JP2001349187A - トンネル壁面の切削装置 - Google Patents
トンネル壁面の切削装置Info
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- JP2001349187A JP2001349187A JP2000175247A JP2000175247A JP2001349187A JP 2001349187 A JP2001349187 A JP 2001349187A JP 2000175247 A JP2000175247 A JP 2000175247A JP 2000175247 A JP2000175247 A JP 2000175247A JP 2001349187 A JP2001349187 A JP 2001349187A
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- Japan
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- cutting
- tunnel
- cutting device
- tunnel wall
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネル壁面の切削により発生した切削屑の
回収手段が他の作業関連機器の邪魔をしないとともに、
回収作業を簡単且つ能率よく行なわせる。 【解決手段】 切削工具16を前方に装備した機体1に
前後方向へ延びる搬送手段21を搭載し、その前端部側
方に掻寄手段31を設置した。掻寄手段31の羽根車4
1A,41Bが切削屑を寄せ集めて収集ボックス32に
取り込み、そこへ臨ませた搬送手段21のベルトコンベ
ヤ23で機体1の後方へ送るものである。
回収手段が他の作業関連機器の邪魔をしないとともに、
回収作業を簡単且つ能率よく行なわせる。 【解決手段】 切削工具16を前方に装備した機体1に
前後方向へ延びる搬送手段21を搭載し、その前端部側
方に掻寄手段31を設置した。掻寄手段31の羽根車4
1A,41Bが切削屑を寄せ集めて収集ボックス32に
取り込み、そこへ臨ませた搬送手段21のベルトコンベ
ヤ23で機体1の後方へ送るものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトンネル壁面の補修
工事にあたって壁面コンクリートの劣化部分を切削除去
すること、或いは既存トンネルの拡幅工事にあたって壁
面を切削除去することに用いられる切削装置に関するも
のである。
工事にあたって壁面コンクリートの劣化部分を切削除去
すること、或いは既存トンネルの拡幅工事にあたって壁
面を切削除去することに用いられる切削装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】道路、水路などのトンネルにおいて、ト
ンネル壁面を形成しているコンクリートの劣化が進んだ
とき、水漏れや崩落などのトラブルを防止するために劣
化部分を除去して新鮮コンクリートに置き換えること、
或いは既存トンネルの拡幅工事にあたってコンクリート
の全部を除去することが行なわれている。
ンネル壁面を形成しているコンクリートの劣化が進んだ
とき、水漏れや崩落などのトラブルを防止するために劣
化部分を除去して新鮮コンクリートに置き換えること、
或いは既存トンネルの拡幅工事にあたってコンクリート
の全部を除去することが行なわれている。
【0003】これらの工事の多くは、特開平2−252
889号公報などにも見られるように、円筒周面に多数
の切刃を設けた平フライス様の切削工具をクローラ型車
両などの自走可能な機体の正面に旋回可能に設けてなる
切削装置を使用している。また、切削工事に加えて粉塵
がトンネル内に拡散充満するのを防止する集塵手段、切
削屑をトンネル外に搬出するための回収手段、新鮮コン
クリートの打設手段などの機器類を搬入して行なわれる
ものであり、切削装置は切削工具が配置された前方また
は後方へ間歇的に少しずつ移動しながら切削を行ない、
集塵手段、回収手段、打設手段は追従して移動する。
889号公報などにも見られるように、円筒周面に多数
の切刃を設けた平フライス様の切削工具をクローラ型車
両などの自走可能な機体の正面に旋回可能に設けてなる
切削装置を使用している。また、切削工事に加えて粉塵
がトンネル内に拡散充満するのを防止する集塵手段、切
削屑をトンネル外に搬出するための回収手段、新鮮コン
クリートの打設手段などの機器類を搬入して行なわれる
ものであり、切削装置は切削工具が配置された前方また
は後方へ間歇的に少しずつ移動しながら切削を行ない、
集塵手段、回収手段、打設手段は追従して移動する。
【0004】前記の切削装置を使用した切削作業におけ
る各手段の配置例として、集塵手段を切削装置に搭載
し、回収手段を切削装置の前方に配置することが特開平
3−202596号公報に記載されており、このものに
あっては打設手段は切削装置の後方に配置される。
る各手段の配置例として、集塵手段を切削装置に搭載
し、回収手段を切削装置の前方に配置することが特開平
3−202596号公報に記載されており、このものに
あっては打設手段は切削装置の後方に配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の配置例に示され
ている回収手段は、トンネル床面に落下堆積している切
削屑を搬送するコンベヤを有する積み込み機と、積み込
み機から受取った切削屑をトンネル外部に搬出する搬出
台車とからなり、これらがトンネル長手方向へ並んで切
削装置の前方に配置される。
ている回収手段は、トンネル床面に落下堆積している切
削屑を搬送するコンベヤを有する積み込み機と、積み込
み機から受取った切削屑をトンネル外部に搬出する搬出
台車とからなり、これらがトンネル長手方向へ並んで切
削装置の前方に配置される。
【0006】このため、回収手段が必然的に長大なもの
となり、集塵手段を切削装置に搭載しない別体の装置と
して切削工具近傍のトンネル内に設置するものとした場
合には、積み込み機が邪魔になって設置が困難な事態を
生じる心配がある。この場合、積み込み機を切削装置か
ら遠く離して集塵手段の設置場所を確保させると、トン
ネル床面の切削工具下方領域に堆積、散乱している切削
屑をコンベヤに載せるのが著しく困難となる。
となり、集塵手段を切削装置に搭載しない別体の装置と
して切削工具近傍のトンネル内に設置するものとした場
合には、積み込み機が邪魔になって設置が困難な事態を
生じる心配がある。この場合、積み込み機を切削装置か
ら遠く離して集塵手段の設置場所を確保させると、トン
ネル床面の切削工具下方領域に堆積、散乱している切削
屑をコンベヤに載せるのが著しく困難となる。
【0007】また、切削の進捗に従って、回収手段の殊
に積み込み機を切削装置の移動距離と同程度の距離ずつ
小刻みに移動させなければならず、作業手順が複雑で面
倒であることを避けられない。更に切削屑はトンネル床
面の全幅に亘って落下し堆積、散乱するので、これをト
ンネル幅に比べて著しく幅狭のコンベヤの入口端部に寄
せ集めてコンベヤに載せるという作業がきわめて面倒且
つ非能率であることを避けられない。
に積み込み機を切削装置の移動距離と同程度の距離ずつ
小刻みに移動させなければならず、作業手順が複雑で面
倒であることを避けられない。更に切削屑はトンネル床
面の全幅に亘って落下し堆積、散乱するので、これをト
ンネル幅に比べて著しく幅狭のコンベヤの入口端部に寄
せ集めてコンベヤに載せるという作業がきわめて面倒且
つ非能率であることを避けられない。
【0008】本発明はトンネルの壁面コンクリートを切
削除去することによって発生した切削屑の回収手段が長
大であって、他の機器類の設置の邪魔をしたり作業手順
を面倒にするばかりか、切削屑を寄せ集めて回収手段の
コンベヤに載せる作業が面倒且つ非能率である、という
前記課題を解決しようとするものであって、工事に使用
される集塵手段、回収手段、打設手段などの機器類を互
いに邪魔したり干渉したりすることなく配置することが
できるとともに、切削屑の回収を簡単且つ能率よく行な
うことができる切削装置を提供することを目的とする。
削除去することによって発生した切削屑の回収手段が長
大であって、他の機器類の設置の邪魔をしたり作業手順
を面倒にするばかりか、切削屑を寄せ集めて回収手段の
コンベヤに載せる作業が面倒且つ非能率である、という
前記課題を解決しようとするものであって、工事に使用
される集塵手段、回収手段、打設手段などの機器類を互
いに邪魔したり干渉したりすることなく配置することが
できるとともに、切削屑の回収を簡単且つ能率よく行な
うことができる切削装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明に係る切削装置は、トンネル長手方向へ移動可
能な機体の前方にトンネル壁面の切削工具が設置されて
いるものについて、切削屑を前部から後部へ向かって搬
送する搬送手段を機体に搭載し、且つこの搬送手段の前
端部側方にトンネル床面の切削屑を搬送手段前端部に向
かって寄せ集める掻寄手段を設置したものとした。
の本発明に係る切削装置は、トンネル長手方向へ移動可
能な機体の前方にトンネル壁面の切削工具が設置されて
いるものについて、切削屑を前部から後部へ向かって搬
送する搬送手段を機体に搭載し、且つこの搬送手段の前
端部側方にトンネル床面の切削屑を搬送手段前端部に向
かって寄せ集める掻寄手段を設置したものとした。
【0010】このように、前記従来例の積み込み機に相
当する切削屑の搬送手段を機体に搭載するとともに、機
体前方に堆積、散乱する切削屑を寄せ集める掻寄手段を
搬送手段の前端部側方に設けた本発明によると、搬出台
車が機体の後方に配備されることとなって機体前方に集
塵手段などの機器類を回収手段に全く邪魔されることな
く設置することができるとともに、搬送手段が機体と一
体に移動することによって作業手順が簡単なものとな
り、更に掻寄手段によってトンネル床面に堆積している
切削屑を簡単且つ能率よく寄せ集めて搬送手段に載せる
ことができる。
当する切削屑の搬送手段を機体に搭載するとともに、機
体前方に堆積、散乱する切削屑を寄せ集める掻寄手段を
搬送手段の前端部側方に設けた本発明によると、搬出台
車が機体の後方に配備されることとなって機体前方に集
塵手段などの機器類を回収手段に全く邪魔されることな
く設置することができるとともに、搬送手段が機体と一
体に移動することによって作業手順が簡単なものとな
り、更に掻寄手段によってトンネル床面に堆積している
切削屑を簡単且つ能率よく寄せ集めて搬送手段に載せる
ことができる。
【0011】また、本発明は前記の切削装置における搬
送手段と掻寄手段とを機体に対して一体に前後方向可能
且つ上下方向回動可能とした。
送手段と掻寄手段とを機体に対して一体に前後方向可能
且つ上下方向回動可能とした。
【0012】このことにより、機体移動時に搬送手段と
掻寄手段とをトンネル床面から離間させておくこと、切
削屑の回収時にこれらの先端をトンネル床面に接触させ
た状態で前後方向へ動かすことにより、機体移動に支障
を与えないとともに回収能率を向上することができる。
掻寄手段とをトンネル床面から離間させておくこと、切
削屑の回収時にこれらの先端をトンネル床面に接触させ
た状態で前後方向へ動かすことにより、機体移動に支障
を与えないとともに回収能率を向上することができる。
【0013】尚、前述の本発明を実施するにあたって、
搬送手段を機体の中心部に配置して掻寄手段を左右両側
方にトンネル床面のほぼ左右端まで延在させて設置し、
機体に荷重のアンバランスを生じさせないとともに回収
能力を大きくするようにすることが好適である。
搬送手段を機体の中心部に配置して掻寄手段を左右両側
方にトンネル床面のほぼ左右端まで延在させて設置し、
機体に荷重のアンバランスを生じさせないとともに回収
能力を大きくするようにすることが好適である。
【0014】また、本発明を実施するにあたってその他
の好適な形態は、第一に搬送手段をコンベヤとしてその
前端部を上面開放の収集ボックスの内部に突出させ、掻
寄手段を後上方へ傾斜した誘導面およびその上面に沿っ
て回転駆動させられる少なくとも一個の羽根車を具えた
ものとして誘導面を収集ボックスの開放面側方に延在さ
せ、トンネル床面に堆積、散乱している切削屑を収集ボ
ックスに円滑に導くようにすることであり、第二に掻寄
手段を誘導面を頂壁とする密閉構造のケーシングに羽根
車を回転させる駆動機構を内蔵させて駆動機構を切削屑
や粉塵から保護することである。
の好適な形態は、第一に搬送手段をコンベヤとしてその
前端部を上面開放の収集ボックスの内部に突出させ、掻
寄手段を後上方へ傾斜した誘導面およびその上面に沿っ
て回転駆動させられる少なくとも一個の羽根車を具えた
ものとして誘導面を収集ボックスの開放面側方に延在さ
せ、トンネル床面に堆積、散乱している切削屑を収集ボ
ックスに円滑に導くようにすることであり、第二に掻寄
手段を誘導面を頂壁とする密閉構造のケーシングに羽根
車を回転させる駆動機構を内蔵させて駆動機構を切削屑
や粉塵から保護することである。
【0015】更に、第三に収集ボックスおよびケーシン
グの前端縁を機体の中心部で最前方に位置しそれより後
方へ向かいながら側方へ延びているものとするととも
に、これらの底壁の少なくとも前端部をトンネル床面に
沿った形状とすること、第四に切削屑を誘導面の前端側
の低い部位で収集ボックスの開放面に向かって寄せ集め
るように羽根車を回転させること、第五に羽根車を誘導
面の上面に複数個設置して内側方に位置するものを外側
方に位置するものよりも前方の低い位置にずらして設置
することであり、これらは切削屑の回収能率を更に向上
させるものである。
グの前端縁を機体の中心部で最前方に位置しそれより後
方へ向かいながら側方へ延びているものとするととも
に、これらの底壁の少なくとも前端部をトンネル床面に
沿った形状とすること、第四に切削屑を誘導面の前端側
の低い部位で収集ボックスの開放面に向かって寄せ集め
るように羽根車を回転させること、第五に羽根車を誘導
面の上面に複数個設置して内側方に位置するものを外側
方に位置するものよりも前方の低い位置にずらして設置
することであり、これらは切削屑の回収能率を更に向上
させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明をクローラ型車両に適用し
た実施の形態を図面を参照して説明すると、走行用のク
ローラ2を左右に有する台車3に運転席4,油圧ユニッ
ト5,制御箱6が搭載されている。クローラ2と台車3
とは機体1を構成しており、台車3は前後両端部に油圧
シリンダまたは油圧ジャッキからなるグリッパ(図示せ
ず)の複数個ずつを具えており、これらがトンネルTの
側面、天井面、床面に押し当てられることによりトンネ
ルT内の所定位置に所定の姿勢で固定され、またこれら
を各面から離間させることにより機体1が移動可能とな
る。
た実施の形態を図面を参照して説明すると、走行用のク
ローラ2を左右に有する台車3に運転席4,油圧ユニッ
ト5,制御箱6が搭載されている。クローラ2と台車3
とは機体1を構成しており、台車3は前後両端部に油圧
シリンダまたは油圧ジャッキからなるグリッパ(図示せ
ず)の複数個ずつを具えており、これらがトンネルTの
側面、天井面、床面に押し当てられることによりトンネ
ルT内の所定位置に所定の姿勢で固定され、またこれら
を各面から離間させることにより機体1が移動可能とな
る。
【0017】台車3の正面には旋回軸11が前方へ突出
して図示しない原動機により回転可能とされて支持され
ており、その先端に伸縮腕12の基端側である外筒体1
3が直交させて固結されている。伸縮腕12の先端側で
ある内筒体14は外筒体13に嵌め込まれて旋回軸11
に対し放射方向へ突出しているとともに、その先端に歯
車箱15を固結しており、歯車箱15の機体1に向かっ
た端面側に切削工具16が配置されている。切削工具1
6は図2に示されているように、円筒16aの外側周面
に多数の切刃16bを螺旋状に配設した平フライス様の
広く知られた工具であり、内筒体14に内蔵した原動機
により歯車箱15に内蔵した傘歯車を経て回転させられ
るようになっている。尚、図示実施の形態では切刃16
bの列の間にスクリュ16cが設けられており、トンネ
ル床面を切削しながら切削屑を後述する収集ボックス3
2へと寄せ集めるようになっている。
して図示しない原動機により回転可能とされて支持され
ており、その先端に伸縮腕12の基端側である外筒体1
3が直交させて固結されている。伸縮腕12の先端側で
ある内筒体14は外筒体13に嵌め込まれて旋回軸11
に対し放射方向へ突出しているとともに、その先端に歯
車箱15を固結しており、歯車箱15の機体1に向かっ
た端面側に切削工具16が配置されている。切削工具1
6は図2に示されているように、円筒16aの外側周面
に多数の切刃16bを螺旋状に配設した平フライス様の
広く知られた工具であり、内筒体14に内蔵した原動機
により歯車箱15に内蔵した傘歯車を経て回転させられ
るようになっている。尚、図示実施の形態では切刃16
bの列の間にスクリュ16cが設けられており、トンネ
ル床面を切削しながら切削屑を後述する収集ボックス3
2へと寄せ集めるようになっている。
【0018】一方、伸縮腕12に沿って伸縮用油圧シリ
ンダ17が配置され、そのシリンダ筒,ピストン杆が外
筒体13,歯車箱15にそれぞれ結合されている。旋回
軸11の回転中心線、即ち切削工具16の旋回中心線と
切削工具16の回転中心線とは互いに平行とされてお
り、切削工具16を回転駆動しながら伸縮腕12を伸縮
させるとともに旋回させることにより、切削工具16が
トンネル周方向へ移動しながら壁面を切削する。
ンダ17が配置され、そのシリンダ筒,ピストン杆が外
筒体13,歯車箱15にそれぞれ結合されている。旋回
軸11の回転中心線、即ち切削工具16の旋回中心線と
切削工具16の回転中心線とは互いに平行とされてお
り、切削工具16を回転駆動しながら伸縮腕12を伸縮
させるとともに旋回させることにより、切削工具16が
トンネル周方向へ移動しながら壁面を切削する。
【0019】機体1を固定して切削工具16の長さに相
当する幅の切削をトンネル全周に亘って行なったとき、
切削工具16をトンネル壁面から離間させて機体1をほ
ぼ切削工具16の長さ分だけ前方または後方へ移動させ
て再び固定し、先の切削個所に隣接した個所の切削を行
なう、という手順を繰返してトンネルTの全長または所
要区間の切削を行なうものである。
当する幅の切削をトンネル全周に亘って行なったとき、
切削工具16をトンネル壁面から離間させて機体1をほ
ぼ切削工具16の長さ分だけ前方または後方へ移動させ
て再び固定し、先の切削個所に隣接した個所の切削を行
なう、という手順を繰返してトンネルTの全長または所
要区間の切削を行なうものである。
【0020】機体1の中心二等分線上には左右のクロー
ラ2の間であって台車3の下方を通り前後方向へ延びる
搬送手段21が配備されている。この搬送手段21はス
クリュコンベヤなど適宜のコンベヤとすることができる
が、本実施の形態ではトラフ状のコンベヤフレーム22
にベルトコンベヤ23を内装したものとししており、そ
の前端は切削工具16の近くに達しているとともに、後
端は機体1の後方へ突出していて、全体として前端が低
く後端が高く傾斜している。
ラ2の間であって台車3の下方を通り前後方向へ延びる
搬送手段21が配備されている。この搬送手段21はス
クリュコンベヤなど適宜のコンベヤとすることができる
が、本実施の形態ではトラフ状のコンベヤフレーム22
にベルトコンベヤ23を内装したものとししており、そ
の前端は切削工具16の近くに達しているとともに、後
端は機体1の後方へ突出していて、全体として前端が低
く後端が高く傾斜している。
【0021】コンベヤフレーム22の後端近くには上方
へ突出させて吊り部材24が支軸25により回転回動に
取り付けてあり、台車3の後端に後方へ向けて突設した
ガイドフレーム7に吊り部材24が前後方向可動に係合
してコンベヤフレーム22を吊り下げている。また、台
車3と吊り部材24とは前後動用油圧シリンダ26のシ
リンダ筒、ピストン杆がそれぞれ結合されており、コン
ベヤフレーム22と吊り部材24とには回動用油圧シリ
ンダ27のシリンダ筒、ピストン杆がそれぞれ結合され
ている。
へ突出させて吊り部材24が支軸25により回転回動に
取り付けてあり、台車3の後端に後方へ向けて突設した
ガイドフレーム7に吊り部材24が前後方向可動に係合
してコンベヤフレーム22を吊り下げている。また、台
車3と吊り部材24とは前後動用油圧シリンダ26のシ
リンダ筒、ピストン杆がそれぞれ結合されており、コン
ベヤフレーム22と吊り部材24とには回動用油圧シリ
ンダ27のシリンダ筒、ピストン杆がそれぞれ結合され
ている。
【0022】前後動用油圧シリンダ26を伸縮させると
吊り部材24がガイドフレーム7に沿って前後方向へ移
動し、コンベヤフレーム22も一体に前後方向へ移動す
る。また、回動用油圧シリンダ27を伸縮させるとコン
ベヤフレーム22が支軸25を中心に回動して前端が上
下方向へ動く。このことにより、機体1が走行するとき
或いはトンネルT内で小刻みに移動するときコンベヤフ
レーム22の前端を路面或いはトンネル床面から離間さ
せておく、切削作業時にコンベヤフレーム22の前端を
切削工具16の後方へ待避させておく、切削屑回収時に
コンベヤフレーム22の前端をトンネル床面の切削完了
表面に接近または接触させる、など搬送手段21の機体
1に対する位置、姿勢の制御を行なって機体1の移動、
トンネル壁面の切削、切削屑の回収を円滑且つ適正に行
なわせることができる。
吊り部材24がガイドフレーム7に沿って前後方向へ移
動し、コンベヤフレーム22も一体に前後方向へ移動す
る。また、回動用油圧シリンダ27を伸縮させるとコン
ベヤフレーム22が支軸25を中心に回動して前端が上
下方向へ動く。このことにより、機体1が走行するとき
或いはトンネルT内で小刻みに移動するときコンベヤフ
レーム22の前端を路面或いはトンネル床面から離間さ
せておく、切削作業時にコンベヤフレーム22の前端を
切削工具16の後方へ待避させておく、切削屑回収時に
コンベヤフレーム22の前端をトンネル床面の切削完了
表面に接近または接触させる、など搬送手段21の機体
1に対する位置、姿勢の制御を行なって機体1の移動、
トンネル壁面の切削、切削屑の回収を円滑且つ適正に行
なわせることができる。
【0023】次に、搬送手段21の前端部には切削屑を
ベルトコンベヤ23に向かって寄せ集める掻寄手段31
が設置されている。この掻寄手段31は側面ほぼ直角三
角形であって上面が前下方へ傾斜した開放面33とされ
コンベヤフレーム22とほぼ同一幅をもった収集ボック
ス32と、収集ボックス32と同様の直角三角形状であ
ってその両側方に突出して延びる密閉構造のケーシング
35とを構造部分としている。ケーシング35は前下方
へ傾斜した頂壁36と、平坦な底壁37および後壁38
と、コンベヤフレーム22に重ねられた内側壁39と、
トンネル床面の左右端近くに位置する外側壁40とを有
し、収集ボックス32は底壁37と同じ底壁34と内側
壁39とに囲まれたものとされ、ベルトコンベヤ23の
前端部を中間部位まで突出させている。
ベルトコンベヤ23に向かって寄せ集める掻寄手段31
が設置されている。この掻寄手段31は側面ほぼ直角三
角形であって上面が前下方へ傾斜した開放面33とされ
コンベヤフレーム22とほぼ同一幅をもった収集ボック
ス32と、収集ボックス32と同様の直角三角形状であ
ってその両側方に突出して延びる密閉構造のケーシング
35とを構造部分としている。ケーシング35は前下方
へ傾斜した頂壁36と、平坦な底壁37および後壁38
と、コンベヤフレーム22に重ねられた内側壁39と、
トンネル床面の左右端近くに位置する外側壁40とを有
し、収集ボックス32は底壁37と同じ底壁34と内側
壁39とに囲まれたものとされ、ベルトコンベヤ23の
前端部を中間部位まで突出させている。
【0024】収集ボックス32およびその両側方のケー
シング35の底壁34,37はトンネルTの床面に沿っ
た形状、図示実施の形態では幅方向中央が最も低くそれ
より左右端へ向かって次第に高くなる湾曲形状としてい
るが、前端部のみがこのような形状とされたものであっ
てもよい。また、これらの前端縁はトンネル幅方向中央
に位置する機体1の中心部、即ち収集ボックス32の部
分が最前方に位置し、それより後方へ向かいながら側方
へ湾曲して延びている。
シング35の底壁34,37はトンネルTの床面に沿っ
た形状、図示実施の形態では幅方向中央が最も低くそれ
より左右端へ向かって次第に高くなる湾曲形状としてい
るが、前端部のみがこのような形状とされたものであっ
てもよい。また、これらの前端縁はトンネル幅方向中央
に位置する機体1の中心部、即ち収集ボックス32の部
分が最前方に位置し、それより後方へ向かいながら側方
へ湾曲して延びている。
【0025】左右のケーシング35の頂壁36の上面で
ある誘導面36Aには各二個の羽根車41A,41Bが
上面に沿って回転するように設置されており、これらは
ケーシング35に内蔵した油圧モータからなる原動機4
3,スプロケット44,45A,45Bおよびこれらに
巻掛けたローラチェーン46を具えた駆動機構42によ
って回転させられる。左右二組の羽根車41A,41B
は図3に示した矢印R,Lの方向へ回転させられるよう
になっており、各組の羽根車41A,41Bは外側方の
羽根車41Aに対して内側方、即ち収集ボックス32に
近い方の羽根車41Bは前方の低い位置に設置されて且
つ羽根の一部が開放面33の上方を通過するようになっ
ている。
ある誘導面36Aには各二個の羽根車41A,41Bが
上面に沿って回転するように設置されており、これらは
ケーシング35に内蔵した油圧モータからなる原動機4
3,スプロケット44,45A,45Bおよびこれらに
巻掛けたローラチェーン46を具えた駆動機構42によ
って回転させられる。左右二組の羽根車41A,41B
は図3に示した矢印R,Lの方向へ回転させられるよう
になっており、各組の羽根車41A,41Bは外側方の
羽根車41Aに対して内側方、即ち収集ボックス32に
近い方の羽根車41Bは前方の低い位置に設置されて且
つ羽根の一部が開放面33の上方を通過するようになっ
ている。
【0026】このようにした本実施の形態に係る搬送手
段21,掻寄手段31によって切削屑の回収を行なうに
は、前後動用および回動用の各油圧シリンダ26,27
を伸縮させて収集ボックス32,ケーシング35の前端
縁をトンネル床面の切削完了表面に接触させ、ベルトコ
ンベヤ23および羽根車41A,41Bを駆動しながら
搬送手段21,掻寄手段31を少しずつ前方へ移動させ
る。本実施の形態では底壁34,37をトンネル床面に
沿った形状としているので、切削屑をそれらの下から後
方へ逃がすことがなく、回収効率の向上を計ることがで
きる。
段21,掻寄手段31によって切削屑の回収を行なうに
は、前後動用および回動用の各油圧シリンダ26,27
を伸縮させて収集ボックス32,ケーシング35の前端
縁をトンネル床面の切削完了表面に接触させ、ベルトコ
ンベヤ23および羽根車41A,41Bを駆動しながら
搬送手段21,掻寄手段31を少しずつ前方へ移動させ
る。本実施の形態では底壁34,37をトンネル床面に
沿った形状としているので、切削屑をそれらの下から後
方へ逃がすことがなく、回収効率の向上を計ることがで
きる。
【0027】切削屑は切削完了表面にトンネル床面前幅
に亘って堆積、散乱しており、そこへ収集ボックス3
2,ケーシング35の前端縁が進入したとき、トンネル
幅方向中央部に最前端が位置する収集ボックス32に中
央部の切削屑が開放面33から取り込まれる。その両側
方の切削屑は後上方へ傾斜している頂壁36の誘導面3
6Aに乗り、羽根車41A,41Bによってそれらの回
転中心よりも前端側の低い部位で開放面33に向かって
送られる。このようにして左右両側方から寄せ集められ
た切削屑は収集ボックス32に落下堆積し、ベルトコン
ベヤ23に乗って機体1の後方へ搬送され、待機してい
る搬出台車に積み込まれてトンネル外部に搬出される。
に亘って堆積、散乱しており、そこへ収集ボックス3
2,ケーシング35の前端縁が進入したとき、トンネル
幅方向中央部に最前端が位置する収集ボックス32に中
央部の切削屑が開放面33から取り込まれる。その両側
方の切削屑は後上方へ傾斜している頂壁36の誘導面3
6Aに乗り、羽根車41A,41Bによってそれらの回
転中心よりも前端側の低い部位で開放面33に向かって
送られる。このようにして左右両側方から寄せ集められ
た切削屑は収集ボックス32に落下堆積し、ベルトコン
ベヤ23に乗って機体1の後方へ搬送され、待機してい
る搬出台車に積み込まれてトンネル外部に搬出される。
【0028】搬送手段21,掻寄手段31を機体1に対
して少しずつ連続的に前進させるか、または前進と停止
とを繰返すことによって、トンネル床面に堆積、散乱し
ている切削屑を機体1の後方へ排出したとき、これらを
切削工具16による切削作業の邪魔にならない位置まで
後退させる。この場合、機体1を後退させながら切削を
行なうことにより、前方の切削完了区間に作業者や機器
が入って壁面処理、モルタル吹付け、支保工の建て込
み、新鮮コンクリートの打設などの工事を直ちに且つ切
削作業の進行に追従して能率よく行なうことができる。
して少しずつ連続的に前進させるか、または前進と停止
とを繰返すことによって、トンネル床面に堆積、散乱し
ている切削屑を機体1の後方へ排出したとき、これらを
切削工具16による切削作業の邪魔にならない位置まで
後退させる。この場合、機体1を後退させながら切削を
行なうことにより、前方の切削完了区間に作業者や機器
が入って壁面処理、モルタル吹付け、支保工の建て込
み、新鮮コンクリートの打設などの工事を直ちに且つ切
削作業の進行に追従して能率よく行なうことができる。
【0029】収集ボックス32およびケーシング35の
前端縁は機体1の中心軸線に直角の直線状であってもよ
いが、機体1の中心部で最前方に位置させてそれより後
方へ向かいながら側方へ延びている形状とした本実施の
形態によると、切削屑に最前端の個所から順次側方個所
が進入し、その際に頂壁36は切削屑を押しながら外側
方へ逃がすように働く。しかし、羽根車41A,41B
は切削屑を外側方へ逃すことなく収集ボックス32へ向
かって寄せ集めるように働き、誘導面36Aに切削屑を
停滞させ山積み状態とすることがないので、移動時の抵
抗が小さいとともに回収効率を低下させないという利点
がある。
前端縁は機体1の中心軸線に直角の直線状であってもよ
いが、機体1の中心部で最前方に位置させてそれより後
方へ向かいながら側方へ延びている形状とした本実施の
形態によると、切削屑に最前端の個所から順次側方個所
が進入し、その際に頂壁36は切削屑を押しながら外側
方へ逃がすように働く。しかし、羽根車41A,41B
は切削屑を外側方へ逃すことなく収集ボックス32へ向
かって寄せ集めるように働き、誘導面36Aに切削屑を
停滞させ山積み状態とすることがないので、移動時の抵
抗が小さいとともに回収効率を低下させないという利点
がある。
【0030】また、搬送手段21を機体1の一側部に配
置しその一側方に掻寄手段31を設置することができる
が、機体1の中心部に搬送手段21を配置しその両側方
に掻寄手段31を配置した本実施の形態によると、機体
1に荷重のアンバランスを生じさせることなく搭載して
回収作業を行なわせることができ、且つ収集ボックス3
2の両側方から切削屑を同時に寄せ集めるので能率よく
回収することができる。
置しその一側方に掻寄手段31を設置することができる
が、機体1の中心部に搬送手段21を配置しその両側方
に掻寄手段31を配置した本実施の形態によると、機体
1に荷重のアンバランスを生じさせることなく搭載して
回収作業を行なわせることができ、且つ収集ボックス3
2の両側方から切削屑を同時に寄せ集めるので能率よく
回収することができる。
【0031】更に、羽根車41A,41Bは一つの誘導
面36Aに一個設けることもあるが、ケーシング35を
トンネル床面の左右端近くまで延在させてその前端縁を
機体1の中心部で最前方に位置するようにし、複数個の
羽根車41A,41Bを外側方に位置するものよりも内
側方に位置するものを前方の低い位置にずらして設置し
た本実施の形態によると、外側方の羽根車41Aが内側
方へ寄せ集めた切削屑を内側方の羽根車41Bが更に内
側方へ寄せ集めて収集ボックス32に取り込ませ、その
際に誘導面36Aの前端側の低い部位で収集ボックス3
2に送るものであるから、前方の切削屑に加えて外側方
から送られてくる切削屑を収集ボックス32へと送るよ
うに働く内側方の羽根車41Bの後方に切削屑が積み上
げられてケーシング35の後方に溢れ出る、という不都
合が回避される。
面36Aに一個設けることもあるが、ケーシング35を
トンネル床面の左右端近くまで延在させてその前端縁を
機体1の中心部で最前方に位置するようにし、複数個の
羽根車41A,41Bを外側方に位置するものよりも内
側方に位置するものを前方の低い位置にずらして設置し
た本実施の形態によると、外側方の羽根車41Aが内側
方へ寄せ集めた切削屑を内側方の羽根車41Bが更に内
側方へ寄せ集めて収集ボックス32に取り込ませ、その
際に誘導面36Aの前端側の低い部位で収集ボックス3
2に送るものであるから、前方の切削屑に加えて外側方
から送られてくる切削屑を収集ボックス32へと送るよ
うに働く内側方の羽根車41Bの後方に切削屑が積み上
げられてケーシング35の後方に溢れ出る、という不都
合が回避される。
【0032】
【発明の効果】以上のように、トンネル床面に堆積、散
乱した切削屑を寄せ集める掻寄手段および寄せ集めた切
削屑を機体後方へ送る搬送手段を、切削工具を具えた機
体に装備した本発明によると、集塵手段、新鮮コンクリ
ートの打設手段などの機器を回収手段はもとより機体自
体にも邪魔されることなく設置することができるように
なる。また、トンネル床面の切削屑を人力や小型ブルド
ーザなどによることなく掻寄手段で寄せ集め、そのまま
搬送手段により機体後方へ送るものであるため、回収作
業を簡単に且つ能率よく行なうことができるものであ
る。更に、搬送手段は機体と一体に移動するので作業手
順が簡単なものとなる。
乱した切削屑を寄せ集める掻寄手段および寄せ集めた切
削屑を機体後方へ送る搬送手段を、切削工具を具えた機
体に装備した本発明によると、集塵手段、新鮮コンクリ
ートの打設手段などの機器を回収手段はもとより機体自
体にも邪魔されることなく設置することができるように
なる。また、トンネル床面の切削屑を人力や小型ブルド
ーザなどによることなく掻寄手段で寄せ集め、そのまま
搬送手段により機体後方へ送るものであるため、回収作
業を簡単に且つ能率よく行なうことができるものであ
る。更に、搬送手段は機体と一体に移動するので作業手
順が簡単なものとなる。
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】図1の拡大平面部分図。
【図4】図3の横断面図。
【図5】図1の左方から見た拡大部分図。
【図6】図3のA−A線に沿う断面図。
1 機体, 16 切削工具, 21 搬送手段, 2
3 ベルトコンベヤ,26 前後動用油圧シリンダ,
27 回動用油圧シリンダ, 31 掻寄手段, 32
収集ボックス, 33 開放面, 35 ケーシン
グ, 36A誘導面, 41A,41B 羽根車, 4
2 駆動機構,
3 ベルトコンベヤ,26 前後動用油圧シリンダ,
27 回動用油圧シリンダ, 31 掻寄手段, 32
収集ボックス, 33 開放面, 35 ケーシン
グ, 36A誘導面, 41A,41B 羽根車, 4
2 駆動機構,
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月20日(2000.6.2
0)
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
Claims (8)
- 【請求項1】 トンネル長手方向へ移動可能な機体の前
方にトンネル壁面の切削工具が設置されている切削装置
において、前記機体に切削屑を前部から後部へ向かって
搬送する搬送手段が搭載されているとともに、前記搬送
手段の前端部側方にトンネル床面の切削屑を前記前端部
に向かって寄せ集める掻寄手段が設置されていることを
特徴とするトンネル壁面の切削装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載したトンネル壁面の切削
装置において、前記搬送手段と掻寄手段とが前記機体に
対して一体に前後方向可動且つ上下方向回動可能とされ
ていることを特徴とするトンネル壁面の切削装置。 - 【請求項3】 前記搬送手段が前記機体の中心部に配置
され、前記掻寄手段が左右両側方にトンネル床面のほぼ
左右端まで延在して設置されている請求項1または2に
記載したトンネル壁面の切削装置。 - 【請求項4】 前記搬送手段がコンベヤであってその前
端部が上面開放の収集ボックスの内部に突出しており、
前記掻寄手段が後上方へ傾斜した誘導面およびその上面
に沿って回転駆動させられる少なくとも一個の羽根車を
具えたものであって、前記誘導面が前記収集ボックスの
開放面側方に延在している請求項1,2または3に記載
したトンネル壁面の切削装置。 - 【請求項5】 前記掻寄手段が前記誘導面を頂壁とする
密閉構造のケーシングに前記羽根車を回転させる駆動機
構を内蔵したものである請求項4に記載したトンネル壁
面の切削装置。 - 【請求項6】 前記収集ボックスおよびケーシングは前
端縁が前記機体の中心部で最前方に位置しそれより後方
へ向かいながら側方へ延び、且つこれらの底壁の少なく
とも前端部がトンネル床面に沿った形状とされている請
求項3,4または5に記載したトンネル壁面の切削装
置。 - 【請求項7】 前記羽根車は切削屑を前記誘導面の前端
側の低い部位で前記収集ボックスの開放面に向かって寄
せ集めるように回転させられるものとされている請求項
4,5または6に記載したトンネル壁面の切削装置。 - 【請求項8】 前記羽根車は前記誘導面の上面に複数個
設置されており、前記複数個の羽根車は外側方に位置す
るものよりも内側方に位置するものが前方の低い位置に
ずらして設置されている請求項4,5,6または7に記
載したトンネル壁面の切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175247A JP2001349187A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | トンネル壁面の切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175247A JP2001349187A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | トンネル壁面の切削装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349187A true JP2001349187A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18677152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000175247A Pending JP2001349187A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | トンネル壁面の切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001349187A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017531749A (ja) * | 2014-10-06 | 2017-10-26 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 切削装置 |
-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000175247A patent/JP2001349187A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017531749A (ja) * | 2014-10-06 | 2017-10-26 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 切削装置 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070612 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091013 |