JP2001348824A - 通行路用鋲 - Google Patents

通行路用鋲

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JP2001348824A
JP2001348824A JP2000173331A JP2000173331A JP2001348824A JP 2001348824 A JP2001348824 A JP 2001348824A JP 2000173331 A JP2000173331 A JP 2000173331A JP 2000173331 A JP2000173331 A JP 2000173331A JP 2001348824 A JP2001348824 A JP 2001348824A
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Tomokatsu Nishio
朋且 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点字鋲などの金属製の通行路用鋲を安価に製
造できるようにする。 【解決手段】 点字鋲1は、道路や通路などの通行路に
固定される鋲であって、金属製の鋲本体10と、1又は
複数の固定部11とを備えている。鋲本体10は、表面
が通行路表面に埋め込んで配置されるダイキャスト金属
製のものである。1又は複数の固定部11は、鋲本体1
0の裏面から突出して裏面に一体でダイキャスト成型さ
れ、先端部の少なくとも一部に他の部分より拡がった抜
け止め部12が形成され、通行路に固定される棒状のも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通行路用鋲、特
に、道路や通路などの通行路に固定される通行路用鋲に
関する。
【0002】
【従来の技術】歩道や駅の通路プラットホームなどの人
間が通行する通行路に、視覚障害者を歩行誘導するため
の点字鋲(通行路用鋲の一例)が固定されていることが
ある。点字鋲は、合成樹脂製のものや金属製のものがあ
る。合成樹脂製の点字鋲は、一般に板状をなし、裏面を
通行路に糊付けしている。金属製の点字鋲は、板状の鋲
本体と、鋲本体の裏面に固定された棒状の固定部材とを
有している。鋲本体は、円形又は長円形の鍛造品又は機
械加工品からなる部材である。固定部材は通行路に埋め
込まれており、鋲本体が通行路から突出している。固定
部材は、鋲本体の裏面にカシメ又はねじ止めにより固定
されている。固定部材の先端には、くびれた抜け止め部
が、たとえば機械加工により形成されている。
【0003】このような点字鋲を通行路に設置する場合
には、まず、通行路の設置部分に固定部材を埋め込むた
めの穴をあける。そして、穴をきれいに掃除した後、接
着剤を穴に流し込む。接着剤の流し込みを終了すると、
点字鋲の固定部材を穴に埋め込み、接着剤が硬化すると
点字鋲の設置が完了する。この接着剤が抜け止め部に回
り込んで点字鋲が通行路に抜け止めされて固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の点字鋲で
は、抜け止め部が形成された固定部材をカシメ又はねじ
止めにより鋲本体に固定している。このため、製造工程
において、表本体に穴をあけたりねじを切ったりする工
程、固定部材にカシメ又はねじ止めのための加工を行う
工程、固定部材にくびれ部を機械加工する工程及び固定
部材を鋲本体に装着する工程などが必要になり、製造コ
ストが上昇する。
【0005】そこで、鋲本体と固定部材とを一体形成す
ることが考えられるが、鍛造により細い固定部材を形成
すると、歩留まりが悪くなってコストが上昇する。ま
た、一部がくびれた形状の抜け止め部を鍛造で作りにく
い。本発明の課題は、点字鋲などの金属製の通行路用鋲
を安価に製造できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明に1記載の通迂路用
鋲は、道路や通路などの通行路に固定される鋲であっ
て、金属製の鋲本体と、1又は複数の固定部とを備えて
いる。鋲本体は、表面が通行路表面に埋め込んで配置さ
れるダイキャスト金属製のものである。1又は複数の固
定部は、鋲本体の裏面から突出して裏面に一体でダイキ
ャスト成型され、先端部の少なくとも一部に他の部分よ
り拡がった抜け止め部が設けられ、通行路に固定される
棒状のものである。
【0007】この通行路用鋲では、金属をダイキャスト
成型して鋲本体と固定部とを一体品を得る。その一体品
の固定部の先端に少なくとも一部が他の部分より広かっ
た抜け止め部を設ける。抜け止め部を設ける方法として
は、棒状の固定部の先端面からプレス金型を当てて、先
端面を拡げたり、先端が尖った金型を当てて、先端面に
溝を作って拡げたり、先端部分の側面に金型を当てて側
面の一部をつぶしてプレス面と交差する方向に拡げたり
することが考えられる。ここでは、固定部が鋲本体と一
体形成されるので、後で固定部を装着するための加工や
固定部の組み立て等を行う必要がない。このため、全体
として製造コストを削減でき、金属製の通行路用鋲を安
価に製造できる。
【0008】抜け止め部をプレス成型により形成しても
よい。この場合には、抜け止め部の形成が容易であり、
製造コストをさらに削減できる。前記鋲本体は、丸形又
は長円形であり、表面に点字が形成されていてもよい。
丸形の場合には、同じ点字を複数並べて配置することが
容易である。また、長円形の場合には、多くの点字を一
つの鋲に形成できる。
【0009】前記鋲本体及び固定部は、表面がアルマイ
ト処理されたアルミダイキャスト品であってもよい。こ
の場合には、表面がアルマイト処理されているので、表
面が腐食しにくくなるとともに、アルミダイキャスト品
であるため軽量化でき、運搬コストを低減できるととも
に軽量化により多数の鋲を設置しやすくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図3において、本発明の
一実施形態による点字鋲1は、歩道やプラットホームや
建物のエントランス等の通行路に設置される視覚障害者
を誘導するためのものである。点字鋲1は、板状の鋲本
体10と、鋲本体10の裏面に一体形成された棒状の3
つの固定部11とを有している。鋲本体10は、アルミ
ダイキャスト製の部材であり、表面がアルマイト処理さ
れている。鋲本体10は、たとえば長円形をしており、
表面側に向けて側面が傾斜している。鋲本体10は、通
行路の表面に突出して配置される。鋲本体10の表面に
は、誘導用の点字13が一体形成されている。
【0011】固定部11は、丸棒状の部分であり、ダイ
キャスト成型法により鋲本体10と一体形成されてい
る。固定部11の先端には、他の部分よりふくらんだ抜
け止め部12が形成されている。抜け止め部12は、固
定部11の先端部をプレス成型して形成されている。図
4及び図5に示すように、抜け止め部12は、先端に行
くにしたがい拡径して膨らんだ形状であり、先端面に十
字溝15が形成されている。
【0012】このような十字溝15を有する抜け止め部
12は、以下の工程によって形成される。まず、図6
(a)に示すように、ダイキャスト成型された点字鋲1
を固定部11を上向きにしてプレス機に装着する。そし
て、図6(b)に示すように、先端が尖った十字の突起
21を有する金型20で固定部11の先端をプレスして
押圧する。すると、図6(c)及び図5に示すように、
十字溝15が形成され他の部分より膨らんだ抜け止め部
12が固定部11の先端に形成される。
【0013】このように、ダイキャスト成型により鋲本
体10と固定部11とを一体形成するとともに、固定部
11の先端にプレス成型により抜け止め部12を形成し
ているので、後で固定部を装着するための加工や固定部
の組み立て等を行う必要がなく、抜け止め部の形成も容
易である。このため、全体として点字鋲1の製造コスト
を削減でき、金属製の点字鋲1を安価に製造できる。
【0014】このようにして製造された点字鋲1を通行
路に設置する際には、まず、通行路の設置部分に固定部
11を埋め込むための穴をあける。そして、穴をきれい
に掃除した後、接着剤を穴に流し込む。接着剤の流し込
みを終了すると、点字鋲1の固定部11を埋め込み、接
着剤が硬化すると点字鋲1の設置が完了する。この接着
剤が抜け止め部12に回り込んで点字鋲1が通行路に抜
け止めされて固定される。
【0015】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、鋲本体10の形状を長円形
にしたが、図7に示すように、円形であってもよい。こ
の場合、固定部11を中心に1つだけ設けてもよい。ま
た、円形や長円形以外の形状、たとえば矩形や菱形や三
角形であってもよい。
【0016】(b) 前記実施形態では、表面に点字が
形成された点字鋲を例示したが、本発明に係る通行路用
鋲は点字鋲に限定されない。たとえば、道路のセンター
ラインなどに埋め込まれる道路鋲や、建物のエントラン
ス等に設置される装飾用鋲なども含まれる。 (c) 前記実施形態では、点字13を一体形成した
が、鋲本体10の表面に点字を一体形成せずに、接着や
インサート成型などの手段により点字を鋲本体10の表
面に別に設けてもよい。
【0017】(d) 前記実施形態では、抜け止め部1
2を十字溝15を有する膨らんだ形状に形成したが、十
字溝15に代えて一文字溝であってもよい。また、図8
に示すように、表面が平坦な金型22によって固定部1
1の先端をプレスして圧縮し、先端部を拡径するように
して抜け止め部12を形成してもよい。さらに、図9に
示すように、固定部11の先端側の側面を1対の金型2
3,23によって挟み込んでプレスし、金型23,23
によって挟持されて形成された凹み部12aと、凹み部
12aで凹んだ分が膨らんで形成された膨出部12bと
からなる抜け止め部12であってもよい。このように、
抜け止め部12の形状はプレス成型されて少なくとも一
部が膨らんだ形状であれば,どのような形状でもよい。
【0018】(e) 前記実施形態では、通行路用鋲と
してアルミダイキャスト品を用いたが、亜鉛ダイキャス
ト品などの他の金属のダイキャスト品を用いてもよい。 (f) 前記実施形態では、抜け止め部12をプレス成
型により形成したが、固定部より大径の部材を固定部の
先端にねじ止めやカシメ固定してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、固定部が鋲本体と一体
形成されるので、後で固定部を装着するための加工や固
定部の組み立て等を行う必要がない。このため、全体と
して製造コストを削減でき、金属製の通行路用鋲を安価
に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による点字鋲の斜視図。
【図2】その側面図
【図3】その平面図。
【図4】その断面部分図。
【図5】抜け止め部を先端側から見た図。
【図6】抜け止め部の形成工程を示す図。
【図7】他の実施形態の図1に相当する図。
【図8】他の実施形態の図6に相当する図。
【図9】他の実施形態の図6に相当する図。
【図10】図9のX−X断面図。
【符号の説明】
1 点字鋲 10 鋲本体 11 固定部 12 抜け止め部 13 十字溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路や通路などの通行路に埋め込み固定さ
    れる通行路用鋲であって、 表面が前記通行路の表面に埋め込んで配置されるダイキ
    ャスト金属製の鋲本体と、 前記鋲本体の裏面から突出して前記裏面に一体でダイキ
    ャスト成型され、先端部の少なくとも一部に他の部分よ
    り拡がった抜け止め部が設けられ、前記通行路に固定さ
    れる棒状の1又は複数の固定部と、を備えた通行路用
    鋲。
  2. 【請求項2】前記抜け止め部は、プレス成型により前記
    先端部に形成されている、請求項1に記載の通行路用鋲
  3. 【請求項3】前記鋲本体は、丸形又は長円形であり、表
    面に点字が形成されている、請求項1又は2に記載の通
    行路用鋲。
  4. 【請求項4】前記鋲本体及び固定部は、表面がアルマイ
    ト処理されたアルミダイキャスト品である、請求項1か
    ら3のいずれかに記載の通行路用鋲。
JP2000173331A 2000-06-09 2000-06-09 通行路用鋲 Pending JP2001348824A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6709191B1 (en) * 1998-12-23 2004-03-23 Mccuskey Celestine Patrick Tactile indicators for the visually impaired and method of installation thereof
KR101028624B1 (ko) * 2008-06-16 2011-04-11 한국도로공사 도로의 차선구조
JP2016084688A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 広島化成株式会社 視覚障害者誘導用ブロック及び視覚障害者誘導用ブロックを敷設する方法
JP6210578B1 (ja) * 2016-10-14 2017-10-11 株式会社エム・アンド・エフ 点字鋲およびその施工方法
KR102570953B1 (ko) * 2022-07-15 2023-08-25 (주)태양기술개발 매립형 도로표지병

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