JP2001347432A - 真空吸着装置及びワーク自動装脱着装置 - Google Patents

真空吸着装置及びワーク自動装脱着装置

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JP2001347432A
JP2001347432A JP2000170335A JP2000170335A JP2001347432A JP 2001347432 A JP2001347432 A JP 2001347432A JP 2000170335 A JP2000170335 A JP 2000170335A JP 2000170335 A JP2000170335 A JP 2000170335A JP 2001347432 A JP2001347432 A JP 2001347432A
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work
suction
vacuum
vacuum chamber
vacuum suction
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Shinji Miyamoto
紳司 宮本
Katsutsune Tamiya
勝恒 田宮
Masaru Tamiya
勝 田宮
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Hitachi Zosen Corp
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SHINSEI JITSUGYO KK
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持位置が特定できないどのような形状のワ
ークであっても、また、ワークの個数が特定できなくて
も、しかも、ワークが磁性体であるか否かを問わず、簡
易な構成で高い信頼性で確実に保持すること。 【解決手段】 真空ポンプに接続された真空室11と、
この真空室11と連通すべく吸着面12に開口された多
数の吸着口13を備えた真空吸着装置10である。吸着
口13と真空室11を連通する通路14内に抵抗部材1
5を設ける。 【効果】 吸着面に多数の吸着口を開口したので、ワー
クの保持位置が特定できなくても、また、ワークが磁性
体であるか否かを問わず、どのような形状のワークであ
っても、ワークの個数にかかわらず、全てのワークを同
時に吸着することができる。そして、この吸着時、ワー
クによって塞がれない吸着口が存在しても、保持環境が
塵埃等の存在で非清浄な場合でも、高い信頼性で確実に
保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば平面研削研
磨機の保持金具内に装着された被研削研磨部材(以下、
「ワーク」という。)を真空吸着する装置及びこの真空
吸着装置を備えたワークの自動装脱着装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば図3に示したような平面研削研磨
機1においては、固定若しくは回転/往復運動を行うよ
うに構成された保持金具2に穿たれたワーク装着孔2a
(図4参照)に装着されたワーク3を、回転/往復運動
を行う用に構成された上部砥石1a及び下部砥石1bで
挟持してワーク3の平面研削研磨を行う。
【0003】そして、一連の研削研磨加工を終えて休止
した平面研削研磨機から加工済みのワークを取り出した
り、また、未加工のワークを装着したりする作業は、従
来から作業者の人力に頼っているのが現状である。
【0004】そこで、上記したワークの装脱着を自動化
することについて、考慮されているが、以下の理由によ
って未だ実現されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ワークの形状及び
ワークの個数が一定でない。 ワークが保持金具に対して固定保持されていないた
め、加工後のワーク位置が特定できない。
【0006】 ワークはセラミックス等の非磁性体の
場合もあり、磁石によるワーク保持ができない場合があ
る。一方、ワークが磁性体である場合であっても、残留
磁気を除去する必要がある場合も存在するので、磁石の
適用には問題がある。 真空吸着保持についても、ワークの位置が特定でき
ないことから、ワークによって閉塞されることのない吸
着口からの外気流入により、吸着口内の圧力をワーク保
持に必要な真空圧力に維持できず、適用するには問題が
ある。
【0007】なお、特開平1−242345号や特開平
5−305592号では、吸着口に遮断弁を設けること
により、ワークによって閉塞されることのない吸着口へ
の外気の流入を阻止して、吸着口内の圧力をワーク保持
に必要な真空圧力に保持できるものが提案されている。
【0008】しかしながら、特開平1−242345号
や特開平5−305592号で提案されたものは、何れ
も全ての吸着口に遮断弁機構を取り付ける必要があるこ
とから、製作コストが高くつくと共に、一つでも弁機構
の動作不良が発生した場合には、ワークの吸着が不可能
になるという欠点がある。特に、ワークの保持環境が塵
埃等の非清浄なる場合には著しく保持機能の安定性(信
頼性)を失う。
【0009】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、保持位置が特定できないどのような形状
のワークであっても、ワークの個数にかかわらず、しか
も、ワークが磁性体であるか否かを問わず、簡易な構成
で高い信頼性で確実に保持することができる真空吸着装
置及びこの真空吸着装置を備えたワークの自動装脱着装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る真空吸着装置は、真空ポンプに接
続された真空室と、この真空室と連通すべく吸着面に開
口された多数の吸着口を連通する通路内に、抵抗部材或
いは吸着口の径の1/10以下の内径を有する小径孔部
を設けたこととしている。そして、このようにすること
で、保持位置が特定できないどのような形状のワークで
あっても、ワークの個数にかかわらず、しかも、ワーク
が磁性体であるか否かを問わず、簡易な構成で高い信頼
性で確実に保持することができる。
【0011】また、本発明に係るワーク自動装脱着装置
は、加工機に隣接配置され、一端側に本発明に係る真空
吸着装置を備えたアーム部材の前記一端側を、加工機の
ワーク保持部とこれと離反した場所との間を往復移動が
可能なように構成することとしている。そして、このよ
うにすることで、従来、人力によって行っていた加工機
へのワークの装着作業や脱着作業を自動化することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る真空吸着装置は、真
空ポンプに接続された真空室と、この真空室と連通すべ
く吸着面に開口された多数の吸着口を備えた真空吸着装
置において、前記吸着口と真空室を連通する通路内に抵
抗部材或いは吸着口の径の1/10以下の内径を有する
小径孔部を設けたものである。
【0013】本発明に係る真空吸着装置において、小径
孔部の内径を吸着口の径の1/10以下としたのは、吸
着時、ワークによって塞がれない吸着口が存在しても、
外気が小径孔部を通過する際の圧力損失によって、ワー
クを吸着保持するのに必要かつ十分なだけの、真空室内
の圧力と外部圧力との差圧を確保するためである。
【0014】本発明に係る真空吸着装置は、吸着面に多
数の吸着口を開口したので、ワークの保持位置が特定で
きなくても、また、ワークが磁性体であるか否かを問わ
ず、どのような形状のワークであっても、しかも、ワー
クの個数にかかわらず、全てのワークを同時に吸着する
ことができる。そして、この吸着時、ワークによって塞
がれない吸着口が存在しても、外気が抵抗部材や吸着口
の径の1/10以下の内径を有する小径孔部を通過する
際の圧力損失によって真空室内の圧力はワークを吸着保
持するのに必要かつ十分な外部圧力との差圧を確保する
ことができる。一方、ワークによって外部と遮断された
吸着口では、抵抗部材や前記小径孔部を通過する空気は
0若しくは極めて0に近くなって、抵抗部材や小径孔部
で生じる圧力損失は0若しくは極小となり、当該吸着口
内の圧力は真空室内の圧力とほぼ等しくなってワークの
吸着保持に十分な外部圧力との差圧が生じ、高い信頼性
で確実に保持することができる。
【0015】また、本発明に係るワーク自動装脱着装置
は、加工機に隣接配置され、一端側に上記した本発明に
係る真空吸着装置を備えたアーム部材の前記一端側を、
加工機のワーク保持部とこれと離反した場所との間を往
復移動が可能なように構成したものである。
【0016】本発明に係るワーク自動装脱着装置は、一
端側に上記した本発明に係る真空吸着装置を備えたアー
ム部材の前記一端側を、加工機のワーク保持部とこれと
離反した場所との間を往復移動が可能なように構成した
ので、従来、人力によって行っていた加工機へのワーク
の装着作業や脱着作業を自動化することができる。
【0017】また、本発明に係るワーク自動装脱着装置
において、離反した場所を、加工済みワークの排出場所
と、加工機のワーク保持部と同じ平面形状に形成した未
加工ワーク配置台を備えた未加工ワークの供給場所の2
つとした場合には、全てのワーク装脱着作業を1回の往
復移動で実行できるので、加工機へのワークの装着作業
や脱着作業をより効率的に行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る真空吸着装置及びこの真
空吸着装置を備えた本発明に係るワーク自動装脱着装置
を図1〜図4に示す実施例に基づいて説明する。図1は
本発明に係る真空吸着装置の第1実施例の説明図で、
(a)は要部縦断面図、(b)は吸着面側から見た図、
図2は本発明に係る真空吸着装置の第2実施例の要部縦
断面図、図3は本発明に係るワーク自動装脱着装置を平
面研削研磨機に隣接配置した場合の図で、(a)は概略
平面図、(b)は概略正面図、図4は図3における保持
金具近傍の拡大図で、(a)は一部断面して示す正面
図、(b)は平面図である。
【0019】図1及び図2において、11は真空ポンプ
(図示せず)に接続された真空吸着ヘッド19によって
形成された真空室であり、この真空室11は吸着面12
に密に開口された多数の吸着口13と連通し、使用時、
少なくとも1個以上の吸着口13がワーク3によって閉
塞されるようになっている。なお、この吸着口13の形
状は、本実施例では円形状のものを示しているが、吸着
しようとするワークの条件(寸法、重量等)によって
は、最密開口面積とするために正六角形状(いわゆるハ
ニカム形状)とすることも考えられる。
【0020】そして、これら吸着口13と真空室11を
連通する各々独立した通路14内に、図1に示した実施
例では、例えば焼結金属やセラミックス等の多孔質部材
からなる抵抗部材15を配置している。また、図2に示
した実施例では、この抵抗部材に代えて、吸着口13の
径の1/10以下の内径を有する極小径孔を穿ったオリ
フィスプレートのような小径孔部16を設けている。
【0021】なお、吸着保持を容易ならしめるために、
図1に示した実施例では、吸着口13にシリコン等を用
いた吸着盤状の吸着パッド17を取り付けたものを、ま
た、図2に示した実施例では、吸着口13と同軸芯とな
る位置に吸着口13より若干大径の貫通孔を設けたシリ
コンラバー等の弾性体からなる吸着シート18を吸着面
12に設けたものを示しているが、これらは必ずしも必
要なものではない。
【0022】本発明に係る真空吸着装置10は上記した
構成であり、ワーク3を吸着する際における真空ポンプ
による吸引は、全ての吸着口13からの外気吸入を生
じ、ワーク3によって塞がれていない吸着口13内の圧
力は、吸着口13内の流速が極小なことから外気圧とほ
ぼ等しい値となるが、ワーク3によって塞がれた吸着口
13では、外気流入が0若しくは0に近似する状態とな
って、該吸着口13の通路14に設けた抵抗部材15若
しくは小径孔部16を通過する圧力損失も0若しくは0
に近似することから、該吸着口13内の圧力は真空室1
1内の圧力とほぼ等しい値となる。
【0023】一方、それぞれ全ての吸着口13から真空
室11に至る通路14に設けらた抵抗部材15若しくは
小径孔部16を通過する流速は大きくかつこれらを通過
する際の流体抵抗も大きいので、抵抗部材15若しくは
小径孔部16で生じる圧力損失は極めて大きくなり、真
空室11内ではワーク3の吸着保持に必要な真空圧を維
持できるようになる。
【0024】以上の理由により、本発明に係る真空吸着
装置10では、ワーク3によって全ての吸着口13が塞
がれなかった場合でも、確実にワーク3の吸着保持を行
うことができる。なお、ワーク3の吸着を解除する際に
は、真空ポンプの作動を中止するか、若しくは、真空室
11に別途開口経路を設けて、この開口経路を大気に開
放することにより、容易に行われる。
【0025】次に上記した本発明の真空吸着装置10を
備えた本発明に係るワーク自動装脱着装置を、平面研削
研磨機1のワーク自動装脱着装置として平面研削研磨機
1に隣接配置した場合について説明する。
【0026】図3及び図4において、20は平面研削研
磨機1に隣接配置した本発明に係るワーク自動装脱着装
置であり、アーム部材21と、このアーム部材21の一
端側に取り付けた上記した構成の本発明の真空吸着装置
10と、前記アーム部材21の一端側を、平面研削研磨
機1の加工中心位置Aとこれと離反した加工済みワーク
収納ボックス22の中心位置Cとの間を往復移動させる
機構23とで構成されている。
【0027】このうち、図3に示した実施例では、アー
ム部材21をワーク3の装脱着アーム21aと真空室1
1を形成する真空吸着ヘッド19の支持アーム21bと
で形成し、また、往復移動機構23は、装脱着アーム2
1aの昇降及び旋回機構23aと、支持アーム21bの
前後往復機構23bとで構成し、支持アーム21bのの
先端に取り付けた本発明の真空吸着装置10が、平面研
削研磨機1の加工中心位置A、未加工ワーク配置台5の
中心位置B、加工済みワーク収納ボックス22の中心位
置Cの間を往復移動するものを示している。
【0028】以下、図3に示した実施例に基づいて、本
発明に係るワーク自動装脱着装置20の動作を説明す
る。研削研磨加工を終了した平面研削研磨機1は、上部
砥石1aを上昇退避させて休止する。この状態で、前後
往復機構23bを作動させて支持アーム21bの先端に
取り付けた真空吸着ヘッド19を加工中心位置Aに移動
させる。
【0029】次に、昇降及び旋回機構23aを作動して
装脱着アーム21a及び支持アーム21bを下降させ、
真空吸着装置10で加工済みのワーク3を先に説明した
ように吸着保持する。その後、昇降及び旋回機構23a
を作動して装脱着アーム21a及び支持アーム21bを
上昇させる。これにより、加工済みのワーク3は真空吸
着装置10で吸着保持されて保持金具2から取り出され
る。
【0030】前後往復機構23bを作動させて支持アー
ム21bの先端に取り付けた真空吸着装置10で吸着保
持した加工済みのワーク3を加工中心位置Aから未加工
ワーク配置台5の中心位置B迄後退させた後、昇降及び
旋回機構23aを作動して装脱着アーム21a及び支持
アーム21bを旋回させ、加工済みワーク収納ボックス
22の中心位置Cまで移動する。この位置で、真空ポン
プの作動を中止するか、若しくは、真空室11に別途設
けた開口経路を大気に開放して加工済みワーク3をワー
ク収納ボックス22に排出する。
【0031】加工済みワーク3をワーク収納ボックス2
2に排出した後は、平面研削研磨機1が先行のワーク3
の加工中或いは上記した加工済みのワーク3の排出中
に、パーツフィーダ4から平面研削研磨機1の保持金具
2と同じ平面形状に形成された未加工ワーク配置台5の
ワーク配置所定位置に配置されたワーク3上に、昇降及
び旋回機構23aの作動により装脱着アーム21aを旋
回させることで真空吸着ヘッド19を位置させる。その
後、昇降及び旋回機構23aを作動させて真空吸着ヘッ
ド19を下降し、真空吸着装置10で未加工のワーク3
を吸着保持する。
【0032】未加工のワーク3を吸着保持した後は、再
度昇降及び旋回機構23aを作動させて真空吸着ヘッド
19を上昇させ、その後、前後往復機構23bを作動さ
せて支持アーム21bの先端の未加工のワーク3を吸着
保持した真空吸着ヘッド19を加工中心位置Aに移動さ
せる。
【0033】次に、昇降及び旋回機構23aを作動して
装脱着アーム21a及び支持アーム21bを下降させ、
真空吸着装置10で吸着保持された未加工のワーク3
を、平面研削研磨機1の保持金具2のワーク装着孔2a
内に挿入する。挿入後は、真空ポンプの作動を中止する
か、若しくは、真空室11に別途設けた開口経路を大気
に開放して未加工のワーク3の吸着保持を開放する。こ
れによって、未加工のワーク3の平面研削研磨機1への
セッティングが完了したことになる。
【0034】未加工のワーク3の平面研削研磨機1への
セッティングが完了した後は、昇降及び旋回機構23
a、前後往復機構23bを順に作動して支持アーム21
bの先端に取り付けた真空吸着装置10を所定の待機位
置まで移動させ、その後、平面研削研磨機1の上部砥石
1aを下降させて下部砥石1bとで未加工のワーク3を
挟持し、研削研磨加工を開始する。
【0035】以上説明したように、本発明に係るワーク
自動装脱着装置20を使用すれば、従来、人力によって
行っていた平面研削研磨機1へのワーク3の装着作業や
脱着作業を全て自動化することができる。そして、図3
に示した実施例のように、加工済みワーク3の排出場所
と、未加工のワーク3の供給場所の2つの場所を連続し
て往復移動するように構成した場合には、平面研削研磨
機1へのワークの装着作業や脱着作業をより効率的に行
うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る真空
吸着装置は、吸着面に多数の吸着口を開口したので、ワ
ークの保持位置が特定できなくても、また、ワークが磁
性体であるか否かを問わず、どのような形状のワークで
あっても、ワークの個数にかかわらず、全てのワークを
同時に吸着することができる。そして、この吸着時、ワ
ークによって塞がれない吸着口が存在しても、真空室内
の圧力はワークを吸着保持するのに必要かつ十分な外部
圧力との差圧を確保することができるので、ワークによ
って外部と遮断された吸着口では、ワークの吸着保持に
十分な外部圧力との差圧が生じ、高い信頼性で確実に保
持することができる。そして、この吸着保持性能は、保
持環境が塵埃等の存在で非清浄な場合でも何ら問題はな
い。
【0037】また、本発明に係るワーク自動装脱着装置
は、一端側に上記した本発明に係る真空吸着装置を備え
たアーム部材の前記一端側を、加工機のワーク保持部と
これと離反した場所との間を往復移動が可能なように構
成したので、従来、人力によって行っていた加工機への
ワークの装着作業や脱着作業を自動化することができ
る。そして、その際、離反した場所を、加工済みワーク
の排出場所と、加工機のワーク保持金具と同じ平面形状
をもつ未加工ワーク配置台を備えた未加工ワークの供給
場所の2つとした場合には、加工機へのワークの装着作
業や脱着作業をより効率的に行うことができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空吸着装置の第1実施例の説明
図で、(a)は要部縦断面図、(b)は吸着面側から見
た図である。
【図2】本発明に係る真空吸着装置の第2実施例の要部
縦断面図である。
【図3】本発明に係るワーク自動装脱着装置を平面研削
研磨機に隣接配置した場合の図で、(a)は概略平面
図、(b)は概略正面図である。
【図4】図3における保持金具近傍の拡大図で、(a)
は一部断面して示す正面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 平面研削研磨機 5 未加工ワーク配置台 10 真空吸着装置 11 真空室 12 吸着面 13 吸着口 14 通路 15 抵抗部材 16 小径孔部 20 ワーク自動装脱着装置 21 アーム部材 22 ワーク収納ボックス 23 往復移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 紳司 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 田宮 勝恒 京都府舞鶴市字余部下1180番地 日立造船 メタルワークス株式会社内 (72)発明者 田宮 勝 兵庫県神戸市中央区上筒井通3丁目1番7 号 新生実業株式会社内 Fターム(参考) 3C007 DS07 DS08 FS01 FT11 GU03 NS09 NS17 3C016 DA05 3C058 AA02 AA07 AB03 CB04 3F061 AA06 AA07 CA01 CB05 DB04 DB06 DC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ポンプに接続された真空室と、この
    真空室と連通すべく吸着面に開口された多数の吸着口を
    備えた真空吸着装置において、前記吸着口と真空室を連
    通する通路内に抵抗部材を配置したことを特徴とする真
    空吸着装置。
  2. 【請求項2】 抵抗部材に代えて、吸着口の径の1/1
    0以下の内径を有する小径孔部を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の真空吸着装置。
  3. 【請求項3】 加工機に隣接配置され、一端側に請求項
    1又は2記載の真空吸着装置を備えたアーム部材の前記
    一端側を、加工機のワーク保持部とこれと離反した場所
    との間を往復移動が可能なように構成したことを特徴と
    するワーク自動装脱着装置。
  4. 【請求項4】 離反した場所は、加工済みワークの排出
    場所と、未加工ワークの供給場所の2つであることを特
    徴とする請求項3記載のワーク自動装脱着装置。
  5. 【請求項5】 未加工ワークの供給場所に配置された未
    加工ワーク配置台の平面形状を、加工機のワーク保持部
    と同じ平面形状に形成したことを特徴とする請求項4記
    載のワーク自動装脱着装置。
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