JP2001346723A - ガラス清掃装置 - Google Patents

ガラス清掃装置

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JP2001346723A
JP2001346723A JP2000171233A JP2000171233A JP2001346723A JP 2001346723 A JP2001346723 A JP 2001346723A JP 2000171233 A JP2000171233 A JP 2000171233A JP 2000171233 A JP2000171233 A JP 2000171233A JP 2001346723 A JP2001346723 A JP 2001346723A
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glass
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glass cleaning
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magnetic body
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JP2000171233A
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English (en)
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Minetake Yamashita
峰毅 山下
Hirotaka Josa
弘隆 帖佐
Osamu Saito
督 齋藤
Yoshihiro Inoue
佳大 井上
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TAKESHIBA SEIKO KK
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
TAKESHIBA SEIKO KK
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄いガラスから厚いガラスまで、安全且つ確
実に清掃可能とするガラス清掃装置を提供する。 【解決手段】 ガラス1を介して互いに磁着する室内部
2と室外部3を具備する。室外部3にガラス清掃部材4
を設けたガラス清掃装置に関する。室内部2と室外部3
のそれぞれに磁石5を設ける。室内部2と室外部3のど
ちらか一方の磁石5がガラス面に近離することによっ
て、互いに磁着する際の磁力を調整可能とする操作部6
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内側と室外側に
装備される磁石あるいは磁性体によってガラスの両面に
磁着してガラス面を清掃するガラス清掃装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来においては、一般住宅から高層ビル
に至るまで窓ガラスやショーウインドウガラスは、布、
スポンジなどを使用して清掃されていたが、水などの洗
浄剤を塗布した後、乾拭きをしなければならず非常に面
倒であり且つ非効率的であった。また、特に窓ガラスの
外側は汚れやすく、窓ガラスが設置されている場所によ
っては、高所であったり、狭所であったり、手が届かな
い場所であったり、仮に手が届いたとしても身体を乗り
出さなければならず非常に困難であり危険を伴う作業で
あることが問題であった。
【0003】また従来より、米国特許3296645号
明細書や特開昭53−06264号公報等のように、磁
石を用いた窓清掃装置が考案されているが、ガラス面と
の間に布や紙、コーティング処理を施した紙などを使用
しなければならないものであったり、洗浄方向が一方向
であったりして、洗浄性、使い勝手が非常に悪いなどの
問題があった。
【0004】更には、磁石あるいは磁性体を使用した窓
清掃装置においては、窓の厚みによって、磁力が変化す
るために、磁力が強すぎると薄いガラスを拭く場合に操
作力が大きくなって、使い勝手が悪くなったり、外部へ
の漏れ磁束が大きくなって、人体・機器への影響が問題
となる場合があり、逆に、磁力が小さすぎると厚いガラ
スを拭く場合に、吸着力(磁着力)が不足して、室外側
の清掃部が追従せずに落下したり、完全に清掃できなか
ったりするなどの問題があった。
【0005】従って、薄いガラスから厚いガラスまで厚
みを選ばず清掃が可能となるガラス清掃装置が一般住宅
はもとより、事務所、商店などにおいて要望されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、薄いガラスから厚いガラスま
で、安全且つ確実に清掃可能とするガラス清掃装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ガラス清掃装置は、ガラス1を介して互いに磁着する室
内部2と室外部3を具備し、室外部3にガラス清掃部材
4を設けたガラス清掃装置であって、室内部2と室外部
3のそれぞれに磁石5を設け、室内部2と室外部3のど
ちらか一方の磁石5がガラス面に近離することによっ
て、互いに磁着する際の磁力を調整可能とする操作部6
を有して成ることを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項2に係るガラス清掃装置
は、ガラス1を介して互いに磁着する室内部2と室外部
3を具備し、室外部3にガラス清掃部材4を設けたガラ
ス清掃装置であって、室内部2と室外部3のどちらか一
方に磁石5を設けると共に他方に磁性体7を設け、室内
部2と室外部3のどちらか一方の磁石5又は磁性体7が
ガラス面に近離することによって、互いに磁着する際の
磁力を調整可能とする操作部6を有して成ることを特徴
とするものである。
【0009】また、本発明の請求項3に係るガラス清掃
装置は、請求項1又は2の構成に加えて、前記操作部6
を室内部2に設けて成ることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項4に係るガラス清掃
装置は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、前
記操作部6は磁石5又は磁性体7との間にガラス面から
離れる方向に付勢されるバネ8を有し、その操作部6に
よって磁石5又は磁性体7のガラス面からの距離を調整
された位置に保持するためのロック手段9を有して成る
ことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項5に係るガラス清掃
装置は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、前
記ロック手段9は、操作部6の操作に連動して軸方向に
回転することにより磁石5又は磁性体7と干渉又は不干
渉となってロック又は解除が可能であることを特徴とす
るものである。
【0012】また、本発明の請求項6に係るガラス清掃
装置は、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、前
記ロック手段9は回転動作の際に、磁石5又は磁性体7
とガラス1側の本体10の内壁との間で摩擦しながら回
転することを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項7に係るガラス清掃
装置は、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、前
記操作部6はバネ8と磁力のバランスによって自動的に
ガラス面から離れる方向に復帰することを特徴とするも
のである。
【0014】また、本発明の請求項8に係るガラス清掃
装置は、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、ガ
ラス面に近接した磁石5又は磁性体7が接触可能な位置
にクッション材11を設けて成ることを特徴とするもの
である。
【0015】また、本発明の請求項9に係るガラス清掃
装置は、請求項1乃至8のいずれかの構成に加えて、室
内部2のガラス面と対面しない背面側に突起部12を設
け、突起部12の側面部14に指を保持するための取手
部13を形成し、突起部12の天面部15に凹部16を
形成すると共にこの凹部16に前記操作部6を設けて成
ることを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の請求項10に係るガラス清
掃装置は、請求項1乃至9のいずれかの構成に加えて、
前記操作部6と磁石5又は磁性体7の間にギア17を有
して磁力を調整可能とすることを特徴とするものであ
る。
【0017】また、本発明の請求項11に係るガラス清
掃装置は、請求項1乃至10のいずれかの構成に加え
て、前記操作部6と磁石5又は磁性体7の間にカム18
を有して磁力を調整可能とすることを特徴とするもので
ある。
【0018】また、本発明の請求項12に係るガラス清
掃装置は、請求項1乃至11のいずれかの構成に加え
て、操作部6が露出しないようにキャップ部20を有し
て成ることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0020】室内部2は樹脂などで形成される中空箱形
の本体10で外殻が形成されている。本体10は、正面
(室内部2の使用時にガラス1の方に向く面)が開口す
る室内本体部40と、室内本体部40の正面の開口に取
り付けられる室内洗浄部41とで形成されている。
【0021】図1〜3に示すように、室内部2は室内本
体部40の内部に一対の磁石5、5を内蔵して形成され
ている。磁石5、5は室内部2の長手方向に並べて配置
されており、各磁石5は室内本体部40の内部に配設さ
れた取付板21の室内洗浄部41側の面に連結された状
態で設置されている。取付板21は例えばステンレス鋼
などの磁性体で板状に形成することができるが、これに
限定されるものではない。尚、本実施の形態では磁石5
を設けているが、後述の室外部3に磁石5が内蔵されて
いれば磁石5の代わりに磁性体7を用いることができ
る。また、本体10の内部には室内部2と室外部3が互
いに磁着する際に磁力を可変可能とする操作部6が設置
されている。操作部6はボタン部22と、ロック手段9
である回転ロック部23と、磁石5の固定位置を決める
ための受け部24とから形成されている。
【0022】室内本体部40のガラス面(ガラス1の表
面)と対面しない背面側(裏面側)には突起部12が設
けられており、突起部12の側面部14には突起部12
を握った際に指を引っ掛けて保持するための取手部13
が突設されている。また、突起部12の天面部(ガラス
面と対面しない背面)15には本体10の内部と連通す
る凹部16が形成されており、この凹部16に上記操作
部6のボタン部22が配置されている。従って、ボタン
部22は本体10の外部から凹部16の開口を介して操
作が可能に形成されている。また、凹部16にはその開
口を塞いでボタン部22の外面を覆うように防水キャッ
プ25が設けられていると共に防水キャップ25と凹部
16の内面との間にできる隙間を塞ぐように防水ゴム部
95が防水キャップ25の全周に亘って設けられてお
り、凹部16を通って本体10の内部に水が侵入しない
ように形成されている。
【0023】また、図5に示すように、操作部6にはボ
タン部22が押し込み操作後、自動的に元の位置(押し
込み前の位置であって、凹部16内)に復帰するよう
に、ボタン部22の押し込み方向に長いコイルバネ形状
のボタンバネ部26(バネ8)が設けられている。ま
た、図17のように、ボタン部22が露出しないように
ボタン部22の外面側(背面側)に更にキャップ部20
を設けることができる。キャップ部20は天面部15に
凹設された枢着凹部27に軸部28より枢着されてお
り、凹部16を開放する状態と閉塞する状態との間で回
動自在に形成されている。従って、凹部16を開放する
状態にキャップ部20を回動することによってボタン部
22を操作することができ、凹部16を閉塞する状態に
キャップ部20を回動することによってボタン部22を
覆って操作できないようにすることができ、ボタン部2
2の誤操作を防止することが可能である。
【0024】回転ロック部23は略円筒状に形成されて
おり、回転ロック部23の内側には回転軸47が設けら
れている。回転軸47と回転ロック部23は連結片48
により一体化されている。そして、回転軸47の連結片
48よりもボタン部22側の部分は上記ボタンバネ部2
6の室内洗浄部41側の端部の内側に挿着されていると
共に、回転軸47の連結片48よりも室内洗浄部41側
の部分は室内洗浄部41の内壁(内面)に突設された円
枠状の保持片55の内側に回転自在に挿着されている。
また、回転ロック部23の外周面には回転ロック部23
の軸方向に長い一対のフック部56が突設されている。
フック部56は回転軸47を挟んで対向する位置に配置
されている。さらに、回転ロック部23の内面には一対
の凹溝57が形成されており、凹溝57の室内洗浄部4
1側の面が回転ロック部23の軸方向に対して傾斜する
斜面58として形成されている。
【0025】上記の回転ロック部23は取付板21の略
中央部に設けた鍵孔部60に差し込まれている。鍵孔部
60はほぼ円形の孔本体部61と一対のロック通過部6
2とで形成されており、孔本体部61と各ロック通過部
62は連通していると共に一対のロック通過部62は孔
本体部61を挟んで対向する位置に形成されている。ま
た、ボタン部22には室内洗浄部41側に突出する差込
部63が突設されており、この差込部63が回転ロック
部23のボタン部22側の端部の内側に差し込まれてい
る。差込部63には室内洗浄部41側に開口する挿入穴
64が設けられており、この挿入穴64に上記ボタンバ
ネ部26のボタン部22側の端部が挿着されている。ま
た、差込部63の外周面には一対のボス部65が突設さ
れており、ボス部65は回転ロック部23の凹溝57に
スライド移動自在に嵌めこまれている。また、ボタン部
22の周面には回転防止リブ部70が突設されており、
この回転防止リブ部70が受け部24に設けられた前後
方向に長い回転防止溝部71に挿入されている。
【0026】また、図1〜3に示すように、本体10の
ガラス1側に向く面となる室内洗浄部41の外面(ガラ
ス面と対面する面)には突出部29が突設されている。
突出部29は室内部2の短手方向のほぼ中央部で室内部
2の長手方向に長く形成されている。受け部24はガラ
ス1側の面がほぼ平坦に形成されるものであって、この
受け部24のガラス1側の面が本体10の室内洗浄部4
1の内壁(内面)から一定距離を確保した位置に配置さ
れるように、受け部24は室内本体部40の内部におい
てボタン部22と取付板21の間で固定されている。ま
た、室内本体部40の内部には受け部24を貫通するよ
うに複数本のピン部30が設けられており、取付板21
とともに磁石5(または磁性体7)をガラス面から離れ
る方向に付勢するためのリフトバネ31がこのピン部3
0によって室内本体部40の内部に固定されている。
【0027】さらに、室内洗浄部41には複数個のロー
ラー部32が設けられている。ローラー部32は室内部
2の操作時にガラス面と接触して回転することにより室
内部2の摩擦を低減可能とするものであって、突出部2
9に設けた凹所33内に回転自在に取り付けられてい
る。そして、凹所33はガラス1側に開口して形成され
ており、この凹所33の開口からローラー部32の周面
が若干突出して突出部29のガラス面に対面する面より
もガラス1側に位置するように形成されている。突出部
29の両側において本体10(室内本体部40)のガラ
ス1側の面にはガラス面上の水を掻き集める集水機能を
有する拭き取り部34が設けられている。この拭き取り
部34はゴムなどの弾性体で形成されるものであって、
室内部2の長手方向のほぼ全長に亘る長さを有するもの
である。さらに、突出部29と拭き取り部34の間にお
いて本体10(室内洗浄部41)のガラス1側の面に
は、水を蓄えるための保水機能と水をガラス面に供給す
るための吸水機能を有する吸水部35が設けられてい
る。この吸水部35はフェルト、スポンジなどで形成さ
れるものであって、室内部2の長手方向のほぼ全長に亘
る長さを有するものである。これら拭き取り部34と吸
水部35でガラス清掃部材4が形成されている。
【0028】図9、10に示すように室外部3は樹脂な
どで形成される中空箱形の室外本体49で外殻が形成さ
れている。室外本体49は、正面(室外部3の使用時に
ガラス1の方に向く面)が開口する室外本体部50と、
室外本体部50の正面の開口に取り付けられる室外洗浄
部51とで形成されている。
【0029】室外部3は室外本体部50の内部に一対の
磁石5、5を内蔵して形成されている。磁石5、5は室
外部3の長手方向に並べて配置されており、各磁石5は
室外本体部50の内部に配設された取付板21のガラス
1側の面に連結された状態で設置されている。取付板2
1は例えばステンレス鋼などの磁性体で板状に形成する
ことができるが、これに限定されるものではない。尚、
本実施例では磁石5を設けているが、上述の室内部2に
磁石5が内蔵されておれば磁石5の代わりに磁性体7を
用いることができる。
【0030】また、室外本体49のガラス1側となる室
外洗浄部51の外面(ガラス面と対面する面)には突出
部29が突設されている。突出部29は室外部3の短手
方向のほぼ中央部で室外部3の長手方向に長く形成され
ている。さらに、室外洗浄部51には複数個のローラー
部32が設けられている。ローラー部32は室外部3の
移動時にガラス面と接触して回転することにより室外部
3の摩擦を低減可能とするものであって、突出部29に
設けた凹所33内に回転自在に取り付けられている。そ
して、凹所33はガラス1側に開口して形成されてお
り、この凹所33の開口からローラー部32の周面が若
干突出して突出部29のガラス面に対面する面よりもガ
ラス1側に位置するように形成されている。また、突出
部29の両側において室外本体49(室外本体部50)
のガラス1側の面にはガラス面上の水を掻き集める集水
機能を有する拭き取り部34が設けられている。この拭
き取り部34はゴムなどの弾性体で形成されるものであ
って、室外部3の長手方向のほぼ全長に亘る長さを有す
るものである。さらに、突出部29と拭き取り部34の
間において室外本体49(室外洗浄部51)のガラス1
側の面には、水を蓄えるための保水機能と水をガラス面
に供給するための吸水機能を有する吸水部35が設けら
れている。この吸水部35はフェルト、スポンジなどで
形成されるものであって、室内部2の長手方向のほぼ全
長に亘る長さを有するものである。これら拭き取り部3
4と吸水部35でガラス清掃部材4が形成されている。
【0031】また、室外部3には落下防止及び落下時の
安性確保のために落下防止ひも43が設けられている。
落下防止ひも43はそのほぼ全長がカールされた伸縮部
44として形成されており、落下防止ひも43の一端は
室外部3の背面のほぼ中心部に回転自在に連結されてい
ると共に落下防止ひも43の他端には腕(手首)に巻き
つけ可能なバンド部45が設けられている。そして、室
外部3が落下したときには伸縮部44が伸縮することに
より衝撃を緩和することができるものである。尚、本実
施の形態では、複数枚のガラス1を重ねた場合などに室
外部3が隣り合うガラス1の間の隙間に入り込むことが
可能となるように、室外部3を薄くする必要があるた
め、上記の操作部6などからなる磁力可変機能を室内部
2に設けているが、このような問題がない場合は室外部
3に設けても良い。
【0032】上記のような室内部2と室外部3からなる
ガラス清掃装置を用いて窓ガラス等のガラス1を清掃す
るにあたっては次のようにして行なう。まず、図13
(a)に示すように、室内部2及び室外部3を水99又
は洗剤を含む水(洗浄水)に浸して吸水部35に吸水さ
せる。この時、落下防止ひも43のバンド部45が手首
に巻かれている。次に、図13(b)に示すように、室
外部3の両方の拭き取り部34と吸水部35がガラス1
の室外側の表面に接触するように、室外部3をガラス1
の室外側に配置すると共に、室内部2の一方の長手端部
がガラス1の室内側の表面に接触するように、室内部2
をガラス1の室内側に配置する。この時、室内部2の上
記一方の長手端部が室外部3の一方の長手端部と対向す
るようにする。次に、図13(b)に矢印で示すよう
に、室内部2の室内洗浄部41が室内側のガラス面に近
づくように、室内部2の上記一方の長手端部を中心とし
て室内部2を回動させることによって、室内部2の両方
の拭き取り部34と吸水部35を室内側のガラス面に接
触させる。そして、このようにして室内部2の室内洗浄
部41と室外部3の室外洗浄部51とを対向させること
によって、室内部2の磁石5と室外部3の磁石5の磁力
(吸着力)により、室内部2と室外部3がガラス1を介
して(挟んで)互いに磁着することになる。ここで、ガ
ラス1が薄い場合はそのまま、ガラス1が厚い場合はボ
タン部22を押し込み、後述のようにロックを解除す
る。
【0033】この後、図13(c)(d)に示すよう
に、室内部2を室内側のガラス面に沿って左右(拭き取
り部34及び吸水部35の長手方向と直交する方向)に
移動させるものであり、これにより、室内部2の吸水部
35から室内側のガラス面に水又は洗浄水が塗布されて
汚れが浮き上がると共に浮き上がった汚れを含む水又は
洗浄水が拭き取り部34で掻き集められることになり、
室内部2を室内側のガラス面で1回移動させるだけで、
洗浄水で汚れを浮き上がらせて拭き取り部34で掻き集
めるという洗浄をするためのすべての作業を行なって、
室内側のガラス面の清掃を行なうことができるものであ
る。
【0034】一方、室外部3は室内部2と磁着している
ので、上記のように室内部2を移動させることによっ
て、これに追従して室外側のガラス面に沿って左右に移
動するものであり、これにより、室外部3の吸水部35
から室外側のガラス面に水又は洗浄水が塗布されて汚れ
が浮き上がると共に浮き上がった汚れを含む水又は洗浄
水が拭き取り部34で掻き集められることになり、室外
部3が室内側のガラス面で1回移動するだけで、洗浄水
で汚れを浮き上がらせて拭き取り部34で掻き集めると
いう清掃(洗浄)をするためのすべての作業を行なっ
て、室外側のガラス面の清掃を行なうことができるもの
である。
【0035】上記のように本発明のガラス清掃装置は、
室内部2と室外部3のどちらか一方に磁石5を、もう一
方に磁石5又は磁性体7を備えることによって、各々が
吸着し、ガラス1の両面を同時に清掃可能とするもので
あるが、薄いガラス1(例えば、3〜10mm)を清掃
する場合はそれほど大きな磁着力(吸着力)は必要な
く、厚いガラス1(例えば、11〜18mm)を清掃す
る場合は大きな磁着力を必要とする。そこで本発明では
室内部2(室外部3であってもよい)の磁石5又は磁性
体7がガラス面に近離することによって磁着する際の磁
力を調整し、ガラス1の厚みに応じた最適な清掃しやす
い磁着力を得ようとするものであり、磁石5又は磁性体
7をガラス面に近離させるにあたって上記の操作部6な
どからなる磁力可変機能を用いるものである。
【0036】ここで、図4〜図8にて磁力可変の動作原
理について説明する。まず、室内部2を清掃に使用する
以前では、磁石5(又は磁性体7)はリフトバネ31の
弾性力で最も後退した位置(室内洗浄部41から最も離
れた位置)にある。この時、磁石5が装着されている取
付板21も最も後退した位置にあり、しかも、図4
(a)に示すように、回転ロック部23のフック部56
の位置と鍵孔部60のロック通過部62の位置が一致し
ておらず、例えば、フック部56とロック通過部62の
間の角度が約45°となるように、鍵孔部60の周方向
においてフック部56とロック通過部62の位置がずれ
ている。従って、フック部56は鍵孔部60の孔本体部
61の前側縁部(室内洗浄部41側の縁部)に引っ掛か
ってフック部56と鍵孔部60が干渉状態にあり、フッ
ク部56によって磁石5と取付板21の前側(室内洗浄
部41側)への移動が規制されており、よって、磁石5
及び取付板21はガラス面から一定距離の位置に固定さ
れてロックされた状態となっている。
【0037】このように室内部2の磁石5の位置を固定
した状態で、上記の手順に従って図6に示すようにガラ
ス1を介して室内部2と室外部3を互いに磁着させる。
この時、ガラス1が薄い場合、室内部2の磁石5は磁力
により前側(ガラス1側)に移動せず、室外部3の磁石
5(又は磁性体7)との距離が離された状態に保持され
るものであり、従って、図11のグラフに示す(●を結
ぶ曲線)ように、薄いガラス(例えば、厚み3〜10m
m)1に対する使用時に過剰な吸着力が発生せず、ま
た、室内部2の移動が重たくなることがなく操作性が低
下することなく、優れた操作性を得ることが可能となる
ものである。
【0038】次に、図7に示すように厚いガラス(例え
ば、厚み11〜18mm)1に使用する場合、上記のよ
うに室内部2の磁石5(又は磁性体7)と室外部3の磁
石5(又は磁性体7)の位置が離れていると、図11の
グラフに示す(○を結ぶ曲線)ように十分な吸着力が得
られないことがあり、室内部2への室外部3の追従性が
悪化してしまうため、室内部2の磁石5(又は磁性体
7)と室外部3の磁石5(又は磁性体7)との距離を縮
めて吸着力を増す必要がある。そこで、ガラス1を介し
て室内部2と室外部3を磁着させた状態で、操作部6の
ボタン部22を天面部15に設けた凹部16から本体1
0内の方に押し込むように操作する。このようにボタン
部22を押し込むと、ボタン部22の回転防止リブ部7
0が受け部24の回転防止溝部71に沿った状態で前側
(ガラス1側)に移動すると共に図5に示すように、ボ
ス部65が回転ロック部23に設けられたスライド用の
溝部57の斜面58と干渉して斜面58を滑ることにな
り、この結果、回転ロック部23が回転軸47を軸とし
て回転する方向に力が加わり、回転ロック部23が回転
軸47を軸として所定の角度(例えば、約45°)回転
する。
【0039】ここで、回転ロック部23は磁石5(又は
磁性体7)と室内洗浄部41の内壁(内面)との間で挟
まれた状態で設置されており、回転ロック部23がその
内周面が保持片55の外周面と摩擦しながら回転した
り、回転ロック部23や回転軸47の先端が室内洗浄部
41の内壁(内面)と摩擦しながら回転ロック部23が
回転したりするようになっているために、室内部2と室
外部3を合わせた状態や室内部2と室外部3を薄いガラ
スに使用する場合は、磁石5による磁力が大きくなって
回転ロック部23の回転時の摩擦が大きくなることによ
って、ボタン部22の押し込み操作力が大きくなり回転
ロック部23によるロックの解除が困難となるようにな
っている。すなわち、図12に示すように、ペアガラス
(登録商標)(厚み12〜18mm)等の厚いガラス1
において室内部2と室外部3を磁着させた場合は、ボタ
ン部22を押圧するための力が3kgf(24.9N)
以内となって、軽くて小さい力で容易に操作することが
できるが、標準ガラス(3〜7mm)等の薄いガラス1
において室内部2と室外部3を磁着させた場合は、ボタ
ン部22を押圧するための力が大きくなり、回転ロック
部23によるロックの解除が行いにくくなるものであ
る。
【0040】そして、上記のように回転ロック部23が
回転すると、取付板21の鍵孔部60の開口縁部と干渉
していた回転ロック部23のフック部56と鍵孔部60
のフック通過部62の位置が一致して鍵孔部60の内周
形状と回転ロック部23の外周形状が一致し、回転ロッ
ク部23が鍵孔部60を通過可能となってロックが解除
される。このようにロックが解除されると、室内部2と
室外部3の間に発生する磁力によって室内部2の磁石5
及び取付板21は室内洗浄部41の内壁(内面)まで移
動してガラス1に近づくことになり、これによって、室
内部2の磁石5(または磁性体7)と室外部3の磁石5
(または磁性体7)の距離が縮まり、図11に示すよう
に、厚いガラス1であっても室内部2と室外部3を磁着
するための必要な吸着力(磁力)が得られるものであ
る。
【0041】上記のように、急激にロックが解除される
と磁石5が室内洗浄部41の内壁(内面)に激しく衝突
するために、音が発生したり、磁石5(又は磁性体7)
やガラス1の割れが発生する可能性がある。そこで、室
内洗浄部41の内壁には、磁石5(又は磁性体7)がガ
ラス面に接近した場合に取付板21のガラス1側の面の
両端が接触可能となるようにクッション材11が設けら
れており、このクッション材11により衝撃を吸収して
音の発生及び磁石5(又は磁性体7)やガラス1の割れ
の発生を防止することができるものである。
【0042】上記のように室内部2と室外部3を磁着し
た後、上記と同様にして厚いガラス1の清掃を行うが、
この清掃を終えた後、室内部2をガラス面から外すと、
室内部2と室外部3の間の強力な吸着力が解除されるこ
とになり、この結果、室内部2のリフトバネ31の弾性
力と、室内部2の磁石5と室外部3の磁石5との磁力の
バランスが崩れ、室内部2のリフトバネ31の弾性力に
よって、図8に矢印で示すように、磁石5(または磁性
体7)及び取付板21がガラス1から離れる方向に自動
的に持ち上げられ、ガラス面から離れる方向に復帰する
ものである。その際に、同時に、ボタンバネ26の弾性
力と磁力のバランスによって、ボタンバネ26の弾性力
により回転ロック部23がロック解除時と逆方向に自動
的に回転復帰して、再び、回転ロック部23のフック部
56と磁石5(または磁性体7)を設けた取付板21の
鍵孔部60とが干渉してロックがかかる構造となってい
る。このことによって、使用時にボタン部22を操作し
てロック解除をしない限りは、磁石5(又は磁性体7)
はガラス面から離れた位置にロックされて保持されてお
り、薄いガラス1に使用する際に強力な磁力によって、
ガラス1を破壊したり、怪我をする危険性を防止できる
のであり、しかも、厚いガラス1を清掃する際に室内部
2と室外部3の吸着力を大きくして確実に清掃すること
ができるものである。
【0043】図14に他の実施の形態を示す。このガラ
ス清掃装置は、上記のような磁力調整を磁力以外で可能
とするものであって、前記操作部6と磁石5又は磁性体
7の間において、室内部2の本体10の内部にギア17
を設け、このギア17の回転によってねじ軸部81が前
後方向に移動し、ねじ軸部81の移動により磁石5(又
は磁性体7)を設けた取付板21が前後方向に移動し
て、室内部2と室外部3の磁石5(又は磁性体7)の距
離が調整されるものである。
【0044】すなわち、前記操作部6と磁石5又は磁性
体7の間において本体10の内部には円盤状の操作ギア
79が回転自在に設けられており、操作ギア79の外周
にはギア部(歯車の歯部)80が全周に亘って形成され
ている。また、操作ギア79の周端部の一部が本体10
の外側に露出されている。また、本体10の内部には、
軸部に回転可能となるように固定された第2ギア82が
ギヤ部80とかみ合った状態で設けられている。さらに
第2ギヤ82は磁石5(又は磁性体7)を設けた取付板
21に固定されたねじ軸部81にねじ止めされている。
そして、操作ギア79を回転操作することによって、こ
れに連動して第2ギア82が回転し、第2ギア82がね
じ軸部81を前後方向に移動することによって、磁石5
(又は磁性体7)を設けた取付板21が前後方向に移動
して、室内部2と室外部3の磁石5(又は磁性体7)の
距離が調整されるものであり、このようにしてガラス1
の厚みに対応して吸着力(磁着力)を調整することがで
きるものである。
【0045】図15に他の実施の形態を示す。このガラ
ス清掃装置は上記と同様にギア17を用いたものであ
る。前記操作部6と磁石5又は磁性体7の間において、
本体10の内部には円盤状の操作ギア79が回転自在に
設けられており、操作ギア79の外周にはギア部(歯車
の歯部)80が全周に亘って形成されている。また、操
作部6の周端部の一部が本体10の外側に露出されてい
る。また、本体10の内部には、軸部に回転可能となる
ように固定された第2ギア82がギヤ部80とかみ合っ
た状態で設けられている。さらに第2ギヤ82は磁石5
(又は磁性体7)を設けた取付板21に固定されたねじ
軸部81にねじ止めされている第3ギア83とかみあっ
て設けられている。そして、操作ギア79を回転操作す
ることによって、これに連動して第2ギア82及び第3
ギア83が回転し、第3ギア83がねじ軸部81を前後
方向に移動させることによって、磁石5(又は磁性体
7)を設けた取付板21が前後方向に移動して、室内部
2と室外部3の磁石5(又は磁性体7)の距離が調整さ
れるものであり、このようにしてガラス1の厚みに対応
して吸着力(磁着力)を調整することができるものであ
る。
【0046】さらに、上記の実施の形態にさらに前記操
作部6と磁石5又は磁性体7の間においてカム18を設
けることによって、磁石5(又は磁性体7)を前後方向
に簡単に移動させることが可能となるものである。この
構造は、図16(a)(b)に示すように、本体10の
外部に設けられたつまみ部を回転操作させることによ
り、まず、一端が本体10に枢着された断面略楕円状の
第一カム90がロック機構を解除し、一頂点が本体10
に枢着された断面略三角形の第二カム91で磁石5(又
は磁性体7)を設けた取付板21をガラス面側に押圧し
て前進させる。それにより厚いガラス1においても必要
な磁力が得られることになる。また、つまみ部を反対に
回転させると逆に磁石5(又は磁性体7)を設けた取付
板21がガラス面から離れる方向に後退し、第一カム9
0にてロックがかかる位置まで復帰させることができ
る。これにより、一度、固有の厚みのガラス1に合わせ
て前記のギヤ17にて磁石5(又は磁性体7)を設けた
取付板21の移動位置を調整しておけば、いちいちギヤ
17を何回か回転させなくても最適な磁力の位置への移
行が容易に行えるようになるのである。また、本体10
内にバネを設けることにより、ガラス1の清掃が終わり
室内部2を外すと、このバネの弾性力によって自動的に
磁石5(又は磁性体7)を設けた取付板21がガラス1
から離れた方向に後退してロックがかかるようになるた
め、不用意な磁石5(又は磁性体7)の移動を防ぐこと
ができ、強力な磁力によってガラス1を破壊したり怪我
をする危険性を防止することができるものである。
【0047】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、ガラスを介して互いに磁着する室内部と室外部を具
備し、室外部にガラス清掃部材を設けたガラス清掃装置
であって、室内部と室外部のそれぞれに磁石を設け、室
内部と室外部のどちらか一方の磁石がガラス面に近離す
ることによって、互いに磁着する際の磁力を調整可能と
する操作部を有して成ることを特徴とするものであり、
また、本発明の請求項2の発明は、ガラスを介して互い
に磁着する室内部と室外部を具備し、室外部にガラス清
掃部材を設けたガラス清掃装置であって、室内部と室外
部のどちらか一方に磁石を設けると共に他方に磁性体を
設け、室内部と室外部のどちらか一方の磁石又は磁性体
がガラス面に近離することによって、互いに磁着する際
の磁力を調整可能とする操作部を有して成ることを特徴
とするものであり、これらの構成から、磁石あるいは磁
性体をガラス面から近離することによって、磁力を調整
可能とすることが可能となり、1種類の清掃装置にて、
薄いガラスからペアガラスなどの厚いガラスまで、広範
囲の厚みのガラスに対応可能となり、安全且つ確実に清
掃可能とするものである。更には、本発明では、磁石あ
るいは磁性体の移動を磁力を利用しているため、移動用
の別動力が不用なことも特徴である。
【0048】また、本発明の請求項3の発明は、前記操
作部を室内部に設けるので、室外部の形状は従来通り、
薄型化が可能となり、ガラス窓の重なった場合などの狭
い隙間でも室外部が侵入可能となり清掃可能となるもの
である。
【0049】また本発明の請求項4の発明は、前記操作
部は磁石又は磁性体との間にガラス面から離れる方向に
付勢されるバネを有し、その操作部によって磁石又は磁
性体のガラス面からの距離を調整された位置に保持する
ためのロック手段を有するので、通常、厚いガラスを清
掃可能とする場合、磁力を非常に強力にする必要があ
り、誤って薄いガラスに使用したり、室外部と室内部を
合わせた場合にガラスが割れたり、室内部と室外部が強
く吸着して取れなくなったりする等、又、本体のガラス
側面からの漏れ磁束が大きくなり、人体、機器への危険
性があったが、ガラス面から一定距離の位置に磁石ある
いは磁性体をロック手段で保持することにより、磁石あ
るいは磁性体から本体のガラス側面までの距離が確保可
能となり、上記のような危険性を防止することができる
のである。
【0050】また本発明の請求項5の発明は、前記ロッ
ク手段は、操作部の操作に連動して軸方向に回転するこ
とにより磁石又は磁性体と干渉又は不干渉となってロッ
ク又は解除が可能であるので、簡単な操作でロック又は
解除を行うことができるものである。
【0051】また本発明の請求項6の発明は、前記ロッ
ク手段は回転動作の際に、磁石又は磁性体とガラス側の
本体の内壁との間で摩擦しながら回転するので、ロック
手段である回転ロック部を磁石あるいは磁性体と本体の
内壁との間に挟み込み、摩擦しながら回転させることに
よって、室内部と室外部を合わせた状態や、薄いガラス
での使用時において、室外部と室内部の吸着磁力が大き
くなり、回転摩擦が大きくなることによって、操作部の
ボタン部の操作力が増し、上記のような解除不用の場合
の解除ボタンの誤操作を防止することができるものであ
る。
【0052】また本発明の請求項7の発明は、前記操作
部はバネと磁力のバランスによって自動的にガラス面か
ら離れる方向に復帰するので、厚いガラスに使用した
後、室内部と室外部を離して吸着解除すると、自動的に
磁石あるいは磁性体がガラス面から離れた位置に復帰す
るために、上記のような人体、機器への危険性を防止す
ることができるのである。
【0053】また本発明の請求項8の発明は、ガラス面
に近接した磁石又は磁性体が接触可能な位置にクッショ
ン材を設けるので、ガラス面に近接した磁石又は磁性体
の衝撃をクッション材で吸収することができ、ガラスの
破損等を防止することができるものである。
【0054】また本発明の請求項9の発明は、室内部の
ガラス面と対面しない背面側に突起部を設け、突起部の
側面部に指を保持するための取手部を形成し、突起部の
天面部に凹部を形成すると共にこの凹部に前記操作部を
設けるので、操作部を本体の突起部の天面部の凹部に設
けることによって、手のひらによる操作部の誤操作が防
止可能となるものであり、また、取手部により突起部が
握りやすくなるものである。
【0055】また本発明の請求項10の発明は、前記操
作部と磁石又は磁性体の間にギアを有して磁力を調整可
能とするので、ギアを用いて磁力以外の力で磁石又は磁
性体のガラス面との距離を調整して磁着の際の磁力を調
整することができるものである。
【0056】また本発明の請求項11の発明は、前記操
作部と磁石又は磁性体の間にカムを有して磁力を調整可
能とするので、カムを用いて磁力以外の力で磁石又は磁
性体のガラス面との距離を調整して磁着の際の磁力を調
整することができるものである。
【0057】また本発明の請求項12の発明は、操作部
が露出しないようにキャップ部を有するので、ボタン部
が露出しないようにキャップ部を設けることによって、
完全にボタン部の誤操作が防止可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す室内部の断面
図である。
【図2】同上の室内部の断面図である。
【図3】同上の室内部の斜視図である。
【図4】同上の(a)(b)は、磁石を設けた取付板を
本体洗浄部(ガラス面側)から見た場合の取付板と回転
ロック部の干渉及び不干渉の状態を示す図である。
【図5】同上のボタンバネとボタン部と回転ロック部の
斜面をボス部が押していることを示す図である。
【図6】同上の薄いガラスに磁着した使用状態でロック
時を示す断面図である。
【図7】同上の厚いガラスに磁着した使用状態でロック
解除時を示す断面図である。
【図8】同上の磁石の自動復帰した状態を示す断面図で
ある。
【図9】同上の室外部を示す断面図である。
【図10】同上の室外部を示す斜視図である。
【図11】同上のガラスの厚みとロック時及びロック解
除時の吸着力及び操作性の関係を示すグラフである。
【図12】同上のガラスの厚みとロック時及びロック解
除時のボタン部の操作性の関係を示すグラフである。
【図13】(a)乃至(d)は同上の清掃手順を示す斜
視図である。
【図14】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)
(b)は概略図である。
【図15】同上の他の実施の形態の一例を示す概略図で
ある。
【図16】同上の他の実施の形態の一例を示し、(a)
(b)は概略図である。
【図17】同上の他の実施の形態の一例を示し、一部の
断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス 2 室内部 3 室外部 4 ガラス清掃部材 5 磁石 6 操作部 7 磁性体 8 バネ 9 ロック手段 10 本体 11 クッション材 12 突起部 13 取手部 14 側面部 15 天面部 16 凹部 17 ギア 18 カム 20 キャップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 帖佐 弘隆 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 齋藤 督 京都府京田辺市大住池島3番地の1 竹芝 精巧株式会社内 (72)発明者 井上 佳大 京都府京田辺市大住池島3番地の1 竹芝 精巧株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスを介して互いに磁着する室内部と
    室外部を具備し、室外部にガラス清掃部材を設けたガラ
    ス清掃装置であって、室内部と室外部のそれぞれに磁石
    を設け、室内部と室外部のどちらか一方の磁石がガラス
    面に近離することによって、互いに磁着する際の磁力を
    調整可能とする操作部を有して成ることを特徴とするガ
    ラス清掃装置。
  2. 【請求項2】 ガラスを介して互いに磁着する室内部と
    室外部を具備し、室外部にガラス清掃部材を設けたガラ
    ス清掃装置であって、室内部と室外部のどちらか一方に
    磁石を設けると共に他方に磁性体を設け、室内部と室外
    部のどちらか一方の磁石又は磁性体がガラス面に近離す
    ることによって、互いに磁着する際の磁力を調整可能と
    する操作部を有して成ることを特徴とするガラス清掃装
    置。
  3. 【請求項3】 前記操作部を室内部に設けて成ることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のガラス清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部は磁石又は磁性体との間にガ
    ラス面から離れる方向に付勢されるバネを有し、その操
    作部によって磁石又は磁性体のガラス面からの距離を調
    整された位置に保持するためのロック手段を有して成る
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガ
    ラス清掃装置。
  5. 【請求項5】 前記ロック手段は、操作部の操作に連動
    して軸方向に回転することにより磁石又は磁性体と干渉
    又は不干渉となってロック又は解除が可能であることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のガラス清
    掃装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック手段は回転動作の際に、磁石
    又は磁性体とガラス側の本体の内壁との間で摩擦しなが
    ら回転することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載のガラス清掃装置。
  7. 【請求項7】 前記操作部はバネと磁力のバランスによ
    って自動的にガラス面から離れる方向に復帰することを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のガラス清
    掃装置。
  8. 【請求項8】 ガラス面に近接した磁石又は磁性体が接
    触可能な位置にクッション材を設けて成ることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかに記載のガラス清掃装
    置。
  9. 【請求項9】 室内部のガラス面と対面しない背面側に
    突起部を設け、突起部の側面部に指を保持するための取
    手部を形成し、突起部の天面部に凹部を形成すると共に
    この凹部に前記操作部を設けて成ることを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれかに記載のガラス清掃装置。
  10. 【請求項10】 前記操作部と磁石又は磁性体の間にギ
    アを有して磁力を調整可能とすることを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれかに記載のガラス清掃装置。
  11. 【請求項11】 前記操作部と磁石又は磁性体の間にカ
    ムを有して磁力を調整可能とすることを特徴とする請求
    項1乃至10のいずれかに記載のガラス清掃装置。
  12. 【請求項12】 操作部が露出しないようにキャップ部
    を有して成ることを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れかに記載のガラス清掃装置。
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