JP2001347468A - 回動可能なヘッドを備えたラチェットレンチ - Google Patents

回動可能なヘッドを備えたラチェットレンチ

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JP2001347468A
JP2001347468A JP2001112823A JP2001112823A JP2001347468A JP 2001347468 A JP2001347468 A JP 2001347468A JP 2001112823 A JP2001112823 A JP 2001112823A JP 2001112823 A JP2001112823 A JP 2001112823A JP 2001347468 A JP2001347468 A JP 2001347468A
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head
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slots
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Osamu Izumisawa
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25GHANDLES FOR HAND IMPLEMENTS
    • B25G1/00Handle constructions
    • B25G1/06Handle constructions reversible or adjustable for position
    • B25G1/063Handle constructions reversible or adjustable for position for screwdrivers, wrenches or spanners
    • B25G1/066Handle constructions reversible or adjustable for position for screwdrivers, wrenches or spanners the grip itself being angularly adjustable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/004Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type

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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルに対し所望の角位置で確実に固定さ
れる回動可能なヘッドを備えたラチェットレンチを提供
する。 【解決手段】 動力駆動型ラチェットレンチ21は、レ
ンチを把持するためのハンドル23と、ハンドルに回動
可能に連結され、ピボット軸周りにハンドルに相対的に
回動するヘッド25とを有する。ピボットアセンブリ1
00を備えた固定機構101は、ヘッドをハンドルに回
動可能に連結する。固定機構は、ヘッドをハンドルに対
しピボット軸Xp周りに選択した角位置で配置するよう
になっている。固定機構はまた、ハンドルに対するヘッ
ドの角位置を変えることができる調整モードと、ハンド
ルに対してヘッドをある角位置で固定する固定モードと
の間で作動できるようになっている。固定機構はさら
に、調整モードと固定モードとの間で、ハンドルを横切
る軸周りに回転可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にレンチ、特
に回動可能なヘッドを備えたラチェットレンチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】直線状の固定ヘッドを備えたレンチは、
狭い空間で使用するのが困難である。これに対し、レン
チ本体に対し傾斜した位置に配置したヘッドを備えたレ
ンチは、そのような空間に容易にアクセスできるものが
多い。調整可能なヘッドを備えた現在利用できるレンチ
の多くは、典型的には、ヘッドを本体から外して本体に
対するヘッドの位置を調整する必要がある。これは、ヘ
ッドを調整するのに通常手が2つ必要であり、レンチを
用いて緩めるか締めようとしている留め具からレンチを
外す必要があるために具合が悪い。
【0003】この目的のために、共有米国特許第5,7
84,934号(イズミサワ)には、回動可能なヘッド
を備えたラチェットレンチが開示されている。このレン
チにおいて、ヘッドの連結端部に設けた開口部内及びハ
ンドルの連結端部に設けた開口部内にピンが挿入されて
いる。ピンは、ヘッドがハンドルに対し所望の角位置ま
で回動できる第1の位置と、ヘッドがハンドルに対し上
記所望の角位置で固定される第2の位置との間で、開口
部内で選択的に横方向に移動可能である。
【0004】ピンの一部にはスプラインが設けてあり、
これにより、ピンが第2の位置にある場合、スプライン
は、ヘッドの連結端部の開口部とハンドルの連結端部の
開口部に設けた対応するスプラインに係合し、ヘッドが
ハンドルに相対的に回動するのを防止するようにしてあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このデザインは効果が
大きいが、一方で、ピンのスプラインと、ヘッドの連結
端部やハンドルの連結端部のスプラインとの相対的な大
きさを、これらスプラインの係合が可能となるように設
定する必要があり、その結果、レンチの回転自在な量が
小さくなる。
【0006】したがって、ハンドルに対し所望の角位置
でより確実に固定される回動可能なヘッドを備えたラチ
ェットレンチが必要とされる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、緩めた
り締めたりするのに到達するのが困難な場所であっても
留め具を近づけることのできるラチェットレンチを提供
すること;ヘッドとハンドルの間で平行移動を行うこと
なく、ヘッドをハンドルに相対的に回動させるようにし
たラチェットレンチを提供すること;ヘッドがハンドル
に対し所望の角位置に固定されると、ヘッドとハンドル
の間で自由な遊動を防止するラチェットレンチを提供す
ること;ヘッドとハンドルの間でピボットを介して動力
を伝達できるレンチを提供すること;比較的小さく頑丈
なラチェットレンチを提供すること;信頼性の高いラチ
ェットレンチを提供すること;及び比較的軽いラチェッ
トレンチを提供することである。
【0008】本発明に係るラチェットレンチは、典型的
には、レンチを把持するためのハンドルを有する。ヘッ
ドは、ハンドルに回動可能に連結され、ピボット軸周り
にハンドルに相対的に回動するようにしてある。ピボッ
トアセンブリを備えた固定機構は、ヘッドをハンドルに
回動可能に連結する。固定機構は、ヘッドをハンドルに
対しピボット軸周りに選択した角位置で配置するように
なっている。固定機構はまた、ハンドルに対するヘッド
の角位置を変えることができる調整モードと、ハンドル
に対してヘッドをある角位置で固定する固定モードとの
間で作動できるようになっている。固定機構はさらに、
調整モードと固定モードとの間で、ハンドルを横切る軸
周りに回転可能である。
【0009】別の実施形態において、本発明に係る動力
駆動型ラチェットレンチは、レンチを把持するためのハ
ンドルと、ハンドルに回動可能に連結され、ピボット軸
周りにハンドルに相対的に回動するヘッドとを有する。
ヘッド及びハンドルはそれぞれ開口部を有し、これらの
開口部は、ピボット軸に関して同軸状となるように実質
的に互いに位置合わせされいる。ピボットアセンブリを
備えた固定機構は、ヘッドをハンドルに回動可能に連結
する。固定機構は、ヘッドをハンドルに対しピボット軸
周りに選択した角位置で配置するようになっている。固
定機構はまた、ハンドルに対するヘッドの角位置を変え
ることができる調整モードと、ハンドルに対してヘッド
をある角位置で固定する固定モードとの間で作動できる
ようになっている。ピボットアセンブリは、ハンドル及
びヘッドの開口部を貫通するピボット軸を備えるととも
に、前記ピボット軸を規定する。ピボットピンは、固定
機構の調整モードと固定モードとの間で、ピボット軸周
りに回転可能である。固定機構はさらに、ハンドル及び
ヘッドの一方内に該一方の開口部から半径方向外側に突
出したスロットを備える。ハンドル及びヘッドの他方内
に該他方から略半径方向外側に突出した複数のスロット
は、ヘッドのハンドルに対しとることのできる角位置に
実質的に対応する。複数のスロットは、ヘッドをハンド
ルに対し回動させる際に、ハンドル及びヘッドの前記一
方の開口部から突出したスロットに順次位置合わせされ
るようになっている。ハンドル及びヘッドの開口部内に
は固定部材が配置され、該固定部材は、調整モードと固
定モードとの間でのピボットピンの回転に応じて、ヘッ
ド及びハンドルに相対的に移動可能であり、これによ
り、固定部材は、固定モードにおいて、ハンドル及びヘ
ッドの前記一方の開口部のスロット内、及びハンドル及
びヘッドの前記他方の開口部の複数のスロットの一つ内
に着座し、したがってヘッドがハンドルに相対的に回動
するのが防止される。調整モードにおいて、固定部材
は、ハンドル及びヘッドの前記他方の開口部の複数のス
ロットから離間し、したがってヘッドがピボット軸周り
にハンドルに相対的に回動できる。ラチェットレンチに
動力を供給するためにモータが設けてある。
【0010】他の目的及び特徴は、一部は既に明らかで
あり一部は以下で示される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態を説明する。なお、同一の部分は、複
数の図面にわたって同一の符号で表わす。
【0012】図1〜3において、全体を符号21で表わ
す本発明に係る動力駆動型ラチェットレンチは、レンチ
を把持するためのハンドル23と、ラチェット機構27
を備えたヘッド25とを有する。ラチェット機構27
は、動力が供給されて軸Xd(図3)周りに回転する駆
動軸29を有する。ハンドル23とヘッド25は、本発
明に係る固定機構(全体を符号101で表わす)を介し
て互いに回動可能に連結されており、以下に記載される
ようにハンドルに対してヘッドのなす角を選択的に調整
できるようになっている。
【0013】ハンドル23内には、図3で全体を符号3
1で表わすトランスミッションを駆動するためのモータ
(図示せず)が配置されている。トランスミッション3
1はラチェット機構27を駆動するようになっている。
【0014】図の形態では、ハンドル23内のモータ
は、圧縮空気の外部源(図示せず)からの圧縮空気によ
り空気式で駆動されるようにしてある。しかしながら、
本発明の原理は通常、電動式モータや他の適当なモータ
駆動システムにより駆動される動力駆動型ラチェットレ
ンチにも適用可能である。レンチ21は、動力駆動の代
わりに手動で駆動させてもよく、これは本発明の範囲に
含まれる。
【0015】ハンドル23は略円筒状のハウジング33
を有し、このハウジング33には、上記モータと、トラ
ンスミッション31を駆動するためにモータをトランス
ミッションに駆動連結する駆動部材35とが収容されて
いる。ハンドル23は、ヘッド25に軸方向に隣接する
ように配置された連結端部37を有し、この連結端部3
7は、ヘッドをハンドルに回動可能に連結するために用
いられる。
【0016】図の形態では、ハンドル23の連結端部3
7は、円筒状ハウジング33に対して軸方向外側に延設
された一対のアーム39を備えている。これらアーム3
9は、横方向に関し互いに所定の間隔をあけて略平行に
突出している。アーム39をハンドル23に連結するた
めに、つる巻線状の連結部41がハウジング33にねじ
込まれ固定されている。しかしながら、アーム39をハ
ウジング33と一体成形し、連結部41を省略してもよ
い。
【0017】ハンドル23の他端43(図の下端)は空
気用入口45を備え、外部動力源からの圧縮空気が、ハ
ンドルのハウジング33内の空気作動式モータに供給さ
れるようにしてある。空気用入口45はコネクタ47を
備え、このコネクタ47は、レンチ21を圧縮空気源に
連結するために、ハンドル23のハウジング33にねじ
係合されている。
【0018】ハウジング33上にはレバー49が回動可
能に設けてある。レバー49は、ハウジング内のバルブ
(図示せず)と作動連結されており、これにより、レン
チ21内への空気の流入を防止するためにバルブにより
空気が密閉される、ハンドルから離間した非作動位置
と、モータを駆動するためにバルブが開放されてハウジ
ング内に空気が流入する、ハンドル23に近接した作動
位置との間で、選択的に移動可能となっている。
【0019】特に図3を参照して、トランスミッション
31は、動力をモータからラチェット機構に伝達するよ
うに構成されている。図の形態では、トランスミッショ
ン31は、3つのベベルギア51、53、55を有す
る。第1のベベルギア51は、モータから延設した駆動
部材35上に設けられ、駆動部材の回転軸周りに駆動部
材とともに回転できるようになっている。第2のベベル
ギア53は、第1のギア51に垂直な方向に配置される
とともに、第1のギアと噛合っており、第1のギアによ
り、駆動部材の回転軸に垂直な回転軸周りに駆動される
ようにしてある。第3のベベルギア55は、ラチェット
駆動部材57を介してラチェット機構27に連結されて
いる。第3のベベルギア55は、第1のギア51に対向
し該ギアに平行に且つ同軸状に配置されるとともに、第
2のギア53と噛合っており、第2のギアにより駆動部
材の回転軸周りに駆動され、これによりラチェット駆動
部材57を介してラチェット機構27を駆動するように
してある。このように、第2のギア53は、ラチェット
機構27を駆動するために、動力を第1のギア51から
第3のギア55に伝達するようになっている。
【0020】ラチェット機構27は、ヘッド25内に部
分的に配置されている。この機構27は、駆動軸29及
びラチェット方向選択部59を備えた従来公知のラチェ
ットシステムである。ラチェット方向選択部59は、駆
動軸29に連結したソケット(図示せず)を駆動軸の軸
線Xdに関して時計周り又は反時計周りに駆動するため
に、駆動軸29を作動させるように選択的に位置決めさ
れるようになっている。駆動軸29は、ヘッド25から
横方向外側に伸びており、ソケットを着脱可能に支持す
るようになっている。この結果、ソケットが駆動軸29
とともに回転し、ナットやボルト(図示せず)などの留
め具を締めたり緩めたりできる。
【0021】ヘッド25は中空のハウジング61を有
し、ハウジング内には、ラチェット機構27及びラチェ
ット駆動部材57が収容されている。ヘッド25は、適
当な留め具62(図2)により連結される2つの部分か
ら構成される。ヘッド25の連結端部63は、横方向に
所定の間隔をあけて略平行にハウジング61から軸方向
外側に突出した一対の連結アーム65を有する。ヘッド
25の連結アーム65同士の横方向の間隔は、ハンドル
23の連結アーム39同士の横方向の間隔より僅かに小
さく、これにより、ヘッドの連結アームが、ハンドルの
連結アームの間に、ハンドルの連結アームと実質的に接
触した状態で挿入できるようになっている。
【0022】図3、4に示すように、ハンドル23の連
結アーム39にはそれぞれ、直径D1[図5(a)]の
開口部67が形成されている。ヘッド25の連結アーム
65にはそれぞれ、開口部69が形成されており、この
開口部69は、ハンドルの連結アーム39の開口部67
と略同軸状に位置合わせされている。図の形態では、ヘ
ッド25の連結アーム65の開口部69は、ハンドルの
連結アーム39の開口部67より大きな直径D2[図5
(b)]を有する。この理由は後述する。ハンドルの連
結端部37及びヘッドの連結端部63のアーム39、6
5は、本発明に係る固定機構101により回動可能に連
結されている。レンチ21上には、ハンドル及びヘッド
の連結アーム39、65を外装するためのフレキシブル
カバー71が固定されており、これにより、連結アーム
39、65、トランスミッション31、及び固定機構1
01が収容された状態で、ヘッド25がハンドル23に
対し回動できるようになっている。
【0023】ハンドル23に対するヘッド25の角位置
を選択的に決める固定機構101は、全体を符号100
で表わすピボットアセンブリを有する。ピボットアセン
ブリ100は、ヘッド及びハンドルを横切るようにレン
チ21に対し略横方向に伸びたピボットピン103を備
える。ピン103は、ハンドル23及びヘッド25の連
結アーム39、65の開口部67、69を通って伸びて
いる。ピン103は、これら開口部67、69と同軸状
に配置されている。ピン103はピボット軸Xpを規定
し、この軸周りにヘッドがハンドルに対し回動できるよ
うになっている。
【0024】ハンドルの連結アーム39の開口部67に
おいて、ピボットピンの直径は、ピボット軸線Xp上に
ピボットピンを固定するために、開口部67の直径D1
と略等しい。トランスミッション31の第2のギア53
の中央には、ピボットピン103が通ることのできる開
口部73が形成されており、これにより、第2のギア
は、ピボット軸Xp周りにピボットピンに対し回転でき
るように、ピボットピン上に該ピンと同軸状に配置され
る。このように、第2のギア53の回転軸をピボットピ
ン103のピボット軸Xpと一致させることにより、ヘ
ッド25がハンドル23に対し回動する際に、第2のギ
アはピボット軸上に留まり、一方で、第3のギア55
は、第2のギアの外周部周りに回転するともに第2のギ
アと絶えず噛合うことができる。この構成によれば、ヘ
ッド25をハンドル23に対し種々の角位置に設定した
状態で、上述したようにトランスミッション31を作動
することができる。
【0025】図3、4に示すように、ピボットピン10
3は両端部105、107を有する。ピボットピン10
3をレンチ21内に取付けるために、ねじの切られた留
め具109、113は、カバー71を貫通し、ねじの切
られた孔111、115(これら孔111、115は、
ピボットピン103の各端部105、107内で軸方向
に伸びている。)にそれぞれねじ込まれている。ピボッ
トピン103の一端105における留め具109はま
た、固定機構のつまみ117を貫通している。つまみ
は、ピボット軸Xp上のピボットピン103と作動連結
した状態で、カバー71上に取付けてあり、これによ
り、カバーに対するつまみの回転によってピン103が
ピボット軸上で回転できるようにしてある。
【0026】図の形態では、つまみ117は、固定機構
101の調整モードに対応した(すなわち、レンチ21
のヘッド25がハンドル23に相対的にピボット軸上で
回動できる)第1の位置[図5(a),(b)]と、固
定機構の固定モードに対応した(すなわち、レンチのヘ
ッドがハンドルに相対的に回動しないように固定され
た)第2の位置[図5(c)]との間で移動できるよう
にしてある。
【0027】もう一方の留め具113は、固定機構10
1の規制部材119を通って伸びており、規制部材は、
ピボットピン103及びつまみ117とともに、ハンド
ル23の連結アーム39の凹部121内で回転できるよ
うにピボットピンに取付けてある。規制部材119は、
ハンドルの連結アーム39の肩部124に係合する対向
した規制面123(これは、凹部121の境界を画定す
る。)を有し、ピボットピン103のピボット軸Xp周
りの回転を制限するようにしてある。規制面123は、
互いに所定の角度をなし、固定機構101の調整モード
と固定モードとの間でピン103が回転できる領域を形
成している。例えば、図の形態では、規制面123は、
互いに略90°をなしており、固定機構101の調整モ
ードと固定モードとの間でピン103が90°回転でき
るようにしてある。
【0028】ハンドル23の連結アーム39の一つに取
付けた弾性シート104内には、ボール102が着座さ
れており、これにより、ボールはシートから外側に付勢
力を受けるようになっている。固定機構の調整・固定モ
ードにそれぞれ対応する凹部(図示せず)が、ボールに
対向して規制部材内に設けてあり、これら凹部は、規制
部材が調整モード又は固定モードにある場合にボールを
収容し、これにより、固定機構を選択されたモードに解
除可能に固定するようになっている。
【0029】固定機構101の他の部材について、ピボ
ットピンの端部105及び該ピンに関連した構造を参照
して説明する。なお、ピボットピンの端部107及び該
ピンに関連した構造は、以下で説明するのと同一であ
る。
【0030】図3、4に示すように、ピボットピン10
3は、一対の対向する平坦部(広義には、切り込み部)
125を有する。平坦部125は、ピボットピン103
の端部105から軸方向内側に、ヘッドの連結端部63
のアーム65の開口部69を僅かに超えるまで伸びてい
る。ピンの直径は各平坦部の内側端部でテーパが付けら
れ、これにより肩部が形成されるようになっている。こ
の目的は後述する。ピボットピン103の周方向に関し
て平坦部125間には、rをつけた部分127が延設さ
れている。
【0031】ハンドルの連結アーム39の開口部67か
ら半径方向外側に向けて、対向するスロット129[図
5(a)〜(c)]が設けてある。スロット129の位
置は、固定機構の101の調整モードにおいて、ピボッ
トピン103の平坦部125がスロットにほぼ位置合わ
せされ、固定モードにおいて、ピボットピン103の
(平坦部間を周方向に伸びた)rを付けた部分127が
スロットに位置合わせされるように設定されている。
【0032】ハンドル23及びヘッド25の連結アーム
39、65の開口部67、69内には、軸方向に伸びた
固定機構101の固定ピン131(広義には、固定部
材)が、ピボット軸Xpと所定の間隔をあけて配置され
ている。固定ピン131は、開口部67、69でピボッ
トピン103に実質的に接しているが、ピボットピンと
互いに固定されておらず、したがって、ピボットピン
が、開口部内で、調整モードと固定モードとの間で固定
ピンに相対的に回転できるようになっている。各固定ピ
ン131は、ハンドル23及びヘッド25の連結アーム
39、65の開口部67、69における、これら連結ア
ームの幅を合計した長さにほぼ等しい。したがって、ピ
ン131は、平坦部の内側端部に形成された肩部とつま
みとの間で軸方向に位置決めされ、これにより連結アー
ム39、65に対してピンが軸方向に移動できないよう
にしてある。ピボットピン131の他端では、トランス
ミッションの第2のギア及び規制部材によりピンが軸方
向に移動できないようにしてある。
【0033】ピン131の断面の大きさは、ハンドルの
連結アーム39の開口部67のスロット129内にピン
がしっかりと着座するように設定されている。図5
(a)に示すように、平坦部125及び固定ピン131
の大きさ・位置は、固定機構101の調整モードにおい
て、固定ピンが、ピボットピン103の平坦部125に
接し且つピボット軸Xpに相対的に半径方向外側にスロ
ット129内に一部突出するように設定されている。
【0034】このようにピン131の一部をスロット1
29内に突出させることにより、調整・固定モード間で
つまみ117を動かすことでピボットピン103を回転
させる際、及びヘッド25を調整モードにおいてハンド
ル23に相対的に回動させる際に、固定ピンがピボット
軸Xp周りに回転するのが防止される。
【0035】固定モード[図5(c)]において、固定
ピン131は、スロット129内に完全に着座するとと
もに、ピボットピン103の平坦部125間に伸びたr
部分127によりスロット内に保持される。
【0036】ヘッド25の連結アーム65には、開口部
69から半径方向外側に向けてスロット133が設けて
ある。図の形態では、開口部69の周方向に関し約30
°の間隔で12個のスロット133が設けられている。
各スロット133の大きさは、固定機構101の固定モ
ードにおいて、固定ピン131の一つを収容できるよう
に設定されている。ヘッド25の連結アーム65におけ
るスロット133の数は、固定ピン131を一つだけ設
けた場合に少なくとも2つのスロットを設ける限りにお
いて、本発明を限定するものではない。
【0037】図5(b)に示すように、スロット133
は開口部69の周方向に関し並列に配置されており、隣
り合うスロットの間に伸びたセグメント135は、開口
部の直径D2を規定する。図の形態では、スロット13
3は略放物線状であり、スロット同士の間隔は、スロッ
ト間のセグメント135が実質的に点状となるように十
分近くに設定されいている。
【0038】上述したように、ヘッドの連結アーム65
の開口部69の直径D2は、ハンドルの連結アーム39
の開口部67よりも大きく(図の形態では、調整モード
における固定ピン131の半径位置よりも僅かに大き
く)設定され、これにより、ヘッド25が、ハンドル及
び固定ピンに相対的にピボット軸周りに自由に回動でき
るようにしてある。
【0039】ハンドル23に対するヘッド25の角位置
を調整する場合、つまみ117を固定機構101の調整
モードに対応する第1の位置に移動させ、これにより、
ピボットピン103の端部105における平坦部125
が、ハンドルの連結アーム39の開口部67のスロット
129と所定の間隔をあけて位置合わせされる(すなわ
ち、スロット129に対向する)ようにする。固定ピン
131は、平坦部125上に配置され、その一部が半径
方向外側にスロット129内に突出する。ヘッド25
は、ピボットピン103のピボット軸Xp周りに、所望
の角位置になるまでハンドル23に相対的に回動され
る。
【0040】ヘッド25がピボット軸Xp周りに回動し
ながら、ヘッド25の連結アーム65の開口部69の周
囲に配置されたスロット133は、ハンドルの連結アー
ムの開口部67のスロット129と順次位置合わせされ
る。ヘッド25がハンドル23に相対的に回動しなが
ら、固定ピン131がスロット133内に落ちるかある
いは押し込まれても、ヘッドをさらに回動させること
で、ピンは、平坦部125に接触しながら、スロットの
湾曲面に沿って略半径方向内側に戻る。
【0041】ハンドル23に対してヘッド25を所望の
角位置で固定する場合、つまみ117を固定機構101
の固定モードに対応する第2の位置に移動させる。例え
ば、図の形態では、つまみ117を約90°回転させ
る。つまみ117を移動させることで、ピボットピン1
03がピボット軸Xp周りに回転し、これにより、ピボ
ットピンの平坦部125間に伸びたr部分127が、ハ
ンドルの連結アーム39のスロット129に位置合わせ
される。
【0042】ピボットピン103がピボット軸Xp周り
に回転しながら、固定ピン131は、ピボットピンによ
り半径方向外側に押されて、ハンドルの連結アーム39
及びヘッドの連結アーム65のスロット129内に入り
込まれるとともに、ピボットピンのr部分127により
スロット内に固定される。その結果、ヘッド25とハン
ドル23は、所定の相対角度で固定された状態で互いに
連結される。
【0043】ヘッドの連結アーム65のスロット133
が、ハンドルの連結アーム39のスロット129と完全
に位置合わせされていない場合、つまみ117を固定モ
ードに対応した第2の位置に移動させながら固定ピン1
31を半径方向外側に押してやることにより、ヘッド2
5の角位置を僅かにシフトさせることができる。例え
ば、スロット133が30°の間隔で配置される場合、
ヘッドは±15°以内でシフトできる。スロット133
間のセグメント135を点状にすることで、固定ピン1
31が、ピボットピン103とヘッド25の連結アーム
65との間で、連結アーム65の開口部69において動
かなくなり、さらに固定機構101が作動しなくなるの
が防止される。
【0044】図6(a)〜(c)は、本発明の固定機構
の第2の実施形態を示す。本実施形態は、上述した第1
の実施形態に類似しているが、ピボットピン103の各
端部105、107での一対の平坦部125に代えて、
ピボットピン203の各端部において軸方向に突出した
4つの溝225(広義には、切り込み部)が設けてあ
る。
【0045】これらの溝225は、弓形形状であり、ピ
ボットピン203周りに等間隔(例えば90°間隔)で
配置されている。ピボットピンは、溝225間にrのつ
いた部分227を有する。本実施形態では、ピボットピ
ン203の各端部において、ピボットピン203の4つ
の溝225に対応して、4つの固定ピン231が設けて
ある。
【0046】同様に、ハンドルの連結アーム239の各
開口部67から半径方向外側に向けて、4つのスロット
229が設けてある。ピボットピン203の溝225間
に伸びたr部分227はそれぞれ、その円弧がハンドル
の連結アーム239のスロット229の円弧より長く、
これにより、固定機構の固定モードにおいて固定ピン2
31がスロット内に固定されるようにしてある。固定ピ
ン231を4つ設けることで、固定機構を調整モードと
固定モードとの間で移動するのに、スイッチ217の回
転量及びハンドルに対するピボットピン203の回転量
が少なくて済む。
【0047】なお、ヘッドの開口部69及び対応するス
ロット133を、ハンドルの連結アーム39側に配置
し、ハンドルの開口部67及び対応するスロット129
を、ヘッドの連結アーム65側に配置してもよく、これ
は本発明の範囲内に含まれる。また、上述した回動ヘッ
ド25の構成は、ラチェットレンチ以外にも、動力で駆
動する工具や手動で作動させる工具など種々のタイプに
用いることができ、これもまた本発明の範囲内に含まれ
る。
【0048】上記記載から、本発明の目的が達成される
とともに他の利点が得られることが分かる。
【0049】上記構成は本発明の範囲内で種々変更する
ことができる。したがって、上の記述に含まれる事項や
添付図面に示される事項は全て、例示として解釈される
べきであって限定的な意味で解釈されるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラチェットレンチの背面図であ
り、ハンドルに対するヘッドのいくつかの角位置を仮想
線で示す。
【図2】 図1のラチェットレンチの正面図であり、内
部構成を示すためにレンチの一部を破断して示す。
【図3】 図1のラチェットレンチの拡大部分側面図で
あり、一部を断面図で示す。
【図4】 図3の4−4線を含む面での断面図。
【図5】 図1のラチェットレンチのピボットアセンブ
リの概略図であり、アセンブリの特定の構成部材を分け
て表わすためにアセンブリの一部を仮想線で示してお
り、図5(a),(b)はアセンブリの調整モード、図
5(c)はアセンブリの固定モードを示す。
【図6】 本発明のラチェットレンチの第2の実施形態
におけるピボットアセンブリの概略図であり、アセンブ
リの特定の構成部材を分けて表わすためにアセンブリの
一部を仮想線で示しており、図6(a),(b)はアセ
ンブリの調整モード、図6(c)はアセンブリの固定モ
ードを示す。
【符号の説明】
21:ラチェットレンチ、23:ハンドル、25:ヘッ
ド、27:ラチェット機構、31:トランスミッショ
ン、67:ハンドルの連結アームにおける開口部、6
9:ヘッドの連結アームにおける開口部、100:ピボ
ットアセンブリ、101:固定機構、103:ピボット
ピン、125:平坦部(切り込み部)、129:ハンド
ルの連結アームにおけるスロット、131:固定ピン
(固定部材)、133:ヘッドの連結アームにおけるス
ロット、135:セグメント。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラチェットレンチであって、 レンチを把持するためのハンドルと、 ハンドルに回動可能に連結され、ピボット軸周りにハン
    ドルに相対的に回動するヘッドと、 ヘッドをハンドルに回動可能に連結するピボットアセン
    ブリを備えた固定機構とを有し、 前記固定機構は、ヘッドをハンドルに対しピボット軸周
    りに選択した角位置で配置するようになっており、 前記固定機構は、ハンドルに対するヘッドの角位置を変
    えることができる調整モードと、ハンドルに対してヘッ
    ドをある角位置で固定する固定モードとの間で作動可能
    であり、 前記固定機構は、調整モードと固定モードとの間で、ハ
    ンドルを横切る軸周りに回転可能であることを特徴とす
    るラチェットレンチ。
  2. 【請求項2】 前記固定機構は、ヘッドのピボット軸に
    一致した軸の周りに回転可能であることを特徴とする請
    求項1のラチェットレンチ。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド及びハンドルはそれぞれ開口
    部を有し、これらの開口部は、ピボット軸に関して同軸
    状となるように実質的に互いに位置合わせされており、 前記ピボットアセンブリは、ハンドル及びヘッドの前記
    開口部を貫通するピボット軸を備えるとともに、前記ピ
    ボット軸を規定し、 前記ピボットピンは、固定機構の調整モードと固定モー
    ドとの間で、ピボット軸周りに回転可能であり、 前記固定機構はさらに、ハンドル及びヘッドの一方内に
    該一方の開口部から半径方向外側に突出したスロットを
    備えるとともに、ハンドル及びヘッドの他方内に該他方
    から略半径方向外側に突出した複数のスロットを備え、
    この複数のスロットは、ヘッドのハンドルに対しとるこ
    とのできる角位置に実質的に対応し、 前記複数のスロットは、ヘッドをハンドルに対し回動さ
    せる際に、ハンドル及びヘッドの前記一方の開口部から
    突出したスロットに順次位置合わせされるようになって
    おり、 ハンドル及びヘッドの開口部内には固定部材が配置さ
    れ、該固定部材は、調整モードと固定モードとの間での
    ピボットピンの回転に応じて、ヘッド及びハンドルに相
    対的に移動可能であり、これにより、固定部材は、固定
    モードにおいて、ハンドル及びヘッドの前記一方の開口
    部のスロット内、及びハンドル及びヘッドの前記他方の
    開口部の複数のスロットの一つ内に着座し、したがって
    ヘッドがハンドルに相対的に回動するのが防止され、調
    整モードにおいて、固定部材は、ハンドル及びヘッドの
    前記他方の開口部の複数のスロットから離間し、したが
    ってヘッドがピボット軸周りにハンドルに相対的に回動
    できるようにしたことを特徴とする請求項2のラチェッ
    トレンチ。
  4. 【請求項4】 ハンドル及びヘッドの前記他方の開口部
    は、ハンドル及びヘッドの前記一方の開口部より大き
    く、 調整モードにおいて、 固定部材は、所定の距離だけ半径方向外側に突出してお
    り、前記距離は、固定部材が、ハンドル及びヘッドの前
    記一方の開口部のスロット内に部分的に突出するのに十
    分であるが、ハンドル及びヘッドの前記他方の開口部の
    複数のスロットの一つ内に突出するのに十分でない程度
    に設定され、 前記固定部材は、ヘッドがピボット軸周りにハンドルに
    相対的に回動するように、ハンドル及びヘッドの前記他
    方と係合しないことを特徴とする請求項3のラチェット
    レンチ。
  5. 【請求項5】 前記ピボットピンは、ハンドル及びヘッ
    ドの開口部内を、軸方向に伸びた切り込み部を有し、 前記固定部材は、ハンドル及びヘッドの開口部内を、ピ
    ボットピンに実質的に接触した状態で軸方向に伸びた固
    定ピンを有し、 固定ピン及びピボットピンの切り込み部の位置は、 固定機構の調整モードにおいて、固定ピンが、切り込み
    部に接触するとともに、ハンドル及びヘッドの前記他方
    の開口部の複数のスロットの一つ内に着座するのに十分
    でない距離だけ、半径方向外側に突出し、したがってヘ
    ッドがハンドルに相対的に回動でき、 固定機構の固定モードにおいて、固定ピンが、切り込み
    部以外でピボットピンに接触するとともに、ハンドル及
    びヘッドの前記他方の開口部の複数のスロットの一つ内
    に着座するのに十分な距離だけ、半径方向外側に突出
    し、したがってヘッドがハンドルに相対的に回動するの
    を妨げるように設定されることを特徴とする請求項3の
    ラチェットレンチ。
  6. 【請求項6】 ハンドル及びヘッドの前記他方の開口部
    から外側に突出した前記複数のスロットは、前記開口部
    の周方向に沿って実質的に並列に配置され、 ハンドル及びヘッドの前記他方は、隣り合うスロット間
    に、前記開口部を画定するセグメントを有し、 前記セグメントは、ピボットアセンブリの固定モードに
    おいて複数のスロットの一つ内に固定ピンが移動するの
    を促進するために、実質的に点状に形成されていること
    を特徴とする請求項5のラチェットレンチ。
  7. 【請求項7】 ハンドル及びヘッドの前記他方の開口部
    から半径方向外側に突出したスロットが12個設けら
    れ、 これらスロットは、前記開口部の周方向に沿って約30
    °の間隔で配置され、 ハンドルに対するヘッドの角位置が略30°送りで与え
    られることを特徴とする請求項3のラチェットレンチ。
  8. 【請求項8】 前記切り込み部が平坦部であることを特
    徴とする請求項3のラチェットレンチ。
  9. 【請求項9】 前記切り込み部が略弓形形状の溝である
    ことを特徴とする請求項3のラチェットレンチ。
  10. 【請求項10】 動力駆動型ラチェットレンチであっ
    て、 レンチを把持するためのハンドルと、 ハンドルに回動可能に連結され、ピボット軸周りにハン
    ドルに相対的に回動するヘッドと、 ヘッドをハンドルに回動可能に連結するピボットアセン
    ブリを備えた固定機構と、 ラチェットレンチに動力を供給するモータとを備え、 前記ヘッド及びハンドルはそれぞれ開口部を有し、これ
    らの開口部は、ピボット軸に関して同軸状となるように
    実質的に互いに位置合わせされており、 前記固定機構は、ヘッドをハンドルに対しピボット軸周
    りに選択した角位置で配置するようになっており、 前記固定機構は、ハンドルに対するヘッドの角位置を変
    えることができる調整モードと、ハンドルに対してヘッ
    ドをある角位置で固定する固定モードとの間で作動可能
    であり、 前記ピボットアセンブリは、ハンドル及びヘッドの前記
    開口部を貫通するピボット軸を備えるとともに、前記ピ
    ボット軸を規定し、 前記ピボットピンは、固定機構の調整モードと固定モー
    ドとの間で、ピボット軸周りに回転可能であり、 前記固定機構はさらに、ハンドル及びヘッドの一方内に
    該一方の開口部から半径方向外側に突出したスロットを
    備えるとともに、ハンドル及びヘッドの他方内に該他方
    から略半径方向外側に突出した複数のスロットを備え、
    この複数のスロットは、ヘッドのハンドルに対しとるこ
    とのできる角位置に実質的に対応し、 前記複数のスロットは、ヘッドをハンドルに対し回動さ
    せる際に、ハンドル及びヘッドの前記一方の開口部から
    突出したスロットに順次位置合わせされるようになって
    おり、 ハンドル及びヘッドの開口部内には固定部材が配置さ
    れ、該固定部材は、調整モードと固定モードとの間での
    ピボットピンの回転に応じて、ヘッド及びハンドルに相
    対的に移動可能であり、これにより、固定部材は、固定
    モードにおいて、ハンドル及びヘッドの前記一方の開口
    部のスロット内、及びハンドル及びヘッドの前記他方の
    開口部の複数のスロットの一つ内に着座し、したがって
    ヘッドがハンドルに相対的に回動するのが防止され、調
    整モードにおいて、固定部材は、ハンドル及びヘッドの
    前記他方の開口部の複数のスロットから離間し、したが
    ってヘッドがピボット軸周りにハンドルに相対的に回動
    できるようにしたことを特徴とする動力駆動型ラチェッ
    トレンチ。
  11. 【請求項11】 前記モータが空気式で駆動されること
    を特徴とする請求項10の動力駆動型ラチェットレン
    チ。
JP2001112823A 2000-04-13 2001-04-11 回動可能なヘッドを備えたラチェットレンチ Pending JP2001347468A (ja)

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