JP2001347712A - シールプリント作成方法及びシールプリンタ - Google Patents
シールプリント作成方法及びシールプリンタInfo
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- JP2001347712A JP2001347712A JP2000171629A JP2000171629A JP2001347712A JP 2001347712 A JP2001347712 A JP 2001347712A JP 2000171629 A JP2000171629 A JP 2000171629A JP 2000171629 A JP2000171629 A JP 2000171629A JP 2001347712 A JP2001347712 A JP 2001347712A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハサミ等を用いることなく画像がそれぞれ記
録された枡目状の各領域毎にシールプリント用紙を台紙
ごと手で簡単に切り離せるようにする。 【解決手段】 排出口55に近い搬送路30には、ロー
タリーカッター57,58が設けられている。枡目状に
区画された各領域毎に画像が記録されたシールプリント
用紙10は、搬送ローラ対50により領域の搬送方向の
幅で間欠搬送される。第1ロータリーカッター57は、
間欠送りの一時停止中にシールプリント用紙10を横切
るように移動し、シールプリント用紙10の幅方向にパ
ンチ穴を形成する。第2ロータリーカッター58は、搬
送方向と直交する方向の領域の幅毎に並列された4個の
サブロータリーカッターからなり、シールプリント用紙
10の搬送中に4本のライン状に連続したパンチ穴をシ
ールプリント用紙10の搬送方向に形成する。各パンチ
穴は台紙まで貫通しているから、各領域は手で容易に切
り離すことができる。
録された枡目状の各領域毎にシールプリント用紙を台紙
ごと手で簡単に切り離せるようにする。 【解決手段】 排出口55に近い搬送路30には、ロー
タリーカッター57,58が設けられている。枡目状に
区画された各領域毎に画像が記録されたシールプリント
用紙10は、搬送ローラ対50により領域の搬送方向の
幅で間欠搬送される。第1ロータリーカッター57は、
間欠送りの一時停止中にシールプリント用紙10を横切
るように移動し、シールプリント用紙10の幅方向にパ
ンチ穴を形成する。第2ロータリーカッター58は、搬
送方向と直交する方向の領域の幅毎に並列された4個の
サブロータリーカッターからなり、シールプリント用紙
10の搬送中に4本のライン状に連続したパンチ穴をシ
ールプリント用紙10の搬送方向に形成する。各パンチ
穴は台紙まで貫通しているから、各領域は手で容易に切
り離すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールプリント作
成方法及びシールプリンタに関し、更に詳しくはハサミ
等を用いることなく画像がそれぞれ記録された枡目状の
領域毎に台紙ごと手で簡単に切り離すことができるよう
にしたシールプリント作成方法及びシールプリンタに関
するものである。
成方法及びシールプリンタに関し、更に詳しくはハサミ
等を用いることなく画像がそれぞれ記録された枡目状の
領域毎に台紙ごと手で簡単に切り離すことができるよう
にしたシールプリント作成方法及びシールプリンタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラで撮影した画像やパソコ
ンで加工した画像等をプリントするプリンタが市販され
ている。このようなプリンタの中には、プリント用紙の
裏面に塗布した粘着層に台紙(離型紙)が剥離可能に貼
ってあるシールプリント用紙を用い、これに画像をプリ
ントできるようにしたシールプリンタがある。
ンで加工した画像等をプリントするプリンタが市販され
ている。このようなプリンタの中には、プリント用紙の
裏面に塗布した粘着層に台紙(離型紙)が剥離可能に貼
ってあるシールプリント用紙を用い、これに画像をプリ
ントできるようにしたシールプリンタがある。
【0003】シールプリント用紙は、矩形状をした切り
込み線によって予め複数のシールプリントチップに区画
されている。各シールプリントチップは、マトリックス
状に配列されている。各シールプリントチップには、一
般に同じ画像がプリントされる。このプリント後に、切
り込み線からシールプリントチップを剥がす。このシー
ルプリントチップは、裏面に粘着層が形成されているか
ら、ノート等に簡単に貼り付けることができる。
込み線によって予め複数のシールプリントチップに区画
されている。各シールプリントチップは、マトリックス
状に配列されている。各シールプリントチップには、一
般に同じ画像がプリントされる。このプリント後に、切
り込み線からシールプリントチップを剥がす。このシー
ルプリントチップは、裏面に粘着層が形成されているか
ら、ノート等に簡単に貼り付けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシールプ
リントチップは、友人同士で交換し合う場合が多い。譲
られた相手がノート等を所持していてシールプリントチ
ップをその場で貼ることができる場合は問題ないが、す
ぐに貼ることができない場合には、ハサミ等でシールプ
リント用紙を台紙ごと切り離す必要があり、たいへん不
便であった。これを解消するには、台紙にも予め切り込
みを入れておく方法が考えられるが、プリント中に台紙
が剥がれるおそれがあり、ジャミング発生の原因にな
る。
リントチップは、友人同士で交換し合う場合が多い。譲
られた相手がノート等を所持していてシールプリントチ
ップをその場で貼ることができる場合は問題ないが、す
ぐに貼ることができない場合には、ハサミ等でシールプ
リント用紙を台紙ごと切り離す必要があり、たいへん不
便であった。これを解消するには、台紙にも予め切り込
みを入れておく方法が考えられるが、プリント中に台紙
が剥がれるおそれがあり、ジャミング発生の原因にな
る。
【0005】本発明は、ハサミ等を用いることなく画像
がそれぞれ記録された枡目状の各領域毎にシールプリン
ト用紙を台紙ごと手で簡単に切り離すことができるよう
にしたシールプリント作成方法及びシールプリンタを提
供することを目的とする。
がそれぞれ記録された枡目状の各領域毎にシールプリン
ト用紙を台紙ごと手で簡単に切り離すことができるよう
にしたシールプリント作成方法及びシールプリンタを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシールプリント作成方法は、記録紙の片面
に形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に貼った
台紙とからなるシールプリント用紙を用い、前記記録紙
の仮想的に区画された枡目状の各領域内に画像を記録し
た後、少なくとも前記各領域を仕切る仮想的な境界線に
沿って連続したパンチ穴またはミシン目を記録紙から台
紙まで貫通もしくは記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばま
で達するように形成するものである。
に、本発明のシールプリント作成方法は、記録紙の片面
に形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に貼った
台紙とからなるシールプリント用紙を用い、前記記録紙
の仮想的に区画された枡目状の各領域内に画像を記録し
た後、少なくとも前記各領域を仕切る仮想的な境界線に
沿って連続したパンチ穴またはミシン目を記録紙から台
紙まで貫通もしくは記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばま
で達するように形成するものである。
【0007】また、支持体の上に1つ以上の感熱発色層
を形成した感熱記録紙と、この感熱記録紙の支持体側の
面に形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に貼っ
た台紙とからなるシールプリント用紙を用い、前記感熱
発色層を熱記録して感熱記録紙の仮想的に区画された枡
目状の各領域内に画像を発色記録した後、少なくとも前
記各領域を仕切る仮想的な境界線に沿って連続したパン
チ穴またはミシン目を感熱記録紙から台紙まで貫通もし
くは感熱記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばまで達するよ
うに形成するものである。
を形成した感熱記録紙と、この感熱記録紙の支持体側の
面に形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に貼っ
た台紙とからなるシールプリント用紙を用い、前記感熱
発色層を熱記録して感熱記録紙の仮想的に区画された枡
目状の各領域内に画像を発色記録した後、少なくとも前
記各領域を仕切る仮想的な境界線に沿って連続したパン
チ穴またはミシン目を感熱記録紙から台紙まで貫通もし
くは感熱記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばまで達するよ
うに形成するものである。
【0008】本発明のシールプリンタは、支持体の上に
1つ以上の感熱発色層を形成した感熱記録紙と、この感
熱記録紙の支持体側の面に形成された粘着層と、この粘
着層に剥離自在に貼った台紙とからなるシールプリント
用紙を用い、これと相対移動しながら前記感熱発色層を
熱記録し、前記感熱記録紙の仮想的に区画された枡目状
の各領域内に画像を発色記録するサーマルヘッドと、画
像が発色記録されたシールプリント用紙の少なくとも前
記各領域を仕切る仮想的な境界線に沿って連続したパン
チ穴またはミシン目を感熱記録紙から台紙まで貫通もし
くは感熱記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばまで達するよ
うに形成する穿孔手段とを備えたものである。
1つ以上の感熱発色層を形成した感熱記録紙と、この感
熱記録紙の支持体側の面に形成された粘着層と、この粘
着層に剥離自在に貼った台紙とからなるシールプリント
用紙を用い、これと相対移動しながら前記感熱発色層を
熱記録し、前記感熱記録紙の仮想的に区画された枡目状
の各領域内に画像を発色記録するサーマルヘッドと、画
像が発色記録されたシールプリント用紙の少なくとも前
記各領域を仕切る仮想的な境界線に沿って連続したパン
チ穴またはミシン目を感熱記録紙から台紙まで貫通もし
くは感熱記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばまで達するよ
うに形成する穿孔手段とを備えたものである。
【0009】また、前記穿孔手段は、記録済みのシール
プリント用紙を排出口に向かって前記領域の幅毎に間欠
搬送する搬送路に設けられ、周縁に複数個の刃が所定間
隔で配列された円盤状の第1及び第2ロータリーカッタ
ーであって、第1ロータリーカッターは、シールプリン
ト用紙の間欠搬送における停止期間中に駆動され、シー
ルプリント用紙の搬送方向と直交する方向に移動しなが
ら回転してシールプリント用紙にライン状に連続したパ
ンチ穴またはミシン目を形成し、前記第2ロータリーカ
ッターは、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方
向に設けられた回転軸に前記領域の幅毎に固定された複
数個のサブロータリーカッターからなり、シールプリン
ト用紙が搬送される間に搬送方向と平行にライン状に連
続したパンチ穴またはミシン目を複数本同時にシールプ
リント用紙に形成するものである。
プリント用紙を排出口に向かって前記領域の幅毎に間欠
搬送する搬送路に設けられ、周縁に複数個の刃が所定間
隔で配列された円盤状の第1及び第2ロータリーカッタ
ーであって、第1ロータリーカッターは、シールプリン
ト用紙の間欠搬送における停止期間中に駆動され、シー
ルプリント用紙の搬送方向と直交する方向に移動しなが
ら回転してシールプリント用紙にライン状に連続したパ
ンチ穴またはミシン目を形成し、前記第2ロータリーカ
ッターは、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方
向に設けられた回転軸に前記領域の幅毎に固定された複
数個のサブロータリーカッターからなり、シールプリン
ト用紙が搬送される間に搬送方向と平行にライン状に連
続したパンチ穴またはミシン目を複数本同時にシールプ
リント用紙に形成するものである。
【0010】また、前記穿孔手段は、記録済みのシール
プリント用紙を排出口に向かって間欠搬送する搬送路に
設けられ、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方
向に複数個の刃がライン状に配列された直線型カッター
と、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向に設
けられた回転軸に前記領域の幅毎に固定され、周縁に複
数個の刃が所定間隔で間欠的に配列された複数個のロー
タリーカッターとからなり、前記直線型カッターはシー
ルプリント用紙の間欠搬送における停止期間中に駆動さ
れ、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向にラ
イン状に連続したパンチ穴またはミシン目を形成し、前
記ロータリーカッターはシールプリント用紙が搬送され
る間に搬送方向と平行にライン状に連続したパンチ穴ま
たはミシン目を複数本同時にシールプリント用紙に形成
するものである。
プリント用紙を排出口に向かって間欠搬送する搬送路に
設けられ、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方
向に複数個の刃がライン状に配列された直線型カッター
と、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向に設
けられた回転軸に前記領域の幅毎に固定され、周縁に複
数個の刃が所定間隔で間欠的に配列された複数個のロー
タリーカッターとからなり、前記直線型カッターはシー
ルプリント用紙の間欠搬送における停止期間中に駆動さ
れ、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向にラ
イン状に連続したパンチ穴またはミシン目を形成し、前
記ロータリーカッターはシールプリント用紙が搬送され
る間に搬送方向と平行にライン状に連続したパンチ穴ま
たはミシン目を複数本同時にシールプリント用紙に形成
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】シールプリント用紙10の層構造
を示す図2において、シールプリント用紙10は、感熱
記録紙11と、この裏面に層設された粘着層12と、こ
れに剥離可能に貼り付けられた台紙13とから構成され
ている。感熱記録紙11は、支持体15の上にシアン感
熱発色層16,マゼンタ感熱発色層17,イエロー感熱
発色層18,保護層19を順番に層設したものである。
これらの感熱発色層16〜18は、表面側ほど熱の伝わ
りが良好であるため、熱感度が大きく、小さな熱エネル
ギーで発色する。なお、図中の符号20は、後述するロ
ータリーカッターによって形成されたパンチ穴であり、
感熱記録紙11から台紙13まで完全に貫通している。
を示す図2において、シールプリント用紙10は、感熱
記録紙11と、この裏面に層設された粘着層12と、こ
れに剥離可能に貼り付けられた台紙13とから構成され
ている。感熱記録紙11は、支持体15の上にシアン感
熱発色層16,マゼンタ感熱発色層17,イエロー感熱
発色層18,保護層19を順番に層設したものである。
これらの感熱発色層16〜18は、表面側ほど熱の伝わ
りが良好であるため、熱感度が大きく、小さな熱エネル
ギーで発色する。なお、図中の符号20は、後述するロ
ータリーカッターによって形成されたパンチ穴であり、
感熱記録紙11から台紙13まで完全に貫通している。
【0012】シールプリンタの概略的な構成を示す図1
において、搬送路30には、シート状のシールプリント
用紙10をニップして直線状に往復搬送する搬送ローラ
対31が設けられている。この搬送ローラ対31は、パ
ルスモータ32で駆動されるキャプスタンローラ33
と、シールプリント用紙10の搬送に伴って従動回転す
るピンチローラ34とからなる。なお、パルスモータ3
2は、モータドライバ35により回転が制御される。
において、搬送路30には、シート状のシールプリント
用紙10をニップして直線状に往復搬送する搬送ローラ
対31が設けられている。この搬送ローラ対31は、パ
ルスモータ32で駆動されるキャプスタンローラ33
と、シールプリント用紙10の搬送に伴って従動回転す
るピンチローラ34とからなる。なお、パルスモータ3
2は、モータドライバ35により回転が制御される。
【0013】搬送ローラ対31の横には、フリー回転す
るプラテンローラ38が設けられている。また、このプ
ラテンローラ38に対向してサーマルヘッド40が設け
られている。このサーマルヘッド40には、主走査方向
(シールプリント用紙10の搬送方向と直交する方向)
に多数の発熱素子をライン上に配列した発熱素子アレイ
40aが形成されており、各発熱素子はヘッドドライバ
41により駆動される。
るプラテンローラ38が設けられている。また、このプ
ラテンローラ38に対向してサーマルヘッド40が設け
られている。このサーマルヘッド40には、主走査方向
(シールプリント用紙10の搬送方向と直交する方向)
に多数の発熱素子をライン上に配列した発熱素子アレイ
40aが形成されており、各発熱素子はヘッドドライバ
41により駆動される。
【0014】このサーマルヘッド40は、シールプリン
ト用紙10の感熱記録紙10にカラー画像を記録するた
めに、シールプリント用紙10に発熱素子アレイ40a
を圧接した圧接位置と、このシールプリント用紙10か
ら離れた退避位置との間で揺動する。サーマルヘッド4
0は、シールプリント用紙40が図1において左方向へ
搬送される間に、1色の画像を1ラインずつ記録する。
シールプリント用紙10の3回の往復動によって、イエ
ロー,マゼンタ,シアンの各画像が面順次で記録され
る。
ト用紙10の感熱記録紙10にカラー画像を記録するた
めに、シールプリント用紙10に発熱素子アレイ40a
を圧接した圧接位置と、このシールプリント用紙10か
ら離れた退避位置との間で揺動する。サーマルヘッド4
0は、シールプリント用紙40が図1において左方向へ
搬送される間に、1色の画像を1ラインずつ記録する。
シールプリント用紙10の3回の往復動によって、イエ
ロー,マゼンタ,シアンの各画像が面順次で記録され
る。
【0015】搬送ローラ対31のサーマルヘッド40と
反対側の横には、サーマルヘッド40で熱記録されたイ
エロー感熱発色層18,マゼンタ感熱発色層17を定着
する光定着器45が配置されている。この光定着器45
は、発光ピークがほぼ420nmの紫外線(以下、Y用
紫外線という)を放出する棒状のY用紫外線ランプ46
と、発光ピークがほぼ365nmの紫外線(以下、M用
紫外線という)を放出する棒状のM用紫外線ランプ47
と、リフレクタ48とからなる。これらの紫外線ランプ
46,47は、ランプドライバ49により点灯が制御さ
れる。
反対側の横には、サーマルヘッド40で熱記録されたイ
エロー感熱発色層18,マゼンタ感熱発色層17を定着
する光定着器45が配置されている。この光定着器45
は、発光ピークがほぼ420nmの紫外線(以下、Y用
紫外線という)を放出する棒状のY用紫外線ランプ46
と、発光ピークがほぼ365nmの紫外線(以下、M用
紫外線という)を放出する棒状のM用紫外線ランプ47
と、リフレクタ48とからなる。これらの紫外線ランプ
46,47は、ランプドライバ49により点灯が制御さ
れる。
【0016】光定着器45の横には、搬送ローラ対50
が設けられている。この搬送ローラ対50は、パルスモ
ータ51で駆動されるキャプスタンローラ52と、シー
ルプリント用紙10の搬送に伴って従動回転するピンチ
ローラ53とからなる。パルスモータ51はモータドラ
イバ54によって制御される。
が設けられている。この搬送ローラ対50は、パルスモ
ータ51で駆動されるキャプスタンローラ52と、シー
ルプリント用紙10の搬送に伴って従動回転するピンチ
ローラ53とからなる。パルスモータ51はモータドラ
イバ54によって制御される。
【0017】シールプリント用紙10に対して熱記録と
光定着が行われている間は、搬送ローラ対31によって
シールプリント用紙10が搬送されており、この間は、
搬送ローラ対50のキャプスタンローラ52はシールプ
リント用紙10に接触しない位置に退避している。そし
て、最後のシアン画像の記録が終わったシールプリント
用紙10が排出口55に向かって搬送され、シールプリ
ント用紙10の先端が搬送ローラ対50の位置に達する
と、キャプスタンローラ52がシールプリント用紙10
をピンチローラ53との間にニップして搬送するように
なる。
光定着が行われている間は、搬送ローラ対31によって
シールプリント用紙10が搬送されており、この間は、
搬送ローラ対50のキャプスタンローラ52はシールプ
リント用紙10に接触しない位置に退避している。そし
て、最後のシアン画像の記録が終わったシールプリント
用紙10が排出口55に向かって搬送され、シールプリ
ント用紙10の先端が搬送ローラ対50の位置に達する
と、キャプスタンローラ52がシールプリント用紙10
をピンチローラ53との間にニップして搬送するように
なる。
【0018】搬送ローラ対50によるシールプリント用
紙10の搬送は、所定の送り量D1毎に一時的に停止さ
れる間欠搬送である。この送り量D1は、画像が記録さ
れる領域S1(図4参照)の副走査方向(シールプリン
ト用紙10の搬送方向)の幅である。シールプリント用
紙10が搬送ローラ対50によってニップされた後は、
搬送ローラ対31のキャプスタンローラ33はシールプ
リント用紙10と接触しない位置に退避される。
紙10の搬送は、所定の送り量D1毎に一時的に停止さ
れる間欠搬送である。この送り量D1は、画像が記録さ
れる領域S1(図4参照)の副走査方向(シールプリン
ト用紙10の搬送方向)の幅である。シールプリント用
紙10が搬送ローラ対50によってニップされた後は、
搬送ローラ対31のキャプスタンローラ33はシールプ
リント用紙10と接触しない位置に退避される。
【0019】搬送ローラ対50と排出口55との間に
は、記録済みのシールプリント用紙10にライン状に連
続した多数のパンチ穴20を形成する円盤状の第1ロー
タリーカッター57と、この第1ロータリーカッター5
7と同形状の4個のサブロータリーカッター58a〜5
8dからなる第2ロータリーカッター58とが設けられ
ている。第1ロータリーカッター57及びサブロータリ
ーカッター58a〜58dは、円周縁に多数の円柱状の
刃を植設したものである。この刃はオス刃であり、これ
が入り込むメス刃の台(図示せず)が、ロータリーカッ
ター57,58の下方に配置されている。ロータリーカ
ッター57,58は、このメス刃との間にシールプリン
ト用紙10を挟み込んで感熱記録紙11から台紙13ま
で貫通した円形のパンチ穴20を形成する。また、図示
していないが、メス刃の下方には、パンチ穴20の形成
により発生する屑を収納する屑入れが配置されている。
は、記録済みのシールプリント用紙10にライン状に連
続した多数のパンチ穴20を形成する円盤状の第1ロー
タリーカッター57と、この第1ロータリーカッター5
7と同形状の4個のサブロータリーカッター58a〜5
8dからなる第2ロータリーカッター58とが設けられ
ている。第1ロータリーカッター57及びサブロータリ
ーカッター58a〜58dは、円周縁に多数の円柱状の
刃を植設したものである。この刃はオス刃であり、これ
が入り込むメス刃の台(図示せず)が、ロータリーカッ
ター57,58の下方に配置されている。ロータリーカ
ッター57,58は、このメス刃との間にシールプリン
ト用紙10を挟み込んで感熱記録紙11から台紙13ま
で貫通した円形のパンチ穴20を形成する。また、図示
していないが、メス刃の下方には、パンチ穴20の形成
により発生する屑を収納する屑入れが配置されている。
【0020】搬送ローラ対50による間欠搬送の一時停
止期間中に、搬送路30の外に退避していた第1ロータ
リーカッター57が移動機構59によって主走査方向に
移動される。これにより、第1ロータリーカッター57
は搬送路30内を横切るように移動され、図3に示すよ
うに、シールプリント用紙10の幅方向にライン状のパ
ンチ穴20を形成する。なお、第1ロータリーカッター
57の退避位置は、搬送路30を挟んで向かい合った両
側に設けられ、片道移動で1本のライン状のパンチ穴2
0が形成される。
止期間中に、搬送路30の外に退避していた第1ロータ
リーカッター57が移動機構59によって主走査方向に
移動される。これにより、第1ロータリーカッター57
は搬送路30内を横切るように移動され、図3に示すよ
うに、シールプリント用紙10の幅方向にライン状のパ
ンチ穴20を形成する。なお、第1ロータリーカッター
57の退避位置は、搬送路30を挟んで向かい合った両
側に設けられ、片道移動で1本のライン状のパンチ穴2
0が形成される。
【0021】第2ロータリーカッター58のサブロータ
リーカッター58a〜58dは、主走査方向に設けられ
た回転軸60に所定の間隔D2毎に固定されている。こ
の間隔D2は、画像が記録される領域S1(図4参照)
の主走査方向の幅である。回転軸60は、パルスモータ
61により、搬送ローラ対50によるシールプリント用
紙10の搬送に同期して回転される。これにより、サブ
ロータリーカッター58a〜58dが、シールプリント
用紙10の搬送方向と平行に、ライン状に連続した4列
のパンチ穴20を同時に形成する。なお、パルスモータ
61はモータドライバ62によって制御される。
リーカッター58a〜58dは、主走査方向に設けられ
た回転軸60に所定の間隔D2毎に固定されている。こ
の間隔D2は、画像が記録される領域S1(図4参照)
の主走査方向の幅である。回転軸60は、パルスモータ
61により、搬送ローラ対50によるシールプリント用
紙10の搬送に同期して回転される。これにより、サブ
ロータリーカッター58a〜58dが、シールプリント
用紙10の搬送方向と平行に、ライン状に連続した4列
のパンチ穴20を同時に形成する。なお、パルスモータ
61はモータドライバ62によって制御される。
【0022】前記モータドライバ35,54,62,ヘ
ッドドライバ41,ランプドライバ49,移動機構59
は、プリンタコントローラ65によって制御される。プ
リンタコントローラ65には、図示しないメモリスロッ
トが接続され、これを介して着脱自在にメモリカード6
6が接続される。このメモリカードとしては、例えばス
マートメディア(商品名)が使用される。
ッドドライバ41,ランプドライバ49,移動機構59
は、プリンタコントローラ65によって制御される。プ
リンタコントローラ65には、図示しないメモリスロッ
トが接続され、これを介して着脱自在にメモリカード6
6が接続される。このメモリカードとしては、例えばス
マートメディア(商品名)が使用される。
【0023】このように構成されたシールプリンタの作
用を説明する。例えばデジタルカメラで撮影した画像デ
ータを記憶させたメモリカード66をメモリスロットに
装着してプリントを指示すると、メモリカード66から
画像データが色別に順次プリンタコントローラ65に送
られ、シールプリント用紙10へのプリントが開始され
る。
用を説明する。例えばデジタルカメラで撮影した画像デ
ータを記憶させたメモリカード66をメモリスロットに
装着してプリントを指示すると、メモリカード66から
画像データが色別に順次プリンタコントローラ65に送
られ、シールプリント用紙10へのプリントが開始され
る。
【0024】最初に、給紙機構(図示せず)から1枚の
シールプリント用紙10が送り出され、プラテンローラ
38に向かって、図1に示す給紙方向(右側から左側)
へ搬送される。シールプリント用紙10の先端が搬送ロ
ーラ対31に到達すると、この搬送ローラ対31でニッ
プされる。この搬送ローラ対31の正転によりシールプ
リント用紙10が左方向へ搬送される。記録エリアの端
が発熱素子アレイ40aの真下に到達すると、サーマル
ヘッド40が退避位置から圧接位置へ回動し、発熱素子
アレイ40aがシールプリント用紙10の表面に圧接さ
れる。
シールプリント用紙10が送り出され、プラテンローラ
38に向かって、図1に示す給紙方向(右側から左側)
へ搬送される。シールプリント用紙10の先端が搬送ロ
ーラ対31に到達すると、この搬送ローラ対31でニッ
プされる。この搬送ローラ対31の正転によりシールプ
リント用紙10が左方向へ搬送される。記録エリアの端
が発熱素子アレイ40aの真下に到達すると、サーマル
ヘッド40が退避位置から圧接位置へ回動し、発熱素子
アレイ40aがシールプリント用紙10の表面に圧接さ
れる。
【0025】メモリカード66に記憶された画像データ
のうちのイエロー画像データに基づいて発熱素子アレイ
40aの各発熱素子が駆動され、イエロー画像がシール
プリント用紙10に熱記録される。本実施形態では、1
枚のシールプリント用紙10に主走査方向,主走査方向
にそれぞれ3個ずつの画像を記録するから、イエロー画
像の記録を9回繰り返すことにより、1枚分のシールプ
リント用紙10へのイエロー画像記録を行う。このイエ
ロー画像記録中には、Y用紫外線ランプ46が点灯して
おり、シールプリント用紙10のイエロー感熱発色層1
8が光定着される。
のうちのイエロー画像データに基づいて発熱素子アレイ
40aの各発熱素子が駆動され、イエロー画像がシール
プリント用紙10に熱記録される。本実施形態では、1
枚のシールプリント用紙10に主走査方向,主走査方向
にそれぞれ3個ずつの画像を記録するから、イエロー画
像の記録を9回繰り返すことにより、1枚分のシールプ
リント用紙10へのイエロー画像記録を行う。このイエ
ロー画像記録中には、Y用紫外線ランプ46が点灯して
おり、シールプリント用紙10のイエロー感熱発色層1
8が光定着される。
【0026】イエロー画像の記録と定着が終了すると、
搬送ローラ31が逆回転してシールプリント用紙10を
右方向に向けて戻す。シールプリント用紙10の先端が
搬送ローラ対31に到達すると、搬送ローラ対31が正
転し、シールプリント用紙10を左方向へ搬送する。こ
の搬送中に前述したイエロー画像の記録と同様に、9回
のマゼンタ画像の記録を行う。
搬送ローラ31が逆回転してシールプリント用紙10を
右方向に向けて戻す。シールプリント用紙10の先端が
搬送ローラ対31に到達すると、搬送ローラ対31が正
転し、シールプリント用紙10を左方向へ搬送する。こ
の搬送中に前述したイエロー画像の記録と同様に、9回
のマゼンタ画像の記録を行う。
【0027】このマゼンタ画像の記録中に、M用紫外線
ランプ47が点灯しており、シールプリント用紙10に
M用紫外線を照射してマゼンタ感熱発色層17を光定着
する。マゼンタ画像の記録,定着後に、アールプリント
用紙10を戻してから、再び左方向へ搬送する。この搬
送中にシアン画像を9回記録する。
ランプ47が点灯しており、シールプリント用紙10に
M用紫外線を照射してマゼンタ感熱発色層17を光定着
する。マゼンタ画像の記録,定着後に、アールプリント
用紙10を戻してから、再び左方向へ搬送する。この搬
送中にシアン画像を9回記録する。
【0028】シアン画像の記録が完了し、シールプリン
ト用紙10の先端が搬送ローラ対50に到達すると、シ
ールプリント用紙10は搬送ローラ対50によってニッ
プされて間欠搬送されるようになるとともに、搬送ロー
ラ対31によるニップが解除される。
ト用紙10の先端が搬送ローラ対50に到達すると、シ
ールプリント用紙10は搬送ローラ対50によってニッ
プされて間欠搬送されるようになるとともに、搬送ロー
ラ対31によるニップが解除される。
【0029】シールプリント用紙10の記録エリアの端
が第1ロータリーカッター57の位置に到達すると、シ
ールプリント用紙10の搬送が一時的に停止され、この
間に、移動機構59が第1ロータリーカッター57を主
走査方向に移動させる。第1ロータリーカッター57
は、退避位置から搬送路30内に入り、搬送路30を横
切るように主走査方向に移動される。第1ロータリーカ
ッター57は、この主走査方向への移動と同時に回転さ
れ、周縁に配置された多数の刃により、シールプリント
用紙10の主走査方向に1本のライン状に連続したパン
チ穴20を形成する。このパンチ穴20は感熱記録紙1
1から台紙13まで貫通している。
が第1ロータリーカッター57の位置に到達すると、シ
ールプリント用紙10の搬送が一時的に停止され、この
間に、移動機構59が第1ロータリーカッター57を主
走査方向に移動させる。第1ロータリーカッター57
は、退避位置から搬送路30内に入り、搬送路30を横
切るように主走査方向に移動される。第1ロータリーカ
ッター57は、この主走査方向への移動と同時に回転さ
れ、周縁に配置された多数の刃により、シールプリント
用紙10の主走査方向に1本のライン状に連続したパン
チ穴20を形成する。このパンチ穴20は感熱記録紙1
1から台紙13まで貫通している。
【0030】第1ロータリーカッター57が搬送路30
を主走査方向に移動して向かい側の退避位置に停止した
後、搬送ローラ対50によりシールプリント用紙10の
搬送が再開される。この搬送中にパルスモータ61によ
り第2ロータリーカッター58が駆動され、シールプリ
ント用紙10の副走査方向に4本のライン状に連続した
パンチ穴20が形成される。
を主走査方向に移動して向かい側の退避位置に停止した
後、搬送ローラ対50によりシールプリント用紙10の
搬送が再開される。この搬送中にパルスモータ61によ
り第2ロータリーカッター58が駆動され、シールプリ
ント用紙10の副走査方向に4本のライン状に連続した
パンチ穴20が形成される。
【0031】シールプリント用紙10が送り量D1だけ
搬送されると、シールプリント用紙10の搬送は停止さ
れ、再び第1ロータリーカッター57が退避位置から搬
送路30を横切るように主走査方向に移動される。以下
同様に、シールプリント用紙10の間欠搬送と、ロータ
リーカッター57,58の動作とが繰り返されながら、
記録済みのシールプリント用紙10が排出口55から排
出される。
搬送されると、シールプリント用紙10の搬送は停止さ
れ、再び第1ロータリーカッター57が退避位置から搬
送路30を横切るように主走査方向に移動される。以下
同様に、シールプリント用紙10の間欠搬送と、ロータ
リーカッター57,58の動作とが繰り返されながら、
記録済みのシールプリント用紙10が排出口55から排
出される。
【0032】排出口55から排出されたシールプリント
用紙10には、図4に示すように、主走査方向に延びた
パンチ穴20のラインMLが送り量D1毎に4本形成さ
れているとともに、副走査方向に延びたパンチ穴20の
ラインSLが間隔D2毎に4本形成されている。送り量
D1と間隔D2とで囲まれた領域S1の内側に各画像が
記録されている。本実施形態では、領域S1よりひと回
り小さい破線で囲まれた領域S2内に各画像が記録され
ている。領域S1の各々は、台紙13ごとパンチ穴20
に沿って手で容易に切り離すことができるので、所望の
数だけ切り離して他人に渡すことができる。切り離され
た各領域S1は、台紙13から剥がして任意の場所に貼
り付けることができるとともに、台紙13付きであるか
ら、すぐに貼る必要がなく、長期間の保存も可能であ
る。
用紙10には、図4に示すように、主走査方向に延びた
パンチ穴20のラインMLが送り量D1毎に4本形成さ
れているとともに、副走査方向に延びたパンチ穴20の
ラインSLが間隔D2毎に4本形成されている。送り量
D1と間隔D2とで囲まれた領域S1の内側に各画像が
記録されている。本実施形態では、領域S1よりひと回
り小さい破線で囲まれた領域S2内に各画像が記録され
ている。領域S1の各々は、台紙13ごとパンチ穴20
に沿って手で容易に切り離すことができるので、所望の
数だけ切り離して他人に渡すことができる。切り離され
た各領域S1は、台紙13から剥がして任意の場所に貼
り付けることができるとともに、台紙13付きであるか
ら、すぐに貼る必要がなく、長期間の保存も可能であ
る。
【0033】なお、第1ロータリーカッター57の退避
位置を搬送路30を挟んで向かい合った搬送路30外に
設けたが、搬送路30内でシールプリント用紙10と接
触しない上昇位置に退避位置を設定してもよい。この場
合には、シールプリント用紙10の一方縁に向かって降
下してから主走査方向に移動し、パンチ穴20を形成し
終わった後、他方の縁の上方に上昇して退避される。
位置を搬送路30を挟んで向かい合った搬送路30外に
設けたが、搬送路30内でシールプリント用紙10と接
触しない上昇位置に退避位置を設定してもよい。この場
合には、シールプリント用紙10の一方縁に向かって降
下してから主走査方向に移動し、パンチ穴20を形成し
終わった後、他方の縁の上方に上昇して退避される。
【0034】上記シールプリンタでは、シールプリント
用紙10に画像を記録した後に、パンチ穴20を形成す
るから、プリンタ内での搬送中にシールプリント用紙1
0から台紙13が剥がれるおそれがない。また、領域S
1内の全面に画像を記録する場合、パンチ穴20が形成
された部分と他の部分では、シールプリント用紙10の
剛性が異なるため、予めパンチ穴20が形成されたシー
ルプリント用紙10を用いてプリントを行うと、発熱素
子アレイ40aの押圧力の変動による濃度ムラが発生す
る。これに対し、本発明では、シールプリント用紙10
に画像を記録してからパンチ穴20を形成するので、上
記のような濃度ムラの発生を防止できる。
用紙10に画像を記録した後に、パンチ穴20を形成す
るから、プリンタ内での搬送中にシールプリント用紙1
0から台紙13が剥がれるおそれがない。また、領域S
1内の全面に画像を記録する場合、パンチ穴20が形成
された部分と他の部分では、シールプリント用紙10の
剛性が異なるため、予めパンチ穴20が形成されたシー
ルプリント用紙10を用いてプリントを行うと、発熱素
子アレイ40aの押圧力の変動による濃度ムラが発生す
る。これに対し、本発明では、シールプリント用紙10
に画像を記録してからパンチ穴20を形成するので、上
記のような濃度ムラの発生を防止できる。
【0035】上記実施形態では、シールプリント用紙1
0にパンチ穴20を形成する穿孔手段として、主走査方
向,副走査方向の両方ともにロータリーカッターを用い
たが、図5に示すように、例えば主走査方向にライン状
に連続したパンチ穴20を形成する穿孔手段として、前
記第1ロータリーカッター57の代わりに、直線型カッ
ター70を用いることもできる。この直線型カッター7
0は、図6に示すように、細長い四角柱状の基部70a
の片面に、多数の円柱状の刃70bを所定間隔で直線状
に配列したものである。
0にパンチ穴20を形成する穿孔手段として、主走査方
向,副走査方向の両方ともにロータリーカッターを用い
たが、図5に示すように、例えば主走査方向にライン状
に連続したパンチ穴20を形成する穿孔手段として、前
記第1ロータリーカッター57の代わりに、直線型カッ
ター70を用いることもできる。この直線型カッター7
0は、図6に示すように、細長い四角柱状の基部70a
の片面に、多数の円柱状の刃70bを所定間隔で直線状
に配列したものである。
【0036】直線型カッター70は、搬送中のシールプ
リント用紙10に接触しない退避位置と、ここから降下
してシールプリント用紙10の主走査方向にライン状の
パンチ穴20を形成する降下位置との間で上下動され
る。直線型カッター70は、搬送ローラ対50による間
欠搬送の一時的な停止期間中に退避位置から降下し、全
ての刃70bが停止中のシールプリント用紙10に一斉
に押しつけられる。これにより、一度にライン状のパン
チ穴20がシールプリント用紙10に形成される。
リント用紙10に接触しない退避位置と、ここから降下
してシールプリント用紙10の主走査方向にライン状の
パンチ穴20を形成する降下位置との間で上下動され
る。直線型カッター70は、搬送ローラ対50による間
欠搬送の一時的な停止期間中に退避位置から降下し、全
ての刃70bが停止中のシールプリント用紙10に一斉
に押しつけられる。これにより、一度にライン状のパン
チ穴20がシールプリント用紙10に形成される。
【0037】別のシールプリント用紙を示す図7におい
て、シールプリント用紙80は領域S1よりひと回り小
さいシールプリントチップ81が切り込み線KLによっ
て予め区画されている。この切り込み線KLは、図8に
示すように、感熱記録紙11と粘着層12にV字型に形
成されており、台紙13には達しないようにされてい
る。シールプリントチップ81は、領域S1から容易に
剥がせるとともに、剥がした切り口がきれいになる。
て、シールプリント用紙80は領域S1よりひと回り小
さいシールプリントチップ81が切り込み線KLによっ
て予め区画されている。この切り込み線KLは、図8に
示すように、感熱記録紙11と粘着層12にV字型に形
成されており、台紙13には達しないようにされてい
る。シールプリントチップ81は、領域S1から容易に
剥がせるとともに、剥がした切り口がきれいになる。
【0038】以上説明した実施形態では、いずれもパン
チ穴を形成するようにしたが、ミシン目でもよい。ま
た、パンチ穴20は、いずれもシールプリント用紙10
を感熱記録紙11から台紙13まで貫通するように形成
したが、図9に示すように、台紙13のほぼ半ばまで達
するパンチ穴90としてもよい。この場合、やや切り離
しにくくはなるが、シールプリント用紙10の剛性低下
は、台紙13まで完全に貫通させたパンチ穴20より小
さくなる。
チ穴を形成するようにしたが、ミシン目でもよい。ま
た、パンチ穴20は、いずれもシールプリント用紙10
を感熱記録紙11から台紙13まで貫通するように形成
したが、図9に示すように、台紙13のほぼ半ばまで達
するパンチ穴90としてもよい。この場合、やや切り離
しにくくはなるが、シールプリント用紙10の剛性低下
は、台紙13まで完全に貫通させたパンチ穴20より小
さくなる。
【0039】また、1枚のシールプリント用紙の分割数
を9個にしたが、本発明はこの数に限定されず、例えば
16個や4個等でもよい。また、シールプリント用紙と
しては、カットシートの他に、長尺のロール紙を用いる
こともできる。この場合には、ロール紙から引き出した
シールプリント用紙に画像をプリントした後、カッター
によって切断し、1枚のシールプリント用紙としてから
パンチ穴またはミシン目を形成するのがよい。
を9個にしたが、本発明はこの数に限定されず、例えば
16個や4個等でもよい。また、シールプリント用紙と
しては、カットシートの他に、長尺のロール紙を用いる
こともできる。この場合には、ロール紙から引き出した
シールプリント用紙に画像をプリントした後、カッター
によって切断し、1枚のシールプリント用紙としてから
パンチ穴またはミシン目を形成するのがよい。
【0040】また、図5に示す実施形態では、直線型カ
ッター70を主走査方向のみに用いたが、副走査方向に
も用いてもよい。この場合には、長さが送り量D1の直
線型カッターを4個、間隔D2毎に連結配置し、シール
プリント用紙10の停止期間中に一斉に上下動させる。
なお、これら4個の直線型カッターを直線型カッター7
0と一体的に形成するようにしてもよい。
ッター70を主走査方向のみに用いたが、副走査方向に
も用いてもよい。この場合には、長さが送り量D1の直
線型カッターを4個、間隔D2毎に連結配置し、シール
プリント用紙10の停止期間中に一斉に上下動させる。
なお、これら4個の直線型カッターを直線型カッター7
0と一体的に形成するようにしてもよい。
【0041】また、上記シールプリンタは、感熱記録方
式であったが、昇華型熱転写方式やインクジェット方式
を採用することもできる。昇華型熱転写方式では、シー
ルプリント用紙として、支持体の上に染料受容層を層設
したものを用いる。
式であったが、昇華型熱転写方式やインクジェット方式
を採用することもできる。昇華型熱転写方式では、シー
ルプリント用紙として、支持体の上に染料受容層を層設
したものを用いる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、記録紙
の片面に形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に
貼った台紙とからなるシールプリント用紙を用い、記録
紙の仮想的に区画された枡目状の各領域内に画像を記録
した後、少なくとも各領域を仕切る仮想的な境界線に沿
って連続したパンチ穴またはミシン目を記録紙から台紙
まで貫通もしくは記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばまで
達するように形成したので、ハサミ等を用いることなく
画像がそれぞれ記録された枡目状の領域毎に台紙ごと手
で簡単に切り離すことができる。また、画像を記録して
からパンチ穴またはミシン目を形成するから、プリント
中に台紙が剥がれる事故を未然に防止できる。また、前
記記録紙として感熱記録紙を用いると、インク等の消耗
品を用いることなく、経済的に高画質なシールプリント
チップを得ることができる。
の片面に形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に
貼った台紙とからなるシールプリント用紙を用い、記録
紙の仮想的に区画された枡目状の各領域内に画像を記録
した後、少なくとも各領域を仕切る仮想的な境界線に沿
って連続したパンチ穴またはミシン目を記録紙から台紙
まで貫通もしくは記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばまで
達するように形成したので、ハサミ等を用いることなく
画像がそれぞれ記録された枡目状の領域毎に台紙ごと手
で簡単に切り離すことができる。また、画像を記録して
からパンチ穴またはミシン目を形成するから、プリント
中に台紙が剥がれる事故を未然に防止できる。また、前
記記録紙として感熱記録紙を用いると、インク等の消耗
品を用いることなく、経済的に高画質なシールプリント
チップを得ることができる。
【0043】また、パンチ穴またはミシン目を形成する
穿孔手段として、ロータリーカッターを用いると、記録
紙の幅方向に移動する分のスペース(記録紙の幅より僅
かに広いスペース)だけあればよいから、省スペースで
穿孔でき、シールプリンタの小型化に寄与できる。ま
た、ロータリーカッターの代わりに直線型カッターを用
いると、シールプリント用紙と接触しない退避位置と穿
孔する位置との間で上下動できるスペースがあれば設置
でき、シールプリンタの小型化に寄与できる。
穿孔手段として、ロータリーカッターを用いると、記録
紙の幅方向に移動する分のスペース(記録紙の幅より僅
かに広いスペース)だけあればよいから、省スペースで
穿孔でき、シールプリンタの小型化に寄与できる。ま
た、ロータリーカッターの代わりに直線型カッターを用
いると、シールプリント用紙と接触しない退避位置と穿
孔する位置との間で上下動できるスペースがあれば設置
でき、シールプリンタの小型化に寄与できる。
【図1】本発明を実施したシールプリンタの構成を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】図4のII−II断面図である。
【図3】ロータリーカッターを示す説明図である。
【図4】画像記録及びパンチ穴形成が終了したシールプ
リント用紙を示す平面図である。
リント用紙を示す平面図である。
【図5】直線型カッターを用いた別の実施形態を示す説
明図である。
明図である。
【図6】直線型カッターの構成を示す斜視図である。
【図7】予め切り込み線でシールプリントチップを区画
したシールプリント用紙を示す平面図である。
したシールプリント用紙を示す平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】パンチ穴を台紙のほぼ半ばまで形成しシールプ
リント用紙の断面図である。
リント用紙の断面図である。
10,80 シールプリント用紙 11 感熱記録紙 12 粘着層 13 台紙 20,90 パンチ穴 30 搬送路 31,50 搬送ローラ対 40 サーマルヘッド 57 第1ロータリーカッター 58 第2ロータリーカッター 58a〜58d サブロータリーカッター 65 プリンタコントローラ 70 直線型カッター
Claims (5)
- 【請求項1】 記録紙の片面に形成された粘着層と、こ
の粘着層に剥離自在に貼った台紙とからなるシールプリ
ント用紙を用い、前記記録紙の仮想的に区画された枡目
状の各領域内に画像を記録した後、少なくとも前記各領
域を仕切る仮想的な境界線に沿って連続したパンチ穴ま
たはミシン目を記録紙から台紙まで貫通もしくは記録紙
は貫通し、台紙はほぼ半ばまで達するように形成するこ
とを特徴とするシールプリント作成方法。 - 【請求項2】 支持体の上に1つ以上の感熱発色層を形
成した感熱記録紙と、この感熱記録紙の支持体側の面に
形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に貼った台
紙とからなるシールプリント用紙を用い、前記感熱発色
層を熱記録して感熱記録紙の仮想的に区画された枡目状
の各領域内に画像を発色記録した後、少なくとも前記各
領域を仕切る仮想的な境界線に沿って連続したパンチ穴
またはミシン目を感熱記録紙から台紙まで貫通もしくは
感熱記録紙は貫通し、台紙はほぼ半ばまで達するように
形成することを特徴とするシールプリント作成方法。 - 【請求項3】 支持体の上に1つ以上の感熱発色層を形
成した感熱記録紙と、この感熱記録紙の支持体側の面に
形成された粘着層と、この粘着層に剥離自在に貼った台
紙とからなるシールプリント用紙を用い、これと相対移
動しながら前記感熱発色層を熱記録し、前記感熱記録紙
の仮想的に区画された枡目状の各領域内に画像を発色記
録するサーマルヘッドと、画像が発色記録されたシール
プリント用紙の少なくとも前記各領域を仕切る仮想的な
境界線に沿って連続したパンチ穴またはミシン目を感熱
記録紙から台紙まで貫通もしくは感熱記録紙は貫通し、
台紙はほぼ半ばまで達するように形成する穿孔手段とを
備えたことを特徴とするシールプリンタ。 - 【請求項4】 前記穿孔手段は、記録済みのシールプリ
ント用紙を排出口に向かって前記領域の幅毎に間欠搬送
する搬送路に設けられ、周縁に複数個の刃が所定間隔で
配列された円盤状の第1及び第2ロータリーカッターで
あって、第1ロータリーカッターは、シールプリント用
紙の間欠搬送における停止期間中に駆動され、シールプ
リント用紙の搬送方向と直交する方向に移動しながら回
転してシールプリント用紙にライン状に連続したパンチ
穴またはミシン目を形成し、前記第2ロータリーカッタ
ーは、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向に
設けられた回転軸に前記領域の幅毎に固定された複数個
のサブロータリーカッターからなり、シールプリント用
紙が搬送される間に搬送方向と平行にライン状に連続し
たパンチ穴またはミシン目を複数本同時にシールプリン
ト用紙に形成することを特徴とする請求項3記載のシー
ルプリンタ。 - 【請求項5】 前記穿孔手段は、記録済みのシールプリ
ント用紙を排出口に向かって間欠搬送する搬送路に設け
られ、シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向に
複数個の刃がライン状に配列された直線型カッターと、
シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向に設けら
れた回転軸に前記領域の幅毎に固定され、周縁に複数個
の刃が所定間隔で間欠的に配列された複数個のロータリ
ーカッターとからなり、前記直線型カッターはシールプ
リント用紙の間欠搬送における停止期間中に駆動され、
シールプリント用紙の搬送方向と直交する方向にライン
状に連続したパンチ穴またはミシン目を形成し、前記ロ
ータリーカッターはシールプリント用紙が搬送される間
に搬送方向と平行にライン状に連続したパンチ穴または
ミシン目を複数本同時にシールプリント用紙に形成する
ことを特徴とする請求項3記載のシールプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000171629A JP2001347712A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | シールプリント作成方法及びシールプリンタ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2001347712A (ja) |
Cited By (2)
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2000
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