JP2001348520A - メチン化合物、固体微粒子分散物、インクジェット用記録液、およびインクジェット記録方法 - Google Patents
メチン化合物、固体微粒子分散物、インクジェット用記録液、およびインクジェット記録方法Info
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Abstract
クジェット用記録液等、良好な色相を有する新規なメチ
ン化合物、ならびに該メチン化合物を媒体に分散してな
る固体微粒子分散物を提供する。 【解決手段】 下記式(I)又は(II)で表される化
合物を媒体に分散してなる固体微粒子分散物を含有する
インクジェット用記録液である。式中、A、Bは各々共
役二重結合鎖を完成するのに必要な原子団を表す。Y、
Zは各々、炭素環又は複素環を形成するのに必要な原子
団を表す。L1、L2、L3、L4、L5は各々置換されて
もよいメチン基を表す。Mk+はカチオンを表す。X、
X’は各々、酸素原子、硫黄原子、又は−C(CN)2
を表す。m1、n1は各々、0、1、2を表す。x、y
は各々、0、1を表す。Mk+はk価のカチオンを表す。
kは1以上の整数を表す。nは式中の正電荷数と負電荷
数とを等しくするために必要な数を表す。 【化1】 【化2】
Description
物、該メチン化合物を媒体に分散してなる固体微粒子分
散物、該メチン化合物を用いたインクジェット用記録
液、および該インクジェット用記録液を用いたインクジ
ェット記録方法に関する。
る場合には、画像の堅牢性が高いことが強く望まれる。
その観点からは色素を媒体に溶解させて用いるよりも、
顔料のように固体微粒子分散物として利用するほうが好
ましい。しかし、現在市販されている顔料は、堅牢性は
高いが、一方、色相の点では媒体に溶解させて用いる染
料より劣っている。例えば「Industrial O
rganic Pigments、 Second C
ompletely Reviced Editio
n」(W.Herbst、K.Hunger、VCH、
1997)p.454〜474に記載のキナクリドン顔
料(例えばC.I.ピグメントレッド122、ピグメン
トレッド202など)は堅牢ではあるが色相の改良が望
まれている。
合物は、染料、写真用増感色素、光情報記録用色素、細
胞等生体試料染色剤、あるいは医薬品として重要であ
り、その溶液中での吸収スペクトルがシャープなものが
多いのが特徴である。しかし、オキソノール化合物は、
溶液中での吸収はシャープではあるが、その溶液を記録
液として用いた場合には、吸収が溶液中とは異なりブロ
ードになる場合があった。また、発色団が負の荷電を有
し親水的であるため、化合物が水溶性を有しており、着
色剤として用いる場合には、光や湿熱に対する堅牢性が
不足していた。
剤として用いるために、記録液中の着色剤として用いた
場合に好ましい色相が実現でき、かつ、光や湿熱に対す
る堅牢性が高いオキソノール化合物の開発が望まれてい
た。
関しては、欧州特許第778493号、同第82244
4号、特開平6−332112号に写真系でのフィルタ
ー色素として用いることについて開示されている。ま
た、米国特許第5965333号にはオキソノール化合
物の会合体を利用した感熱記録材料が開示されている。
しかし、オキソノール化合物の会合体をインクジェット
インクに利用した例は今までに無かった。
て、カルボキシル基やスルホ基を有する水溶性色素を2
価以上の金属塩として不溶化したレーキ顔料が知られて
いる。例えば「Industrial Organic
Pigments、 Second Complet
ely Reviced Edition」(W.He
rbst、K.Hunger、VCH、1997)の
p.315〜345には、金属カチオンとしてカルシウ
ム、バリウム、ストロンチウム、アルミニウムを用いた
レーキ顔料に関する記載がある。しかしこれらは、色相
や耐光性の点で充分でなく、更なる改良が望まれてい
た。
ラー画像を形成するための材料が主流であり、具体的に
は、インクジェット方式記録材料、感熱転写型画像記録
材料、電子写真方式を用いる記録材料、転写式ハロゲン
化銀感光材料、印刷インク、記録ペン等が盛んに利用さ
れている。また、ディスプレーでは、LCDやPDPに
おいて、撮影機器ではCCDなどの撮像素子においてカ
ラフィルターが使用されている。これらのカラー画像記
録材料やカラーフィルターでは、フルカラー画像を再現
あるいは記録するために、いわゆる加法混色法や減法混
色法の三原色の色素(染料や顔料)が使用されている
が、好ましい色再現域を実現できる吸収特性を有し、か
つ、様々な使用条件に耐えうる堅牢な色素がないのが実
状であり、改善が強く望まれている。
料費が安価であること、高速記録が可能であること、記
録時の騒音が少ないこと、更にカラー記録が容易である
ことから、急速に普及し、更に発展しつつある。インク
ジェット記録方法には、連続的に液滴を飛翔させるコン
ティニアス方式と画像情報信号に応じて液滴を飛翔させ
るオンデマンド方式が有り、その吐出方式には、ピエゾ
素子により圧力を加えて液滴を吐出させる方式、熱によ
りインク中に気泡を発生させて液滴を吐出させる方式、
超音波を用いた方式、あるいは静電力により液滴を吸引
吐出させる方式がある。また、インクジェット記録用イ
ンクとしては、水性インク、油性インク、あるいは固体
(溶融型)インクが用いられる。
用いられる色素に対しては、溶剤に溶解性あるいは分散
性が良好なこと、高濃度記録が可能であること、色相が
良好であること、光、熱、環境中の活性ガス(NOx、
オゾン等の酸化性ガスの他、SOx等)に対して堅牢で
あること、水や薬品に対する堅牢性に優れていること、
受像材料に対して定着性が良く滲みにくいこと、インク
としての保存性に優れていること、毒性がないこと、純
度が高いこと、更には、安価に入手できることが要求さ
れている。しかしながら、これらの要求を高いレベルで
満たす色素を捜し求めることは、極めて難しい。特に、
良好なマゼンタ色相またはシアン色相を有し、光、およ
び環境中の活性ガス、中でもオゾンなどの酸化性ガスに
対して堅牢な色素が強く望まれている。
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、良好な色相を有するととも
に、光、熱、および酸化性ガスに対して優れた堅牢性を
有する固体微粒子分散物を含有するインクジェット用記
録液および該インクジェット用記録液を用いたインクジ
ェット記録方法を提供することを目的とする。また、本
発明は、良好な色相を有する新規なメチン化合物、なら
びに該メチン化合物を媒体に分散してなる固体微粒子分
散物を提供することを目的とする。
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> 下記一般式(I)または(II)で表される化
合物を媒体に分散してなる固体微粒子分散物を含有する
ことを特徴とするインクジェット用記録液である。
合鎖を完成するのに必要な原子団を表す。YおよびZ
は、各々、炭素環または複素環を形成するのに必要な原
子団を表す。L1、L2、L3、L4およびL5は、各々、
置換されていてもよいメチン基を表す。Mk+はカチオン
を表す。XおよびX’は、各々、酸素原子、硫黄原子、
またはC(CN)2を表す。m1およびn1は、各々、
0、1または2を表す。xおよびyは、各々、0または
1を表す。Mk+は、k価のカチオンを表す。kは、1以
上の整数を表す。nは、一般式(I)中の正電荷数と負
電荷数とを等しくするために必要な数を表す。)
5は、各々、置換されていてもよいメチン基を表す。
P、P’、QおよびQ’は、各々、置換基を表す。Xお
よびX’は、各々、酸素、硫黄またはC(CN)2を表
す。m1およびn1は、各々、0、1または2を表す。
Mk+はk価のカチオンを表す。kは1以上の整数を表
す。nは、一般式(II)中の正電荷数と負電荷数とを
等しくするために必要な数を表す。)
で表される化合物が、固体微粒子分散物として媒体に分
散して会合体を形成することにより、溶液中の分子分散
状態のλmaxに対して20nm以上シフトしたλmaxを有
する画像を形成する請求項1に記載のインクジェット用
記録液である。
<2>に記載のインクジェット用記録液である。
(I)または一般式(II)で表される化合物を溶解し
た溶液と、水性媒体と、を接触させることにより析出さ
せた会合体である前記<3>に記載のインクジェット用
記録液である。
で表される置換基、ならびに前記一般式(II)中の
P,P’,Q,およびQ’で表される置換基が、下記に
表される共鳴構造の炭素環(I−1〜I−4)および共
鳴構造の複素環(I−5〜I−41)の中から選択され
る置換基である前記<1>から<4>のいずれかに記載
のインクジェット用記録液。
V)で表されることを特徴とするメチン化合物である。
合鎖を完成するのに必要な原子団を表す。YおよびZ
は、各々、炭素環または複素環を形成するのに必要な原
子団を表す。L1、L2、L3、L4およびL5は、各々、
置換されていてもよいメチン基を表す。Mk+は、金属カ
チオンを表す。XおよびX’は、各々、酸素原子、硫黄
原子または−C(CN)2を表す。m1およびn1は、
各々、0、1または2を表す。xおよびyは、各々、0
または1を表す。Mk+は、k価の金属カチオンを表す。
kは、2以上の整数を表す。nは、一般式(III)中
の正電荷数と負電荷数とを等しくするために必要な数を
表す。)
5は、各々、置換されていてもよいメチン基を表す。
P、P’、QおよびQ’は、各々、置換基を表す。Xお
よび、X’は、各々、酸素、硫黄またはC(CN)2を
表す。m1およびn1は、各々、0、1または2を表
す。Mk+はk価の金属カチオンを表す。kは、2以上の
整数を表す。nは、一般式(IV)中の正電荷数と負電
荷数とを等しくするために必要な数を表す。)
びZで表される置換基、ならびに前記一般式(IV)中
のP,P’,Q,およびQ’で表される置換基が、下記
に表される共鳴構造の炭素環(I−1〜I−4)および
共鳴構造の複素環(I−5〜I−41)の中から選択さ
れる置換基である前記<6>に記載のメチン化合物であ
る。
メチン化合物を媒体に分散してなることを特徴とする固
体微粒子分散物である。
記載のインクジェット用記録液を用いて記録することを
特徴とするインクジェット記録方法である。
記録液が含有する前記一般式(I)および/または一般
式(II)で表されるメチン化合物は、会合体を形成す
ることによって、溶液中(溶媒は、例えば、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド等)での分子分散状
態のλmaxに対してλmaxが20nm以上シフトし得る化
合物である。該化合物の会合体の詳細については、「写
真過程の理論」(T.H.James 著)、第216頁〜第
222頁に記載されている。
形成された画像の色相および色再現性がより良好になる
という観点から、λmax値が、分子分散状態と会合体と
では20nm以上150nm以下異なるものが好まし
く、30nm以上120nm以下異なるものがより好ま
しい。
λmaxが分子分散状態のλmaxより短波化するH会合体を
形成するメチン化合物、および会合体のλmaxが分子分
散状態のλmaxより長波化するJ会合体を形成するメチ
ン化合物の双方が使用可能である。中でも、J会合体を
形成するメチン化合物を用いると、会合体が示す吸収ス
ペクトルがよりシャープであり、色相および色再現性が
より向上するので好ましい。
いて、「会合体を形成する」とは、前記メチン化合物
が、水性媒体中において、会合体を形成していることの
みを示すのではなく、前記水性媒体中では会合体を形成
せず、液滴となって受像材料上に到達する過程で、もし
くは受像材料上に到達した後に、会合体を形成すること
も含む。従って、本発明のインクジェット用記録液にお
いて、前記メチン化合物は、水性媒体中で会合体を形成
していてもよいし、あるいは水性媒体中では会合体を形
成せず、受像材料上で会合体を形成してもよい。また、
水性媒体中で一部の色素が会合体を形成し、紙等の受像
材料上で会合体の比率が高くなってもよい。さらに、受
像材料上で全ての色素が会合体を形成している必要はな
く、会合体状態と分子分散状態の色素が混在していても
よい。
(=X)−とZに結合する−C=(B)y=C(−
X’-)−とはそれぞれ共役状態にある。従って、Yと
これに結合する−C−(A)x−C(=X)−とで表さ
れる炭素環または複素環、およびZとこれに結合する−
C=(B)y=C(−X’-)−とで表される炭素環また
は複素環は、各々共鳴構造の1つとして考えられる。以
下では、便宜的に、YおよびZと、これに各々結合する
−C−(A)x−C(=X)−および−C−(B)y−C
(−X’-)−とで表される炭素環および複素環(以
下、各々「共鳴構造の炭素環」および「共鳴構造の複素
環」という場合がある)について、まとめて説明する。
は、4〜7員環の炭素環または複素環が好ましい。特に
好ましくは5または6員環の炭素環または複素環であ
る。これらの環は、更に他の環と縮合していてもよく、
縮合する環としては4〜7員環が好ましい。また、前記
炭素環または複素環は置換基を有していてもよい。
キル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含
む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロア
ルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール基、ヘテ
ロ環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボ
キシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオ
キシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモ
イルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリー
ルオキシカルボニルオキシ、アミノ基(アニリノ基を含
む)、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、ア
ルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニ
ルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキルおよび
アリールスルホニルアミノ基、メルカプト基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルファモ
イル基、スルホ基、アルキルおよびアリールスルフィニ
ル基、アルキルおよびアリールスルホニル基、アシル
基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、アリールおよびヘテロ環アゾ
基、イミド基、ホスフィノ基、ホスフィニル基、ホスフ
ィニルオキシ基、ホスフィニルアミノ基、シリル基が例
として挙げられる。
ゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子)、アルキル基〔直鎖、分岐、環状の置換もしくは無
置換のアルキル基を表す。アルキル基(好ましくは炭素
数1から30のアルキル基、例えばメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オクチ
ル、エイコシル、2−クロロエチル、2−シアノエチ
ル、2―エチルヘキシル)、シクロアルキル基(好まし
くは、炭素数3から30の置換または無置換のシクロア
ルキル基、例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル、
4−n−ドデシルシクロヘキシル)、ビシクロアルキル
基(好ましくは、炭素数5から30の置換もしくは無置
換のビシクロアルキル基、つまり、炭素数5から30の
ビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一価の
基である。例えば、ビシクロ[1,2,2]ヘプタン−
2−イル、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−イ
ル)、更に環構造が多いトリシクロ構造なども包含す
る。以下に説明する置換基の中のアルキル基(例えばア
ルキルチオ基のアルキル基)についても、同様の概念の
アルキル基を表す。]、
しくは無置換のアルケニル基を表す。アルケニル基(好
ましくは炭素数2から30の置換または無置換のアルケ
ニル基、例えば、ビニル、アリル、プレニル、ゲラニ
ル、オレイル)、シクロアルケニル基(好ましくは、炭
素数3から30の置換もしくは無置換のシクロアルケニ
ル基、つまり、炭素数3から30のシクロアルケンの水
素原子を一個取り去った一価の基である。例えば、2−
シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−
イル)、ビシクロアルケニル基(置換もしくは無置換の
ビシクロアルケニル基、好ましくは、炭素数5から30
の置換もしくは無置換のビシクロアルケニル基、つまり
二重結合を一個持つビシクロアルケンの水素原子を一個
取り去った一価の基である。例えば、ビシクロ[2,
2,1]ヘプト−2−エン−1−イル、ビシクロ[2,
2,2]オクト−2−エン−4−イル)]、アルキニル
基(好ましくは、炭素数2から30の置換または無置換
のアルキニル基、例えば、エチニル、プロパルギル、ト
リメチルシリルエチニル基)、アリール基(好ましくは
炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリール基、
例えばフェニル、p−トリル、ナフチル、m−クロロフ
ェニル、o−ヘキサデカノイルアミノフェニル)、
換もしくは無置換の、芳香族もしくは非芳香族のヘテロ
環化合物から一個の水素原子を取り除いた一価の基であ
り、更に好ましくは、炭素数3から30の5もしくは6
員の芳香族のヘテロ環基である。例えば、2−フリル、
2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリ
ル)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カルボキ
シル基、アルコキシ基(好ましくは、炭素数1から30
の置換もしくは無置換のアルコキシ基、例えば、メトキ
シ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n−オ
クチルオキシ、2−メトキシエトキシ)、アリールオキ
シ基(好ましくは、炭素数6から30の置換もしくは無
置換のアリールオキシ基、例えば、フェノキシ、2−メ
チルフェノキシ、4−t−ブチルフェノキシ、3−ニト
ロフェノキシ、2−テトラデカノイルアミノフェノキ
シ)、シリルオキシ基(好ましくは、炭素数3から20
のシリルオキシ基、例えば、トリメチルシリルオキシ、
t−ブチルジメチルシリルオキシ)、ヘテロ環オキシ基
(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換
のヘテロ環オキシ基、1−フェニルテトラゾールー5−
オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ)、アシルオ
キシ基(好ましくはホルミルオキシ基、炭素数2から3
0の置換もしくは無置換のアルキルカルボニルオキシ
基、炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリール
カルボニルオキシ基、例えば、ホルミルオキシ、アセチ
ルオキシ、ピバロイルオキシ、ステアロイルオキシ、ベ
ンゾイルオキシ、p−メトキシフェニルカルボニルオキ
シ)、
数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイルオキ
シ基、例えば、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、
N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、モルホリノカル
ボニルオキシ、N,N−ジ−n−オクチルアミノカルボ
ニルオキシ、N−n−オクチルカルバモイルオキシ)、
アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数2
から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルオ
キシ基、例えばメトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、n−
オクチルカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニ
ルオキシ基(好ましくは、炭素数7から30の置換もし
くは無置換のアリールオキシカルボニルオキシ基、例え
ば、フェノキシカルボニルオキシ、p−メトキシフェノ
キシカルボニルオキシ、p−n−ヘキサデシルオキシフ
ェノキシカルボニルオキシ)、アミノ基(好ましくは、
アミノ基、炭素数1から30の置換もしくは無置換のア
ルキルアミノ基、炭素数6から30の置換もしくは無置
換のアニリノ基、例えば、アミノ、メチルアミノ、ジメ
チルアミノ、アニリノ、N−メチル−アニリノ、ジフェ
ニルアミノ)、アシルアミノ基(好ましくは、ホルミル
アミノ基、炭素数1から30の置換もしくは無置換のア
ルキルカルボニルアミノ基、炭素数6から30の置換も
しくは無置換のアリールカルボニルアミノ基、例えば、
ホルミルアミノ、アセチルアミノ、ピバロイルアミノ、
ラウロイルアミノ、ベンゾイルアミノ、3,4,5−ト
リ−n−オクチルオキシフェニルカルボニルアミノ)、
炭素数1から30の置換もしくは無置換のアミノカルボ
ニルアミノ、例えば、カルバモイルアミノ、N,N−ジ
メチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジエチルアミ
ノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルアミノ)、
アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2か
ら30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルアミ
ノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカ
ルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、n−
オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−メチルーメ
トキシカルボニルアミノ)、アリールオキシカルボニル
アミノ基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしく
は無置換のアリールオキシカルボニルアミノ基、例え
ば、フェノキシカルボニルアミノ、p−クロロフェノキ
シカルボニルアミノ、m−n−オクチルオキシフェノキ
シカルボニルアミノ)、スルファモイルアミノ基(好ま
しくは、炭素数0から30の置換もしくは無置換のスル
ファモイルアミノ基、例えば、スルファモイルアミノ、
N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、N−n−オ
クチルアミノスルホニルアミノ)、
基(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換
のアルキルスルホニルアミノ、炭素数6から30の置換
もしくは無置換のアリールスルホニルアミノ、例えば、
メチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、フ
ェニルスルホニルアミノ、2,3,5−トリクロロフェ
ニルスルホニルアミノ、p−メチルフェニルスルホニル
アミノ)、メルカプト基、アルキルチオ基(好ましく
は、炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキル
チオ基、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−ヘキサデ
シルチオ)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6から
30の置換もしくは無置換のアリールチオ、例えば、フ
ェニルチオ、p−クロロフェニルチオ、m−メトキシフ
ェニルチオ)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数2か
ら30の置換または無置換のヘテロ環チオ基、例えば、
2−ベンゾチアゾリルチオ、1−フェニルテトラゾール
−5−イルチオ)、スルファモイル基(好ましくは炭素
数0から30の置換もしくは無置換のスルファモイル
基、例えば、N−エチルスルファモイル、N−(3−ド
デシルオキシプロピル)スルファモイル、N,N−ジメ
チルスルファモイル、N−アセチルスルファモイル、N
−ベンゾイルスルファモイル、N−(N‘−フェニルカ
ルバモイル)スルファモイル)、スルホ基、アルキルお
よびアリールスルフィニル基(好ましくは、炭素数1か
ら30の置換または無置換のアルキルスルフィニル基、
6から30の置換または無置換のアリールスルフィニル
基、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニ
ル、フェニルスルフィニル、p−メチルフェニルスルフ
ィニル)、
ましくは、炭素数1から30の置換または無置換のアル
キルスルホニル基、6から30の置換または無置換のア
リールスルホニル基、例えば、メチルスルホニル、エチ
ルスルホニル、フェニルスルホニル、p−メチルフェニ
ルスルホニル)、アシル基(好ましくはホルミル基、炭
素数2から30の置換または無置換のアルキルカルボニ
ル基、、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリ
ールカルボニル基、例えば、アセチル、ピバロイル、2
−クロロアセチル、ステアロイル、ベンゾイル、p−n
−オクチルオキシフェニルカルボニル)、アリールオキ
シカルボニル基(好ましくは、炭素数7から30の置換
もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、例え
ば、フェノキシカルボニル、o−クロロフェノキシカル
ボニル、m−ニトロフェノキシカルボニル、p−t−ブ
チルフェノキシカルボニル)、アルコキシカルボニル基
(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換
アルコキシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n
−オクタデシルオキシカルボニル)、カルバモイル基
(好ましくは、炭素数1から30の置換もしくは無置換
のカルバモイル、例えば、カルバモイル、N−メチルカ
ルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−
ジ−n−オクチルカルバモイル、N−(メチルスルホニ
ル)カルバモイル)、
は炭素数6から30の置換もしくは無置換のアリールア
ゾ基、炭素数3から30の置換もしくは無置換のヘテロ
環アゾ基、例えば、フェニルアゾ、p−クロロフェニル
アゾ、5−エチルチオ−1,3,4−チアジアゾール−
2−イルアゾ)、イミド基(好ましくは、N−スクシン
イミド、N−フタルイミド)、ホスフィノ基(好ましく
は、炭素数2から30の置換もしくは無置換のホスフィ
ノ基、例えば、ジメチルホスフィノ、ジフェニルホスフ
ィノ、メチルフェノキシホスフィノ)、ホスフィニル基
(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換
のホスフィニル基、例えば、ホスフィニル、ジオクチル
オキシホスフィニル、ジエトキシホスフィニル)、ホス
フィニルオキシ基(好ましくは、炭素数2から30の置
換もしくは無置換のホスフィニルオキシ基、例えば、ジ
フェノキシホスフィニルオキシ、ジオクチルオキシホス
フィニルオキシ)、ホスフィニルアミノ基(好ましく
は、炭素数2から30の置換もしくは無置換のホスフィ
ニルアミノ基、例えば、ジメトキシホスフィニルアミ
ノ、ジメチルアミノホスフィニルアミノ)、シリル基
(好ましくは、炭素数3から30の置換もしくは無置換
のシリル基、例えば、トリメチルシリル、t−ブチルジ
メチルシリル、フェニルジメチルシリル)を表わす。
するものは、置換基に含まれる水素原子を取り去り、更
に上記例示した置換基で置換されていてもよい。水素原
子を含む置換基の例としては、アルキルカルボニルアミ
ノスルホニル基、アリールカルボニルアミノスルホニル
基、アルキルスルホニルアミノカルボニル基、アリール
スルホニルアミノカルボニル基が挙げられ、水素原子を
取り去り更に置換基で置換されたもののの例としては、
メチルスルホニルアミノカルボニル、p−メチルフェニ
ルスルホニルアミノカルボニル、アセチルアミノスルホ
ニル、ベンゾイルアミノスルホニル基が挙げられる。ま
た、前記例示した置換基の中で、解離性の水素原子を有
するものは、置換基の中に含まれる解離性の水素原子を
取り去り、n/k Mk+(n、kおよびMの詳細につい
ては後述する)で表されるカチオンと塩を形成していて
もよい。解離性の水素原子を有する置換基の例として
は、ヒドロキシル基、カルボキシル基、イミド基、スル
ホ基、カルバモイル基(アシルカルバモイル基、スルホ
ニルカルバモイル基など)等が挙げられる。
てもよいし、相互に異なる2種以上のヘテロ原子を含ん
でいてもよい。共鳴構造の複素環を形成するヘテロ原子
として好ましいものは、ホウ素原子、窒素原子、酸素原
子、硫黄原子、セレン原子およびテルル原子から選ばれ
る原子である。中でも、窒素原子、酸素原子および硫黄
原子から選ばれる原子が好ましい。
れ独立に0または1を表すが、好ましくは0である。
素原子、硫黄原子または−C(CN)2を表す。中で
も、酸素原子が好ましい。
素環I−1〜4が挙げられる。
炭素環I−1およびI−4が好ましい。
素環I−5〜41が挙げられる。
I−5、I−6、I−7、I−8,I−9、I−13、
I−18、I−35、I−36およびI−40が好まし
く、I−5、I−6、I−7、およびI−13がより好
ましく、I−6が最も好ましい。
R2、R3、R4、R5およびR6は、各々、水素原子また
は置換基を表し、該置換基としては、前記共鳴構造の炭
素環および複素環の置換基と同義である。また、前記R
1、R2、R3、R4、R5およびR6のうち、任意の2つが
連結して縮合環を形成していてもよい。
およびL5で表されるメチン基は、各々同一であっても
異なっていてもよい。また前記メチン基には、無置換の
メチン基および置換基を有するメチン基が含まれる。該
置換基としては、前記共鳴構造の炭素環および複素環の
置換基と同義である。中でも、好ましい置換基としては
アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、アシルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、ハロゲン原子、アミノ基、カルバモイル基またはヘ
テロ環基である。また、2以上の置換基が連結して5〜
7員環(例えば、シクロペンテン環、1−ジメチルアミ
ノシクロペンテン環、1−ジフェニルアミノシクロペン
テン環、シクロヘキセン環、1−クロロシクロヘキセン
環、イソホロン環、1−モルホリノシクロペンテン環、
シクロヘプテン環など)を形成していてもよい。
各々、0、1または2を表す。中でも、m1とn1との
和が0、1、2、3であることが好ましく、m1とn1
との和が0、1、2であることが特に好ましい。前記一
般式(I)中、Mk+はk価のカチオンを表し、kは1以
上の整数を表し、nは、一般式(I)中の正電荷数と負
電荷数とを等しくするために必要な数を表す。該Mk+で
表されるカチオンは、プロトンであっても金属カチオン
であっても有機カチオンであってもよい。該Mk+で表さ
れる金属カチオンとしては、第1族、第2族、第12〜
15族の典型金属イオン、第3族〜第11族の遷移金属
イオンはいずれも利用できる。この中でも、第1族、第
2族、第12族および第13族の典型金属イオンがより
好ましく、リチウム、ナトリム、カリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛およ
びアルミニウムイオンがさらに好ましく、リチウム,ナ
トリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛およびアル
ミニウムイオンが最も好ましい。また、該Mk+で表され
る有機カチオンとしては、4級アンモニウムイオン、ピ
リジイウムイオン、イミダゾリウムイオン、ビピリジニ
ウムイオン、ビスピリジニウムイオンなどが挙げられ
る。前記kは、1以上の整数を表し、1から6が好まし
く、1から4がより好ましく、1〜3が最も好ましい。
も、下記一般式(I’)で表される化合物が特に好まし
い。
L4、L5、Mk+、kおよびnの定義および好ましい範囲
については、前記一般式(I)中の各々と同じである。
前記R1,R2のどちらか一方は水素原子であり、もう一
方は置換アリール基であることが好ましい。該置換アリ
ール基の置換基としては、水素結合性であるか水素結合
性基を含む置換基であることが好ましい。水素結合性基
の例としては、アミド基、カルバモイル基、ウレイド
基、イミド基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカル
ボニルアミノ基、スルホンアミド基、スルファモイル基
などが挙げられ、これらは環状になっていてもよい。中
でも、アミド基、カルバモイル基、ウレイド基、イミド
基が好ましい。また、該置換アリール基の置換位置は、
バルビツール酸核との連結位から見てメタ位であること
が好ましい。前記m1およびn1は、各々、0,1,ま
たは2を表す。中でもm1とn1の和は、0,1,2,
3であることが好ましく、0,1,2であることがより
好ましく、1であることが最も好ましい。
表される置換基としては、前記共鳴構造の炭素環および
複素環の置換基と同義である。前記PまたはP’で各々
表される置換基として好ましいのは、ハメットの置換基
定数σp値が0.2以上のものである。ハメットの置換
基定数は例えば、Chem.Rev. 91、 165
(1991) に記載されている。特に好ましい置換基
としては、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル
基、アシル基、カルバモイル基、スルファモイル基およ
びスルホニル基が挙げられる。前記QまたはQ’で各々
表される置換基として好ましいのは、アルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基およびアミノ基が挙げられる。一
般式(II)中、L1、L2、L3、L4、L5、X、
X’、m1、n1、Mk+、kおよびnについては、前記
一般式(I)中で各々定義されたものと同義であり、好
ましい範囲も同様である。
L3,L4,L5,X,X’,m1,n1,x,y,nの
定義および好ましい範囲は、前記一般式(I)の説明中
の各々と同じである。前記一般式(III)中、M
k+は、k価の金属カチオンを表す。Mk+で表される多価
金属カチオンとしては、2価以上の状態がとれる金属で
あればどのようなものでもよい。第2族、第12〜15
族の典型金属イオン、第3〜11族の遷移金属イオンは
いずれも利用できる。この中でも、第2族、第12族、
および第13族の典型金属イオンが好ましく、マグネシ
ウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、
およびアルミニウムがより好ましく、マグネシウム、カ
ルシウム、亜鉛、およびアルミニウムイオンが最も好ま
しい。前記kは2以上の整数を表し、2〜6が好まし
く、2〜4がより好ましく、2または3が最も好まし
い。
中でも、下記一般式(III’)で表される化合物が特
に好ましい。
2,L3,L4,L5,m1,n1,M k+,k、およびnの
定義および好ましい範囲については、前記一般式
(I’)の説明中の各々と同義である。
L4,L5,P,P’,Q,Q’,X,X’,m1,n
1、およびnの定義および好ましい範囲については、前
記一般式(II)の説明中の各々と同義であり、前記一
般式(IV)中のMk+およびkの定義および好ましい範
囲については、前記一般式(III)の説明中の各々と
同義である。
る化合物の具体例を例示化合物No.とともに示すが、
これらは本発明を制限するものではない。
れる化合物の合成方法 (a)k=1の場合 一般に、相当する活性メチレン化合物((チオ)バルビ
ツール酸、ピラゾロン、インダンジオン、イソオキサゾ
ロンなど)と、メチン色素にメチン基またはポリメチン
基を導入するのに使用されるメチン源との縮合反応によ
って合成することができる。この種の化合物の合成の詳
細については、特公昭39−22069号、同43−3
504号、同52−38056号、同54−38129
号、同55−10059号、同58−35544号、特
開昭49−99620号、同52−92716号、同5
9−16834号、同63−316853号、同64−
40827号各公報、および英国特許第1133986
号、米国特許第3,247,127号、同第4,04
2,397号、同第4,181,225号、同第5,2
13,956号、同第5,260,179号各明細書な
どを参照することができる。
ルトギ酸エチル、オルト酢酸エチルなどのオルトエステ
ル類、またはN,N−ジフェニルホルムアミジン塩酸塩
などを使用でき、トリメチン基の導入には、トリメトキ
シプロペン、1,1,3,3−テトラメトキシプロパ
ン、またはマロンジアルデヒドジアニル塩酸塩(或いは
これらの誘導体)等を用いることができる。さらにペン
タメチン基の導入にはグルタコンアルデヒドジアニル塩
酸塩または1−(2,4−ジニトロフェニル)−ピリジ
ニウムクロリド、1−(2−ベンジチアゾリル)−ピリ
ジニウムクロリド(あるいはこれらの誘導体)等を使用
できる。
のカチオンがM+となった化合物が得られる。ピリジン
やトリエチルアミンのような有機塩基を用いた場合に
は、ピリジニウムイオンやトリエチルアンムニウムイオ
ンがM+となり、酢酸ナトリムム、酢酸カリウム、炭酸
ナトリウムなどの無機塩を用いいた場合には、ナトリウ
ムイオンやカリウムイオンがM+となる。
合物は、所望のカチオンの塩を含有する、水および/ま
たは有機溶媒中において、塩交換反応によりカチオンを
交換することがである。前記有機溶媒としては、例え
ば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシドが好ましい。
および水と有機溶媒の混合液のいずれかに、色素の粉末
を添加する態様、
機溶媒溶液、および水と有機溶媒の混合液のいずれか
に、色素を含有する、水溶液、有機溶媒溶液、および水
と有機溶媒の混合溶液のいずれかを添加する態様、 色素を含有する、水溶液、有機溶媒溶液、および水
と有機溶媒の混合溶液のいずれかに、カチオンの塩の粉
末を添加する態様、 色素を含有する、水溶液、有機溶媒溶液、および水
と有機溶媒の混合溶液のいずれかに、カチオンの塩を含
有する、水溶液、有機溶媒溶液、および水と有機溶媒の
混合溶液のいずれかを添加する態様、等が挙げられる。
更に、色素とカチオンの塩の両者が完全に溶解しない状
態で混合することによっても前記塩交換反応を行うこと
ができる。
色素がカチオンを含む溶媒にある程度溶解することが好
ましい。添加する色素がカチオンを含む溶媒に対する溶
解度が低い場合には、色素を溶液の形で添加することが
好ましい。
一旦M+がプロトンであるような形で単離してから、前
述したような方法でM+を導入することもでき、更に色
素を塩の形で単離しなくても、固体分散時に対カチオン
にしたいカチオンの塩を添加してもよい。
下「色素(k=1)と称する場合がある」)を、2価以
上の金属カチオン(Mk+)の塩を含有する水および/ま
たは有機溶媒(例えばメタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシド等)中で、塩交換反応を行
うことよって容易に合成できる。
液、および水と有機溶媒の混合溶液のいずれかに、前記
色素(k=1)の粉末を添加する態様、 多価カチオンの塩を含有する、水溶液、有機溶媒溶
液、および水と有機溶媒の混合溶液のいずれかに、前記
色素(k=1)を含有する、水溶液、有機溶媒溶液、お
よび水と有機溶媒の混合溶液のいずれかを添加する態
様、 前記色素(k=1)含有する、水溶液、有機溶媒溶
液、および水と有機溶媒の混合溶液のいずれかに、多価
金属カチオンの塩の粉末を添加する態様、 前記色素(k=1)含有する、水溶液、有機溶媒溶
液、および水と有機溶媒の混合溶液のいずれかに、多価
カチオンの塩を含有する、水溶液、有機溶媒溶液、およ
び水と有機溶媒の混合溶液を添加する態様、等が挙げら
れる。更に、前記色素(k=1)と多価カチオンの塩の
両者が完全に溶解しない状態で混合することによって
も、塩交換反応を行うことができる。
には、添加する色素(k=1)が多価カチオンを含む溶
媒にある程度溶解することが好ましい。添加する色素
(k=1)が多価カチオンを含む溶媒に対する溶解度が
低い場合には、色素(k=1)を溶液の形で添加するこ
とが好ましい。
表される化合物の合成方法 カチオン(Mk+)の代わりに、多価金属カチオン
(Mk+)の塩を用いるほかは、前記一般式(I)または
(II)の合成方法中、(b)で説明した方法と同じ方
法により合成することができる。
される化合物は、良好な色相を有する。前記化合物は、
着色剤として、画像形成、フィルター、インク、トナ
ー、および塗料等に利用することができる。また、前記
一般式(I)および(II)で表される化合物において
k≧2のもの、並びに前記一般式(III)および(I
V)で表される化合物は、水への溶解度が低いという特
徴を有している。
分散物は、前記一般式(I)から(IV)で表される化
合物(以下、こららの化合物を「本発明の化合物」とい
う場合がある)のいずれかを媒体に分散してなる固体微
粒子分散物である。
ことで各種着色剤として利用することができる。本発明
の化合物を水性媒体中に分散させる場合は、分散機
(例、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロール
ミル、アジテーターミル、ヘンシェルミキサー、コロイ
ドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、ジェット
ミル、オングミル)を用い、本発明の化合物を微粒子の
状態で分散させるのが好ましい。また、本発明の化合物
を適当な有機溶剤に溶解してから、得られた溶液を水性
媒体中に添加して微粒子分散物を作製することもでき
る。
び一般式(II)で表される化合物が、固体微粒子分散
物として媒体に分散して会合体を形成することにより、
溶液中の分子分散状態のλmaxに対して20nm以上シ
フトしたλmaxを有する画像を形成し得る。また、前記
会合体は、J会合体であることが好ましい。
溶解した溶液と、水性媒体とを、接触させる方法として
は、一方の溶液に他方の液を添加してもよいし、両方の
液を同時に供給し、その後、攪拌混合してもよい。添加
スピード、攪拌の強度などは、目的に応じ適宜決めるこ
とができる。また、染料を溶解する溶媒としては、水混
和性であることが好ましい。
て用いることができ、画像を記録する記録液に利用する
ことができる。本発明の化合物は媒体中に溶解していな
い、固体状態で存在しているので、形成画像の光堅牢性
が向上する。特に、インクジェット用の記録液に利用す
るのが好ましい。
ンクジェット用記録液(以下「インクジェット用イン
ク」と称する場合がある)について説明する。
については、特開平5−148436号、同5−295
312号、同7−97541号、同7−82515号、
同7−118584号の各公報に詳細が記載されてい
て、本発明のインクジェット用インクの調製にも利用で
きる。
明の化合物を分散させる媒体としてては、水性媒体が好
ましい。前記水性媒体は、水を主成分とし、所望によ
り、水混和性有機溶剤を添加した混合物を用いることが
できる。水混和性有機溶剤としては、例えば、アルコー
ル(例、メタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec-ブタ
ノール、t−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノー
ル、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール)、多価
アルコール類(例、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、
ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘ
キサントリオール、チオジグリコール)、グリコール誘
導体(例、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングルコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、トリエチレングルコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールジアセテート、
エチレングルコールモノメチルエーテルアセテート、ト
リエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル)、アミン(例、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−
メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールア
ミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジ
アミンン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、ポリエチレンイミン、テトラメチルプロピレンジ
アミン)およびその他の極性溶媒(例、ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、2−ピ
ロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−
2−ピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン、アセトニトリル、アセト
ン)が含まれる。尚、前記水混和性有機溶剤は、二種類
以上を併用してもよい。
量部中には、本発明の化合物を0.2質量部以上10質
量部以下含有させるのが好ましい。また、本発明のイン
クジェット用インクには、本発明の化合物とともに、他
の色素を併用してもよい。2種類以上の色素を併用する
場合は、色素の含有量の合計が前記範囲となっているの
が好ましい。
が40cp以下であるのが好ましい。また、その表面張
力は20dyn/cm以上100dyn/cm以下であ
るのが好ましい。粘度および表面張力は、種々の添加
剤、例えば、粘度調整剤、表面張力調整剤、比抵抗調整
剤、皮膜調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、褪色防止
剤、防黴剤、防錆剤、分散剤および界面活性剤を添加す
ることによって、調整できる。
の画像形成のみならず、フルカラーの画像形成に用いる
ことができる。フルカラー画像を形成するために、マゼ
ンタ色調インク、シアン色調インク、およびイエロー色
調インクを用いることができ、また、色調を整えるため
に、さらにブラック色調インクを用いてもよい。これら
の種々の色相のインクの少なくとも1つが、本発明のイ
ンクジェット記録用インクであると、色相が良好なフル
カラー画像を形成できるので好ましい。さらに、これら
の種々の色相のインクの全てが、本発明のインクジェッ
ト記録用インクであると、色相が優れたフルカラー画像
を形成できるので、より好ましい。
受像材料上に、画像を形成することができる。前記受像
材料としては、普通紙、コート紙、プラスチックフィル
ム等が挙げられる。受像材料としてコート紙を用いる
と、画質、画像保存耐久性が向上するので好ましい。
含有する記録紙を用いることが望ましい。ポリマー媒染
剤については、特開昭48−28325号、同54−7
4430号、同54−124726号、同55−227
66号、同55−142339号、同60−23850
号、同60−23851号、同60−23852号、同
60−23853号、同60−57836号、同60−
60643号、同60−118834号、同60−12
2940号、同60−122941号、同60−122
942号、同60−235134号、特開平1−161
236号の各公報、米国特許2484430号、同25
48564号、同3148061号、同3309690
号、同4115124号、同4124386号、同41
93800号、同4273853号、同4282305
号、同4450224号の各明細書に記載がある。中で
も、特開平1−161236号公報の212〜215頁
に記載のポリマー媒染剤を含有する受像材料を用いる
と、より優れた画質の画像が得られ、かつ画像の耐光性
が改善されるので特に好ましい。
受像材料を用いることができる。無機顔料の例には、シ
リカ顔料、アルミナ顔料、二酸化チタン顔料、酸化亜鉛
顔料、酸化ジルコニウム顔料、雲母状酸化鉄、鉛白、酸
化鉛顔料、酸化コバルト顔料、ストロンチウムクロメー
ト、モリブデン系顔料、スメクタイト、酸化マグネシウ
ム顔料、酸化カルシウム顔料、炭酸カルシウム顔料およ
びムライトが含まれる。二種類以上の無機顔料を併用し
てもよい。
含む親水性層を、インク受容層として有しているのが好
ましい。前記親水性バインダーとしては、高吸水性ポリ
マーを用いることが好ましい。例えば、ゼラチン、ゼラ
チン誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコ
ール誘導体、ポリアルキレンオキサイドおよびポリアル
キレンオキサイド誘導体が含まれる。また、特開平1−
161236号公報の215〜222頁に記載されてい
る親水性ポリマーを用いることができる。前記インク受
容層には、硬膜剤を添加して硬化させることが好まし
い。硬膜剤としては、特開平1−161236号公報の
222頁に記載されている材料を用いることができる。
が好ましい。マット剤としては、特開平1−16123
6号公報の263〜264頁に記載の材料を使用するこ
とができる。また、受像材料の構成層には、界面活性剤
を添加してもよい。界面活性剤は、塗布助剤、剥離性改
良剤、スベリ性改良剤あるいは帯電防止剤として機能す
る。界面活性剤については、特開昭62−173463
号、同62−183457号の各公報に記載の界面活性
剤を用いることができる。また、界面活性剤の代わり
に、有機フルオロ化合物を用いてもよい。有機フルオロ
化合物は、疎水性であることが好ましい。有機フルオロ
化合物の例には、フッ素系界面活性剤、オイル状フッ素
系化合物(例、フッ素油)および固体状フッ素化合物樹
脂(例、四フッ化エチレン樹脂)が含まれる。有機フル
オロ化合物については、特公昭57−9053号(第8
〜17欄)、特開昭61−20994号、同62−13
5826号の各公報に記載がある。
は、ポリマーラテックスを添加してもよい。ポリマーラ
テックスは、寸度安定化、カール防止、接着防止、膜の
ひび割れ防止のような膜物性改良の目的で使用される。
ポリマーラテックスについては、特開昭62−2452
58号、同62−1316648号、同62−1100
66号の各公報に記載がある。ガラス転移温度が低い
(40℃以下の)ポリマーラテックスを媒染剤を含む層
に添加すると、層のひび割れやカールを防止することが
できる。また、ガラス転移温度が高いポリマーラテック
スをバック層に添加しても、カールを防止できる。受像
材料の構成層には、退色防止剤を添加してもよい。退色
防止剤には、酸化防止剤、紫外線吸収剤および金属錯体
が含まれる。退色防止剤としては、特開平1−1612
36号公報の225〜247頁に記載されている材料を
用いることができる。受像材料には、蛍光増白剤を添加
してもよい。また、蛍光増白剤をインクジェット記録用
インクに添加し、外部から受像材料に供給することもで
きる。
含む場合、前記支持体としては、両面をポリオレフィン
(例、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブテンおよびそれらのコポリマー)で
ラミネートした紙およびプラスチックフイルムが特に好
ましく用いられる。ポリオレフィン中に、白色顔料
(例、酸化チタン、酸化亜鉛)または色味付け染料
(例、コバルトブルー、群青、酸化ネオジウム)を添加
することが好ましい。
のインクジェット記録方法のインクとして用いることが
できる。連続方式およびオンデマンド方式のいずれであ
ってもよい。また、インクへのエネルギー供与の方式に
ついても特に制限はなく、バブルジェット(登録商標)
方式、サーマルジェット方式、および超音波を用いた方
式のいずれであってもよい。
クと称する濃度の低いインクを小さい体積で多数射出す
る方式、実質的に同じ色相で濃度の異なる複数のインク
を用いて画質を改良する方式や無色透明のインクを用い
る方式が含まれる。本発明は、プリント速度が速く、濃
度が低いインクを多量に噴射し、写真に近い画像を形成
するインクジェット記録方式において、特に効果があ
る。
例を示す。但し、本発明の化合物の合成方法は以下の例
に制限されるものではない。
7.0gを加え、更にトリエチルアミン 125cm3
を加えた。この溶液を室温で攪拌しながらマロンジアル
デヒドジアニル塩酸塩 32.3gを添加し、無水酢酸
36.8gを滴下した。そのまま1時間室温で攪拌し
た。析出した固体を吸引濾過し、メタノールで洗浄した
後、乾燥して下記化合物(D6−53)83.0g(収
率85%)を得た。得られた化合物のλmax(ジメチル
ホルムアミド(DMF))は492.6nm、ε
max(DMF)は1.45×105であった。
粉砕し、塩化ナトリウム81.8gを水1.4dm3に
溶解した溶液に添加し、蒸気浴上で1時間加熱攪拌し
た。その後、室温まで例極して結晶を濾過し、水で洗浄
してから送風乾燥機で乾燥して例示化合物(D−49)
を97g得た。
ルシウム 5.0gを水500mlに溶解した溶液に添
加し、蒸気浴上で1時間加熱攪拌した。室温まで冷却し
て結晶を濾過し、水で洗浄してから送風乾燥機で乾燥し
て化合物(D6−148)を7.0g得た。元素分析し
たところ、得られた化合物は色素部とカルシウムのモル
比が2:1であり、水を4分子含んでいることがわかっ
た。また、得られた化合物のλmax(DMF)は49
2.5nmであり、εmax(DMF)は1.50×105
(含水率を考慮して換算した値)であった。
cm3に溶解した溶液を、酢酸カルシウム一水和物 1
9.4gを水 1.1dm3に溶解し、蒸気浴上で80
℃に加熱攪拌した溶液へと滴下した。滴下後45分間更
に加熱攪拌してから室温まで冷却した。結晶を濾過し、
水で洗浄してから送風乾燥機で乾燥して化合物(D6−
148)を14.0g得た。元素分析したところ、得ら
れた化合物は色素部とカルシウムのモル比が2:1であ
り、水を3分子含んでいることがわかった。また、得ら
れた化合物のλmax(DMF)は492.6nm、εmax
(DMF)であり、εmax(DMF)は1.51×105
(含水率を考慮して換算した値)であった。
−A)はバルビツール酸類の一般的な合成法に従い、尿
素誘導体と無水酢酸存在下にマロン酸と、或いは塩基性
条件下マロン酸エステルと反応させる事により合成でき
る。これら化合物の合成法の詳細については「新実験化
学講座」(14巻)(丸善)、J.Am.Chem.S
oc.、78、6185頁(1956)などを参照する
ことができる。
ネシウム 3.85gを水 350cm3に溶解した溶
液に添加し、蒸気浴上で30分間加熱攪拌した。室温ま
で冷却して結晶を濾過し、水で洗浄してから送風乾燥機
で乾燥して例示化合物(D6−149)を4.3g得
た。元素分析したところ、得られた化合物は色素部とマ
グネシウムのモル比が2:1であり、水を6分子含んで
いることがわかった。また、得られた化合物のλ
max(DMF)は492.6nmであり、εmax(DM
F)は1.52×105(含水率を考慮して換算した
値)であった。
ミニウム・6水和物7.73gを水 350cm3に溶
解した溶液に添加し、蒸気浴上で30分間加熱攪拌し
た。室温まで冷却して結晶を濾過し、水で洗浄してから
送風乾燥機で乾燥して例示化合物(D6−153)を
4.7g得た。元素分析したところ、得られた化合物は
色素部とアルミニウムのモル比が3:1であり、水を8
分子含んでいることがわかった。また、得られた化合物
のλmax(DMF)は492.5nmであり、εmax(D
MF)は1.48×105(含水率を考慮して換算した
値)であった。
解性評価 下記表1に示す本発明の化合物の例示化合物(D6−1
48)を約100mgとり、メノウ乳鉢上ですりつぶし
た。このうち50mgをとり、試験管に入れ、蒸留水を
10cm3添加し、よく振って栓をした。25℃におい
て3時間超音波を照射し、一晩静置した。その後、よく
振ってから、0.45μmのマイクロフィルターで不溶
分を濾過し、濾液に対して体積で4倍量のDMFを加え
た。必要に応じてDMFと蒸留水の4:1(体積比)の
混合溶液で希釈して吸収スペクトルを測定し、吸光度か
ら溶解度を算出した。例示化合物D6−149、D6−
153、D6−53、およびD6−50についても同様
に調製し、吸収スペクトルを測定し、吸光度から溶解度
を算出した。結果を表1に示す。この結果から2価以上
の金属カチオンを対カチオンとして有する化合物は、水
への溶解度が低下していることが確認された。
造と評価 (例示化合物の固体微粒子分散物の調製) ・例示化合物(D6−148) 例示化合物(D6−148)2g、p−tert−オク
チルフェニルポリオキシエチレンスルホン酸ナトリウム
0.5g、水70gを加えてスラリーとした。その後
0.5mmのジルコニアシリケートビーズを450g用
意し、スラリーと共にベッセルに入れ、分散機(サンド
グラインダーミル:アイメックス(株)製)で5時間分
散して、例示化合物(D6−148)の固体微粒子分散
物を得た。得られた固体微粒子の粒子径は、粒子の80
質量%が0.17μm以上0.54μm以下であった。
8)、および比較化合物(C.I.ピグメントレッド1
22) 例示化合物(D6−148)の代わりに例示化合物(D
6−49)、(D6−49)、(D6−58)、および
比較化合物(C.I.ピグメントレッド122)をそれ
ぞれ等量用いた以外は、例示化合物(D6−148)の
固体微粒子分散物とまったく同じようにして固体微粒子
分散物をそれぞれ調製した。
た固体微粒子の粒子径は、例示化合物(D6−49)に
ついては粒子の80質量%が0.11μm以上0.51
μm以下であり、例示化合物(D6−58)ついては粒
子の80質量%が0.14以上0.55μm以下であ
り、比較化合物(C.I.ピグメントレッド122)つ
いては粒子の80質量%が0.11μm以上0.50μ
m以下であった。
合物(D6−148)、(D6−49)、(D6−5
8)、および比較化合物(C.I.ピグメントレッド1
22)の固体粒子分散物をそれぞれ0.8gずつ取り、
それぞれに水2.3cm3を混合し、インク液1〜4を
調製した。
例示化合物6−49 1gをジメチルホルムアミド10
gに溶解した溶液を、攪拌している水50g中に、5分
間で滴下することにより、例示化合物D6−49の微細
なJ会合体を含む固体微粒子分散液を得た。
化合物(D6−53)、(D6−148)、および(D
6−60)をそれぞれ当量用いた以外は、例示化合物
(D6−49)の固体微粒子分散物とまったく同じよう
にして例示化合物(D6−53)、(D6−148)、
および(D6−60)についても、J会合体を含む固体
微粒子分散液をそれぞれ調製した。
合物(D6−49)、(D6−53),(D6−14
8)、および(D6−60)のJ会合体を含む固体微粒
子分散液を、それぞれ0.8g取り、それぞれに水2.
3cm3を混合し、インク液5〜8を調製した。
30〜40℃で加熱しながら1時間攪拌した後、平均孔
径0.8μm、直径47mmのミクロフィルターを用い
て加圧濾過し、インク液9を調製した。 色素(比較用色素A) 4質量部 ジエチレングリコール 9質量部 テトラエチレングリコールモノブチルエーテル 9質量部 グリセリン 7質量部 ジエタノールアミン 1質量部 水 70質量部
1〜9を用いて、インクジェットプリンタ(「PM−7
70C」、セイコーエプソン(株)製)により、フォト
光沢紙(富士写真フイルム(株)製のインクジェットペ
ーパー、フォト光沢紙EX)に各々画像を記録した。得
られた画像について、色相、光堅牢性、湿熱堅牢性、お
よびオゾンガス耐性を評価した。
は、画像を記録した受像材料にウェザーメーター(アト
ラスC.165)を用いてキセノン光(8万5千ルク
ス)を7日間照射し、キセノン照射前後の画像濃度を反
射濃度計(X−Rite310TR)を用いて反射濃度
を測定して色素残存率として評価した。また、湿熱堅牢
性については、温度80℃湿度70%で7日間保存した
前後の画像濃度を同様にして測定して色素残存率として
評価した。反射濃度は、1、1.5、および2の3点で
測定し、いずれの濃度でも色素残存率が90%以上の場
合をA、1または2点が90%未満の場合をB、総ての
濃度で90%未満の場合をCとして評価した。
成したフォト光沢紙を、オゾンガス濃度が0.5±0.
1ppm、室温、暗所に設定されたボックス内に7日間
放置し、オゾンガス下に放置前後の画像濃度を反射濃度
計(X−Rite310TR)を用いて反射濃度を測定
し、色素残存率として評価した。なお、前記反射濃度
は、1、1.5、および2.0の3点で測定した。ボッ
クス内のオゾンガス濃度は、APPLICS製オゾンガ
スモニター(モデル:OZG−EM−01)を用いて測
定した。いずれの濃度においても、色素残存率が70%
以上の場合をA、1または2点が70%未満をB,総て
の濃度で70%未満の場合をCとして、三段階で評価し
た。
て、色相の欄の「○」は、色相がマゼンタとして好まし
かったことを示し、「×」は、表中に記載した色相とな
ったため、マゼンタとして好ましくなかったことを示
す。
された画像は、良好な色相を有するとともに、光および
湿熱に対する優れた安定性を有することが明らかとなっ
た。
よび5〜9に含有される色素のジメチルホルムアミド
(DMF)中における吸収スペクトルと、それぞれのイ
ンク液により形成された前記画像部の反射スペクトルの
λmaxを用いて測定した。その結果を表3に示す。
含まれる本発明の例示化合物は、受像材料(フォト光沢
紙)上では、分子分散状態にあるDMF中よりも、λ
maxが47nm〜65nm長波化していることが分か
る。従って、これらの色素は受像材料上ではJ会合体を
形成していることが確認された。一方、インク液9に含
まれる比較用色素Aについては、λmaxの差が8nmで
あった。このことから、比較用色素Aは受像材料上で会
合体を形成していないことが確認された。
規なメチン化合物を提供することができる。また、本発
明によれば、良好な色相を有するとともに、光、熱、お
よび酸化性ガスに対して優れた堅牢性を有する固体微粒
子分散物、および該固体微粒子分散物を含む記録液(特
にインクジェット用記録液)、並びに該記録液を用いた
インクジェット記録方法を提供することができる。
Claims (9)
- 【請求項1】 下記一般式(I)または(II)で表さ
れる化合物を媒体に分散してなる固体微粒子分散物を含
有することを特徴とするインクジェット用記録液。 一般式(I) 【化1】 (式中、AおよびBは、各々、共役二重結合鎖を完成す
るのに必要な原子団を表す。YおよびZは、各々、炭素
環または複素環を形成するのに必要な原子団を表す。L
1、L2、L3、L4およびL5は、各々、置換されていて
もよいメチン基を表す。Mk+はカチオンを表す。Xおよ
びX’は、各々、酸素原子、硫黄原子、またはC(C
N)2を表す。m1およびn1は、各々、0、1または
2を表す。xおよびyは、各々、0または1を表す。M
k+は、k価のカチオンを表す。kは、1以上の整数を表
す。nは、一般式(I)中の正電荷数と負電荷数とを等
しくするために必要な数を表す。) 一般式(II) 【化2】 (式中、L1、L2、L3、L4およびL5は、各々、置換
されていてもよいメチン基を表す。P、P’、Qおよび
Q’は、各々、置換基を表す。XおよびX’は、各々、
酸素、硫黄またはC(CN)2を表す。m1およびn1
は、各々、0、1または2を表す。Mk+はk価のカチオ
ンを表す。kは1以上の整数を表す。nは、一般式(I
I)中の正電荷数と負電荷数とを等しくするために必要
な数を表す。) - 【請求項2】 前記一般式(I)または(II)で表さ
れる化合物が、固体微粒子分散物として媒体に分散して
会合体を形成することにより、溶液中の分子分散状態の
λmaxに対して20nm以上シフトしたλmaxを有する画
像を形成する請求項1に記載のインクジェット用記録
液。 - 【請求項3】 前記会合体がJ会合体である請求項2に
記載のインクジェット用記録液。 - 【請求項4】 前記J会合体が、前記一般式(I)また
は一般式(II)で表される化合物を溶解した溶液と、
水性媒体と、を接触させることにより析出させた会合体
である請求項3に記載のインクジェット用記録液。 - 【請求項5】 前記一般式(I)中のYおよびZで表さ
れる置換基、ならびに前記一般式(II)中のP,
P’,Q,およびQ’で表される置換基が、下記に表さ
れる共鳴構造の炭素環(I−1〜I−4)および共鳴構
造の複素環(I−5〜I−41)の中から選択される置
換基である請求項1から4のいずれかに記載のインクジ
ェット用記録液。 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 - 【請求項6】 下記一般式(III)または(IV)で
表されることを特徴とするメチン化合物。 一般式(III) 【化9】 (式中、AおよびBは、各々、共役二重結合鎖を完成す
るのに必要な原子団を表す。YおよびZは、各々、炭素
環または複素環を形成するのに必要な原子団を表す。L
1、L2、L3、L4およびL5は、各々、置換されていて
もよいメチン基を表す。Mk+は、金属カチオンを表す。
XおよびX’は、各々、酸素原子、硫黄原子または−C
(CN)2を表す。m1およびn1は、各々、0、1ま
たは2を表す。xおよびyは、各々、0または1を表
す。Mk+は、k価の金属カチオンを表す。kは、2以上
の整数を表す。nは、一般式(III)中の正電荷数と
負電荷数とを等しくするために必要な数を表す。) 一般式(IV) 【化10】 (式中、L1、L2、L3、L4およびL5は、各々、置換
されていてもよいメチン基を表す。P、P’、Qおよび
Q’は、各々、置換基を表す。Xおよび、X’は、各
々、酸素、硫黄またはC(CN)2を表す。m1および
n1は、各々、0、1または2を表す。Mk+はk価の金
属カチオンを表す。kは、2以上の整数を表す。nは、
一般式(IV)中の正電荷数と負電荷数とを等しくする
ために必要な数を表す。) - 【請求項7】 前記一般式(III)中のYおよびZで
表される置換基、ならびに前記一般式(IV)中のP,
P’,Q,およびQ’で表される置換基が、下記に表さ
れる共鳴構造の炭素環(I−1〜I−4)および共鳴構
造の複素環(I−5〜I−41)の中から選択される置
換基である請求項6に記載のメチン化合物。 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】 - 【請求項8】 請求項6または7に記載のメチン化合物
を媒体に分散してなることを特徴とする固体微粒子分散
物。 - 【請求項9】 請求項1から5のいずれかに記載のイン
クジェット用記録液を用いて記録することを特徴とする
インクジェット記録方法。
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