JP2010227921A - 平状物への液体塗布ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】 結び目を有する平ゴムであっても、結び目が引っ掛かって平ゴムが切断されることなく、塗布ノズルのガイド溝を円滑に通過させて平ゴムの両側面に確実にホットメルト接着剤を塗布することができる塗布ノズルを得る。
【解決手段】 走行する平ゴム12の両側面に接着剤を塗布するノズル1であって、ノズル1は、平ゴムをその両側に所要の幅を有して位置する案内壁面13、14によって案内する基準走行経路10を有し、基準走行経路10の両側の案内壁面13、14に、接着剤吐出口15、16をそれぞれ平ゴムの走行方向Aの上流側位置と下流側位置に所定距離T離して、かつ互いに基準走行経路に向けて設け、ノズルに端部が開口され基準走行経路10を含みかつ基準走行経路の幅tよりも大きい所要の幅W1、W2、W3を有した平ゴムのガイド溝11を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、平状物への液体塗布ノズルに係り、詳しくは連続して走行される長尺の平ゴム等の平状物にホットメルト接着剤等の液体を塗布する液体塗布ノズルに関する。
従来より、使い捨ておむつ等の衛生物品の例えば腰周りにギャザーを形成させるために、ホットメルト接着剤を両側面に塗布した平ゴムに対しその両側から該衛生物品の材料としての不織布等の基材を挟み込み、それら基材に平ゴムを接着させることが行われている。
そして、該平ゴムへの接着剤の塗布に際して、連続して走行される平ゴムに対して接着剤を塗布するようにした接着剤塗布ノズルを用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この接着剤塗布ノズルは、平ゴムをその長辺を縦方向に向けて走行方向(搬送方向)に案内するために平ゴムを挟んだ両側に一対の案内側壁を備え、該案内側壁間を平ゴムを直線状に案内するスリット、所謂、基準走行経路を形成し、該スリットの該両側の案内側壁にそれぞれ接着剤吐出口を、平ゴムの搬送方向に対して同じ位置で対向する位置に設けて、該スリットを通過する平ゴムの両側面に向けて該両側の吐出口の開口から接着剤を吐出し該両側面に接着剤を塗布するように構成されている。このように接着剤塗布ノズルを構成することにより、平ゴムの両側面に接着剤を確実に塗布することができる。
特開2006−223984号公報
しかしながら、該接着剤塗布ノズルは、該平ゴムの両側面を案内するスリットは、該平ゴムの厚みとほぼ同等の大きさの幅に形成されているため、平ゴムの厚みよりも径の大きい平ゴムの結び目(繋ぎ目)の通過を許容できず、無理に通過させようとすると結び目がスリットに引っ掛かり平ゴムが切断されるという問題がある。
また、該結び目を通過させるためスリットの両案内側壁の間隔を広げようとすると、平ゴムの案内(ガイド)機能を失うばかりか、接着剤吐出口の開口位置が平ゴムの両側面から遠ざかり該両側面に接着剤が確実に塗布されず、塗工不良を起こし、それを基材に貼付けると確実にギャザーが形成されないという問題がある。
このため、該従来の塗布ノズルでは、結び目が塗布ノズルに到達する前に塗布作業を中止し、平ゴムを塗布ノズルのスリットから外して平ゴムをノズルの下流側に走行させて結び目を塗布ノズル位置から走行方向の下流側に逃し、再び平ゴムを塗布ノズルのスリットに挿入して塗布作業を再開させなければならず、結び目を有した平ゴムへの接着剤の塗布作業の能率を低下させるという問題がある。
さらに、平ゴムは塗布運転開始に際して予めその長辺を水平方向に向けて、即ち長辺を横向きにして搬送されており、塗布運転開始時は、塗布ノズル内のスリットに縦向きにして挿入する必要がある。或いは、運転一時停止時は、平ゴムを加熱された塗布ノズルから離す必要があるため、運転再開時にまた前記のように平ゴムを縦向きにしてスリット内に挿入させる必要がある。
しかし、前記従来の塗布ノズルでは、スリットへのゴムの挿入(導入)はスリットの端部開口から行なうので、横向きに搬送されている平ゴムを縦向きにしてスリットに挿入する際にゴムが円滑に挿入され難いという問題がある。このため、人手を経ずして該スリットに導入するには困難であり、平ゴムへの接着剤の塗布作業の能率を低下させるという問題がある。
本発明は、以上のような従来の接着剤塗布ノズルの有する問題点に鑑みなされたもので、結び目を有する平ゴム等の平状物であっても、該結び目が引っ掛かって平状物が切断されることなく、それを塗布ノズルのガイド溝を円滑に通過させて、平状物の両側面に確実にホットメルト接着剤等の液体を塗布することができる平状物への液体塗布ノズルを得ることを目的とする。
また、塗布開始に際して、液体塗布ノズルの外部近傍で横向きに搬送されている平ゴム等の平状物を縦向きにして円滑に基準走行経路に挿入させ得る平状物への液体塗布ノズルを得ることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために次のような平状物への液体塗布ノズルとした。
即ち、走行する平状物の両側面に液体を塗布する液体塗布ノズルであって、
該ノズルは、該平状物をその両側に所要の幅を有して位置する案内壁面によって案内する基準走行経路を有し、
該ノズルの該基準走行経路の該両側の案内壁面に、液体吐出口を、それぞれ平状物の走行方向の上流側位置と下流側位置に所定距離離して、かつ、互いに該基準走行経路に向けて設け、
該ノズルに、端部が開口され、該基準走行経路を含み、かつ、該基準走行経路の幅よりも大きい所要の幅を有した平状物のガイド溝を設けたことを特徴とする平状物への液体塗布ノズルとした。
これによって、平ゴムは、例えばその両側面が縦向きになってその両側面が両側に位置する案内壁面によって案内されながらガイド溝の基準走行経路を走行し、平ゴム走行方向の上流側と下流側の案内壁面に設けた液体吐出口から液体としての例えば接着剤が吐出されて接着剤が確実に該両側面に塗布される。
また、基準走行経路の幅よりも大きい径を有する平ゴムの結び目がガイド溝に至り該基準走行経路をその幅を超えて通過するときでも、ガイド溝は該基準走行経路を含み、かつ、該基準走行経路の幅よりも大きい所要の幅を有しているので、結び目は例えば基準走行経路と交差する方向に逃げるため結び目がガイド溝に引っ掛かることなく平ゴムはガイド溝を円滑に通過することができる。この平ゴムの結び目がガイド溝を通過するとき、平ゴムが結び目によって基本走行経路をそれと交差する方向に多少ずれて変形しても平ゴムはその両側に位置する案内壁面により規制されつつ基本走行経路を基準とし、かつ、平ゴムは所定の速度で搬送されているためその変形は瞬間(瞬時)に起こる現象であるので、基準走行経路の両側の液体吐出口から吐出される接着剤の平ゴムの両側面への塗布の確実性は実質的に阻害されることはない。
また、液体吐出口を、基準走行経路の両側の案内壁面に、それぞれ平状物の走行方向の上流側位置と下流側位置に所定距離離して、かつ、互いに該基準走行経路に向けて設けているので、この構成によって、上流側液体吐出口の位置よりも下流側と該下流側液体吐出口の位置よりも上流側との間のガイド溝を該基準走行経路の幅よりも大きい所要の幅を有したガイド溝として形成することができるため、該大きい所要の幅を有したガイド溝を結び目を円滑に走行させるようにすることができる。
該平状物のガイド溝は、
該上流側液体吐出口の位置及び該位置よりも上流側は、該上流側液体吐出口の位置から該基準走行経路と交差する方向に該所要の幅を有して形成され、
該下流側液体吐出口の位置及び該位置よりも下流側は、該下流側液体吐出口の位置から該基準走行経路と交差する方向に該所要の幅を有して形成され、
該上流側液体吐出口の位置よりも下流側と、該下流側液体吐出口の位置よりも上流側の間は、該上流側のガイド溝と該下流側のガイド溝とが接続されて形成されているとよい。
該ガイド溝は、
該上流側液体吐出口の位置よりも下流側と、該下流側液体吐出口の位置よりも上流側の間は、平状物の走行方向の下流側に向けて斜めに折れ曲がった折曲溝として形成され、上流側から下流側にかけて該折曲溝を介して該基準走行経路に対して対称位置に形成されているとよい。
該基準走行経路は平状物がその長辺をほぼ縦向きに向けられてほぼ直進する直線状の走行経路であり、かつ該両側に位置する案内壁面間の所要の幅は、該平状物の通過を許容し得る幅であって該平状物の厚みとほぼ同等であるとよい。
該それぞれのガイド溝の所要の幅は、平状物の結び目、及び又は、長辺をほぼ横向きにして走行する平状物が通過しうる大きさの幅であるとよい。
さらに、ノズルの端部に該ガイド溝へ接続させて平状物の導入部を設け、該導入部は、平状体の走行方向に沿って見たときに、該ガイド溝の端部からノズルの端部にかけて拡がり、平状物の長辺の横向き走行を許容する幅の開口部を備え、該開口部を両側の面取り部によって形成し、該両側の面取り部は、それぞれ横方向距離に比して縦方向距離を長くし、かつ、それぞれ非対称に形成し、塗布開始時に長辺を横向きにして走行する平状物を縦向きに方向変換して該ガイド溝の該基準走行経路に円滑に導入し得る構成にするとよい。
該液体塗布ノズルは、平ゴム等の平状物の走行方向の上流側から下流側にかけて順次、ノズルボディと、上流側シムと、中間プレートと、下流側シムと、フェースプレートとが配設され積層されて形成されるとよい。
該ノズルボディは、その下流面に液体供給用の窪み通路と、端部が開口されて該基準走行経路を有した該上流側のガイド溝の一部が形成され、
該上流側シムは、該ノズルボディと積層されたときに該液体供給用窪み通路と連通し得る液体通過孔と、端部が開口され該基準走行経路を有した該上流側のガイド溝の一部及び該液体供給用窪み通路と連通し該ノズルボディの下流面及び該中間プレートとともに上流側液体吐出口を画成する切欠き部と、が形成され、
該中間プレートは、該上流側シムの液体通過孔と連通し得る液体通過孔と、端部が開口されて該基準走行経路を有し、該上流側液体吐出口の位置よりも下流側、及び、該下流側液体吐出口の位置よりも上流側の間の該ガイド溝が形成され、
該下流側シムは、前記中間プレートの液体通過孔と連通し、端部が開口され該基準走行経路を有した該下流側のガイド溝の一部及び該中間プレートと該フェースプレートの上流面とともに下流側液体吐出口を画成する切欠き部が形成され、
該フェースプレートは、端部が開口され該基準走行経路を有した該下流側のガイド溝の一部が形成され、てなるとよい。
該平状物は平ゴムであり、該液体はホットメルト接着剤等の接着剤であるとよい。
本発明の平状物への液体塗布ノズルによれば、結び目を有する長尺の平ゴム等の平状物であっても、結び目が引っ掛かって平状物が切断されることなく、それを塗布ノズルの基準走行経路を含むガイド溝を円滑に通過させて、平状物の両側面に確実にホットメルト接着剤等の液体を塗布することができる。また、塗布開始に際して、液体塗布ノズルの近傍で横向きに搬送されている平状物を縦向きに方向を変換して円滑に基準走行経路(スリット)に挿入することでできる。このため、特に結び目を有した平ゴム等の平状物の両側面への液体の塗布作業の能率向上化を図ることができる。
塗布ノズルの全体構成図であり、図1(a)は、塗布ノズル1の正面図、図1(b)は、図1(a)の右側面図、図1(c)は、図1(a)の左側面図、図1(d)は、図1(c)の底面図である。 塗布ノズル1をフェースプレート6の側から見た分解斜視図である。 図1(d)のIII部拡大図であり、塗布ノズルのガイド溝近辺を示す要部底面図であり、平ゴムの結び目SPがガイド溝を通過するときの結び目の通過軌跡を示すイメージ図である。 図1(b)のIV部拡大図であり、ノズルボディ2を平ゴムの走行方向Aの上流側から見た場合のガイド溝及び平ゴム導入部の要部拡大図である。 図1(c)のV部拡大図であり、フェースプレート6を平ゴムの走行方向Aの下流側から見た場合の平ゴムの出口部、ガイド溝、及びノズルボディ2の平ゴム導入部の要部拡大図である。 上流側シム3及び下流側シム5を示し、図6(a)は、上流側シム3を平ゴムの走行方向Aの下流側から見た正面図であり、図6(b)は、下流側シム5を平ゴムの走行方向Aの下流側から見た正面図であり、図6(c)は、下流側シム5の切り欠き部5aの拡大図であり、図6(d)は、上流側シム3の切り欠き部3aの拡大図である。 平ゴムの塗布ノズルの通過イメージを示す図であり、図7(a)は、ノズルを上流下方側から見た斜視図、図7(b)は、ノズルを下流上方側から見た斜視図、図7(c)は、ノズルを底面側から見た斜視図である。
以下、本発明を、好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明による平状物への液体塗布ノズルとしてのホットメルト接着剤塗布ノズル(以下、単に塗布ノズル又はノズルと称することもある)について図1〜図7を参照して説明する。また平状物は平ゴムである場合を説明する。
平状物への接着剤塗布ノズル1は、走行方向Aへ横向きで搬送される平ゴム12を縦向きに方向変換してガイド溝11の基準走行経路10に位置する接着剤塗布部(接着剤吐出口15、16)に送り、平ゴム12の両側面にホットメルト接着剤(以下、単に接着剤ということもある)を塗布する。本実施形態では塗布ノズル1は、3条で走行される平ゴム12に接着剤を塗布する構成とされている。
図2に示すように、塗布ノズル1は、平ゴム12の走行方向Aの上流側から下流側にかけて順次、ノズルボディ2と、上流側シム3と、中間プレート4と、下流側シム5と、フェースプレート6が配設され積層されて構成されている。
ノズルボディ2の下流面2dには複数の位置決めピン2fが設けられ、該ピン2fが上流側シム3、中間プレート4、下流側シム5、及びフェースプレート6にそれぞれ設けられた嵌入穴に嵌入されることにより、それら構成部材が位置決めされ、二本のボルト7により一体に締結されて図1及び図3に示すように塗布ノズル1に組み立てられる。
ノズルボディ2には、その下流面2dに接着剤供給用のコートハンガー(三角形)状の窪み通路2eが形成され該窪み通路2eにはノズルボディ2の上面に設けられた接着剤入口20と連通する通路の開口2hが開設されている。そして下端部が開口されて基準走行経路(スリット)10を有した上流側のガイド溝の一部11aが形成されている。前記ガイド溝の一部11aには、平ゴム12の案内(ガイド)用の一方の案内壁面の一部13cが形成されている。ノズルボディ2の上流側下部面は傾斜壁2gとして形成されている。符号8はノズル1をガンモジュールを備えたノズルブロック(図示せず)へ取付けるためのボルトである。
ノズルボディ2の平ゴム走行方向Aの下流位置の下端部には、ガイド溝11aに接続させて平ゴム12のガイド溝への導入部17が設けられている。即ち、該平ゴム導入部17は、図3に示すように底面視で上流側の接着剤吐出口15に隣接した上流位置に設けられている。該平ゴム導入部17は、図4又は図5に示すように、平ゴムの走行方向Aに沿って見たときに、ガイド溝11aの下端部からノズルの下端部にかけて拡がり、平ゴム12の長辺の横向き走行を充分に許容する幅の開口部18を備えている。該開口部18は、両側の下端部の壁を面取りした面取り部2b、2cによって形成し、該両側の面取り部はそれぞれ横方向距離に比して縦方向(高さ方向)の距離を長くし、かつそれぞれ非対称の形状に形成されている。
即ち、一方の面取り部2bは、横方向距離Lに比して縦方向距離Hを長くし、他方の面取り部2cは、横方向距離Lに比して縦方向距離Hを長くして形成されており、左右の面取り部2b、2cの斜面の傾斜はそれぞれ平ゴム導入方向Dに対して鋭角に形成され、該両側の面取り部2b、2cの斜面の角度は左右非対称の形状に形成されている。平ゴム導入部17をこのように構成にすることにより、図5に示すように、塗布開始時に長辺を横向きにして走行している平ゴム12を上方へ上昇させて(図5の矢印Dの方向)、平ゴム12がノズル1(ノズルボディ2)に引っ掛かることなく、平ゴム12を縦向きに方向変換(図5の矢印Eの方向)してガイド溝11の基準走行経路(スリット)10に円滑に導入し得るように構成されている。
符号2aは、上流側下部面の傾斜壁2gに該傾斜壁面に沿ってガイド溝11aの両側に形成した傾斜ガイド壁であり、図7に示すように、走行中の平ゴム12が長辺を横向きにして上流側のガイド溝11aに送られているとき、平ゴム12が左右にずらされて該ガイド溝11aに送り込まれても平ゴムの長辺の左右両端縁部や結び目SPを案内(ガイド)してその移動ずれを吸収し、円滑に下流に送り込まれように構成されている。
上流側シム3には、詳細を図6(a)及び図(d)に示すように、ノズルボディ2と積層されたときに該ノズルボディ2の接着剤窪み通路2eと連通し得る接着剤通過孔3cと、二箇所で屈曲した切欠き部3aとが形成されている。該切欠き部3aには、下端部が開口され基準走行経路10を有した上流側のガイド溝の一部11bと、該窪み通路2eと連通し得る接着剤連通部3dと、ノズルボディ2の下流面2d及び中間プレート4によって画成される上流側の接着剤吐出口15と、平ゴム12案内用の一方の案内壁面13の一部13aが形成される(図6(d)参照)。15hは上流側の接着剤吐出口15の高さである。
中間プレート4には、該上流側シム3の接着剤通過孔3cと連通し得る液体通過孔4dと、下端部が開口されて該基準走行経路10を有し、該上流側の接着剤吐出口15の位置よりも下流側、及び、下流側の接着剤吐出口16の位置よりも上流側の間の該ガイド溝11cが形成されている。該ガイド溝11cは、平ゴム12の走行方向Aの下流側に向けて斜めに折れ曲がった折曲溝として形成されている。
また、一方の案内壁面13の一部13bが走行方向Aに沿って僅かの距離で形成されると共に他方の案内壁面14の一部14bが走行方向Aに沿って僅かの距離で形成されている(図3参照)。該ガイド溝11cとしての折曲溝は、図3に示すように、底面視で一方の案内壁面の一部13bのエッジ部(コーナー部)4aから斜め下流側に向けて滑らかな曲率Rで抉られた壁面4bが形成されており、これにより壁面他方側の案内壁面14と上流側に続く壁面との間は充分な広さの空間が形成され、平ゴム12の結び目SPがガイド溝を方向変換して通過するときでもガイド溝の壁面に引っ掛かることなく下流方向へ通過できるように形成されている。
また、該エッジ部4aの作用により、間欠塗布したとき又は塗布終了時に上流側接着剤吐出口15で平ゴム上に塗布された接着剤の引きずりが阻止され、塗布パターン後端のエッジがきれいに(シャープ)に整えられる。そして、該曲率壁面4bにより形成される空間4cによって、上流側接着剤吐出口15から吐出された接着剤ADの一部が該壁面4bに付着堆積することを防止している。
下流側シム5には、詳細を図6(b)及び図(c)に示すように、二箇所で屈曲した切欠き部5aが形成され、該切欠き部5aには、前記中間プレート4の接着剤通過孔4dと連通し得る接着剤の連通部5cと、下端部が開口され基準走行経路10を有した下流側のガイド溝の一部11dと、該中間プレート4とフェースプレート6の上流面6eによって画成される下流側の接着剤吐出口16、及び、他方の案内壁面14の一部14aが形成される(図6(c)参照)。16hは下流側の接着剤吐出口16の高さである。
フェースプレート6には、下端部が開口され該基準走行経路10を有した下流側のガイド溝の一部11eが形成されると共に、他方の案内壁面14の一部14cが僅かの距離で形成されている(図3参照)。該ガイド溝11eには、図3に示すように、底面視で他方の案内壁面の一部14cのエッジ部(コーナー部)6aから斜め下流側に向けて滑らかな曲率rで抉られた壁面6bが形成されており、該エッジ部6aの作用により、間欠塗布したとき又は塗布終了時に下流側接着剤吐出口16で平ゴム上に塗布された接着剤の引きずりが阻止され、塗布パターン後端のエッジがきれいに(シャープ)に整えられる。そして、該曲率壁面6bにより形成される空間6cによって、下流側接着剤吐出口16から吐出された接着剤ADの一部が該壁面6bに付着堆積することを防止している。
接着剤塗布ノズル1は、以上のように構成された各部材が一体に締結されて構成されることにより、ノズル1は、ノズル1を底面視したときに、全体として、図3に示すように、一方の案内壁面13が、ノズルボディ2の案内壁面13cと上流側シム3の案内壁面13aと中間プレート4の案内壁面13bとが平ゴム走行方向Aに一直線上に整列されて形成されていると共に、他方の案内壁面14が、中間プレート4の案内壁面14bと下流側シム5の案内壁面14aとフェースプレートの案内壁面14cとが平ゴム走行方向Aに一直線上に整列されて形成されている。
そして、ノズル1は、平ゴム12をその両側に所要の幅を有して位置する該案内壁面13、14によって案内する平ゴム12の基準走行経路10を有し、該基準走行経路10の該両側の案内壁面13、14に、接着剤吐出口15、16が、それぞれ平ゴム12の走行方向Aの上流側位置と下流側位置に所定距離T(中間プレート4の厚みに相当)離されて、かつ互いに該基準走行経路10に向けられて設けられている。また、ノズル1には、下端部が開口され、該基準走行経路10を含み、かつ、該基準走行経路10の幅t(スリット幅t)よりも大きい所要の幅を有した平ゴム12のガイド溝11が形成されている。
そして、この実施形態では、該基準走行経路10は平ゴム12がその長辺をほぼ縦向きに向けられて平ゴム12の走行方向Aに沿ってみたときに、ほぼ直進する直線状の走行経路であり、かつ該両側に位置する案内壁面13、14間の幅は、該基準走行経路10の幅(所謂、スリットの幅)と同等であってその幅は平ゴム12の通過を許容し得る幅であり、該平ゴム12の厚みより僅かに広い幅で平ゴムの厚みとほぼ同等に形成されている。なお、基準走行経路10は、図4、図5に示すように平ゴム12の走行方向に沿ってみたときにスリットを形成している。また、該それぞれのガイド溝11の幅は平状物の結び目SPの通過を充分に許容し得る大きさの幅であり、また、長辺を横向きにして走行する平ゴムが通過可能なように平ゴムの幅よりも大きい幅に形成されている。
そして、基本走行経路10を含んだガイド溝11は、上流側の接着剤吐出口15の位置よりも下流側と下流側の液体吐出口16の位置よりも上流側の間(即ち、中間プレート4の厚みTに相当)は、平ゴム12の走行方向Aの下流側に向けて斜めに折れ曲がった折曲溝として形成されていると共に、上流側から下流側にかけて該折曲溝を介して該基準走行経路10に対して対称位置に形成されている。該ガイド溝11は、上流側(ノズルボディ2及び上流側シム3)のガイド溝(11a、11b)の幅W1と、中間部(中間プレート4)のガイド溝(11c)の幅W2と、下流側(下流側シム5とフェースプレート6)のガイド溝(11d、11e)の幅W3は、ほぼ同等の幅とされている。
本発明では、前記のように、接着剤吐出口15、16を、基準走行経路10の両側の案内壁面13、14に、それぞれ平ゴム12の走行方向Aの上流側位置と下流側位置に所定距離T、即ち中間プレート4の厚みT、離して、かつ、互いに該基準走行経路に向けて設けているので、即ち、上流側の接着剤吐出口15と下流側の接着剤吐出口16を、走行方向Aに沿って位相を距離Tだけずらして設けた構成とすることにより、この間の距離Tにおいて、上流側の接着剤吐出口15の位置よりも下流側と下流側の接着剤吐出口16の位置よりも上流側との間のガイド溝11cを該基準走行経路10の幅よりも大きい所要の幅を有したガイド溝を形成することができるため、該大きい所要の幅を有したガイド溝11cの中を結び目SPを円滑に走行させるようにすることができる。
本実施形態では、前記接着剤吐出口15、16の走行方向Aのずれの距離Tは、例えば2〜3mm程度とされている。このずれは、平ゴム12の両側面での塗布位置を異ならせるが、この程度のずれは実質的に支障になることはない。なお、接着剤吐出口15、16の走行方向Aのずれ距離Tは、平ゴム12の両側面への接着剤塗布の確実性を向上させる上でなるべく小さい方が望ましいが、結び目SPの通過を容易に許容し得るようにガイド溝11cの折曲度を考慮して決定することが望ましい。
平ゴム12は両側の案内壁面13、14にガイドされて基準走行経路10を基準として走行され、該基準走行経路10に上流側と下流側の接着剤吐出口15、16が平ゴム12の両側面に向かって開口しているため、両側面に確実に接着剤が塗布される。そして、結び目SPがガイド溝11を通過するとき、平ゴム12は基準走行経路10を外れて多少変形したとしても平ゴムは所定の速度で走行しているため、その変形は瞬間的なものであって両側面への接着剤の塗布確実性は実質的に阻害されることはない。
ノズルボディ2のホットメルト接着剤ADの入口20には、該接着剤ADの供給の開始及び停止を制御する弁組立体が組み込まれたモジュール(図示せず)が取り付けられている。
ホットメルト接着剤入口20に供給された接着剤ADは、ノズルボディ2の接着剤通路の開口2hを通ってコートハンガー状の窪み通路2eに至り、該コートハンガー(末拡がり)通路2eの作用によってその幅方向に均等に流されて下流側の接着剤塗布部に送られる。3つの接着剤塗布部への接着剤供給構造は同一であるので、以下、1つの塗布部について説明する。
図5に示すように、塗布開始に当って、平ゴム12は所定の張力を付与されてノズル1の下方で長辺を横向きにして走行している状態で、図示していない平ゴム案内兼昇降装置によって、ノズル1の平ゴム導入部17の開口部18に位置された後、ノズル開口部18内でその上方に持ち上げられる(図5の矢印Dの方向)。そのとき、該開口部18は左右の面取り部2c、2bによって広い空間が形成されていると共に、この左右の面取り部は、それぞれ、高さ方向の切欠きH、Hを幅方向の切欠きL、Lよりも大きくしてその面取り部の斜面の傾斜角はゴム導入方向Dに対して鋭角に形成され、かつ、高さ方向の切欠きHとHを異ならせると共に、幅方向の切欠きL、Lを異ならせ、なおかつ該面取り部の左右の傾斜角は非対称に形成されているため、該上昇される平ゴム12はたとえ左右にずらされて走行された場合でも左右のいずれかの面取り部に係合して上昇移動し、平ゴムはノズル1に引っ掛かることなく、徐々に傾動していき縦向きに円滑に方向変換されて(図5の矢印Eの方向)ガイド溝11の基準走行経路(スリット)10に円滑に導入される。
そして、そのガイド溝11に導入された平ゴム12は少なくとも中間プレート4の平ゴム走行方向Aの前後の上流側接着剤吐出口15と下流側接着剤吐出口16の間において、ゴム走行方向Aの両側の案内壁面13a、13bと案内壁面14(14b、14a、14c)との間で押えられて規制されることにより、平ゴム12は少なくともこの間のガイド溝11b、11c、11dではその基準走行経路10を縦向きになって走行方向Aに走行する。
平ゴム12が開口部内の幅方向の中央部に位置されて上昇される場合でも、左右の面取り部が非対称形状とされているため、平ゴムは傾動し反転することができる。このため、ガイド溝11の入口に詰まってガイド溝内への挿入が不可能となることはない。なお、該平ゴムの開口部18位置での持ち上げは、平ゴム昇降装置の代わりにノズル昇降装置を用いノズル1を平ゴムに対して下降させて行なうようにしてもよい。
また、図7にも示すように、平ゴム12は少なくとも接着剤吐出口15よりも走行方向Aの手前(上流側)のガイド溝11aでは長辺が横向き状態で送られるが、このとき平ゴム12が左右にずらされて送られても、ノズルボディ2の上流側下部面の傾斜壁2gに該傾斜壁面に沿ってガイド溝11aの両側に形成した傾斜ガイド壁2aによって、平ゴムの左右の両端縁部及び結び目SPが案内(ガイド)され、その移動ずれが吸収され、平ゴム12は円滑にノズル1に送り込まれる。
しかして、平ゴム12は、所望の張力が付与されて、少なくとも走行方向Aに所定距離T離して位置する上流側と下流側の接着剤吐出口15、16でなる塗布部付近では、その両側面が縦向きになってその両側面が両側に位置する案内壁面13a、13b及び案内壁面14によって案内されながらガイド溝11の基準走行経路(スリット)10を走行する。図2において、符号Bは、下流側の接着剤吐出口16への接着剤供給経路を示し、符号Cは、上流側の接着剤吐出口15への接着剤供給経路を示す。上流側の接着剤吐出口15へは、接着剤ADは該窪み通路2eから上流側シム3の切欠き部3aの上部の連通部3dに送られ、該切欠き部に形成された接着剤吐出口15から吐出され、該吐出口15に面して基準走行経路10(ガイド溝11b)を走行している平ゴム12の片面に塗布される。
下流側の接着剤吐出口16へは、接着剤ADは該窪み通路2eから上流側シム3の通過孔3c及び中間プレート4の通過孔4dを通り、下流側シム5の切欠き部5aの上部の連通部5cに送られ、該切欠き部に形成された接着剤吐出口16から吐出され、該吐出口16に面して基準走行経路10(ガイド溝11d)を走行している平ゴム12の他方の片面に塗布される。このようにして平ゴム12の両側面に接着剤が確実に該両側面に塗布される。図6(c)において、符号UADは上流側で平ゴムの一方の側面に塗布された接着剤を示す。
該平ゴム12の両側面への接着剤塗布は、該モジュールに組み込まれた弁組立体を開閉制御することにより、間欠的に又は連続的に塗布することにより、所望の塗布長さに調整して塗布することができる。
そして、図3に示すように、基準走行経路10の幅(スリット幅)tよりも大きい径を有する平ゴム12の結び目SPがガイド溝11に至って、該基準走行経路10をその幅tを超えて通過するときでも、ガイド溝11は該基準走行経路10を含み、かつ、該基準走行経路の幅よりも大きく、結び目SPの径、及び又は、平ゴムの横幅よりも大きくした所要の幅(W1、W2、W3)を有しているので、結び目SPは基準走行経路10と交差する方向に逃げることができる。従って、結び目SPがガイド溝11に引っ掛かることなく平ゴム12はガイド溝11を円滑に通過することができる。
即ち、上流側のガイド溝11a、11bと下流側のガイド溝11d、11eにおいては直線状ガイド溝であるので、結び目SPは引っ掛かることなく容易に円滑に通過することはもとより、結び目SPが方向変換する中間プレート4の折曲溝であるガイド溝11cにおいても、コーナー部4aから走行方向Aの斜め下流側に向けられて形成された滑らかな曲率Rで抉られた壁面4b、及びこれと他方側の案内壁面14と上流側に続く壁面との間で形成された充分な広さの空間が形成されていることによって、結び目SPがガイド溝11cの壁面に引っ掛かることなく下流方向へ円滑に通過することができる。
この平ゴム12の結び目SPがガイド溝11を通過するとき、平ゴム12が結び目SPによって基本走行経路10をそれと交差する方向に多少ずれて変形しても平ゴム12はその両側面がその両側に位置する案内壁面13、14により規制されつつ基本走行経路10を基準として走行しており、かつ、平ゴムは所定の速度(例えば120m/min)で走行しているので、その接着剤吐出口15、16が位置する塗布部付近での結び目SPによる平ゴムの変形は瞬間に起こる現象であるため、基準走行経路の両側の接着剤吐出口15、16から吐出される接着剤ADの平ゴム12の両側面への塗布確実性は実質的に阻害されることはない。なお、図3には、結び目SPがガイド溝11を通過するときの平ゴム12の結び目の走行軌跡(変形状況)をイメージとして表記しているが、これは分かりやすく結び目SPの大きさ及び該変形状況を誇大して示したものであって、実際には図示ほどに結び目SPは大きいものでなく、また平ゴムも大きくうねり(波)を画くことはない。
本発明では、サイズ(厚み、幅)の異なる平ゴム12に接着剤を塗布するときでも、接着剤吐出口15、16の大きさ(吐出口の高さ15h、16h)や位置、基準走行経路10の幅、ガイド溝の幅W1、W3を、該サイズの異なる平ゴムのサイズに合わせた切欠き部3a、5aを形成した上流側シム3及び又は下流側シム5を用意しておくことにより、容易に対応することができる。
また、厚みTが異なる中間プレート4と交換することにより、折曲溝の大きさ、折曲度の程度を調整して結び目SPの通過の容易さを調整すると共に、上流側と下流側のシムの間隔を変えて平ゴムの両側面の走行方向Aの塗布位置、即ち接着剤吐出口15、16の走行方向Aの間隔も調整することができる。
以上の実施形態では、基準走行経路10は、平ゴム12を走行方向Aに沿って見たとき平ゴムが直線状に上流から下流にかけて進行するように直線経路として形成したが、例えば一方の接着剤吐出口16を含む案内壁面14(14a、14b、14c)の位置を平ゴムの走行方向と交差する方向に、即ち反対側の接着剤吐出口15を含む案内壁面13(13a、13b、13c)側に近づけて多少ずらせて位置させて、多少曲がった走行経路として設けてもよいものである。
本実施形態では、ガイド溝への平ゴム導入部17を、ノズルボディ2の平ゴム走行方向Aの下流位置である上流側接着剤吐出口15の直前に設け、その位置で、平ゴム12を横方向から縦方向に方向を変えて少なくとも上流側シム3以降のガイド溝11b、11c、11dに送り込む場合を示したが、平ゴム導入部をノズルボディ2の平ゴム走行方向Aの上流位置に設けて、その位置で、横方向で走行されている平ゴムを縦方向に向きを変換して、ノズルボディ2以降のガイド溝11a、11b、11c、11dを縦向きにして走行させるようにしてもよい。
本実施形態では、ノズル1が走行する3条の平ゴム12に同時に接着剤ADを塗布するノズルを示したが、本発明は、勿論、4条以上、或いは2条以下の平ゴムに接着剤を塗布する場合にも適用することができる。
以上の実施形態では、被塗物である平状物として、弾性を有する平ゴム12を適用した場合を示したが、合成樹脂製、布製、紙製等の平状の紐等の平状物であってもよいものである。また、液体としてホットメルト接着剤を適用した場合を示したが、他の粘着剤、接着剤、封止剤、溶融体等であってもよい。
1 接着剤塗布ノズル
2 ノズルボディ
2a 傾斜ガイド壁(ノズルボディの上流側下部傾斜面)
2b、2c 面取り部(ノズルボディの平ゴム導入部の開口部)
2d 下流面
2e 接着剤供給用窪み通路
2g 上流側下部傾斜面
3 上流側シム
3a 切欠き部
3b 接着剤通路
3c 接着剤通過孔
4 空間プレート
4d 接着剤通過孔
5 下流側シム
5a 切欠き部
5b 接着剤通路
6 フェースプレート
6e 上流面
10 基準走行経路(スリット)
11 ガイド溝
11a ガイド溝(ノズルボディ)
11b ガイド溝(上流側シム)
11c ガイド溝(折曲溝)(中間プレート)
11d ガイド溝(下流側シム)
11e ガイド溝(フェースプレート)
12 平ゴム(平状体)
13 案内壁面
13a 案内壁面(上流側シム)
13b 案内壁面(中間プレート)
13c 案内壁面(ノズルボディ)
14 案内壁面
14a 案内壁面(下流側シム)
14b 案内壁面(中間プレート)
14c 案内壁面(フェースプレート)
15 上流側接着剤吐出口(上流側シム)
16 下流側接着剤吐出口(下流側シム)
17 平ゴム導入部
18 平ゴム導入部の開口部
A 平ゴム走行方向
t 基準走行経路(スリット)の幅
W1 ガイド溝の幅(ノズルボディ、上流側シム)
W2 ガイド溝の幅(中間プレート)
W3 ガイド溝の幅(下流側シム、フェースプレート)
T 中間プレートの厚み
AD 接着剤(液体)
UAD 上流側で塗布された接着剤

Claims (9)

  1. 走行する平状物の両側面に液体を塗布する液体塗布ノズルであって、
    該ノズルは、該平状物をその両側に所要の幅を有して位置する案内壁面によって案内する基準走行経路を有し、
    該ノズルの該基準走行経路の該両側の案内壁面に、液体吐出口を、それぞれ平状物の走行方向の上流側位置と下流側位置に所定距離離して、かつ、互いに該基準走行経路に向けて設け、
    該ノズルに、端部が開口され、該基準走行経路を含み、かつ、該基準走行経路の幅よりも大きい所要の幅を有した平状物のガイド溝を設けたことを特徴とする平状物への液体塗布ノズル。
  2. 該平状物のガイド溝は、
    該上流側液体吐出口の位置及び該位置よりも上流側は、該上流側液体吐出口の位置から該基準走行経路と交差する方向に該所要の幅を有して形成され、
    該下流側液体吐出口の位置及び該位置よりも下流側は、該下流側液体吐出口の位置から該基準走行経路と交差する方向に該所要の幅を有して形成され、
    該上流側液体吐出口の位置よりも下流側と、該下流側液体吐出口の位置よりも上流側の間は、該上流側のガイド溝と該下流側のガイド溝とが接続されて形成された、ことを特徴とする請求項1に記載の平状物への液体塗布ノズル。
  3. 該ガイド溝は、
    該上流側液体吐出口の位置よりも下流側と、該下流側液体吐出口の位置よりも上流側の間は、平状物の走行方向の下流側に向けて斜めに折れ曲がった折曲溝として形成され、上流側から下流側にかけて該折曲溝を介して該基準走行経路に対して対称位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の平状物への液体塗布ノズル。
  4. 該基準走行経路は平状物がその長辺をほぼ縦向きに向けられてほぼ直進する直線状の走行経路であり、かつ該両側に位置する案内壁面間の所要の幅は、該平状物の通過を許容し得る幅であって該平状物の厚みとほぼ同等であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の平状物への液体塗布ノズル。
  5. 該それぞれのガイド溝の所要の幅は、平状物の結び目、及び又は、長辺をほぼ横向きにして走行する平状物が通過しうる大きさの幅であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の平状物への液体塗布ノズル。
  6. さらに、ノズルの端部に該ガイド溝へ接続させて平状物の導入部を設け、該導入部は、平状体の走行方向に沿って見たときに、該ガイド溝の端部からノズルの端部にかけて拡がり、平状物の長辺の横向き走行を許容する幅の開口部を備え、該開口部を両側の面取り部によって形成し、該両側の面取り部は、それぞれ横方向距離に比して縦方向距離を長くし、かつ、それぞれ非対称に形成し、塗布開始時に長辺を横向きにして走行する平状物を縦向きに方向変換して該ガイド溝の該基準走行経路に円滑に導入し得る構成にしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の平状物への液体塗布ノズル。
  7. 該液体塗布ノズルは、平ゴム等の平状物の走行方向の上流側から下流側にかけて順次、ノズルボディと、上流側シムと、中間プレートと、下流側シムと、フェースプレートとが配設され積層されて形成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の平状物への液体塗布ノズル。
  8. 該ノズルボディは、その下流面に液体供給用の窪み通路と、端部が開口されて該基準走行経路を有した該上流側のガイド溝の一部が形成され、
    該上流側シムは、該ノズルボディと積層されたときに該液体供給用窪み通路と連通し得る液体通過孔と、端部が開口され該基準走行経路を有した該上流側のガイド溝の一部及び該液体供給用窪み通路と連通し該ノズルボディの下流面及び該中間プレートとともに上流側液体吐出口を画成する切欠き部と、が形成され、
    該中間プレートは、該上流側シムの液体通過孔と連通し得る液体通過孔と、端部が開口されて該基準走行経路を有し、該上流側液体吐出口の位置よりも下流側、及び、該下流側液体吐出口の位置よりも上流側の間の該ガイド溝が形成され、
    該下流側シムは、前記中間プレートの液体通過孔と連通し、端部が開口され該基準走行経路を有した該下流側のガイド溝の一部及び該中間プレートと該フェースプレートの上流面とともに下流側液体吐出口を画成する切欠き部が形成され、
    該フェースプレートは、端部が開口され該基準走行経路を有した該下流側のガイド溝の一部が形成され、てなることを特徴とする請求項7に記載の平状物への接着剤塗布ノズル。
  9. 該平状物は平ゴムであり、該液体はホットメルト接着剤等の接着剤であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の平状物への液体塗布ノズル。
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