JP2001350409A - 商品標示体 - Google Patents

商品標示体

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JP2001350409A
JP2001350409A JP2000172954A JP2000172954A JP2001350409A JP 2001350409 A JP2001350409 A JP 2001350409A JP 2000172954 A JP2000172954 A JP 2000172954A JP 2000172954 A JP2000172954 A JP 2000172954A JP 2001350409 A JP2001350409 A JP 2001350409A
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Mitsuru Yoshida
満 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品陳列棚上に配列する商品に接近して置か
れて、棚の長手方向の設置スペースは殆ど必要とせず
に、キメの細かな複数の対象商品の告知を商品の左右方
向から行うことができ、訴求効果の高い、経済的な商品
標示体、さらに効果的なPOPディスプレーになり得る
商品標示体を提供する。 【解決手段】 商品の陳列棚に垂直に立てて使用される
硬質性シートからなる仕切り板1の下辺に罫線Aを介し
ていづれの側にも略90°折り曲げ可能な底板2を連接
し、前記仕切り板1の一方の側辺には、前記底板2より
も外側に突出する標示部3を延設し、前記硬質性シート
に、保形性を有する透明プラスチックシートを用い、前
記標示部3に、印刷カード7を収納可能とするポケット
4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、量販店における商
品陳列棚に陳列される新商品等の販促に効果のあるPO
Pディスプレー機能を持たせることができる商品標示体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、量販店において使用される商品標
示体は、一般的に商品陳列棚の前面に通路と平行して設
けられており、これに、商品名、価格当を片面印刷のカ
ードが保持されているものが多い。また、陳列される商
品の中で特に告知すべき商品のPOPディスプレーに
は、その商品の上部空間に吊り下がるハンガータイプ、
陳列棚上でその商品に近く置かれる床置きタイプ、そし
て陳列棚の前部あるいは陳列棚の前側に設けられている
商品ストッパーから吊り下がるハンギングタイプ等が、
状況に応じて使い分けられている。このようなPOPデ
ィスプレーは、一回使用のものが多く、対象商品が変わ
ればPOPディスプレーも全く新たに取り替えられるこ
とが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の商品
標示体は、客が、その前面に立てば標示内容を明確に認
知することができるが、斜め方向からは認知しにくいと
いう問題があった。また、POPディスプレーは、大ま
かに特定の商品告知をすることはできるが、商品棚上に
並んだ多種の商品に隣接して置かれ、それらをキメ細か
く差別しながら告知することは難しく、また、告知すべ
き商品が変わればその都度POPディスプレー自体も新
たなものに取り替えなければならないという面倒さがあ
り、経済的にもかなりのコストを要するものであった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
本発明は、設置スペースは殆ど必要とせずに、陳列棚上
に配列する商品に極めて接近して、商品棚から前面に突
き出た形で置かれて、キメのこまかな複数の対象商品の
告知が、商品の左右からアプローチする客に対して可能
であって、訴求効果、あるいは、告知効果の高いPOP
ディスプレーの役割を果たすことができ、且つ、告知す
べき対象商品が変わっても、全体を廃棄することなく、
差し込まれている印刷カードを交換するだけで済む経済
的な商品標示体の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明による商品標示体は、商品の陳列棚に
垂直に立てて使用される硬質性シートからなる仕切り板
の下辺に罫線を介していづれの側にも略90°折り曲げ
可能な底板が連接され、前記仕切り板の一方の側辺に
は、前記底板よりも外側に突出する標示部が延設されて
なることを特徴とするものである。また、前記硬質性シ
ートが、保形性を有する透明プラスチックシートからな
ること、さらに、前記標示部に、印刷カードを収納可能
とするポケットが設けられていることを特徴とするもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明による
商品標示体を説明する。図1は、本発明による商品標示
体の構成説明図であり、図1(a)は、本発明による商
品標示体の使用前の側面図、図1(b)は、図1(a)
におけるx−x’断面図、図1(c)は、図1(a)に
おけるy−y’断面図である。本発明による商品標示体
10は、図1(a)に示すように、略四角形の仕切り板
1の下辺に罫線Aを介して底板2が連接され、また、仕
切り板1の一方の側辺には、底板2よりも外側に突出す
る標示部3が延設されている。この罫線Aは、所定の厚
みを有する硬質性シートを、図1(c)に示すように、
線状に薄肉化して形成されたものであって、硬質性シー
トの物性、薄肉化の度合、罫線Aの長さを制御すること
によって、適度な折り曲げ強度と保形性が与えられてい
る。当図では、罫線Aの途中に打ち抜き部があるが、罫
線Aの薄肉化の度合いよっては、必ずしもそれを設ける
必要はない。標示部3は、図1(b)に示すように硬質
性シートの仕切り板1からの延設された部分が、二つ折
りされて、対向面同志の間に所定の間隙が保たれ、二つ
折りされた部分の底板2に近い最低部には、細長い底部
接着板5が対向面に挟まれて接着されてなるものであっ
て、外側と底辺の2辺が閉鎖され、残る2辺が開放され
て、印刷カード7を収納することができるポケット4が
形成されている。また、仕切り板1下部の標示部3側に
は、内側に大きく抉(えぐ)られて形成されたカット部
6が設けられている。ポケット4の中には、告知しよう
とする商品の商品名、キャッチコピー、写真、図柄等
(図では○×で示す)が両面に適宜印刷された印刷カー
ド7が挿入、保持される。
【0006】図2は、本発明による商品標示体の使用状
態説明図である。前欄で説明した構成を有する本発明に
よる商品標示体10は、図1に示すようなフラットな形
状で店頭に供給され、そこで底板2を罫線Aによって任
意の方向に略90°折り曲げた状態で、標示部3が、図
2に示すように、商品棚Tの手前に突き出るように、商
品棚T上に置かれて、使用される。一般に、陳列棚Tの
最前部には、商品が手前に落ちないように商品ストッパ
ー(図示せず)が設けられているが、カット部6を利用
すれば、この商品ストッパーに邪魔されず、商品ストッ
パーを跨いだ状態で本発明による商品標示体10を図2
に示すように置くことができる。この場合、底板2、は
いずれの方向にも略90°折れ曲がった形状を保持する
ので、陳列棚Tの中央部は無論、最端部にも置くことが
できる。仕切り板1は、商品棚より略垂直に立ちあがる
ので、その仕切り板1に接して商品を配列することがで
きる。従って、従来の商品標示体と異なり商品陳列棚T
の長手方向のスペースは極めて少なくて済む。店頭にお
いて、本発明による商品標示体10の組み立て、設置が
終わったら、標示部3のポケット4に予め用意された印
刷カード7を挿入すればよい。また、この印刷カード7
は、商品標示体10がフラットな状態において、あらか
じめポケットに挿入しておいてもよい。告知の対象とな
る商品が変わる場合、印刷カード7のみ交換すれば良
く、商品標示体10自体は、長期にわたって繰り返し使
用が可能である。本発明による商品標示体10の標示部
3は陳列棚よりも前面に、すなわち通路側に突き出てい
るので、印刷カード7に記載されている標示内容が、商
品の左右方向からアプローチする客によっていずれの方
向からでも見易く、客にとって購入し易い売り場を形成
することができる。また、標示部3のサイズも自由度が
高く、特売品の展示等の場合には、さらに大きくするこ
とによって、他の商品との差別化を図ることも容易であ
る。本発明による商品標示体10が不要になった場合
は、またもとのフラットな状態にもどして、次の使用に
備えてストックしておくことができる。以上のように、
本発明による商品標示体10は、店頭への搬送、ストッ
ク、廃棄はすべて平らな状態で行うことができるので、
省スペース効果がある。
【0007】本発明による商品標示体10に使用される
硬質性シートは、罫線Aによって折り曲げられる場合の
保形性に優れていることが望ましい。この保形性とは、
曲げ応力が除かれた状態で所定の折り曲げ形状を維持で
きる適性を意味する。このような適性を有する硬質シー
トとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチル
メタアクリレート,アクリロニトリルブタジエンスチレ
ンコポリマー等のプラスチックシートの使用が可能であ
るが、中でもポリエチレンテレフタレートが好適に使用
することができる。硬質性シートの厚みは、0.3〜
2.5mmの範囲にあることが好ましい。さらに、硬質
性シートは、ポケット4に挿入された印刷カード7を両
面から透視できるような、透明性を有していることが好
ましい。
【0008】本発明による商品標示体10は、以上の実
施の形態あるいは図面の記載に限定されることなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、板紙は一般に保形性はないが、金属片ある
いはポリエチレンテレフタレート等の樹脂片を罫線Aを
横断するように貼りつけておくことによって保形性を持
たせることは可能になるので、硬質性シートの素材とし
て板紙を使用してもよい。ただし、標示部3は、不透明
になるため、一枚の印刷カード7を両側から見せること
は出来なくなるので、標示部3の両側にポケットを別部
材(透明なプラスチックフィルムあるいは薄手のプラス
チックシート)で形成し、それぞれのポケットに片面印
刷カードを挿入するようにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明による商品標示体10によれば、
硬質性シートを用いて、仕切り板1の下辺に罫線Aを介
して底板2を連接し、仕切り板1の一方の側辺には、底
板2よりも外側に突出する標示部3を形成し、硬質性シ
ートには保形性のあるプラスチックシートを使用し、ま
た、標示部3に印刷カード7を収納可能とするポケット
4を設けることにより、陳列棚Tの長手方向の設置スペ
ースは殆ど必要とせずに、陳列棚上に配列する商品に極
めて接近し、且つ、標示部3が、陳列棚Tよりも前面に
突き出した状態で設置することができるので、キメのこ
まかな複数の商品の告知が、左右いずれの方向からも可
能となり、また、キメの細かなPOPディスプレーとし
ての訴求効果も高まり、さらに、告知すべき対象商品が
変わっても、印刷カード7を交換するだけで済むので、
一般的なPOPディスプレーに較べて経済的であり、さ
らに、店頭への搬送、ストック、廃棄はすべて平らな状
態で行うことができるので、省スペース効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による商品標示体の構成説明図
【図2】本発明による商品標示体の使用状態説明図
【符号の説明】
1 仕切り板 2 底板 3 標示部 4 ポケット 5 底部接着板 6 カット部 7 印刷カード 10 本発明による商品標示体 A 罫線 T 商品陳列棚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の陳列棚に垂直に立てて使用される
    硬質性シートからなる仕切り板の下辺に罫線を介してい
    づれの側にも略90°折り曲げ可能な底板が連接され、
    前記仕切り板の一方の側辺には、前記底板よりも外側に
    突出する標示部が延設されてなることを特徴とする商品
    標示体。
  2. 【請求項2】 前記硬質性シートが、保形性を有する透
    明プラスチックシートからなることを特徴とする請求項
    1記載の商品標示体。
  3. 【請求項3】 前記標示部に、印刷カードを収納可能と
    するポケットが設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の商品標示体。
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