JP2001348060A - 油性コーキング材用包装容器および油性コーキング材用包装容器により包装された油性コーキング材 - Google Patents

油性コーキング材用包装容器および油性コーキング材用包装容器により包装された油性コーキング材

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JP2001348060A
JP2001348060A JP2000167132A JP2000167132A JP2001348060A JP 2001348060 A JP2001348060 A JP 2001348060A JP 2000167132 A JP2000167132 A JP 2000167132A JP 2000167132 A JP2000167132 A JP 2000167132A JP 2001348060 A JP2001348060 A JP 2001348060A
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JP
Japan
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oil
caulking material
based caulking
packaging container
heat
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JP2000167132A
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English (en)
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Teruo Watabe
輝夫 渡部
Hisao Akagawa
久男 赤川
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NOGAWA CHEMICAL KK
Nogawa Chemical Co Ltd
Original Assignee
NOGAWA CHEMICAL KK
Nogawa Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で取り扱いが容易な油性コーキング材の
包装容器及びこの包装容器に包装された油性コーキング
材を提供する。 【解決手段】 熱融着可能な層を少なくとも一層有した
積層体を含んだ合成樹脂フィルムによって油性コーキン
グ材用包装容器1を形成する。好適には、このフィルム
は、ポリエチレンフィルムが内面側に配されて熱融着さ
れるナイロン/ポリエチレンフィルムの二層構造を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器に関し、
主に、カラー鋼板屋根、トタン屋根等の折り板接合部の
内部をシールするために利用される油性コーキング材
を、充填保管するための包装容器および油性コーキング
材用包装容器により包装された油性コーキング材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、油性コーキング材は、カラー鋼板
屋根、トタン屋根等の折り板接合部の内部をシールする
シール剤として用いられている。一般に、油性コーキン
グ材は粘性流体であるので、容器内に充填して保管され
ており、例えば、石油缶等に保管されていることが多
い。
【0003】一般に、油性コーキング材にはゴム系成
分、粉類等が配合されており、例えば、ゴム類としてブ
チルゴム、ポリブテン等が、粉類として炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー等が、油類として石油系プロセスオ
イル、フタル酸系可塑剤等がそれぞれ使用されるのが一
般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、油性コーキング材には粉類が多量に配合されている
ので比重が高くなり、例えば、18リットル缶に油性コ
ーキング材を充填すると、23kgにも達してしまうこ
とから取り扱いが困難となっていた。
【0005】そこで、本発明では、軽量で取り扱いが容
易な油性コーキング材の包装容器を提供することを目的
とする。また、このような油性コーキング材用包装容器
により包装された油性コーキング材を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、熱融着可能な層を少なくとも一層有した
積層体を含んだ合成樹脂フィルムにより形成されている
ことを特徴とする油性コーキング材用包装容器を提供す
る。
【0007】好適には、上述のフィルムは、ポリエチレ
ンフィルムが内面側に配されて熱融着される、ナイロン
/ポリエチレンフィルムの二層構造を有している。
【0008】また、熱融着可能な層を少なくとも一層有
した積層体を含んだ合成樹脂フィルムにより形成され、
油性コーキング材が充填されているとともに、熱融着可
能な層が熱融着されて密閉されていることを特徴とする
油性コーキング材用包装容器により包装された油性コー
キング材も提供される。
【0009】
【作用】上述のように、本発明に係る油性コーキング材
の包装容器は、熱融着可能なラミネートされた合成樹脂
フィルムで製袋された袋を用いている。また、好適に
は、このフィルムは、ナイロン/ポリエチレン二層構造
で、ポリエチレンフィルムを内面側に向けて熱融着させ
てある。
【0010】このように構成することで、油性コーキン
グ材を、所望の容量ごとに分けて容易に保存される。ま
た、フィルムの材質及び厚さを調整して、中身が確認可
能となるまでフィルムを透明にすることで、油性コーキ
ング材の色相状態を確認することが可能になる。
【0011】また、油性コーキング材を充填した後に熱
融着可能なフィルム層を熱融着することで、容易に油性
コーキング材を密閉保存することが可能とされる。
【0012】更に、従来のように油性コーキング材を金
属缶内に保管する場合、油性コーキング材を小分けして
保存すると、金属缶自体の比重が大きいため、全重量中
における金属缶自体の重量が占める比率は大きくなって
しまう。従って、金属缶を用いた場合に、油性コーキン
グ材を小分けして保存することは、重量の点からあまり
望ましくない。一方、本発明に係る油性コーキング材の
包装容器は、比重が小さいので、小分けして保存して
も、包装容器自体による重量の増加量を抑えることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態に係る油性コーキング材の包装容器及び
包装された油性コーキング材7について説明する。
【0014】この実施の形態では、熱融着可能な合成樹
脂フィルムとして、ナイロン/ポリエチレンを用いた。
図1は本実施の形態にかかる包装容器の空の状態を示す
斜視図、図2は包装容器の内部に油性コーキング材を充
填させて開口部3をシールした状態の平面図である。
【0015】熱融着可能な合成樹脂フィルムを熱融着さ
せることで、タテ40cm×ヨコ30cmの袋を形成
し、充てん量で4.5kgの油性コーキング材を前記袋
状に形成した容器内に収容する。袋の形状をした包装容
器1の三方が密封してあり、残りの一方に開口部3を設
けてある。この包装容器1内に油性コーキング材を充填
させた後、前記開口部3を密封加工等により密着部5を
形成して密封する。このときの包装容器の重量は、10
0g以下であった。
【0016】ここで、フィルム材は、ナイロンフィルム
(15μ)/ポリエチレンフィルム(60μ)からなる二層
構造のものを用いてあり、包装容器の内側にポリエチレ
ンフィルムを位置させ、外側にナイロンフィルムを位置
させてある。各フィルム材を何層積層するか、また、各
層の厚みをどの程度にするか、に関しては、希望により
任意に決定することができるものである。好適には、強
度が確保され、かつ重量があまり増加しないように決定
される。
【0017】また、内側に配置される熱融着可能な層、
この例ではポリエチレンフィルム層の厚みに関しては、
適切な融着強度が得られるように決定される。また、包
装容器は、充填される油性コーキング材を視認すること
ができる程度に透明にすることが好ましく、積層数、各
層の厚みも、油性コーキング材の視認が可能になるよう
に定めることが好ましい。
【0018】次に、実施例として、上述した包装容器1
の開口部3から油性コーキング材(4.5kg)を充填
し、開口部3をシールして設けた密封部5を形成して包
装し、40℃の恒温槽に入れて20日間保管した。一
方、比較例としては、18リットルの石油缶に油性コー
キング材を4.5kg充填して、包装容器の例と同一条
件で20日間保管を行った。なお、このときの石油缶の
重量は1kgであった。
【0019】その結果、実施例により保管されたコーキ
ング材は、比較例におけるコーキング材よりも、油分の
分離が少なくなっていた。このことから、本実施の形態
に係る包装容器1は、比較例である石油缶を用いた例に
比較して、コーキング材の保管に一層適していることが
判明した。
【0020】以上のように、本実施の形態によれば、油
性コーキング材を四方形の袋に充填したほうが、油性コ
ーキング材中の油類の分離が生じにくくなることが確認
された。
【0021】また、ナイロン/ポリエチレンフィルムは
透明性フィルムであるので、油性コーキング材の色相等
の外観を確認することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る油性
コーキング材用包装容器は、比重が小さいので、従来の
石油缶を使った場合に比較して、油性コーキング材と包
装容器との総重量を抑えることができ、取り扱い性に優
れていて、外部から容易に確認することの可能な商品を
提供することができる。特に、油性コーキング材を小分
けして保存しても、容器自体による重量増加分は小さい
ので、油性コーキング材の小分け保存に適するという利
点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る油性コーキング材
用の包装容器が空の状態を示した斜視図である。
【図2】内部に油性コーキング材を充填して密封させた
包装容器の平面図である。
【符号の説明】
1 包装容器 3 開口部 5 密封部 7 油性コーキング材
フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA01 BA25 BA36 BB03 EA08 EA18 FA05 HN05 3E067 AA04 AB96 BA12A BB25A CA24 EA06 FC01 4F100 AK04A AK48B BA01 BA02 GB16 JL01 JL12A JN01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱融着可能な層を少なくとも一層有した
    積層体を含んだ合成樹脂フィルムにより形成されている
    ことを特徴とする油性コーキング材用包装容器。
  2. 【請求項2】 前記フィルムは、ポリエチレンフィルム
    が内面側に配されて熱融着されるナイロン/ポリエチレ
    ンフィルムの二層構造を有することを特徴とする請求項
    1記載の油性コーキング材用包装容器。
  3. 【請求項3】 熱融着可能な層を少なくとも一層有した
    積層体を含んだ合成樹脂フィルムにより形成され、油性
    コーキング材が充填されているとともに、前記熱融着可
    能な層が熱融着されて密閉されていることを特徴とする
    油性コーキング材用包装容器により包装された油性コー
    キング材。
JP2000167132A 2000-06-05 2000-06-05 油性コーキング材用包装容器および油性コーキング材用包装容器により包装された油性コーキング材 Pending JP2001348060A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US11969534B2 (en) 2023-05-05 2024-04-30 Nxstage Medical, Inc. Blood treatment device priming devices, methods, and systems

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10987461B2 (en) 2015-04-07 2021-04-27 Nxstage Medical, Inc. Blood treatment device priming devices, methods, and systems
US11679190B2 (en) 2015-04-07 2023-06-20 Nxstage Medical, Inc. Blood treatment device priming devices, methods, and systems
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