JP2001346742A - 電気掃除機用伸縮パイプおよび電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用伸縮パイプおよび電気掃除機

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JP2001346742A
JP2001346742A JP2000173140A JP2000173140A JP2001346742A JP 2001346742 A JP2001346742 A JP 2001346742A JP 2000173140 A JP2000173140 A JP 2000173140A JP 2000173140 A JP2000173140 A JP 2000173140A JP 2001346742 A JP2001346742 A JP 2001346742A
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英明 酒谷
Shusuke Kitamura
秀典 北村
Takaaki Ogawa
貴昭 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気通路と排気環流通路を有する電気掃除機
において、延長管が伸縮自在でコンパクトな構成にしつ
つ、螺旋状の導電体を排気通路内でスムーズに伸縮動作
でき、使い勝手を良好とすることを目的とする。 【解決手段】 延長管8を軸方向に摺動自在に伸縮動作
する第一の通気管38と第二の通気管39で構成し、第
二の通気管39の排気通路B50と排気管42内部に収
容された螺旋状の導電体51の両端部には直線部72を
有し、螺旋状の導電体51の排気管42の第二の通気管
39側での固定位置は、螺旋部の終端から導電体51の
外径d73の12倍以下の距離A74の直線部72範囲
までの間で固定し、第一の通気管38と第二の通気管3
9の伸縮に伴い導電体51の螺旋部が伸縮する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機の排気
を吸込具に還流することで、被掃除面の塵埃除去に排気
を利用する電気掃除機に関し、また、このような電気掃
除機に用いる伸縮パイプの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機用伸縮パイプ
として、特開平11−306692号公報に開示された
ものがある。この電気掃除機用伸縮パイプを図11〜図
12により説明する。図に示すように、延長管8は握り
管6に着脱自在に係止される第一の通気管38内に摺動
自在に第二の通気管39が保持され、第二の通気管39
の先端は吸込具7を着脱自在に係止している。
【0003】第一の通気管38は内壁41で上下2層の
通気路、すなわち吸気通路A35と排気通路A36に区
画されている。第二の通気管39は通気管A42と通気
管B43に分離され、通気管A42は排気通路B44、
通気管B43は吸気通路B45を構成する。つまり、通
気管A42と通気管B43とは軸方向に隙間を設けて配
し、通気管A42の一端側が第一の通気管38の排気通
路A36内で軸方向に摺動自在に挿入され、排気通路A
36に接続されている。また、通気管B43の一端側が
第一の通気管38の吸気通路A35内で軸方向に摺動自
在に挿入され、吸気通路A35に接続している。
【0004】46は螺旋状で伸縮自在な導電体Bであ
り、導電体B46は通気管A42の排気通路B44と第
一の通気管38の排気通路A36内に収容されている。
この両端には接続端子(図示せず)が接続されており、
延長管8を握り管6と吸込具7に接続した時、握り管6
と吸込具7に設けた接続端子(図示せず)に電気的に接
続した状態となる。
【0005】吸込具7前方には、電動機(図示せず)を
内蔵した回転ブラシ51が回転自在に保持されている。
回転ブラシ51は内蔵する電動機(図示せず)に回転駆
動され、減速機(図示せず)を介して回転を伝達され、
毎分1500回転程度の回転をし、掃除面に付着した塵
埃などを掻き上げる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の電
気掃除機用伸縮パイプでは、伸縮パイプを縮めると、螺
旋状の導電体46が使用中にたるみ変形し、螺旋部が通
気管A42の端面に引っかかり縮められなくなる問題を
発生させてしまう。
【0007】従って、螺旋状の導電体46を排気通路内
でスムーズに伸縮動作させるために、螺旋状の導電体4
6の螺旋外径に制約され排気通路を大きくとる必要が生
じ、伸縮パイプをコンパクトな構成にできないといった
課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、伸縮
パイプをコンパクトな構成にしつつ、螺旋状の導電体を
排気通路内でスムーズに伸縮動作でき、かつ使い勝手を
良好とする電気掃除機用伸縮パイプならびにその伸縮パ
イプを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、第一の通気管内を軸方向に摺動自在に伸縮
動作する第二の通気管を有し、前記各通気管には、電動
送風機へ吸引される吸気の吸気通路と、前記電動送風機
から排出される排気の排気通路を設け、前記第一の通気
管内部には、前記第二の通気管の排気通路内に挿入され
軸方向に摺動して排気通路となる排気管を備え、前記第
一の通気管内部の排気管を除く部分を吸気通路とし、前
記第二の通気管の吸気通路と連通し、前記排気通路内に
螺旋状の導電体を設け、前記螺旋状の導電体の両端部に
は直線部を有し、前記螺旋状の導電体の前記排気管の前
記第二の通気管側での固定位置は、前記直線部の距離が
螺旋部の終端から前記導電体の外径の12倍以下の範囲
の間で固定し、第一の通気管と第二の通気管の伸縮に伴
い前記導電体の螺旋部が伸縮する構成とした。
【0010】この構成により、伸縮パイプを縮めていく
際に螺旋状の導電体に加わっていた張力が減少し、導電
体の直線部が波打って曲がろうとするのを螺旋部の終端
から前記導電体の外径の12倍以下の範囲の間で固定さ
せて、直線部にこしを持たせることで無くすことがで
き、螺旋状の導電体が排気管内部にスムーズに入り、排
気管の口径を螺旋状の導電体の螺旋外径より必要以上に
大きくしなくて済、伸縮パイプをコンパクトな構成にで
き、使い勝手を良好にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
第一の通気管内を軸方向に摺動自在に伸縮動作する第二
の通気管を有し、前記各通気管には、電動送風機へ吸引
される吸気の吸気通路と、前記電動送風機から排出され
る排気の排気通路を設け、前記第一の通気管内部には、
前記第二の通気管の排気通路内に挿入され軸方向に摺動
して排気通路となる排気管を備え、前記第一の通気管内
部の排気管を除く部分を吸気通路とし、前記第二の通気
管の吸気通路と連通し、前記排気通路内に螺旋状の導電
体を設け、前記螺旋状の導電体の両端部には直線部を有
し、前記螺旋状の導電体の前記排気管の前記第二の通気
管側での固定位置は、前記直線部の距離が螺旋部の終端
から前記導電体の外径の12倍以下の範囲の間で固定
し、第一の通気管と第二の通気管の伸縮に伴い前記導電
体の螺旋部が伸縮する構成としたものである。
【0012】この構成により、伸縮パイプを縮めていく
際に螺旋状の導電体に加わっていた張力が減少し、導電
体の直線部が波打って曲がろうとするのを螺旋部の終端
から前記導電体の外径の12倍以下の範囲の間で固定さ
せて、直線部にこしを持たせることで無くすことがで
き、螺旋状の導電体が排気管内部にスムーズに入り、排
気管の口径を螺旋状の導電体の螺旋外径より必要以上に
大きくしなくて済、伸縮パイプをコンパクトな構成にで
き、使い勝手を良好にできる。
【0013】本発明の請求項2記載の発明は、第一の通
気管内を軸方向に摺動自在に伸縮動作する第二の通気管
を有し、前記各通気管には、電動送風機へ吸引される吸
気の吸気通路と、前記電動送風機から排出される排気の
排気通路を設け、前記第一の通気管内部には、前記第二
の通気管の排気通路内に挿入され軸方向に摺動して排気
通路となる排気管を備え、前記第一の通気管内部の排気
管を除く部分を吸気通路とし、前記第二の通気管の吸気
通路と連通し、前記排気通路内に螺旋状の導電体を前記
排気管の中央付近を通る位置に配置し、第一の通気管と
第二の通気管の伸縮に伴い前記導電体の螺旋部が伸縮す
る構成としたものである。
【0014】この構成により、螺旋状の導電体が螺旋状
の導電体が排気管の中央付近に配置されているため、排
気管内部にスムーズに入り、伸縮動作時に螺旋部が引っ
かかり無くスムーズに伸縮動作し、排気管の口径を螺旋
状の導電体の螺旋外径より必要以上に大きくしなくて
済、伸縮パイプをコンパクトな構成にでき、使い勝手を
良好にできる。
【0015】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記螺旋状の導電体の螺
旋部の終端1〜5巻きの範囲の外径寸法を他の範囲より
小さくした構成としたものである。
【0016】この構成により、螺旋状の導電体が排気管
内部にスムーズに入り、伸縮動作時に螺旋部が引っかか
り無くスムーズに伸縮動作し、排気管の口径を螺旋状の
導電体の螺旋外径より必要以上に大きくしなくて済、伸
縮パイプをコンパクトな構成にでき、使い勝手を良好に
できる。
【0017】本発明の請求項4記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明において、排気管の第
二の通気管側の内側端面に傾斜部を設けた構成としたも
のである。
【0018】この構成により、螺旋状の導電体が排気管
内部にスムーズに入り、伸縮動作時に螺旋部が引っかか
り無くスムーズに伸縮動作し、排気管の口径を螺旋状の
導電体の螺旋外径より必要以上に大きくしなくて済、伸
縮パイプをコンパクトな構成にでき、使い勝手を良好に
できる。
【0019】本発明の請求項5記載の発明は、電動送風
機を内蔵する掃除機本体と、前記電動送風機の吸気側お
よび排気側に一端が連通する請求項1乃至4のいずれか
1項に記載の電気掃除機用伸縮パイプと、前記電気掃除
機用伸縮パイプの他端に接続する吸込具を有する電気掃
除機としたことにより、使い勝手が良く掃除作業性に優
れた電気掃除機を提供することができる。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例
を、図を用いて説明する。
【0021】図1〜図7において、電気掃除機は、掃除
機本体1の接続口3に、ホース4の接続管5を接続し、
ホース4の他端側の握り管6に吸込具7を接続した伸縮
パイプ(以下、延長管と称す)8を接続している。
【0022】掃除機本体1内の後方側には電動送風機2
が内蔵され、接続口3と電動送風機2の間には、集塵室
9が設けられている。10は電動送風機2を覆っている
防音筒で、防音筒の外周面には排気管11の一端が接続
されている。この排気管11は、一部に蛇腹状部を有
し、全体的には可撓性を持たせている。排気管11の他
端は接続口3側に接続され、電動送風機2の運転で排出
される排気の一部を他端側の接続口3側に導いている。
【0023】接続口3と集塵室9間に挟持された逆止弁
12は、接続口3と集塵室9内とを気密に連通し、また
前側には前記排気管11が接続される略筒状の排気導入
口13が一体に形成されている。
【0024】接続管5は、内周に吸気通路を、外周に排
気通路を形成する2層パイプ構造の接続パイプ14と、
この接続パイプ14の外周側を覆う蓋15と、接続パイ
プ14と蓋15に挟持された尾錠16と、接続パイプ1
4に一端側が回転自在に連結される回転パイプ17を有
している。回転パイプ17にも接続パイプ14と同様に
内周に吸気通路を、外周に排気通路を形成した2層パイ
プ構造とし、回転パイプと接続パイプとの排気通路同士
および排気通路同士とを回転自在に接続している。尾錠
16はバネ18で付勢されて、接続口3に接続管5を着
脱自在に係止している。回転パイプ17は、接続管5長
手方向の軸回りに回転自在で、電気掃除機を使用中にホ
ース4が捩れることを防止している。
【0025】接続パイプ14の内管A19内と回転パイ
プ17の内管B20内とは、タイトパッキング21で気
密に連通し、内管A19外周部と内管B20外周部も同
様に気密に連通している。回転パイプ17の外周側の接
続パイプ14上面には固定接点22が前後方向に並んで
固定されている。固定接点22は回転パイプ17と蓋1
5で挟持された複数の接続端子(図示せず)に電気的に
接続している。接続端子は、接続パイプ14を接続口3
に接続した状態で、掃除機本体1に配置した本体端子
(図示せず)に電気的に接続する。固定接点22の内側
には固定接点22に対向して同数のレール端子23が略
筒状のレール台24に保持されて配置されている。この
レール台24は、回転パイプ17の外周側に固定され、
回転パイプ17が接続管5長手方向の軸回りに回転する
と、回転パイプ17とともに回転し、常時固定接点22
とレール端子23の電気的接続を維持している。
【0026】ホース4は、外ホース25の内径より外径
が径小な内ホース26を収容した2層ホース構造で、内
ホース26の一端側が回転パイプ17の内管B20の反
接続パイプ14側に包着し、また、外ホース25の一端
側が反接続パイプ14側の回転パイプ17の外周面に包
着して各々気密に接続してある。
【0027】握り管6は、内ホース26の他端側を包着
した内管27Aと外ホース25の他端側を包着した外管
27Bとからなる2層管構造の連結管27と、ホース4
の他端側の包着部前方を収容し、前方側にかけて略くの
字状に折曲しながら先端部で延長管8を着脱自在に接続
する曲りパイプ28と、曲りパイプ28の折曲部上方の
部品収容部29と、この部品収納部29に配置されたス
イッチ基板30と、このスイッチ基板30を操作する操
作部31と、曲りパイプ28の上方開口を覆った握り管
カバー32と、握り管カバー32と曲りパイプ28に揺
動自在に挟持されて延長管8を着脱自在に係止する尾錠
A33とを有している。曲りパイプ28は、内壁34で
上下2層の通路に分割され、吸気通路A35は連結管2
7の内管27Aに気密に連通しており、排気通路A36
は連結管27の内管27Aと外管27B間の通路に気密
に連通している。
【0028】導電体A37は、レール端子23に接続さ
れた後、外ホース25と回転パイプ17の外周面の包着
部間から外ホース25と内ホース26の間に導入され、
他端側は外ホース25と連結管27の外管27Bと外ホ
ース25包着部から導出され、部品収容部29を通って
スイッチ基板30に接続されている。
【0029】延長管8は握り管6の曲りパイプ28に着
脱自在に係止される第一の通気管38内に摺動自在に第
二の通気管39が保持され、第二の通気管39の先端は
吸込具7の接続管40を着脱自在に係止している。
【0030】第二の通気管39は内壁41で上下2層の
通気路に区画されている。第一の通気管38は、内部に
内面と隙間を設けるように筒状の排気管42を備えてお
り、握り管6側と接続する一端側には電気接続部A43
を設け、前記電気接続部43近傍において孔44を設け
ている。前記排気管42は、握り管6側の一端を途中で
上下2つの管に分離し、上排気管45を前記孔44から
突出させ、下排気管46を第一の通気管38の端面まで
伸ばした状態で、第一の通気管38内部で保持されてい
る。
【0031】したがって、排気管42の他端側は遊端で
あり、この遊端側が第二の通気管39の上部の通気路内
に挿入される。第二の通気管39は第一の通気管38内
部に入り込み、タイトパッキング47で気密に連通して
摺動自在に保持され、吸気通路B48を構成している。
また、排気管42は第二の通気管39の上層通路に入り
込み、タイトパッキング49で気密に連通し、摺動自在
に保持されて排気通路B50を構成している。
【0032】51は螺旋状の導電体Bであり、螺旋状の
導電体B51は第二の通気管39の排気通路B50と排
気管42内部に収容され、一端は途中で上下2つの管に
分離された排気管42のうちの上排気管45より導き出
し、第一の通気管38側の電気接続部A43に接続さ
れ、他端は、第二の通気管39の吸込具7側に設けられ
た表示基盤52及び電気接続部B53に接続されてい
る。
【0033】延長管8を握り管6と吸込具7に接続した
時、握り管6と吸込具7に設けた接続端子(図示せず)
に電気的に接続した状態となる。
【0034】54は押し釦で、この押し釦54の上下操
作に連動して上下動する係止突起55を有し、係止突起
55は第二の通気管39の下面に位置し、軸方向に所定
間隔をおいて複数形成した係止用凹部56に弾接的に係
合する構成である。この係止突起55と係止用凹部56
とにより、第一の通気管38に対する第二の通気管39
の出代を電気掃除機利用者の都合の良い長さに調節でき
る。なお、延長管8と握り管6の接続部の形状と、吸込
具7と延長管8の接続部とは各々同じ形状に形成してあ
り、握り管6に直接吸込具7を接続して使用することが
できる。
【0035】吸込具7の構成は以下の通りである。吸込
具7前方には、電動機57を内蔵した回転ブラシ58が
回転自在に保持されている。回転ブラシ58は内蔵する
電動機57に回転駆動され、減速機(図示せず)を介し
て回転を伝達され、毎分1500回転程度の回転をす
る。回転ブラシ58は下面に設けた吸込開口59に臨
み、周面に複数取り付けたブレードA60、ブラシB6
1が掃除面に付着した塵埃などを掻き上げる。62は回
転ブラシ58の後方に形成した吸塵口で、上下方向に府
仰自在な連結筒63に連通している。64は連結筒63
に左右方向に一定角度回転自在に接続された吸込具パイ
プで、パイプ壁65で上下の2通路に区画されている。
下方の吸気通路C66は前方を前述の連結筒63、後方
を延長管8の吸気通路B48に連通している。上方の排
気通路C67は、後方が延長管8の排気通路B50に連
通する一方、前方は可撓管68、吸込具の上部から前部
にわたり形成したバイパス(排気通路)69を通じてお
り、バイパス69の終端には排気口70を形成してい
る。そして、電動送風機2の運転で排出される排気をバ
イパス69の排気口70から吸込開口59方向に排出す
る。
【0036】次に上記構成による動作、作用について説
明する。握り管6の操作部71を操作して電動送風機2
を運転すると、同時に導電体B46を介して電動機50
に電力が供給され、電動機51が回転ブラシ58を回転
駆動する。回転ブラシ58は、被掃除面にある塵埃をブ
レードA60、ブラシB61が掻き上げる。
【0037】上記塵埃は、電動送風機2の吸引によって
発生する吸気流で、吸込開口59、吸塵口62、連結筒
63、吸込具パイプ64の吸気通路C66、第二の通気
管39の吸気通路B48、第一の通気管38と曲りパイ
プ28の吸気通路A35、内ホース26、回転パイプ1
7の内管B20、接続パイプ14の内管A19を経由し
て集塵室9内に移送され、ここに蓄積される。塵埃を分
離した清浄な吸気流は、電動送風機2を通過後、防音筒
10内に排出される。
【0038】上記排気の少なくとも一部は、排気管1
1、排気導入口13、通孔65を経由して接続パイプ1
4の内管A19と接続パイプ14の外周の間に導入され
た後、回転パイプ17の内管B20と外周の間、外ホー
ス25と内ホース26の間、連結管27の内管27Aと
外管27Bの間、曲りパイプ28の排気通路A36と第
一の通気管38の排気通路B50、吸込具7の排気通路
C67、可撓管68、パイパス69を通って排気口70
より吸込開口59方向に排出される。この還流した排気
が吸込具7と被掃除面との密着度合いを緩和して吸込具
7の移動操作力を軽くする。同時に、被掃除面上の塵埃
を吸塵口62方向に吹き付け移送し、回転ブラシ58の
回転との相乗効果で集塵性能を向上させる。
【0039】ところで延長管8の第二の通気管39の排
気通路B50と排気管42内部に収容された螺旋状の導
電体51の両端部には直線部72を有し、螺旋状の導電
体51の排気管42の第二の通気管39側での固定位置
は、螺旋部の終端から導電体51の外径d73の12倍
以下の距離A74の直線部72範囲までの間で固定し、
第一の通気管38と第二の通気管39の伸縮に伴い導電
体51の螺旋部が伸縮する構成とした。
【0040】この構成により、延長管8を縮めていく際
に螺旋状の導電体51に加わっていた張力が減少し、導
電体51の直線部72が波打って曲がろうとするのを螺
旋部の終端から導電体51の外径d73の12倍以下の
距離A74をもつ直線部72で固定させて直線部72に
こしを持たせることで無くすことができ、螺旋状の導電
体51が排気管42内部にスムーズに入り、排気管42
の口径D75を螺旋状の導電体51の螺旋外径B76よ
り必要以上に大きくしなくて済、延長管8をコンパクト
な構成にでき、使い勝手を良好にできる。また、距離A
74を外径d73の12倍より大きくすると、螺旋状の
導電体51が使用中にたるみ変形し、螺旋部が排気管4
2の端面に引っかかり縮められなくなる問題を発生させ
てしまう。
【0041】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図8を用いて説明する。なお、上記第1の実施例と同一
構成部品については、同一符号を付して、その説明を省
略する。
【0042】図8において排気通路B50と排気管42
内部に収容された螺旋状の導電体51を排気管42の中
央付近を通る位置77に固定し、第一の通気管38と第
二の通気管39の伸縮に伴い導電体51の螺旋部が伸縮
する構成としたものである。
【0043】この構成により、螺旋状の導電体51が排
気管42の中央付近に配置されているため、排気管42
内部にスムーズに入り、伸縮動作時に螺旋部が引っかか
り無くスムーズに伸縮動作し、排気管42の口径D75
を螺旋状の導電体51の螺旋外径B76より必要以上に
大きくしなくて済、延長管8をコンパクトな構成にで
き、使い勝手を良好にできる。
【0044】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を
図9を用いて説明する。なお、上記第1〜第2の実施例
と同一構成部品については、同一符号を付して、その説
明を省略する。
【0045】図9において、螺旋状の導電体51の螺旋
部の終端1〜5巻き範囲78の外径寸法C79を他の範
囲の外径寸法B76より小さくした構成としたことによ
り、螺旋状の導電体51が排気管42内部にスムーズに
入り、伸縮動作時に螺旋部が引っかかり無くスムーズに
伸縮動作し、排気管42の口径D75を螺旋状の導電体
51の螺旋外径B76より必要以上に大きくしなくて
済、延長管8をコンパクトな構成にでき、使い勝手を良
好にできる。
【0046】(実施例4)次に本発明の第4の実施例を
図10を用いて説明する。なお、上記第1〜第3の実施
例と同一構成部品については、同一符号を付して、その
説明を省略する。
【0047】図10において、排気管42の端面に傾斜
部80を設けた構成としたことにより、螺旋状の導電体
51が排気管42内部にスムーズに入り、伸縮動作時に
螺旋部が引っかかり無くスムーズに伸縮動作し、排気管
42の口径D75を螺旋状の導電体51の螺旋外径B7
6より必要以上に大きくしなくて済、延長管8をコンパ
クトな構成にでき、使い勝手を良好にできる。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
伸縮パイプを縮めていく際に螺旋状の導電体に加わって
いた張力が減少し、導電体の直線部が波打って曲がろう
とするのを螺旋部の終端から前記導電体の外径の12倍
以下の範囲の間で固定させて、直線部にこしを持たせる
ことで無くすことができ、螺旋状の導電体が排気管内部
にスムーズに入り、排気管の口径を螺旋状の導電体の螺
旋外径より必要以上に大きくしなくて済、伸縮パイプを
コンパクトな構成にでき、使い勝手を良好にできる。
【0049】本発明の請求項2記載の発明によれば、螺
旋状の導電体が螺旋状の導電体が排気管の中央付近に配
置されているため、排気管内部にスムーズに入り、伸縮
動作時に螺旋部が引っかかり無くスムーズに伸縮動作
し、排気管の口径を螺旋状の導電体の螺旋外径より必要
以上に大きくしなくて済、伸縮パイプをコンパクトな構
成にでき、使い勝手を良好にできる。
【0050】本発明の請求項3記載の発明によれば、螺
旋状の導電体の螺旋部の終端1〜5巻きの範囲の外径寸
法を少なくとも一方他の範囲より小さくしたことによ
り、螺旋状の導電体が排気管内部にスムーズに入り、伸
縮動作時に螺旋部が引っかかり無くスムーズに伸縮動作
し、排気管の口径を螺旋状の導電体の螺旋外径より必要
以上に大きくしなくて済、伸縮パイプをコンパクトな構
成にでき、使い勝手を良好にできる。
【0051】本発明の請求項4記載の発明によれば、排
気管の第二の通気管側の内側端面に傾斜部を設けたこと
により、螺旋状の導電体が排気管内部にスムーズに入
り、伸縮動作時に螺旋部が引っかかり無くスムーズに伸
縮動作し、排気管の口径を螺旋状の導電体の螺旋外径よ
り必要以上に大きくしなくて済、伸縮パイプをコンパク
トな構成にでき、使い勝手を良好にできる。
【0052】本発明の請求項5記載の発明によれば、使
い勝手が良く掃除作業性に優れた電気掃除機を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の全体
断面図
【図2】同電気掃除機の掃除機本体の断面図
【図3】同電気掃除機の掃除機本体前部の断面図
【図4】同電気掃除機の握り管の断面図
【図5】同電気掃除機の延長管の断面図
【図6】同電気掃除機の吸込具の断面図
【図7】同電気掃除機の延長管の要部断面図
【図8】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機の延長
管の要部断面図
【図9】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機の延長
管の要部断面図
【図10】本発明の第4の実施例を示す電気掃除機の延
長管の要部断面図
【図11】従来の電気掃除機の延長管の断面図
【図12】同電気掃除機の全体断面図
【符号の説明】
1 掃除機本体 7 吸込具 4 ホース 8 延長管 38 第一の通気管 39 第二の通気管 42 排気管 51 導電体 73 外径d 74 距離A 75 口径D 76 螺旋外径 77 位置 79 外径寸法C 80 傾斜部
フロントページの続き (72)発明者 小川 貴昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 BA05 BA06 BA07 3B057 BA09 BA23 BA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の通気管内を軸方向に摺動自在に伸
    縮動作する第二の通気管を有し、前記各通気管には、電
    動送風機へ吸引される吸気の吸気通路と、前記電動送風
    機から排出される排気の排気通路を設け、前記第一の通
    気管内部には、前記第二の通気管の排気通路内に挿入さ
    れ軸方向に摺動して排気通路となる排気管を備え、前記
    第一の通気管内部の排気管を除く部分を吸気通路とし、
    前記第二の通気管の吸気通路と連通し、前記排気通路内
    に螺旋状の導電体を設け、前記導電体の両端部には直線
    部を有し、前記螺旋状の導電体の前記排気管の前記第二
    の通気管側での固定位置は、前記直線部の距離が螺旋部
    の終端から、前記導電体の外径の12倍以下の範囲の間
    で固定させ、第一の通気管と第二の通気管の伸縮に伴い
    前記導電体の螺旋部が伸縮する電気掃除機用伸縮パイ
    プ。
  2. 【請求項2】 第一の通気管内を軸方向に摺動自在に伸
    縮動作する第二の通気管を有し、前記各通気管には、電
    動送風機へ吸引される吸気の吸気通路と、前記電動送風
    機から排出される排気の排気通路を設け、前記第一の通
    気管内部には、前記第二の通気管の排気通路内に挿入さ
    れ軸方向に摺動して排気通路となる排気管を備え、前記
    第一の通気管内部の排気管を除く部分を吸気通路とし、
    前記第二の通気管の吸気通路と連通し、前記排気通路内
    に螺旋状の導電体を前記排気管の中央付近を通る位置に
    配置し、第一の通気管と第二の通気管の伸縮に伴い前記
    導電体の螺旋部が伸縮する電気掃除機用伸縮パイプ。
  3. 【請求項3】 前記螺旋状の導電体の螺旋部の終端1〜
    5巻きの範囲の外径寸法を他の範囲より小さくした請求
    項1または2記載の電気掃除機用伸縮パイプ。
  4. 【請求項4】 前記排気管の前記第二の通気管側の内側
    端面に傾斜部を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の電気掃除機用伸縮パイプ。
  5. 【請求項5】 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前
    記電動送風機の吸気側および排気側に一端が連通する請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機用伸縮パ
    イプと、前記電気掃除機用伸縮パイプの他端に接続する
    吸込具を有する電気掃除機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100883540B1 (ko) * 2008-06-27 2009-02-12 주식회사 한미플렉시블 청소기용 연장관
KR100963751B1 (ko) * 2008-04-02 2010-06-14 엘지전자 주식회사 청소기용 연장관
KR102065775B1 (ko) * 2018-10-29 2020-01-13 은성전자 주식회사 전선내장 신축관

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100963751B1 (ko) * 2008-04-02 2010-06-14 엘지전자 주식회사 청소기용 연장관
KR100883540B1 (ko) * 2008-06-27 2009-02-12 주식회사 한미플렉시블 청소기용 연장관
KR102065775B1 (ko) * 2018-10-29 2020-01-13 은성전자 주식회사 전선내장 신축관

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