JP2001345602A - 導波管群分波器 - Google Patents

導波管群分波器

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JP2001345602A JP2000168043A JP2000168043A JP2001345602A JP 2001345602 A JP2001345602 A JP 2001345602A JP 2000168043 A JP2000168043 A JP 2000168043A JP 2000168043 A JP2000168043 A JP 2000168043A JP 2001345602 A JP2001345602 A JP 2001345602A
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尚史 米田
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守▲やす▼ 宮▲ざき▼
Kosaku Yamagata
浩作 山縣
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • H01P1/2138Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies using hollow waveguide filters

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、低廉化が容易な高性能な導波管群分
波器を得る。 【解決手段】 円形−正方形導波管多段変成器1,分岐
導波管形偏分波器4,方形導波管多段変成器9,方形導
波管H面T分岐回路10,導波管形帯域通過フィルタ
8,14,18よりなる構成回路を、2つの金属ブロッ
クを表面から掘削することにより形成し、ある周波数帯
f1にて分岐導波管形偏分波器4の分岐面と垂直、水平
な偏波面をもつ電波V1,H1と、周波数帯f1より高
い周波数帯f2にて電波V1と同じ偏波面をもつ電波V
2を入力端P1に入射し、出力端P2から電波V1,出
力端P3から電波H1,出力端P4から電波V2を出射
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてVHF
帯、UHF帯、マイクロ波帯及びミリ波帯で用いられる
導波管群分波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えばJ.Uher,J.Bo
rnemann,U.Rosenberg,“Wave
guide Components for Ante
nnaFeed Systems:Theory an
d CAD”,ARTECHHOUSE INC.,p
p.413−418,1993に示された従来の導波管
群分波器を示す斜視図である。図において、61は正方
形主導波管、62aは正方形主導波管61の向かい合う
2つの側壁面の対称な位置に同一形状で1つずつ設けら
れた結合孔、62bは正方形主導波管61の結合孔62
aの設けられた側壁面以外の向かい合う2つの側壁面の
対称な位置に同一形状で1つずつ設けられた結合孔であ
る。
【0003】また、図14において、63aは結合孔6
2aを介して正方形主導波管61の管軸と直角をなす方
向に分岐する2つの導波管形低域通過フィルタ、63b
は結合孔62bを介して正方形主導波管61の管軸と直
角をなす方向に分岐する2つの導波管形低域通過フィル
タである。P1は正方形主導波管61の入力端、P2は
正方形主導波管61の出力端、64は出力端P2に接続
され、かつ、2段の正方形導波管ステップから構成され
る導波管形高域通過フィルタである。
【0004】次に動作について説明する。いま、正方形
主導波管61の入力端P1より2つの異なる周波数帯に
て各々直交する2つの偏波からなる計4種類の電波が入
射されたとする。これらの電波の中の低周波数帯にて導
波管形低域通過フィルタ63aの管軸と垂直をなす偏波
面をもつ電波の基本モードすなわちTE10モードは、
導波管形高域通過フィルタ64の遮断効果により全反射
して正方形主導波管61内で定在波をなし、結合孔62
aにより対向する導波管形低域通過フィルタ63aの基
本モードに等しく結合し、導波管形低域通過フィルタ6
3a中を伝搬していく。
【0005】また、低周波数帯にて導波管形低域通過フ
ィルタ63bの管軸と垂直をなす偏波面をもつ電波の基
本モードすなわちTE01モードは、同様に、導波管形
高域通過フィルタ64の遮断効果により全反射して正方
形主導波管61内で定在波をなし、結合孔62bにより
対向する2つの導波管形低域通過フィルタ63bの基本
モードに等しく結合し、導波管形低域通過フィルタ63
b中を伝搬していく。さらに、入射する計4種類の電波
の中の高周波数帯の互いに直交する偏波をもつ2つの電
波は、導波管形低域通過フィルタ63a,63bの遮断
効果により、結合孔62a,62bとはほとんど結合す
ることなく、導波管形高域通過フィルタ64中を伝搬し
て出力端P2より出射する。
【0006】ここで、結合孔62a,62bの大きさと
位置を適切に設計することにより、入力端P1より入射
された低周波数帯の電波の反射波は小さく抑えられ、ま
た、導波管形高域通過フィルタ64の各ステップの導波
管径及びステップ間隔を適切に設計することにより、入
力端P1より入射された高周波数帯の電波の反射波は小
さく抑えられる。
【0007】従来の導波管群分波器はこのように構成さ
れていることにより、入力端P1より入射する2つの周
波数帯の間隔が広い場合でも、回路構造の上下及び左右
の対称性により、正方形主導波管61内の分岐部(結合
孔62a,62b付近)において、TE11あるいはT
M11モードに代表されるような結合孔相互の不要結合
に大きく寄与する高次モードの発生が完全に抑圧される
ため、非常に良好な反射特性及び偏波間アイソレーショ
ン特性を有する高性能な導波管群分波器を実現できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の導波管群分波器
は以上のように構成されるので、対向する2つの導波管
形低域通過フィルタ63aに分離された同一偏波の電波
を合成する合成回路(図示せず)と、同様に2つの導波
管形低域通過フィルタ63bに分離された同一偏波の電
波を合成する合成回路(図示せず)とが必要となって、
回路全体が非常に大きくなり、小形化が困難であるとい
う課題があった。また、回路全体が立体的に構成される
ため、各コンポーネントを一体構造にて製作することが
容易ではなく、低廉化が困難であるという課題があっ
た。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、小型化及び低廉化が容易に図るこ
とができる高性能な導波管群分波器を得ることを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る導波管群
分波器は、入力端に接続された円形−正方形導波管多段
変成器と、この円形−正方形導波管多段変成器に接続さ
れた分岐導波管形偏分波器と、この分岐導波管形偏分波
器の分岐端に接続された第1の導波管形帯域通過フィル
タと、上記分岐導波管形偏分波器の一端に接続された方
形導波管多段変成器と、この方形導波管多段変成器に接
続された方形導波管H面T分岐回路と、この方形導波管
H面T分岐回路に接続された第2の導波管形帯域通過フ
ィルタと、上記方形導波管H面T分岐回路に接続された
第3の導波管形帯域通過フィルタとを備え、上記円形−
正方形導波管多段変成器、上記分岐導波管形偏分波器、
上記方形導波管多段変成器、上記方形導波管H面T分岐
回路、並びに上記第1,第2及び第3の導波管形帯域通
過フィルタよりなる構成回路を、2つの金属ブロックを
表面から掘削することにより形成し、第1の周波数帯に
て上記分岐導波管形偏分波器の分岐面と垂直をなす偏波
面をもつ第1の電波と、上記第1の周波数帯にて上記分
岐導波管形偏分波器の分岐面と水平をなす偏波面をもつ
第2の電波と、上記第1の周波数帯より高い第2の周波
数帯にて上記第1の電波と同じ偏波面をもつ第3の電波
を、上記入力端に入射し、上記第1の電波を上記第3の
導波管形帯域通過フィルタから出射し、上記第2の電波
を上記第1の導波管形帯域通過フィルタから出射し、上
記第3の電波を上記第2の導波管形帯域通過フィルタか
ら出射するものである。
【0011】この発明に係る導波管群分波器は、分岐導
波管形偏分波器を、正方形導波管と、この正方形導波管
の1つの側壁面で上記分岐導波管形偏分波器の分岐端に
設けられた1つの結合孔により構成したものである。
【0012】この発明に係る導波管群分波器は、分岐導
波管形偏分波器を、正方形導波管と、この正方形導波管
の1つの側壁面で上記分岐導波管形偏分波器の分岐端に
設けられた2つの結合孔により構成したものである。
【0013】この発明に係る導波管群分波器は、分岐導
波管形偏分波器を、正方形導波管と、この正方形導波管
の1つの側壁面で上記分岐導波管形偏分波器の分岐端に
設けられた1つの結合孔と、上記正方形導波管内に挿入
された金属薄板により構成したものである。
【0014】この発明に係る導波管群分波器は、分岐導
波管形偏分波器を、正方形導波管と、この正方形導波管
の1つの側壁面で上記分岐導波管形偏分波器の分岐端に
設けられた2つの結合孔と、上記正方形導波管内に挿入
された金属薄板により構成したものである。
【0015】この発明に係る導波管群分波器は、入力端
と円形−正方形導波管多段変成器間に接続され、円形導
波管と、この円形導波管に挿入された誘電体板により構
成された円偏波発生器を備え、この円偏波発生器を含む
構成回路を、2つの金属ブロックを表面から掘削するこ
とにより形成したものである。
【0016】この発明に係る導波管群分波器は、入力端
と円形−正方形導波管多段変成器間に接続され、円形導
波管と、この円形導波管の側壁面に装荷された複数の金
属柱により構成された円偏波発生器を備え、この円偏波
発生器を含む構成回路を、2つの金属ブロックを表面か
ら掘削することにより形成したものである。
【0017】この発明に係る導波管群分波器は、入力端
と円形−正方形導波管多段変成器間に接続され、円形導
波管と、この円形導波管の側壁面に配列された複数の側
溝により構成された円偏波発生器を備え、この円偏波発
生器を含む構成回路を、2つの金属ブロックを表面から
掘削することにより形成したものである。
【0018】この発明に係る導波管群分波器は、第1の
導波管形帯域通過フィルタを、n個の方形空胴共振器と
n個のアイリス形結合孔により構成し、第2の導波管形
帯域通過フィルタを、m個の方形空胴共振器とm+1個
のアイリス形結合孔により構成し、第3の導波管形帯域
通過フィルタを、n個の方形空胴共振器とn+1個のア
イリス形結合孔により構成したものである。
【0019】この発明に係る導波管群分波器は、第2の
導波管形帯域通過フィルタを、m個の方形空胴共振器と
2m+2個のポスト形結合孔により構成し、あるいは、
第3の導波管形帯域通過フィルタを、n個の方形空胴共
振器と2n+2個のポスト形結合孔により構成したもの
である。
【0020】この発明に係る導波管群分波器は、第2の
導波管形帯域通過フィルタを、m個の方形空胴共振器と
3m+3個のダブルポスト形結合孔により構成し、ある
いは、第3の導波管形帯域通過フィルタを、n個の方形
空胴共振器と3n+3個のダブルポスト形結合孔により
構成したものである。
【0021】この発明に係る導波管群分波器は、第1又
は第3の導波管形帯域通過フィルタのいずれかを、コル
ゲート状又はステップ状の方形導波管により構成された
導波管形低域通過フィルタに代えたものである。
【0022】この発明に係る導波管群分波器は、第2の
導波管形帯域通過フィルタを、コルゲート状又はステッ
プ状の方形導波管により構成された導波管形高域通過フ
ィルタに代えたものである。
【0023】この発明に係る導波管群分波器は、分岐導
波管形偏分波器の分岐端と第1の導波管形帯域通過フィ
ルタ間に接続された方形導波管E面T分岐回路と、この
方形導波管E面T分岐回路に接続された第4の導波管形
帯域通過フィルタとを備え、上記方形導波管E面T分岐
回路と上記第4の導波管形帯域通過フィルタを含む構成
回路を、2つの金属ブロックを表面から掘削することに
より形成し、第2の周波数帯にて第2の電波と同じ偏波
面をもつ第4の電波を入力端に入射し、上記第4の電波
を上記第4の導波管形帯域通過フィルタから出射するも
のである。
【0024】この発明に係る導波管群分波器は、第1及
び第3の導波管形帯域通過フィルタを、n個の方形空胴
共振器とn+1個のアイリス形結合孔により構成し、第
2及び第4の導波管形帯域通過フィルタを、m個の方形
空胴共振器とm+1個のアイリス形結合孔により構成し
たものである。
【0025】この発明に係る導波管群分波器は、第4の
導波管形帯域通過フィルタを、コルゲート状又はステッ
プ状の方形導波管により構成された導波管形高域通過フ
ィルタに代えたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による導
波管群分波器の概略構成図である。図1において、1は
円形−正方形導波管多段変成器、2は円形−正方形導波
管多段変成器1の一端に接続された正方形導波管、3は
正方形導波管2の1つの側壁面に設けられた1つの結合
孔、4は正方形導波管2と結合孔3とから構成される分
岐導波管形偏分波器、5は分岐導波管形偏分波器4の分
岐端に接続され、かつ、E面ベンド部をもつ方形導波
管、6は方形導波管5内に装荷されたn個(nは1以上
の整数)のアイリス形結合孔、7は方形導波管5内にお
いて結合孔3及びn個の結合孔6によって区切られたn
個の方形空胴共振器、8は方形導波管5,結合孔3,ア
イリス形結合孔6及び方形空胴共振器7により構成され
る導波管形帯域通過フィルタ(第1の導波管形帯域通過
フィルタ)である。
【0027】また、図1において、9は分岐導波管形偏
分波器4の一端に接続された方形導波管多段変成器、1
0は方形導波管多段変成器9に接続された方形導波管H
面T分岐回路、11は方形導波管H面T分岐回路10の
一端に接続された方形導波管、12は方形導波管11内
に装荷されたm+1個(mは1以上の整数)のアイリス
形結合孔、13は方形導波管11内においてm+1個の
アイリス形結合孔12によって区切られたm個の方形空
胴共振器、14は方形導波管11,アイリス形結合孔1
2及び方形空胴共振器13により構成される導波管形帯
域通過フィルタ(第2の導波管形帯域通過フィルタ)で
ある。
【0028】さらに、図1において、15は方形導波管
H面T分岐回路10の分岐端に接続され、かつ、H面コ
ーナー部をもつ方形導波管、16は方形導波管15内に
装荷されたn+1個のアイリス形結合孔、17は方形導
波管15内においてn+1個のアイリス形結合孔16に
よって区切られたn個の方形空胴共振器、18は方形導
波管15,アイリス形結合孔16及び方形空胴共振器1
7により構成される導波管形帯域通過フィルタ(第3の
導波管形帯域通過フィルタ)、20は導波管形帯域通過
フィルタ14に接続された方形導波管E面ベンド、P1
は入力端、P2,P3,P4は出力端である。
【0029】次に動作について説明する。いま、ある周
波数帯f1(第1の周波数帯)にて分岐導波管形偏分波
器4の分岐面と垂直をなす偏波面をもつ電波V1(第1
の電波)と、周波数帯f1にて分岐導波管形偏分波器4
の分岐面と水平をなす偏波面をもつ電波H1(第2の電
波)と、周波数帯f1より高い周波数帯f2(第2の周
波数帯)にて電波V1と同じ偏波面をもつ電波V2(第
3の電波)が入力端P1より入射されたとする。このと
き、入射した電波V1は円形−正方形導波管多段変成器
1を通過し、正方形導波管2の基本モードすなわちTE
10モードに変換される。
【0030】TE10モードに変換された電波V1は、
分岐導波管形偏分波器4内では、導波管形帯域通過フィ
ルタ8の遮断効果により結合孔3とは結合することな
く、方形導波管多段変成器9中を伝搬し、方形導波管H
面T分岐回路10内で導波管形帯域通過フィルタ14の
遮断効果により定在波をなし、アイリス形結合孔16に
より方形導波管15の基本モードに結合し、導波管形帯
域通過フィルタ18中を通って出力端P2より出射され
る。
【0031】また、入射した電波H1は円形−正方形導
波管多段変成器1を通過し、正方形導波管2の基本モー
ドすなわちTE01モードに変換される。TE01モー
ドに変換された電波H1は、分岐導波管形偏分波器4内
では方形導波管多段変成器9の遮断効果により全反射し
て定在波をなし、結合孔3により方形導波管5の基本モ
ードに結合し、導波管形帯域通過フィルタ8中を通って
出力端P3より出射される。
【0032】さらに、入射した電波V2は円形−正方形
導波管多段変成器1を通過し、正方形導波管2の基本モ
ードすなわちTE10モードに変換される。TE10モ
ードに変換された電波V2は、分岐導波管形偏分波器4
内では導波管形帯域通過フィルタ8の遮断効果により結
合孔3とは結合することなく、方形導波管多段変成器9
中を伝搬し、方形導波管H面T分岐回路10内では、導
波管形帯域通過フィルタ18の遮断効果によりアイリス
形結合孔16に結合することなく、導波管形帯域通過フ
ィルタ14中及び方形導波管E面ベンド20中を通って
出力端P4より出射される。
【0033】ここで、円形−正方形多段変成器1及び方
形導波管多段変成器9の各ステップの導波管径及びステ
ップ間隔、結合孔3及び方形導波管H面T分岐回路10
の大きさと位置を適切に設計することにより、入力端P
1より入射された各電波V1,H1及びV2の反射波は
小さく抑えられる。
【0034】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、入力端P1より入射される電波V1(H1)とV2
の周波数間隔が広い場合(f2≧√2×f1)でも、円
形−正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏分波器
4及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対称性(図
1中A−A’面に対する対称性)により、正方形導波管
2内において、TE11あるいはTM11モードに代表
されるような偏波間の不要結合に大きく寄与する高次モ
ードの発生が完全に抑圧されるため、非常に良好な反射
特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な
導波管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0035】また、この実施の形態1によれば、上記導
波管群分波器は、図1におけるA−A’面にて2つに分
割するだけで、全ての構成回路が2つの金属ブロックを
表面から掘削することにより形成可能となる擬似平面回
路構造となっており、小形化及び低廉化が容易に図れる
という効果が得られる。
【0036】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、21は正方形導波管2の1つの側壁面に並べて設
けられた2つの結合孔で、22は正方形導波管2と2つ
の結合孔21とから構成される分岐導波管形偏分波器で
ある。
【0037】上記実施の形態1は、図1に示すように、
正方形導波管2と1つの結合孔3により構成される分岐
導波管形偏分波器4を備えているが、この実施の形態2
は、図2に示すように、図1の分岐導波管形偏分波器4
に代えて、分岐導波管形偏分波器22を備えたもので、
その他の構成は、実施の形態1の図1に示す構成と同等
である。
【0038】入力端P1より入射された電波V1及びV
2は、2つの結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器
22内では、導波管形帯域通過フィルタ8のさらに強め
られた遮断効果により、2つの結合孔21とは結合する
ことなく、方形導波管多段変成器9中を伝搬する。
【0039】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、円形−正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏
分波器22及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対
称性により、正方形導波管2内において、非常に良好な
反射特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性
能な導波管群分波器を実現できるという効果が得られ
る。
【0040】また、この実施の形態2によれば、2つの
結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器22内におけ
る電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィルタ
8の遮断効果が高まり、さらに良好な反射特性及び偏波
間アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分波
器を実現できるという効果が得られる。
【0041】さらに、この実施の形態2によれば、導波
管群分波器が、図2におけるA−A’面にて2つに分割
するだけで、全ての構成回路が2つの金属ブロックを表
面から掘削することにより形成可能となる擬似平面回路
構造となっており、小形化及び低廉化が容易に図れると
いう効果が得られる。
【0042】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、23は正方形導波管2内に挿入された金属薄板、
24は正方形導波管2と、1つの結合孔3と、金属薄板
23とから構成される分岐導波管形偏分波器である。
【0043】上記実施の形態1は、図1に示すように、
正方形導波管2と1つの結合孔3により構成される分岐
導波管形偏分波器4を備えているが、この実施の形態3
は、図3に示すように、図1の分岐導波管形偏分波器4
に代えて、分岐導波管形偏分波器24を備えたもので、
その他の構成は、実施の形態1の図1に示す構成と同等
である。
【0044】入力端P1より入射された電波H1は、金
属薄板23による遮断効果により定在波をなすことにな
り、結合孔3により方形導波管5の基本モードに結合
し、導波管形帯域通過フィルタ8中を通って出力端P3
より出射される。金属薄板23による遮断効果の周波数
特性が、方形導波管多段変成器9による遮断効果の周波
数特性より安定していることから、さらに広帯域にわた
って良好な反射特性及び偏波間アイソレーション特性を
有する。
【0045】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、円形−正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏
分波器24及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対
称性により、正方形導波管2内において、非常に良好な
反射特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性
能な導波管群分波器を実現できるという効果が得られ
る。
【0046】また、この実施の形態3によれば、電波H
1に対しては金属薄板23による遮断効果の周波数特性
が安定しているので、さらに広帯域にわたって良好な反
射特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能
な導波管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0047】さらに、この実施の形態3によれば、導波
管群分波器が、金属薄板23を除いて、図3におけるA
−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回路が
2つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成
可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化及び
低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0048】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、25は、正方形導波管2と、正方形導波管2の1
つの側壁面に並べて設けられた2つの結合孔21と、正
方形導波管2内に挿入された金属薄板23により構成さ
れる分岐導波管形偏分波器である。
【0049】上記実施の形態1は、図1に示すように、
正方形導波管2と1つの結合孔3により構成される分岐
導波管形偏分波器4を備えているが、この実施の形態4
は、図4に示すように、図1の分岐導波管形偏分波器4
に代えて、分岐導波管形偏分波器25を備えたもので、
その他の構成は、実施の形態1の図1に示す構成と同等
である。
【0050】入力端P1より入射された電波V1及びV
2は、2つの結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器
25内では、導波管形帯域通過フィルタ8のさらに強め
られた遮断効果により、結合孔21とは結合することな
く、方形導波管多段変成器9中を伝搬する。
【0051】また、入力端P1より入射された電波H1
は、金属薄板23による遮断効果により定在波をなすこ
とになり、2つの結合孔21により方形導波管5の基本
モードに結合し、導波管形帯域通過フィルタ8中を通っ
て出力端P3より出射される。金属薄板23による遮断
効果の周波数特性が、方形導波管多段変成器9による遮
断効果の周波数特性より安定していることから、さらに
広帯域にわたって良好な反射特性及び偏波間アイソレー
ション特性を有する。
【0052】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、円形−正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏
分波器25及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対
称性により、正方形導波管2内において、非常に良好な
反射特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性
能な導波管群分波器を実現できるという効果が得られ
る。
【0053】また、この実施の形態4によれば、2つの
結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内におけ
る電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィルタ
8の遮断効果が高まり、かつ、電波H1に対しては金属
薄板23による遮断効果の周波数特性が安定しているの
で、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及び偏波間
アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分波器
を実現できるという効果が得られる。
【0054】さらに、この実施の形態4によれば、導波
管群分波器が、金属薄板23を除いて、図4におけるA
−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回路が
2つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成
可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化及び
低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0055】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、26は円形導波管、27は円形導波管26内に挿
入された誘電体板、28は、円形導波管26と、誘電体
板27とから構成され、円形−正方形導波管多段変成器
1に接続された円偏波発生器である。
【0056】上記実施の形態4では、入力端P1より入
射する電波V1,V2及びH1が垂直偏波及び水平偏波
となる場合に対応できるものを示したが、この実施の形
態5は、図5に示すように、実施の形態4の図1に示す
導波管群分波器に円偏波発生器28を追加し、この円偏
波発生器28により、入力端P1より入射する電波V
1,V2及びH1が右旋円偏波及び左旋円偏波となる場
合に対応できるようにしたものである。
【0057】この実施の形態では、上記実施の形態4の
導波管群分波器に円偏波発生器28を追加しているが、
上記実施の形態1〜3の導波管群分波器に円偏波発生器
28を追加しても良い。
【0058】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、円偏波発生器28により、電波V1,V2及びH1
が右旋円偏波及び左旋円偏波となる場合に対応できると
いう効果が得られる。
【0059】また、この実施の形態5によれば、円形−
正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏分波器25
及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対称性によ
り、正方形導波管2内において、非常に良好な反射特性
及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波
管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0060】また、この実施の形態5によれば、2つの
結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内におけ
る電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィルタ
8の遮断効果が高まり、かつ、電波H1に対しては金属
薄板23による遮断効果の周波数特性が安定しているの
で、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及び偏波間
アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分波器
を実現できるという効果が得られる。
【0061】さらに、この実施の形態5によれば、導波
管群分波器が、金属薄板23を除いて、図5におけるA
−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回路が
2つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成
可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化及び
低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0062】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、29aは円形導波管26内の側壁面に管軸方向に
沿って装荷された複数個の金属柱で、29bは、金属柱
29aと円形導波管26の管軸を挟んで向かい合う位置
に装荷された複数個の金属柱であり、30は円形導波管
26と、金属柱29a,29bにより構成された円偏波
発生器である。
【0063】上記実施の形態5は、図5に示すように、
円形導波管26と誘電体板27により構成される円偏波
発生器28を備えているが、この実施の形態6は、図6
に示すように、図5の円偏波発生器28に代えて、円偏
波発生器30を備えたものであり、その他の構成は、実
施の形態5の図5に示す構成と同等である。この円偏波
発生器30により、入力端P1より入射する電波V1,
V2及びH1が右旋円偏波及び左旋円偏波となる場合に
対応できる。
【0064】この実施の形態では、上記実施の形態4の
導波管群分波器に円偏波発生器30を追加しているが、
上記実施の形態1〜3の導波管群分波器に円偏波発生器
30を追加しても良い。
【0065】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、円偏波発生器30により、電波V1,V2及びH1
が右旋円偏波及び左旋円偏波となる場合に対応できると
いう効果が得られる。
【0066】また、この実施の形態6によれば、円形−
正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏分波器25
及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対称性によ
り、正方形導波管2内において、非常に良好な反射特性
及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波
管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0067】さらに、この実施の形態6によれば、2つ
の結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内にお
ける電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィル
タ8の遮断効果が高まり、かつ、電波H1に対しては金
属薄板23による遮断効果の周波数特性が安定している
ので、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及び偏波
間アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分波
器を実現できるという効果が得られる。
【0068】さらに、この実施の形態6によれば、導波
管群分波器が、金属薄板23を除いて、図6におけるA
−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回路が
2つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成
可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化及び
低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0069】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、31aは円形導波管26の側壁面に管軸方向に沿
って配列された複数個の側溝で、31bは側溝31aと
円形導波管26の管軸を挟んで向かい合う位置に配列さ
れた複数個の側溝であり、32は円形導波管26と側溝
31a,31bにより構成された円偏波発生器である。
【0070】上記実施の形態5は、図5に示すように、
円形導波管26と誘電体板27とから構成される円偏波
発生器28を備えているが、この実施の形態7は、図7
に示すように、図5の円偏波発生器28に代えて、円偏
波発生器32を備えたものであり、この円偏波発生器3
2により、入力端P1より入射する電波V1,V2及び
H1が右旋円偏波及び左旋円偏波となる場合に対応でき
る。
【0071】この実施の形態では、上記実施の形態4の
導波管群分波器に円偏波発生器32を追加しているが、
上記実施の形態1〜3の導波管群分波器に円偏波発生器
32を追加しても良い。
【0072】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、円偏波発生器32により、電波V1,V2及びH1
が右旋円偏波及び左旋円偏波となる場合に対応できると
いう効果が得られる。
【0073】また、この実施の形態7によれば、円形−
正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏分波器25
及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対称性によ
り、正方形導波管2内において、非常に良好な反射特性
及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波
管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0074】また、この実施の形態7によれば、2つの
結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内におけ
る電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィルタ
8の遮断効果が高まり、かつ、電波H1に対しては金属
薄板23による遮断効果の周波数特性が安定しているの
で、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及び偏波間
アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分波器
を実現できるという効果が得られる。
【0075】さらに、この実施の形態7によれば、導波
管群分波器が、金属薄板23を除いて、図7におけるA
−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回路が
2つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成
可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化及び
低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0076】実施の形態8.図8はこの発明の実施の形
態8による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、33は分岐導波管形偏分波器25の分岐端に接続
された方形導波管E面T分岐回路、34は方形導波管E
面T分岐回路33の分岐端に接続された方形導波管、3
5は方形導波管34に装荷されたn+1個のアイリス形
結合孔、36は、方形導波管34において、n+1個の
アイリス形結合孔35により区切られたn個の方形空胴
共振器、37は方形導波管34,n+1個のアイリス形
結合孔35及びn個の方形空胴共振器36により構成さ
れる導波管形帯域通過フィルタ(第1の導波管形帯域通
過フィルタ)である。
【0077】また、図8において、38は方形導波管E
面T分岐回路33の一端に接続された方形導波管、39
は方形導波管38に装荷されたm+1個のアイリス形結
合孔、40は、方形導波管38において、m+1個のア
イリス形結合孔39により区切られたm個の方形空胴共
振器、41は方形導波管38,m+1個のアイリス形結
合孔39及びm個の方形空胴共振器40により構成され
る導波管形帯域通過フィルタ(第4の導波管形帯域通過
フィルタ)、P5は出力端である。その他の構成は、実
施の形態4と同等である。
【0078】上記実施の形態4では、入力端P1より入
射する3種類の電波V1,V2及びH1を群分波出来る
ものを示したが、この実施の形態8は、図8に示すよう
に、図4の導波管形帯域通過フィルタ8に代えて、方形
導波管E面T分岐回路33,導波管形帯域通過フィルタ
37及び導波管形帯域通過フィルタ41を備えたもので
ある。
【0079】そのため、入力端P1より入射される周波
数帯f1にて分岐導波管形偏分波器25の分岐面と垂直
をなす偏波面をもつ電波V1は出力端P2から出射さ
れ、同じく周波数帯f1にて分岐導波管形偏分波器25
の分岐面と水平をなす偏波面をもつ電波H1は出力端P
3から出射される。また、周波数帯f1より高い周波数
帯f2にて電波V1と同じ偏波をもつ電波V2は出力端
P4から出射され、同じく周波数帯f2にて分岐導波管
形偏分波器25の分岐面と水平をなす偏波面をもつ電波
H2(第4の電波)は出力端P5から出射される。この
ように、この実施の形態8による導波管群分波器は、計
4種類の電波を群分波することができる。
【0080】この実施の形態では、上記実施の形態4の
導波管群分波器をベースとして、4種類の電波を群分波
するように構成しているが、上記実施の形態1〜3及び
5〜7の導波管群分波器をベースとして、4種類の電波
を群分波するように構成しても良い。
【0081】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、入射あるいは出射する電波が直交2偏波2周波数帯
となる場合に対応でき、4種類の電波を群分波すること
ができるという効果が得られる。
【0082】また、この実施の形態8によれば、円形−
正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏分波器25
及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対称性によ
り、正方形導波管2内において、非常に良好な反射特性
及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波
管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0083】さらに、この実施の形態8によれば、2つ
の結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内にお
ける電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィル
タ8の遮断効果が高まり、かつ、電波H1,H2に対し
ては金属薄板23による遮断効果の周波数特性が安定し
ているので、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及
び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波管
群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0084】さらに、この実施の形態8によれば、導波
管群分波器が、金属薄板23を除いて、図8におけるA
−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回路が
2つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成
可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化及び
低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0085】実施の形態9.図9はこの発明の実施の形
態9による導波管群分波器の概略構成図である。図にお
いて、42は方形導波管11内に装荷された2m+2個
のポスト形結合孔、43は方形導波管11内で2m+2
個のポスト形結合孔42によって区切られたm個の方形
空胴共振器、44は方形導波管11,2m+2個のポス
ト形結合孔42及びm個の方形空胴共振器43により構
成される導波管形帯域通過フィルタである。
【0086】また、図9において、45は方形導波管1
5内に装荷された2n+2個のポスト形結合孔、46は
方形導波管15内で2n+2個のポスト形結合孔45に
よって区切られたn個の方形空胴共振器、47は方形導
波管15,2n+2個のポスト形結合孔45及びn個の
方形空胴共振器46により構成される導波管形帯域通過
フィルタである。
【0087】上記実施の形態4は、図4に示すように、
方形導波管11,m+1個のアイリス形結合孔12及び
m個の方形空胴共振器13により構成される導波管形帯
域通過フィルタ14と、方形導波管15,n+1個のア
イリス形結合孔16及びn個の方形空胴共振器17によ
り構成される導波管形帯域通過フィルタ18とを備えて
いるが、この実施の形態9は、図9に示すように、図4
の導波管形帯域通過フィルタ14及び導波管形帯域通過
フィルタ18に代えて、導波管形帯域通過フィルタ44
と、導波管形帯域通過フィルタ47を備えたもので、そ
の他の構成は、実施の形態4の図4に示す構成と同等で
ある。
【0088】図10は導波管形帯域通過フィルタ44に
おけるポスト形結合孔42と方形空胴共振器43との関
係を示す図である。図に示すように、方形導波管11内
に設けられたポストにより、ポスト形結合孔42が形成
されている。一般的に、ポスト形結合孔42の個数が2
m+2個に対し、方形空胴共振器43の個数はmである
が、図10ではm=4の場合を示している。導波管形帯
域通過フィルタ47についても同様である。
【0089】この実施の形態では、上記実施の形態4の
導波管形帯域通過フィルタ14,18を、導波管形帯域
通過フィルタ44,47に代えているが、上記実施の形
態1〜3及び5〜8の導波管形帯域通過フィルタ14,
18を、導波管形帯域通過フィルタ44,47に代えて
も良い。
【0090】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、導波管形帯域通過フィルタ44,47により、金属
薄板23のみを除く、図9中A−A’面にて2つに分割
した状態において全ての構成回路を2つの金属ブロック
を表面から掘削することにより形成する際に、掘削加工
上避け得ないRが付加される個所が無くなり、設計精度
を高くできるという効果が得られる。
【0091】また、この実施の形態9によれば、電界強
度が密となる方形導波管11,15の中心部分にポスト
を設置することにより、方形空胴共振器43,46の数
を増加させることなく、通過帯域の低域側の減衰特性を
より急峻にすることができるという効果が得られる。
【0092】さらに、この実施の形態9によれば、円形
−正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏分波器2
5及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対称性によ
り、正方形導波管2内において、非常に良好な反射特性
及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波
管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0093】さらに、この実施の形態9によれば、2つ
の結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内にお
ける電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィル
タ8の遮断効果が高まり、かつ、電波H1に対しては金
属薄板23による遮断効果の周波数特性が安定している
ので、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及び偏波
間アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分波
器を実現できるという効果が得られる。
【0094】さらに、この実施の形態9によれば、導波
管群分波器が、金属薄板23を除いて、図9におけるA
−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回路が
2つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成
可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化及び
低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0095】実施の形態10.図11はこの発明の実施
の形態10による導波管群分波器の概略構成図である。
図において、19は方形導波管11に装荷された計3m
+3個のダブルポスト形結合孔、48は方形導波管11
内で3m+3個のダブルポスト形結合孔19によって区
切られたm個の方形空胴共振器、49は方形導波管1
1,3m+3個のダブルポスト形結合孔19及びm個の
方形空胴共振器48により構成される導波管形帯域通過
フィルタである。
【0096】また、図11において、50は方形導波管
15に装荷された計3n+3個のダブルポスト形結合
孔、51は方形導波管15内で3n+3個のダブルポス
ト形結合孔50によって区切られたn個の方形空胴共振
器、52は方形導波管15,3n+3個のダブルポスト
形結合孔50及びn個の方形空胴共振器51により構成
される導波管形帯域通過フィルタである。
【0097】上記実施の形態4は、図4に示すように、
方形導波管11,m+1個のアイリス形結合孔12及び
m個の方形空胴共振器13により構成される導波管形帯
域通過フィルタ14と、方形導波管15,n+1個のア
イリス形結合孔16及びn個の方形空胴共振器17によ
り構成される導波管形帯域通過フィルタ18とを備えて
いるが、この実施の形態10は、図11に示すように、
図4の導波管形帯域通過フィルタ14及び導波管形帯域
通過フィルタ18に代えて、導波管形帯域通過フィルタ
49と、導波管形帯域通過フィルタ52を備えたもの
で、その他の構成は、実施の形態4の図4に示す構成と
同等である。
【0098】図12は導波管形帯域通過フィルタ49に
おけるダブルポスト形結合孔19と方形空胴共振器48
との関係を示す図である。図に示すように、方形導波管
11内に設けられたダブルポストにより、ダブルポスト
形結合孔19が形成されている。一般的に、ダブルポス
ト形結合孔19の個数が3m+3個に対し、方形空胴共
振器48の個数はmであるが、図12ではm=4の場合
を示している。導波管形帯域通過フィルタ52について
も同様である。
【0099】この実施の形態では、上記実施の形態4の
導波管形帯域通過フィルタ14,18を、導波管形帯域
通過フィルタ49,52に代えているが、上記実施の形
態1〜3及び5〜8の導波管形帯域通過フィルタ14,
18を、導波管形帯域通過フィルタ49,52に代えて
も良い。
【0100】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、導波管形帯域通過フィルタ49,52により、金属
薄板23のみを除く、図10中A−A’面にて2つに分
割した状態において全ての構成回路を2つの金属ブロッ
クを表面から掘削することにより形成する際に、掘削加
工上避け得ないRが付加される個所が無くなり、設計精
度を高くできるという効果が得られる。
【0101】また、この実施の形態10によれば、電界
分布が密となる方形導波管11,15の中心部分にもダ
ブルポスト形結合孔19を置くことができるため、ダブ
ルポストの径を比較的大きくすることが可能となるため
加工が容易となるという効果が得られる。
【0102】さらに、この実施の形態10によれば、円
形−正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏分波器
25及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対称性に
より、正方形導波管2内において、非常に良好な反射特
性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導
波管群分波器を実現できるという効果が得られる。
【0103】さらに、この実施の形態10によれば、2
つの結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内に
おける電波V1及びV2に対する導波管形帯域通過フィ
ルタ8の遮断効果が高まり、かつ、電波H1に対しては
金属薄板23による遮断効果の周波数特性が安定してい
るので、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及び偏
波間アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分
波器を実現できるという効果が得られる。
【0104】さらに、この実施の形態10によれば、導
波管群分波器が、金属薄板23を除いて、図11におけ
るA−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回
路が2つの金属ブロックを表面から掘削することにより
形成可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化
及び低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0105】実施の形態11.図13はこの発明の実施
の形態11による導波管群分波器の概略構成図である。
図において、53は分岐導波管形偏分波器25の分岐端
に接続され、コルゲート状の方形導波管により構成され
る導波管形低域通過フィルタ、54は方形導波管H面T
分岐回路10の一端に接続され、ステップ状の方形導波
管より構成される導波管形高域通過フィルタ、55は方
形導波管H面T分岐回路10の分岐端に接続され、コル
ゲート状の方形導波管により構成される導波管形低域通
過フィルタである。
【0106】上記実施の形態4では、方形導波管5,結
合孔3,n個のアイリス形結合孔6及び方形空胴共振器
7により構成される導波管形帯域通過フィルタ8と、方
形導波管11,m+1個のアイリス形結合孔12及びm
個の方形空胴共振器13により構成される導波管形帯域
通過フィルタ14と、方形導波管15,n+1個のアイ
リス形結合孔16及びn個の方形空胴共振器17により
構成される導波管形帯域通過フィルタ18とを設けてい
るが、この実施の形態は、図11に示すように、図4の
導波管形帯域通過フィルタ8,導波管形帯域通過フィル
タ14及び導波管形帯域通過フィルタ18に代えて、導
波管形低域通過フィルタ53と、導波管形高域通過フィ
ルタ54と、導波管形低域通過フィルタ55とを備えた
もので、その他の構成は、実施の形態4の図4に示す構
成と同等である。
【0107】この実施の形態では、上記実施の形態4の
導波管群分波器をベースとし、導波管形低域通過フィル
タ53と、導波管形高域通過フィルタ54と、導波管形
低域通過フィルタ55により構成されているが、上記実
施の形態1〜3及び5〜7の導波管群分波器をベースと
し、導波管形低域通過フィルタ53と、導波管形高域通
過フィルタ54と、導波管形低域通過フィルタ55によ
り構成しても良い。また、上記実施の形態8の導波管群
分波器をベースとし、2つの導波管形低域通過フィルタ
と、2つの導波管形高域通過フィルタにより構成しても
良い。
【0108】さらに、この実施の形態では、導波管形低
域通過フィルタ53,55をコルゲート状の方形導波管
により構成し、導波管形高域通過フィルタ54をステッ
プ状の方形導波管により構成しているが、導波管形低域
通過フィルタ53,55及び導波管形高域通過フィルタ
54を、コルゲート状又はステップ状のいずれの方形導
波管により構成しても良い。上記実施の形態8の導波管
群分波器をベースとした導波管群分波器についても同様
である。
【0109】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、円形−正方形導波管多段変成器1,分岐導波管形偏
分波器25及び方形導波管多段変成器9の構造の上下対
称性により、正方形導波管2内において、非常に良好な
反射特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性
能な導波管群分波器を実現できるという効果が得られ
る。
【0110】また、この実施の形態11によれば、2つ
の結合孔21を備えた分岐導波管形偏分波器25内にお
ける電波V1及びV2に対する導波管形低域通過フィル
タ53の遮断効果が高まり、かつ、電波H1に対しては
金属薄板23による遮断効果の周波数特性が安定してい
るので、さらに広帯域にわたって良好な反射特性及び偏
波間アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分
波器を実現できるという効果が得られる。
【0111】さらに、この実施の形態11によれば、導
波管群分波器が、金属薄板23を除いて、図13におけ
るA−A’面にて2つに分割するだけで、全ての構成回
路が2つの金属ブロックを表面から掘削することにより
形成可能となる擬似平面回路構造となっており、小形化
及び低廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0112】さらに、この実施の形態11によれば、コ
ルゲート状の方形導波管により構成される導波管形低域
通過フィルタ53と、ステップ状の方形導波管より構成
される導波管形高域通過フィルタ54と、コルゲート状
の方形導波管により構成される導波管形低域通過フィル
タ55により、さらに小形な擬似平面回路構造を有する
導波管群分波器が実現できるという効果が得られる。
【0113】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
端に接続された円形−正方形導波管多段変成器と、円形
−正方形導波管多段変成器に接続された分岐導波管形偏
分波器と、分岐導波管形偏分波器の分岐端に接続された
第1の導波管形帯域通過フィルタと、分岐導波管形偏分
波器の一端に接続された方形導波管多段変成器と、方形
導波管多段変成器に接続された方形導波管H面T分岐回
路と、方形導波管H面T分岐回路に接続された第2及び
第3の導波管形帯域通過フィルタとを備え、円形−正方
形導波管多段変成器、分岐導波管形偏分波器、方形導波
管多段変成器、方形導波管H面T分岐回路、並びに第
1,第2及び第3の導波管形帯域通過フィルタよりなる
構成回路を、2つの金属ブロックを表面から掘削するこ
とにより形成し、第1の周波数帯にて上岐導波管形偏分
波器の分岐面と垂直をなす偏波面をもつ第1の電波と、
第1の周波数帯にて分岐導波管形偏分波器の分岐面と水
平をなす偏波面をもつ第2の電波と、第1の周波数帯よ
り高い第2の周波数帯にて第1の電波と同じ偏波面をも
つ第3の電波を、入力端に入射し、第1の電波を第3の
導波管形帯域通過フィルタから出射し、第2の電波を第
1の導波管形帯域通過フィルタから出射し、第3の電波
を第2の導波管形帯域通過フィルタから出射することに
より、非常に良好な反射特性及び偏波間アイソレーショ
ン特性を有する高性能な導波管群分波器を実現できると
共に、小形化及び低廉化が容易に図れるという効果があ
る。
【0114】この発明によれば、分岐導波管形偏分波器
を、正方形導波管と、この正方形導波管の1つの側壁面
で分岐導波管形偏分波器の分岐端に設けられた1つの結
合孔により構成したことにより、非常に良好な反射特性
及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波
管群分波器を実現できるという効果がある。
【0115】この発明によれば、分岐導波管形偏分波器
を、正方形導波管と、この正方形導波管の1つの側壁面
で分岐導波管形偏分波器の分岐端に設けられた2つの結
合孔により構成したことにより、さらに良好な反射特性
及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な導波
管群分波器を実現できるという効果がある。
【0116】この発明によれば、分岐導波管形偏分波器
を、正方形導波管と、この正方形導波管の1つの側壁面
で分岐導波管形偏分波器の分岐端に設けられた1つの結
合孔と、正方形導波管内に挿入された金属薄板により構
成したことにより、さらに広帯域にわたって良好な反射
特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な
導波管群分波器を実現できるという効果がある。
【0117】この発明によれば、分岐導波管形偏分波器
を、正方形導波管と、この正方形導波管の1つの側壁面
で分岐導波管形偏分波器の分岐端に設けられた2つの結
合孔と、正方形導波管内に挿入された金属薄板により構
成したことにより、さらに広帯域にわたって良好な反射
特性及び偏波間アイソレーション特性を有する高性能な
導波管群分波器を実現できるという効果がある。
【0118】この発明によれば、入力端と円形−正方形
導波管多段変成器間に接続され、円形導波管と、この円
形導波管に挿入された誘電体板により構成された円偏波
発生器を備え、この円偏波発生器を含む構成回路を、2
つの金属ブロックを表面から掘削することにより形成し
たことで、入力端に入射された電波が右旋円偏波及び左
旋円偏波となる場合に対応できると共に、小形化及び低
廉化が容易に図れるという効果が得られる。
【0119】この発明によれば、入力端と円形−正方形
導波管多段変成器間に接続され、円形導波管と、この円
形導波管の側壁面に装荷された複数の金属柱により構成
された円偏波発生器を備え、この円偏波発生器を含む構
成回路を、2つの金属ブロックを表面から掘削すること
により形成したので、入力端に入射された電波が右旋円
偏波及び左旋円偏波となる場合に対応できると共に、小
形化及び低廉化が容易に図れるという効果がある。
【0120】この発明によれば、入力端と円形−正方形
導波管多段変成器間に接続され、円形導波管と、この円
形導波管の側壁面に配列された複数の側溝により構成さ
れた円偏波発生器を備え、この円偏波発生器を含む構成
回路を、2つの金属ブロックを表面から掘削することに
より形成したので、入力端に入射された電波が右旋円偏
波及び左旋円偏波となる場合に対応できると共に、小形
化及び低廉化が容易に図れるという効果がある。
【0121】この発明によれば、第1の導波管形帯域通
過フィルタを、n個の方形空胴共振器とn個のアイリス
形結合孔により構成し、第2の導波管形帯域通過フィル
タを、m個の方形空胴共振器とm+1個のアイリス形結
合孔により構成し、第3の導波管形帯域通過フィルタ
を、n個の方形空胴共振器とn+1個のアイリス形結合
孔により構成したことにより、良好な反射特性及び偏波
間アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分波
器を実現できるという効果がある。
【0122】この発明によれば、第2の導波管形帯域通
過フィルタを、m個の方形空胴共振器と2m+2個のポ
スト形結合孔により構成し、あるいは、第3の導波管形
帯域通過フィルタを、n個の方形空胴共振器と2n+2
個のポスト形結合孔により構成したことにより、金属ブ
ロックを表面から掘削することにより形成する際に、掘
削加工上避け得ないRが付加される個所が無くなり、設
計精度を高くできると共に、通過帯域の低域側の減衰特
性をより急峻にすることができるという効果がある。
【0123】この発明によれば、第2の導波管形帯域通
過フィルタを、m個の方形空胴共振器と3m+3個のダ
ブルポスト形結合孔により構成し、あるいは、第3の導
波管形帯域通過フィルタを、n個の方形空胴共振器と3
n+3個のダブルポスト形結合孔により構成したことに
より、金属ブロックを表面から掘削することにより形成
する際に、掘削加工上避け得ないRが付加される個所が
無くなり、設計精度を高くできると共に、加工が容易と
なるという効果がある。
【0124】この発明によれば、第1又は第3の導波管
形帯域通過フィルタのいずれかを、コルゲート状又はス
テップ状の方形導波管により構成された導波管形低域通
過フィルタに代えたことにより、さらに小形な導波管群
分波器が実現できるという効果がある。
【0125】この発明によれば、第2の導波管形帯域通
過フィルタを、コルゲート状又はステップ状の方形導波
管により構成された導波管形高域通過フィルタに代えた
ことにより、さらに小形な導波管群分波器が実現できる
という効果がある。
【0126】この発明によれば、分岐導波管形偏分波器
の分岐端と第1の導波管形帯域通過フィルタ間に接続さ
れた方形導波管E面T分岐回路と、この方形導波管E面
T分岐回路に接続された第4の導波管形帯域通過フィル
タとを備え、方形導波管E面T分岐回路と第4の導波管
形帯域通過フィルタを含む構成回路を、2つの金属ブロ
ックを表面から掘削することにより形成し、第2の周波
数帯にて第2の電波と同じ偏波面をもつ第4の電波を入
力端に入射し、第4の電波を第4の導波管形帯域通過フ
ィルタから出射することにより、4種類の電波を群分波
することができると共に、非常に良好な反射特性及び偏
波間アイソレーション特性を有する高性能な導波管群分
波器を実現でき、小形化及び低廉化が容易に図れるとい
う効果がある。
【0127】この発明によれば、第1及び第3の導波管
形帯域通過フィルタを、n個の方形空胴共振器とn+1
個のアイリス形結合孔により構成し、第2及び第4の導
波管形帯域通過フィルタを、m個の方形空胴共振器とm
+1個のアイリス形結合孔により構成したことにより、
良好な反射特性及び偏波間アイソレーション特性を有す
る高性能な導波管群分波器を実現できるという効果があ
る。
【0128】この発明によれば、第4の導波管形帯域通
過フィルタを、コルゲート状又はステップ状の方形導波
管により構成された導波管形高域通過フィルタに代えた
ことにより、さらに小形な擬似平面回路構造を有する導
波管群分波器が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態7による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態8による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態9による導波管群分波
器の概略構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態9による導波管形帯
域通過フィルタにおけるポスト形結合孔と方形空胴共振
器との関係を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態10による導波管群
分波器の概略構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態10による導波管形
帯域通過フィルタにおけるダブルポスト形結合孔と方形
空胴共振器との関係を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態11による導波管群
分波器の概略構成図である。
【図14】 従来の導波管群分波器の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 円形−正方形導波管多段変成器、2 正方形導波
管、3,21 結合孔、4,22,,24,25 分岐
導波管形偏分波器、5,11,15,34,38方形導
波管、6,12,16,35,39 アイリス形結合
孔、7,13,17,36,40,43,46,48,
51 方形空胴共振器、8 導波管形帯域通過フィルタ
(第1の導波管形帯域通過フィルタ)、9 方形導波管
多段変成器、10 方形導波管H面T分岐回路、14
導波管形帯域通過フィルタ(第2の導波管形帯域通過フ
ィルタ)、18 導波管形帯域通過フィルタ(第3の導
波管形帯域通過フィルタ)、19,50 ダブルポスト
形結合孔、20 方形導波管E面ベンド、23 金属薄
板、26 円形導波管、27 誘電体板、28,30,
32 円偏波発生器、29 金属柱、31 側溝、33
方形導波管E面T分岐回路、37 導波管形帯域通過
フィルタ(第1の導波管形帯域通過フィルタ)、41
導波管形帯域通過フィルタ(第4の導波管形帯域通過フ
ィルタ)、42,45 ポスト形結合孔、44,47,
49,52 導波管形帯域通過フィルタ、53,55
導波管形低域通過フィルタ、54 導波管形高域通過フ
ィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01P 1/211 H01P 1/211 (72)発明者 山縣 浩作 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J006 HC01 HC12 JA01 JB01 JB02 KA01 LA03 LA21 LA25 NA09 ND01 ND02 5J012 CA03 CA15 CA21 DA01 FA03 FA04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端に接続された円形−正方形導波管
    多段変成器と、 この円形−正方形導波管多段変成器に接続された分岐導
    波管形偏分波器と、 この分岐導波管形偏分波器の分岐端に接続された第1の
    導波管形帯域通過フィルタと、 上記分岐導波管形偏分波器の一端に接続された方形導波
    管多段変成器と、 この方形導波管多段変成器に接続された方形導波管H面
    T分岐回路と、 この方形導波管H面T分岐回路に接続された第2の導波
    管形帯域通過フィルタと、 上記方形導波管H面T分岐回路に接続された第3の導波
    管形帯域通過フィルタとを備え、 上記円形−正方形導波管多段変成器、上記分岐導波管形
    偏分波器、上記方形導波管多段変成器、上記方形導波管
    H面T分岐回路、並びに上記第1,第2及び第3の導波
    管形帯域通過フィルタよりなる構成回路を、2つの金属
    ブロックを表面から掘削することにより形成し、 第1の周波数帯にて上記分岐導波管形偏分波器の分岐面
    と垂直をなす偏波面をもつ第1の電波と、上記第1の周
    波数帯にて上記分岐導波管形偏分波器の分岐面と水平を
    なす偏波面をもつ第2の電波と、上記第1の周波数帯よ
    り高い第2の周波数帯にて上記第1の電波と同じ偏波面
    をもつ第3の電波を、上記入力端に入射し、 上記第1の電波を上記第3の導波管形帯域通過フィルタ
    から出射し、上記第2の電波を上記第1の導波管形帯域
    通過フィルタから出射し、上記第3の電波を上記第2の
    導波管形帯域通過フィルタから出射することを特徴とす
    る導波管群分波器。
  2. 【請求項2】 分岐導波管形偏分波器を、正方形導波管
    と、この正方形導波管の1つの側壁面で上記分岐導波管
    形偏分波器の分岐端に設けられた1つの結合孔により構
    成したことを特徴とする請求項1記載の導波管群分波
    器。
  3. 【請求項3】 分岐導波管形偏分波器を、正方形導波管
    と、この正方形導波管の1つの側壁面で上記分岐導波管
    形偏分波器の分岐端に設けられた2つの結合孔により構
    成したことを特徴とする請求項1記載の導波管群分波
    器。
  4. 【請求項4】 分岐導波管形偏分波器を、正方形導波管
    と、この正方形導波管の1つの側壁面で上記分岐導波管
    形偏分波器の分岐端に設けられた1つの結合孔と、上記
    正方形導波管内に挿入された金属薄板により構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の導波管群分波器。
  5. 【請求項5】 分岐導波管形偏分波器を、正方形導波管
    と、この正方形導波管の1つの側壁面で上記分岐導波管
    形偏分波器の分岐端に設けられた2つの結合孔と、上記
    正方形導波管内に挿入された金属薄板により構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の導波管群分波器。
  6. 【請求項6】 入力端と円形−正方形導波管多段変成器
    間に接続され、円形導波管と、この円形導波管に挿入さ
    れた誘電体板により構成された円偏波発生器を備え、 この円偏波発生器を含む構成回路を、2つの金属ブロッ
    クを表面から掘削することにより形成したことを特徴と
    する請求項1記載の導波管群分波器。
  7. 【請求項7】 入力端と円形−正方形導波管多段変成器
    間に接続され、円形導波管と、この円形導波管の側壁面
    に装荷された複数の金属柱により構成された円偏波発生
    器を備え、 この円偏波発生器を含む構成回路を、2つの金属ブロッ
    クを表面から掘削することにより形成したことを特徴と
    する請求項1記載の導波管群分波器。
  8. 【請求項8】 入力端と円形−正方形導波管多段変成器
    間に接続され、円形導波管と、この円形導波管の側壁面
    に配列された複数の側溝により構成された円偏波発生器
    を備え、 この円偏波発生器を含む構成回路を、2つの金属ブロッ
    クを表面から掘削することにより形成したことを特徴と
    する請求項1記載の導波管群分波器。
  9. 【請求項9】 第1の導波管形帯域通過フィルタを、n
    個の方形空胴共振器とn個のアイリス形結合孔により構
    成し、 第2の導波管形帯域通過フィルタを、m個の方形空胴共
    振器とm+1個のアイリス形結合孔により構成し、 第3の導波管形帯域通過フィルタを、n個の方形空胴共
    振器とn+1個のアイリス形結合孔により構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の導波管群分波器。
  10. 【請求項10】 第2の導波管形帯域通過フィルタを、
    m個の方形空胴共振器と2m+2個のポスト形結合孔に
    より構成し、 あるいは、第3の導波管形帯域通過フィルタを、n個の
    方形空胴共振器と2n+2個のポスト形結合孔により構
    成したことを特徴とする請求項1記載の導波管群分波
    器。
  11. 【請求項11】 第2の導波管形帯域通過フィルタを、
    m個の方形空胴共振器と3m+3個のダブルポスト形結
    合孔により構成し、 あるいは、第3の導波管形帯域通過フィルタを、n個の
    方形空胴共振器と3n+3個のダブルポスト形結合孔に
    より構成したことを特徴とする請求項1記載の導波管群
    分波器。
  12. 【請求項12】 第1又は第3の導波管形帯域通過フィ
    ルタのいずれかを、コルゲート状又はステップ状の方形
    導波管により構成された導波管形低域通過フィルタに代
    えたことを特徴とする請求項1記載の導波管群分波器。
  13. 【請求項13】 第2の導波管形帯域通過フィルタを、
    コルゲート状又はステップ状の方形導波管により構成さ
    れた導波管形高域通過フィルタに代えたことを特徴とす
    る請求項1記載の導波管群分波器。
  14. 【請求項14】 分岐導波管形偏分波器の分岐端と第1
    の導波管形帯域通過フィルタ間に接続された方形導波管
    E面T分岐回路と、 この方形導波管E面T分岐回路に接続された第4の導波
    管形帯域通過フィルタとを備え、 上記方形導波管E面T分岐回路と上記第4の導波管形帯
    域通過フィルタを含む構成回路を、2つの金属ブロック
    を表面から掘削することにより形成し、 第2の周波数帯にて第2の電波と同じ偏波面をもつ第4
    の電波を入力端に入射し、上記第4の電波を上記第4の
    導波管形帯域通過フィルタから出射することを特徴とす
    る請求項1記載の導波管群分波器。
  15. 【請求項15】 第1及び第3の導波管形帯域通過フィ
    ルタを、n個の方形空胴共振器とn+1個のアイリス形
    結合孔により構成し、 第2及び第4の導波管形帯域通過フィルタを、m個の方
    形空胴共振器とm+1個のアイリス形結合孔により構成
    したことを特徴とする請求項14記載の導波管群分波
    器。
  16. 【請求項16】 第4の導波管形帯域通過フィルタを、
    コルゲート状又はステップ状の方形導波管により構成さ
    れた導波管形高域通過フィルタに代えたことを特徴とす
    る請求項14記載の導波管群分波器。
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