JP2001347437A - ワークの位置決め装置 - Google Patents

ワークの位置決め装置

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JP2001347437A
JP2001347437A JP2000170817A JP2000170817A JP2001347437A JP 2001347437 A JP2001347437 A JP 2001347437A JP 2000170817 A JP2000170817 A JP 2000170817A JP 2000170817 A JP2000170817 A JP 2000170817A JP 2001347437 A JP2001347437 A JP 2001347437A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外形の異なる複数種類のワークを切出して工作
機械へ搬送する際の位置決めを行うワークストッパを、
ワークの種類毎に交換する必要が無く、作業効率の向上
を図る。 【解決手段】ワークとしてのディスクロータ7,8は内
側形状が共通で外形が異なっており、ローラコンベア上
を移動するディスクロータ7(8)の先端がストッパ本
体24の先端に設けられているローラ式ワークガイド2
8に接触して、これを押圧すると、ストッパ本体24が
反時計回り方向へ回転し、後部に形成した位置決め用ス
トッパ部24bが突出し、ディスクロータ7(8)に形
成した筒状部7a(8a)の内側のワーク進行方向後位
を掛止して位置決めする。ディスクロータ7(8)の共
通形状を有する内側を基準に位置決めするようにしたの
で、ワークストッパ16(17)をワーク毎に交換する
必要が無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定に位置決めし
た状態でワークを切出すことのできるワークの位置決め
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋳造工程或いは鍛造工程で形成
されたワークを、次の旋削工程等の加工工程へ移送する
場合、ワーク搬送路にてワークを個別に分離切出し、所
定に位置決めした後、受け渡す必要がある。
【0003】例えば特開平11−822号公報には、ワ
ーク搬送路の上下流に、一対のシャッタを配設し、この
両シャッタを交互に開閉させて、連続的に送られてくる
ワークを、1個ずつ分離して、次の割出し位置へ搬送
し、ここで、ワークを所定に位置決めした状態で、次工
程へ受け渡す技術が開示されている。
【0004】この場合、ワークが、例えば、自動車のブ
レーキ部品を構成するディスクロータである場合、この
ディスクロータは、同車種においてもエンジンの排気量
や出力に応じて、その外形が複数種類存在し、それらを
同じ搬送路で搬送して、旋削等の機械加工を行う場合、
ディスクロータを一旦停止させて位置決めした後、分離
切出して、工作機械の主軸チャック方向へ搬送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術では、ワークを分離する際の工程、及びワークを位
置決めする工程では、ワークの外形を基準として位置決
めを行っているため、ディスクロータのように、複数の
種類の外形が存在する場合には、搬送されるワーク外形
に合わせて、ワークストッパを逐次交換しなければなら
ず、ワークストッパ交換のための段取が必要となり、工
数が嵩んでしまう不都合がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、外形の異なる
ワークを所定に切出して工作機械へ搬送する際に、ワー
クを位置決めするワークストッパをワークの外径に応じ
て逐次交換する必要がなく、ワークストッパ交換のため
の段取り工数を削減することの可能なワークの位置決め
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による第1のワークの位置決め装置は、内側形状
が共通で外形の異なる複数種類のワークを搬送するワー
ク搬送路に、該ワークを位置決めするワークストッパを
配設したワークの位置決め装置において、上記ワークス
トッパに、ワーク進行方向に沿って揺動自在なストッパ
本体と、上記ストッパ本体のワーク進行方向前位に設け
られていると共に上記ワークが非接触状態のときは上記
ワーク搬送路から突出しているワークガイドと、上記ス
トッパ本体のワーク進行方向後部に設けられ上記ワーク
ガイドが上記ワーク搬送路から突出しているときは該ワ
ーク搬送路と同一面か没入されている一方上記ワークガ
イドがワーク搬送路に没入されたときは相対的に上記ワ
ーク搬送路から突出して上記ワークの内側の進行方向後
位を掛止する位置決め用ストッパ部とを備えることを特
徴とする。
【0008】このような構成では、ストッパ本体の前部
に設けられているワークガイドがワークに接触して押し
下げられると、相対的に後部に設けられている位置決め
用ストッパ部がワーク搬送路から突出し、ワークの内側
を掛止して位置決めする。
【0009】この場合、好ましくは、1)上記位置決め
用ストッパ部は上記ワークの内側のワーク進行方向後位
を掛止し、又上記ワークガイドと上記位置決め用ストッ
パ部との間に、上記ワークガイドが上記ワークに接触し
て押し下げられたとき上記ワーク搬送路から突出して上
記内側のワーク進行方向前位を掛止するアンチバック用
ストッパ部を設けたことを特徴とする。
【0010】2)上記ワークストッパを上記ワーク搬送
路のワーク進行方向前後に少なくとも一対併設し、後側
ワークストッパを昇降自在に支持し、上記ワークが上記
後側ワークストッパを通過した後、該後側ワークストッ
パを上昇させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。ここで、図1は自動搬送旋削盤
の全体構成図、図2は上流側ローラコンベアの要部平面
図、図3はワーク切出し部でのワーク搬送装置の動作を
状態別に示す説明図、図4は搬送爪の要部拡大図、図5
はポカヨケ駒の配置状態を示す説明図、図6〜図8はワ
ークストッパの状態別の説明図である。尚、図3におい
ては、図面左半分を前側ワーク切出し部、右半分を後側
ワーク切出し部におけるワーク搬送装置の動作を状態別
に示す。
【0012】図1の符号1は工作機械の一例である旋削
盤で、この旋削盤1の主軸台2の上方に、下端に複数の
刃物台3を垂設する加工ユニット4が昇降自在に対設さ
れている。主軸台2には一対の主軸チャック5,6が、
所定間隔を開けて、図の左右方向に配設されている。
【0013】各主軸チャック5,6にはサイズの異なる
複数種類のワークが把持される。本実施の形態ではワー
クの一例として外形の異なる2種類のディスクロータ
7,8を示す。このディスクロータ7,8は、鋳造、或
いは鍛造品であり、ディスクロータ7がディスクロータ
8よりも小さな外径に形成されている。以下の説明で
は、ディスクロータ7を小ディスクロータ、ディスクロ
ータ8を大ディスクロータと称する。
【0014】この両ディスクロータ7,8の中心に筒状
部7a,8aが形成され、この各筒状部7a,8aの内
側面7b,8bが共通の寸法で形成されていると共に、
開口端部に同一寸法の段部7c,8cが形成されてい
る。尚、この筒状部7a,8aは、図示しない車両の駆
動系に設けられているホイールハブに装着される。
【0015】又、旋削盤1には水平方向へ延出する搬送
ビーム10が配設されており、この搬送ビーム10の上
手側と下手側とに、ワーク搬送路の一例である上流側ロ
ーラコンベア11と下流側ローラコンベア12とが配設
されている。この両ローラコンベア11,12は、上手
から下手方向へ所定角度下方へ傾斜されており、各ロー
ラコンベア11,12に載置されるディスクロータ7,
8は上流側から下流側へ、自重により滑動しながら移動
する。尚、各ローラコンベア11,12の幅方向両側に
は、ディスクロータ7,8の脱落を防止するラフガイド
13が配設されている。
【0016】又、図2、図3に示すように、上流側ロー
ラコンベア11の中途に、ワーク進行方向に前後してワ
ーク切出し部14,15が、主軸チャック5,6と同じ
間隔を開けて配設されている。このワーク切出し部1
4,15に対応する上流側ローラコンベア11の部位は
間断されており、その間断された部位のほぼ中央に、前
側ワークストッパ16と後側ワークストッパ17とが配
設されている。
【0017】又、図2、図3の符号9はワーク搬送装置
で、このワーク搬送装置9の搬送装置本体18が、搬送
ビーム10に沿って水平方向へ往復移動される。この搬
送装置本体18の移動方向に直行する方向の両側には昇
降装置19が固設されており、この各昇降装置19に爪
保持部20が支持されている。図2に示すように、各爪
保持部20に、対向一対の前側搬送爪21と後側搬送爪
22とが支持されている。この各爪保持部20に支持さ
れている搬送爪21,22は、ワーク切出し部14,1
5と同一の間隔に設定されている。
【0018】互いに対向する搬送爪21,22は対称に
動作し、ワーク搬送方向へ移動する往路では水平な搬送
状態となり、ワークを受け取りに行く復路では上方へ傾
倒された待避状態となる。
【0019】尚、図示しないが、搬送ビーム10には、
もう一組のワーク搬送装置が連設されている。このワー
ク搬送装置は、旋削盤1の主軸チャック5,6に載置さ
れている加工済みのディスクロータ7,8を、上述した
ワーク搬送装置9に同期して下流側ローラコンベア12
の方向へ搬送するためのものである。従って、上流側ロ
ーラコンベア11に載置されているディスクロータ7,
8を旋削盤1の方向へ搬送する際には、それに同期し
て、主軸チャック5,6に載置されている加工済みのデ
ィスクロータが下流側ローラコンベア12の方向へ搬出
される。
【0020】各搬送爪21,22の先部には、各ディス
クロータ7,8の外縁を掛止する爪部23a,23bが
形成されている。図4に示すように、各爪部23a,2
3bは段状に形成されており、下段爪部23aが小ディ
スクロータ7の外縁を掛止し、上段爪部23bが大ディ
スクロータ8の外縁を掛止する。尚、図2(a)は、各
搬送爪21,22が上方へ傾倒する待機状態を示し、同
図(b)は、水平に傾倒された搬送準備状態或いは搬送
状態を示す。
【0021】又、各ワーク切出し部14,15の入り口
側で、上流側ローラコンベア11の幅方向両側に、ディ
スクロータ7,8を上流側ローラコンベア11の中央へ
導く、ポカヨケ駒29a,29bが取り外し自在に設け
られている。
【0022】本実施の形態では、搬送するディスクロー
タ7,8に応じて、小ロータ用ポカヨケ駒29aと大ロ
ータ用ポカヨケ駒29bとの2種類が用意されている。
すなわち、例えば、図2に示すように、上流側ローラコ
ンベア11に対して小ディスクロータ7と大ディスクロ
ータ8とが交互に搬送される場合、前側ワーク切出し部
14側に小ロータ用ポカヨケ駒29aを装着し、又、後
側ワーク切出し部15側に大ロータ用ポカヨケ駒29b
を装着する。又同一サイズのディスクロータ7或いは8
を搬送する場合は、両ワーク切出し部14,15の入口
側に対応するポカヨケ駒29a、29を装着する。
【0023】図5に示すように、ワーク切出し部14,
15の入口側に小ロータ用ポカヨケ駒29aを装着した
場合、搬送路幅が小ディスクロータ7の外径よりもやや
広い程度の幅Wsに規制される。又、大ロータ用ポカヨ
ケ駒29bを装着した場合は、搬送路幅が大ディスクロ
ータ8の外径よりもやや広い程度の幅WDに規制され
る。
【0024】又、両ワークストッパ16,17のストッ
パ本体24は平板を略逆三角形に形成したもので、その
下部の支持部24aが後側ストッパベース26、前側ス
トッパベース25に各々垂立されているブラケット25
a,26aに対し、ワーク進行方向に沿って揺動自在に
支持されている。
【0025】前側ストッパベース25は基台(図示せ
ず)に固定されており、一方後側ストッパベース26は
ストッパ昇降装置27に連設されて、昇降自在に支持さ
れている。尚、後側ワーク切出し部15にディスクロー
タが在席していないときは、ストッパ昇降装置27は下
降動作し、前側ワークストッパ16を上流側ローラコン
ベア11から没入させた位置で待機している。
【0026】又、図6に示すように、各ストッパ本体2
4のワーク進行方向先端にローラ式ワークガイド28が
固設され、一方、ワーク進行方向後端に位置決め用スト
ッパ部24bが形成され、更にローラ式ワークガイド2
8と位置決め用ストッパ部24bとの間の上部にアンチ
バック用ストッパ部24cが突出形成されている。
【0027】図6に示すように、ストッパ本体24の重
心は位置決め用ストッパ部24b側にあり、従って位置
決め用ストッパ部24b側底面が、ストッパベース2
5,26に垂立されているストッパブラケット25b,
26bの上端に当接されて、定位置で停止している。
【0028】前側ワークストッパ16のストッパ本体2
4が、前側ストッパベース25に対して定位置で停止さ
れている状態では、ローラ式ワークガイド28の上部が
上流側ローラコンベア11のワーク搬送面LRから突出
されていると共に、各位置決め用ストッパ部24b,2
4cが上流側ローラコンベア11のワーク搬送面LRと
同一面か、それよりもやや没入された位置に配設されて
いる。
【0029】尚、後側ワークストッパ17は、前側ワー
クストッパ16と同一構成であるため、ストッパ昇降装
置27により、通常の切出し位置にセットされた状態で
は、後側ワークストッパ17の各構成部位が、ワーク搬
送面LRに対して前側ワークストッパ16と同一の位置
関係になる。
【0030】図8に示すように、各ストッパ本体24の
先端に設けられているローラ式ワークガイド28が、デ
ィスクロータ7,8の底面側へ導かれて下方へ押し下げ
られると、相対的に、後端の位置決め用ストッパ部24
b及び中間に形成されているアンチバック用ストッパ部
24cが、上流側ローラコンベア11のワーク搬送面L
Rから突出される。このとき、各位置決め用ストッパ部
24b,24cが、ディスクロータ7,8の内側面7
b,8b、段部7c,8cとほぼ平行に対峙されるよう
に設定されていると共に、この両位置決め用ストッパ部
24b,24c間の距離Lsが、ディスクロータ7,8
の内側面7bと段部7cとの最遠部間の距離LDよりも
やや短く設定されている(図8参照)。
【0031】尚、アンチバック用ストッパ部24cの突
出量は僅かであり、ディスクロータ7,8の底面がアン
チバック用ストッパ部24c上を通過する際に、このア
ンチバック用ストッパ部24cに衝突して、大きく飛び
跳ねたりすることはない。
【0032】又、図6〜図8に示すように、前側ワーク
切出し部14には、前側ワークストッパ16にディスク
ロータが通過したか否かを検出する近接スイッチ30が
配設されており、この近接スイッチ30からの信号によ
り、前側ワーク切出し部14にディスクロータ7或いは
8が通過したことが確認された場合、ストッパ昇降装置
27を上昇させて、後側ワークストッパ17を、通常の
切出し位置にセットする。
【0033】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。旋削盤1で小ディスクロータ7と大
ディスクロータ8とを同時に旋削加工する場合、上流側
ローラコンベア11に設けられている前側ワーク切出し
部14の入り口の幅方向両側に、一対の小ロータ用ポカ
ヨケ駒29aを装着し、又、後側ワーク切出し部15の
入り口の幅方向両側に一対の大ロータ用ポカヨケ駒29
bを取付ける。
【0034】すると、図5に示すように、前側ワーク切
出し部14の入り口の搬送路幅Wsが小ロータ用ポカヨ
ケ駒29aにより、小ディスクロータ7の外径よりもや
や広く設定され、又、後側ワーク切出し部15の入り口
の搬送路幅WDが大ディスクロータ8の外径よりもやや
広く設定される。尚、このとき、後側ワークストッパ1
7はストッパ昇降装置27の後退動作により、上流側ロ
ーラコンベア11よりも下方に没入された位置で待機し
た状態にある。
【0035】上流側ローラコンベア11には、小ディス
クロータ7と大ディスクロータ8とが、図示しないシャ
ッタ等のゲート機構により、交互に一定間隔を開けて送
られてくる。
【0036】そして、小ディスクロータ7が後側ワーク
切出し部15を通過して、前側ワーク切出し部14の入
り口に差し掛かると、この入り口に設けられている一対
の小ロータ用ポカヨケ駒29aにより、小ディスクロー
タ7が上流側ローラコンベア11の幅方向中央に導かれ
た後、前側ワーク切出し部14に臨まされる。
【0037】そして、図6に示すように、小ディスクロ
ータ7の先端が、前側ワークストッパ16の先端部に設
けられているローラ式ワークガイド28に接触し、この
ローラ式ワークガイド28を小ディスクロータ7の底面
側へ押し下げる。
【0038】すると、ローラ式ワークガイド28を先端
に有するストッパ本体24が、支持部24aを中心に、
図の反時計回り方向へ回転し、ローラ式ワークガイド2
8は小ディスクロータ7の底面に潜り込み、この底面を
相対移動する。
【0039】ローラ式ワークガイド28が小ディスクロ
ータ7の底面に潜り込むと、相対的にストッパ本体24
の後端に形成されている位置決め用ストッパ部24bが
ワーク搬送面LRから大きく突出され、又、中間に形成
されているアンチバック用ストッパ部24cがワーク搬
送面LRから僅かに突出される。
【0040】その後、小ディスクロータ7が更に移動す
ると、内側面7bの進行方向後位にストッパ本体24の
位置決め用ストッパ部24bが当接して、小ディスクロ
ータ7を停止させて位置決めする。同時に、アンチバッ
ク用ストッパ部24cが段部7cの進行方向最前位の近
傍に対設して、小ディスクロータ7の移動を停止させる
際の跳ね返りを防止する。跳ね返りを防止することによ
り、前側ワーク切出し部14では、高精度の位置決めが
行われる。
【0041】ここで、前側ワーク切出し部14に配設さ
れている近接スイッチ30が、小ディスクロータ7の通
過を検出すると、後側ワーク切出し部15に設けられて
いるストッパ昇降装置27が後側ストッパベース26を
上昇させ、この後側ストッパベース26に支持されてい
るストッパ本体24を、上流側ローラコンベア11の定
位置にセットする(図6の一点鎖線の状態)。
【0042】次いで、大ディスクロータ8が、後側ワー
ク切出し部15の入り口に差し掛かると、この大ディス
クロータ8は、この入り口に配設されている一対の大ロ
ータ用ポカヨケ駒29b間にガイドされて、上流側ロー
ラコンベア11の幅方向中央に導かれながら、後側ワー
ク切出し部15に臨まされる。
【0043】すると、図7に示すように、大ディスクロ
ータ8の先端が、後側ワークストッパ17の先端部に設
けられているローラ式ワークガイド28に接触し、この
ローラ式ワークガイド28を大ディスクロータ8の底面
側へ押し下げる。
【0044】その結果、このローラ式ワークガイド28
を先端に有するストッパ本体24が、支持部24aを中
心に、図の反時計回り方向へ回転し、ローラ式ワークガ
イド28が大ディスクロータ8の底面に潜り込み、この
底面を相対移動する。
【0045】ローラ式ワークガイド28が大ディスクロ
ータ8の底面に潜り込むと、相対的にストッパ本体24
の後端に形成されている位置決め用ストッパ部24bが
ワーク搬送面LRから大きく突出され、又、中間に形成
されているアンチバック用ストッパ部24cがワーク搬
送面LRから僅かに突出される。
【0046】その後、大ディスクロータ8が更に移動す
ると、内側面8bの進行方向後位にストッパ本体24の
位置決め用ストッパ部24bが当接して、大ディスクロ
ータ8を停止させて位置決めする。同時に、アンチバッ
ク用ストッパ部24cが段部8cの進行方向最前位の近
傍に対設して、大ディスクロータ8の移動を停止させる
際の跳ね返りを防止する。跳ね返りを防止することによ
り、後側ワーク切出し部15では、高精度の位置決めが
行われる。
【0047】その結果、図8に示すように、両ワーク切
出し部14,15に、2つのディスクロータ7,8が、
各ワークストッパ16,17により所定に位置決めされ
た状態で停止される。
【0048】図2(a)、図3(a)に示すように、各
ワーク切出し部14,15の幅方向両側には、一対の爪
保持部20に支持されている対向一対の前側搬送爪21
と後側搬送爪22とが待機しており、各ワーク切出し部
14,15に停止されているディスクロータ7,8を搬
送する際には、図2(b)、図3(b)に示すように水
平な状態に傾倒されて搬送に備える。
【0049】そして、この状態で、昇降装置19が動作
し、爪保持部20を上昇させる。すると、図3(c)に
示すように、爪保持部20に支持されている前側搬送爪
21の下段爪部23aが小ディスクロータ7の縁部を掛
止し、一方後側搬送爪22の上段爪部23bが大ディス
クロータ8の縁部を掛止し、この両ディスクロータ7,
8を上方へ水平状態を維持したまま持ち上げる。
【0050】その後、この状態のまま搬送装置本体18
が搬送ビーム10に沿って旋削盤1の方向へ水平移動
し、旋削盤1の主軸チャック5,6上に達したとき、昇
降装置19が下降動作し、ディスクロータ7,8を主軸
チャック5,6に各々セットする。
【0051】尚、今回のディスクロータ7,8が主軸チ
ャック5,6にセットされる前に、この主軸チャック
5,6にセットされていた加工済みのディスクロータ
は、上述したワーク搬送装置9と同期して一体動作する
もう一組のワーク搬送装置(図示せず)により下流側ロ
ーラコンベア12へ搬出される。
【0052】主軸チャック5,6にディスクロータ7,
8がセットされると、このディスクロータ7,8が固定
され、次いで、加工ユニット4が下降し、この加工ユニ
ット4に垂設されている刃物台3にて、旋削が開始され
る。
【0053】一方、主軸チャック5,6にディスクロー
タ7,8を所定にセットした後のワーク搬送装置9は、
搬送爪21,22を上方へ傾倒させた待機状態となり、
そのまま往路と逆の動作にて復路を移動し、図3(a)
に示す待機位置に戻される。
【0054】尚、上流側ローラコンベア11に同一サイ
ズのディスクロータ7或いは8を連続して搬送する場合
は、それに対応するポカヨケ駒29a或いは29bを、
各ワーク切出し部14,15の入り口にセットする。
【0055】このように、本実施の形態では、異なる外
径のディスクロータ7,8を切出して旋削盤1等の工作
機械へ搬送する場合に、形状の共通している内側を基準
として位置決めするようにしたので、各ワーク切出し部
14,15に配設されているワークストッパ16,17
を、ディスクロータ7,8毎に交換する必要が無くな
り、交換に要する段取り工数を廃止することができ、作
業効率の向上を図ることができる。
【0056】又、ワークストッパ16,17はディスク
ロータ7,8の押圧力を利用して揺動するようにしたの
で、構造を簡略化できる。更に、前側ストッパベース2
5は固設されているので、後側ストッパベース26のみ
を昇降させるだけで良くなり、システムを簡素化するこ
とができる。
【0057】又、ストッパ本体24には、ディスクロー
タ7,8の跳ね返りを防止するアンチバック用ストッパ
部24cが設けられているので、高い位置決め精度を得
ることができる。
【0058】尚、本発明は上述した実施の形態に限るも
のではなく、例えば、ワークは内側が共通形状を有して
いるもので有れば、ディスクロータ以外のものであって
も良い。又、3種類以上の異なる外径を有しているワー
クの位置決めを行う場合は、対応する段差を搬送爪2
1,22に形成するだけで対処することができるため、
取扱性がよい。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
外径の異なる複数種類のワークを所定に切出して工作機
械へ搬送する際に、ワークを位置決めするワークストッ
パをワークの外径に応じて逐次交換する必要がなく、ワ
ークストッパ交換のための段取り工数を削減することが
でき、作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動搬送旋削盤の全体構成図
【図2】上流側ローラコンベアの要部平面図
【図3】ワーク切出し部でのワーク搬送装置の動作を状
態別に示す説明図
【図4】搬送爪の要部拡大図
【図5】ポカヨケ駒の配置状態を示す説明図
【図6】ディスクロータの搬送状態を示す説明図
【図7】ディスクロータが前側ワークストッパに位置決
めされた状態の説明図
【図8】ディスクロータが前側ワークストッパと後側ワ
ークストッパとに各々位置決めされた状態の説明図
【符号の説明】
7 小ディスクロータ(ワーク) 8 大ディスクロータ(ワーク) 11 上流側ローラコンベア(ワーク搬送路) 16 前側ワークストッパ(ワークストッパ) 17 後側ワークストッパ(ワークストッパ) 24 ストッパ本体 24b 位置決め用ストッパ部 24c アンチバック用ストッパ部 28 ローラ式ワークガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C016 HA18 3C033 BB01 DD04 HH24 PP02 PP20 3F017 EA01 EB07 FA01 FA06 FB01 FC01 FE03 3F061 AA01 BA03 BA09 BB03 BD04 BE05 BE12 BF04 BF14 DA03 DA22 DB04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側形状が共通で外形の異なる複数種類の
    ワークを搬送するワーク搬送路に、該ワークを位置決め
    するワークストッパを配設したワークの位置決め装置に
    おいて、 上記ワークストッパに、 ワーク進行方向に沿って揺動自在なストッパ本体と、 上記ストッパ本体のワーク進行方向前位に設けられてい
    ると共に上記ワークが非接触状態のときは上記ワーク搬
    送路から突出しているワークガイドと、 上記ストッパ本体のワーク進行方向後部に設けられ上記
    ワークガイドが上記ワーク搬送路から突出しているとき
    は該ワーク搬送路と同一面か没入されている一方、上記
    ワークガイドがワーク搬送路に没入されたときは相対的
    に上記ワーク搬送路から突出して上記ワークの内側の進
    行方向後位を掛止する位置決め用ストッパ部とを備える
    ことを特徴とするワークの位置決め装置。
  2. 【請求項2】上記位置決め用ストッパ部は上記ワークの
    内側のワーク進行方向後位を掛止し、 又上記ワークガイドと上記位置決め用ストッパ部との間
    に、上記ワークガイドが上記ワークに接触して押し下げ
    られたとき上記ワーク搬送路から突出して上記内側のワ
    ーク進行方向前位を掛止するアンチバック用ストッパ部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のワークの位置
    決め装置。
  3. 【請求項3】上記ワークストッパを上記ワーク搬送路の
    ワーク進行方向前後に少なくとも一対併設し、 後側ワークストッパを昇降自在に支持し、 上記ワークが上記後側ワークストッパを通過した後、該
    後側ワークストッパを上昇させることを特徴とする請求
    項1或いは2記載のワークの位置決め装置。
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