JP2001347209A - 塗布ラインにおける糸ゴム等への接着剤塗布方法および接着剤塗布装置 - Google Patents
塗布ラインにおける糸ゴム等への接着剤塗布方法および接着剤塗布装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】走行中の平ゴム、糸ゴムに接着剤を塗布する工
程を含む塗布ラインにおいて、平ゴム、糸ゴム等への接
着剤の塗布にあたり、少ない量で広い接着面を得るこ
と、平ゴム、糸ゴム等の供給位置のガイド機構を簡素化
すること。 【構成】塗布ライン進行方向に、前面、後面および底面
を開口したゴム走行スリット溝に接着剤を供給し、該コ゛ム
走行スリット溝を水平方向に貫通させて緊張状態の糸コ゛ム等を
供給する。前記コ゛ム走行スリット溝の上面よりの供給に加え
て、前記コ゛ム走行スリット溝の少なくとも片側面よりの供給を
加える。上部に接着剤供給孔を形成し、中間部に接着剤
横供給路を含み前記接着剤供給孔より接着剤が供給され
る第1分配機構を形成し、下端部に複数個のコ゛ム走行スリット
溝を垂直方向に形成した塗布ヘッド本体と、前記塗布ヘ
ッド本体の第1分配機構の接着剤横供給路と対向する複
数個の縦分流路と該縦分流路の下端に連続し前記塗布ヘ
ッド本体のコ゛ム走行スリット溝に対向する分配溜とを含む第2
分配機構を有する分配プレートとを含む塗布ヘッドを有
する、糸コ゛ム等への接着剤塗布装置
程を含む塗布ラインにおいて、平ゴム、糸ゴム等への接
着剤の塗布にあたり、少ない量で広い接着面を得るこ
と、平ゴム、糸ゴム等の供給位置のガイド機構を簡素化
すること。 【構成】塗布ライン進行方向に、前面、後面および底面
を開口したゴム走行スリット溝に接着剤を供給し、該コ゛ム
走行スリット溝を水平方向に貫通させて緊張状態の糸コ゛ム等を
供給する。前記コ゛ム走行スリット溝の上面よりの供給に加え
て、前記コ゛ム走行スリット溝の少なくとも片側面よりの供給を
加える。上部に接着剤供給孔を形成し、中間部に接着剤
横供給路を含み前記接着剤供給孔より接着剤が供給され
る第1分配機構を形成し、下端部に複数個のコ゛ム走行スリット
溝を垂直方向に形成した塗布ヘッド本体と、前記塗布ヘ
ッド本体の第1分配機構の接着剤横供給路と対向する複
数個の縦分流路と該縦分流路の下端に連続し前記塗布ヘ
ッド本体のコ゛ム走行スリット溝に対向する分配溜とを含む第2
分配機構を有する分配プレートとを含む塗布ヘッドを有
する、糸コ゛ム等への接着剤塗布装置
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、平ゴム、糸ゴム
等への接着剤の塗布工程を含む塗布ライン（例えば、お
むつ本体に糸ゴムを自動接着する工程を含む紙おむつ製
造ライン）、平ゴム、糸ゴム等への接着剤塗布方法およ
び接着剤塗布装置に関するものである。
等への接着剤の塗布工程を含む塗布ライン（例えば、お
むつ本体に糸ゴムを自動接着する工程を含む紙おむつ製
造ライン）、平ゴム、糸ゴム等への接着剤塗布方法およ
び接着剤塗布装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特開平６−２７７２５１号公開特許公報
には、図17を参照して、糸ゴム、平ゴム等の弾性部材を
貼付けた「使い捨ておむつ」が示されている。また、複
数本の糸ゴム等にホットメルト接着剤が塗布されるに際
して、スパイラルスプレー塗布法が適用されている。
には、図17を参照して、糸ゴム、平ゴム等の弾性部材を
貼付けた「使い捨ておむつ」が示されている。また、複
数本の糸ゴム等にホットメルト接着剤が塗布されるに際
して、スパイラルスプレー塗布法が適用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スパイラルスプレー塗
布法が適用されて糸ゴム等に塗布されたホットメルト接
着剤は、接着面が小さい。接着が弱いことで塗布量を増
やす必要を生じる結果として、接着剤が不織布（相手基
材）から染み出し、「使い捨ておむつ」の使用時に赤ち
ゃんの肌に触れる問題点がある。本発明は、少ない量で
広い接着面を得ることで、前記問題点を解消することを
課題とする。また、平ゴム、糸ゴム等への接着剤の塗布
工程を含む塗布ライン（例えば、おむつ本体に糸ゴムを
自動接着する工程を含む紙おむつ製造ラインの接着剤塗
布工程）において、被接着基剤に対する平ゴム、糸ゴム
等の供給位置のガイド機構を簡素化することを課題とす
る。
布法が適用されて糸ゴム等に塗布されたホットメルト接
着剤は、接着面が小さい。接着が弱いことで塗布量を増
やす必要を生じる結果として、接着剤が不織布（相手基
材）から染み出し、「使い捨ておむつ」の使用時に赤ち
ゃんの肌に触れる問題点がある。本発明は、少ない量で
広い接着面を得ることで、前記問題点を解消することを
課題とする。また、平ゴム、糸ゴム等への接着剤の塗布
工程を含む塗布ライン（例えば、おむつ本体に糸ゴムを
自動接着する工程を含む紙おむつ製造ラインの接着剤塗
布工程）において、被接着基剤に対する平ゴム、糸ゴム
等の供給位置のガイド機構を簡素化することを課題とす
る。
【０００４】
【課題を解決ための手段】本願第１発明は、走行中の平
ゴム、糸ゴムに接着剤を塗布する工程を含む塗布ライン
において、塗布ライン進行方向に、前面、後面および底
面を開口したゴム走行スリット溝に接着剤を供給し、該
ゴム走行スリット溝を水平方向に貫通させて緊張状態の
糸ゴム等を供給して、前記ゴム走行スリット溝はその塗
布ライン横断方向位置により塗布ライン上の基材の横断
方向のゴム等接着位置を規制するガイド機能を有するこ
とを特徴とする、糸ゴム等に接着剤を塗布する接着剤塗
布方法を提供する。
ゴム、糸ゴムに接着剤を塗布する工程を含む塗布ライン
において、塗布ライン進行方向に、前面、後面および底
面を開口したゴム走行スリット溝に接着剤を供給し、該
ゴム走行スリット溝を水平方向に貫通させて緊張状態の
糸ゴム等を供給して、前記ゴム走行スリット溝はその塗
布ライン横断方向位置により塗布ライン上の基材の横断
方向のゴム等接着位置を規制するガイド機能を有するこ
とを特徴とする、糸ゴム等に接着剤を塗布する接着剤塗
布方法を提供する。
【０００５】本願第２発明は、塗布ライン進行方向に前
面、後面および底面を開口したゴム走行スリット溝に接
着剤を供給し、該ゴム走行スリット溝を水平方向に貫通
させて緊張状態の糸ゴム等を供給し、前記ゴム走行スリ
ット溝の上面よりの供給に加えて、前記ゴム走行スリッ
ト溝の少なくとも片側面よりの供給を加え、を前記ゴム
走行スリット溝を通過する糸ゴム等の少なくとも２面に
接着剤を塗布することを特徴とする、糸ゴム等への接接
着剤塗布方法を提供する。
面、後面および底面を開口したゴム走行スリット溝に接
着剤を供給し、該ゴム走行スリット溝を水平方向に貫通
させて緊張状態の糸ゴム等を供給し、前記ゴム走行スリ
ット溝の上面よりの供給に加えて、前記ゴム走行スリッ
ト溝の少なくとも片側面よりの供給を加え、を前記ゴム
走行スリット溝を通過する糸ゴム等の少なくとも２面に
接着剤を塗布することを特徴とする、糸ゴム等への接接
着剤塗布方法を提供する。
【０００６】本願第３発明は、上部に接着剤供給孔を形
成し、中間部に接着剤横供給路を含み前記接着剤供給孔
より接着剤が供給される第１分配機構を形成し、下端部
に複数個のゴム走行スリット溝を垂直方向に形成した塗
布ヘッド本体と、前記塗布ヘッド本体の第１分配機構の
接着剤横供給路と対向する複数個の縦分流路と該縦分流
路の下端に連続し前記塗布ヘッド本体のゴム走行スリッ
ト溝に対向する分配溜とを含む第２分配機構を有する分
配プレートとを含むコータ塗布ヘッドを設け、前記ゴム
走行スリット溝を通過する糸ゴム等の３面に接着剤を塗
布することを特徴とする、糸ゴム等への接着剤塗布装置
を提供する
成し、中間部に接着剤横供給路を含み前記接着剤供給孔
より接着剤が供給される第１分配機構を形成し、下端部
に複数個のゴム走行スリット溝を垂直方向に形成した塗
布ヘッド本体と、前記塗布ヘッド本体の第１分配機構の
接着剤横供給路と対向する複数個の縦分流路と該縦分流
路の下端に連続し前記塗布ヘッド本体のゴム走行スリッ
ト溝に対向する分配溜とを含む第２分配機構を有する分
配プレートとを含むコータ塗布ヘッドを設け、前記ゴム
走行スリット溝を通過する糸ゴム等の３面に接着剤を塗
布することを特徴とする、糸ゴム等への接着剤塗布装置
を提供する
【０００７】
【実施例】図面に示す本発明の実施例にもとづいて本発
明を詳細に説明する。図1ないし図３は、平ゴム、糸ゴ
ム等への接着剤の塗布工程を含む塗布ラインとして、お
むつ本体に糸ゴムを自動接着する工程を含む紙おむつ製
造ラインの接着剤塗布工程に適用した実施例を示すもの
である。。製造ラインＢの搬送コンベヤ21の上面を移送
中の帯状おむつ本体22における弾性体形成個所（糸ゴム
等の接着個所）Ｅに、帯状おむつ本体22の上方を走行中
の糸ゴム等Ａを、その接着剤塗布個所ｅを一致させて、
帯状おむつ本体22の上方にテンションローラ23により緊
張状態で走行する糸ゴム等Ａを供給する。
明を詳細に説明する。図1ないし図３は、平ゴム、糸ゴ
ム等への接着剤の塗布工程を含む塗布ラインとして、お
むつ本体に糸ゴムを自動接着する工程を含む紙おむつ製
造ラインの接着剤塗布工程に適用した実施例を示すもの
である。。製造ラインＢの搬送コンベヤ21の上面を移送
中の帯状おむつ本体22における弾性体形成個所（糸ゴム
等の接着個所）Ｅに、帯状おむつ本体22の上方を走行中
の糸ゴム等Ａを、その接着剤塗布個所ｅを一致させて、
帯状おむつ本体22の上方にテンションローラ23により緊
張状態で走行する糸ゴム等Ａを供給する。
【０００８】加圧工程Ｆおよび切断工程Ｇを経て、帯状
おむつ本体22は切断され、糸ゴム等Ａは、弾性体形成個
所Ｅのみが帯状おむつ本体22に接着して弾性体Ｋが形成
され、「紙おむつ」20が完成する。図17の紙おむつにお
いて、Ｒは糸ゴムにより形成された弾性体Ｋによる直立
壁を示す。
おむつ本体22は切断され、糸ゴム等Ａは、弾性体形成個
所Ｅのみが帯状おむつ本体22に接着して弾性体Ｋが形成
され、「紙おむつ」20が完成する。図17の紙おむつにお
いて、Ｒは糸ゴムにより形成された弾性体Ｋによる直立
壁を示す。
【０００９】上記の塗布ラインＢにおいて、接着剤を間
欠的に塗布した平ゴム、糸ゴム等Ａを供給するための、
糸ゴム等への接着剤塗布工程に本願第１発明を実施す
る。塗布ヘッドＢは、塗布ライン進行方向に、前面、後
面および底面を開口したゴム走行スリット溝10に接着剤
を供給し、緊張状態で糸ゴム等Ａを、ゴム走行スリット
溝10を水平方向に貫通させる。
欠的に塗布した平ゴム、糸ゴム等Ａを供給するための、
糸ゴム等への接着剤塗布工程に本願第１発明を実施す
る。塗布ヘッドＢは、塗布ライン進行方向に、前面、後
面および底面を開口したゴム走行スリット溝10に接着剤
を供給し、緊張状態で糸ゴム等Ａを、ゴム走行スリット
溝10を水平方向に貫通させる。
【００１０】図１のａは、前記ゴム走行スリット溝10を
複数個とし、複数本の糸ゴム等Ａに接着剤を塗布する。
複数個のゴム走行スリット溝10の位置にもとづき、糸ゴ
ムＡの相互間隔Ｐ1、Ｐ2および基材（帯状おむつ本体2
2）との位置関係Ｐ3が規制されて、ゴム走行スリット溝
10はガイドとして機能する。図1のｂは、前記ゴム走行
スリット溝10を単一とし、単一の糸ゴム等Ａに接着剤を
塗布する。ゴム走行スリット溝10の位置にもとづき、基
材（帯状おむつ本体22）との位置関係Ｐ11およびＰ12が
規制されて、ゴム走行スリット溝10はガイドとして機能
する。
複数個とし、複数本の糸ゴム等Ａに接着剤を塗布する。
複数個のゴム走行スリット溝10の位置にもとづき、糸ゴ
ムＡの相互間隔Ｐ1、Ｐ2および基材（帯状おむつ本体2
2）との位置関係Ｐ3が規制されて、ゴム走行スリット溝
10はガイドとして機能する。図1のｂは、前記ゴム走行
スリット溝10を単一とし、単一の糸ゴム等Ａに接着剤を
塗布する。ゴム走行スリット溝10の位置にもとづき、基
材（帯状おむつ本体22）との位置関係Ｐ11およびＰ12が
規制されて、ゴム走行スリット溝10はガイドとして機能
する。
【００１１】図4は、糸ゴム等への接着剤塗布装置Ｂの
大要を示し、1は塗布ヘッド、２は弁機構、３はホット
メルト供給源である。塗布ヘッド1の下端部に、ゴム走
行スリット溝10を垂直方向に形成し、該ゴム走行スリッ
ト溝10に、糸ゴム等Ａの被接着部材を水平方向に通過さ
せ、ゴム走行スリット溝10を通過する糸ゴム等Ａに接着
剤を塗布する構成である。ゴム走行スリット溝10は、、
前面、後面、底面を開口している。
大要を示し、1は塗布ヘッド、２は弁機構、３はホット
メルト供給源である。塗布ヘッド1の下端部に、ゴム走
行スリット溝10を垂直方向に形成し、該ゴム走行スリッ
ト溝10に、糸ゴム等Ａの被接着部材を水平方向に通過さ
せ、ゴム走行スリット溝10を通過する糸ゴム等Ａに接着
剤を塗布する構成である。ゴム走行スリット溝10は、、
前面、後面、底面を開口している。
【００１２】図4ないし図６を参照して、塗布ヘッド1
は、ヘッド本体1Ａと、分配プレート1Ｂと、プレート押
さ1Ｃとで構成する
は、ヘッド本体1Ａと、分配プレート1Ｂと、プレート押
さ1Ｃとで構成する
【００１３】ヘッド本体1Ａは、図4を参照して、弁機構
２の接着剤孔20に連通する接着剤供給孔11を上部に形成
し、中間部に接着剤横供給路13を有する第１分配機構12
を形成し、下端部に複数個のゴム走行スリット溝10を垂
直方向に形成している。
２の接着剤孔20に連通する接着剤供給孔11を上部に形成
し、中間部に接着剤横供給路13を有する第１分配機構12
を形成し、下端部に複数個のゴム走行スリット溝10を垂
直方向に形成している。
【００１４】第１分配機構12について、実施例では、図
7を参照して、に加えて、上方接着剤横供給路15および
該上方接着剤横供給路15と前記接着剤横供給路13とを連
通する２個（所望により複数個）の接着剤縦供給路14を
追加して、ループ構成として、接着剤横供給路13の両端
（両端および中間）より接着剤を供給している。なお上
方接着剤横供給路15を省き接着剤縦供給路14を単一とし
て接着剤供給孔11と接着剤横供給路13の中央部とを連通
してもよい。
7を参照して、に加えて、上方接着剤横供給路15および
該上方接着剤横供給路15と前記接着剤横供給路13とを連
通する２個（所望により複数個）の接着剤縦供給路14を
追加して、ループ構成として、接着剤横供給路13の両端
（両端および中間）より接着剤を供給している。なお上
方接着剤横供給路15を省き接着剤縦供給路14を単一とし
て接着剤供給孔11と接着剤横供給路13の中央部とを連通
してもよい。
【００１５】分配プレート1Ｂは、図８ないし図10を参
照して、前記塗布ヘッド本体1Ａの第１分配機構12の接
着剤横供給路13と対向する複数個の縦分流路17と、該縦
分流路17の下端に連続し前記塗布ヘッド本体1Ａのゴム
走行スリット溝10に対向する分配溜18とを含む、第２分
配機構16を形成している。
照して、前記塗布ヘッド本体1Ａの第１分配機構12の接
着剤横供給路13と対向する複数個の縦分流路17と、該縦
分流路17の下端に連続し前記塗布ヘッド本体1Ａのゴム
走行スリット溝10に対向する分配溜18とを含む、第２分
配機構16を形成している。
【００１６】本願発明の糸ゴム等への接着剤塗布方法に
よる糸ゴム等への接着剤塗布にあたっては、図11を参照
して、ホットメルト供給源３より弁機構２を介して接着
剤供給孔11、第１分配機構12、第２分配機構16を介し
て、前面、後面、底面を開口した複数個のゴム走行スリ
ット溝10に、ホットメルトが、弁機構２の断続作動のも
と供給される。
よる糸ゴム等への接着剤塗布にあたっては、図11を参照
して、ホットメルト供給源３より弁機構２を介して接着
剤供給孔11、第１分配機構12、第２分配機構16を介し
て、前面、後面、底面を開口した複数個のゴム走行スリ
ット溝10に、ホットメルトが、弁機構２の断続作動のも
と供給される。
【００１７】弁機構の作動タイプにより、図15の反作用
による遮断と、図16の吸引作用による遮断で、間欠塗布
が可能となる。
による遮断と、図16の吸引作用による遮断で、間欠塗布
が可能となる。
【００１８】塗布ヘッド1における接着剤供給孔11、第
１分配機構12、第２分配機構16におけるホットメルトの
流れは図12のとおりである。
１分配機構12、第２分配機構16におけるホットメルトの
流れは図12のとおりである。
【００１９】ホットメルトは、前記ゴム走行スリット溝
10の上面よりの供給に加えて、前記ゴム走行スリット溝
の少なくとも片側面よりの供給を加え、前記ゴム走行ス
リット溝を通過する糸ゴム等の少なくとも２面に接着剤
を塗布することとなる。
10の上面よりの供給に加えて、前記ゴム走行スリット溝
の少なくとも片側面よりの供給を加え、前記ゴム走行ス
リット溝を通過する糸ゴム等の少なくとも２面に接着剤
を塗布することとなる。
【００２０】実施例では、ゴム走行スリット溝10の上面
よりの供給に加えて、前記ゴム走行スリット溝10の両側
面よりの供給を加えることで、ゴム走行スリット溝10を
通過する糸ゴム等Ａの３面に接着剤を塗布するこ
ととなる。図13は平ゴムＡ1の場合を示し、図14は糸ゴ
ムＡ2の場合を示す。
よりの供給に加えて、前記ゴム走行スリット溝10の両側
面よりの供給を加えることで、ゴム走行スリット溝10を
通過する糸ゴム等Ａの３面に接着剤を塗布するこ
ととなる。図13は平ゴムＡ1の場合を示し、図14は糸ゴ
ムＡ2の場合を示す。
【００２１】
【発明の効果】本願第１発明は、走行中の平ゴム、糸ゴ
ムに接着剤を塗布する工程を含む塗布ラインにおいて、
ゴム走行スリット溝は、その塗布ライン横断方向位置に
より塗布ライン上の基材の横断方向のゴム等接着位置を
規制するガイド機能を有することにより、糸ゴム等の走
行に対するガイド機構を簡素化することができるととも
に、接着剤を間欠的に塗布した糸ゴム等を、塗布した接
着剤に接触することなく糸ゴム等の走行をガイドするこ
とができる。本願第２発明および第３発明は、走行中の
平ゴム、糸ゴムに接着剤を塗布するにあたり、少ない量
で広い接着面を得ることができ、糸ゴム等を接着した商
品に過剰な接着剤の残存を無くして商品価値を高める効
果を有する。特に、本発明を適用して製造された紙おむ
つにおいては、接着剤の染み出しがなくて使用時に赤ち
ゃんの肌に接着剤が触れる問題点を解消して、肌ざわり
のよい商品を提供できる効果がある。
ムに接着剤を塗布する工程を含む塗布ラインにおいて、
ゴム走行スリット溝は、その塗布ライン横断方向位置に
より塗布ライン上の基材の横断方向のゴム等接着位置を
規制するガイド機能を有することにより、糸ゴム等の走
行に対するガイド機構を簡素化することができるととも
に、接着剤を間欠的に塗布した糸ゴム等を、塗布した接
着剤に接触することなく糸ゴム等の走行をガイドするこ
とができる。本願第２発明および第３発明は、走行中の
平ゴム、糸ゴムに接着剤を塗布するにあたり、少ない量
で広い接着面を得ることができ、糸ゴム等を接着した商
品に過剰な接着剤の残存を無くして商品価値を高める効
果を有する。特に、本発明を適用して製造された紙おむ
つにおいては、接着剤の染み出しがなくて使用時に赤ち
ゃんの肌に接着剤が触れる問題点を解消して、肌ざわり
のよい商品を提供できる効果がある。
【図１】紙おむつ製造ラインにおける塗布ヘッドの正面
図で、ａ図は複数本の糸ゴムへの接着剤の塗布工程に適
用した場合を示し、ｂ図は単一の平ゴムへの接着剤の塗
布工程に適用した場合を示す。
図で、ａ図は複数本の糸ゴムへの接着剤の塗布工程に適
用した場合を示し、ｂ図は単一の平ゴムへの接着剤の塗
布工程に適用した場合を示す。
【図２】紙おむつ製造に際しての塗布ラインの正面図。
【図３】同じく平面図。
【図４】塗布ヘッドの縦断面図。
【図５】同じく正面図。
【図６】同じく側面図。
【図７】第１分配機構の説明図。
【図８】第２分配機構の説明図。
【図９】図８のＳ1-Ｓ1線による断面図。
【図１０】図８のＳ2-Ｓ2線による断面図。
【図１１】塗布作業時の接着剤の流れの説明図。
【図１２】塗布作業時の第１分配機構および第２分配機
構による接着剤の流れの説明図。
構による接着剤の流れの説明図。
【図１３】本願発明による平ゴムに対する接着剤塗布状
態の説明図。
態の説明図。
【図１４】同じく糸ゴムに対する接着剤塗布状態の説明
図。
図。
【図１５】間欠塗布のための押出タイプの弁作用を示
す、接着剤の流れの説明図。
す、接着剤の流れの説明図。
【図１６】同じく吸引タイプの弁作用を示す、接着剤の
流れの説明図。
流れの説明図。
【図１７】使い捨ておむつの斜視図で本発明の適用対称
とする商品を示す。
とする商品を示す。
Ａ 糸ゴム等 Ｂ 塗布ライン １ 塗布ヘッド 10 ゴム走行スリット溝 12 第１分配機構 第２分配機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｆ 13/15 Ｆターム(参考） 3B029 BF07 4D075 AC06 AC09 CA47 DA01 DB35 EA35 4F040 AA26 AB01 BA47 CC02 CC14 CC15 CC19 4F041 AA13 AB01 BA05 BA12 BA23 BA34 BA56
Claims (6)
- 【請求項１】走行中の平ゴム、糸ゴム等に接着剤を塗布
する工程を含む塗布ラインにおいて、塗布ライン進行方
向に、前面、後面および底面を開口したゴム走行スリッ
ト溝に接着剤を供給し、該ゴム走行スリット溝を水平方
向に貫通させて緊張状態の糸ゴム等を供給して、前記ゴ
ム走行スリット溝はその塗布ライン横断方向位置により
塗布ライン上の基材の横断方向の糸ゴム等接着位置を規
制するガイド機能を有することを特徴とする、糸ゴム等
に接着剤を塗布する接着剤塗布方法。 - 【請求項２】平ゴム、糸ゴム等が走行中に接着剤を塗布
する工程を含む塗布ラインにおいて、塗布ライン進行方
向に前面、後面および底面を開口した複数個の前記ゴム
走行スリット溝に接着剤を供給し、該ゴム走行スリット
溝を水平方向に貫通させて緊張状態の糸ゴム等を供給し
て、前記ゴム走行スリット溝はその塗布ライン横断位置
により塗布ライン上の基材の横断方向の糸ゴム等接着位
置および複数個の緊張状態の糸ゴム等の相互位置を規制
するガイド機能を有することを特徴とする、糸ゴム等に
接着剤を塗布する接着剤塗布方法。 - 【請求項３】走行中の平ゴム、糸ゴム等に接着剤を塗布
する工程を含む塗布ラインにおいて、塗布ライン進行方
向に、前面、後面および底面を開口したゴム走行スリッ
ト溝に接着剤を供給し、該ゴム走行スリット溝を水平方
向に貫通させて緊張状態の糸ゴム等を供給し、前記ゴム
走行スリット溝の上面よりの供給に加えて、前記ゴム走
行スリット溝の少なくとも片側面よりの供給を加え、前
記ゴム走行スリット溝を通過する糸ゴム等の少なくとも
２面に接着剤を塗布することを特徴とする、糸ゴム等へ
の接接着剤塗布方法 - 【請求項４】走行中の平ゴム、糸ゴム等に接着剤を塗布
する工程を含む塗布ラインにおいて、塗布ライン進行方
向に、前面、後面および底面を開口したゴム走行スリッ
ト溝に接着剤を供給し、該ゴム走行スリット溝を水平方
向に貫通させて緊張状態の糸ゴム等を供給し、前記ゴム
走行スリット溝の上面よりの供給に加えて、前記ゴム走
行スリット溝の両側面よりの供給を加え、前記ゴム走行
スリット溝を通過する糸ゴム等の３面に接着剤を塗布す
ることを特徴とする、糸ゴム等への接着剤塗布方法 - 【請求項５】上部に接着剤供給孔を形成し、中間部に接
着剤横供給路を含み前記接着剤供給孔より接着剤が供給
される第１分配機構を形成し、下端部に複数個のゴム走
行スリット溝を垂直方向に形成した塗布ヘッド本体と、
前記塗布ヘッド本体の第１分配機構の接着剤横供給路と
対向する複数個の縦分流路と該縦分流路の下端に連続し
前記塗布ヘッド本体のゴム走行スリット溝に対向する分
配溜とを含む第２分配機構を有する分配プレートとを含
む塗布ヘッドを設け、 前記ゴム走行スリット溝を通過する糸ゴム等の３面に接
着剤を塗布することを特徴とする、糸ゴム等への接着剤
塗布装置 - 【請求項６】前記塗布ヘッド本体の第１分配機構につい
て、上方接着剤横供給路および該上方接着剤横供給路と
前記接着剤横供給路とを連通する複数個の接着剤縦供給
路を追加したことを特徴とする請求項５に記載する、糸
ゴム等への接着剤塗布装置。
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| JP2000170623A JP2001347209A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 塗布ラインにおける糸ゴム等への接着剤塗布方法および接着剤塗布装置 |
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