JP2001345518A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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JP2001345518A
JP2001345518A JP2000163956A JP2000163956A JP2001345518A JP 2001345518 A JP2001345518 A JP 2001345518A JP 2000163956 A JP2000163956 A JP 2000163956A JP 2000163956 A JP2000163956 A JP 2000163956A JP 2001345518 A JP2001345518 A JP 2001345518A
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Masayoshi Tsuji
正芳 辻
Hiroshi Iwata
普 岩田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側面埋込み構造を用いてDHメサストライプ
構造層内にキャリアを閉じ込め且つ光分布を緩和させる
構造を持つ0.7〜1.0μm帯のメサ構造埋込み型の
高出力半導体レーザ素子を提供する。 【解決手段】 n−GaAs基板13上にn−Al0.3
Ga0.7Asクラッド層14を成長させ、その後選択成
長によりDH構造層15〜21を成長させ、その後この
DH構造層の両側面部に膜厚0.1μmのp−In0.5
Ga0.5Pキャリアブロックと電流ブロック層23〜2
5を形成し、その後p−Al0.3Ga0.7Asクラッド層
26とp−GaAsコンタクト層27とを成長させ、最
後にp側電極28とn側電極29を形成する。 【効果】 層22はキャリア閉じ込め効果はあるが光閉
じ込め効果は低いため、光集中を緩和して高出力レーザ
を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ素子
に関し、特に、光通信用および光情報処理用光源として
有用な0.7〜1.0μm波長帯のメサ構造埋込み型高
出力半導体レーザ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】GaAs基板上に形成されたInGaA
s歪量子井戸層を用いた0.7〜1.0μm波長帯の半
導体レーザは、高効率で優れた温度特性を有するため、
ファイバアンプ励起用、固体レーザ励起用および空間光
伝送用の高出力光源として、大きな市場が見込まれてい
る。従来のInGaAs/GaAs高出力半導体レーザ
としては、例えば、図10に示す構造のものが報告され
ている(IEEE PhotonicsTechnology Letters,vol.2, p
p.540-542, 1990)。この構造の素子を製作するには、
平坦なn−GaAs基板1上に、n−Al0. 5Ga0.5
sクラッド層42、In0.2Ga0.8As/AlGaAs
−SCH(Separate Confinement Heterostructure;分
離光閉じ込めへテロ構造)活性層43、p−Al0.5
0.5Asクラッド層44およびp+−GaAsキャップ
層45を順次成長させる。その後、ウエットエッチング
法により、p−Al0.5Ga0.5Asクラッド層44の途
中まで選択的に除去してリッジ構造を形成する。全面に
SiO2膜46を形成した後、リッジ構造上のSiO2
を除去し、p側電極28を形成する。また、基板裏面に
n側電極29を形成する。このように構成された半導体
レーザでは、In0.2Ga0.8As活性層にはGaAs基
板との格子定数差に起因した圧縮応力が加わっており、
このためホールの有効質量が減少し、低しきい値な発振
特性が得られる。加えて、光および電流はリッジ構造に
より有効に閉じこめられているため、高効率な発振特性
が得られる。図10に示す構造を用いることで、発振し
きい値13mA、最大出力240mWの特性が実現され
ている。
【0003】しかしながら、この従来例のリッジ構造の
素子では、歪活性層が素子内全面にわたって配置されて
いることから、ミスフィット転位が導入されやすく、生
成された転位は活性層内を増殖しやすいので、発光部に
達するとキャリアの捕獲を引き起し、その程度が多けれ
ば一発で電気的ショートを発生させるなど素子の急速劣
化を招いていた。そのため、高信頼な特性を得ることが
困難であった。また、リッジ型構造をエッチングを用い
て形成するため、リッジ幅および高さの再現性が十分で
はなく、そのため発振特性および横モードの安定性に影
響を与えるという問題があった。
【0004】このような2つの欠点を克服する素子構造
として、選択成長を用いたメサ構造埋込み型半導体レー
ザが挙げられる(例えば、IEEE Photnics Technology L
etters vol.8, pp.179-181, 1996)。この素子構造で
は、歪活性層を選択成長により形成するダブルへテロ
(DH;Double Hetero)構造内のみに限定することが
できるのでミスフィット転位の量も抑制できる。また、
選択成長によりメサ構造層を得ているので高精度にかつ
再現性よく形成することが可能である。しかし、この素
子構造は、1.3〜1.5μm帯光通信用InGaAs
P/InP半導体レーザの代表的な構造であって、高活
性なAlを含むAlGaAs組成を主とする0.7〜
1.0μm帯半導体レーザにおいては、酸化の問題があ
って選択成長構造や埋込み構造が使えなかった。また、
酸化の問題を解決したとしても、キャリア閉じ込めおよ
び光分布の問題もあった。そのため、0.7〜1.0μ
m帯のメサ構造埋込み型半導体レーザに関する実験報告
例はほとんどない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このメサ構造埋込み型
を採用して0.7〜1.0μm帯の高出力半導体レーザ
を実現することが本発明の課題となる。そのため、以下
のようないくつかの問題点を解決しなければならない。
まず、第1の問題点は、側面埋込み構造を用いてDHメ
サストライプ構造層内にキャリアを閉じ込めることと光
分布を緩和させることとの両立が難しいということであ
る。この側面埋込み構造は、pnp型構造の電流ブロッ
ク層がDHメサ構造層の両側面に形成されたもので、D
Hメサ構造層に注入されたキャリアが電流ブロック層側
に漏れ出ないように、電流ブロック層として実効禁制帯
幅の大きい組成のものを用いることが必要となる。しか
し、単純に、実効禁制帯幅の大きい組成のものを採用し
ても、DHメサ部と埋込み部との屈折率差が大きくなり
すぎて、DHメサ部に光分布が集中し、高出力を得る前
にレーザ断面の溶融破壊(端面破壊あるいは光学損傷)
が発生することがあった。つまり、電流ブロック層を活
性層の屈折率に近づけようとすると、キャリアが漏れ、
キャリアを閉じ込めようと障壁を高くしようとすると、
屈折率差がつきすぎてしまう。第2の問題点は、Alを
含む組成の電流ブロック層の界面に生じる酸化膜による
弊害についてである。DHメサ構造層側面に埋込み成長
させて電流ブロック層を形成する場合、Alを含む組成
材料で成長させるとその界面に生じる酸化層の影響によ
り、電流ブロック層のDHメサ構造層との界面付近で結
晶成長に欠陥が生じ、甚だしい場合にはキャリアのリー
クパスが形成され、半導体レーザの信頼性が損われる。
【0006】第3の問題点は、DHメサストライプ構造
層を形成する一部の層が含むAlによりメサ構造層の側
面部に生じた酸化膜による弊害についてである。メサ構
造層は、選択成長により形成されるが、メサ構造層の一
部はAlを含有したAlGaAs層等で形成されるた
め、露出したAlによりメサ構造層側面に自然酸化膜が
形成されることになる。そのため、メサ構造層側面を電
流ブロック層で埋込み成長させる場合、埋込み層の界面
に第2の問題点のところで述べたような結晶欠陥が生成
され、半導体レーザの信頼性を著しく低下させる。第4
の問題点は、同様にメサ構造層の頂部に形成されたAl
を含む層の界面に生じる酸化膜による弊害についてであ
る。DHメサ構造は、AlGaAs/GaAs/SCH
を含む量子井戸構造/GaAs/AlGaAsという対
称型構造をとることが一般的であるが、この構造ではメ
サ頂部がAlGaAsとなり、p−クラッド層で埋込む
時、上記のように酸化膜による界面品質の低下が発生
し、半導体レーザの信頼性低下を招く。
【0007】従って、本発明の第1の解決すべき課題
は、側面埋込み構造を用いてDHメサストライプ構造層
内にキャリアを閉じ込め且つ光分布を緩和させる構造を
持つ0.7〜1.0μm帯のメサ構造埋込み型の高出力
半導体レーザ素子を提供することである。本発明の第2
の解決すべき課題は、Alを組成として含む層の界面酸
化膜による結晶品質の低下を抑制する構造を持つ0.7
〜1.0μm帯のメサ構造埋込み型の高出力半導体レー
ザ素子を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、第1導電型の半導体基板上に活性
層および該活性層を挟んで該活性層よりバンドギャップ
幅の広い材料からなる広バンドギャップ層を配したダブ
ルへテロ構造をメサストライプ状に形成し、該ダブルへ
テロ構造の側部を電流ブロック層で埋込み且つ該ダブル
へテロ構造の頂部を第2導電型の半導体層にて埋込んだ
半導体レーザ素子において、前記ダブルへテロ構造と前
記電流ブロック層との間に、前記電流ブロック層の材料
より広いバンドギャップの材料からなる、導波光の波長
と同程度あるいはそれ以下の膜厚のキャリアブロック層
が電流ブロック層の一部として挿入されていることを特
徴とする半導体レーザ素子、が提供される。そして、好
ましくは、前記広バンドギャップ層がAlwGa1-wAs
層(但し、0≦w≦1)を含み、前記活性層がAlx
yIn1-x-yAs量子井戸層(但し、0≦x<1,0<
y, 1−x−y<1)を含み、且つ前記電流ブロック層
がAluGa1-uAs層(但し、0≦u≦1)またはIn
vGa1-vP層(但し、0<v<1)を含んでいる。
【0009】また、本発明によれば、第1導電型の半導
体基板上に活性層および該活性層を挟んで該活性層より
バンドギャップ幅の広い材料からなる広バンドギャップ
層を配したダブルへテロ構造をメサストライプ状に形成
し、該ダブルへテロ構造の側部を電流ブロック層で埋込
み、且つ前記ダブルへテロ構造の頂部を第2導電型の半
導体層にて埋込んだ半導体レーザ素子において、前記ダ
ブルへテロ構造の最上層が、Alを含まない材料により
形成され、且つ前記第2導電型の半導体層がAlを含む
材料により形成されていることを特徴とする半導体レー
ザ素子、が提供される。
【0010】また、本発明によれば、第1導電型の半導
体基板上に、AlxGayIn1-x-yAs量子井戸層(但
し、0≦x<1,0<y, 1−x−y<1)を含む活性
層および該活性層を挟んで該活性層よりバンドギャップ
幅の広い材料からなる広バンドギャップ層を配したダブ
ルへテロ構造をメサストライプ状に形成し、該ダブルへ
テロ構造の側部をAluGa1-uAs(但し、0≦u≦
1)あるいはInvGa1 -vP(但し、0<v<1)から
なる電流ブロック層で埋込み、且つ前記ダブルへテロ構
造の頂部を第2導電型のクラッド層で埋込んだ半導体レ
ーザ素子において、前記ダブルへテロ構造が、Alz
1-zAs層(但し、0<z≦1)と、GaAs層と、
AlxGayIn1-x-yAs量子井戸層(但し、0≦x<
1,0<y,1−x−y<1)を含む活性層と、GaA
s層とを積層した非対称構造であることを特徴とする半
導体レーザ素子、が提供される。そして、好ましくは、
前記ダブルへテロ構造と前記電流ブロック層との間に、
前記電流ブロック層の材料より広いバンドギャップの材
料からなる、導波光の波長と同程度あるいはそれ以下の
膜厚のキャリアブロック層が電流ブロック層の一部とし
て挿入されている。
【0011】そして、好ましくは、前記ダブルへテロ構
造の頂部および側部を覆うAlを含まない組成のカバー
層が形成される。そして、より好ましくは、前記カバー
層がInvGa1-vP(但し、0<v<1)あるいはGa
Asにより形成される。また、好ましくは、前記ダブル
へテロ構造と前記キャリアブロック層との間に、前記ダ
ブルへテロ構造の側部に接して、層厚数原子〜10nm
のGaAs酸化防止層が形成される。 そして、一層好
ましくは、前記キャリアブロック層がInvGa1-v
(但し、0<v<1)あるいはAluGa1-uAs層(但
し、0≦u≦1)で形成され、かつ前記キャリアブロッ
ク層に接する前記電流ブロック層がGaAsで形成され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明のいくつかの実施の
形態について説明する。まず、本発明の0.7〜1.0
μm帯のメサ構造埋込み型高出力半導体レーザ素子の構
造に係る第1の実施の形態について、図1(a)を参照
して説明する。図1(a)は、第1の実施の形態による
メサ構造埋込み型半導体レーザの素子構造を説明するた
めの断面図である。図1(b)は、第1の実施の形態の
変種の素子構造を示す断面図である。この埋込み型半導
体レーザの素子構造は、図1(a)に示されるように、
n−GaAs基板1上に、エピタキシャル成長法により
n−クラッド層2を形成した後、メサストライプ・ダブ
ルへテロ(DH;Double Hetero)構造層3を選択成長
させ、その後、このメサ頂部に形成したマスクを利用し
て、p−キャリアブロック層4および電流ブロック層5
を選択成長により形成し、その後、マスクを除去して、
p−クラッド層6を形成した構造である。
【0013】従来は、メサ部からのキャリアの漏れを抑
えるために、電流ブロック層5を構成する半導体材料の
禁制帯幅を広く取る必要があって、Al0.3Ga0.7As
等がその候補になっていたが、このAl0.3Ga0.7As
を用いると、DHメサ部との平均屈折率差が大きくな
り、メサ部に光分布が集中しすぎて端面破壊が発生し、
高出力を得るまでに至らなかった。そこで、本発明で
は、Al0.3Ga0.7As組成のキャリアブロック層4と
GaAs組成の電流ブロック層5との組合せた上に、キ
ャリアブロック層4の膜厚を導波光の波長と同程度ある
いはそれ以下にすることで、キャリアブロック層4の屈
折率を電流ブロック層5のGaAsの屈折率に近づける
構成とした。この構成にすることで、メサ部へのキャリ
アの閉じ込めはもちろんのこと、メサ部との屈折率差を
小さくしてメサ部への光分布の集中を抑えることが可能
になる。その結果、しきい値電圧の低減化が得られてレ
ーザの高効率・高出力化が達成されるとともに、端面破
壊といった素子の急速劣化の要因が排除できて信頼性の
向上が図れる。これにより、第1の問題点が解決でき
る。
【0014】また、キャリアブロック層4の構成材料を
Al0.3Ga0.7Asに代えてIn0. 5Ga0.5Pにする
と、Al含有組成でないことから、成長界面での酸素の
残留による結晶成長への影響が少なくなる。そのため、
界面の結晶品質が保証されて、上述の効果に加えてさら
なるレーザ特性の信頼性向上が図れる。一方、キャリア
ブロック層4がAlGaAs組成の場合、Al含有によ
る表面酸化により、結晶品質が低下して、キャリアのリ
ークパスが生じる可能性がある。これを回避するため
に、メサ界面に直接AlGaAsキャリアブロック層4
を形成するのではなく、例えば、図1(b)のような数
原子層から10nm程度のGaAs酸化防止層4aを成
長させて、その後AlGaAsキャリアブロック層4お
よび電流ブロック層5を形成することができる。これら
のいずれかにより、第2の問題点が解決できる。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図2を参照して説明する。図2は、第2の実施の形
態によるメサ構造埋込み型高出力半導体レーザの素子構
造を説明するための断面図である。その構造は、図2に
示されるように、n−GaAs基板1上に、n−クラッ
ド層2、メサストライプDH構造層3、このDH構造層
3をその側面も含めて覆うAlを含まない組成(例え
ば、InGaPあるいはGaAs等)のp−カバー層7
を形成し、その後、メサ頂部に形成したマスクを利用し
て、電流ブロック層5を選択成長により形成する。その
後、マスクを除去して、p−クラッド層6を形成する。
DHメサ構造は、その頂部および側部の一部がAlGa
As層で形成されることが一般的であるため、Al露出
により自然酸化膜が形成される。この自然酸化膜の上に
層を成長させると、結晶品質が低下することがあった
が、本発明のカバー層7の挿入により、結晶品質の低下
を抑制することができて、高信頼な素子の提供が可能に
なる。これにより、第3の問題点が解決できる。ところ
で、このカバー層7の形成方法は、結晶成長条件、すな
わち高温成長により得ることができる。その証左を図3
に示す。この図3によれば、In0.5Ga0.5P組成のカ
バー層は、成長温度を高くするにつれて、メサ側面(1
11)Bへの成長速度が増大し、750℃程度でメサ頂
部の(001)面とほぼ同程度の成長速度で得られるこ
とが分かる。これにより、Alフリー材料のIn0.5
0.5Pカバー層を使って、メサ頂部および側部を覆う
層を同時に形成することができる。また、この第2の実
施の形態の構造を第1の実施の形態のものと組合せれ
ば、つまり、図4に示されるように、第2の実施の形態
のカバー層7を形成後、カバー層7の頂部に形成したマ
スクを用いて第1の実施の形態のキャリアブロック層4
および電流ブロック層5を形成し、その後マスクを除去
してクラッド層6を形成して以下同様に層を形成する構
造にすると、第1〜第4の問題点全てを解決できる。
【0016】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図5を参照して説明する。図5は、第3の実施の形
態によるメサ構造埋込み型高出力半導体レーザの素子の
構造を説明するための断面図である。その構造は、図5
に示されるように、n−GaAs基板1上に、n−クラ
ッド層2、メサストライプDH構造層3を形成する。こ
こで、このメサストライプDH構造層3は、n−AlG
aAsクラッド層8、n−GaAsガイド層9、SCH
を含む量子井戸層10、p−GaAsガイド層11で構
成し、メサ頂部にAlGaAs組成を有しない、非対称
型のDH構造とする。その後、メサ頂部に形成したマス
クを利用して、電流ブロック層5を選択成長により形成
し、その後、マスクを除去して、p−AlGaAsクラ
ッド層12およびp−クラッド層6を形成する。従来の
ように、対称型のDH構造を用いると、メサ頂部のAl
GaAsクラッド層の表面が大気に触れて自然酸化膜が
形成されるが、この自然酸化膜を覆う形でp−クラッド
層で埋込むと、その界面に結晶欠陥が生成され易くな
り、結果として、レーザ特性のスロープ効率の低下およ
び信頼性の低下につながる。本発明の非対称DH構造を
採用することにより、この問題は解決されて、レーザ特
性の改善が図れる。これにより、第4の問題点が解決で
きる。また、この第3の実施の形態の構造を第1の実施
の形態と組合せると、つまり、図6に示されるように、
GaAsガイド層11を形成後、GaAsガイド層11
の頂部に形成したマスクを用いて第1の実施の形態のキ
ャリアブロック層4および電流ブロック層5を形成し、
その後、マスクを除去して、AlGaAsクラッド層1
2およびp−クラッド層6を形成して以下同様に層を形
成する構造にすると、第1、第2および第4の問題点を
解決できる。
【0017】
【実施例】次に、本発明のいくつかの好ましい実施例に
ついて説明する。まず、本発明の0.7〜1.0μm帯
のメサ構造埋込み型高出力半導体レーザ素子の構造に係
る第1の実施例について、工程順の断面図である図7を
参照して説明する。図7(a)に示すように、n−Ga
As(100)基板13上に、有機金属気相エピタキシ
ャル成長(MOVPE)法を用いて、層厚1μmのn−
Al0.3Ga0.7Asクラッド層14(Siドープ:1×
1017cm-3)を成長させる。その上に、熱CVD法に
より膜厚120nmのSiO2膜を形成して、フォトレ
ジスト工程とエッチング工程によって、相対する一対の
ストライプマスク50を[011]方向(図7(a)の紙
面に垂直な方向)に形成する。
【0018】次に、この選択成長用のマスク50を利用
して、図7(b)に示すように、その開口部にDH構造
層を成長させる。DH構造層は、層厚0.2μmのn−
GaAsガイド層15(Siドープ:1×1017
-3)と、層厚20nmのn−Al0.3Ga0.7Asオー
バーフロー防止層16(Siドープ:1×1018
-3)と、層厚50nmのn−GaAsガイド層17
(Siドープ:1×1017cm-3)と、In0.2Ga0.8
As−量子井戸(QW;Quantum Well)活性層18と、
層厚50nmのp−GaAsガイド層19(Znドー
プ:1×1017cm-3)と、層厚20nmのp−Al
0.3Ga0.7Asオーバーフロー防止層20(Znドー
プ:1×1018cm-3)と、層厚0.2μmのp−Ga
Asガイド層21(Znドープ:1×1017cm-3)と
からなる。次に、マスクとして用いたSiO2層50を
バッファードフッ酸で除去した後、図7(c)に示すよ
うに、DHメサ頂部のみにSiO2マスク51を新たに
形成して、このSiO2マスクを埋込み選択成長のマス
クとして用いて、電流ブロック層を形成する。この電流
ブロック層は、層厚0.1μmのp−In0.5Ga0.5
キャリアブロック層(Znドープ:5×1017cm-3
22と、層厚0.3μmのp−GaAs(Znドープ:
5×1017cm-3)23と、層厚0.6μmのn−Ga
As(Siドープ:1×1018cm-3)24と、層厚
0.2μmのp−GaAs(Znドープ:5×1017
-3)25とからなる。
【0019】次に、DH頂部のSiO2マスク51をバ
ッファードフッ酸で除去し、層厚1μmのp−Al0.3
Ga0.7Asクラッド層(Znドープ:1×1018cm
-3)26と、層厚0.1μmのp−GaAsコンタクト
層(Znドープ:1×1019cm-3)27とを成長させ
る。その後、p側電極28とn側電極29をスパッタ法
により形成すれば、図7(d)に示す高出力半導体レー
ザ素子が得られる。
【0020】次に、本発明の第2の実施例について、工
程順の断面図である図8を参照して説明する。なお、一
対のストライプマスクを形成するまでの工程は、図7
(a)に示した第1の実施例の場合と同様であるので、
その説明は省略する。ストライプマスク50形成後、こ
の選択成長用マスク50を利用して、図8(a)に示す
ように、その開口部にDH構造層を成長させる。DH構
造層は、層厚200nmのn−Al0.2Ga0.8Asクラ
ッド層30(Siドープ:1×1018cm-3)と、層厚
50nmのn−GaAsガイド層31(Siドープ:1
×10 17cm-3)と、In0.2Ga0.8As−QW活性層
32と、層厚50nmのp−GaAsガイド層33(C
ドープ:1×1017cm-3)と、層厚200nmのp−
Al0.2Ga0.8Asクラッド層34(Cドープ:1×1
18cm-3)と、そして層厚20nmのp−In0.5
0.5Pカバー層35(Znドープ:1×1017
-3)とからなる。ここで、カバー層35は、成長温度
を750℃という高温にすることにより形成する。
【0021】次に、マスクとして用いたSiO2層50
を除去した後、図8(b)に示すように、DHメサ頂部
のみにSiO2マスク51を新たに形成し、このSiO2
マスク51を埋込み選択成長のマスクとして用いて、電
流ブロック層を形成する。この電流ブロック層は、層厚
0.5μmのp−Al0.3Ga0.7As(Cドープ:5×
1017cm-3)36と、層厚0.7μmのn−Al0.3
Ga0.7As(Siドープ:1×1018cm-3)37
と、層厚0.1μmのp−Al0.3Ga0.7As(Cドー
プ:5×1017cm-3)38とからなる。次に、DH頂
部のSiO2マスク51を除去し、層厚1μmのp−A
0.3Ga 0.7Asクラッド層(Cドープ:1×1018
-3)39と、層厚0.1μmのp−GaAsコンタク
ト層(Cドープ:1×1019cm-3)40を成長させ
る。その後、p側電極28とn側電極29をスパッタ法
により形成すれば、図8(c)に示す高出力半導体レー
ザ素子が得られる。
【0022】本発明の第3の実施例について、工程順の
断面図である図9を参照して説明する。なお、一対のス
トライプマスクを形成するまでの工程は図7(a)に示
した第1の実施例の場合と同様であるので、その説明は
省略する。ストライプマスク50形成後、この選択成長
用マスク50を利用して、図9(a)に示すように、そ
の開口部にDH構造層を成長させる。DH構造層は、層
厚200nmのn−Al0.2Ga0.8Asクラッド層30
(Siドープ:1×1018cm-3)と、層厚50nmの
n−GaAsガイド層31(Siドープ:1×10 17
-3)と、In0.2Ga0.8As−QW活性層32と、層
厚50nmのp−GaAsガイド層33(Cドープ:1
×1017cm-3)とからなる。
【0023】次に、マスクとして用いたSiO2層50
を除去した後、DHメサ頂部のみにSiO2マスク51
を新たに形成し、このSiO2マスク51を埋込み選択
成長のマスクとして用いて、図9(b)に示すように、
電流ブロック層を形成する。この電流ブロック層は、層
厚0.5μmのp−Al0.3Ga0.7As(Cドープ:5
×1017cm-3)36と、層厚0.7μmのn−Al
0.3Ga0.7As(Siドープ:1×1018cm-3)37
と、層厚0.1μmのp−Al0.3Ga0.7As(Cドー
プ:5×1017cm-3)38とからなる。
【0024】続いて、DH頂部のSiO2マスク51を
除去し、層厚200nmのp−Al0 .2Ga0.8Asクラ
ッド層(Cドープ:1×1017cm-3)41と、層厚1
μmのp−Al0.3Ga0.7Asクラッド層(Cドープ:
1×1018cm-3)39と、そして層厚0.1μmのp
−GaAsコンタクト層(Cドープ:1×1019
- 3)40とを成長させる。その後、p側電極28とn
側電極29をスパッタ法により形成すれば、図9(c)
に示す高出力半導体レーザ素子が得られる。なお、上述
の各高出力半導体レーザ素子は、DHメサ構造を選択成
長させる際に用いた一対のSiO2層のストライプ幅を
端面近傍で狭くしてあるため、メサストライプ構造層の
両端付近の実効禁制帯幅が拡大されている。すなわち、
窓構造付きの埋込み型高出力半導体レーザ素子構造にな
っている。
【0025】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明は、これら実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱することのない範囲内にお
いて適宜の変更が可能なものである。例えば、実施例で
は、n−GaAs基板の場合のみ説明したが、p−Ga
As基板でもよい。また、メサストライプをクラッド層
2、14上に形成する例について説明したが、n型クラッ
ド層はメサストライプ内のみに形成するようにしてもよ
い。さらに、メサストライプ内にp型クラッド層を形成
した場合には、必ずしもメサストライプをp型クラッド
層によって埋め込む必要はなく、メサストライプをコン
タクト層によって埋め込むようにしてもよい。また、第
1の実施例の構造と第2あるいは第3の実施例の構造と
を組合せることについては、実施の形態のところで説明
した通り容易に組合せて実施できるものであり、組合せ
るにあたって実施例中で記載した材料等を特別に変更す
る必要もないことから、実施例の中で改めて説明しなか
ったが、これら実施例の組合せは適宜可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、DHメ
サ部の側面のDHメサ部と電流ブロック層との間に、導
波光波長と同程度若しくはそれ以下の膜厚のキャリアブ
ロック層を挿入したものであるので、光分布集中を緩和
することができるとともに電流ブロック層側へのキャリ
アの漏れを抑制することことができる。したがって、本
発明によれば、半導体レーザの高出力特性を改善するこ
とができる。また、本発明は、DHメサ部の最上層半導
体層をAlを含まない材料にて形成し、その上をAlを
含むクラッド層にて埋め込むようにしたものであるの
で、DHメサ構造の頂部にAlを露出させることなく埋
込み層の結晶成長を行うことが可能になり、界面での結
晶欠陥の生成を抑制して、半導体レーザ素子の信頼性を
向上させることができる。さらに、DHメサ部の選択成
長を行った直後にその頂上および側面ををAlを含まな
い半導体層にて被覆する実施例によれば、Alを含む半
導体層を一切大気に露出させることなく埋込み層の結晶
成長を行うことが可能となり、界面での結晶欠陥の生成
を抑制して、より信頼性の高いレーザ素子を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の断面図。
【図3】本発明のカバー層の成長温度−成長速度の関係
を示す図。
【図4】本発明の第1および第2の実施の形態を組合せ
た構造の断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の断面図。
【図6】本発明の第1および第3の実施の形態を組合せ
た構造の断面図。
【図7】本発明の第1の実施例の各製造工程段階の断面
図。
【図8】本発明の第2の実施例の各製造工程段階の断面
図。
【図9】本発明の第3の実施例の各製造工程段階の断面
図。
【図10】従来例の断面図。
【符号の説明】
1 n−GaAs基板 2 n−クラッド層 3 メサストライプダブルへテロ層 4 キャリアブロック層 4a 酸化防止層 5 電流ブロック層 6 p−クラッド層 7 カバー層 8 AlGaAsクラッド層 9 GaAsガイド層 10 SCHを含む量子井戸層 11 GaAsガイド層 12 AlGaAsクラッド層 13 n−GaAs(100)基板 14 n−Al0.3Ga0.7Asクラッド層 15 n−GaAsガイド層 16 n−Al0.3Ga0.7Asオーバーフロー防止層 17 n−GaAsガイド層 18 In0.2Ga0.8As−QW活性層 19 p−GaAsガイド層 20 p−Al0.3Ga0.7Asオーバーフロー防止層 21 p−GaAsガイド層 22 p−In0.5Ga0.5Pキャリアブロック層 23 p−GaAs層 24 n−GaAs層 25 p−GaAs層 26 p−Al0.3Ga0.7Asクラッド層 27 p−GaAsコンタクト層 28 p側電極 29 n側電極 30 n−Al0.2Ga0.8Asクラッド層 31 n−GaAsガイド層 32 In0.2Ga0.8As−QW活性層 33 p−GaAsガイド層 34 p−Al0.2Ga0.8Asクラッド層 35 p−In0.5Ga0.5Pカバー層 36 p−Al0.3Ga0.7As層 37 n−Al0.3Ga0.7As層 38 p−Al0.3Ga0.7As層 39 p−Al0.3Ga0.7Asクラッド層 40 p−GaAsコンタクト層 41 p−Al0.2Ga0.8Asクラッド層 42 n−Al0.5Ga0.5Asクラッド層 43 In0.2Ga0.8As/AlGaAs−SCH活性
層 44 p−Al0.5Ga0.5Asクラッド層 45 p+−GaAsキャップ層 46 SiO2膜 50 一対のストライプマスク 51 SiO2マスク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上に活性層およ
    び該活性層を挟んで該活性層よりバンドギャップ幅の広
    い材料からなる広バンドギャップ層を配したダブルへテ
    ロ構造をメサストライプ状に形成し、該ダブルへテロ構
    造の側部を電流ブロック層で埋込み且つ該ダブルへテロ
    構造の頂部を第2導電型の半導体層にて埋込んだ半導体
    レーザ素子において、前記ダブルへテロ構造と前記電流
    ブロック層との間に、前記電流ブロック層の材料より広
    いバンドギャップの材料からなる、導波光の波長と同程
    度あるいはそれ以下の膜厚のキャリアブロック層が電流
    ブロック層の一部として挿入されていることを特徴とす
    る半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 前記広バンドギャップ層がAlwGa1-w
    As層(但し、0≦w≦1)を含み、前記活性層がAl
    xGayIn1-x-yAs量子井戸層(但し、0≦x<1,
    0<y, 1−x−y<1)を含み、且つ前記電流ブロッ
    ク層がAluGa1-uAs層(但し、0≦u≦1)または
    InvGa1-vP層(但し、0<v<1)を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素子。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板上に活性層およ
    び該活性層を挟んで該活性層よりバンドギャップ幅の広
    い材料からなる広バンドギャップ層を配したダブルへテ
    ロ構造をメサストライプ状に形成し、該ダブルへテロ構
    造の側部を電流ブロック層で埋込み、且つ前記ダブルへ
    テロ構造の頂部を第2導電型の半導体層にて埋込んだ半
    導体レーザ素子において、前記ダブルへテロ構造の最上
    層が、Alを含まない材料により形成され、且つ前記第
    2導電型の半導体層がAlを含む材料により形成されて
    いることを特徴とする半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板上に、Alx
    yIn1-x-yAs量子井戸層(但し、0≦x<1,0<
    y, 1−x−y<1)を含む活性層および該活性層を挟
    んで該活性層よりバンドギャップ幅の広い材料からなる
    広バンドギャップ層を配したダブルへテロ構造をメサス
    トライプ状に形成し、該ダブルへテロ構造の側部をAl
    uGa1-uAs(但し、0≦u≦1)あるいはInvGa
    1-vP(但し、0<v<1)からなる電流ブロック層で
    埋込み、且つ前記ダブルへテロ構造の頂部を第2導電型
    のクラッド層で埋込んだ半導体レーザ素子において、前
    記ダブルへテロ構造が、AlzGa1-zAs層(但し、0
    <z≦1)と、GaAs層と、AlxGayIn1-x-y
    s量子井戸層(但し、0≦x<1,0<y, 1−x−y
    <1)を含む活性層と、GaAs層とを積層した非対称
    構造であることを特徴とする半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】 前記ダブルへテロ構造と前記半導体基板
    との間に、第1導電型クラッド層が形成されていること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の半導体レー
    ザ素子。
  6. 【請求項6】 前記第2導電型の半導体層が、第2導電
    型クラッド層であることを特徴とする請求項1〜3の何
    れかに記載の半導体レーザ素子。
  7. 【請求項7】 前記ダブルへテロ構造と前記電流ブロッ
    ク層との間に、前記電流ブロック層の材料より広いバン
    ドギャップの材料からなる、導波光の波長と同程度ある
    いはそれ以下の膜厚のキャリアブロック層が電流ブロッ
    ク層の一部として挿入されていることを特徴とする請求
    項3または4記載の半導体レーザ素子。
  8. 【請求項8】 前記ダブルへテロ構造と前記キャリアブ
    ロック層との間に、前記ダブルへテロ構造の側部に接し
    て、層厚数原子〜10nmのGaAs酸化防止層が形成
    されていることを特徴とする請求項1,2または7記載
    の半導体レーザ素子。
  9. 【請求項9】 前記キャリアブロック層がInvGa1-v
    P(但し、0<v<1)あるいはAluGa1-uAs(但
    し、0≦u≦1)で形成され、かつ前記キャリアブロッ
    ク層に接する前記電流ブロック層がGaAsで形成され
    ていることを特徴とする請求項1、2または7記載の半
    導体レーザ素子。
  10. 【請求項10】 前記ダブルへテロ構造の頂部および側
    部を覆うAlを含まない組成のカバー層が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の半導
    体レーザ素子。
  11. 【請求項11】 前記カバー層がInvGa1-vP(但
    し、0<v<1)あるいはGaAs組成であることを特
    徴とする請求項10に記載の半導体レーザ素子。
  12. 【請求項12】 前記第1導電型の半導体基板がn型ま
    たはp型のGaAsであることを特徴とする請求項1〜
    11の何れかに記載の半導体レーザ素子。
  13. 【請求項13】 前記ダブルへテロ構造が、半導体基板
    の(100)面上に[011]方向に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の半導体
    レーザ素子。
  14. 【請求項14】 前記ダブルへテロ構造の両端面付近の
    実効バンドギャップ幅が、その中央部分のそれより広く
    なされていることを特徴とする請求項1〜13の何れか
    に記載の半導体レーザ素子。
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