JP2001345441A - 高速撮像素子及び高速撮影装置 - Google Patents

高速撮像素子及び高速撮影装置

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JP2001345441A JP2001092313A JP2001092313A JP2001345441A JP 2001345441 A JP2001345441 A JP 2001345441A JP 2001092313 A JP2001092313 A JP 2001092313A JP 2001092313 A JP2001092313 A JP 2001092313A JP 2001345441 A JP2001345441 A JP 2001345441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子におけるノイズ低減とフレームレー
トの向上。 【解決手段】 高速撮像素子32は、電荷信号変換部3
3、電荷信号蓄積部36、及び電荷信号輸送部37を有
する。電荷信号蓄積部36は、各電荷信号変換部33に
対して1本ずつ設けられている。電荷信号蓄積部36
は、列方向に隣接する電荷信号変換部を結ぶ線L2に対
して傾斜して線状に延びている。電荷信号輸送部37
は、電荷信号変換部33の列に対して1本ずつ設けられ
ている。電荷信号輸送部37には、対応する列を構成す
る電荷信号変換部33に一端が接続されている電荷信号
蓄積部36の他端が合流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、破壊、爆発、高速
流、衝突等の高速現象の撮影に適した高速撮像素子及び
高速撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速撮影に使用される高速撮像素子に
は、複数の読み出し線から一斉に電荷信号を読み出すよ
うにした並列読み出し型がある。しかし、撮影速度をよ
り高速化するには、画素周辺記録型の撮像素子が適して
いる。この画素周辺記録型の撮像素子では、撮影中は電
荷信号を素子外に読み出すことなく、各画素の周辺に設
けた画像信号蓄積部に連続的に上書きして記録する。こ
の画素周辺記憶型の撮像素子では、電荷信号をアナログ
信号のままで全画素一斉に並列記録するので、撮影速度
の大幅な高速化を達成することができる。
【0003】本発明者は、比較的面積の大きい個々のフ
ォトダイオードから斜めに直線的に延びる電荷結合素子
からなる電荷信号蓄積部を備える画素周辺記録型の撮像
素子(斜行CCD型撮像素子)を先に提案している(特
開2000−165750号参照)。
【0004】図11は、この斜行CCD型撮像素子の原
理を示している。この図11において、1はフォトダイ
オード、2はそれぞれ複数のエレメント2aを備えるC
CD電荷蓄積部、4はドレーンゲートを示している。各
フォトダイオード1で発生した電荷信号は発生した順序
(撮影順序)に従って、図11において1〜5の番号を
付して示すように、対応するCCD電荷蓄積部2のエレ
メント2aに記憶される。
【0005】フォトダイオード1の中心軸線L1に対し
て、CCD電荷蓄積部2が傾斜していることが重要な特
徴である。仮に、図12で示すように、フォトダイオー
ド1の中心軸線L2に対してCCD電荷蓄積部2が平行
に延びる構造であると、一つのフォトダイオード1から
延びるCCD電荷蓄積部2が、そのフォトダイオード1
に対して図において一つ下側に位置するフォトダイオー
ド1と干渉するのを防止するために、下側のフォトダイ
オード1を1本のCCD電荷蓄積部2の幅だけ図におい
て右にずらせる必要がある。その結果、図12の場合、
フォトダイオード1の行の方向と列の方向が直交せず、
フォトダイオード1の配置が歪む。これに対して、図1
1の場合、上記のようにCCD電荷蓄積部2が中心軸線
L1に傾斜しているため、フォトダイオード1は一定間
隔の行及び一定間隔の列を構成し、かつ、行方向(X軸
方向)と列方向(Y軸方向)が互いに直交するように配
置することができる。すなわち、フォトダイオード1を
直方配列で配置することができる。
【0006】図13は、上記斜行CCD型撮像素子の一
例を示している。各CCD電荷蓄積部2は、緩やかに蛇
行しながら受光面の上端から下端まで延び、列方向に隣
接するフォトダイオード1の隙間の領域8を通過する。
また、各CCD電荷蓄積部2は通過するフォトダイオー
ド1間の領域8の数に対応するセグメントに分割され、
各セグメントの上端にインプットゲート3、下端にドレ
ーンゲート4が設けられている。さらに、各CCD電荷
蓄積部2の下端は、受光面外に設けられた水平読み出し
CCD6に接続されている。
【0007】撮影時には、各フォトダイオード1で発生
した電荷信号が対応するCCD電荷蓄積部2により移送
され、ドレーンゲート4から素子外に排出される。ま
た、読み出し時には、インプットゲート3及びアウトプ
ットゲート4は閉じられ、各CCD電荷蓄積部2の電荷
信号は、水平読み出しCCD6に移送される。その後、
電荷信号は水平読み出しCCD6により増幅器7を経て
素子外に読み出される。
【0008】次に、CCD電荷転送路で電荷信号を移送
するための駆動電圧について説明する。図14から図1
8は、それぞれ代表的な駆動電圧のパターンを示してい
る。図14(A)から図18(A)に示すように、通常
はポリシリコン製である電極11a,11b,11c,
11dが受光面に設けられ、これらの電極11a〜11
dに対して受光面に設けられた金属線12a,12b,
12c,12dを介して駆動電圧が供給される。図14
(B)から図18(B)はCCD電荷転送路10の延在
方向の位置と電位の関係を示し、図14(C)から図1
8(C)は時間と駆動電圧の変化の関係を示している。
【0009】図14は3レベル3相の駆動電圧の場合を
示し、図15は2レベル3相の駆動電圧の場合を示して
いる。これらの場合には、それぞれφ1相、φ2相及び
φ3相に対応する3種類の電極11a〜11cが必要と
なる。図15の場合には、ステップS0からS6に示す
ように、一つのエレメント10aから次のエレメント1
0aに電荷信号を移送するために、6ステップの電圧変
化が必要となる。図16は2レベル4相の駆動電圧の場
合を示し、φ1相、φ2相、φ3相、及びφ4層に対応
する4種類の電極11a〜11dが必要となる。これら
図14から図16の場合には、CCD電荷転送路10に
電荷転送方向に不純物ドーピングプロファイルを変化さ
せる必要はなく、P領域の基板にN領域のみからなるC
CD電荷転送路10が設けられている。これら図14か
ら図16の方式では、転送可能な電荷量が多く、大きな
ダイナミックレンジを確保することができるが、高速転
送には適さない。
【0010】一方、図17は2レベル2相の駆動電圧の
場合を示し、図18は2レベル1相の駆動電圧の場合を
示している。これらの場合にはCCD電荷転送路10の
表面に不純物ドーピングが薄い部分と濃い部分とを交互
に形成し、電荷信号の転送方向に予め電位勾配の凹凸を
形成している。従って、電極11a,11bに駆動電圧
を印加すると、階段状の電位プロファイルが形成され、
この電位プロファイルの傾斜により電荷が下流側に転送
される。これら図17及び図18の方式では、転送可能
な電荷量は少ないが、高速転送に適している。
【0011】撮像素子の受光面内では、小さい画素で多
くの電荷信号を発生させることが必要であり、そのため
にはCCD電荷蓄積部はより多くの電荷を転送できるこ
とが好ましい。一方、受光面外の水平読み出し用CCD
では高速性が要求される。また、受光面外にある水平読
み出し用CCDの場合、スペースに余裕があるため、幅
を大きくすることにより電荷移送量を増大することがで
きる。
【0012】従って、一般に受光面内のCCD電荷蓄積
部2では図17及び図8の方式が採用され、水平読み出
しCCD6では、図14から図16の方式が採用され
る。
【0013】CCD電荷転送路に駆動電圧を供給するた
めの金属線は、駆動電圧の相数と同数の種類が必要であ
る。また、同一種類の金属線は同一層に配線する必要が
あるため、異なる種類の金属線を交差させる場合には互
いに絶縁された2層に配線する必要がある。また、撮像
素子の場合、インプットゲートやドレーンゲートに制御
電圧を供給するための金属線を配線する必要がある。
【0014】図19(A)〜(E)は、撮像素子のCC
D電荷蓄積部に駆動電圧を供給するための電極11a〜
11c及び金属線12a〜12cを同一の金属層に配線
した例を示している。図19(A)は駆動電圧が1相の
場合、図19(B)は駆動電圧が2相の場合、図19
(C)は駆動電圧が3相の場合をそれぞれ示している。
また、図19(D)は、駆動電圧が3相で制御電圧を供
給するための1種類の金属線13aを金属線11a〜1
1cと同一層に配線した場合を示している。さらに、図
19(E)は駆動電圧が3層で制御電圧を供給するため
の2種類の金属線13a,13bを金属線11a〜11
cと同一層に配線した場合を示している。これらの図に
おいて17はコンタクトポイントを示している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記図13に示す斜行
CCD型撮像素子には、以下の問題がある。第1に、感
度を高めるためにフォトダイオード1の面積を大きく設
定すると、列方向に隣接する2個のフォトダイオード1
間の領域8を非常に狭く設定する必要がある。しかし、
狭い隙間8を通過するようにCCD電荷蓄積部2を設け
るのは製造上困難である。また、CCD電荷蓄積部2に
より電荷信号が移送され際に、この狭い領域8の部分で
ノイズが発生する。
【0016】第2に、図13の斜行CCD型撮像素子で
は、受光面の図において左下にCCD電荷蓄積部2のみ
が存在しフォトダイオード1が存在しない三角形領域1
4がある。この三角形領域14があると、撮像素子が大
型化する。また、受光面の面積が同一であれば、三角形
領域14がある分だけフォトダイオード14の数が少な
くなり、解像度が低下する。
【0017】第3に、駆動電圧及び制御電圧を供給する
ための金属線の種類が増加するとフレームレートが低下
する。以下、この点について説明する。図19(A)〜
(E)に示すように、同位相の金属線間の距離15は、
金属線の種類の増加とともに大きくなる。例えば、図1
9(A)〜図19(C)に示すように、駆動電圧を供給
するための金属線12a〜12cのみが配線されている
場合、1相、2相、及び3相の駆動電圧に対して距離1
5はチャネルピッチ(CCD電荷蓄積部の幅とチャネル
ストップの幅の和)のそれぞれ1倍、2倍、及び3倍で
あり、電圧転送距離は距離15の1/2である。また、
図19(D)及び図19(E)に示すように、制御電圧
を供給するための金属線13a,13bが配線されてい
る場合、距離15はさらに大きくなる。一方、電極11
a〜11c上を電圧が転送されるときの時間遅れは、電
極11a〜11cの電気抵抗Rと電極11a〜11cの
下側に位置する層の電気容量Cとの積RCに比例する。
また、電気抵抗R及び電気容量Cは距離に比例する。従
って、電極11a〜11cにおける電圧転送の時間遅れ
は、距離15の2乗に比例する。以上より、金属線の種
類が増加すると電圧転送の時間遅れが増大し、フレーム
レートの低下を招く。上記時間遅れのフレームレートに
対する影響は、フレームレートが100万枚/秒のオー
ダーに達すると特に顕著になる。
【0018】金属線を配線する金属層の層数を増加すれ
ば、距離15を短縮して電圧転送の時間遅れを低減する
ことができる。しかし、層数が増加するとノイズの増大
等の製品品質低下や、歩留の低下を招くため、金属層は
最大3層程度である。さらに、最上層に金属製の遮光層
を設ける必要があるため、金属線を配置可能な金属層の
層は最大で2層程度となる。また、斜行CCD型撮像素
子では、通常の撮像素子と比較して、層数の増加が歩留
に与える影響が大きい。すなわち、撮像素子の歩留は面
積の2乗に比例する。また、通常の撮像素子は数ミリメ
ートル角程度であるのに対して、画素毎に多数のエレメ
ントを備える斜行CCD型撮像素子は約2センチメート
ル角程度であり通常の撮像素子と比較して面積が大き
い。従って、斜行CCD型撮像素子では、層数の増加が
歩留に大きく影響する。
【0019】そこで、本発明は、斜行CCD型撮像素子
におけるノイズ低減、解像度の向上、フレームレートの
向上、及び歩留の向上を図ることを課題としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の本発明は、一定間隔の行及び一定間隔の列を
構成し、かつ、行方向と列方向が互いに直交するように
受光面上に配置され、それぞれ入射線の強度に応じた電
荷信号を発生する複数の電荷信号変換部と、各電荷信号
変換部に対して1本ずつ設けられ、一端が対応する電荷
信号蓄積部に対して接続され、列方向に隣接する電荷信
号変換部を結ぶ線に対して傾斜して線状に延び、上記対
応する電荷信号蓄積部で発生した電荷信号を一端から他
端に向けて移送する複数の電荷信号蓄積部と、各電荷信
号変換部の列に対して1本ずつ設けられ、対応する列を
構成する電荷信号変換部に一端が接続されている電荷信
号蓄積部の他端が合流し、これらの電荷信号蓄積部から
移送された電荷信号を受光面外に移送する、複数の電荷
信号輸送部とを備える、高速撮像素子を提供する。
【0021】本発明の高速撮像素子では、列方向に隣接
する電荷信号変換部間の領域を電荷信号蓄積部が通過し
ないため、電荷信号蓄積部により電荷信号が移送される
際に発生するノイズを低減することができる。また、撮
影終了後は電荷信号輸送部によりノイズを発生すること
なく電荷信号を素子外に読み出すことができる。
【0022】具体的には、上記電荷信号輸送部は、上記
電荷信号変換部の列方向に延びることが好ましい。
【0023】受光面はその隅部に三角形領域がない矩形
形状になり、素子の小型化を図ることができる。また、
面積が同一であれば、この三角形領域がなくなる分だけ
電荷信号変換部の数が増加し、解像度が向上する。
【0024】また、上記電荷信号輸送部に対する上記電
荷信号蓄積部の合流点において、上記電荷信号蓄積部の
電荷の移送方向と、上記電荷信号輸送部における電荷の
移送方向とが略同一であることが好ましい。さらに、上
記電荷信号蓄積部は第1の電荷結合素子からなり、上記
電荷信号輸送部は第2の電荷結合素子からなり、上記第
1の電荷結合素子に駆動電圧を供給する少なくとも2種
類の複数の電極と、上記第2の電荷結合素子に駆動電圧
を供給する少なくとも2種類の複数の電極とを備え、上
記第2の電荷結合素子に駆動電圧を供給する電極のうち
少なくとも1種類の電極は、上記第1の電荷結合素子に
駆動電圧を供給する電極うち少なくとも1種類の電極と
同一の電極であることが好ましい。
【0025】電荷信号輸送部に対する電荷信号蓄積部の
合流点において電荷信号を異なる2方向に移送する必要
がない。そのため、電荷結合素子に駆動電圧に供給する
ための金属線の本数を低減して、同一種類の金属線間の
距離を短縮することができる。この金属線間の距離短縮
により、駆動電圧の転送の時間遅れを低減してフレーム
レートを向上することができる。また、金属線の本数低
減によりノイズを低減することができる。さらに、金属
線の本数低減により金属層の層数を低減することができ
る。この金属層の層数の低減によりノイズが低減され、
歩留が向上する。さらにまた、電荷信号蓄積部と電荷輸
送部に駆動電圧を供給する電極うち少なくとも1種類の
電極を共用することによっても駆動電圧供給用の金属線
の本数を低減することができる。
【0026】それぞれ個々の電荷信号変換部に対応する
複数の窓部が設けられ、各窓部は上記電荷信号変換部へ
入射線を透過させ、窓部以外の部分は入射線を遮断する
遮光層と、各電荷信号蓄積部に対応して1個ずつ設けら
れ、対応する電荷信号蓄積部により移送される電荷信号
を素子外に排出するための複数の電荷信号排出制御部
と、上記遮光層を介して上記複数の電荷信号排出制御部
に対して制御電圧を供給する制御電圧供給部とをさらに
備えることが好ましい。
【0027】電荷信号排出制御部は電荷信号蓄積部のよ
うに高速で制御する必要がない。従って、電気容量の大
きい遮光層を介して制御電圧を供給することができる。
被覆層を介して電荷信号排出部に制御電圧が供給される
ため、制御電圧を供給するための金属線を設ける必要が
なく、金属線の本数を低減することができる。そのた
め、同一種類の金属線間の距離の短縮により、駆動電圧
の転送の時間遅れを低減し、フレームレートを向上する
ことができる。また、金属線の本数低減によりノイズを
低減することができる。さらに、金属線の本数低減によ
り金属層の層数を低減することができる。この金属層の
層数の低減により歩留が向上する。
【0028】上記電荷信号蓄積部は電荷結合素子からな
り、これらの電荷結合素子に駆動電圧を供給するための
複数の金属線と、これらの金属線を介して2相の駆動電
圧を供給する駆動電圧供給部とをさらに備えることが好
ましい。
【0029】電荷信号蓄積部を構成する電荷結合素子
は、2相の駆動電圧で動作するため、フレームレートを
向上することができる。すなわち、3相以上の駆動電圧
であれば3〜8ステップの電圧変化で電荷信号が1個の
エレメントから次のエレメントに移送されるが、2相の
駆動電圧であれば2ステップの電圧変化により電荷信号
は1個のエレメントから次のエレメントに移送されるた
め、電荷の移送速度が増加しフレームレートが向上す
る。
【0030】第2の発明は、上記高速撮像素子を備える
撮影装置を提供する。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す本発明の実施形
態を詳細に説明する。図1は高速撮影装置全体の構成を
示している。レンズ21に入射した光は外部シャッター
22を通過して高速撮像素子31の受光面32上に結像
する。撮影中は入射した光の強度に応じて電荷が生じる
が、過剰な入射光により生じた過剰電荷は、ドレーン線
23を通じてアースに排出される。撮影後は読み出し線
24を通じ撮像素子内に蓄積された電荷信号(画像情
報)が、ADコンバータ25によりデジタル情報に変換
され、バッファメモリー26に蓄積される。バッファメ
モリー26に蓄積された画像情報は画像情報処理装置2
7により連続する1枚1枚の画像情報に変換されたの
ち、高速撮影装置外に出力される。この画像情報はモ二
夕ー28により画像として目で見ることができる。ま
た、高速撮影装置は、装置全体を制御するためのタイミ
ングコントローラー29を備えている。さらに、高速撮
影装置は、高速撮像素子を制御するために後述する駆動
電圧及び制御電圧を含む必要な数種の電圧を発生する電
圧供給部30を備えている。タイミングコントローラ2
9には、トリガー信号発生部100が接続されている。
トリガー信号発生部100は、例えば撮影対象の輝度変
化を監視し、一定の条件が充足されると連続上書きの停
止を命令するトリガー信号をタイミングコントローラ2
9に出力する。
【0032】次に、高速撮像素子31について説明す
る。図2に示すように、受光面32には複数のフォトダ
イオード(電荷信号変換部)33が配置されている。こ
れらのフォトダイオード33は、行方向(X軸方向)の
間隔S1及び列方向(Y軸方向)の間隔S2がそれぞれ
一定となるように配置されている。また、これらのフォ
トダイオード33は、行方向と列方向が互いに直交する
ように配置されている。すなわち、フォトダイオード3
3は直方配列(正方配列を含む。)で受光面32に配置
されている。また、それぞれ1個のフォトダイオード3
3を含む画素34も直方配列で配置されている。図2で
は、行方向に3個、列方向に4個の合計12個のフォト
ダイオード33が図示されている。
【0033】各フォトダイオード33に対して1本ずつ
線状の記録用CCD(電荷信号蓄積部)36が設けられ
ている。また、各フォトダイオード33の列に対して1
本ずつ、線状の垂直読み出し用CCD(電荷信号輸送
部)37が設けられている。
【0034】記録用CCD36の一端は、インプットゲ
ート38を介して対応するフォトダイオード33に接続
されている。また、記録用CCD36は、列方向に隣接
するフォトダイオード33を結ぶ線L2に対して傾斜す
る方向に延びている。さらに、記録用CCD36の他端
は垂直読み出し用CCD37に合流している。同一の列
を構成するフォトダイオード33に一端が接続されてい
る記録用CCD36の他端は、その列に対応する垂直読
み出し用CCD37に合流している。換言すると、同一
の列を構成するフォトダイオード33に接続されたすべ
ての記録用CCD36が同一の垂直読み出し用CCD3
7に合流している。
【0035】垂直読み出し用CCD37は、フォトダイ
オード33の列方向(垂直方向)に延びている。また、
垂直読み出し用CCD37の図において下端は受光面3
2外まで延びて水平読み出し用CCD39に接続されて
いる。水平読み出し用CCD39は増幅器41を介して
信号読み出し線24(図1参照)に接続されている。
【0036】図3において、番号5〜16で示すよう
に、記録用CCD36は17個のエレメント36aを有
し、インプットゲート38から数えて18個のエレメン
ト36aだけ進むと、垂直読み出し用CCD37に合流
する。図3では、インプットゲート38が合流する部分
の垂直読み出し用CCD37のエレメント37aに番号
「4」が付されている。図3において矢印F1,F2で
示すように、垂直読み出し用CCD37に対する記録用
CCD36の合流点、すなわち番号「4」が付されたエ
レメント37aの近傍において、記録用CCD36の電
荷信号の移送方向と、垂直読み出し用CCD37の電荷
信号の移送方法は略同一方向である。
【0037】図2に示すように、各画素34には行方向
に4個、列方向に4個の合計16個の記録用CCD36
のエレメント36aが含まれている。フォトダイオード
33から図において左下向きに延びる記録用CCD36
は列方向に細長いメモリ領域42を構成している。この
メモリ領域42の図において左側に垂直読み出し用CC
D37が設けられている
【0038】垂直読み出し用CCD37の図において左
側には、垂直読み出し用CCD37と平行に延びるドレ
ーン43が設けられている。垂直読み出し用CCD37
と同様に、ドレーン43もフォトダイオード33の列毎
に設けられている。ドレーン43は受光面32外まで延
び、水平方向に延びるドレーン線44に接続されてい
る。このドレーン線44は上記アースに接続されたドレ
ーン線23(図1参照)に接続されている。
【0039】図3に示すように、ドレーン43は、記録
用CCD36の合流点である番号「4」が付された垂直
読み出し用CCD37のエレメント37aに対して、矢
印F2で示す電荷信号の移送方向に対して1個上流側の
エレメント37a、すなわち番号「1」が付されたエレ
メント37aに接続されている。ドレーン43と垂直読
み出し用CCD37のエレメント37aの間にはドレン
ゲート45が設けられている。
【0040】次に、図4から図7を参照して受光面32
の構造を詳細に説明する。これらの図のうち、図4は基
板(最下層)を示している。図5は最下層の上に形成さ
れたポリシリコン電極層を示している。図6はポリシリ
コン電極層の上に形成された金属層を示している。図7
は最上層である遮光層46を示している。基板とポリシ
リコン電極層との間、ポリシリコン電極層と金属層との
間、及び金属層と遮光層46との間には、それぞれ透明
な絶縁層(図示せず。)が設けられている。
【0041】図2及び図4に示すように、基板にはフォ
トダイオード33、記録用CCD36、インプットゲー
ト38、ドレーンゲート44、及び垂直読み出し用CC
D37が設けられている。記録用CCD36はN領域4
7aとN領域47bとを交互に設けることにより構成
されている。連続する4個のN領域47a及びN領域
47bが1個のエレメント36aを構成している。垂直
読み出し用CCD37もN領域47aとN領域47b
とを交互に設けることにより構成され、連続する4個の
N領域47a及びN領域47bが1個のエレメント3
7aを構成している。また、一対のN領域47a及びN
−領域47bが1個のインプットゲート38を構成して
いる。フォトダイオード33、記録用CCD36、イン
プットゲート38、ドレーンゲート45、及び垂直読み
出し用CCD37を除いた基板の残りの部分はP領域か
らなるチャネルストップ48を構成している。
【0042】図5に示すように、ポリシリコン層には3
種類のポリシリコン電極51,52,53が設けられて
いる。これらのうち第1ポリシリコン電極51は、記録
用CCD36を駆動するためのものであり、φ1相の駆
動電圧が印加される。次に、第2ポリシリコン電極52
は、記録用CCD36と垂直読み出し用CCD37の両
方の駆動に使用され、φ2相の駆動電圧が印加される。
さらに、第3ポリシリコン電極53は、垂直読み出し用
CCD37を駆動するための電極であり、φ1相の駆動
電圧が印加される。
【0043】これらのポリシリコン電極51〜53は受
光面32内においてフォトダイオード33の行方向(水
平方向)に延びており、各ポリシリコン電極51〜53
の下側には一対のN領域47aとN領域47bが位置
している。第1ポリシリコン電極51と第2ポリシリコ
ン電極52は行方向(水平方向)に一列に並んで設けら
れている。しかし、第1ポリシリコン電極51と第3ポ
リシリコン電極53との間には隙間54が設けられてお
り、この隙間54によって、第1ポリシリコン電極51
と第3ポリシリコン電極53は、電気的に互いに絶縁さ
れている。第1及び第3ポリシリコン電極51,53
と、第2ポリシリコン電極52が列方向に交互に設けら
れている。記録用CCD36の1個のエレメント36a
には第1ポリシリコン電極51と第2ポリシリコン電極
52の対が対応し、垂直読み出し用CCD37の1個の
エレメント37aには第1ポリシリコン電極51と第3
ポリシリコン電極53の対が対応している。
【0044】図6に示すように、金属層は第1金属線5
7、第2金属線58、第3金属線59、及びドレーン4
3を含む。金属線57〜59は、上記電圧供給部30が
出力する駆動電圧をポリシリコン電極51〜53に供給
する。金属線57〜59のうち、第1金属線57は第1
ポリシリコン電極51にφ1相の駆動電圧を供給する。
また、第2金属線58は第2ポリシリコン電極52にφ
2相の駆動電圧を供給する。さらに、第3金属線59は
第3ポリシリコン電極53にφ1相の駆動電圧を供給す
る。
【0045】第1金属線57は、列方向(垂直方向)に
延びる1本の本線57aと、この本線57aから分岐し
て行方向(水平方向)に延びる複数の分岐線57bとか
らなる。第1金属線57の各分岐線57bは、コンタク
トポイント61aにより第1ポリシリコン電極51に接
続されている。従って、φ1相の駆動電圧は、電圧供給
部30から第1金属線57及びコンタクトポイント61
aを介して記録CCD36のエレメント36aに供給さ
れる。
【0046】第2金属線58も、列方向に延びる1本の
本線58aと、この本線58aから分岐して列方向延び
る複数の第2分岐線58bとからなる。各第2分岐線5
8bは、コンタクトポイント61bにより第2ポリシリ
コン電極52に接続されている。従って、φ2相の駆動
電圧は、電圧供給部30から第2金属線58及びコンタ
クトポイント61bを介して記録用CCD36のエレメ
ント36a及び垂直読み出し用CCD37のエレメント
37aに供給される。
【0047】第3金属線59は、上記第1金属線57及
び第2金属線58と同様に列方向に延び、コンタクトポ
イント61cにより第3ポリシリコン電極53に接続さ
れている。従って、φ1相の駆動電圧は、電圧供給部3
0から第3金属線59及びコンタクトポイント61cを
介して垂直読み出し用CCD37のエレメント37aに
供給される。
【0048】ドレーンゲート45はコンタクトポイント
61dを介して遮光層46に接続されている。従って、
ドレ−ンゲート45を開閉するための制御電圧は、遮光
層46及びコンタクトポイント61dを介してドレーン
ゲート45に供給される。ドレーンゲート45は記録用
CCD36や垂直読み出し用CCD37のように高速で
制御する必要がないため、比較的電気容量の大きい遮光
層46を介して制御電圧を供給することが可能である。
【0049】図7に示すように、遮光層46にはそれぞ
れフォトダイオード33と対応する複数の窓部46aが
設けられている。この窓部46aはフォトダイオード3
3に光を入射させる。遮光層46の窓部46a以外の部
分は、受光面32を覆い入射光を遮断する。遮光層46
は導電性金属からなる。この導電性金属には例えばアル
ミニウムがある。
【0050】本実施形態の高速撮像素子31は、上記の
ようにフォトダイオード33の列毎に設けられ、かつ列
方向に延びる垂直読み出し用CCD37により、記録用
CCDに蓄積された電荷信号を受光面32外に読み出す
構成としている。従って、受光面32内は矩形状であ
り、記録用CCD36のみが存在しフォトダイオード3
3が存在しない三角形領域14(図13参照)がない。
これによって素子の小型化を図ることができる。また、
受光面の面積が同一であれば三角形領域がなくなる分だ
けフォトダイオードの数が増加し、解像度が向上する。
【0051】次に、高速撮像素子31の動作を説明す
る。まず、連続上書き撮影について説明する。電圧供給
部30から遮光層46及びコンタクトポイント61dを
介して、ドレーンゲート45にドレーン線43と同電位
を維持するように制御電圧が印加される。この状態で
は、ドレーンゲート45に接続された垂直読み出し用C
CD37のエレメント37a、すなわち図3におい番号
「1」を付したエレメント37aからドレーンゲート4
5、ドレーン線43,23を経て電荷信号が素子外に排
出される。
【0052】また、連続上書き撮影時には、電圧供給部
30から記録用CCD36及び垂直読み出し用CCD3
7に、図8(C)に示すように2レベル2相の駆動電圧
が印加される。詳細には、記録用CCD36のエレメン
ト36aには、電圧供給部30から第1金属線57、コ
ンタクトポイント61a、及び第1ポリシリコン電極5
1を介してφ1相の駆動電圧が供給される。また、記録
用CCD36のエレメント36aには、電圧供給部30
から第2金属線58、コンタクトポイント61b、及び
第2ポリシリコン電極52を介してφ2相の駆動電圧が
印加される。一方、垂直読み出し用CCD37のエレメ
ント37aには、電圧供給部30から第3金属線59、
コンタクトポイント61c、及び第3ポリシリコン電極
53を介してφ1相の駆動電圧が印加される。また、垂
直読み出し用CCD37のエレメント37aには、電圧
供給部30から第2金属線58、コンタクトポイント6
1bを介してφ2相の駆動電圧が供給される。
【0053】上記記録用CCD36及び垂直読み出し用
CCD37に対して印加される駆動電圧により図8
(B)に示すように電荷信号が移送される。詳細には、
図3においてエレメント36aに付した番号「5」〜
「21」及び矢印F1で示すように、フォトダイオード
33で発生した電荷信号は、記録用CCD36により垂
直読み出し用CCD37との合流点に向けて移送され
る。また、図3においてエレメント37aに付した番号
「1」〜「4」及び矢印F2で示すように、垂直読み出
し用CCD37に移送された電荷信号は列方向(垂直方
向)に移送される。垂直読み出し用CCD37により移
送される電荷信号は、下流側の合流点、すなわち図3に
おい番号「4」が付されたエレメント37aに到達する
前に、番号「1」が付されたエレメント37aからドレ
ーンゲート45を経てドレーン43に排出される。
【0054】以上の動作により、図3において番号
「1」〜「21」示すように、記録用CCD36及び垂
直読み出し用CCD37のエレメント36a,37aに
多数の最新の電荷信号が更新されつつ記録される。ま
た、ドレーンゲート45から電荷信号が排出されるの
で、一つのフォトダイオード33で発生した電荷信号が
列方向に隣接する他のフォトダイオード33が発生した
電荷信号と混合されない。
【0055】トリガー信号発生部100からタイミング
コントローラ29にトリガー信号が入力されると、上記
駆動電圧の印加停止によって連続上書き撮影が終了し、
外部シャッター22が閉じられる。
【0056】次に、連続上書き撮影停止後の電荷信号の
読み出しを説明する。ドレーンゲート45には遮光層4
6を介してドレーンゲート45を閉鎖するための制御電
圧(例えば0V)が印加される。また、電荷信号の読み
出しは、垂直読み出し用CCD37から水平読み出し用
CCD39へ電荷信号を移送する第1処理と、記録用C
CD36から垂直読み出し用CCD37へ電荷信号を移
送する第2処理とを繰り返すことにより実行される。
【0057】第1処理では、記録用CCD36では電荷
信号の移送は行われず、垂直読み出し用CCD37のみ
で電荷信号の移送を行う。具体的には、記録用CCD3
6にφ1相の駆動電圧を供給するための第1金属線57
に供給する電圧を一定とする一方、記録用CCD36及
び垂直読み出し用CCD37にφ2相の駆動電圧を供給
するための第2金属線58と、垂直読み出し用CCD3
7にφ1相の駆動電圧を供給するための第3金属線59
にのみ2レベルの駆動電圧を印加する。その結果、記録
用CCD36では、図9(B),(C)に示すように電
荷信号は移送されることなく、蓄積されているエレメン
ト36aに留まる。一方、垂直読み出し用CCD37で
は、図8(B),(C)及び図3において矢印F2で示
すように、電荷信号は列方向(鉛直方向)に移送され
る。水平読み出し用CCD39に移送された電荷信号
は、増幅器41、読み出し線24及びA/Dコンバータ
25を介してバッファメモリー26に送られる。垂直読
み出し用CCD37のエレメント37aに蓄積されたす
べての電荷信号が水平読み出し用CCD39に移送され
ると、1回の第1処理が終了して第2処理が実行され
る。
【0058】第2処理では、記録用CCD36と垂直読
み出し用CCD37の両方で電荷信号の移送が実行され
る。具体的には、記録用CCD36にφ1相の駆動電圧
を供給するための第1金属線57、記録用CCD36及
び垂直読み出し用CCD37にφ2相の駆動電圧を供給
するための第2金属線58、及び垂直読み出し用CCD
37にφ1相の駆動電圧を供給するための第3金属線5
9のすべてに2レベルの駆動電圧を印加する。その結
果、記録用CCD36及び垂直読み出し用CCD37の
両方において、図8(B),(C)及び図3において矢
印F1,F2で示すように電荷信号が移送される。その
結果、垂直読み出し用CCD37のエレメント37aの
うち、図3において番号「1」〜「4」を付したエレメ
ント37aに対して記録用CCD36から電荷信号が供
給される。垂直読み出し用CCD37のすべのエレメン
ト37aに電荷信号が蓄積されたとき、すなわち図3に
おいて番号「1」〜「4」を付したエレメント37aに
電荷信号が蓄積されると、1回の第2処理が終了し、再
び第1処理が実行される。上記第1処理と第2処理の繰
り返しにより、記録用CCD36、垂直読み出し用CC
D37、及び水平読み出し用CCD39からすべての電
荷信号が素子外に移送されると、読み出しが終了する。
【0059】本実施形態の高速撮像素子32によりフレ
ームレートの向上、ノイズ低減、及び歩留の向上を図る
ことができる。
【0060】フレームレートの向上について説明する。
まず、本実施形態の高速撮像素子32では、図3及び図
10(A)において矢印F1,F2で示すように、垂直
読み出し用CCD37に対する記録用CCD36の合流
点において、記録用CCD36の電荷信号の移送方向
と、垂直読み出し用CCDの電荷信号の移送方向が同一
である。そのため、記録用CCD36及び垂直読み出し
用CCDに駆動電圧に供給に必要な金属線の本数を低減
することができる。例えば、図10(B)において矢印
F1’,F2’で示すように、合流点において記録用C
CD36’の電荷信号の移送方向と、垂直読み出し用C
CD37の電荷信号の移送方向が直交する場合には、電
荷信号の移送方向を転換するために2種類の金属線が必
要となり、受光面上に無駄な空間が生じる。また、図1
0(C)に示すように、記録用CCD36’’から他の
記録用CCD36’’へ順次電荷信号を移送する構成と
した場合も、矢印F1’’,F2’’で示すように電荷
信号の移送方向を転換するために2種類の金属線が必要
となる。これに対して、本実施形態は合流点における電
荷信号の移送方向が1種類であるので、移送方向転換の
ために余分に金属線を設ける必要がない。この点で本実
施形態の高速撮像素子32では、金属線の本数を低減す
ることができる。
【0061】また、上記のようにドレーンゲート45に
遮光層46を介して制御電圧を供給しているため、制御
電圧を供給するための金属線を別途設ける必要がない。
この点でも本実施形態の高速撮像素子32では、金属線
の本数を低減することができる。
【0062】さらに、記録用CCD36のエレメント3
6aへのφ2相の駆動電圧の供給と、垂直読み出し用C
CD37のエレメント37aへのφ2相の駆動電圧の供
給を同一の金属線、すなわち第2金属線58により行っ
ている。この記録用CCD36と垂直読み出し用CCD
37の駆動電圧供給用金属線の共用によっても金属線の
本数が低減される。
【0063】以上のような金属線の本数低減により、駆
動電圧供給用の第1から第3金属線57,58,59間
の距離が縮小し、記録用CCD36及び垂直読み出し用
CCD37における駆動電圧転送の時間遅れを低減する
ことができる。その結果、フレームレートが向上する。
【0064】また、本実施形態の高速撮像素子32で
は、記録用CCD36を、2相の駆動電圧で駆動するた
め、この点でもフレームレートが向上する。すなわち、
3相以上の駆動電圧であれば、3〜8ステップの電圧変
化で電荷信号が1個のエレメントから次のエレメントに
移送されるが、2相の駆動電圧であれば、図8において
ステップS0〜S2に示すように、2ステップの電圧変
化で電荷信号が1個のエレメントから次のエレメントに
移送される。そのため、電荷信号の移送速度が増加し、
フレームレートが向上する。
【0065】具体的には、上記本実施形態の特徴を具備
することにより、100万枚/秒のオーダーのフレーム
レートが実現可能となる。
【0066】次に、ノイズ低減及び歩留の向上について
説明する。まず、フォトダイオード33ないしは画素3
4の列に対して1本ずつ設けられた垂直読み出し用CC
D37に、対応する列を構成するフォトダイオード33
に接続された記録用CCD36が合流している。この配
置により、図7に示すように列方向に隣接するフォトダ
イオード間の狭い隙間148を記録用CCD36が通過
しない。よって、記録用CCD36により電荷信号が移
送される際に発生するノイズを低減することができる。
また、撮影終了後は垂直読み出し用CCD37によりノ
イズを発生することなく電荷信号を素子外に読み出すこ
とができる。
【0067】さらに、上記のように金属線は第1から第
3金属線57〜59の3種類のみであり、金属線の種類
の数が少ない。この点でも金属線の本数が低減されるた
め、ノイズを低減することができる。
【0068】さらに、上記のように金属線の種類ないし
は本数が低減されるため、金属層の層数が低減される。
具体的には、金属層の層数は第1から第3金属線57〜
59を配線するための一層に遮光層46を加えた合計2
層である。この金属層の層数低減によっても、ノイズが
低減する。
【0069】以上のようにノイズが低減されることによ
り、歩留が向上する。
【0070】本発明は、上記実施形態に限定されず種々
の変形が可能である。例えば、フォトダイオードに代え
て、感光部表層が透明電極で覆われたフォトゲート等の
他の光電変換手段を使用することができる。また、電荷
信号変換部は、紫外線、赤外線、X線及びガンマ線を含
む電磁波、あるいは中性子流及びイオン流を含む粒子流
である入射線に応じて電荷信号を発生するものであって
もよい。
【0071】2個から4個程度の水平読み出しCCDを
設け、並列読み出し構造としてもよい。
【0072】ドレーンゲートから基板を経て不要な電荷
信号を排出してもよい。
【0073】金属層の層数が遮光層を含めて3層以上の
場合にも本発明を適用することができる。
【0074】また、上記実施形態は2相駆動であるが、
駆動電圧が3相以上の場合にも本発明を適用することが
できる。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の高速撮像素子は、各電荷信号変換部に対して1本ずつ
設けられた電荷信号蓄積部と、各電荷信号変換部の列に
対して1本ずつ設けられ、電荷信号蓄積部から移送され
た電荷信号を受光面外に移送する電荷信号輸送部とを備
えている。よって、列方向に隣接する電荷信号変換部間
の領域を電荷信号蓄積部が通過しないため、電荷信号蓄
積部により電荷信号が移送される際に発生するノイズを
低減することができる。また、撮影終了後は電荷信号輸
送部によりノイズを発生することなく電荷信号を素子外
に読み出すことができる。
【0076】また、電荷信号輸送部に対する上記電荷信
号蓄積部の合流点において、電荷信号蓄積部の電荷の移
送方向と、電荷信号輸送部における電荷の移送方向とを
略同一とした場合、電荷信号輸送部に対する電荷信号蓄
積部の合流点において電荷信号を異なる2方向に移送す
る必要がない。そのため、電荷結合素子に駆動電圧に供
給するための金属線の本数を低減して、同一種類の金属
線間の距離を短縮することができる。この金属線間の距
離短縮により、駆動電圧の転送の時間遅れを低減してフ
レームレートを向上することができる。また、金属線の
本数低減によりノイズを低減することができる。さら
に、金属線の本数低減により金属層の層数を低減するこ
とができる。この金属層の層数の低減により歩留が向上
する。
【0077】さらに、被覆層を介して電荷信号排出部に
制御電圧が供給した場合には、制御電圧を供給するため
の金属線を設ける必要がなく、金属線の本数を低減する
ことができる。そのため、同一種類の金属線間の距離短
縮により、駆動電圧の転送の時間遅れを低減し、フレー
ムレートを向上することができる。また、金属線の本数
低減によりノイズを低減することができる。さらに、金
属線の本数低減により金属層の層数を低減することがで
きる。この金属層の層数の低減によりノイズが低減さ
れ、歩留が向上する。
【0078】以上の特徴を有する本発明により100万
枚/秒を大きく上回るフレームレートでの高速撮影が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高速撮像素子を備える高速撮影装置
を示す概略構成図である。
【図2】 高速撮像素子の受光面を示す部分正面図であ
る。
【図3】 フォトダイオード、記録用CCD、及び垂直
読み出し用CCDを示す部分拡大図である。
【図4】 基板(最下層)を示す部分拡大正面図であ
る。
【図5】 ポリシリコン層を示す部分拡大正面図であ
る。
【図6】 金属層を示す部分拡大正面図である。
【図7】 遮光層(最上層)を示す部分拡大正面図であ
る。
【図8】 連続上書きを説明するための図であり、
(A)CCD電荷転送路を示す概略図、(B)は位置と
電位の関係を示す線図、(C)は駆動電圧の波形図であ
る。
【図9】 読み出し動作を説明するための図であり、
(A)はCCD電荷転送路を示す概略図、(B)は位置
と電位の関係を示す線図、(C)は駆動電圧の波形図で
ある。
【図10】 (A)は本発明における電荷信号の移送示
す概略図、(B)及び(C)は電荷信号の移送の他の例
を示す概略図である。
【図11】 従来の斜行CCD型撮像素子の原理を説明
するための概略図である。
【図12】 斜行のCCD型撮像素子を示す概略図であ
る。
【図13】 従来の斜行CCD型撮像素子の構造を示す
概略図である。
【図14】 (A)は3レベル3相の駆動電圧で駆動さ
れるCCD電荷転送路を示す概略図、(B)は位置と電
位の関係を示す線図、(C)は駆動電圧の波形図であ
る。
【図15】 (A)は2レベル3相の駆動電圧で駆動さ
れるCCD電荷転送路を示す概略図、(B)は位置と電
位の関係を示す線図、(C)は駆動電圧の波形図であ
る。
【図16】 (A)は2レベル4相の駆動電圧で駆動さ
れるCCD電荷転送路を示す概略図、(B)は位置と電
位の関係を示す線図、(C)は駆動電圧の波形図であ
る。
【図17】 (A)は2レベル2相の駆動電圧で駆動さ
れるCCD電荷転送路を示す概略図、(B)は位置と電
位の関係を示す線図、(C)は駆動電圧の波形図であ
る。
【図18】 (A)は2レベル1相の駆動電圧で駆動さ
れるCCD電荷転送路を示す概略図、(B)は位置と電
位の関係を示す線図、(C)は駆動電圧の波形図であ
る。
【図19】 駆動電極と駆動電圧供給用の電線を示す概
略構成図であり、(A)は1相の場合、(B)は2相の
場合、(C),(D)(E)は3相の場合である。
【符号の説明】
31 高速撮像素子 32 受光面 33 フォトダイオード 34 画素 36 記録用CCD 36a エレメント 37 垂直読み出し用CCD 37a エレメント 38 インプットゲート 39 水平読み出し用CCD 41 増幅器 42 メモリ領域 43 ドレーン 44 ドレーン線 45 ドレーンゲート 46 遮光層 46a 窓部 47a N領域 47b N領域 48 チャネルストップ 51,52,53 ポリシリコン電極 54 隙間 57,58,59 金属線 61a,61b,61c,61d

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定間隔の行及び一定間隔の列を構成
    し、かつ、行方向と列方向が互いに直交するように受光
    面上に配置され、それぞれ入射線の強度に応じた電荷信
    号を発生する複数の電荷信号変換部と、 各電荷信号変換部に対して1本ずつ設けられ、一端が対
    応する電荷信号蓄積部に対して接続され、列方向に隣接
    する電荷信号変換部を結ぶ線に対して傾斜して線状に延
    び、上記対応する電荷信号蓄積部で発生した電荷信号を
    一端から他端に向けて移送する複数の電荷信号蓄積部
    と、 各電荷信号変換部の列に対して1本ずつ設けられ、対応
    する列を構成する電荷信号変換部に一端が接続されてい
    る電荷信号蓄積部の他端が合流し、これらの電荷信号蓄
    積部から移送された電荷信号を受光面外に移送する、複
    数の電荷信号輸送部とを備える、高速撮像素子。
  2. 【請求項2】 上記電荷信号輸送部は、上記電荷信号変
    換部の列方向に延びる請求項1に記載の高速撮像素子。
  3. 【請求項3】 上記電荷信号輸送部に対する上記電荷信
    号蓄積部の合流点において、上記電荷信号蓄積部の電荷
    の移送方向と、上記電荷信号輸送部における電荷の移送
    方向とが略同一である、請求項1に記載の高速撮像素
    子。
  4. 【請求項4】 上記電荷信号蓄積部は第1の電荷結合素
    子からなり、 上記電荷信号輸送部は第2の電荷結合素子からなり、 上記第1の電荷結合素子に駆動電圧を供給する少なくと
    も2種類の複数の電極と、上記第2の電荷結合素子に駆
    動電圧を供給する少なくとも2種類の複数の電極とを備
    え、 上記第2の電荷結合素子に駆動電圧を供給する電極のう
    ち少なくとも1種類の電極は、上記第1の電荷結合素子
    に駆動電圧を供給する電極うち少なくとも1種類の電極
    と同一の電極である、請求項3に記載の高速撮像素子。
  5. 【請求項5】 それぞれ個々の電荷信号変換部に対応す
    る複数の窓部が設けられ、各窓部は上記電荷信号変換部
    へ入射線を透過させ、窓部以外の部分は入射線を遮断す
    る遮光層と、 各電荷信号蓄積部に対応して1個ずつ設けられ、対応す
    る電荷信号蓄積部により移送される電荷信号を素子外に
    排出するための複数の電荷信号排出制御部と、 上記遮光層を介して上記複数の電荷信号排出制御部に対
    して制御電圧を供給する制御電圧供給部とをさらに備え
    る、請求項1に記載の高速撮像素子。
  6. 【請求項6】 上記電荷信号蓄積部は電荷結合素子から
    なり、 これらの電荷結合素子に駆動電圧を供給するための複数
    の金属線と、 これらの金属線を介して2相の駆動電圧を供給する駆動
    電圧供給部とをさらに備える、請求項1に記載の高速撮
    像素子。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の高速撮像素子を備える
    撮影装置。
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