JP2001343931A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JP2001343931A
JP2001343931A JP2001084408A JP2001084408A JP2001343931A JP 2001343931 A JP2001343931 A JP 2001343931A JP 2001084408 A JP2001084408 A JP 2001084408A JP 2001084408 A JP2001084408 A JP 2001084408A JP 2001343931 A JP2001343931 A JP 2001343931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
display device
transistor
voltage
tft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001084408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3374133B2 (ja
Inventor
Naoaki Furumiya
直明 古宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26588537&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2001343931(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001084408A priority Critical patent/JP3374133B2/ja
Publication of JP2001343931A publication Critical patent/JP2001343931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3374133B2 publication Critical patent/JP3374133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置のオフ時に、瞬間的にEL素子が多
大に発光してしまい、発光層の劣化を招くことを防止で
きる表示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 各画素に有機EL素子60と、これを制
御するTFT30,40とを備える表示装置において、
シーケンシャル回路350を設け、装置がオフした時に
有機EL素子60への電源電圧Pvddの供給を停止して
から、各有機EL素子60を制御するTFTを駆動する
ためのドライバ80,90への電源電圧Hvdd,Vvddの
供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子に供給す
る電流を制御する薄膜トランジスタ(Thin FilmTransis
tor:以下、「TFT」と称する。)を備えた表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロルミネッセンス(Elec
tro Luminescence:以下、「EL」と称する。)素子を
用いたEL表示装置が、CRTやLCDに代わる表示装
置として注目されている。
【0003】また、そのEL素子を駆動させるスイッチ
ング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transist
or:以下、「TFT」と称する。)を備えたEL表示装
置も研究開発されている。
【0004】図2に一般的なEL表示装置の等価回路図
を示す。
【0005】図2に示すように、EL表示パネルは絶縁
性基板10上に、走査信号を供給する垂直側ドライバ8
0に接続された複数の走査信号線81と、データ信号を
供給する水平側ドライバ90から出力されるサンプリン
グパルスのタイミングに応じてサンプリングトランジス
タSP1,・・・,SPk,SPk+1,・・・,SPn
がオンし、データ入力線92のデータ信号Sigが供給
される複数のデータ信号線91とが配置されている。ま
たそれらの両信号線81,91の交差部近傍には、それ
らの両信号線81,91に接続されたスイッチング用T
FT30と、そのスイッチング用TFT30に接続され
た素子駆動用TFT40と、この素子駆動用TFT40
に印加された電圧に応じて素子駆動電源線100から電
流を供給されて発光する有機EL素子60が配置されて
いる。
【0006】また、TFT30とTFT40の間には保
持容量70が設けられ、その一方の電極71はTFT3
0のソース11sに接続されており、他方の電極72は
各表示画素200において共通の電位が印加されてい
る。
【0007】また、水平側ドライバ90には、水平側ス
タートパルスSTH等のタイミング信号等が供給され、
また垂直側ドライバ80には垂直側スタートパルス等の
タイミング信号等が供給される。
【0008】更に、各ドライバ80,90には、それぞ
れのドライバを駆動させるための駆動電圧Hvdd,Vvdd
が供給される。この駆動電圧Hvdd,Vvddによって、各
ドライバを構成するシフトレジスタが駆動することにな
る。
【0009】ここで、スタート信号に基づいて、水平側
ドライバ90から順次サンプリングパルスが出力され、
このサンプリングパルスに応じてサンプリングトランジ
スタSPがオンしデータ入力線92のデータ信号Vdata
1がデータ信号線91に供給される。また、ゲート信号
がゲート信号線81から第1のTFT30のゲート13
に入力され、第1のTFT30がオンする。それによっ
てデータ信号がTFT30のソース11sに流れ、その
ときの電圧Vdata2が第2のTFT40のゲート43に
印加され、第2のTFT40はオンして、ゲート電圧V
data2に応じて、素子駆動電源線100から電流がEL
素子60に流れてEL素子60が発光する。
【0010】ここで、TFTをスイッチング用及び素子
駆動用として備えた有機EL表示装置について説明す
る。
【0011】図3はこの有機EL表示装置の表示画素付
近を示す平面図を示し、図4(a)に図3中のA−A線
に沿った断面図を示し、図4(b)に図3中のB−B線
に沿った断面図を示す。
【0012】図3に示すように、ゲート信号線81とデ
ータ信号線91とに囲まれた領域に表示画素が形成され
ている。両信号線の交差部付近にはスイッチング用の第
1のTFT30が備えられており、そのTFT30のソ
ース11sは後述の保持容量電極線54との間で容量を
なす容量電極55を兼ねるとともに、EL素子駆動用の
第2のTFT40のゲート43に接続されている。第2
のTFTのソース41sは有機EL素子60の陽極61
Rに接続され、他方のドレイン41dは有機EL素子6
0に供給される電流源である素子駆動電源線100に接
続されている。
【0013】また、TFTの付近には、ゲート信号線8
1と並行に保持容量電極線54が配置されている。この
保持容量電極線54はクロム等から成っており、ゲート
絶縁膜12を介してTFT30のソース11sと接続さ
れた容量電極55との間で電荷を蓄積して容量を成して
いる。この保持容量は、第2のTFT40のゲート電極
43に印加される電圧を保持するために設けられてい
る。
【0014】図4に示すように、有機EL表示装置は、
ガラスや合成樹脂などから成る基板又は導電性を有する
基板あるいは半導体基板等の基板10上に、TFT及び
有機EL素子を順に積層形成して成る。
【0015】まず、スイッチング用のTFTである第1
のTFT30について説明する。
【0016】図4(a)に示すように、石英ガラス、無
アルカリガラス等からなる絶縁性基板10上に、CVD
法等を用いて成膜した非晶質シリコン膜(a−Si膜)
にレーザ光を照射して多結晶化して、能動層である多結
晶シリコン膜(p−Si膜)11とする。そのp−Si
膜11上にゲート絶縁膜12が積層されている。そして
その上に、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)などの
高融点金属からなるゲート電極13を兼ねた走査信号線
81、保持容量線54及び素子駆動電源線100が形成
されている。
【0017】そして、ゲート絶縁膜12、ゲート電極1
3、素子駆動電源線100及び保持容量電極線54上の
全面には、SiO2膜、SiN膜及びSiO2膜の順に積
層された層間絶縁膜14が形成されており、能動層の第
1領域であるドレイン11dに対応して設けたコンタク
トホールにAl等の金属を充填したドレイン電極15が
設けられる。なお、データ信号線91がこのドレイン電
極15を兼用している。また、能動層の第2領域である
ソース11sもドレイン領域11dと同様に不純物イオ
ンを注入して形成されている。更に全面に有機樹脂から
成り表面を平坦にする平坦化絶縁膜16が形成されてい
る。
【0018】次に、有機EL素子の駆動用のTFTであ
る第2のTFT40について説明する。
【0019】図4(b)に示すように、石英ガラス、無
アルカリガラス等からなる絶縁性基板10上に、第1の
TFT30の能動層と同時に形成したp−Si膜からな
る能動層41、ゲート絶縁膜12及びCr、Moなどの
高融点金属からなるゲート電極43が順に形成されてお
り、能動層41には、チャネル41cと、このチャネル
41cの両側に能動層の第1領域であるドレイン41d
及び能動層の第2領域であるソース41sが設けられて
いる。そして、能動層41及びゲート絶縁膜12上の全
面に、SiO2膜、SiN膜及びSiO2膜の順に積層さ
れた層間絶縁膜14を形成し、ドレイン41dに対応し
て設けたコンタクトホールにAl等の金属を充填して駆
動電源Pvddに接続された素子駆動電源線100が配置
されている。更に全面に例えば有機樹脂から成り表面を
平坦にする平坦化絶縁膜16を備えている。そして、そ
の平坦化絶縁膜16のソース41sに対応した位置にコ
ンタクトホールが形成されており、このコンタクトホー
ルを介してソース41sとコンタクトしたITO(Indi
um Tin Oxide)から成る透明電極、即ち有機EL素子の
陽極61を平坦化絶縁膜16上に設けている。
【0020】有機EL素子60は、ITO等の透明電極
から成る陽極61、後述するような発光素子層66、マ
グネシウム・インジウム合金などからなる陰極67がこ
の順で積層形成されている。発光素子層66は例えば、
MTDATA(4,4,4-tris(3-methylphenylphenylamin
o)triphenylamine)などから成る第1ホール輸送層6
2、及びTPD(N,N-diphenyl-N,N-di(3-methylpheny
l) -1,1-biphenyl-4,4-diamine)などからなる第2ホー
ル輸送層63、キナクリドン(Quinacridone)誘導体を
含むBebq2(bis(10-hydr oxybenzo[h]quinolinato)
beryllium)などから成る発光層64及びBebq2など
から成る電子輸送層65からなる。なお、陽極61のエ
ッジと陰極67との短絡を防止するために絶縁膜68が
形成されている。有機EL素子60は一例として以上の
ような構成であり、この有機EL素子60が実質的に表
示画素(発光領域)を成している。
【0021】また有機EL素子は、陽極から注入された
ホールと、陰極から注入された電子とが発光層の内部で
再結合し、発光層を形成する有機分子を励起して励起子
が生じる。この励起子が放射失活する過程で発光層から
光が放たれ、この光が透明な陽極から透明絶縁基板を介
して外部へ放出されて発光する。
【0022】ここで、図2に示した各ドライバ80,9
0を駆動するための駆動電圧Hvdd,Vvdd、及び素子駆
動電源Pvddを発生させるための電源回路300につい
て説明する。
【0023】図5に、従来の電源回路のブロック図を示
す。
【0024】同図に示すように、電源回路300は、各
ドライバ80,90を駆動するための駆動電圧Hvdd,
Vvddを発生するドライバ駆動電圧発生回路320、及
び素子駆動電圧Pvddを発生する素子駆動電圧発生回路
330とから成っている。各駆動電圧発生回路320,
330は、DC/DCコンバータから成っており、電源
310の電圧、例えば15Vの電圧を12Vにする。
【0025】この各駆動電圧発生回路320,330の
電圧が、それぞれ両ドライバ80,90、及び素子駆動
電源線100に供給される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のEL
表示装置においては、この表示装置の使用を止めるため
に表示装置をオフにした際に、電源回路300について
は電源310及び回路320,330を停止するだけで
あり、素子駆動電圧Pvddよりも先に第2のTFT40
のゲートに印加される電圧Vdata2が下がると、第2の
TFT40による制御ができないのに、電源線100か
らEL素子60に瞬間的に多大な電流が流れてしまい、
有機EL素子60の発光層66の劣化を招いてしまうと
いう欠点があった。
【0027】そこで本発明は、上記の従来の欠点に鑑み
て為されたものであり、表示装置のオフ時に瞬間的にE
L素子が多大に発光してしまい、発光層の劣化を招くこ
とを防止できる表示装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、複
数のゲート信号線に走査信号を供給する垂直ドライバ
と、前記複数のゲート信号に交差した複数のドレイン信
号線にデータ信号を供給する水平ドライバと、該両信号
線の交差部近傍に該両信号線に接続したスイッチング素
子と、該スイッチング素子に接続された発光素子と、該
発光素子に電流を供給する素子駆動電源線とを備えた表
示装置であって、前記両ドライバを駆動する電圧の該両
ドライバへの供給を停止する前に、前記素子駆動電源線
への電圧の供給を停止するシーケンス回路を備えたもの
である。
【0029】また、上述の表示装置は、前記スイッチン
グ素子は、第1及び第2のスイッチング素子から成って
おり、該第1のスイッチング素子の能動層の第1領域は
前記データ信号線に、ゲートは前記走査信号線に、能動
層の第2領域は前記第2のスイッチング素子のゲートに
それぞれ接続されており、前記第2のスイッチング素子
の能動層の第1領域は前記素子駆動電源線に、能動層の
第2領域は前記発光素子の一方の電極に接続されている
表示装置である。
【0030】さらに、上述の表示装置は、前記シーケン
ス回路は、前記両ドライバを駆動する電圧の該両ドライ
バへの供給後に、前記素子駆動電源線への電圧を供給す
る表示装置である。
【0031】さらにまた、上述の表示装置は、前記シー
ケンス回路は、第1及び第2のトランジスタ、第1及び
第2の抵抗、及び前記第1のトランジスタと前記第2の
トランジスタとを接続した第3の抵抗を備え、前記第1
のトランジスタのエミッタは素子駆動電源発生回路に接
続された前記第1の抵抗に、ベースは電源に、コレクタ
はグランドに接続されており、前記第2のトランジスタ
のエミッタは前記両ドライバを駆動する駆動電源発生回
路に接続された前記第2の抵抗に、ベースは前記第1の
トランジスタのエミッタに接続された第3の抵抗及び一
方をグランドに接続した容量の他方に、コレクタはグラ
ンドに接続されている表示装置である。
【0032】また、上述の表示装置は、前記発光素子
は、エレクトロルミネッセンス素子である表示装置であ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の表示装置について以下に
説明する。なお、有機EL表示装置に本発明を採用した
場合について示すが、表示パネルは図2に示した回路構
成と同じであるので表示パネルについての説明は省略す
る。
【0034】図1に、本発明の表示装置の電源回路の回
路図を示す。
【0035】同図に示すように、電源回路300は、電
源310に接続され垂直ドライバ80及び水平ドライバ
90を駆動するための電圧を発生させるドライバ駆動電
圧発生回路322と、同じく電源310に接続され発光
素子を駆動させる素子駆動電圧発生回路332と、シー
ケンシャル回路350とを有する。
【0036】シーケンシャル回路350は、第1のトラ
ンジスタQ1及び第2のトランジスタQ2、並びに抵抗
R1,R2,R3及び容量C1から成っている。第1及
び第2のトランジスタQ1,Q2はいずれも本実施の形
態においてはPNPトランジスタで構成されている。
【0037】第1のトランジスタQ1は、そのエミッタ
が、素子駆動電源発生回路332に接続された第1の抵
抗R1に、ベースが電源310に、コレクタがグランド
に接続されている。
【0038】また、第2のトランジスタQ2は、そのエ
ミッタが、水平及び垂直ドライバを駆動するドライバ駆
動電圧発生回路322に接続された第2の抵抗R2に接
続されており、ベースは、第1のトランジスタQ1のエ
ミッタに第3の抵抗R3を介して接続され、またグラン
ドとの間に設けられた容量C1に接続されており、コレ
クタはグランドに接続されている。
【0039】表示装置をオンして電源から電圧を表示装
置に供給すると、図1の電源回路300から電圧Hvd
d,Vvddが図2において説明した両ドライバ80,90
に供給されて両ドライバ80,90が駆動状態になると
ともに、素子駆動電源線100に素子を駆動するための
電圧Pvddが印加された状態となる。例えば、電源31
0の電圧は20Vであり、そのときのドライバ駆動電圧
Hvdd,Vvddは15V、素子駆動電圧Pvddは12Vで
ある。
【0040】この駆動状態となった両ドライバ80,9
0には、スタートパルスSTH,STV等の表示を行う
のに必要な各信号が入力される。
【0041】そして、スタートパルスSTHに基づくサ
ンプリングパルスに応じてサンプリングトランジスタS
P1,・・・,SPk,SPk+1,・・・,SPnが順に
オンしデータ入力線92のデータ信号Vdata1が各デー
タ信号線91に供給される。また、スタートパルスST
Vに基づいてゲート信号がゲート信号線81から第1の
TFT30のゲート13に入力され、第1のTFT30
がオンする。それによってデータ信号がTFT30のソ
ース11sに流れ、そのときの電圧Vdata2が第2のT
FT40のゲート43に印加され、第2のTFT40の
ゲートがオンしその電圧Vdata2に応じて、素子駆動電
源線100の電流がEL素子60に流れてEL素子60
が発光する。
【0042】ここで、図1において表示装置をオンした
場合の電源回路300の動作について説明する。
【0043】装置をオンさせることにより、まず電源3
10がオンし、発生した電源電圧が素子駆動電圧発生回
路332、ドライバ駆動電圧発生回路322及び第1の
トランジスタQ1のベースに供給される。
【0044】素子駆動電圧発生回路332に電圧が供給
されると、素子駆動電圧Pvddが発生して、素子駆動電
源線100に供給される。
【0045】また、ドライバ駆動電圧発生回路322に
電圧が供給されると、ドライバ駆動電圧Hvdd,Vvddが
発生して、両ドライバ80,90に供給される。
【0046】上述のように、第1のトランジスタQ1は
PNPトランジスタであるので電源310がオンしても
オンしない。
【0047】従って、電源310がオンすると、素子駆
動電圧発生回路332から、素子駆動電圧Pvddが素子
駆動電源線100に供給されるとともに、ドライバ駆動
電圧発生回路322が、ドライバ駆動電圧Hvdd,Vvdd
を発生して、両ドライバ80,90に供給される。
【0048】次に、図1において、表示装置をオフした
場合の電源回路300の動作について説明する。
【0049】装置のオフにより、まず電源310がオフ
されると、素子駆動電圧発生回路332、ドライバ駆動
電圧発生回路322がオフする。
【0050】電源310がオフすると、第1のトランジ
スタQ1のベースが「ロウ(Low)」電圧になるため、第
1のトランジスタQ1はオンする。すると、素子駆動電
源線100に印加されていた素子駆動電圧Pvddに応じ
た電流は、第1の抵抗R1及び第1のトランジスタQ1
のエミッタ−コレクタ間を介してグランドに流れ出る。
このとき、第1の抵抗R1及び容量C2によって決まる
時定数の調整によりトランジスタQ1の動作後、素子駆
動電源電圧Pvddが低下するタイミングを所望のタイミ
ングに制御する。
【0051】また、電源310がオフされることによ
り、第1のトランジスタQ1がオンすることでこのトラ
ンジスタQ1のエミッタ電位が低下し、このエミッタに
接続された第3の抵抗R3を介して接続された第2のト
ランジスタQ2のベースには、「Low」電位が印加され
ることになるため、第2のトランジスタQ2はオンす
る。それによって、両ドライバ80,90にドライバ駆
動電圧Hvdd、Vvddを供給する電源ライから第2の抵抗
R2及び第2のトランジスタQ2のエミッタからコレク
タを介してグランドに電流が流れる。このとき、第2の
抵抗R2及び容量C3によって決まる時定数の調整によ
り、トランジスタQ2の動作後、ドライバ駆動電圧Hvd
d、Vvddが低下するタイミングを所望のタイミングに制
御する。
【0052】このように、電源310をオフした場合に
は、まず第1のトランジスタQ1がオンし、その後に第
2のトランジスタQ2がオンすることになる。即ち、ま
ず、第1のトランジスタQ1がオンすることにより素子
駆動電源線100に印加された電荷が第1のトランジス
タQ1を介してグランドに流れる。第1のトランジスタ
Q1がオンした後に、第3の抵抗R3、容量C1等に応
じて決まる期間が経過すると第2のトランジスタQ2が
オンすることにより両ドライバ80,90に印加された
電荷が第2のトランジスタQ2を介してグランドに流れ
る。
【0053】このように、まず素子駆動電圧Pvddの供
給が停止し、その後にドライバ駆動電圧Hvdd,Vvddの
供給が停止される。従って、第2のTFT40のゲート
43への電圧印加の停止前に、素子駆動電源線100へ
の電圧の供給を停止することができる。
【0054】以上のように、上述の有機EL素子60を
有する表示装置において、本実施の形態では、装置のオ
フ時にはまずこの有機EL素子60に第2TFT40を
介して電流を供給する素子駆動電源電圧Pvddがオフ制
御される。従って、第2のTFT40がオン状態で、先
に各有機EL素子60に流れる電流が停止し、その後ド
ライバ電源がオフされることにより第1のTFT30及
び第2のTFT40がオフされる。
【0055】このような順番で表示装置をオフすること
により、装置のオフ時に有機EL素子60,特に発光素
子層66への多大な電流が流れることを防止できるた
め、発光素子層66ひいては有機EL素子60の劣化を
防止することができる。
【0056】なお、以上の説明において、装置のオン時
には、ドライバへの電源電圧Hvdd,Vvddの供給開始タ
イミングと、素子駆動電源線への電源電圧Pvddの供給
開始タイミングについては、ほぼ同時であるものとして
いる。しかし、本発明はこれに限定されるものではな
く、シーケンス回路350はドライバの電源電圧を供給
してから、素子駆動電源線へ電源電圧Pvddを供給して
も良い。
【0057】
【発明の効果】本発明の表示装置によれば、表示装置を
オフした際に、発光素子に瞬間的に多大な電流が流れて
しまい、発光素子の劣化を招くことを防止できる表示装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の駆動回路図である。
【図2】一般的なEL表示装置の回路図である。
【図3】一般的なEL表示装置の表示画素近傍の平面図
である。
【図4】図3のA−A線及びB−B線に沿ったEL表示
装置の断面図である。
【図5】従来の表示装置の駆動回路図である。
【符号の説明】
10 絶縁性基板 11s 第1のTFTのソース 11d 第1のTFTのドレイン 13 第1のTFTのゲート 30 第1のTFT 40 第2のTFT 41s 第2のTFTのソース 41d 第2のTFTのドレイン 43 第2のTFTのゲート 60 EL素子 61 陽極 62 陰極 66 発光素子層 80 ゲートドライバ 81 ゲート信号線 90 ドレインドライバ 91 データ信号線 92 データ入力線 200 表示画素 300 電源回路 322 ドライバ駆動電圧発生回路 332 素子駆動電圧発生回路 350 シーケンス回路 Q1 第1のトランジスタ Q2 第2のトランジスタ R1 第1の抵抗 R2 第2の抵抗 R3 第3の抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のゲート信号線に走査信号を供給す
    る垂直ドライバと、前記複数のゲート信号に交差した複
    数のドレイン信号線にデータ信号を供給する水平ドライ
    バと、該両信号線の交差部近傍に該両信号線に接続した
    スイッチング素子と、該スイッチング素子に接続された
    発光素子と、該発光素子に電流を供給する素子駆動電源
    線とを備えた表示装置であって、前記両ドライバを駆動
    する電圧の該両ドライバへの供給を停止する前に、前記
    素子駆動電源線への電圧の供給を停止するシーケンス回
    路を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子は、第1及び第2
    のスイッチング素子から成っており、該第1のスイッチ
    ング素子の能動層の第1領域は前記データ信号線に、ゲ
    ートは前記走査信号線に、能動層の第2領域は前記第2
    のスイッチング素子のゲートにそれぞれ接続されてお
    り、前記第2のスイッチング素子の能動層の第1領域は
    前記素子駆動電源線に、能動層の第2領域は前記発光素
    子の一方の電極に接続されていることを特徴とする請求
    項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記シーケンス回路は、前記両ドライバ
    を駆動する電圧の該両ドライバへの供給後に、前記素子
    駆動電源線への電圧を供給することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記シーケンス回路は、第1及び第2の
    トランジスタ、第1及び第2の抵抗、及び前記第1のト
    ランジスタと前記第2のトランジスタとを接続した第3
    の抵抗を備え、前記第1のトランジスタのエミッタは素
    子駆動電源発生回路に接続された前記第1の抵抗に、ベ
    ースは電源に、コレクタはグランドに接続されており、
    前記第2のトランジスタのエミッタは前記両ドライバを
    駆動する駆動電源発生回路に接続された前記第2の抵抗
    に、ベースは前記第1のトランジスタのエミッタに接続
    された第3の抵抗及び一方をグランドに接続した容量の
    他方に、コレクタはグランドに接続されていることを特
    徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子は、エレクトロルミネッセ
    ンス素子であることを特徴とする請求項1乃至4のうち
    いずれか1項に記載の表示装置。
JP2001084408A 2000-03-28 2001-03-23 表示装置 Expired - Lifetime JP3374133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001084408A JP3374133B2 (ja) 2000-03-28 2001-03-23 表示装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-88213 2000-03-28
JP2000088213 2000-03-28
JP2001084408A JP3374133B2 (ja) 2000-03-28 2001-03-23 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001343931A true JP2001343931A (ja) 2001-12-14
JP3374133B2 JP3374133B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=26588537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001084408A Expired - Lifetime JP3374133B2 (ja) 2000-03-28 2001-03-23 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3374133B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004144856A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 有機el表示装置、有機el表示方法、及び携帯端末機器
US9208717B2 (en) 2001-10-30 2015-12-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
CN107393472A (zh) * 2016-05-17 2017-11-24 三星显示有限公司 显示设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164795A (en) * 1981-04-02 1982-10-09 Nippon Telegraph & Telephone Display element driving circuit
JPS5984693U (ja) * 1982-11-29 1984-06-07 カシオ計算機株式会社 電子機器
JPS615662U (ja) * 1984-06-15 1986-01-14 株式会社東芝 サ−マルヘツドの保護回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164795A (en) * 1981-04-02 1982-10-09 Nippon Telegraph & Telephone Display element driving circuit
JPS5984693U (ja) * 1982-11-29 1984-06-07 カシオ計算機株式会社 電子機器
JPS615662U (ja) * 1984-06-15 1986-01-14 株式会社東芝 サ−マルヘツドの保護回路

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9208717B2 (en) 2001-10-30 2015-12-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US9830853B2 (en) 2001-10-30 2017-11-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US10891894B2 (en) 2001-10-30 2021-01-12 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US10991299B2 (en) 2001-10-30 2021-04-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
US11011108B2 (en) 2001-10-30 2021-05-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
JP2004144856A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 有機el表示装置、有機el表示方法、及び携帯端末機器
JP4634691B2 (ja) * 2002-10-22 2011-02-16 東芝モバイルディスプレイ株式会社 有機el表示装置、及び有機el表示方法
CN107393472A (zh) * 2016-05-17 2017-11-24 三星显示有限公司 显示设备
US11476319B2 (en) 2016-05-17 2022-10-18 Samsung Display Co., Ltd. Display device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3374133B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100420907B1 (ko) 표시 장치
US6501466B1 (en) Active matrix type display apparatus and drive circuit thereof
JP3610923B2 (ja) アクティブマトリクス型表示装置およびアクティブマトリクス型有機エレクトロルミネッセンス表示装置、並びにそれらの駆動方法
JP4170384B2 (ja) 自発光型表示装置
JP4990538B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法
US6864637B2 (en) Organic electro luminescence device and method for driving the same
JP5356283B2 (ja) 画像表示装置の駆動方法
US8760374B2 (en) Display device having a light emitting element
US8581805B2 (en) Display device and driving method thereof
KR100527029B1 (ko) 일렉트로 루미네센스 표시 장치
JP3861996B2 (ja) エレクトロ・ルミネッセンス・パネル
US20090027312A1 (en) Organic light emitting display
KR20070111634A (ko) 유기전계발광표시장치의 화소 회로
JP2007323040A (ja) 有機発光ダイオード表示素子と、その駆動方法
JP2011090323A (ja) 発光装置の駆動方法
KR101137849B1 (ko) 발광 표시장치
JP6043507B2 (ja) 画素およびこれを用いた有機電界発光表示装置
JP3374133B2 (ja) 表示装置
JP2003280576A (ja) アクティブマトリクス型有機el表示装置
JP2002108251A (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2002299049A (ja) 有機エレクトロルミネセンスユニット
JP2004341349A (ja) アクティブマトリックス型表示装置
US8194014B2 (en) Organic light emitting display device
KR101240658B1 (ko) 표시 장치 및 그 구동 방법
KR20060112992A (ko) 발광 표시장치의 화소 및 그의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3374133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term