスペンなどで直接ポインティングすること
ができるようになっている。しかし、このポインティン
グ手段は、スタイラスペンなどでディスプレイ上をタッ
チさせるため、ユーザが携帯情報機器を持って操作を行
う際は、一方の手で携帯情報機器を持ち、他方の手でポ
インティング操作を行うというような操作が必要なた
め、両手がふさがってしまうことになる。また、スタイ
ラスペンでディスプレイ画面上を直接指示するため、デ
ィスプレイ面を汚損する可能性もある。
【0008】そこで本発明は、片手での操作で上下左右
の4方向のポインティング操作が可能で、しかも、ポイ
ンティング手段を設ける位置を工夫することで、ポイン
ティング操作を行う際のディスプレイ視界の妨げになる
のを防ぎ、また、機器の操作面の有効利用を図ることが
できるなど種々の利点を有する携帯情報機器を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明の携帯情報機器は、ディスプレイ上でのポ
インティングが可能なポインティング手段を有する携帯
情報機器であって、前記ポインティング手段は、携帯情
報機器本体の側面部または前面周縁部に設けられた円筒
形状をなす操作部と、この操作部の中心軸を中心に、前
記携帯情報機器本体の前面側から当該携帯情報機器本体
側面を通って裏面側に回り込む方向またはその逆方向に
前記操作部を回転可能とする操作部回転機構と、前記操
作部の両端部を微動操作可能とする操作部微動機構と、
前記操作部の中央部または中央部付近を携帯情報機器本
体内部方向へ押し込み可能とする操作部押し込み可動機
構とを有して構成され、前記操作部がその中心軸を中心
に回転操作されることで、ディスプレイ上のポインティ
ング位置を当該操作部の回転接線方向に移動可能とし、
当該操作部のいずれかの端部が微動操作されることで、
ディスプレイ上のポインティング位置を当該操作部の回
転方向に対して直交する方向に移動可能とし、当該操作
部の中央部または中央部付近が携帯情報機器本体内部方
向へ押圧操作されることで、ディスプレイ上のポインテ
ィング位置の確定動作を可能とするようにしている。
【0010】また、前記操作部は、その中心軸方向に複
数分割され、分割されたそれぞれの操作部の少なくとも
一つの操作部が回転操作されることで、ディスプレイ上
のポインティング位置を当該操作部の回転接線方向へ移
動可能とし、分割された操作部のうち両端に位置する操
作部の端部が微動操作されることで、ディスプレイ上の
ポインティング位置を当該操作部の回転方向に対して直
交する方向へ移動可能とし、分割された操作部の中央部
または中央部付近が携帯情報機器本体内部方向へ押圧操
作されることで、ディスプレイ上のポインティング位置
の確定動作を可能とするようにしてもよい。
【0011】そして、前記操作部の端部を微動操作可能
とする操作部微動機構は、操作部を操作部の回転方向に
直交する一方の方向または他方の方向へそれぞれわずか
にスライド可能とする機構であって、当該操作部を一方
の方向へスライドさせる操作を行うことで、ディスプレ
イ上のポインティング位置が当該操作部の回転方向に対
して直交する一方の方向へ移動し、当該操作部をそれと
は逆方向へスライドさせる操作を行うことで、ディスプ
レイ上のポインティング位置が当該操作部の回転方向に
対して直交する他方の方向へ移動可能とすることもでき
る。
【0012】また、前記操作部の端部を微動操作可能と
する操作部微動機構は、操作部の両方の端部のいずれか
を選択的に携帯情報機器本体内部方向に押圧する操作を
可能とする機構であって、操作部の一方の端部を押圧す
る操作を行うことで、ディスプレイ上のポインティング
位置が当該操作部の回転方向に直交する一方の方向へ移
動し、操作部の他方の端部を押圧する操作を行うこと
で、ディスプレイ上のポインティング位置が当該操作部
の回転方向に直交する他方の方向へ移動可能とすること
もできる。
【0013】このように、本発明の携帯情報機器は、そ
のポインティング手段が、携帯情報機器本体の側面部ま
たは前面周縁部に設けられており、円筒形状をなす操作
部をその中心軸を中心に回転操作させることで、ディス
プレイ上でのポインティング位置を当該操作部の回転接
線方向に移動可能とし、当該操作部の端部を微動させる
操作(操作部をスライドさせる操作または操作部の端部
を軽く押す操作)を行うことで、ディスプレイ上でのポ
インティング位置を当該操作部の回転方向に対して直交
する方向に移動可能としている。そして、操作部の中央
部を携帯情報機器筺体内部方向へ押し込むような操作を
行うことで、ディスプレイ上のポインティング位置を確
定することができるようにしている。
【0014】このように、ポインティング手段が携帯情
報機器本体の側面部または前面周縁部に設けられること
により、ポインティング操作を行う際のディスプレイ視
界の妨げになるのを防ぎ、また、機器の操作面の有効利
用を図ることができるなど、ポインティング手段がディ
スプレイと同一面に存在することにより生じる多くの問
題を解消することができる。
【0015】また、ユーザがポインティング操作を行う
際、その携帯情報機器を保持している側の手の親指など
1本の指でポインティング位置を操作部の回転接線方
向、その回転接線方向と直交する方向の左右上下4方向
のポインティング操作を行うことができ、さらに、同じ
指でポインティング位置の確定も行え、操作性にきわめ
て優れたものとなる。
【0016】また、操作部の端部を微動可能とする操作
部微動機構としては、操作部を操作部の回転方向に直交
する方向へスライド可能とする機構とすることが考えら
れる。この機構によれば、操作部を一方の方向へスライ
ド操作することで、ディスプレイ上のポインティング位
置を当該操作部の回転方向に対して直交する一方の方向
に移動させることができ、また、当該操作部をそれとは
逆方向へスライドさせる操作を行うことで、ポインティ
ング位置を逆方向に移動させることができる。
【0017】このように、操作部をスライドするだけの
簡単な操作で、操作部の回転によるポインティング位置
の移動方向と直交する方向へのポインティング位置の移
動を行わせることができる。なお、このスライド操作に
よるポインティング操作は、一回のスライドであれば1
ピッチ分のポインティング位置の移動が行え、それを繰
り返せば、そのスライド回数に応じたピッチ分だけポイ
ンティング位置の移動が行える。また、スライド操作し
たままの状態を保持すれば、その保持した時間に応じて
連続的にポインティング位置の移動を行わせることもで
きる。
【0018】また、操作部の端部を微動可能とする操作
部微動機構は、操作部の両方の端部をそれぞれ携帯情報
機器本体の内部方向に押圧する操作を可能とする機構で
あってもよい。この機構によれば、操作部の一方の端部
を押圧操作することで、ディスプレイ上のポインティン
グ位置を当該操作部の回転方向に直交する一方の方向へ
移動させることができ、操作部の他方の端部を押圧操作
することで、ポインティング位置をそれとは逆方向に移
動させることができる。
【0019】このように、操作部の端部を押すだけのき
わめて簡単な操作で、操作部の回転によるポインティン
グ位置の移動方向に直交する方向へのポインティング位
置の移動を行わせることができる。なお、この端部の押
圧操作によるポインティング操作は、一回の押圧操作で
あれば1ピッチ分のポインティング位置の移動が行え、
それを繰り返せば、その押圧操作回数に応じたピッチ分
だけポインティング位置の移動が行える。また、端部を
押したままの状態を保持すれば、その保持した時間に応
じて連続的にポインティング位置の移動を行わせること
もできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0021】図1は本発明の携帯情報機器の実施の形態
を説明する外観構成図であり、携帯情報機器を片手(こ
の場合、右手)で保持した状態が示されている。携帯情
報機器本体1の前面にはディスプレイ2が設けられてい
る。そして、携帯情報機器本体1の側面部には、ポイン
ティング手段3が設けられる。このポインティング手段
3は、細長い円柱形状をなした操作部31を有し、この
操作部31の長手方向の側面が外部に露出するように携
帯情報機器本体1に設けられる。そして、このポインテ
ィング手段3は、図示のように携帯情報機器本体1を片
手で保持し、親指で操作部31を図示矢印A−A'方向
に回転できるようになっており、さらに、矢印B−B'
方向にわずかにスライド可能となっている。なお、この
ポインティング手段3の機構については後に詳細に説明
する。
【0022】そして、ポインティング手段3の操作部3
1を矢印A向に回せば、ディスプレイ2上のポインティ
ング位置は操作部31の回転量に応じて矢印x方向へ移
動し、操作部31を矢印A'方向に回せば、ディスプレ
イ2上のポインティング位置は操作部31の回転量に応
じて矢印x'方向へ移動する。このポインティング位置
の移動というのは、具体的には、ディスプレイ2上に表
示された表示内容が矢印xまたはx'方向にスクロール
する動作や、ディスプレイ2上に存在するカーソルが矢
印xまたはx'方向に移動する動作をいう。
【0023】また、ポインティング手段3の操作部31
を矢印B方向に1回だけスライドさせれば、ディスプレ
イ2上のポインティング位置は矢印y方向に1ピッチ分
だけ移動し、操作部31を矢印B'方向に1回だけスラ
イドさせれば、ディスプレイ2上のポインティング位置
は矢印y'方向に1ピッチ分だけ移動する。
【0024】なお、操作部31を矢印B方向へのスライ
ド操作する際、そのスライド操作を何回か繰り返し行え
ば、そのスライド操作回数に対応したピッチ数分だけ矢
印y方向にポインティング位置が移動する。同様に、矢
印B'方向へのスライド操作を何回か繰り返し行えば、
そのスライド操作回数に対応したピッチ数分だけ矢印
y'方向にポインティング位置が移動する。また、操作
部31をスライド操作したとき、スライド操作したまま
の状態を保持すれば、その保持した時間に応じて連続的
にポインティング位置の移動を行わせることもできる。
【0025】また、操作部31の中央部または中央部付
近(以下ではこの中央部または中央部付近をまとめてほ
ぼ中央部と表現する)を携帯情報機器本体1の内部方向
(矢印C方向)へ押し込むような操作(この押し込む操
作をここでは押圧操作という)を行うと、上述した矢印
A−A'方向への回転操作または矢印B−B'方向へのス
ライド操作により移動したポインティング位置の確定が
行われるようになっている。
【0026】このように、この実施の形態による携帯情
報機器は、ユーザがその携帯情報機器を図1に示すよう
に片手(この場合、右手)で保持し、ディスプレイ2を
見ながら、保持している手の親指などでポインティング
手段3の操作部31を矢印A−A'方向へ回転させる操
作を行えば、ディスプレイ2上における図示の左右方向
(矢印x−x'方向)のポインティング操作を行うこと
ができ、操作部31を矢印B−B'方向へスライドさせ
る操作を行えば、ディスプレイ2上における図示の上下
方向(矢印y−y'方向)のポインティング操作を行う
ことができる。
【0027】そして、所望とするポインティング位置と
なったところで、操作部31のほぼ中央部を携帯情報機
器本体1の内部方向(矢印C方向)へ押圧操作すればポ
インティング位置を確定することができる。
【0028】なお、上述の例では、ディスプレイ2上に
おける図示の上下方向(矢印y−y'方向)のポインテ
ィング操作は、操作部31を図示の上下方向(矢印B−
B'方向)へスライドさせることによって行っていた
が、これに限らず、たとえば、操作部材31の両端31
a,31bを携帯情報機器本体1の内部方向に軽く押し
込むような操作(押圧操作)を行うことによって、ディ
スプレイ2上における図示の上下方向(矢印y−y'方
向)のポインティング操作を可能とするようにしてもよ
い。
【0029】すなわち、操作部31の端部31aを1回
押せば、ディスプレイ2上のポインティング位置は矢印
y方向に1ピッチ分だけ移動し、操作部31の端部31
bを1回押せば、ディスプレイ2上のポインティング位
置は矢印y'方向に1ピッチ分だけ移動する。勿論、こ
の場合も、端部31a,31bに対する押圧操作を何回
か繰り返し行えば、その押圧操作回数に対応したピッチ
数分だけ矢印yまたはy'方向にポインティング位置が
移動する。また、この場合も前述同様、操作部31を押
圧操作したとき、押圧操作したままの状態を保持すれ
ば、その保持した時間に応じて連続的にポインティング
位置の移動を行わせることもできる。
【0030】なお、操作部31をわずかにスライドさせ
る操作と、操作部31の両端部31a,31bを軽く押
圧する操作の共通性としては、ともに操作部31の端部
のわずかな動きによって、矢印yまたはy'方向へのポ
インティング操作を行うことにあるので、この操作部3
1をわずかにスライドさせる操作と操作部31の両端部
31a,31bを軽く押圧する操作を、前述したよう
に、操作部31の端部を微動操作するという表現を用い
る。
【0031】次にポインティング手段3の機構について
説明する。まず、ディスプレイ2上における図示の上下
方向(矢印y−y'方向)のポインティング操作が、操
作部31を矢印B−B'方向にスライド操作することに
よって行われる場合のポインティング手段3の機構につ
いて図2を参照しながら説明する。
【0032】この場合のポインティング手段3の概略的
な構成部材としては、円筒形状をなす操作部31、この
操作部31の中心軸方向(矢印B−B'方向)にそれぞ
れ突出して設けられた操作部支持軸32a,32b、操
作部支持軸32aを回転自在に支持する軸受け部33
a、操作部支持軸32bを回転自在に支持する軸受け部
33b、操作部31の矢印B−B'方向の動きに対し、
常に元の位置に復帰させようとする復帰力を与える弾性
部材(ここではコイルバネ34a,34bとする)、操
作部31に与えられる携帯情報機器本体1の内部方向
(矢印C方向)への押圧力に対し、常に元の位置に復帰
させようとする復帰力を与える弾性部材(ここではコイ
ルバネ35a,35bとする)が設けられる。
【0033】さらに、操作部31が矢印B方向にスライ
ド操作されることによってオンするスイッチsw1、操
作部31が矢印B'方向にスライド操作されることによ
ってオンするスイッチsw2、操作部31が矢印C方向
に押圧操作されることによってオンするスイッチsw3
が設けられている。
【0034】なお、この図2では、操作部31の動きに
対してそれぞれのスイッチsw1,sw2,sw3がど
のようにオン・オフするかの機構については図示されて
いないが、これは、ごく普通の機構により実現でき、そ
の機構そのものは本発明の要旨とするところではないの
で、図面が煩雑とならないようにするため、ここではそ
の機構についての図示は省略してある。
【0035】このような構造のポインティング手段3を
有した携帯情報機器本体1をユーザが図1に示すように
片手で保持し、ディスプレイ2を見ながら、携帯情報機
器本体1を保持している手の親指などで操作部31を矢
印A−A'方向へ回転させることで、ディスプレイ2上
における左右方向(矢印x−x'方向)のポインティン
グ操作を行うことができる。
【0036】また、その状態で、操作部31が矢印B方
向に1回だけスライド操作されると、それによって、コ
イルバネ34aにはコイルバネ34aを押し縮めるよう
な力が働き、コイルバネ34bにはコイルバネ34bを
引き伸ばすような力が働く。一方、このような操作部3
1の矢印B方向へのスライド操作がなされることによ
り、スイッチsw1がオンし、そのスライド操作に対応
して1ピッチだけ矢印y方向(図1参照)にポインティ
ング位置が移動する。
【0037】なお、操作部31はスライド操作が解除さ
れると、コイルバネ34a,34bの復帰力によって初
期の状態(中立位置)に復帰する。このスライド操作
は、繰り返し行うことができ、矢印B方向へのスライド
操作を何回か繰り返して行えば、スイッチsw1がそれ
に応動してオン・オフを繰り返し、それによってスライ
ド操作回数に対応したピッチ数分だけ矢印y方向にポイ
ンティング位置が移動する。また、前述したように、操
作部31をスライド操作したままの状態で保持すれば、
その保持した時間に応じて連続的にポインティング位置
の移動を行わせることもできる。
【0038】このようにしてポインティング操作が行わ
れ、ポインティング位置が決まったら操作部31のほぼ
中央部を親指で押圧操作を行うが、この押圧操作がなさ
れると、スイッチsw3がオンし、これによってポイン
ティング位置の確定が行われる。この押圧操作がなされ
る際、コイルバネ35a,35bにはバネを押し縮めよ
うとする力が働く。そして、その押圧力を解除すれば、
コイルバネ35a,35bの復帰力によって操作部31
は元の状態に復帰する。
【0039】また、操作部31が矢印B'方向へスライ
ド操作された場合もこれと同様の動きを行う。この場合
は、操作部31が矢印B'方向へスライドするため、コ
イルバネ34bにはコイルバネ34bを押し縮めるよう
な力が働き、コイルバネ34aにはコイルバネ34を引
き伸ばすような力が働く。一方、このような操作部31
の矢印B'方向へのスライド操作がなされることによ
り、スイッチsw2がオンし、そのスライド操作に対応
して1ピッチだけ矢印y'方向(図1参照)にポインテ
ィング位置が移動する。
【0040】なお、操作部31はスライド操作が解除さ
れると、コイルバネ34a,34bの復帰力によって初
期の状態(中立位置)に復帰する。この場合も、前述同
様、スライド操作は、繰り返し行うことができ、矢印
B'方向へのスライド操作を何回か繰り返して行えば、
スイッチsw2がそれに応動してオン・オフを繰り返
し、それによってスライド操作回数に対応したピッチ数
分だけ矢印y'方向にポインティング位置が移動する。
また、前述したように、操作部31をスライド操作した
ままの状態で保持すれば、その保持した時間に応じて連
続的にポインティング位置の移動を行わせることもでき
る。
【0041】このようにしてポインティング操作が行わ
れ、ポインティング位置が決まったら操作部31のほぼ
中央部を親指で押圧操作を行うが、この押圧操作がなさ
れると、前述同様、スイッチsw3がオンし、これによ
ってポインティング位置の確定が行われる。この押圧操
作がなされる際、コイルバネ35a,35bにはこれら
のバネを押し縮めようとする力が働く。そして、操作部
31への押圧力を解除すれば、コイルバネ35a,35
bの復帰力によって操作部31は元の状態に復帰する。
【0042】以上は、操作部31を図示の上下方向(矢
印B−B'方向)にスライド操作することによって、デ
ィスプレイ2上における図1の上下方向(矢印y−y'
方向)のポインティング操作を可能とするポインティン
グ手段3の機構について説明したが、次に、操作部31
の両端31a,31bを携帯情報機器本体1の内部方向
(矢印C方向)に軽く押圧操作することによって、ディ
スプレイ2上における図1の上下方向(矢印y−y'方
向)のポインティング操作を可能とするポインティング
手段3の機構について、図3を参照しながら説明する。
【0043】この場合は、操作部31、この操作部31
の中心軸方向(矢印B−B'方向)に突出して設けられ
た操作部支持軸32a,32b、この操作部支持軸32
a,32bを回転自在に支持する軸受け部33a,33
bが操作部ホルダ40に保持された構造となっている。
この操作部ホルダ40は、その両端部が弾性部材(ここ
ではコイルバネ41a,41bとする)によって支持さ
れ、操作部ホルダ40の中心が支点p0によって揺動可
能に支持されている。
【0044】また、操作部31に与えられる携帯情報機
器本体1の内部方向(矢印C方向)への押圧力に対し、
常に元の位置に復帰させようとする復帰力を与える弾性
部材(ここではコイルバネ42とする)が支点p0に設
けられる。なお、このコイルバネ42と上述のコイルバ
ネ41a,41bはバネの強さを異ならせ、コイルバネ
42の方がコイルバネ41a,41b よりもバネの力
を強くして。これは、操作部31の端部31a,31b
を押圧する操作と操作部全体を押圧する操作を区別しや
すくするためである。また、ポインティング位置の移動
を行う操作は軽い押圧操作で行える方が操作性に優れ
る。
【0045】さらに、操作部31の端部31aが携帯情
報機器本体1の内部方向(矢印C方向)に押圧操作され
ることによってオンするスイッチsw1、操作部31の
他端部31bが携帯情報機器本体1の内部方向(矢印C
方向)に押圧操作されることによってオンするスイッチ
sw2、操作部31のほぼ中央部が携帯情報機器本体1
の内部方向(矢印C方向)に押圧操作されることによっ
てオンするスイッチsw3が設けられている。
【0046】なお、この図4の場合も図3と同様、操作
部31の動きに対してそれぞれのスイッチsw1,sw
2,sw3がどのようにオン・オフするかの機構につい
ては図示されていないが、これは、ごく普通の機構によ
り実現でき、その機構そのものは本発明の要旨とすると
ころではないので、図面が煩雑とならないようにするた
め、ここではその機構についての図示は省略してある。
【0047】このような構造のポインティング手段3を
有した携帯情報機器をユーザが図1に示すように片手で
保持し、ディスプレイ2を見ながら、携帯情報機器本体
1を保持している手の親指などで操作部31を矢印A−
A'方向へ回転させることで、ディスプレイ2上におけ
る図1の左右方向(矢印x−x'方向)のポインティン
グ操作を行うことができる。
【0048】また、その状態で、操作部31の端部31
aを矢印C方向に軽く押圧操作すると、操作部ホルダ4
0には支点p0を中心にコイルバネ41aを押し縮め、
コイルバネ41bを引き伸ばすような回動力が与えら
れ、その回動力によって操作部ホルダ40は支点p0を
中心にわずかに回動する。これによって、スイッチsw
1がオンし、この場合、1ピッチだけ図1の矢印y方向
にポインティング位置が移動する。そして、その押圧力
を解除すれば、操作部ホルダ40はコイルバネ41a,
41bの復帰力によって初期の状態(中立位置)に復帰
する。
【0049】この操作部31の端部31aを押圧する操
作は、繰り返し行うことができ、端部31aに対し矢印
C方向への押圧操作を何回か行えば、それに呼応してス
イッチsw1がオン・オフを繰り返し、その押圧操作回
数に対応したピッチ数分だけ矢印y方向にポインティン
グ位置が移動する。また、この場合も前述同様、操作部
31の端部31aを押圧操作したままの状態で保持すれ
ば、その保持した時間に応じて連続的にポインティング
位置の移動を行わせることもできる。
【0050】このようにしてポインティング操作が行わ
れ、位置が決まったら操作部31のほぼ中央部を親指で
押圧する操作を行うが、このとき、コイルバネ42には
バネを押し縮めようとする力が働く。そして、この操作
部31のほぼ中央部の押圧操作がなされると、スイッチ
sw3がオンし、これによってポインティング位置の確
定が行われる。この押圧操作もその押圧力を解除すれ
ば、コイルバネ42の復帰力によって操作部31は元の
状態に復帰する。
【0051】また、操作部31の他方の端部31bを矢
印C方向に押す操作を行うと、操作部ホルダ40には支
点p0を中心にコイルバネ41bを押し縮め、コイルバ
ネ41aを引き伸ばすような回動力が与えられ、その回
動力によって操作部ホルダ40は支点p0を中心にわず
かに回動する。これによって、スイッチsw2がオン
し、この場合、1ピッチだけ図1の矢印y'方向にポイ
ンティング位置が移動する。そして、その押圧力を解除
すれば操作部ホルダ40はコイルバネ41a,41bの
復帰力によって初期の状態(中立位置)に復帰する。
【0052】この操作部31の端部31bを押圧する操
作も前述同様、繰り返し行うことができ、端部31bに
対する押圧操作を何回か行えば、それに呼応してスイッ
チsw2がオン・オフを繰り返し、その押圧操作回数に
対応したピッチ数分だけ矢印y'方向にポインティング
位置が移動する。また、この場合も、操作部31の端部
31bを押圧操作したままの状態で保持すれば、その保
持した時間に応じて連続的にポインティング位置の移動
を行わせることもできる。
【0053】このようにしてポインティング操作が行わ
れ、位置が決まったら操作部31のほぼ中央部を親指で
押圧する操作を行うが、このとき、コイルバネ42には
バネを押し縮めようとする力が働く。そして、この押圧
操作がなされると、スイッチsw3がオンし、これによ
ってポインティング位置の確定が行われる。この押圧操
作もその押圧力を解除すれば、コイルバネ42の復帰力
によって操作部31は元の状態に復帰する。
【0054】以上説明したようにこの実施の形態による
携帯情報機器は、ユーザが携帯情報機器本体1を図1に
示すように片手(この場合、右手)で保持し、ディスプ
レイ2を見ながら、保持している手の親指でポインティ
ング手段3の操作部31を矢印A−A'方向へ回転させ
る操作を行えば、ディスプレイ2上における図示の左右
方向(矢印x−x'方向)のポインティング操作を行う
ことができる。また、操作部31を矢印B−B'方向へ
スライドまたは操作部31の端部31a,31bのいず
れかを押圧する操作を行えば、ディスプレイ2上におけ
る図示の上下方向(矢印y−y'方向)のポインティン
グ操作を行うことができる。
【0055】そして、所望とするポインティング位置と
なったところで、操作部31のほぼ中央部を携帯情報機
器本体1の内部方向へ押圧する操作を行うことでポイン
ティング位置を確定することができる。
【0056】この実施の形態による携帯情報機器は、図
1からもわかるように、1つのポインティング手段3に
より、上下左右4方向のポインティング操作が可能とな
る。しかも、ポインティング手段3がディスプレイ2面
と同一平面上ではなく、携帯情報機器本体1の側面部に
設けられているので、ポインティング操作を行う際にデ
ィスプレイ2の視界の妨げにならず操作しやすいものと
なり、また、携帯情報機器の前面を有効利用することが
できることから、ディスプレイ2を大きく取ったり、そ
の他の機能を行うための操作部を設けるためにスペース
を有効に使うことができ、また、機器の小型化も可能と
なる。
【0057】なお、本発明は以上説明した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、ポ
インティング手段3の機構は、前述の実施の形態で説明
したものに限られるものでなく、他にも種々考えられ
る。
【0058】その一例としては、図4に示すように、操
作部31を2つに分割した構造としてもよい。この図4
に示すポインティング手段3は、操作部31をその中心
軸方向に2分割して2つの円筒形状の操作部311,3
12としたもので、この場合、操作部311,312の
矢印A−A'方向の回転量は2つの操作部311,31
2の回転量の平均値などによって求め、その平均値に応
じたポインティング動作を行わせるようにする。
【0059】また、2つの操作部311,312はそれ
ぞれが独立して軸受け33a,33bに支持され、それ
ぞれが独立した操作部ホルダ401,402に保持され
ている。これらそれぞれの操作部ホルダ401,402
は、それぞれコイルバネ41a,41bによって支持さ
れ、支点p01,p02を支点として揺動可能となって
いる。そして、一方の操作部311が携帯情報機器本体
1の内部方向(矢印C方向)に押圧操作されることによ
ってオンするスイッチsw1と、他方の操作部312が
携帯情報機器本体1の内部方向(矢印C方向)に押圧操
作されることによってオンするスイッチsw2とを設け
る。
【0060】このような構成において、一方の操作部3
11を矢印C方向に押圧する操作をなすと、操作部ホル
ダ401は支点p01を中心にコイルバネ41aを押し
縮めながらわずかに回動し、これによって、スイッチs
w1がオンし、これによって矢印y方向のポインティン
グ動作がなされる。
【0061】また、他方の操作部312を矢印C方向に
押圧する操作をなすと、操作部ホルダ401は支点p0
2を中心にコイルバネ41bを押し縮めながらわずかに
回動し、これによって、スイッチsw2がオンし、これ
によって矢印y'方向のポインティング動作がなされ
る。
【0062】このようにしてポインティング操作を行
い、ポインティング位置が決まったら2つの操作部31
1,312を同時に押し込む操作を行う。これにより、
操作部31全体が押されたと判断し、ポインティング位
置の確定動作をなすようにする。
【0063】このような構造であっても前述の実施の形
態と同様のポインティング動作を行うことができる。
【0064】なお、この図4に示すようなポインティン
グ手段3において、操作部311,312をスライド可
能として、操作部311,312のいずれかをスライド
させることによって図1に示すy−y'方向のポインテ
ィング操作を可能とすることもできる。
【0065】さらに、図示しないが、操作部31を3分
割して、中央の操作部をポインティング確定動作を行う
ための操作部、両端の操作部をディスプレイ上のy−
y'方向のポインティング動作用の操作部とし、3分割
された操作部の少なくとも1つの操作部が回転操作され
たときは、x−x'方向のポインティング操作を可能と
するというような構造としてもよい。
【0066】また、前述の実施の形態において用いられ
た携帯情報機器は、図1に示すように、ユーザ側から見
て縦長の状態で用いられるような形状のものについて考
えたが、図5に示すように、ユーザ側から見て横長の状
態で用いられるような形状のものにも適用することがで
きる。この場合、その横長の携帯情報機器を図5に示さ
れるように、ユーザの片方の手(この場合、右手)で保
持することを想定すると、ポインティング手段3は携帯
情報機器本体1の下端側面に設けるようにすれば、ユー
ザの親指で操作し易くなるので都合がよい。
【0067】この図5に示すような携帯情報機器にあっ
ては、ユーザがその横長の携帯情報機器を図5に示すよ
うに片手(この場合、右手)で保持し、ディスプレイ2
を見ながら、保持している手の親指でポインティング手
段3の操作部31を矢印A−A'方向へ回転させる操作
を行えば、ディスプレイ2上における図示の上下方向
(矢印y−y'方向)のポインティング操作を行うこと
ができ、操作部31を矢印B−B'方向へスライドさせ
る操作を行えば、ディスプレイ2上における図示の左右
方向(矢印x−x'方向)のポインティング操作を行う
ことができる。そして、所望とするポインティング位置
となったところで、操作部31のほぼ中央部を携帯情報
機器本体1の内部方向へ押圧する操作を行えばポインテ
ィング位置を確定することができる。
【0068】また、この図5の場合においても、ディス
プレイ画面上における図示の左右方向(矢印x−x'方
向)のポインティング操作は、操作部31をスライドさ
せる方法に限らず、前述したように、操作部31の両端
31a,31bを携帯情報機器本体1の内部方向に軽く
押圧するような操作を行うことによっても実現できるこ
とは前述した通りである。
【0069】なお、この図5に示されるような携帯情報
機器に用いられるポインティング手段の機構は前述した
実施の形態と同様の構造を用いることができるのでここ
ではその説明は省略する。
【0070】また、前述の説明で用いたポインティング
手段の機構(たとえば、図2〜図4)はほんの一例であ
って、この図2〜図4に示される機構に限られるもので
はなく、これら以外の機構によっても実現できることは
勿論である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
のポインティング手段が、携帯情報機器本体の側面部ま
たは前面周縁部に設けられており、円筒形状をなす操作
部をその中心軸を中心に回転操作させることで、ディス
プレイ上でのポインティング位置を当該操作部の回転接
線方向に移動可能とし、当該操作部の端部を微動させる
操作(操作部をスライドさせる操作または操作部の端部
を軽く押す操作)を行うことで、ディスプレイ上でのポ
インティング位置を当該操作部の回転方向に対して直交
する方向に移動可能としている。そして、操作部の中央
部を携帯情報機器筺体内部方向へ押し込むような操作を
行うことで、ディスプレイ上のポインティング位置を確
定することができるようにしている。
【0072】このように、ポインティング手段が携帯情
報機器本体の側面部または前面周縁部に設けられること
により、ポインティング操作を行う際のディスプレイ視
界の妨げになるのを防ぎ、また、機器の操作面の有効利
用を図ることができるなど、ポインティング手段がディ
スプレイと同一面に存在することにより生じる多くの問
題を解消することができる。
【0073】また、ユーザがポインティング操作を行う
際、その携帯情報機器を保持している側の手の親指など
1本の指で、ポインティング位置を操作部の回転接線方
向、その回転接線方向と直交する方向の左右上下4方向
のポインティング操作を行うことができ、さらに、同じ
指でポインティング位置の確定も行え、操作性にきわめ
て優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯情報機器の実施の形態を説明する
外観図である。
【図2】本発明の携帯情報機器に用いられるポインティ
ング手段の機構の一例を説明する図であり、操作部をス
ライドすることによって図1に示すディスプレイ上のy
−y'方向のポインティング動作を行わせる場合の機構
を示す図である。
【図3】本発明の携帯情報機器に用いられるポインティ
ング手段の機構の一例を説明する図であり、操作部の両
端部を押圧操作することによって図1に示すディスプレ
イ上のy−y'方向のポインティング動作を行わせる場
合の機構を示す図である。
【図4】操作部を2分割して2分割された操作部を押圧
操作することによって図1に示すディスプレイ上のy−
y'方向のポインティング動作を行わせる場合の機構を
示す図である。
【図5】ユーザ側から見て横長の状態で用いられるよう
な形状の携帯情報機器におけるポインティング操作を説
明するための外観図である。
【符号の説明】
1 携帯情報機器本体 2 ディスプレイ 3 ポインティング手段 31 操作部 31a,31b 操作部の両端部 A,A' 操作部の回転方向 B,B' 操作部のスライド方向 C 携帯情報機器本体の内部方向 sw1,sw2,sw3 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ上でのポインティングが可
    能なポインティング手段を有する携帯情報機器であっ
    て、 前記ポインティング手段は、 携帯情報機器本体の側面部または前面周縁部に設けられ
    た円筒形状をなす操作部と、 この操作部の中心軸を中心に、前記携帯情報機器本体の
    前面側から当該携帯情報機器本体側面を通って裏面側に
    回り込む方向またはその逆方向に前記操作部を回転可能
    とする操作部回転機構と、 前記操作部の両端部を微動操作可能とする操作部微動機
    構と、 前記操作部の中央部または中央部付近を携帯情報機器本
    体内部方向へ押し込み可能とする操作部押し込み可動機
    構と、 を有して構成され、 前記操作部がその中心軸を中心に回転操作されること
    で、ディスプレイ上のポインティング位置を当該操作部
    の回転接線方向に移動可能とし、当該操作部のいずれか
    の端部が微動操作されることで、ディスプレイ上のポイ
    ンティング位置を当該操作部の回転方向に対して直交す
    る方向に移動可能とし、当該操作部の中央部または中央
    部付近が携帯情報機器本体内部方向へ押圧操作されるこ
    とで、ディスプレイ上のポインティング位置の確定動作
    を可能とすることを特徴とする携帯情報機器。
  2. 【請求項2】 前記操作部は、その中心軸方向に複数分
    割され、分割されたそれぞれの操作部の少なくとも一つ
    の操作部が回転操作されることで、ディスプレイ上のポ
    インティング位置を当該操作部の回転接線方向へ移動可
    能とし、分割された操作部のうち両端に位置する操作部
    の端部が微動操作されることで、ディスプレイ上のポイ
    ンティング位置を当該操作部の回転方向に対して直交す
    る方向へ移動可能とし、分割された操作部の中央部また
    は中央部付近が携帯情報機器本体内部方向へ押圧操作さ
    れることで、ディスプレイ上のポインティング位置の確
    定動作を可能とすることを特徴とする請求項1記載の携
    帯情報機器。
  3. 【請求項3】 前記操作部の端部を微動操作可能とする
    操作部微動機構は、操作部を操作部の回転方向に直交す
    る一方の方向または他方の方向へそれぞれわずかにスラ
    イド可能とする機構であって、当該操作部を一方の方向
    へスライドさせる操作を行うことで、ディスプレイ上の
    ポインティング位置が当該操作部の回転方向に対して直
    交する一方の方向へ移動し、当該操作部をそれとは逆方
    向へスライドさせる操作を行うことで、ディスプレイ上
    のポインティング位置が当該操作部の回転方向に対して
    直交する他方の方向へ移動可能とすることを特徴とする
    請求項1または2記載の携帯情報機器。
  4. 【請求項4】 前記操作部の端部を微動操作可能とする
    操作部微動機構は、操作部の両方の端部のいずれかを選
    択的に携帯情報機器本体内部方向に押圧する操作を可能
    とする機構であって、操作部の一方の端部を押圧する操
    作を行うことで、ディスプレイ上のポインティング位置
    が当該操作部の回転方向に直交する一方の方向へ移動
    し、操作部の他方の端部を押圧する操作を行うことで、
    ディスプレイ上のポインティング位置が当該操作部の回
    転方向に直交する他方の方向へ移動可能とすることを特
    徴とする請求項1または2記載の携帯情報機器。
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