JP2001343871A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001343871A
JP2001343871A JP2000162994A JP2000162994A JP2001343871A JP 2001343871 A JP2001343871 A JP 2001343871A JP 2000162994 A JP2000162994 A JP 2000162994A JP 2000162994 A JP2000162994 A JP 2000162994A JP 2001343871 A JP2001343871 A JP 2001343871A
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Tokihiko Ogura
時彦 小倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャムによるダウンタイムを低減することの
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 制御手段16により帯電手段3を制御し
て像担持体1の表面電位が一定値となるように帯電させ
ると共に、ポスト露光装置10を制御してポスト露光を
行うことによりトナー画像をシートに転写させる前に像
担持体1の表面電位を低下させるようにする。さらに、
制御手段16は帯電手段3及びポスト露光装置10を制
御して感光体1の表面電位を所望の値とした後、ポスト
露光を行い、更にポスト露光された像担持体1の領域を
再度一定条件で帯電させ、この直後の表面電位を測定す
ることにより、ポスト露光装置10の寿命を判断するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特にシートのジャムによるダウンタイムの発生を防
ぐようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子写真方式を用いた複写機、プ
リンタ等の画像形成装置においては、ネットワーク環境
に接続され、コンピュータからのドキュメントの出力装
置としてのみならず、複写機のリーダーから画像を読取
ってコンピュータに入力するなど、様々な使用のされ方
をしている。
【0003】ここで、このようなネットワーク環境下で
使用される画像形成装置の特徴としては多機能、高画
質、高速、高耐久、高信頼性等が上げられるが、特に信
頼性においてはダウンタイムをできるだけなくすことが
重要である。
【0004】ところで、図11は感光体ドラムとして高
耐久、高寿命という特徴を有するa−Siドラム(アモ
ルファスシリコンドラム)を用いた高速ディジタル画像
形成装置の画像形成部の構成を示す図である。
【0005】ここで、この画像形成部は、感光体ドラム
101、不図示のLEDアレーで構成される前露光装置
102、グリッド103aを有する一次帯電器103、
レーザを発光素子とする画像露光装置104、感光体ド
ラム表面電位を検知するための表面電位計105、正極
に帯電したトナーを感光体ドラム1の電位の低下した潜
像部に付着させる現像装置106、感光体ドラム上に形
成されたトナー画像に電荷を付与しトナーのシートであ
る転写材への転写性を補助するためのポスト帯電器10
7、感光体ドラム1の電位を下げ、転写材の感光体ドラ
ム1からの分離を補助するためのポスト露光装置10
8、転写帯電器109、分離帯電器110、クリーニン
グ装置111で構成される。
【0006】そして、このような構成の画像形成部を備
えた画像形成装置において、ダウンタイムを少なくする
よう従来、画像形成部を構成する感光体ドラム、帯電器
等の各モジュールは決められた出力枚数、動作時間でサ
ービスマンが部品を交換する、あるいは定期点検時にサ
ービスマンが出力画像をチェックし、交換すべき部品の
有無を判断し、必要ならば交換するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置において、最近のようにネット
ワーク環境下において使用されるようになると、ダウン
タイムはできる限り少なくしなければならず、このため
部品の寿命を早期に予測し、故障、性能低下が起きる前
に交換、もしくは修正する必要が生じてきている。
【0008】ところで、ダウンタイムを発生させる原因
の一つに転写材のジャムがあり、転写材のジャムが多発
することは生産性を極端に落とすことから、ジャムが多
発する状況になる前に、ジャムが生じる原因を予測し、
早期に対処しなければならない。
【0009】なお、このようなジャムの種類の一つとし
て転写材の感光体からの分離不良ジャムがあり、このよ
うな分離不良の原因の一つとしてポスト露光装置108
の光量低下が上げられる。ここで、ポスト露光装置10
8の光源には、一般的には小型で安価なLED発光素子
が使われるが、LEDは、図12に示すように動作時間
に応じて発光光量(強度)が低下していく特性がある。
【0010】そして、このようにポスト露光光量が低下
すると、感光体白地部(高電位部)における電位低下量
が不足し、この結果転写帯電器109で転写材に与えた
電荷を分離帯電器110で十分に除電しきれなくなり、
転写材は感光体から分離し難くなってジャムが発生して
しまう。
【0011】なお、発光光量の低下を補正する手段とし
ては、例えば表面電位計105により露光による白地部
電位の低下量を測定し、LED駆動電源を制御すること
が考えられるが、ポスト露光装置108のLEDと表面
電位計105までの位置が感光体ドラム101の外周の
半周以上離れているため、測定位置での電位が落ちすぎ
て精度良い測定が困難であった。また、光量ダウンを予
測して予め光量を高く設定すると白地部電位の低下量が
大きくなりトナーが潜像域外に飛び散ってしまい画質が
低下してしまうようになる。
【0012】したがって、一般にはポスト露光装置10
8は白地部電位を所定の電位まで下げるに十分な光量を
得る一定電圧で駆動せざるを得ず、この結果、径時変化
で光量が低下し、分離ジャムの発生頻度が多くなる時点
までLEDの寿命を予測することは困難であった。
【0013】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、ジャムによるダウンタイムを低減
することのできる画像形成装置を提供することを目的と
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面が均一に
帯電された像担持体を露光して静電潜像を形成した後、
前記静電潜像を現像して像担持体上にトナー画像を形成
し、前記トナー画像をシートに転写させるようにした画
像形成装置であって、前記像担持体を均一に帯電させる
帯電手段と、前記トナー画像をシートに転写させる前に
像担持体の表面電位を低下させるためのポスト露光を行
うポスト露光装置と、前記像担持体の表面電位が一定値
となるよう前記帯電手段を制御すると共に、前記ポスト
露光装置のポスト露光動作を制御する制御手段と、を備
え、前記制御手段は前記帯電手段及び前記ポスト露光装
置を制御して前記像担持体の表面電位を所望の値とした
後、ポスト露光を行い、更にポスト露光された像担持体
の領域を再度一定条件で帯電させ、この直後の表面電位
を測定して前記ポスト露光装置の寿命を判断するように
したことを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記像担持体の表面電位を
測定するための測定手段と、前記測定手段により測定さ
れた表面電位の値を記憶する記憶手段と、を備え、前記
制御手段は、前記記憶手段に記憶された表面電位の値に
基づいて前記ポスト露光装置の寿命を判断するようにし
たことを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記測定した表面電位のデ
ータを、一般公衆通信回線またはネットワーク経由でサ
ービス拠点に転送する手段を備えたことを特徴とするも
のである。
【0017】また本発明は、表面が均一に帯電された像
担持体を露光して静電潜像を形成した後、前記静電潜像
を現像して像担持体上にトナー画像を形成し、前記トナ
ー画像をシートに転写させるようにした画像形成装置で
あって、前記像担持体を均一に帯電させると共に放電電
極とグリッドとを有した帯電手段と、前記トナー画像を
シートに転写させる前に像担持体の表面電位を低下させ
るためのポスト露光を行うポスト露光装置と、前記像担
持体の表面電位が一定値となるよう前記帯電手段の放電
電極に供給される総電流を一定とした状態でグリッド電
位を制御すると共に、前記ポスト露光装置のポスト露光
動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は前
記帯電手段及び前記ポスト露光装置を制御してポスト露
光を行った後、前記感光体の表面電位を所望の値とし、
この時のグリッド電位を測定して前記ポスト露光装置の
寿命を判断するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0018】また本発明は、前記グリッド電位を測定す
るための測定手段と、前記測定手段により測定されたグ
リッド電位の値を記憶する記憶手段と、を備え、前記制
御手段は、前記記憶手段に記憶されたグリッド電位の値
に基づいて前記ポスト露光装置の寿命を判断するように
したことを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記測定したグリッド電位
のデータを、一般公衆通信回線またはネットワーク経由
でサービス拠点に転送する手段を備えたことを特徴とす
るものである。
【0020】また本発明は、前記ポスト露光装置はLE
Dアレーで構成され、波長は前記像担持体の残留電荷を
除去するための前露光装置と略同じであることを特徴と
するものである。
【0021】また本発明は、前記像担持体はアモルファ
スシリコン感光体であることを特徴とするものである。
【0022】また本発明のように、制御手段により帯電
手段を制御して像担持体の表面電位が一定値となるよう
に帯電させると共に、ポスト露光装置を制御してポスト
露光を行うことによりトナー画像をシートに転写させる
前に像担持体の表面電位を低下させるようにする。さら
に、制御手段は帯電手段及びポスト露光装置を制御して
感光体の表面電位を所望の値とした後、ポスト露光を行
い、更にポスト露光された像担持体の領域を再度一定条
件で帯電させ、この直後の表面電位を測定することによ
り、ポスト露光装置の寿命を判断するようにする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像形成装置に備えられた画像形成部の構成を示す図で
ある。なお、本実施の形態における画像形成装置は、レ
ーザのON/OFFにより2値画像を形成する複写機能
及びプリンタの機能を有するものである。
【0025】同図において、1は感光層にa−Si(ア
モルファスシリコン)を用いた直径108mmの像担持
体である感光体ドラムであり、この感光体ドラム1は不
図示のドラムモータにより回転駆動され、400mm/
sec〜600mm/secの周速で回転するようにな
っている。2は後述するようにトナー画像を転写材に転
写した後、感光体ドラム1に残留した残留電荷を除去す
るための波長略660nmのLED発光素子が64個一
列に配置されたLEDアレイを備えた前露光装置であ
る。
【0026】3は表面が酸化処理された直径略60μm
のタングステンワイヤにより構成される放電電極31
と、不図示の金属シールドと、それと電気的に結合され
ている金属ワイヤグリッド(以下、グリッドという)3
2とで構成される帯電手段である一次帯電装置、4は一
次帯電装置3の放電電極31に正極の直流高圧電圧を印
加するための放電電極用高圧電源、5は一次帯電装置3
のグリッド32及び金属シールドに高圧電圧を供給する
ためのグリッド用高圧電源である。
【0027】6は感光体ドラム1の表面電位を測定する
ための測定手段である表面電位計、7は表面電位計6か
らの出力信号をディジタル信号に変換し、その信号を後
述するCPU16に出力するドラム表面電位測定回路、
8は内部に不図示の6極のマグネットローラを配し、表
面が金属メッキ加工された直径略32mmの現像スリー
ブ8aに、平均粒径が6.5μm〜10μmの一成分磁
性ポジトナー(以下、トナーという)を担持させ、感光
体ドラム1の画像情報部分にトナーを飛着させる現像装
置である。
【0028】9は感光ドラム上のトナーに正電荷を付加
し、不図示の転写材にトナーを付着しやすくするための
ポスト帯電器で、周波数700〜2000Hz、振幅略
7〜9kVの高圧電源で駆動される。10は前露光装置
2と略同じ発光波長(660〜700nm)のLEDア
レーを有するポスト露光装置、11はポスト露光駆動電
源、12は転写材にトナーを転写するための転写帯電器
であり、不図示の電源から正極電圧が印加される。
【0029】なお、このポスト露光駆動電源11は、ポ
スト露光装置10の光量が図2に示すように感光体ドラ
ム1の転写帯電器12の位置(転写位置)での暗部電位
(Vdp)が略300V以下、同位置で暗部電位Vdp
とトナー層電位(Vt)との差電位(△V)が略80〜
160Vになるように設定されている。
【0030】13は感光体ドラム1から転写材を分離す
るための分離帯電器であり、この分離帯電器13の帯電
線13aには周波数700〜2000Hzの矩形波形を
有すると共に振幅9〜12kVppの電圧が印可され
る。14は残留したトナーを除去するためのクリーナ装
置である。
【0031】15はレーザを発光素子とする画像露光装
置、16は装置全体を制御し、また後述するグリッド電
圧値を演算処理する制御手段であるCPU、17は磁気
記憶装置あるいは、半導体メモリで構成されると共に、
後述するポスト露光LEDチェックシーケンスの際に測
定された感光体ドラム表面電位のデータを記憶するため
の記憶手段である記憶装置、18はコピー枚数の設定
や、入力画像のモード切り替え、給紙段の選択、コピー
スタートのON/OFF、後述する警告を表示するため
の操作パネルである。
【0032】次に、このように構成された画像形成装置
の動作について説明する。
【0033】画像モードが選択された後、操作パネル1
8に設けられた不図示のスタートボタンが押されると、
感光体ドラム1は不図示のモータにより矢印の方向に回
転を開始し、同時に前露光装置2が設定された光量にな
るように駆動され、感光体ドラム上を照射する。これに
より、感光体ドラム1に残留した残留電荷が除去され
る。
【0034】また、1次帯電装置3がスタートと同時、
もしくは一定時間後に動作を開始する。これにより、設
定されたグリッド電位がグリッド用高圧電源5によりグ
リッド32に供給され、また放電電極31に電流Ipが
流れるように放電電極用高圧電源4が駆動される。
【0035】さらに、画像形成装置に設けられた不図示
の画像入力装置が画像情報を取り込み、この画像情報を
画像露光装置15に送り、画像露光装置15は画像情報
がない部分がOFF、画像データ部分がONになるよう
にレーザ光を制御して感光体ドラム上に潜像を形成す
る。そして、このようにして感光体ドラム上に形成され
た静電潜像は、現像装置8により現像され、トナー画像
として顕像化される。なお、このトナー画像はポスト帯
電器9によって電荷が付与され、その後ポスト露光装置
10によって白地部電位が低減される。
【0036】この後、不図示の給紙カセットから転写材
が給送され、この転写材に顕像化されたトナー画像が転
写帯電器12により転写される。そして、このようにト
ナー画像が転写された後、転写材は分離帯電器13によ
り感光体ドラム1から分離され、この後、不図示の定着
装置に送られて加圧、加熱されることにより定着され、
画像形成装置本体外に排出される。なお、その間、感光
体ドラム1は、クリーナ装置14により残留トナーが清
掃され、前露光装置2により残留電荷が消去される。
【0037】ところで、CPU16は、本体の電源ON
直後、一定枚数終了後の最初のプリント動作開始時、あ
るいはプリント動作開始後一定時間経過後の少なくとも
いずれかのタイミングで潜像形成のための所望暗電位
(Vd)を設定する電位制御シーケンスを行い、現像位
置でのドラム表面電位(VD)を常に一定値、例えば4
00V±10Vに制御するようにしている。
【0038】次に、このような電位制御シーケンスにつ
いて説明する。
【0039】CPU16は、まず上記いずれかのタイミ
ングにおいて、感光体ドラム1を回転駆動させながら前
露光装置2により感光体ドラム1に所定の光量でLED
からの光を照射すると共に、一次帯電装置3の放電電極
31に供給する総電流Ipを一定(例えば1000μ
A)とする一方、ワイヤグリッド32に供給する電圧を
Vgl=500V、Vg2=600V、Vg3=700
Vに変化させ、それぞれのドラム電位Vdl、Vd2、
Vd3を表面電位計6により求める。そして、それらの
点から図3に示すVg−Vd直線(直線と近似)を推定
する。
【0040】次に、このようにして得られたVg−Vd
直線から、まずドラム表面電位(VD)に対応する目標
ドラム電位Vdtを得るVg0を決定する。ここで、V
dtは現像位置で400V±10Vとなるように感光体
ドラム1の暗減衰を考慮して決定する。次に、Vg−V
d直線の傾き係数αを求める。
【0041】そして、このようにVg−Vd直線の傾き
係数αを求めた後、あらためてVg0でのドラム電位を
測定し、Vdt±10V以内ならば制御を終了し、そう
でなければ、下式に示す補正式に則り、補正制御動作を
Vdt±10Vに収束するまで繰り返す。
【0042】Vg(i)=Vg(i−1)+α[Vdt
−Vd(i−1)] i=1,2,3,・・・ Vg(i):i回補正後のグリッド電位、 Vd(i):i回補正後のドラム電位、Vg(0)=V
g0 なお、データのサンプリングはドラム1回転につき1つ
のVg設定で、例えば一周6ポイント測定し、その平均
を求めるようにする。
【0043】ところで、本実施の形態において、ポスト
露光装置10のLEDの寿命を推測するため、このよう
に感光体ドラム1の表面電位が所望の値になるよう帯電
された後、ポスト露光装置10によりポスト露光を行
い、ポスト露光された領域を再度一定の帯電駆動条件で
一次帯電装置3を駆動し、その直後の表面電位を測定す
るようにしている。
【0044】次に、このようなポスト露光LEDの寿命
を推測するためのデータを収集するシーケンス(以下、
ポスト露光LEDチェックシーケンスという)について
説明する。なお、本実施の形態において、このポスト露
光LEDチェックシーケンスは、例えば電源ON直後で
不図示の定着装置の定着温度が所定温度以下の場合に行
う。
【0045】CPU16は、まず図4に示すように感光
体ドラム1の回転をスタートした後、前露光装置2、一
次帯電装置3、ポスト露光装置10を駆動し、感光体ド
ラム1に対し前露光、一次帯電及びポスト露光を行う。
なおこの時、一次帯電装置3の設定グリッド電位Vg及
び一次電流Ipは既述した電位制御シーケンスで求めら
れた値、即ち現像位置でVD=400V±10Vとなる
ような値とするようにしており、これにより感光体ドラ
ム1の表面電位が所望の値となる。
【0046】次に、このように感光体ドラム1の表面電
位を所望の値とした後、感光体ドラム1が2回転目にな
ると、ポスト露光によって電位が落ちた領域を再度、一
次帯電器3により1回転目の設定グリッド電位Vg及び
一次電流Ipで帯電させ、その部分の表面電位を表面電
位計6により測定し、その値(以下、VPMという)を
記録装置17に記憶する。なお、前露光はポスト露光の
照射した領域を再度照射しないようにするため、2回転
目の手前でOFFとする。
【0047】ここで、図5は前露光を受けてからのドラ
ム表面電位の時間変化を模式的に表わしたものである。
そして、この図から明らかなようにVPMは、ポスト露
光光量が径時変化等で減少するとVpは上昇するため、
ポスト露光光量が減少すると同じVg、Ipで再帯電さ
せてもVPMは上昇する。
【0048】一方、図6はポスト露光光量とポスト露光
後(前露光はなし)の再帯電時のドラム表面電位の関係
を表わした図であり、再帯電後の表面電位の変化をモニ
ターしていけばポスト露光装置10のLED寿命を予測
することが可能となる。
【0049】即ち、LEDの光量低下の限界、例えば初
期の光量に対して30%ダウン時の光量(Pth)に対
するドラム表面電位(VPMth)を予め求めておけ
ば、VPMの値の推移からVPMthになる時期を予測
でき、LEDが寿命となる前に対処することが可能にな
る。
【0050】なお、このVPMの値は環境条件、帯電不
良等によって図7に示す実線のようにばらつくため、本
実施の形態においては例えばN個のデータの平均値VP
MA(i)を求め、その値でLEDの寿命を推測するよ
うにしている。ここで、このNは、例えば数10〜数1
00であり、これに伴い記憶装置17の容量も少なくと
もN個のデータが保持できる容量が必要となる。
【0051】そして、このようにしてデータの平均値V
PMA(i)を求めた後、この平均値VPMA(i)と
予め設定された警告限界値Vsとを比較する。なお、警
告限界値Vsは予めLEDの寿命と判断される(分離ジ
ャムが頻発する)光量Pthに対応する表面電位VPM
thより小さい値とする。
【0052】ここで、この比較の結果、VPMA(i)
が警告限界値Vs以上になった場合、即ち図7に示すV
PMA(m)となった場合、LEDの寿命が近いと判断
し、CPU16は操作パネル18に警告表示する。そし
て、このような警告表示に基づき、サービスマン等がポ
スト露光装置10を交換するようにすれば、転写材の感
光体ドラム1からの分離不良によるジャムの発生を防ぐ
ことができる。
【0053】このように、感光体ドラム1の表面電位を
所望の値とした後、ポスト露光を行い、更にポスト露光
された感光体ドラム1の領域を再度一定条件で帯電さ
せ、この直後の表面電位を測定してポスト露光装置10
の寿命を判断することにより、ジャムによるダウンタイ
ムを低減することができる。
【0054】ところで、これまでの説明においては、V
PMを記憶装置17に蓄積した後、CPU16で平均化
処理及び警告限界値Vsとの比較処理が行われ、その結
果に応じて操作パネル上に警告表示させるようにした
が、本発明は、これに限らずホストコンピュータでLE
Dの寿命を予測させるようにしてもよい。
【0055】図8は、このように構成した本発明の第2
の実施の形態に係る画像形成装置とホストコンピュータ
との接続を示すブロック図である。なお、同図におい
て、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示してい
る。
【0056】同図において、50は画像形成部、22は
サービス拠点のホストコンピュータ、21はホストコン
ピュータ22とCPU16とを一般公衆通信回線または
ネットワーク経由でサービス拠点に転送する手段である
外部インターフェイス回路であり、本実施の形態におい
ては、CPU16はホストコンピュータ22に外部イン
ターフェイス回路21を介して逐次VPMの値を転送
し、拠点のホストコンピュータ22でLEDの寿命を予
測させるようにしている。
【0057】この場合、ホストコンピュータ内には例え
ば図6に示したようなLEDの動作時間、あるいはプリ
ント(コピー)枚数と光量低下の関係、及びその時のV
PMの関係が予めデータとして保有されている。そし
て、ホストコンピュータ22は専用の診断プログラムを
用いて寿命の時期を予測し、その計算結果を、例えばサ
ービスマンに通報したり、または操作パネル上に寿命時
期、もしくは寿命の警告を表示させるようにしてもよ
い。
【0058】ここで、このように構成することにより、
既述したように少なくともN個のデータが保持できる容
量が必要な記憶装置17が不要となり、画像形成装置を
小型化することができる。
【0059】また、これまでの説明では、ポスト露光の
光量低下を再帯電後の感光体ドラム1の表面電位の変化
に基づいて検知する場合について述べてきたが、本発明
はこれに限らず、一次電流一定で感光体ドラム1の表面
電位を一定値に制御した時のグリッド電位でも検知する
ことができる。
【0060】即ち、ポスト露光後、前露光無しで一次帯
電装置3を駆動し、感光体ドラム表面を一定電位に帯電
させた場合、ポスト光量が減少してVdpがアップする
と、同じ帯電電位になるように帯電制御を行った場合、
その時のグリッド電位Vgは低下する。これは同じ一定
一次電流で同じ表面電位を得ようとすると、ドラム方向
電流は少なくて済むため小さいグリッド電位で帯電させ
ることが可能になるからである。
【0061】したがって、表面電位の値VPMの代わり
に、グリッド電位Vgの値を用いてLEDの寿命を予測
するようにしてもよい。この場合、前露光装置は動作さ
せずに電位制御シーケンスを行い、最終的に不図示の測
定手段により求められたグリッド電位Vgの値を記憶装
置17に記憶させるようにする。
【0062】なお、図9はLEDの動作時間と、光量変
化と、グリッド電位Vgの関係を示す図であり、図10
は実際のグリッド電位Vgの変化を示すものである。こ
こで、図10において、VgthがLEDの寿命時のグ
リッド電位であり、前記実施の形態で説明した同様の手
法で予めVgthより小である警告限界値VsよりVg
のN個平均値VgAが小さくなった時点、即ち同図に示
すVgA(m)を検出することによりLEDの寿命を推
測することが可能である。
【0063】このように、ポスト露光を行った後、感光
体ドラム1の表面電位を所望の値とし、この時のグリッ
ド電位を測定してポスト露光装置10の寿命を判断する
ことにより、ジャムによるダウンタイムを低減すること
ができる。
【0064】ところで、これまでの説明おいては、感光
体ドラム1の表面電位VPM又はグリッド電位VgをN
個の平均化処理を行う場合について述べてきたが、スム
ージングの方法はこれに限らず例えば一定個数の中の最
大値もしくは最小値を代表値としてもよい。また、ポス
ト露光LEDチェックシーケンスは、電源ON時ではな
く、定期枚数毎に行うようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、像
担持体の表面電位を所望の値とした後、ポスト露光を行
い、更にポスト露光された像担持体の領域を再度一定条
件で帯電させ、この直後の表面電位を測定してポスト露
光装置の寿命を判断することにより、ジャムによるダウ
ンタイムを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
に備えられた画像形成部の構成を示す図。
【図2】上記画像形成部に設けられた感光体ドラムのポ
スト露光による表面電位変化を示す図。
【図3】上記画像形成部の電位制御シーケンスを説明す
るための図。
【図4】上記画像形成部のポスト露光LEDチェックシ
ーケンスを説明するためのタイムチャート。
【図5】上記ポスト露光LEDチェックシーケンスにお
ける感光体ドラム表面電位の変化を示す図。
【図6】上記画像形成部のポスト露光光量とポスト露光
後の再帯電時の感光体ドラム表面電位の関係を示す図。
【図7】上記ポスト露光LEDチェックシーケンスにお
ける表面電位測定回数と感光体ドラム表面電位の関係を
示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
とホストコンピュータとの接続を示すブロック図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
の動作時間とポスト露光光量、及びグリッド電位の関係
を示す図。
【図10】上記画像形成装置のポスト露光LEDチェッ
クシーケンスにおける測定回数とグリッド電位の関係を
示す図。
【図11】従来の画像形成装置に備えられた画像形成部
の構成を示す図。
【図12】上記従来の画像形成部のポスト露光動作時間
と光量の関係を示す図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 前露光装置 3 一次帯電装置 6 表面電位計 10 ポスト露光装置 16 CPU 17 記憶装置 21 外部インターフェイス回路 22 ホストコンピュータ 31 放電電極 32 ワイヤグリッド 50 画像形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H003 BB11 CC01 DD01 EE01 EE03 EE06 EE08 2H027 DA02 DA03 DA44 DE05 DE07 EA01 ED15 EJ08 EJ15 HA02 HA12 HB01 HB16 HB17 2H032 BA23 BA27 BA29 DA05 DA23 DA27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が均一に帯電された像担持体を露光
    して静電潜像を形成した後、前記静電潜像を現像して像
    担持体上にトナー画像を形成し、前記トナー画像をシー
    トに転写させるようにした画像形成装置であって、 前記像担持体を均一に帯電させる帯電手段と、 前記トナー画像をシートに転写させる前に像担持体の表
    面電位を低下させるためのポスト露光を行うポスト露光
    装置と、 前記像担持体の表面電位が一定値となるよう前記帯電手
    段を制御すると共に、前記ポスト露光装置のポスト露光
    動作を制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は前記帯電手段及び前記ポスト露光装置を
    制御して前記像担持体の表面電位を所望の値とした後、
    ポスト露光を行い、更にポスト露光された像担持体の領
    域を再度一定条件で帯電させ、この直後の表面電位を測
    定して前記ポスト露光装置の寿命を判断するようにした
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の表面電位を測定するため
    の測定手段と、 前記測定手段により測定された表面電位の値を記憶する
    記憶手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された表面電位の
    値に基づいて前記ポスト露光装置の寿命を判断するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記測定した表面電位のデータを、一般
    公衆通信回線またはネットワーク経由でサービス拠点に
    転送する手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 表面が均一に帯電された像担持体を露光
    して静電潜像を形成した後、前記静電潜像を現像して像
    担持体上にトナー画像を形成し、前記トナー画像をシー
    トに転写させるようにした画像形成装置であって、 前記像担持体を均一に帯電させると共に放電電極とグリ
    ッドとを有した帯電手段と、 前記トナー画像をシートに転写させる前に像担持体の表
    面電位を低下させるためのポスト露光を行うポスト露光
    装置と、 前記像担持体の表面電位が一定値となるよう前記帯電手
    段の放電電極に供給される総電流を一定とした状態でグ
    リッド電位を制御すると共に、前記ポスト露光装置のポ
    スト露光動作を制御する制御手段と、 を備え、 前記制御手段は前記帯電手段及び前記ポスト露光装置を
    制御してポスト露光を行った後、前記感光体の表面電位
    を所望の値とし、この時のグリッド電位を測定して前記
    ポスト露光装置の寿命を判断するようにしたことを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記グリッド電位を測定するための測定
    手段と、 前記測定手段により測定されたグリッド電位の値を記憶
    する記憶手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されたグリッド電
    位の値に基づいて前記ポスト露光装置の寿命を判断する
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記測定したグリッド電位のデータを、
    一般公衆通信回線またはネットワーク経由でサービス拠
    点に転送する手段を備えたことを特徴とする請求項4又
    は5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ポスト露光装置はLEDアレーで構
    成され、波長は前記像担持体の残留電荷を除去するため
    の前露光装置と略同じであることを特徴とする請求項
    1、2、4又は5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体はアモルファスシリコン感
    光体であることを特徴とする請求項1又は4記載の画像
    形成装置。
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