JPH09234144A - 商品陳列構造 - Google Patents

商品陳列構造

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JPH09234144A
JPH09234144A JP4353896A JP4353896A JPH09234144A JP H09234144 A JPH09234144 A JP H09234144A JP 4353896 A JP4353896 A JP 4353896A JP 4353896 A JP4353896 A JP 4353896A JP H09234144 A JPH09234144 A JP H09234144A
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Application number
JP4353896A
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English (en)
Inventor
Mitsuyasu Kato
光康 加藤
Hiromitsu Matsumura
弘光 松村
Yuko Tozaki
優子 戸崎
Yasuhiro Nukada
康弘 額田
Toshiyuki Hamazaki
俊行 濱崎
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多種多様な商品を、カテゴリー別に一目瞭然に
陳列することのできる、優れた陳列構造を提供する。 【解決手段】棚板10a上が、各カテゴリーを表示する
仕切り具11によって左右方向に複数の区画Pに仕切ら
れ、仕切られた各区画Pに、そのカテゴリーに属する医
薬品18が少なくとも左右方向に並び、しかも各医薬品
18の手前に、その医薬品18を説明するアイテムカー
ド24が着脱自在に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種商品の陳列構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、薬局等の店舗において販売さ
れる一般用医薬品(以下「医薬品」と略す)は、図15
に示すように、店舗に備えられた適宜の棚1の棚板1a
上に、ランダムに詰め込んだ状態で置かれており、特に
顧客が見やすいよう配慮して陳列することは少ない。そ
して、来店した顧客が訴える症状を店員(薬剤師等)が
聞き、その症状に応じた医薬品を上記棚1から選んで顧
客に呈示して販売するのが一般的となっている。また、
化粧品も、見栄えよく陳列される一部の主力商品を除い
ては、上記医薬品と同様の陳列形態になっており、店員
(専門のカウンセラー等)が顧客の肌の状態や要望を聞
いたりカウンセリングしたのち、適宜の化粧品を棚から
選んで推奨し販売するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
商品に関する情報が氾濫し、消費者が商品に関する知識
をある程度備えるようになってきたことを背景に、自ら
商品を主体的に選択したい、という消費者側からの要望
が高まっている。上記医薬品や化粧品についても、この
傾向が強く、従来のように店員主導型の販売形態が見直
されている。このような観点から、医薬品等の陳列形態
を、顧客自身が選択しやすいような陳列に改めることが
望まれているが、医薬品や化粧品のように、症状や目的
に応じて微妙な差異を有する商品が多種多様に品揃えさ
れるものは、互いの違いや価値が一目ではわかりにくい
ため、望ましい陳列形態を実現することが困難となって
いる。特に、医薬品のなかでも漢方薬は、名称が複雑
で、その名称から効能を記憶することが難しいことか
ら、顧客にわかりやすい陳列形態を実現することは非常
に困難である。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、多種多様な商品を、そのカテゴリー別に一目瞭
然に陳列することのできる、優れた陳列構造の提供をそ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1にかかる商品陳列構造は、左右方
向に延びる棚板上に商品を陳列してなる陳列構造であっ
て、上記棚板上を、棚板上に直接載置され、もしくは棚
板との係合によって取り付けられる複数の仕切り具を用
いて左右方向に複数の区画に仕切り、上記各仕切り具の
少なくとも正面部には、その区画に陳列される商品群を
特徴付けるカテゴリーを各別に表示し、上記仕切り具に
よって仕切られた各区画内に、その区画を仕切る仕切り
具に表示されたカテゴリーに属する商品群を少なくとも
左右方向に並べて陳列するとともに、陳列された各商品
それぞれの手前に、その商品の説明を表示した個別説明
具を、着脱自在に取り付けてなることを特徴とするもの
である。
【0006】また、本発明の請求項2にかかる商品陳列
構造は、上記請求項1にかかる商品陳列構造であって、
上記棚板上に陳列される商品が、複数個ずつ下記のトレ
イ(A)の上に載せられているとともに、上記各個別説
明具がカード片で形成されており、上記トレイ(A)の
立ち上がり部に、上記カード片が着脱自在に保持されて
いることを特徴とするものである。 (A)複数の商品を左右方向に並べて載せうる水平面部
と、上記水平面部の前端部に形成される立ち上がり部と
を備え、上記立ち上がり部が、上記水平面部の前端縁か
ら直角方向に所定幅だけ立設する立設部と、この立設部
上端から手前側に傾斜下降する傾斜部とで構成されてい
るトレイ。
【0007】さらに、本発明の請求項3にかかる商品陳
列構造は、上記請求項2にかかる商品陳列構造であっ
て、上記トレイの立ち上がり部の傾斜部が、その下端縁
を手前側に折り返すことにより形成される溝部を備えて
いることを特徴とするものである。
【0008】なお、本発明において、「棚板」とは、陳
列棚の部分としての棚板に限るものではなく、商品陳列
に用いられる全ての水平面を含める趣旨である。したが
って、商品陳列が、壁面に形成された凹部や、陳列台や
ワゴン等の水平面を利用して行われる場合、これらの水
平面は、全て本発明の「棚板」に含まれる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0010】図1は本発明の商品陳列構造を、商品とし
てシリーズ化された医薬品(漢方薬)の陳列に適用した
一実施の形態を示している。
【0011】この陳列棚10は、棚板10aの取り付け
高さを適宜に調節することのできる公知の組み立て式の
棚であり、各棚板10aの上に、左端から所定間隔で、
複数の仕切り具11が設けられ、棚板10a上が左右方
向に3〜4つの区画Pに仕切られている。そして、上記
仕切り具11の正面部11a(本でいう背表紙部)に、
「かぜの症状」,「咳・ぜんそく」といった典型的な症
状が、その区画に陳列される医薬品を特徴づけるカテゴ
リーとして、それぞれ表示されている。また、この表示
の下には、右を指す矢印が表示され、この症状に効能を
有する医薬品18が、その右側に陳列されていることを
示している。
【0012】上記仕切り具11の本体は、図2(a)に
示すように、略板状の中空プラスチック体(ポリ塩化ビ
ニル製)で、正面部11aの下端部12が、底面部11
bの位置よりもさらに下方に延設されている。そして、
鎖線で示すように、カテゴリーシール13が貼着され
て、正面部11aと、左右の側面部の3面にわたって、
それぞれの面に症状表示部が形成されるようになってい
る。なお、底面部11bの手前側は、所定長さだけ切り
欠かれている。この切欠部14は、後述するトレイAの
手前の立ち上がり部分(図5参照)と嵌合するようにな
っている。また、上記仕切り具11の背面は開口11c
になっている。
【0013】上記カテゴリーシール13は、図2(b)
に示すように、シール台紙15から剥がして使用するよ
うになっており、文字部分以外の地色部分13aが、そ
のカテゴリーごとに異なる色で色分けされている。そし
て、このシール台紙15には、上記カテゴリーシール1
3と併せて、その症状を簡略して記載した保存シール1
6と、左を指す矢印シール17が用意されている。な
お、上記シール台紙15は、図3(a)に示すように、
そのカテゴリーシール13が表示するカテゴリーに属す
る医薬品18(図1参照)に付される、後述するアイテ
ムカード24とセットされ、一枚のポリ袋50内に入れ
られた状態で準備される。そして、上記シール台紙15
をポリ袋50から取り出してカテゴリーシール13を仕
切り具11に貼着する際に、上記保存シール16を、図
3(b)に示すように、このポリ袋50に貼っておくこ
とにより、中のアイテムカード24の属するカテゴリー
が一目でわかるようになっている。また、上記矢印シー
ル17は、図4(a)に示すように、店舗内での配置
上、どうしても左から右に医薬品18を陳列することが
できず、逆方向に並べて陳列する場合や、図4(b)に
示すように、意図的に左右方向に医薬品18を陳列した
い場合等に、上記カテゴリーシール13の下部の矢印部
分に重ねて貼ることにより矢印の指示を逆にするための
ものである。
【0014】そして、上記仕切り具11によって仕切ら
れた各区画P(図1に戻る)には、その区画Pを仕切る
仕切り具11(この例の場合には左端に配置される)に
表示された症状に対し効能を有する医薬品18(図1に
戻る)が、左から右に並べて陳列されている。したがっ
て、左端の仕切り具11に「かぜの症状」とある区画P
には、かぜの症状に効能を有する「葛根湯」,「柴胡桂
枝湯」等の医薬品18が並んでいる。そして、これらの
医薬品18は、棚10の奥に向かっても複数個ずつ並べ
られている。
【0015】なお、これらの医薬品18は、直接棚板1
0a上に載置されるのではなく、図5に示すトレイAを
介して載置されている。上記トレイAは、透明なポリ塩
化ビニル製シートを曲成して形成されたもので、棚板1
0aに重ねられる水平面部19と、上記水平面部19の
前端部に形成される立ち上がり部30aとを備えてい
る。上記立ち上がり部は、上記水平面部19の前端縁か
ら直角方向に所定幅だけ立設する立設部20と、この立
設部20の上端から所定幅だけ手前に水平に延びる厚み
形成部21と、上記厚み形成部21の前端縁から手前側
に傾斜下降する傾斜部22とを備えている。そして、上
記傾斜部22の下端縁が手前側に折り返されて、溝部2
3が形成されている。なお、上記立設部20と、厚み形
成部21と、傾斜部22とで構成される手前の立ち上が
り部30aには、前記仕切り具11(図2参照)の切欠
部14が嵌合するようになっており、この嵌合により、
上記仕切り具11が、トレイAに対し直立姿勢で保持さ
れ、棚板10a上を仕切るようになっている。
【0016】上記トレイAの幅(左右方向の長さ)は、
棚板10aに対し、トレイAが左右方向に隙間なく複数
個並ぶよう設定されており、図1の例では、幅1200
mmの棚板10aに対し、300mm幅のトレイAが用
意され、一枚の棚板10a上に、左右方向に4個のトレ
イAが載置されるようになっている。
【0017】上記トレイAの上に並べられた各医薬品1
8の前には、トレイAの手前に形成された溝部23を利
用して、医薬品18を個別に説明するアイテムカード2
4が差し込まれて保持されている(図1参照)。
【0018】上記アイテムカード24は、その医薬品1
8の名称、錠剤,顆粒等の形態の区別、何包等の内容
量、効能等を一括して簡潔明瞭に表示するもので、具体
的には、図6(a)に示す構成になっている。すなわ
ち、上記アイテムカード24において、四角形状の基部
25には、上から順に、その医薬品18の代表的な効能
(この場合「感冒、頭痛」)の表示部26、その医薬品
18の名称(この場合「葛根湯」)の表示部27、その
医薬品18の内容量(この場合「45包 15日分」)
の表示部28が設けられており、また、右上に、その医
薬品18が顆粒等である旨を太字で示す形態表示部29
が設けられている。そして、これらの表示部26〜29
の左下の空白部30は、値段をつけるスペースとなって
いる。なお、その右側には、その医薬品18のバーコー
ド31が予め印刷されている。そして、上記基部25の
左上には、上方に突出する突出片32が延設されてお
り、この部分に、その医薬品18が効く、顧客が自覚し
やすい具体的な症状(この場合「かぜのひき始めに背中
がゾクゾクっときたら…」)の表示部33が設けられて
いる。このように、上記アイテムカード24には、その
医薬品18の必要最小限の情報がぱっと見やすく表示さ
れているため、仕切り具11によって仕切られた各区画
P内で目的とする医薬品18を探す際に、いちいち医薬
品18を手にとらなくても、上記アイテムカード24の
表示を目で追うだけで、簡単に目的とする医薬品18を
見つけ出すことができる。
【0019】なお、上記アイテムカード24の幅は、医
薬品18のうち最も小さい箱の寸法に合わせており、左
右方向に並ぶ医薬品18に対し、上記アイテムカード2
4も、互いに重なることなく並べて保持することができ
るようになっている。ただし、箱の大きいものの前に配
置する場合、あるいはその区画の右端まで医薬品18が
ぴったり埋まらない場合等には、トレイAの前面に隙間
が生じる。そこで、この隙間を利用して、トレイAの溝
部23からスウィングPOP34(図1参照)を垂らす
ようにしている。このスウィングPOP34は、POP
広告(購買時点広告)の機能を果たすもので、具体的に
は、つぎのような構成になっている。
【0020】すなわち、上記スウィングPOP34は、
図6(b)に示すように、楕円形状の基部35と、上記
基部35の上端部から上方に延びる帯状部36からな
り、上記帯状部36を円弧状あるいは軽い折り目をつけ
て折り返し、その先端を上記トレイAの溝部23に差し
込むことにより保持される。上記スウィングPOP34
の基部35には、「商品カードで症状と効能をお確かめ
ください」等の文言が表示され、顧客に医薬品18選択
時の注意を喚起するようになっており、この部分が、ト
レイAの前面からさらに前方に、飛び出した状態でゆら
ゆらと揺れながら保持される。このため、上記スウィン
グPOP34が、平面的な陳列の前で立体的に動いて目
立つ結果、顧客に陳列棚10への注意を向けさせること
になり、POP広告の機能を果たす。
【0021】また、上記陳列棚10において、目に入り
やすい特定の位置を選んで、あるいは、棚板10a上の
一つの区画Pが医薬品18で埋まらずその部分に広い空
間があく場合には、その部分に、図1に示すように、医
薬品18を症状別に類別して説明した小冊子40を入れ
た小冊子ボックス41をおいている。そして、この小冊
子ボックス41の前には、トレイAの溝部23を利用し
て、「保存版小冊子ご自由にお持ち帰りください」と表
示したカード42を差し込んで保持している。
【0022】上記小冊子ボックス41および小冊子40
は、図7(a)に示すように、小冊子40が充填された
パッケージ43として予め準備されるもので、上記パッ
ケージ43に形成されたミシン目44に沿ってその上部
を取り除くことにより、そのまま小冊子40入りの小冊
子ボックス41となるよう設定されている。そして、上
記小冊子40入りの小冊子ボックス41の高さは、図1
に示すように、医薬品18のうち、最も大きな箱(顆粒
タイプの箱)18aの高さと一致するよう設定されてお
り、見た目に違和感のないよう配慮されている。なお、
上記小冊子ボックス41を棚板10a上に、トレイAを
介して載置し、上記カード42を配した状態を、図7
(b)に示す。
【0023】上記小冊子40の目次部分は、図8に示す
ように、上記陳列構造の、仕切り具11に表示された症
状のカテゴリーに対応してまとめられており、各カテゴ
リーを示す目次の文字の地色部分45は、上記仕切り具
11の表示部(正しくはカテゴリーシール13)の地色
部分13aの色と同じ色に配色されている。また、この
着色部の左側には、「あなたに合った……見つけ方」の
見出し51があり、その下に、この小冊子40の見方の
説明が、箇条書きで表示されている。そして、各症状に
応じた医薬品18の種類や内容を説明するそれぞれのペ
ージでは、図9に示すように、ページの左右の端を上下
方向に延びる帯状の着色部46が、カテゴリー別に色分
けされている。この部分の色も、上記仕切り具11の表
示部の地色部分13aの色と同じ色に配色されている。
このように、上記陳列構造におけるカテゴリー表示色
と、小冊子40におけるカテゴリー表示色とを一致させ
ているため、顧客が、自分の抱える症状を示す色を目で
追うだけで、その医薬品18を探すことができ、いちい
ち効能等の表示を読む手間が省ける。
【0024】つぎに、上記陳列構造の組み立て手順を説
明する。まず、棚板10aの上に、左右方向に隙間なく
トレイAを並べて載せる。つぎに、各棚板10aの左端
と、そこから適宜の間隔だけ離れた適宜の位置ごとに、
仕切り具11を、その切欠部14をトレイAの手前立ち
上がり部30a(図5参照)に嵌合させて直立姿勢で配
置する。この状態を図10に示す。なお、上記切欠部1
4の、奥行き方向の幅は、トレイAとの嵌合時に仕切り
具11の下端部12がトレイAの正面溝部23を軽く押
圧する程度に設定されており、これにより、仕切り具1
1がふらつかないようになっている。
【0025】そして、上記仕切り具11によって仕切ら
れた各区画Pの空間内に、その左端の仕切り具11が表
示するカテゴリーに効能を有する医薬品18を、左から
順に並べて陳列するとともに、その後ろにも、奥に向か
って同一種類の医薬品18を複数個ずつ並べるようにす
る。このようにして並んだ医薬品18の前に、その医薬
品18に関する個別の説明を行うアイテムカード24
を、各医薬品18の左端とカード24の左端を揃えるよ
うにして、トレイAの溝部23に差し込んで保持させ
る。この状態を図11に示す。なお、医薬品18を並べ
る場合、同一医薬品18において、顆粒タイプ,錠剤タ
イプ等の薬の形態や、内容量が異なるものがある場合
は、これらを隣り合わせで陳列し、その場で比較購入し
やすいよう配慮する。また、同一医薬品18であって
も、複数の症状に効能を有し2以上のカテゴリーに属す
る場合には、それぞれの区画Pに、同一医薬品18を陳
列する。なお、上記のように2以上のカテゴリーに属
し、それぞれの区画Pに陳列される医薬品18について
は、同一のものであっても、そのカテゴリーごとに、そ
のカテゴリーに応じた効能表示のなされたアイテムカー
ド24が準備される。
【0026】つぎに、アイテムカード24とアイテムカ
ード24に生じる隙間に、適宜の配置で、スウィングP
OP34を保持させる。この状態を図12に示す。ま
た、区画Pの右端に大きな隙間があく場合等には、その
隙間に、図7(b)に示すように、小冊子ボックス41
を配置する。このようにして、図1に示す医薬品陳列構
造を形成することができる。
【0027】この医薬品陳列構造によれば、棚板10a
上が、症状のカテゴリーごとに色分けされた仕切り具1
1によって仕切られ、そのカテゴリーに属する医薬品1
8が、その仕切られた区画P内に並び、しかも各医薬品
18の前には、その医薬品を説明するアイテムカード2
4が付されているため、医薬品18を求める顧客が、店
員に尋ねることなく、自分の症状に応じた医薬品18を
容易に選択することができる。また、顧客は、医薬品1
8に関する知識を、医薬品18に混じって陳列されてい
る小冊子40から得ることができるため、医薬品18へ
の関心を高めることができる。しかも上記小冊子40の
説明に用いられている色と、仕切り具11に表示される
カテゴリーの色とが対応しているため、求める医薬品1
8を、その色を基準にして探せばよく、容易に見つけ出
すことができる。特に、漢方薬は、名称が複雑で、その
名称から効能を記憶することは難しいが、いちいち医薬
品18自体を手に取ってその効能を確認しなくても、上
記アイテムカード24を見ればその効能がわかるため、
従来に比べて著しく購入しやすい。また、陳列する側の
立場からすれば、医薬品18が各区画P内に規則的に配
列され、各医薬品18の前に各別にアイテムカード24
が付されているため、顧客の購入によって陳列から欠け
た医薬品18が一目で把握でき、即座にその部分に医薬
品18を補充することができる。また、仕切り具11と
その区画Pに属する医薬品18を、一グループとして取
り扱うことにより、季節ごと、あるいは顧客層の変化や
ニーズの変化に応じて、陳列の配置替えを簡単に行うこ
とができ、アピール度の高い陳列を容易に実施すること
ができる。
【0028】また、上記医薬品陳列構造では、医薬品1
8を直接棚板10a上に並べるのではなく、特殊なトレ
イAを並べ、その上に医薬品18を並べるようにしてい
るため、陳列に必要なアイテムカード24やスウィング
POP34を、上記トレイAの溝部23に差し込むだけ
で簡単に取り付けることができ、その配置替えも容易で
ある。しかも、一つのトレイAごとに、一区画分の仕切
り具11とそれに属する医薬品18をまとめて並べ、あ
るいは効能が共通する医薬品18のみをまとめて並べる
ようにすると、医薬品18およびアイテムカード24
(あるいは仕切り具11も)を保持したままトレイAの
配置を入れ換えるだけで、簡単に陳列の配置替えを行う
ことができ、作業が簡単である。
【0029】なお、上記の例では、棚板10aの上に特
殊なトレイAを載置し、その上に医薬品18を並べてい
るが、トレイAの構造は、上記の例に限らず、アイテム
カード24やスウィングPOP34を差し込み保持しう
る溝部23、あるいはそれに代わる保持手段を備えてい
れば、どのような形状であっても差し支えはない。もち
ろん、上記トレイAの前面構造に匹敵する構造のレール
を棚板10aの前端面に取り付けるようにしてもよい
し、あるいは棚板10aの前端面自身に直接溝等の保持
手段を形成するようにしてもよい。
【0030】また、上記の例では、仕切り具11とし
て、図2(a)に示す、略板状の中空プラスチック体
に、カテゴリーシール13を貼着したものを用いている
が、仕切り具11の構成はこれに限定されるものではな
い。例えば、略板状の成形体の正面部に、直接症状が印
刷されたものを用いてもよいし、症状が印刷された厚紙
(組み立て用に型抜きされているもの)を組み立てて用
いてもよい。そして、上記の例では、仕切り具11は、
トレイAの手前立ち上がり部30aと嵌合させることに
より、棚板10a上に直立姿勢で載置するようになって
いるが、棚板10a、あるいは陳列棚10の天井面に設
けられた孔や溝を利用して取り付けるタイプのものであ
っても差し支えはない。もちろん、安定感に優れたもの
であれば、そのまま棚板10a上に載置するようにして
もよい。
【0031】さらに、アイテムカード24は、必ずしも
上記の例に示すような表示になっていなくても差し支え
はなく、少なくとも、そのアイテムカード24が対象と
する医薬品18の名称と効能が表示されていればよい。
そして、必ずしもカードという形態を取る必要もなく、
例えばトレイAの前端部、あるいはトレイAを用いない
場合には棚板10aの前端部と係合する曲成部を備えた
立体的なプラスチック成形体であってもよい。その場合
には、成形体の正面に上記アイテムカード24と同等の
表示が付されていなければならない。
【0032】なお、上記の例では、スウィングPOP3
4や小冊子ボックス41を用い、陳列をより印象的なも
のにしているが、これらのパーツは必ずしも用いる必要
はない。
【0033】また、これらのパーツ以外に、例えば図1
3に示すように、陳列棚10の上に、「症状で選べる漢
方コーナー」といった見出しが太書きされたパネル60
を取り付けて、その陳列コーナーを特徴付けるようにし
てもよい。なお、このパネル60の下には、「お客さま
の症状に合った、……が選べます。」といったキャッチ
フレーズを表示した帯状シール61を貼着するスペース
を設けている。したがって、例えば図14に示すよう
に、異なるキャッチフレーズのシール61′を何種類か
用意しておき、季節ごと、あるいは特定の期間中、アピ
ールしたい内容のものを選んで貼り替えるようにしても
よい。
【0034】そして、上記の例では、公知の組み立て式
の陳列棚10を用いているが、必ずしも陳列棚10を用
いる必要はなく、また、棚数も限定されない。例えば、
壁面に形成された凹部や陳列台,ワゴン等の水平面(棚
板に相当する)を利用して、少なくとも左右方向に一
列、上記の陳列構造を組むことができる。
【0035】なお、以上は医薬品18を例にとって説明
したが、本発明の陳列構造は、医薬品18の陳列に限ら
ず、各種の商品の陳列に適用することができる。ただ
し、多種多様な商品をカテゴリー別に陳列することが本
発明の基本的な特徴であることから、例えば肌のトラブ
ル等に応じて商品を選択する化粧品類や、赤ちゃんの月
齢や状態に応じて商品を選択するベビーフード等、特定
の課題毎に、多種多様な商品が開発されているような商
品の陳列に用いることが最適である。
【0036】つぎに、実施例について説明する。
【0037】
〔陳列条件〕
棚の形状 :幅1200mm×7段 カテゴリーの種類:27種類 陳列医薬品の種類:115種類
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1にかか
る商品陳列構造によれば、棚板上が、カテゴリー別に仕
切られ、各カテゴリーに属する商品が、仕切られた各区
画に並べられ、しかも各商品の前には、その商品を説明
する個別説明具が着脱自在に取り付けられている。した
がって、顧客が、目的とする商品を、店員に尋ねるまで
もなく自分で容易に選択することができる。一方、陳列
する側にとっても、商品が各区画内に規則的に配列さ
れ、各商品の前に個別説明具が付されているため、顧客
に購入されてその部分から欠けた商品を一目で把握で
き、即座にその部分に商品を補充することができるとい
う利点を有する。また、仕切り具とその区画に属する商
品を一グループとして取り扱うことにより、季節ごと、
あるいは顧客層の変化やニーズの変化に応じて、陳列の
配置替えを簡単に行うことができ、アピール度の高い陳
列を容易に実施することができる。
【0039】また、本発明の請求項2にかかる商品陳列
構造によれば、医薬品が特殊なトレイ上に並べられてい
るため、陳列に必要な個別説明具を上記トレイに簡単に
取り付けることができ、その配置替えも容易である。し
かも、一つのトレイごとに、一区画分の仕切り具とそれ
に属する商品をまとめて並べ、あるいは同一カテゴリー
に属する商品のみをまとめて並べておけば、商品および
個別説明具(あるいは仕切り具も)を保持したままトレ
イの配置を入れ換えるだけで、簡単に陳列の配置替えを
行うことができ、作業が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品陳列構造の一実施例を示す正面図
である。
【図2】(a)は上記実施例に用いる仕切り具の本体の
説明図、(b)は同じく上記実施例に用いる仕切り具の
表示部の説明図である。
【図3】(a)は上記実施例に用いるカテゴリーシール
およびアイテムカードが入れられたポリ袋の説明図、
(b)は上記ポリ袋からカテゴリーシールを取り出した
状態の説明図である。
【図4】(a)は上記実施例における陳列態様の変形例
の説明図、(b)は上記実施例における陳列態様の他の
変形例の説明図である。
【図5】上記実施例に用いるトレイを示す斜視図であ
る。
【図6】(a)は上記実施例に用いるアイテムカードの
説明図、(b)は上記実施例に用いるスウィングPOP
の説明図である。
【図7】(a)は上記実施例に用いる小冊子ボックスの
準備品の説明図、(b)は上記小冊子ボックスを実際に
載置した状態の説明図である。
【図8】上記実施例に用いる小冊子の説明図である。
【図9】上記実施例に用いる小冊子の説明図である。
【図10】上記実施例を組み立てる手順の説明図であ
る。
【図11】上記実施例を組み立てる手順の説明図であ
る。
【図12】上記実施例を組み立てる手順の説明図であ
る。
【図13】本発明の他の実施例の部分的な説明図であ
る。
【図14】上記他の実施例に用いるシールの説明図であ
る。
【図15】従来の医薬品陳列構造の説明図である。
【符号の説明】
10a 棚板 11 仕切り具 11a 正面部 13 カテゴリーシール 18 医薬品 24 アイテムカード A トレイ P 区画
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図10】
【図12】
【図8】
【図9】
【図11】
【図13】
【図15】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に延びる棚板上に商品を陳列し
    てなる陳列構造であって、上記棚板上を、棚板上に直接
    載置され、もしくは棚板との係合によって取り付けられ
    る複数の仕切り具を用いて左右方向に複数の区画に仕切
    り、上記各仕切り具の少なくとも正面部には、その区画
    に陳列される商品群を特徴付けるカテゴリーを各別に表
    示し、上記仕切り具によって仕切られた各区画内に、そ
    の区画を仕切る仕切り具に表示されたカテゴリーに属す
    る商品群を少なくとも左右方向に並べて陳列するととも
    に、陳列された各商品それぞれの手前に、その商品の説
    明を表示した個別説明具を、着脱自在に取り付けてなる
    商品陳列構造。
  2. 【請求項2】 上記棚板上に陳列される商品が、複数個
    ずつ下記のトレイ(A)の上に載せられているととも
    に、上記各個別説明具がカード片で形成されており、上
    記トレイ(A)の立ち上がり部に、上記カード片が着脱
    自在に保持されている請求項1記載の商品陳列構造。 (A)複数の商品を左右方向に並べて載せうる水平面部
    と、上記水平面部の前端部に形成される立ち上がり部と
    を備え、上記立ち上がり部が、上記水平面部の前端縁か
    ら直角方向に所定幅だけ立設する立設部と、この立設部
    上端から手前側に傾斜下降する傾斜部とで構成されてい
    るトレイ。
  3. 【請求項3】 上記トレイ(A)において、立ち上がり
    部の傾斜部が、その下端縁を手前側に折り返すことによ
    り形成される溝部を備えている請求項2記載の商品陳列
    構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001109407A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Dainippon Printing Co Ltd 電子棚札
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JP2018132742A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 大日本印刷株式会社 電子ペーパーを備えた販売促進媒体

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